JP3046639U - ジョイントコネクタの防水装置 - Google Patents
ジョイントコネクタの防水装置Info
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- JP3046639U JP3046639U JP1997007680U JP768097U JP3046639U JP 3046639 U JP3046639 U JP 3046639U JP 1997007680 U JP1997007680 U JP 1997007680U JP 768097 U JP768097 U JP 768097U JP 3046639 U JP3046639 U JP 3046639U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタとの接続時に、コネクタの配線が所
望の接続となるように、コネクタの配線を内部で接続す
る導通接点を有するジョイントコネクタの完全防水化を
図る。 【解決手段】 ジョイントコネクタ10の導通接点14
をホットメルト接着剤によって成形された防水層18で
カバーするとともに、配線の状態を示す表示部材17を
防水層を形成する型の内部に予め挿入しておき、防水層
18に自動的に貼付する。
望の接続となるように、コネクタの配線を内部で接続す
る導通接点を有するジョイントコネクタの完全防水化を
図る。 【解決手段】 ジョイントコネクタ10の導通接点14
をホットメルト接着剤によって成形された防水層18で
カバーするとともに、配線の状態を示す表示部材17を
防水層を形成する型の内部に予め挿入しておき、防水層
18に自動的に貼付する。
Description
【0001】
本考案は、ジョイントコネクタの防水装置に係り、コネクタのうち、複数の配 線が予め設けられたコネクタに、ジョイントコネクタを接続して、コネクタの配 線同士を接続する場合に使用されるジョイントコネクタの導通接点における防水 装置に関する。
【0002】
近年、コネクタの分野において、コネクタに予め施されている複数の配線のう ち、所望の配線同士を接続するために、コネクタに取り付けて、配線の接続を行 うようにしたジョイントコネクタが知られている。
【0003】 このジョイントコネクタは、多品種少量生産にマッチし、多数の配線の接続方 法に対して、一つのコネクタで対応することができるという利点がある。 ジョイントコネクタには、コネクタとの接続時に、接続されたコネクタが所望 の配線となるように、予め、内部に導通接点を有している。
【0004】 一方、このようなジョイントコネクタは、自動車の部品の一部として使用され ることも多く、断線や誤作動を防止するためにも、ジョイントコネクタの導通接 点に防水対策を施すことが必須の条件となる。 従来、このようなジョイントコネクタの防水対策としては、エポキシ系の充填 材によってジョイントコネクタの導通接点をカバーする防水層を形成することが 行われている。
【0005】
しかし、前述した従来のエポキシ系の充填材で、導通接点をカバーする方法で は、ジョイントコネクタの導通接点の完全な防水性は得ることができないという 問題点がある。
【0006】 また、導通接点のカバー後は、コネクタの配線状態を示す表示部材を、防水層 に貼付する必要があるが、この貼付作業に手間と時間を要するという問題点もあ る。
【0007】 本考案は、従来の技術が有する上述のような問題点に鑑みてなされたもので、 ジョイントコネクタの完全防水を図ることのできるとともに、配線状態を示す表 示部材の貼付作業を省くことのできるジョイントコネクタの防水装置を提供する ことを目的としている。
【0008】
本考案は、次のようにして上記課題を解決している。 (1) コネクタとの接続時に、コネクタの配線が所望の接続となるように、コ ネクタの配線同士を内部で接続する導通接点を有するジョイントコネクタの防水 装置において、前記ジョイントコネクタの導通接点を、ホットメルト接着剤を成 形用の型に流し込んで一体成形された防水層をもって被覆してなることを特徴と する。
【0009】 (2) 請求項1において、成形用の型の内部に予め設けたコネクタの配線状態 を示す表示部材を防水層成形時に防水層に一体的に貼付してなることを特徴とす る。
【0010】
次に、本考案に係るジョイントコネクタの防水装置の実施形態を、添付図面を 参照しながら説明する。
【0011】 図1は、本実施形態の防水装置が適用されるジョイントコネクタの外観を示し ている。同図に示すように、ジョイントコネクタ(10)の下端には、後述するコネ クタと接続される接続部(12)が開口して形成されており、その内側には、コネク タの雌型接点と接続される雄型接点が設けられている。
【0012】 ジョイントコネクタ(10)の上端には、接続されたコネクタに所望の配線を施す ための導通接点(14)が設けられており、接点同士を半田付け等によって導通させ ることにより、コネクタとの接続時にコネクタが所望の配線となるようになって いる。このため、この状態では、半田付け等された導通接点(14)が露出している ことになる。そこで、本実施形態では、半田付け等されて露出している導通接点 (14)を覆う防水層が以下のようにして形成されている。
【0013】 図2は、導通接点(14)に防水層を形成する要領を示している。同図に示すよう に、まず、防水層成形用の1対の型(16a)(16b)を、並列に配置した状態で、導通 接点(14)の上部の回りに位置させる。このとき、型(16a)(16b)の内奥部に、配線 の状態を示す板状の表示部材(17)を予め貼付しておくと、脱型後に、表示部材(1 7)が硬化後の防水層に一体的に貼付され、配線の状態を一目で認識することがで きる。
【0014】 型(16a)(16b)の図示しないホットメルト供給孔から、型(16a)(16b)の内面と導 通接点(14)の上部との間隙内に、加熱されて溶融したホットメルト接着剤を供給 し、ホットメルト接着剤で、型(16a)(16b)の内側を充填していく。 なお、ホットメルト接着剤とは、熱可塑性樹脂系の接着剤で、加熱によって溶 融し、常温では、固体の状態となる接着剤である。
