JPH08151775A - 配線・配管材の収納空間を有する床構造の根太材 - Google Patents

配線・配管材の収納空間を有する床構造の根太材

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JPH08151775A
JPH08151775A JP6296876A JP29687694A JPH08151775A JP H08151775 A JPH08151775 A JP H08151775A JP 6296876 A JP6296876 A JP 6296876A JP 29687694 A JP29687694 A JP 29687694A JP H08151775 A JPH08151775 A JP H08151775A
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昭八 清水
Kouhei Hanada
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工現場の状況に応じて下地床面の凹凸を避
けて支持脚を固定することができる配線・配管材の収納
空間を有する床構造の根太材を提供する。 【構成】 この根太材1は長尺体によって形成され、そ
の上部に支持部を構成する長手方向に並設される突条1
1を有し、下部に摺動通路を構成する下面に開口した断
面矩形状の通路12が形成され、通路12に対して下方
より支持脚3の頭部31が挿入されて、支持脚3が適宜
位置に取り付けられ、支持脚3を通路12内に沿って摺
動させることができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信ケーブルや電力ケ
ーブルを配線する場合や、給排水湯管やガス管を配管す
る場合等において、床下にこれら配線・配管材を収納す
ることができる収納空間を有した床構造を形成するため
に使用される根太材に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータールーム等のケーブルが多
数配線される場所においては、端末機等の機器に対する
電源を確保するためにケーブルを床下に収納配線するこ
とが行われている。従来、ケーブルを床下に収納する床
構造としては、特開昭60−195261号公報に記載
されるように、長尺状の根太材を使用したものが知られ
ている。このような床構造は、図19に示すように、根
太材7に支持脚9を取り付け、その根太材7に床パネル
8が載置されて床下にケーブルの収納可能な収納空間が
形成されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の床構造にあっては、根太材7に支持脚9を取り付け
る構造として、根太材7の適宜位置に設けられた穴71
に支持脚9の支持ボルト91を挿通し、ナット92で締
め付けて固定するものであったため、次のような問題が
あった。すなわち、床パネル8の設置に合わせて所定の
位置に配設される根太材Nに対して支持脚9が決まった
位置に固定されるため、支持脚9が位置する下地床面に
凹凸があってもこれを避けることができず、根太材7や
床パネル8の設置にがたつきを生じるという問題があっ
た。
【0004】又、根太材7に対する支持脚9の取付個数
も決められてしまっているため、耐荷重性をもたせるた
め支持脚9を部分的に増やすことができず、現場での機
器等の設置状況に応じた施工をする場合に制約されると
いう問題があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、下地床面の凹凸
を避けて支持脚を固定することができる根太材を提供す
ることにある。又、本発明は、施工現場の状況に応じて
支持脚の増設が可能な根太材を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、「下地床面に配
置される支持脚により支持されて、床下に配線・配管材
の収納空間を有する床構造を形成するための根太材であ
って、長尺状に形成され、その長手方向に床パネルを支
持する支持部を有するとともに、前記支持脚の頭部が摺
動可能に取り付けられる摺動通路を備えたことを特徴と
する根太材」を、その内容としている。
【0007】又、請求項2記載の発明は、「摺動通路
は、支持脚の頭部が挿入可能な開口を有することを特徴
とする請求項1記載の根太材」を、その内容としてい
る。
【0008】又、請求項3記載の発明は、「摺動通路は
該通路に沿った開口を有し、支持脚の頭部が係止可能な
係止部を該開口に沿って備えたことを特徴とする請求項
