JP3046172U - データ処理装置付きペットボトル減容機 - Google Patents

データ処理装置付きペットボトル減容機

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JP3046172U
JP3046172U JP1997007088U JP708897U JP3046172U JP 3046172 U JP3046172 U JP 3046172U JP 1997007088 U JP1997007088 U JP 1997007088U JP 708897 U JP708897 U JP 708897U JP 3046172 U JP3046172 U JP 3046172U
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良一 森田
実 岡
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のペットボトル減容機では、圧縮成形し
た各ペットボトル塊の総個数、累積重量等を自動計算す
る機能がなく、それらの作業を人手によって行ってい
た。 【解決手段】 減容機本体1の減容室2内においてペッ
トボトル群Cを圧縮して所定形状のペットボトル塊Dに
圧縮成形し、そのペットボトル塊Dを順次減容機本体1
外に排出するようにしたペットボトル減容機において、
減容機本体1外に排出されたペットボトル塊Dの重量を
順次計測する計量装置8を備え、計量装置8を通過した
ペットボトル塊Dの総個数と、計量装置8で計測された
各ペットボトル塊Dの累積重量値とをそれぞれ表示部9
1,92に表示することにより、減容機本体1で成形さ
れた各ペットボトル塊Dの総個数及び累積重量値を一目
で確認できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、多数の空のペットボトルを所定形状のペットボトル塊に圧縮成形 するためのペットボトル減容機に関し、さらに詳しくは圧縮成形されたペットボ トル塊の各種データを表示する機能を備えたデータ処理装置付きペットボトル減 容機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空のペットボトルは、再処理工場に搬入し、原料として再利用されるが、その まま(内部に空気が入ったまま)では、体積が大きいために取り扱いが面倒で且 つ運送コストが高くなるという問題がある。
【0003】 従来から、ペットボトルを所定形状のペットボトル塊に圧縮するためのペット ボトル減容機は既に開発されているが、従来のこの種のペットボトル減容機は、 多数のペットボトルを減容室内に投入し、該減容室内に収容されたペットボトル 群を上方から圧縮装置で圧縮した後、その圧縮済みのペットボトル塊を減容室底 部の排出口から外部に排出し得るように構成されている。そして、圧縮成形され たペットボトル塊は、排出口から排出されたときに、結束機によって紐で縛られ る。
【0004】 又、この種のペットボトル減容機では、減容室内にペットボトル群が複数回に 分けて投入され、その投入動作毎に圧縮装置で圧縮されて一塊のペットボトル塊 に圧縮成形されるが、ペットボトル塊1個当たりの成形サイクルは、圧縮装置で 圧縮したときの抵抗力が所定値以上に達したとき(即ち、所定の体積で所定密度 に達したとき)に終了するようになっている。尚、このようにして成形されたペ ットボトル塊は、例えば縦600mm、横400mm、高さ300mm程度の直方体形 状であり、1個当たりの重量はバラツキはあるが15Kg程度が一般的である。又 、この種のペットボトル減容機では、例えば1時間当たり300Kg程度(ペット ボトル塊に換算して20個程度)のペットボトルを処理することができる。そし て、このようにして成形されたペットボトル塊は、所定個数(例えばトラック1 台分)まとまった時点で再処理工場に引き取られる。尚、圧縮処理済みのペット ボトルを再処理工場に引き渡す際には、その総重量を報告する必要があり、又、 トラックに積むのに個数を管理する必要がある。
