JPH0737013Y2 - グレーチング蓋用施錠装置 - Google Patents

グレーチング蓋用施錠装置

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JPH0737013Y2
JPH0737013Y2 JP9499389U JP9499389U JPH0737013Y2 JP H0737013 Y2 JPH0737013 Y2 JP H0737013Y2 JP 9499389 U JP9499389 U JP 9499389U JP 9499389 U JP9499389 U JP 9499389U JP H0737013 Y2 JPH0737013 Y2 JP H0737013Y2
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locking
sliding plates
shaft
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安雄 原田
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は通信ケーブル等の地下埋設溝に設けたマンホー
ルのグレーチング蓋用施錠装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のグレーチング蓋用施錠装置では、施錠機構として
は比較的簡単な構造が採用されており、正規の鍵を所持
していなくてもドライバーなどの手段を使用することに
よって比較的容易に無権限解錠されてしまうものが多か
った。
危険分子による破壊や妨害工作から通信ケーブルや通信
機器類を防護するため、施錠機構を簡易ロック機構から
比較的複雑な本格的ロック機構へ切換えることが求めら
れている。
しかしながら、本格的ロック機構の鍵の基端部にハンド
ル部を形成し、解錠操作後そのまま手前に引くことによ
って鍵を重量の重いグレーチング蓋の開放操作用にも兼
用するときには、精密に作成された鍵山部に負荷がかか
り過ぎて鍵山部を歪曲変形させる恐れがある。
[考案が解決しようとする課題] 従って本考案の目的は、本格的な施錠機構用の厳密に作
製された鍵と、重負荷に耐えるよう作製されたハンドル
鍵の2本を使用し、該ハンドル鍵による施錠操作とハン
ドル鍵の抜取りを実行した後でなければ、本格的な施錠
機構の鍵を抜取れない構造のため、グレーチング蓋の施
錠忘れがない、グレーチング蓋用施錠装置を提供するこ
とである。
[課題を解決するための手段] 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると本考案
のグレーチング蓋用施錠装置は、グレーチング蓋2に固
定されるケース9の甲板1に鍵挿入孔15,17を貫通して
設け、施錠軸20と施錠ハブ76をケース9に回転可能に取
付け、鍵挿入孔15からハンドル鍵25が挿入される軸方向
鍵孔40を施錠軸20の上端部に設け、鍵挿入孔17から鍵80
が挿入される鍵溝79を施錠ハブ76に設け、施錠軸20の回
転に連動して受金板8から離脱する止め金板14を水平枢
軸54によってケース2に枢着し、閉塞板部86,87で施錠
軸20の鍵孔40を閉鎖する摺動板83,82を施錠軸20と甲板
1の間に設け、摺動板83,82の一部と重ね合せた板タン
ブラー84を垂直枢軸106によってケース9に枢着し、板
タンブラー84の錠止用溝部110に係合して摺動板83,82の
移動を阻止する錠止板109を摺動板83,82に固着し、鍵80
の回転時に板タンブラー84を押して錠止用溝部110と錠
止板109の係合を解除し、摺動板83,82を鍵孔40の非閉塞
位置へ摺動させる鍵山部81を鍵80に形成し、施錠軸20の
横断方向鍵受孔39の底面に当接して直角に回転し、鍵受
孔39の内側面と係合する爪板27を水平枢軸26によってハ
ンドル鍵25の下端部に枢着し、止め金板14を解錠位置に
回転させたとき甲板1の下面に係合する抜取り阻止用突
起35をハンドル鍵25の側面に突設し、鍵孔40の非閉塞位
置に摺動板83,82が到達したとき、板タンブラー84の縁
部の下面側に係合するように鍵80の鍵山部81を形成し、