2記載の根太材」を、その内容としている。
【0009】そして、請求項4記載の発明は、「摺動通
路の開口は下方に開放されて成ることを特徴とする請求
項3記載の根太材」を、その内容としている。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の発明に係る根太材にあって
は、支持脚の頭部が摺動可能に取り付けられる摺動通路
が形成されていることにより、前記支持脚の固定位置を
摺動通路に沿って移動させることができ、したがって、
下地床面の凹凸を避け、根太材や床パネルにがたつきを
生じさせないように支持脚を固定することができるよう
になっている。
【0011】又、請求項2記載の発明に係る根太材にあ
っては、支持脚の頭部が挿入可能な開口を有し、該開口
より通路内に支持脚の頭部を挿入して、通路内に複数個
の支持脚を任意の間隔で配置することができ、耐荷重性
が必要な箇所においては根太材に取り付ける支持脚の個
数を増加変更することができるようになっている。
【0012】又、請求項3記載の発明に係る根太材にあ
っては、摺動通路が該通路に沿った開口を有し、支持脚
の頭部が係止可能な係止部を該開口に沿って備えたこと
により、支持脚の取付位置に対応した開口より支持脚の
頭部を挿入し、支持脚を任意の位置に容易に取り付ける
ことができ、また係止部と係合部との係合によって支持
脚が不用意に抜け外れることがなく摺動通路に沿って支
持脚を移動させることができるようになっている。
【0013】さらに、請求項4記載の発明に係る根太材
にあっては、摺動通路に設けられた開口に支持脚の頭部
を挿入し、支持脚を任意の位置に抜け止め状態にして容
易に取り付けることができるとともに、摺動通路が下方
に開放された開口を有していることにより、根太材を支
持するために両側に支持脚を必要とする側方に開口した
ものとくらべ、少ない本数で根太材を安定状態に支持す
ることができる。又、支持脚が配置されない根太材の両
側部には、床下に配線・配管材を布設する布設具を案内
する案内路等を設けることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す実施例にしたがって各請求
項に係る発明について詳細に説明する。図1〜図4には
第1実施例の根太材1が示されている。この根太材1は
長尺体によって形成され、その上部に支持部を構成する
長手方向に並設される突条11を有し、下部に摺動通路
を構成する下面に開口した断面矩形状の通路12が形成
され、該通路12の側部には長手方向に連続した鈎状の
突出片13を有している。このような根太材1は、アル
ミニウムの押出成形により作製され、軽量で剛性を備え
た構造となっている。なお、根太材1の構成材料はアル
ミニウムに限らず、鉄鋼、ステンレス等の金属、あるい
はポリエチレン、ABS樹脂等の合成樹脂等によるもの
であってもよい。根太材1は、その長さが限定されるも
のではないが、搬送形態あるいは施工現場での設置作業
等を考慮し、1〜4m程度のものが適当である。この実
施例では、一つが2.5mの長さに作製されている。
【0015】上記根太材1の上部に形成される突条11
は、図3に示すように、床パネル2を支持する支持部を
構成し、床パネル2の下面に形成される凹部21に係合
して、床パネル2を横ずれしない状態で支持するように
なっている。なお、支持部としては、床パネル2を支持
し得る形態を備えたものであればよく、根太材1に床パ
ネル2を支持する形態は上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、支持部が平坦な面により形成され、床
パネル2を単に載置することにより支持するものであっ
てもよい。この実施例の場合には、根太材1に床パネル
2を上方よりかぶせることによって突条11と凹部21
とが係合し合うようになっており、根太材1の所定位置
に床パネル2を簡単に支持させることができるので便利
である。なお、根太材1と床パネル2とに形成される突
条11と凹部21とによる凹凸係合形態は、その凹凸が
逆に構成されるものであってもよい。
【0016】根太材1の下部に形成された通路12は、
下面に開口した断面矩形状に形成され、図3に示すよう
に、通路12の内形状に対応した支持脚3の頭部31が
下面開口より挿入されて通路12内に取り付けられるよ
うになっている。又、通路12は、支持脚3の頭部31
を通路12内に取り付けた状態で支持脚3を長手方向に
移動させることができるようになっており、図4に示す
ように、下地床面F自体の不陸や床面Fに設けられた配
管口H等の凹凸を避けて、根太材に1に対する支持脚3
の固定位置を調整することができるようになっており、
