JP3047285B2 - 傘立て用錠 - Google Patents

傘立て用錠

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JP3047285B2
JP3047285B2 JP7132737A JP13273795A JP3047285B2 JP 3047285 B2 JP3047285 B2 JP 3047285B2 JP 7132737 A JP7132737 A JP 7132737A JP 13273795 A JP13273795 A JP 13273795A JP 3047285 B2 JP3047285 B2 JP 3047285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は傘立てに収容された傘
を、所定の位置に保管するため傘立てに取着して使用さ
れ傘立て用錠に関し、特に傘の収容されていない状態に
あって、これに差し込まれているキーが、いたずらによ
り抜き去られてしまうことを阻止しようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】既知の通り、一般の傘立て用錠は、傘立
てに固設されたケースに傘収納溝が凹設され、これに傘
を立装状態に収容した後、当該ケースに復帰スプリング
で開成状態に保持されている開閉レバーにつき、これを
閉動して当該傘の格納保管操作が終われば、開閉レバー
に付設の錠装置におけるキーを抜き取り、その後必要に
応じこのキーを錠装置に差し込んで解錠操作を行うこと
で、当該傘を傘立てから取り出し得るよう構成されてい
る。
【0003】従って、上記の傘立て用錠によるときは、
傘を格納しなくとも開閉レバーを閉動して閉鎖状態にす
れば、そのキーは抜き取れることから、いたずらにより
キーが持ち去られてしまうといったことが多発してい
る。
【0004】そこで、上記の欠陥を解消するため、既に
実開平6−32651号公報等によって、傘を格納しな
い限りキーを抜き取ることができないようにする発想の
傘立て用錠が提案されている。この種の発想によるもの
は、ケースに凹設した傘収納溝と、当該ケースに枢着し
た開閉レバーとにより傘を格納保管するため、このケー
スにキーロック可能なシリンダ錠をも具備させたもので
あるが、さらに、上記のケースには、その下方奥側な
ど、人目に付きにくい箇所にあって傘検知部を付設する
ようにしている。
【0005】上記のように構成することで、傘が格納さ
れることにより、上記傘検知部が押動されない限り、前
記シリンダ錠はキーロック状態を保持されたままとな
り、従って単に開閉レバーを閉鎖しただけでは、シリン
ダ錠のキーを抜き取ることができないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記提案の傘立て用錠
によるときは、確かに前記一般の傘立て用錠に比し、格
段に不本意なキーの抜き取りを防止し得るものとなる。
しかし、前記の傘検知部は人目に付きにくいものとなっ
てはいるものの、これに気付きさえすれば、傘検知部を
手押し操作や、傘以外のもので押し込むこともできるの
であるから、キー抜き取りを絶滅させるまでの期待は持
ち得ないこととなる。
【0007】本発明にあっては、上記の如き問題点に着
目し、ケースに押動可能な傘検知部を付設しようとする
のではなく、ケースの所定箇所に出没自在に枢着された
コイン用回動操作盤を設け、そのコイン収納凹所にコイ
ンを収納して、当該コイン用回動操作盤をケース内へ没
入させることで、ケースに設けたシリンダ錠前部を、キ
ーロック解除状態にすると共に、ケースに設けた傘収納
溝と開閉レバーとによって傘の格納保管状態が確保され
るようにするのである。そして、このとき抜き取ったキ
ーを差し込んで、シリンダ錠前部を解除操作すること
で、施錠を解くと共に、シリンダ錠前部をキーロック状
態となし、この際、前記コイン用回動操作盤が外出状態
に復帰して、当該コインの回収ができるように構成する
のである。
【0008】本発明は上記の如く傘立て用錠に、コイン
利用の投入の新規着想を適切に導入することで、コイン
を供与して、これをケース内に収納してしまわなけれ
ば、キーを抜き取ることができず、このコインを回収し
たければ、必ずキーにより解錠操作をしなければならな
いと共に、当該解錠操作をすれば、シリンダ錠前部のキ
ーはキーロック状態となって、キーの抜き取りが不能と
なるようにし、このことにより、キー抜き取りのいたず
らをしようとすれば、コイン(100円硬貨)の回収を
断念しなければならないようにすることで、この種の不