【0005】 ところで、ペットボトルの圧縮成形業者(自治体の場合が多い)においては、 1日の処理重量やペットボトル塊の成形個数等を日報にして管理しているが、そ の場合、正確な処理重量を計測するには、1個当たりの重量にバラツキがあるた めに各ペットボトル塊をそれぞれ台秤に載せて計量し、それらを個別に記録し且 つ合算して1日の処理重量及び処理個数を集計しているのが現状である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のペットボトル減容機では、成形されたペットボトル塊の総重 量や総個数を計測することができず、現状では、それらの累積処理量(重量・個 数)を計算・集計するのに多大の労力が必要で且つ繁雑な作業を行う必要があっ た。
【0007】 本願考案は、上記した従来のペットボトル減容機の問題点に鑑み、減容機本体 から順次排出される圧縮成形済みのペットボトル塊をそれぞれ自動で計量すると ともに、それらの累積重量及び累積個数を自動的に表示し得るようにしたデータ 処理装置付きペットボトル減容機を提供することを目的としてなされたものであ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。即 ち、本願考案のデータ処理装置付きペットボトル減容機は、減容機本体の減容室 内においてペットボトル群を圧縮して所定形状のペットボトル塊に圧縮成形し、 そのペットボトル塊を順次減容機本体外に排出するようにするとともに、減容機 本体外に排出されたペットボトル塊の重量を順次計量する計量装置を備えて構成 されている。
【0009】 減容機本体としては、従来から汎用されている構造のものでよく、例えばペッ トボトルを貯留する投入室と、該投入室内のペットボトル群を減容室内に押込む 押込装置と、減容室内のペットボトル群を圧縮する圧縮装置と、減容室の底部で 圧縮成形されたペットボトル塊を減容室外に押出す押出装置とを有するものが好 ましい。又、減容機本体から排出された圧縮成形済みのペットボトル塊は、各ペ ットボトルがバラけるのを防止するために結束機で結束するとよい。
【0010】 計量装置は、減容機本体から排出されたペットボトル塊を順次自動的に受け取 って計量し得るようになっている。
【0011】 又、本願考案のペットボトル減容機に使用されているデータ処理装置は、計量 装置を通過したペットボトル塊の総個数と、計量装置で計測された各ペットボト ル塊の累積重量値とをそれぞれ表示部に表示し得るようにしている。
【0012】 ペットボトル塊の総個数は、1サイクルの終了を検出し得る適宜の装置(例え ば押出装置、結束機、計量装置等)からの信号を受けて、その発信回数を制御盤 で記憶し、それを表示部に累積表示させるようにするとよい。又、ペットボトル 塊の累積重量値は、各ペットボトル塊の重量を順次計量装置で計量し、その各重 量データを制御盤の演算装置に送って、そこで演算処理し、それを表示部に累積 表示させるようにするとよい。
【0013】 このように、本願考案のデータ処理装置付きペットボトル減容機によれば、減 容機本体部分で連続してペットボトル塊を圧縮成形するとともに、該減容機本体 から排出され、計量装置部分を通過した各ペットボトル塊の個数及び累積重量値 をそれぞれ表示部に表示し得るようになっているので、例えば1日当たりのペッ トボトル塊成形個数及び該ペットボトル塊の累積重量が一目で確認できる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して本願考案の実施形態を説明すると、この実施形態 のデータ処理装置付きペットボトル減容機は、投入室3内に順次供給されるペッ トボトルBを所定量づつひとまとめにして圧縮成形するための減容機本体1と、 原形ペットボトルを順次予備圧縮するための予備圧縮装置4と、該予備圧縮装置 4で予備圧縮させた圧縮済ペットボトルBを減容機本体1の投入室3内に搬送す るための搬送装置13と、減容機本体1で圧縮成形されたペットボトル塊Dを結 束するための結束機7と、該ペットボトル塊Dの重量を計測するための計量装置 8と、各種装置を制御するための制御盤9とを備えて構成されている。