該鍵山部81によって摺動板83,82を鍵孔40の閉塞方向へ
摺動させるとき、ハンドル鍵25の側面に当接するように
摺動板83,82の閉塞板部86,87を形成したものである。
[作用] 止め金板14を受金板8から離脱させてグレーチング蓋2
の施錠を解くためには、先ず最初に甲板1の鍵挿入孔17
から施錠ハブ76の鍵溝79に鍵80を挿入し、鍵80を所定方
向に回して鍵山部81で板タンブラー84を若干回動させ、
錠止用溝部110と錠止板109の係合を解除させる。
錠止用溝部110から錠止板109が脱出することによって、
摺動板83,82の移動を阻止するものがなくなるので、摺
動板83,82は鍵山部81に押されて摺動し、閉塞板部86,87
が施錠軸の軸方向鍵孔40を閉塞しない位置に退避する。
そこで、甲板1の鍵挿入孔15からハンドル鍵25を施錠軸
20の軸方向鍵孔40に挿入し、ハンドル鍵25の爪板27を施
錠軸20の横断方向鍵受孔39の底面に突当て、爪板27を施
錠軸20の軸線と直角に回転させる。この後、ハンドル鍵
25を所定方向に回して爪板27で鍵受孔39の内側面を押
し、施錠軸20を回転させる。
この施錠軸20の回転によって施錠軸20と連動関係にある
止め金板14が水平枢軸54を中心に回転するため、止め金
板14が受金板8から離脱する。そこで、ハンドル鍵25を
手前に引くと、ハンドル鍵25の側面突起35が鍵挿入孔15
の周囲の甲板下面に係合するため、ハンドル鍵25の抜取
りが阻止され、グレーチング蓋2はハンドル鍵25を更に
引くことによって開放される。
摺動板83,82が鍵孔40の非閉塞位置、即ち右端限界にあ
るときには、鍵山部81が板タンブラ84の縁部に引掛かる
位置にあるため、鍵80を甲板1の鍵挿入孔17から抜取る
ことができない。
この鍵80を抜取るためには、鍵80を逆に回して鍵山部81
を板タンブラ84の外側に脱出させる必要がある。この方
向に鍵80を回すと、鍵山部81が摺動板83,82を左方向に
押すことになるが、この段階では施錠軸20の軸孔40にハ
ンドル鍵25が挿入されているため、ハンドル鍵25の側面
に閉塞板部86,87が当接することによって、摺動板83,82
の左移動が阻止される。
そのため、鍵80を逆に回して鍵80を甲板1の鍵挿入孔17
から抜取るには、その前の段階でハンドル鍵25を甲板1
の鍵挿入孔15から抜取って置く必要があり、このハンド
ル鍵25の抜取りのためには、ハンドル鍵25を逆に回して
止め金板14と受金板8を再係合させて置く必要がある。
[実施例] 図示の実施例では、甲板1の取付孔69に固定棒66の上端
小径部を挿入固着し、甲板1の固定用受孔118に固定用
棒97の上端小径部を挿入固着し、該固定棒66の下端部を
固定ボルト95で箱型ケース9の底面板部41に締付け固定
し、該固定用棒97の下端部を固定用ボルト96で底面板部
41に締付け固定することによって、ケース9と甲板1が
組立て連結されている。
甲板1の下面に固着した4本の固定用ボルト10に引掛板
11を嵌合し、第3図に示したように該引掛板11の左右折
曲げ部をグレーチング蓋2の横桟3,3に引掛け、該ボル
ト10に螺合した固定用ナット12で引掛板11を締付けるこ
とによって、甲板1がグレーチング蓋1に固定されてい
る。閉鎖状態ではグレーチング蓋2はマンホール5の上
端段差部6に落し込まれる。アングル型材より成る受金
板8は取付板7を介して該上端段差部6に固着されてい
る。
第1図に示したように甲板1に設けた一方の鍵挿入孔17
の右側には、板状鍵80の鍵山部81の挿通用切溝部18を設
けてあり、他方の鍵挿入孔15の左右両側には、丸棒状ハ
ンドル鍵25の抜取り阻止用突起35の挿通用切溝部16を設
けてある。該突起35はハンドル鍵25の側面透孔に打込ん
だピンで構成されている。
ケース9の底面板部41の開口部48から下方フック部を突
出した止め金板14は、該固定棒66の軸受孔67に挿通した
水平枢軸54によっケース9に枢着されている。止め金板
14の復帰付勢用バネ55のコイル部は、該水平枢軸54に嵌
合され、該コイル部は正面側の固定棒66に形成した切欠
部68に収容してある。
水平枢軸54から離れた止め金板14の右端部には、回転ロ
ーラ付き受動ピン56が固着され、該復帰付勢用バネ55の
