JP3046335U - 断面円形または楕円形の前面枠を有する換気扇枠のフィルター取付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】断面円形または楕円形の前面枠を有する換気扇
枠にフィルターを簡単に取付け取外しできるようにする
こと。 【解決手段】断面円形または楕円形の前面枠３を有する
換気扇枠１の前面枠３の上方に断面コ字状のフィルター
取付け部材４を固定し、該フィルター取付け部材４に吊
下げ、プレート５上端を挟持して、前面枠３前面に吊下
し、一方、フィルター６のフィルター枠６ａに係止バー
７を固定しておき、フィルター取付け部材４のコ字状断
面の下面側を、１個または２個の打ち抜き孔４ｂを打ち
抜いて、その打ち抜き片４ａを下方に折り曲げて断面円
形または楕円形の前面枠３の上面両側または片側から、
前面枠３に固定することにより、取付け枠４を前面枠２
に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

断面円形または楕円形の前面枠を有する家屋の換気扇枠のフィルターの取付け 装置。

【０００２】

【従来技術】

従来の断面円形または楕円形の前面枠を有する家屋の換気扇のフィルターは、 換気扇枠前面に固定されていて、フィルターに汚れが溜ったとき、取外して掃除 ができないという問題点があった。

【０００３】

【解決しようとする課題】

断面円形または楕円形の前面枠を有する換気扇枠のフィルターを簡単に取付け 取外しできるようにすること。

【０００４】

【技術的手段】

断面円形または楕円形の前面枠３を有する換気扇枠１の前面枠３の上方に断面 コ字状のフィルター取付け部材４を固定し、 該フィルター取付け部材４に吊下げ、プレート５上端を挟持して、前面枠３前 面に吊下し、

【０００５】 一方、フィルター６のフィルター枠６ａに係止バー７を固定しておき、 フィルター取付け部材４のコ字状断面の下面側を、１個または２個の打ち抜き 孔４ｂを打ち抜いて、その打ち抜き片４ａを下方に折り曲げて断面円形または楕 円形の前面枠３の上面両側または片側から、前面枠３に固定することにより、取 付け枠４を前面枠２に固定し、

【０００６】 さらに、吊下プレート５にフィルター６の係止バー７を上下左右摺動自在に係 止して、フィルター６を換気扇枠１前面に吊下した、断面円形または楕円形の前 面枠を有する換気扇枠のフィルター取付け装置。

【０００７】

【実施の形態】

図面において、 １：換気扇枠で風道２と断面円形または楕円形の前面枠３とからなる。 ４：断面コ字状のフィルター取付け部材で、換気扇枠１上方に打ち抜き片４ａ を介して、前面枠３に固定される。４ｂは打ち抜き孔である。 ５：フィルター取付け部材４に挟持されて、前面枠３前面に吊下される吊下げ プレートで複数個に分断される。 ６：フィルターで、フィルター枠６ａに係止バー７を固定する。６ｂは金網、 ６ｃはプラスチックフィルターである。 ７：係止バーで、バー固定材７ａでフィルター枠６ａに固定される。若干、バ ー取付け部７ａにその軸線が回転できるように支持させておいて、吊下げプレー ト５への係止を容易にしておく。 特に天井が低い場合、係止バー７を下向きにしておくと、吊下げプレート５に 係止させ易い。 ８：バタバタ防止具で、フィルター６が風でバタバタするのを防ぐため、紙挟 み状のものを前面枠３の四周緑を挟んでおく。

【０００８】 つぎに図１〜５に記載の本考案装置の第１例の構成、作用について説明する。 まづ、フィルター取付け部材４を図５のように打ち抜き孔４ｂ，４ｂを打ち抜 いた後、打ち抜き片４ａ，４ａを下方に折り曲げる。 そして、図２、図３のように打ち抜き片４ａ，４ａを、前面枠３の上方両側か ら接当し、固定ボルト４ｖ，４ｖで前面枠３に固定する。 かくして、フィルター取付け部材４と前面枠３とは固結される。