【0015】 そして、この実施形態のデータ処理装置付きペットボトル減容機では、予備圧 縮装置4が搬送装置13の始端部上に設置されており、該予備圧縮装置4で予備 圧縮させた圧縮済ペットボトルBを順次搬送装置13で減容機本体1の投入室3 内に搬送して、該減容機本体1でペットボトル塊Dに圧縮成形し、さらに該ペッ トボトル塊Dを結束機7で結束するという、一連の処理を連続して行えるように なっている。又、結束機7で結束されたペットボトル塊Dは、順次計量装置8で 計量するとともに、該計量装置8を通過したペットボトル塊Dの総個数と累積重 量値とをそれぞれ制御盤9の表示部91,92に表示するようにしている。
【0016】 減容機本体1は、従来から汎用されている構造のものが使用可能であり、この 実施形態では図1〜図4に示すように、機台10上に、ペットボトル群Cの減容 室2と、該減容室2の上部寄り外側面に取付けたペットボトルBの投入室3と、 該投入室3内のペットボトル群Cを減容室2内に押込む押込装置30と、減容室 2の底部側面に設けた排出口22を開閉するシャッター装置34と、減容室2内 の底部に堆積されるペットボトル群Cを上方から圧縮するための圧縮装置25と 、減容室2内の底部で圧縮せしめられたペットボトル塊Dを排出口22から押出 すための押出装置37とを備えて構成されている。尚、この実施形態では、上記 押込装置30、シャッター装置34、圧縮装置25、押出装置37等の作動装置 の動力源として油圧シリンダ31,35,26,38が採用され、該各油圧シリ ンダは、それぞれ油圧モータ11によって駆動される油圧ポンプ12からの作動 油で作動せしめられるようになっている。
【0017】 減容室2は、平面視において四角形状に形成されている。又、この実施形態の 減容室2は、平面視における大きさ(内径)が例えば600mm×400mm程度で 、且つ上下方向に適宜の高さを有している。減容室2の上部寄り側面には、図3 に示すように投入室3に連続する投入口21が形成されている。又、減容室2の 底部には、図4に示すように排出口22と該排出口22に対向する開口23がそ れぞれ形成されている。排出口22の出口には、四角筒状のガイド24が設けら れている。
【0018】 押込装置30は、図3に示すように、油圧シリンダ31で押板32を進退操作 する構造のものが採用されている。押板32は、投入口21とほぼ同形同大きさ の矩形の前面板32aと、前進時に投入室3内に残ったペットボトルBを受ける ための上面板32bとを有している。尚、この押板32は、投入室3の底部にお いて、投入口21に向けて水平方向に進退されるようになっている。
【0019】 そして、この押込装置30は、油圧シリンダ31の縮小状態では、図3に示す ように押板32が後退して前面板32aの前方に投入室3内のペットボトル群C を落下・貯留し得るようになっており、油圧シリンダ31が伸長すると、押板3 2が前進せしめられて前面板32aの前方位置にあるペットボトルB(ペットボ トル群C)を投入口21から減容室2内に押込み得るようになっている。
【0020】 圧縮装置25は、図3及び図4に示すように、押板27を油圧シリンダ26で 上下方向に進退操作する構造のものが採用されている。そして、この圧縮装置2 5は、油圧シリンダ26が縮小状態では、押板27が投入口21より上方位置で 待機しており、油圧シリンダ26が伸長すると、押板27が減容室2の底部付近 まで下動せしめられるようになっている。
【0021】 減容室2の排出口22は、シャッター装置34で開閉される。このシャッター 装置34は、排出口22を開閉する蓋板36と、該蓋板36を上下に作動させる 油圧シリンダ35とを有している。そして、このシャッター装置34は、ペット ボトルの圧縮動作時には蓋板36を下動閉状態に維持させておき、制御盤9から の1サイクル終了信号に基いて、蓋板36を上動開放(油圧シリンダ35を縮小 )させるようになっている。