支持脚3を安定させて根太材1や床パネル2をがたつき
なく設置することができるようになっている。
【0017】なお、この例に示される床パネル2は、図
5に示すように、下方に強度保持のためのリブ22を多
数備えた形態となっており、このリブ22に直交する方
向に根太材1(図2)が配置されて、これの支持部であ
る突条11に支持されるようになっている。このような
床パネル2は、アルミニウムの押出成形後、図6に示す
ように、突条11に係合させる凹部21を切断加工する
ことによって作製されるようになっている。なお、凹部
21には緩衝材23が嵌め込まれ、図3に示すように、
床パネル2と根太材1との間での衝突音の発生を防止す
るようになっている。さらにこの緩衝材23は床パネル
2の下面に延出し、根太材1の通路12の側部に鈎状の
突出片13により形成される案内路の上方を保護する保
護面を形成するようになっている。この突出片13によ
り形成される案内路には、後述する床下に配線・配管材
を布設するための布設具4を案内することができるよう
になっており、このような保護面の形成によって、布設
具4が破損なく円滑に案内されるようになっている。緩
衝材23はポリ塩化ビニル樹脂により作製され、保護面
を形成する部分は硬質のもの、その他の部分は軟質のも
のによって形成されている。緩衝材23としては、ポリ
エチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコンゴム等の緩衝作用を発揮し得る材料により作製
してもよい。
【0018】床パネル2のリブ22には、図7に示すよ
うに、上面パネル24の近傍に長手方向に沿って左右に
突出する突起221が形成されており、この突起221
の下面が凹部21(図3)の上端面に一致し、根太材1
の突条11によって支持されたときの受け面を増加する
ように形成されている。又、上面パネル24の端部(リ
ブ22に沿った方向)には、図7及び図8に示すように
切り溝241が設けられており、上面パネル24をその
端縁からこの切り溝241に向かって直交方向に切断
し、切り溝241を利用して上面パネル24を部分的に
容易に折り取ることができるようになっている。このよ
うに折り取られた開口からは、床下に収納された配線・
配管材を引き出して床上に布設したり、床上から床下に
収納したりすることができるようになっている。
【0019】又、支持脚3は、図9に示すように、通路
12内(図2〜図4参照)に挿入される略直方体形状に
形成された頭部31と、この頭部31に貫通するように
螺挿された支持ボルト32と、支持ボルト32を受ける
台座33とで構成されている。そして、頭部31は半割
体311によって形成され、支持ボルト32に螺合する
ナット312が内部に収容されて相互に組み付けられる
ようになっており、支持ボルト32の軸回転により位置
が上下動するようになっている。支持ボルト32の上端
部には工具であるドライバーを差し込むことができる溝
321が設けられている。又、台座33には支持ボルト
32の挿入筒331が設けられ、挿入筒331には支持
ボルト32を固定するためのボルト332が貫通螺着さ
れるようになっている。
【0020】上記図1及び図2に示す実施例の根太材1
の通路12には、その下面開口に沿って内向きに突出す
る係止部121が設けられており、一方、支持脚3の頭
部31には、その外側面に外方に突出した係合突起31
3を備えた弾性片314が設けられおり、図3に示すよ
うに、係合突起313と係止部121とが係合して、支
持脚3の頭部31が抜け止め状態に通路12内に取り付
けられるようになっている。この場合、係合突起313
は内外方に拡縮する弾性片314上に設けられており、
頭部31を通路12内に挿入するときには弾性片314
が内側にしなって係合突起313は係止部121を容易
に乗り越え、乗り越えた後は弾性片314がその復元力
によって拡開し、自動的に係止部121に係合するよう
になっている。このような係合構造は、弾性片314の
自由端部を内向きに押圧することによって係合を解除す
ることができ、支持脚3の取り外しも容易に行うことが
できるようになっている。そして、この例では、係合突
起313と係止部121とが係合した状態で、図4に示
すように頭部31は通路12内を摺動し得るようになっ
ており、根太材1に対する支持脚3の固定位置を変更で
きるようになっている。
【0021】根太材1の通路12には、図1及び図2に
示すように、その上面長手方向の適宜箇所に長孔122
が形成されている。この長孔122には支持脚3の頭部
31に螺挿された支持ボルト32の端部が臨むようにな