一方の直線端部が受動ピンの軸部に当接している。ケー
ス9の左側面板部50の上端内面に設けた受溝部51には、
該付勢用バネ55の他方の直線端部が収容されている。
ケース9の底面板部41に固着した固定用棒99には、スペ
ーサー筒98を介して施錠機構の下側取付板70と上側取付
板73が順次嵌合され、また、ケース9の底面板部41に固
着した別の固定用棒126には、スペーサー筒101を介して
下側取付板70と上側取付板73が順次嵌合され、固定用ビ
ス100,102を各固定用棒99,126に螺子込むことによっ
て、上下取付板73,70がケース9に固着されている。
シャッター板19の下面側の打出し突起部90は上側取付板
73の上面に当接している。シャッター19の復帰付勢用の
引張コイルバネ92は、上側取付板73に固着したバネ掛け
筒93と左端折曲げ板部91に取付けられている。ケース9
の右側面板部の上端にはシャッター板19の案内溝部124
が形成され、グレーチング蓋2の縦桟4の上端には、シ
ャッター板19の案内溝部120が形成されている。
ケース9には、ケース9の底面板部41と下側取付板70及
びケース9の正面板部52と背面板部53によって摺動案内
された摺動操作板57を収容してある。摺動操作板57の左
端中央部に突設したカム板部58には、前記受動ピン56が
当接する傾斜カム面59を形成してある。摺動操作板57の
右側面板部62とケース9の右側面板部49の間には、摺動
操作板57の復帰付勢用の圧縮コイルバネ65を挿入してあ
る。
第4図に矢印で示したように摺動操作板57が右方向に摺
動したとき、受動ピン56が傾斜カム面59で押されるた
め、止め金板14は水平枢軸54を中心に反時計回り方向に
回動し、第4図に示したように受金板8から離脱する。
これによってマンホール5に対するグレーチング蓋2の
施錠が解除される。ケース2の底面板部41には止め金板
14の突出長さよりも長い湾曲防護板13を固着してある。
摺動操作板57の長手方向の逃げ用開口部125と底面板部4
1の受孔42に挿通された施錠軸20は、下側取付板70の受
孔71に上端小径部分38を回転可能に嵌合しており、大径
部分37の下側の小判形断面部分36をカム板43の小判形連
結孔44に嵌合することによって、施錠軸20とカム板43を
一体回転可能に連結している。
摺動操作板57の上面に当接したカム板43には、摺動操作
板57に突設した受動棒部117に当接する操作アーム部45
を突設してある。
操作アーム部45の先端部にはカム板43の復帰付勢用バネ
47のコイル部を支持する固定ピン46が固着され、摺動操
作板57には、受動棒部117から離れた位置に該付勢用バ
ネ47の一方の直線端部が当接する案内用棒部116を突設
してある。復帰付勢用バネ47の他方の直線端部は、摺動
操作板57のカム板部58の背面に当接している。
施錠軸20が第7図において時計回り方向に回転したと
き、カム板43の操作アーム部45が摺動操作板57の受動棒
部117を押すため、摺動操作板57が右方向に摺動し、前
記したように止め金板14を解錠方向に駆動する。
摺動操作板57の上面側にはストッパー用突起123を打出
し形成してあり、第7図に示したようにカム板43が施錠
位置にあるときには、カム板43の第1直線面部121がス
トッパー用突起123に当接し、第14図に示したようにカ
ム板43が解錠位置にあるときには、カム板43の第2直線
面部122がストッパー用突起123に当接している。
施錠軸20の下端割溝部23には、下側解錠操作用ハンドル
棒22の連結板部24が嵌合され、水平枢軸21によってハン
ドル棒22を施錠軸20に枢着してある。施錠軸20の大径部
分37には横断方向鍵受孔39を設け、上端小径部分38には
該鍵受孔39に交差する軸方向鍵孔40を設けてある。該軸
方向鍵孔40は上側取付板73の鍵挿通孔74と甲板の鍵挿入
孔15の真下に位置している。
ハンドル鍵25の下端割溝部28には爪板27の基端部が嵌合
され、横断枢軸26によって爪板27をハンドル鍵25に枢着
してある。該爪板27の側面には2個の係止用凹部32,33
を設けてあり、ハンドル鍵25の軸方向盲孔30には、圧縮
コイルバネ31で摺動付勢した係止用小球34を収容してあ