祥事を効果的に防止しようとしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、ケースには、その前面に縦装凹設された傘
収納溝と、縦向軸により前後方向へ横動自在であり、か
つ、開成用スプリングにより開成状態が保持されている
開閉レバーと、当該開閉レバーの開成状態でキーロック
状態であり、前記傘収納溝に縦装格納の傘が、上記開閉
レバーの閉成状態で保管されているときには、上記のキ
ーロック状態が解除されてキー抜取許容状態となるよう
装設されたシリンダ錠前部とを備えた錠前において、上
記のケースには、その切窓からコイン収納凹所が出没自
在にして、外出用スプリングにより外出状態が保持され
るよう回動自在に枢着されているコイン用回動操作盤
と、前記シリンダ錠前部に連結縦装のカムレバー部と、
復帰用スプリングにより押動されて、回動用スプリング
による回転力が付与されている上記カムレバー部の停止
腕部に係合している回動作動子とを具備し、このカムレ
バー部には、上記のコイン用回動操作盤のケース内に対
する没入操作により、そのコイン収納凹所におけるコイ
ンによって、上記復帰用スプリングの弾力に抗し回動作
動子が回動することで、前記の停止腕部と回動作動子と
の係合が離脱し、これによって前記回動用スプリングに
よりカムレバー部が回動した際、前記開閉レバーに設け
られた歯形部に、当該開閉レバーの前記開成用スプリン
グによる開成を阻止する逆止歯部の刻設された閉鎖保持
腕部と、前記押入済であるコイン用回転操作盤の内装係
当部に係合して、前記外出用スプリングによる外出復帰
を阻止する復動阻止腕部とを設け、前記シリンダ錠前部
には、キーの解錠回動操作によりカムレバー部を前記回
動用スプリングによる回転力に抗して回動させ、その停
止腕部を前記の回動作動に係合復帰させるロータと、こ
のロータが内嵌されてケースに固設されていると共に、
上記の解錠回動操作によりキーロック状態とするステー
タとが具備されていることを特徴とする傘立て用錠を提
供しようとしている。
【0010】
【作用】傘立てに取着された本発明の傘立て用錠は、平
常時にあってケースの傘収納溝に臨装枢着の開閉レバー
が、傘を傘収納溝内へ格納可能なるよう開成状態に保持
されていると共に、ケースに回動自在なるよう枢着のコ
イン用回動操作盤は、そのコイン収納凹所が外出状態と
なるよう、ケースの切窓から露呈されている。また、ケ
ースに固設されたシリンダ錠前部におけるロータの鍵穴
に差し込まれているキーは、この種シリンダ錠として既
知の通り、そのステイターとの関係でキーロック状態と
なっていることから、もちろん、キーを抜き取ることが
できず、従って、いたずらでキーが抜き去られることは
ない。
【0011】次に、傘を保管しようとする際には、これ
を上記の傘収納溝に格納するだけでなく、コイン収納凹
所に100円硬貨などの所定寸法をもったコインを収納
した後、当該コイン用回動操作盤を、ケース内へ向けて
外出用スプリングの弾力に抗し回動させることで、当該
コインがケースに枢着の回動作動子を、復帰用スプリン
グの押圧力に抗して回動させ、これにより、それまでこ
の回動作動子に係合されていたカムレバー部における停
止腕部の係止状態が解かれ、このため、回転用スプリン
グにより回転力を付与されている当該カムレバー部が、
その回動を許容されることになる。
【0012】この結果、回動されたカムレバー部の閉鎖
保持腕部における逆止歯部が、前記開閉レバーの基端側
部に弾接の状態となり、この際、傘収納溝に傘を縦向き
に格納した状態にあって、上記の開閉レバーを閉動させ
れば、この開閉レバーに基部側部に設けられている歯形
部に、上記の逆止歯部が係止され、このことで開閉レバ
ーは、その閉動状態にて開閉動を阻止されることにな
り、当該傘は傘収納溝と開閉レバーとにより格納保管の
状態となる。
【0013】しかも、上記カムレバー部の回動により、
その復動阻止腕部が、ケース内に没入されている当該コ
イン用回動操作盤の内装係当部に係当することとなるか
ら、コインの収納されているコイン用回動操作盤は、こ
れを外出状態にしようとしても、回動不能に保持され、
かつ、前記のシリンダ錠前部におけるロータは、当該カ
ムレバー部の回動と共に回動し、これにより既知の如く
そのステータに対する相対変位により、それまでのキー
ロック状態が解除され、従って、傘立ての利用者は当該
キーをローラから抜き取って保持することが可能とな
る。
【0014】このため、傘の利用者でなく、いたずらで
キーを抜き去ろうとする者があっても、100円硬貨の
回収を放棄しない限りキーの抜き取りを実現することは
できないことになる。次に、傘の利用者が傘立てから傘