っており、根太材1に支持脚3が取り付けられた状態
で、長孔122を通して上方より工具であるドライバー
を支持ボルト32の端部に設けられた溝321に差し込
んで支持ボルト32を回動操作して、頭部31を上下動
させ、高さ調整を行うことができるようになっている。
なお、支持脚3の頭部31上面には、長孔122の中心
に支持ボルト32を位置させるため、長孔122の縁に
当接する折り取り可能な突起315が設けられている。
なお、本発明においては、通路12上面に長孔122を
備えたものであっても、備えないものであってもどちら
でもよい。
【0022】通路12の側部に長手方向に形成される鈎
状の突出片13は、図3に示すように床下に配線・配管
材を布設するための布設具4を案内する案内路として設
けられている。ここで、布設具4は、図10に示すよう
に、板状部材411を備えた先端部41と、これに接続
されたFRP等からなる剛性を有するロープ42とから
なっており、板状部材411に設けられた連結孔412
に連結ロープRを連結して、ロープ42を操作すること
によって配線・配管材Xを引き込むことができるように
なっている。このような布設具4の案内路を備えていれ
ば、根太材1に床パネル2を支持させたまま床下に配線
・配管材を布設することができ、布設作業を効率よく行
うことができる。なお、本発明においては、根太材1に
案内路を備えたものであっても、備えないものであって
もどちらでもよい。
【0023】さて、上記実施例にあっては、根太材1の
下部に設けられた断面矩形状の通路12に対して下方よ
り支持脚3の頭部31が挿入されて、支持脚3が適宜位
置に取り付けられる。このとき、支持脚3が配置される
下地床面Fに凹凸がある場合には、図4に示すように、
支持脚3の頭部31を通路12内に沿って摺動させ、下
地床面Fに形成された凹凸を避けて、支持脚3の固定位
置を調整し、支持脚3を安定した状態に設置することが
できるようになっている。そして、根太材1の上部に設
けられた突条11には凹部21を係合させて床パネル2
が載置され、床下に配線・配管材の収納空間を有する床
構造が形成されるようになっている。なお、床パネル2
の上面パネル24上には、タイルカーペット等の仕上材
が敷設されるようになっている。
【0024】図11及び図12には第2実施例の根太材
1が示されている。この根太材1は、図11に示すよう
に、支持脚3の頭部31が挿入可能な開口を端面に有し
た通路12を備えた構造となっている。そして、図12
に示すように、通路12の端から頭部31を挿入するこ
とにより根太材1に支持脚3が取り付けられるようにな
っており、支持脚3は、頭部31が通路12内に取り付
けられた状態で通路12に沿った長手方向に摺動して、
その固定位置が調整されるようになっている。
【0025】又、図13〜図15には第3実施例の根太
材1が示されている。この根太材1は、図13に示すよ
うに、支持脚3の頭部31が挿入可能な開口を側面に有
した通路12を両側部にそれぞれ備えた構造となってい
る。そして、図14に示すように、各通路12対してそ
の側方から頭部31が挿入されて根太材1に支持脚3が
取り付けられるようになっている。この場合、根太材1
の通路12には、その内面に係止部である凹部123が
設けられており、一方、支持脚3の頭部31には、その
外面に外方に突出した突起316が設けられおり、頭部
31を通路12内に挿入押圧することにより前記凹部1
23と突起316とが係合して、支持脚3の頭部31が
抜け止め状態に通路12内に取り付けられるようになっ
ている。かかる支持脚3は、図15に示すように、頭部
31が通路12内に取り付けられた状態で通路12に沿
った長手方向に摺動して、その固定位置が調整されるよ
うになっている。なお、根太材1の両側部に取り付ける
各支持脚3は、根太材1両側の同位置に取り付ける場合
に限らず、部根太材1の長手方向に千鳥足状になるよう
に互い違いに配置して取り付けるようにしてもよい。
【0026】図16には第1実施例の根太材1につい
て、支持脚3が異なる場合の使用状態を示している。こ
の支持脚3の場合は高さ調節機能を有さず、根太材1の
下部に設けられた断面矩形状の通路12に対して下方よ
りその頭部31が挿入されることにより取り付けられ、
これにより根太材1は一定の高さに支持されるようにな
っている。図17は支持脚3の平面図、図18は図17
のI−I線断面図をあらわしている。この支持脚3は、
通路12内に挿入される略直方体形状に形成された頭部
31と、この頭部31に一体に設けられた台座33とで
構成されている。そして、頭部31には、その外側面に
外方に突出した係合突起313を備えた弾性片314が