る。第11図に示したように該小球34が該凹部33に係合し
ているとき、爪板27はハンドル鍵25の軸線方向に整列し
た状態に係止保持される。
ハンドル鍵25を施錠軸20の軸方向鍵孔40に挿入したと
き、爪板27の円弧カム面29が横断方向鍵受孔39の底面に
突き当ることによって、爪板27がハンドル鍵25の軸線と
直角になるまで回転する。前記小球34が別の凹部32に係
合することによって、爪板27は当該回転位置に係止保持
される。ハンドル鍵25を回転操作したとき、爪板27の側
面が横断方向鍵受孔39の縁面に当接するため、施錠軸20
に回転力が伝えられ、施錠軸20とカム43が一体回転す
る。
上側取付板73の受孔75に施錠用ハブ76の上端小径部分78
を回転可能に嵌合し、下側取付板70の受孔77に施錠用ハ
ブ76の下端小径部分72を回転可能に嵌合して、施錠用ハ
ブ76を上下取付板73,70に取付けてある。上側取付板73
には、甲板1の切溝部18に対応した位置に鍵山部81の挿
通用切溝部94を設けてある。施錠ハブ76の半径方向の鍵
溝79は、甲板1の鍵挿入孔17の真下に位置している。
上側摺動板83と下側摺動板82の間に複数枚の板タンブラ
ー84とスペーサー板85を積層して成る施錠機構は、上側
取付板73と下側取付板70の間に収容されている。上下の
摺動板83,82は固定用棒104,105で一体に連結されてい
る。板タンブラ84の垂直軸棒106は上下取付板73,70に上
下各端部を固着され、上下の摺動板83,82に形成した案
内用長孔107に挿通されている。
上下の摺動板83,82に上下各端部を固着した錠止板109
は、各板タンブラー84に形成した錠止用溝部110と長手
方向溝部111に挿通されている。錠止用溝部110の反対側
には錠止板109の円弧状逃げ用溝部112を形成してある。
下側摺動板に突設した案内用棒127は、下側取付板に形
成した案内用長孔128に嵌挿されている。
板タンブラー84の復帰付勢用バネ108の一端部は板タン
ブラー84の基端部に巻付け固着され、他端直線部がケー
ス9の背面板部53に当接している。上側摺動板83の側面
には、上側取付板73の鍵挿通孔74を下側から閉鎖する閉
塞板部86を突設してある。下側摺動板82の側面には、施
錠軸20の軸方向鍵孔40を上側から閉鎖する閉塞板部87を
突設してある。
第4図と第6図に示したようにグルーチング蓋2が閉鎖
施錠状態にあるときには、シャッター板19はバネ92の作
用で所定位置に保持されており、シャッター板19の閉塞
板部88,89が甲板1の鍵挿入孔15,17を閉塞し、左端限界
まで移動している上下の摺動板83,82は、閉塞板部86,87
によって施錠軸20の鍵孔40を閉塞している。また、錠止
板109は板タンブラー84の施錠用溝部110に係合してい
る。
グレーチング蓋2の施錠を解除するには、横桟3,3の間
から指を差込んでシャッター板19の操作突起部119を第
4図の矢印方向に押し、第4図と第5図に示したように
閉塞板部88が鍵挿入孔15の左側に退避し、閉塞板部89が
鍵挿入孔15と鍵挿入孔17の間に退避するまでシャッター
板19を摺動させる。
このようにシャッター板19を開放位置に摺動操作した
後、甲板1の鍵挿入孔17から板状鍵80を施錠ハブ76の鍵
溝79に挿入し、第8図に示したように鍵80を時計回り方
向に回転操作すると、鍵山部81が板タンブラー84の側面
113を押すため、板タンブラー84が垂直軸棒106を中心に
反時計回り方向に回動し、錠止板109と錠止用溝部110と
の係合が解除される。
鍵80の回転を続行すると、上下の摺動板83,82の受動用
切欠部114に入り込んだ鍵山部81が該切欠部114の内側面
114aを押すため、第8図に示したように上下摺動板83,8
2が右方向に駆動され、錠止板109が板タンブラー84の長
手方向溝部111に入り込む。更に鍵80の回転を続ける
と、第9図に示したように鍵山部81が該切欠部114の傾
斜縁面115に当接し、上下摺動板83,82は右端限界位置に
到達する。
このときには、鍵80の駆動用鍵山部81が板タンブラ84の
縁部に引掛かるため、鍵80を甲板1の鍵挿入孔17から抜
取ることができない。また、上下の摺動板83,82の閉塞