を取り出すには、自己の保持するキーをシリンダ錠前部
のロータにおける鍵穴に差し込み、これを所定の方向に
回動させればよい。これにより、前記のカムレバー部が
前回の回動方向とは逆方向へ回動し、この際回動用スプ
リングには復原力が蓄勢されて、その停止腕部が所定位
置まで回動すると、前記の回動作動子が復帰用スプリン
グの弾力によって回動し、回動作動子が停止腕部に係合
し、カムレバー部は当該原位置に保持される。
【0015】従って、カムレバー部の閉鎖保持腕部にお
ける逆止歯部は、開閉レバーの歯形部から離れること
で、開閉レバーは開成用スプリングにより開成されて、
傘の取り出しが許容されると共に、コイン用回動操作盤
の内装係当部からカムレバー部の復動阻止腕部が離脱す
ることになる。この結果、外出用スプリングの弾力によ
りコイン用回動操作盤が回動復帰し、コイン収納凹所が
切窓からケース外に露呈するので、当該利用者はコイン
を回収して、傘立ての利用を完了することになる。もち
ろん、前記のキー操作によってシリンダ錠前部のロータ
が回動された際、当然前記のキーロック状態となるか
ら、コインを利用しない限りキーの抜き取りは不能とな
る。
【0016】
【実施例】本発明につき、図示の実施例によって、これ
を詳記すると図1により理解される通り、ケース1に
は、既知の如くその前面に傘収納溝1aが縦装凹設され
ると共に、この傘収納溝1aの側傍には、開閉レバー2
が縦向軸2aによって前後方向へ横動自在であり、か
つ、開成用スプリング2bにより所定の角度だけ開成
し、その開成状態が保持されるよう枢着されている。
【0017】ここで、上記の開閉レバー2における開成
用スプリング2bには、図示例の場合コイルスプリング
を用いており、その一端は開閉レバー2に、そして他端
はケース1に係止するようにし、その基部は円柱状に形
成されている。この基部の前記傘収納溝1aから離反す
る外周面にあって、所要複数個歯による歯形部2cが刻
設されており、当該基部から前面側に凸曲している自由
端部2dは、開閉レバー2を閉動した際、鎖線で示され
ているように、これと傘収納溝1aとの間に収納した傘
を、格納保管できる長さに延出されている。
【0018】さらに、これまた従来例でも設けられてい
るシリンダ錠前部3が、ケースの後側中央にあって縦設
されており、図1(A)にあって示されている3aは鍵
穴3bをもったシリンダ錠におけるロータを示してお
り、図2によって理解される通り、このシリンダ錠前部
3は、当該ロータ3aと、これが図2に示すキーKによ
り回動自在なるよう内嵌され、かつ、ケース1に対して
固定されることになるステータ3cとからなっている。
【0019】図2の実施例にあっては、ケース1が上半
部1Aと下半部1Bとからなっていて、上記シリンダ錠
前部3のステータ3cが上半部1Aに固設され、これに
内装のロータ3aにおける下端部には、横断面矩形様の
連結突部3dが突設されており、これには連結螺孔3e
が刻設され、後に詳記するカムレバー部4に縦装貫設の
通孔4aにあって、その上端口に上記の連結突部3dが
回り止めの状態にて嵌合連結される。
【0020】さらに、図2と図6とによって明示されて
いる通り、別途用意した連結杆4bを、ケース1の下半
部1Bから貫挿して、上記のカムレバー部4の通孔4a
を貫通させ、当該連結杆4bの先端における細成螺杆部
4cを、前記ロータ3aの連結螺孔3eに螺着すること
で、シリンダ錠前部3にカムレバー部4が同軸にて縦装
連結され、これによりキーKによるロータ3aの回動
が、カムレバー部4に伝達されるようになっている。そ
して既知の通り、ロータ3aとステータ3cとの係合関
係から、キーKがロータ3aに差し込まれて抜き取るこ
とのできないキーロック状態にあって、キーKにより所
定角度だけロータ3aを回動する施錠操作を行うこと
で、キーロック状態が解除されるように、当該シリンダ
錠前部3は構成されている。
【0021】本発明では、さらにケース1にあって、図
示例の場合その前面側にコイン用回動操作盤5が横向軸
5aによって前後方向に回動自在なるよう枢着されてお
り、これによって当該コイン用回動操作盤5は、ケース
1の切窓1bから前面側まで出没自在となっている。さ
らに、ケース1とコイン用回動操作盤5との間に介装係
止の外出用スプリング5bによって、平常時は外出状態
となるよう保持されており、従って、このとき上端側に
開口状態となって露呈することになるコイン収納凹所5
cに、100円硬貨などによるコインCを、その上端側
が延出状態にて収納保持され得ることになる。さらに、
このコイン用回動操作盤5にあって、そのケース1に内
装状態である奥行側には、後に説示する内装係当部5d
