JP3046592U

JP3046592U - 鮎用ハナカン

Info

Publication number: JP3046592U
Application number: JP1997008738U
Authority: JP
Inventors: 博文太田
Original assignee: 株式会社マルト
Priority date: 1997-08-26
Filing date: 1997-08-26
Publication date: 1998-03-10
Anticipated expiration: 2003-08-26

Abstract

(57)【要約】【課題】従来より好評なハナカンに対して取付リング
を形設することにより、誰でも簡単・確実に仕掛糸等を
取り付けることのできる鮎用ハナカンを提供する。［解決手段］ハナカン本体に、ウレタンチューブによ
るハナ止メを設けてなるハナカンにおける角部に、仕掛
糸等を取り付けるための取付リングを形設してなること
を特徴とする鮎用ハナカン。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、オトリ鮎に使用するハナカンの改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、図４に示すように、ハナカン本体Ａにウレタンチューブによるハナ止メＢを設けてなるハナカンＣは、オトリ鮎の鼻の軟骨を傷つけず、オトリ鮎を弱らせないということで釣人たちの好評を得ている。しかしながら、ハナカンＣの角部Ｂ１に仕掛糸Ｄ等を結び付ける場合、ハナ止メＢの弾力性により仕掛糸Ｄ等を強固に結び付けることに熟練を要し、素人では緩んで外れ易いのが現状であり、簡単で確実に取り付けらるものが望まれている。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題】

この考案は、上記問題点に鑑みなされたものでその目的は、従来より好評な上記ハナカンＣに対して取付リングを形設することにより、誰でも簡単・確実に仕掛糸等を取り付けることのできる鮎用ハナカンを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の問題点を解決する手段として、ハナカン本体に、ウレタンチューブによるハナ止メを設けてなるハナカンにおける角部に、仕掛糸等を取り付けるための取付リングを形設してなる。また、取付リングの取付部を角部の上方に形設してある。さらに、取付リングの取付部を角部の下方に形設してある。

【０００５】

【考案の実施の形態】

この考案の実施例を図面を基に詳細に説明する。鮎用ハナカン１は、ハナカン本体１ａ１にウレタンチューブによるハナ止メ１ａ２を設けてなるハナカン１ａの角部１ａ３に、楕円型リング状の取付リング本体２ａを装着し、捩じることにより、下方を角部１ａ３に食い込ませ、上方にリング状の取付部２ｂを設けてなる取付リング２を形設してなるもので、取付部２ｂの孔２ｂ１の位置は正面にて見える位置でもよく、９０゜捩じって側面より見える位置にしてもよい。また、取付リング２の取付部２ｂは角部１ａ３の上方に形設しているが、下方に形設してもよい。

【０００６】以下に、鮎用ハナカン１の使用例を説明する。鮎用ハナカン１における取付部２ｂの孔２ｂ１に対して、ハナカン周りの糸Ｅを通して結ぶ。つづいて、鮎Ｆの鼻Ｆ１にハナカン１ａを取り付けて使用するものである。

【０００７】つぎに、第２実施例の鮎用ハナカンについて説明する。鮎用ハナカン２１は、上記第１実施例と同様なハナカン２１ａの角部２１ａ３に、ビーズあるいはパイプによる取付部２２ｂを糸等にて孔２２ｂ１に通して巻着した支持部２２ｃにて一体に取り付けてなる取付リング２２を形設してある。なお、取付部２２ｂは角部２１ａ３の上方でも下方でもよい。また、取付部２２ｂと支持部２２ｃとの間に糸等による数ｍｍの長さの連結片（図示せず）を介在させ、取付部２２ｂを自在に動かせるようにしてもよい。

【０００８】つづいて、第３実施例の鮎用ハナカンについて説明する。鮎用ハナカン３１は、平板状の支持部３２ｃの両側に、孔３２ｂ１を穿設した取付部３２ｂを設け、ハナカン３２ａの角部３１ａ３に抱着して固定すべく、中空リベット３２ｄを孔３２ｂ１に連通して両端からカシメてなる取付リング３２を形設してなるものであり、この実施例においても取付部３２ｂは角部３１ａ３の上方でも下方でもよい。

【０００９】なお、上記取付リングは、同様な機能を有するものであれば他の形状でもよく、材質もステンレス等、任意に設定すればよい。また、糸Ｅも取付部２ｂ・２２ｂ・３２ｂに結ぶのでなく、糸Ｅを通して両側にストッパー（図示せず）を設け、鮎用ハナカン１を左右移動可能に形成することも可能である。

【０００１０】

【考案の効果】

この考案によれば、ウレタンチューブによるハナ止メを設けてなるハナカンに対して取付リングを形成することにより、誰でも簡単・確実に仕掛糸等を取り付けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の第１実施例を示す鮎用ハナカンの正
面図。

【図２】この考案の第１実施例を示す取付リング本体の
正面図。

【図３】この考案の使用例を示す使用状態図。

【図４】この考案の第２実施例を示す鮎用ハナカンの正
面図。

【図５】この考案の第３実施例を示す鮎用ハナカンの正
面図。

【図６】この考案の第３実施例を示す鮎用ハナカンの側
面図。

【図７】従来例を示す正面図。

【符号の説明】

１−−−鮎用ハナカン１ａ−−ハナカン１ａ２−ハナ止メ２−−−取付リング２ａ−−取付リング本体２ｂ−−取付部２ｂ１−孔

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ハナカン本体に、ウレタンチューブによ
るハナ止メを設けてなるハナカンにおける角部に、仕掛
糸等を取り付けるための取付リングを形設してなること
を特徴とする請求項１記載の鮎用ハナカン。
【請求項２】取付リングの取付部を角部の上方に形設
してなることを特徴とする請求項１記載の鮎用ハナカ
ン。
【請求項３】取付リングの取付部を角部の下方に形設
してなることを特徴とする請求項１記載の鮎用ハナカ
ン。