板部86,87は第13図に示したように施錠軸20の鍵孔40を
開放した位置に来ている。そのため、甲板1の鍵挿入孔
15と上側取付板73の鍵挿通孔74から丸棒状のハンドル鍵
25を施錠軸20の軸方向鍵孔40に挿通することができる。
ハンドル鍵25の先端爪板27が枢軸26を中心に直角に曲が
ったとき、第13図に示したように抜取阻止用突起35が甲
板1の切溝部16を通過しており、ハンドル鍵25を解錠方
向に回した後、ハンドル鍵25を手前に引くと該突起35が
甲板1の下面に係合するため、グレーチング蓋2を開放
操作することができる。
ハンドル鍵25の操作によって止め金板14と受金板8を再
度係合させてから、ハンドル鍵25を施錠軸20の鍵孔40と
甲板1の鍵挿入孔15から抜取った後、鍵80を逆に回す
と、鍵山部81が摺動板82の切欠部114の反対側の内側面1
14bを押すため、摺動板83,82が左方向に押され、閉塞板
部86,87によって施錠軸20の鍵孔40を再度閉塞する。
[考案の効果] 以上のように本考案のグレーチング蓋用施錠装置では、
鍵80の鍵山部81で摺動板83,82を鍵孔40の非閉塞位置に
到達させたとき、鍵山部81が板タンブラー84の縁部の下
面側に係合する位置に来るため、鍵80を甲板1の鍵挿入
孔17から抜取ることができない一方、該板タンブラー84
に邪魔されないように鍵山部81で摺動板83,82を鍵孔40
の閉塞方向へ摺動させようとするときには、摺動板83,8
2の閉塞板部86,87がハンドル鍵25の側面に当接すること
になるため、結局、ハンドル鍵25で施錠軸20を回転操作
して止め金板14を受金板8に係合させた後、ハンドル鍵
25を鍵挿入孔15から抜取らない限り鍵80の抜取りが不可
能であり、グレーチング蓋2を施錠し忘れる事態は生じ
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るグレーチング蓋用施錠
装置を使用したグレーチング蓋の閉鎖施錠状態の平面図
であり、第2図は該グレーチング蓋の縦断正面図であ
り、第3図は該グレーチング蓋の縦断左側面図である。 第4図はグレーチング蓋の閉鎖施錠状態における該施錠
装置の垂直断面図であり、第5図は第4図のA-A線断面
図であり、第6図は第4図のB-B線断面図であり、第7
図は第4図のC-C線断面図である。 第8図はシャッター板を開放位置に摺動させ、挿入した
一方の鍵を途中迄回転させたときにおける該施錠装置の
水平断面図であり、第9図は該鍵を最後まで回転させ、
別の鍵の必要十分な挿入を可能にしたときにおける該施
錠装置の水平断面図である。 第10図は一方の鍵と施錠機構部の拡大垂直断面図であ
り、第11図は他方の鍵の要部縦断正面図であり、第12図
は他方の鍵の要部左側面図である。 第13図は一方の鍵を所定角度回転させた後、他方の鍵を
施錠機構部に挿入したときにおける該施錠装置の垂直断
面図であり、第14図は該他方の鍵を所定角度させて止め
金板を解錠位置に回動させたときにおける該施錠装置の
水平断面図である。 1……甲板、2……グレーチング蓋、3……横桟、4…
…縦桟、5……マンホール、6……上端段差部、7……
取付板、8……受金板、9……ケース、10……固定用ボ
ルト、11……引掛板、12……固定用ナット、13……防護
板、14……止め金板、15……鍵挿入孔、16……切溝部、
17……鍵挿入孔、18……切溝部、19……シャッター板、
20……施錠軸、21……水平枢軸、22……ハンドル棒、23
……割溝部、24……連結板部、25……ハンドル鍵、26…
…横断枢軸、27……爪板、28……割溝部、29……円弧カ
ム面、30……軸方向盲孔、31……係止保持用バネ、32,3
3……係止用凹部、34……係止用小球、35……抜取阻止
用突起、36……小判形断面部分、37……大径部分、38…
…上端小径部分、39……横断方向鍵受孔、40……軸方向
鍵孔、41……底面板部、42……施錠軸用受孔、43……カ
ム板、44……小判形連結孔、45……操作アーム部、46…
…バネ支持用ピン、47……カム板の復帰付勢用バネ、48
……回動用開口部、49……右側面板部、50……の左側面
板部、51……バネ受溝部、52……正面板部、53……背面
板部、54……水平枢軸、55……止め金板の復帰付勢用バ