が突設されている。
【0022】さらに、本発明にあってはケース1内にあ
って、図示例の場合上下方向に回動自在な回動作動子6
が横向きの軸ピン6aによって枢着されていると共に、
その上部基端から延出され、ケース1の天井壁に当接し
ている復帰用スプリング6bの弾力により、下向きの回
転力が常に作用している。従って、傘を保管しない平常
時にあっては、当該回動作動子6の自由端部が前記のカ
ムレバー部4において、その径方向に突設された停止腕
部4dに係止されており、これにより、当該カムレバー
部4は、図1(B)に明示の如くこれとケース1との間
に張設された回動用スプリング4eによる回転力を受な
がら、これによる回転を許容されない状態に保持されて
いることになる。
【0023】ここで、図中6cは上記回動作動子6の自
由端部に欠設された係止用切欠部であり、ここに前記の
停止腕部4dが係脱自在なるよう係止されるのであり、
さらに、この回動作動子6における下端縁部には、後に
詳記するコイン用凹溝6dが図1(C)に示す如く凹設
されると共に、軸ピン6と平行状のコイン用押接ピン6
eが、コイン用凹溝6dから突出するように臨設されて
いる。
【0024】次に、前掲カムレバー部4につき、さらに
詳記すると、既述の回動作動子6は、前記のコイン用回
動操作盤5を図1(C)の外出状態からコイン収納凹所
5cにコインCを、収納した後押動することで、これを
ケース1内に没入させた際、当該コインCがコイン用押
接ピン6eと摺接押動し、これにより、復帰用スプリン
グ6bの弾力に抗して、軸ピン6aを中心に回動するか
ら、この押し上げによって、カムレバー部4の前記停止
腕部4dとの係止が解除されるのである。図示例では当
該停止腕部4dが、カムレバー部4における軸管部4g
の大径上部4hから、その接線方向へ延設されている。
【0025】そして、上記の如くカムレバー部4が、回
動用スプリング4eの回転力により回動を許容されるに
至るが、カムレバー部4には、その軸管部4gから、径
方向へ閉鎖保持腕部4iが突設され、その先端に逆止歯
部4jが設けられており、これが開成状態にある前記の
開閉レバー2における基部外周面に押当することとなる
から、この開閉レバー2を閉動することで、前記の歯形
部2cに逆止歯部4jが係止され、これにより開閉レバ
ー2は閉成状態に拘束保持されることになる。この際、
カムレバー部4には、その軸管部4gの下端部にあっ
て、これまた径方向へ復動阻止腕部4kが突設されてお
り、これが、同上カムレバー部4の回動により、コイン
用回動操作盤5における内装係当部5dの上位に侵入す
るから、コイン用回動操作盤5を回動させ、切窓1bか
ら外出状態として、コインCを回収しようとしても、そ
れはできない状態となる。
【0026】そこで、上記構成のものを用いて傘立てに
おける傘の保管とその取り出し操作を行うには、図1
(B)(C)の平常状態にあって、もちろんロータ3a
の鍵穴3bに差し入れたキーは、キーロック状態にあ
り、従ってキーの抜き取りはできない。傘を傘収納溝1
aに収納し、一方コイン用回動操作盤5にコインCを収
納後、これをケース1内に押し込むことで、前記の如く
回動作動子6が回動し、これによりその係止用切欠部6
cから、カムレバー部4の停止腕部4dが外れ、これに
より回動用スプリング4eが、カムレバー部4の軸管部
4gを回することになる。
【0027】この結果、カムレバー部4の閉鎖保持腕部
4iにおける逆止歯部4jが、開閉レバー2の基部外周
側に弾接するから、このとき、開閉レバー2を閉動する
ことで、これに設けられている歯形部2cが、上記の逆
止歯部4jに係止され、開閉レバー2の開動が阻止され
るから、上記の傘を拘束して保管状態とすることができ
る。この際、カムレバー部4の軸管部4gが上記のよう
に回動することで、キーKをもったシリンダ錠前部ロー
タ3aが所定角度だけステータ3cに対して回動し、こ
のことで、それまでのキーロック状態が解除されて、前
記の如くキーKの抜き取りが可能となる。
【0028】上記のようにして傘を傘立てに保管した
後、傘を傘立てから取り出すときは、キーKをロータ3
aの鍵穴3bに差し入れた後、これを回して解錠操作を
行うようにすれば、カムレバー部4は復動して、その前
記停止腕部4dが前記原位置に到達すると、回動作動子
6が、復帰用スプリング6bの復原力により下方へ回動
し、これにより停止腕部4dは、回動作動子6の係止用
切欠部6cに係止される。
【0029】このことで、歯形部2cに係止していた逆
止歯部4jが復動するから、開閉レバー2は閉成保持の
状態を解かれて、開成用スプリング2bの復原力により