【0015】 次いで、一定時間が経過してホットメルト接着剤の硬化後、矢印A方向に型(1 6a)(16b)をそれぞれ移動させて脱型する。そうすると、図3に示すように、半田 付け等されて露出している導通接点(14)を、ホットメルト接着剤で充填した防水 層(18)が形成され、導通接点(14)に防水が施されることになる。 なお、導通接点(14)は、シート板(21)を貫通している結線端子(19)によってジ ョイントコネクタ(10)の接続部(12)と接続されている。
【0016】 脱型後の防水層(18)の上部には、表示部材(17)が自動的に固着された状態とな るので、ジョイントコネクタ(10)の使用に際して、コネクタの配線状態を速やか に認識することができる。
【0017】 ジョイントコネクタ(10)の接続部(12)の内部には、複数の配線(20)を有するコ ネクタ(22)が挿入されて接続され、これにより、コネクタ(22)の配線(20)を、ジ ョイントコネクタ(10)の導通接点(14)によって、予め定められた所望のパターン で接続することができる。
【0018】 以上説明したように、本実施形態のジョイントコネクタの防水装置によれば、 ジョイントコネクタ(10)の導通接点を、ホットメルト接着剤で、固化させて防水 性を得るようにしているので、従来のエポキシによる防水に比較して、格段に防 水性を高めることができ、コネクタの耐久性、信頼性が向上する。
【0019】 また、本実施形態では、防水層を形成する型の内奥部に、表示部材(17)を入れ た状態で、防水層(18)を形成するようにしているので、形成後の防水層(18)の表 面に表示部材(17)が貼付された状態となり、コネクタ(22)の配線(20)の状態を容 易に認識することができるようになる。 また、配線状態を示す表示部材(17)を、防水層(18)に別途、貼付する作業が不 要となり、作業効率が向上する。
【0020】 なお、本実施の形態では、ジョイントコネクタの導通接点を防水する場合につ いて説明したが、これに限らず、例えば、マイクロスイッチ、熱電対等の防水に 、ホットメルト接着剤を利用することも可能である。
【0021】
本考案によれば、次のような効果を奏することができる。 (a) 請求項1の考案によると、ジョイントコネクタの導通接点を、ホットメル ト接着剤でカバーすることによって防水性を得るようにしているので、導通接点 の完全防水化を図ることができる。
【0022】 (b) 請求項2の考案によると、防水層成形用の型の内側に、配線の状態を示す 表示部材を予め挿入しておき、表示部材を、硬化後の防水層に自動的に固着させ るようにしているので、従来のように、形成されたジョイントコネクタの防水層 の表面に表示部材を貼付するという手数は省かれる。
【図1】本実施形態に係るジョイントコネクタの外観を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】ジョイントコネクタに防水層を形成する要領を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】本実施形態のジョイントコネクタにコネクタが
接続された状態を示す一部断面正面図である。
接続された状態を示す一部断面正面図である。
(10)ジョイントコネクタ (12)接続部 (14)導通接点 (16a)(16b)型 (17)表示部材 (18)防水層 (19)結線端子 (20)配線 (21)シート板 (22)コネクタ
Claims (2)
- 【請求項1】 コネクタとの接続時に、コネクタの配線
が所望の接続となるように、コネクタの配線同士を内部
で接続する導通接点を有するジョイントコネクタの防水
装置において、 前記ジョイントコネクタの導通接点を、ホットメルト接
着剤を成形用の型に流し込んで一体成形された防水層を
もって被覆してなることを特徴とするジョイントコネク
タの防水装置。 - 【請求項2】 成形用の型の内部に予め設けたコネクタ
の配線状態を示す表示部材を防水層成形時に防水層に一
体的に貼付してなることを特徴とする請求項1に記載の
ジョイントコネクタの防水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007680U JP3046639U (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | ジョイントコネクタの防水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007680U JP3046639U (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | ジョイントコネクタの防水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046639U true JP3046639U (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=43180970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997007680U Expired - Lifetime JP3046639U (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | ジョイントコネクタの防水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046639U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08151775A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-11 | Mirai Ind Co Ltd | 配線・配管材の収納空間を有する床構造の根太材 |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP1997007680U patent/JP3046639U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08151775A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-11 | Mirai Ind Co Ltd | 配線・配管材の収納空間を有する床構造の根太材 |
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