【０００９】 一方、フィルター取付け部材４はその断面コ字状内に吊下げプレート５上端部 を挟持しておき、前面枠３前面に吊下する。 一方図１に示すフィルター６の係止バー７を吊下げプレート５を上下左右摺動 自在に係止して、フィルター６は前面枠３前面に吊下される。吊下げプレート５ は数個分断して設けられる。 必要に応じてバタバタ防止具８を取付けておき、バタバタ防止具８を前面枠の 周縁を挟持して、フィルター６の下方部分が風でバタバタするのを防止する。

【００１０】 吊下げプレート５は図１、図３、図４に示すように折り返し片５ａに波打ち５ ｂを形成しておく。また吊下げプレート５の幅はフィルター６のそれより狭くし ておく。したがってフィルター６の係止バー７は波打ち５ｂに沿って上下動可能 であり、また、左右摺動可能である。それ故、フィルター６は、風道２の大きさ を覆うだけの大きさがあればよい。

【００１１】 また図３▲ｂ▼に示すように係止バー７はバー取付け部７ａに上下方向に回動 可能に取付けられる。したがって天井が低くても、係止バー７を吊下しておくの で、フィルター６の取付け時、係止バー７が邪魔になることがない。

【００１２】 つぎに図６，図７に記載されたフィルター取付け部材４の第２例について説明 する。 第２例は、図１〜５記載の２個の打ち抜き片４ａを設けた第１例に対し、１個 の打ち抜き片４ａを設けた場合である。 第１例に比べ、第２例はフィルター６の重量が小さい場合に用いられる。

【００１３】

【効果】

▲ａ▼ 断面円形または楕円形の前面枠３を有する換気扇枠１の上方に断面コ 字状のフィルター取刊け部材４を設け、該フィルター取付け部材４から打ち抜き 片４ａを打ち抜いて、フィルター取付け部材４と前面枠３を固結する。このよう にして、換気扇枠１前面に容易にフィルター取付け部材４に吊下した吊下げプレ ート５にフィルター６を容易に取付け取外しできる。

【００１４】 ▲ｂ▼ フィルター６は換気扇枠１の前面枠３に対して上下動、左右動可能で あるので、フィルター６の大きさは風道２を覆うだけの大きさであればよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案装置の分解斜視図、

【図２】 フィルター取付け部材４と換気扇枠１との正
面図、

【図３】▲ａ▼ フィルター取付け部材４と換気扇枠１
との斜視図、 ▲ｂ▼ 係止バー７の斜視図、

【図４】 同じく側面図、

【図５】 フィルター取付け部材４の第１例の斜視図、
（ただし、天地反転して示す。）

【図６】 同じく第２例の斜視図、

【図７】 フィルター取付け部材４の第２例のものを用
いた時の、換気扇枠１との固定状態を示す正面図、

【符号の説明】

１：換気扇枠、２：風道、３：前面枠、４：フィルター
取付け部材、４ａ：打ち抜き片、４ｂ：打ち抜き孔、４
ｖ：固定ボルト、５：吊下げプレート、６：フィルタ
ー、６ａ：フィルター枠、６ｂ：金網、６ｃ：プラスチ
ックフィルター、７；取付け部、７ａ：バー固定材、
８：バタバタ防止具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 断面円形または楕円形の前面枠３を有す
   る換気扇枠１の前面枠３の上方に断面コ字状のフィルタ
   ー取付け部材４を固定し、 該フィルター取付け部材４に吊下げ、プレート５上端を
   挟持して、前面枠３前面に吊下し、 一方、フィルター６のフィルター枠６ａに係止バー７を
   固定しておき、 フィルター取付け部材４のコ字状断面の下面側を、１個
   または２個の打ち抜き孔４ｂを打ち抜いて、その打ち抜
   き片４ａを下方に折り曲げて断面円形または楕円形の前
   面枠３の上面両側または片側から、前面枠３に固定する
   ことにより、取付け枠４を前面枠２に固定し、 さらに、吊下プレート５にフィルター６の係止バー７を
   上下左右摺動自在に係止して、フィルター６を換気扇枠
   １前面に吊下した、断面円形または楕円形の前面枠を有
   する換気扇枠のフィルター取付け装置。