ネ、56……受動ピン、57……摺動操作板、58……カム板
部、59……傾斜カム面、60……正面板部、61……背面板
部、62……右側面板部、63,64……バネ受板、65……摺
動操作板の復帰付勢用バネ、66……枢軸支持用固定棒、
67……軸受孔、68……バネ収容用切欠部、69……取付
孔、70……施錠装置の下側取付板、71……施錠軸用受
孔、72……下端小径部分、73……施錠装置の上側取付
板、74……鍵挿通孔、75……施錠ハブ用受孔、76……施
錠ハブ、77……施錠ハブ用受孔、78……上端小径部分、
79……鍵溝、80……板状鍵、81……鍵山部、82……下側
摺動板、83……上側摺動板、84……板タンブラー、85…
…スペーサー板、86……閉塞板部、87……閉塞板部、88
……閉塞板部、89……閉塞板部、90……当接用突起部、
91……折曲げ板部、92……シャッター板の復帰付勢用バ
ネ、93……バネ掛け筒、94……切溝部、95,95……固定
用ボルト、97……ケース固定用棒、98……スペーサー
筒、99……固定用棒、100……固定用ビス、101……スペ
ーサー筒、102……固定用ビス、103……シャッター板の
ストッパー筒、104,105……固定用棒、106……軸棒、10
7……案内用長孔、108……板タンブラーの復帰付勢用バ
ネ、109……錠止板、110……錠止用溝部、111……長手
方向溝部、112……逃げ用溝部、113……受動側面、114
……受動用切欠部、115……切欠部の縁面、116……案内
用棒部、117……受動棒部、118……固定用受孔、119…
…操作突起部、120……案内溝部、121……第1直線面
部、122……第2直線面部、123……ストッパー用突起、
124……案内溝部、125……逃げ用開口部、126……固定
用棒、127……案内用棒、128……案内用長孔、129……
切欠部の縁面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】グレーチング蓋2に固定されるケース9の
    甲板1に鍵挿入孔15,17を貫通して設け、施錠軸20と施
    錠ハブ76をケース9に回転可能に取付け、鍵挿入孔15か
    らハンドル鍵25が挿入される軸方向鍵孔40を施錠軸20の
    上端部に設け、鍵挿入孔17から鍵80が挿入される鍵溝79
    を施錠ハブ76に設け、施錠軸20の回転に連動して受金板
    8から離脱する止め金板14を水平枢軸54によってケース
    2に枢着し、閉塞板部86,87で施錠軸20の鍵孔40を閉鎖
    する摺動板83,82を施錠軸20と甲板1の間に設け、摺動
    板83,82の一部と重ね合せた板タンブラー84を垂直枢軸1
    06によってケース9に枢着し、板タンブラー84の錠止用
    溝部110に係合して摺動板83,82の移動を阻止する錠止板
    109を摺動板83,82に固着し、鍵80の回転時に板タンブラ
    ー84を押して錠止用溝部110と錠止板109の係合を解除
    し、摺動板83,82を鍵孔40の非閉塞位置へ摺動させる鍵
    山部81を鍵80に形成し、施錠軸20の横断方向鍵受孔39の
    底面に当接して直角に回転し、鍵受孔39の内側面と係合
    する爪板27を水平枢軸26によってハンドル鍵25の下端部
    に枢着し、止め金板14を解錠位置に回転させたとき甲板
    1の下面に係合する抜取り阻止用突起35をハンドル鍵25
    の側面に突設し、鍵孔40の非閉塞位置に摺動板83,82が
    到達したとき、板タンブラー84の縁部の下面側に係合す
    るように鍵80の鍵山部81を形成し、該鍵山部81によって
    摺動板83,82を鍵孔40の閉塞方向へ摺動させるとき、ハ
    ンドル鍵25の側面に当接するように摺動板83,82の閉塞
    板部86,87を形成したグレーチング蓋用施錠装置。
JP9499389U 1989-08-11 1989-08-11 グレーチング蓋用施錠装置 Expired - Lifetime JPH0737013Y2 (ja)

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