設けられおり、図16に示すように、係合突起313と
係止部121とが係合して、支持脚3の頭部31が抜け
止め状態に通路12内に取り付けられるようになってい
る。又、頭部31上面には根太材1の長孔122(図
2)の縁に当接する折り取り可能な突起315が設けら
れている。一方、台座33には、図17及び図18に示
すように、下地床面Fに支持脚3を固定するための釘打
ち孔333及び接着剤の浸出孔334が設けられてい
る。浸出孔334は、図18に示すように、上方に拡開
するテーパ状に形成されており、固化した接着剤Sによ
り台座33が抜け止め状態(アンカー効果)に固定され
るようになっている。又、台座33の下面には多数の突
起335が形成されており、この突起335により、下
地床面Fの塵や小石に影響されずに台座33を設置する
ことができ、又、台座33の下面に接着剤Sの充填空間
を形成するようになっている。なお、このような釘打ち
孔333や接着剤の浸出孔334及び突起335を備え
た構造は、図9、図11、図13に示される各支持脚3
の台座33についても同様に適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る根太
材によれば、支持脚の固定位置を移動させることができ
る摺動通路が形成されていることにより、下地床面の凹
凸を避けて支持脚の固定位置をずらし、根太材や床パネ
ルにがたつきを生じさせないように支持脚を固定するこ
とができる、また耐荷重性が必要な箇所においては根太
材に取り付ける支持脚の個数を簡単に増加変更すること
ができるものであって、施工現場の状況に応じて支持脚
の取付ができるという施工性に優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る根太材の第1実施例を示す部分
平面図である。
【図2】 同じく第1実施例を示す斜視図である。
【図3】 第1実施例についての使用状態を示す正面図
である。
【図4】 同じく第1実施例についての使用状態を示す
側断面図である。
【図5】 床パネルの斜視図である。
【図6】 床パネルの製造方法を示す側面図である。
【図7】 床パネルの部分正面図である。
【図8】 図7のA部拡大断面図である。
【図9】 支持脚の分解斜視図である。
【図10】 布設具を示す部分側面図である。
【図11】 本発明に係る根太材の第2実施例を示す斜
視図である。
【図12】 第2実施例についての使用状態を示す側断
面図である。
【図13】 本発明に係る根太材の第3実施例を示す斜
視図である。
【図14】 第3実施例についての使用状態を示す正面
図である。
【図15】 同じく第3実施例についての使用状態を示
す側面図である。
【図16】 本発明に係る根太材の第1実施例につい
て、支持脚が異なる場合の使用状態を示す正面図であ
る。
【図17】 図16に示す支持脚の平面図である。
【図18】 同じく図16に示す支持脚の使用状態にお
ける断面図である。
【図19】 従来の根太材を示す部分切欠斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 根太材 11 突条 12 通路 2 床パネル 21 凹部 3 支持脚 4 布設具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地床面に配置される支持脚により支持
    されて、床下に配線・配管材の収納空間を有する床構造
    を形成するための根太材であって、 長尺状に形成され、その長手方向に床パネルを支持する
    支持部を有するとともに、前記支持脚の頭部が摺動可能
    に取り付けられる摺動通路を備えたことを特徴とする根
    太材。
  2. 【請求項2】 摺動通路は、支持脚の頭部が挿入可能な
    開口を有することを特徴とする請求項1記載の根太材。
  3. 【請求項3】 摺動通路は該通路に沿った開口を有し、
    支持脚の頭部が係止可能な係止部を該開口に沿って備え
    たことを特徴とする請求項2記載の根太材。
  4. 【請求項4】 摺動通路の開口は下方に開放されて成る
    ことを特徴とする請求項3記載の根太材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62146833U (ja) * 1986-03-08 1987-09-17
JP3046639U (ja) * 1997-08-28 1998-03-10 日吉電装株式会社 ジョイントコネクタの防水装置

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