【0022】 押出装置37は、減容室2の底部における排出口22の対向位置に設けられて いる。この押出装置37は、油圧シリンダ38で押板39を水平方向に進退操作 する構造のものが採用されている。尚、押出装置37の押板39は、排出口22 の対向位置にある開口23から減容室2内に出没するようになっている。押出装 置37の油圧シリンダ38は、この実施形態では3段階に伸長するものが使用さ れている。そして、この押出装置37は、図4に示すように、油圧シリンダ38 の全縮小状態では押板39(前面板)が減容室2の側板と同位置で待機し、油圧 シリンダ38が第1段〜第3段まで伸長するごとにペットボトル塊Dを順次所定 位置(結束機7による各結束位置)まで押出すようになっている。
【0023】 結束機7は、排出口22から押出されてくるペットボトル塊Dの外周に紐71 を掛け回すもので、汎用されている形式のものが採用されている。尚、この実施 形態では、図4に示すように1個のペットボトル塊Dにつき、3箇所を結束する ようになっている。
【0024】 結束機7で結束されたペットボトル塊Dは、図4に示すように計量装置8上に 移送される。この計量装置8は、コンベア装置81と計量器83とを有し、該計 量器83で計測したペットボトル塊Dの重量データを信号線Lを介して制御盤9 に伝達するようになっている。尚、コンベア装置81は、モータ82(図2)で 駆動されるが、このモータ82は制御盤9からの信号で発停制御される。
【0025】 制御盤9は、各作動部分を制御するとともに、上記計量装置8部分を通過した ペットボトル塊Dの総個数と累積重量値とをそれぞれ表示する総個数表示部91 と累積重量値表示部92とを有している。即ち、この実施形態では、計量装置8 上にペットボトル塊Dが載ると、図5に示すようにその重量を計量装置8(計量 器83)で検出し、その検出信号の発信回数を制御盤9内の計数装置94でカウ ントして総個数表示部91に表示する一方、計量装置8(計量器83)で計量し た重量データをA/D変換器93でデジタル変換した後、制御盤9内の演算装置 95で計算して、その累積重量値を累積重量値表示部92に表示するようになっ ている。尚、ペットボトル塊Dの総個数は、上記計量装置8からの検出信号のほ かに、1サイクルの終了を検出し得る適宜の装置(例えば押出装置、結束機等) からの信号を利用して計数するようにしてもよい。
【0026】 予備圧縮装置4は、原形(大容積のまま)のペットボトルを順次圧縮して、予 め個別に減容させるものである。そして、この予備圧縮装置4は、図1〜図2に 示すように、原形ペットボトルが投入される受入ホッパー40と、該受入ホッパ ー40内に設置された押圧ローラ47と、該押圧ローラ47を回転させる回転駆 動装置5と、押圧ローラ47を受入ホッパー40内の底面に対して近接・離間方 向に往復動させる往復駆動装置6とを備えている。尚、以下の説明では、この予 備圧縮装置4において、図1における右側を奥側といい、左側を手前側といい、 押圧ローラ47の軸線方向(図2の上下方向)を左右方向という。
【0027】 受入ホッパー40は、開口面積が例えば1000mm×1290mmで深さが12 00mm程度の大きさを有している。受入ホッパー40の左右両側面41,41は 、上半部がそれぞれ内方側に向けて下降傾斜し、下半部がそれぞれ鉛直面になる 形状に成形されている。又、受入ホッパー40の底部42は、手前側から奥側に 向けて下降傾斜させている。従って、受入ホッパー40内に投入したペットボト ルは、順次底部奥側に移動するようになっている。又、受入ホッパー40の奥側 底部には、圧縮処理したペットボトルを排出するための排出口44が形成されて いる。
【0028】 押圧ローラ47の外周面には、ペットボトルに穴空けするための多数の突針5 0,50・・が形成されている。この突針50の長さは10mm程度の比較的短小 のものでよい。そして、この押圧ローラ47は、受入ホッパー40内の奥側底部 付近において、左右の軸を受入ホッパー40の左右両側壁41,41に形成した 各長穴からそれぞれ外方に突出させた状態で設置されている。