開成し、傘は傘収納溝1aから取り出し得ることとな
り、かつ上記の如く開閉レバー2の復動によって、シリ
ンダ錠前部3のロータ3aが復動するから、これにより
キーロック状態となって、キーKの抜き取りは不能とな
る。従って、上記の説示によって自明であるように、キ
ーKをいたずらにより抜き去ってしまうならば、コイン
用回動操作盤5のコイン収納凹所5cに収納したコイン
Cの回収は、これを放棄しなければならないことにな
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記のようにして構成されもの
であるから、開閉レバーとシリンダ錠前部と回動作動子
およびコイン用回動操作盤の適切なる関連構成により、
正常な傘の保管と、その取り出しができるだけでなく、
コイン用回動操作盤に収納したコインの回収を断念しな
い限り、いたずらでキーを抜き去ってしまうといったこ
とができなくなるから、従来例の如く目に付きにくいと
ころに配設した傘検知部を作動すれば、キーを抜き去る
ことができるといったものに比し、キーの不本意な抜き
取りに対する防止効果が向上し、かかる不祥事の激減に
資するところ大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る傘立て用錠の施錠状態を示す
(A)は斜視図、(B)は横断平面略示図、(C)は縦
断側面図である。
【図2】図1の傘立て用錠の一部を切欠した分解側面図
である。
【図3】同上傘立て用錠の解錠状態を示す平面図であ
る。
【図4】同上傘立て用錠の正面図である。
【図5】同上傘立て用錠の横断平面略示図である。
【図6】同上傘立て用錠のシリンダ錠前部における縦断
側面略示図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a 傘収納溝 1b 切窓 2 開閉レバー 2a 縦向軸 2b 開成用スプリング 2c 歯形部 3 シリンダ錠前部 3a ロータ 3c ステータ 4 カムレバー部 4d 停止腕部 4e 回動用スプリング 4i 閉鎖保持腕部 4j 逆止歯部 4k 復動阻止腕部 5 コイン用回動操作盤 5b 外出用スプリング 5c コイン収納凹所 5d 内装係当部 6 回動作動子 6b 復帰用スプリング K キー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースには、その前面に縦装凹設された
    傘収納溝と、縦向軸により前後方向へ横動自在であり、
    かつ、開成用スプリングにより開成状態が保持されてい
    る開閉レバーと、当該開閉レバーの開成状態でキーロッ
    ク状態であり、前記傘収納溝に縦装格納の傘が、上記開
    閉レバーの閉成状態で保管されているときには、上記の
    キーロック状態が解除されてキー抜取許容状態となるよ
    う装設されたシリンダ錠前部とを備えた錠前において、
    上記のケースには、その切窓からコイン収納凹所が出没
    自在にして、外出用スプリングにより外出状態が保持さ
    れるよう回動自在に枢着されているコイン用回動操作盤
    と、前記シリンダ錠前部に連結縦装のカムレバー部と、
    復帰用スプリングにより押動されて、回動用スプリング
    による回転力が付与されている上記カムレバー部の停止
    腕部に係合している回動作動子とを具備し、このカムレ
    バー部には、上記のコイン用回動操作盤のケース内に対
    する没入操作により、そのコイン収納凹所におけるコイ
    ンによって、上記復帰用スプリングの弾力に抗し回動作
    動子が回動することで、前記の停止腕部と回動作動子と
    の係合が離脱し、これによって前記回動用スプリングに
    よりカムレバー部が回動した際、前記開閉レバーに設け
    られた歯形部に、当該開閉レバーの前記開成用スプリン
    グによる開成を阻止する逆止歯部の刻設された閉鎖保持
    腕部と、前記押入済であるコイン用回転操作盤の内装係
    当部に係合して、前記外出用スプリングによる外出復帰
    を阻止する復動阻止腕部とを設け、前記シリンダ錠前部
    には、キーの解錠回動操作によりカムレバー部を前記回
    動用スプリングによる回転力に抗して回動させ、その停
    止腕部を前記の回動作動に係合復帰させるロータと、こ
    のロータが内嵌されてケースに固設されていると共に、
    上記の解錠回動操作によりキーロック状態とするステー
    タとが具備されていることを特徴とする傘立て用錠。
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