【0029】 押圧ローラ47は、その左右の各軸49,49をそれぞれ左右の支持アーム4 6,46で支持されている。即ち、各支持アーム46,46は、適宜の長さを有 し、その各基端部を受入ホッパーの各側壁41,41の外面において軸46aで 枢着するとともに、該各支持アーム46,46の先端部で押圧ローラ47の各軸 49,49を支持している。そして、各支持アーム46,46は、各基端部の軸 46a,46aを中心にして押圧ローラ47とともに上下に揺動可能となってい る。
【0030】 押圧ローラ47は、回転駆動装置5で回転せしめられる。この回転駆動装置5 は、一方の支持アーム46に取付けたモータ51により、プーリ・ベルト等の動 力伝達部材を介して押圧ローラ47の軸49を回転させるようになっている。尚 、この回転駆動装置5による回転駆動スピードは、調整可能にすることが好まし い。
【0031】 又、押圧ローラ47は、往復駆動装置6で上下方向に往復動せしめられる。こ の往復駆動装置6は、左右一対の油圧シリンダ61,61を有している。この各 油圧シリンダ61,61は、その各シリンダチューブの基端部を受入ホッパー4 0の各側壁41,41外面に枢着し、各シリンダロッドの先端を押圧ローラ47 の各軸49,49に連結させて取付けている。この各油圧シリンダ61,61に は、図2に示すように、油圧ポンプ12で汲み上げられた作動油が電磁切換弁6 3を介して供給され、該電磁切換弁63を切換え操作することによって、各油圧 シリンダ61,61が同時に伸縮動作するようになっている。又、各油圧シリン ダ61,61の伸長側油圧回路中には、リリーフ弁64が介在されており、該伸 長側油圧回路中が所定圧に達すると作動油をタンク側に逃がすようになっている 。そして、この往復駆動装置6は、電磁切換弁63の切換え操作により、押圧ロ ーラ47の回転スピードにもよるが、該押圧ローラ47を例えば毎分30〜60 回程度のスピードで往復動させるようにしている。
【0032】 搬送装置13は、モータ15によって走行せしめられるコンベアベルト14と 、該コンベアベルト14の左右両側部をガードするガード部材16,16を有し ている。そして、この搬送装置13は、傾斜状態で設置されていて、その始端側 (下端側)上部に予備圧縮装置4を設置するとともに、その終端部(上端部)を 減容機本体1の投入室3の上部に位置させている。
【0033】 この実施形態のデータ処理装置付きペットボトル減容機は、次のような機能を 有する。即ち、予備圧縮装置4の受入ホッパー40内に原形ペットボトルを投入 すると、該原形ペットボトルが押圧ローラ47で予備圧縮され、その圧縮済ペッ トボトルが受入ホッパー40の排出口44から順次搬送装置13のコンベアベル ト14の始端部上に排出される。そして、コンベアベルト14上に排出された圧 縮済ペットボトルは、順次コンベアベルト14で搬送されてその終端部から順次 減容機本体1の投入室3内に投入される。続いて、図3に示すように、投入室3 内に貯留されたペットボトル群C(多数の圧縮済ペットボトルB)は、押込装置 30によって減容室2に押込まれるが、各ペットボトルBは、予め圧縮されて減 容されているので、押込装置30による1回当たりの押込み量は、体積は同じで あっても密度を大きく(総重量を多く)することができる。例えば、原形ペット ボトルのままでは、押込装置30による1回当たりの押込み重量が約1.5Kgであ ったものが、本願のように圧縮済ペットボトルBでは、押込装置30による1回 当たりの押込み重量を例えば2〜3Kg程度まで高めることができる。
【0034】 従って、減容室2内にペットボトルを満杯させた状態(例えば押込装置30の 作動を2回繰返す)では、従来のように原形ペットボトルのままで充填する場合 に比して充填密度が大幅に向上し、圧縮装置25による1回当たりの処理重量を 多くできる(例えば圧縮装置25の1回当たりの動作で4〜6Kg程度処理できる )。このことは、減容室2内で所定重量(例えば15Kg程度)のペットボトル塊 Dを圧縮成形するのに、圧縮装置25による処理回数が3〜4回でよくなり、大 幅に時間短縮できる。例えば、投入室3内に供給される圧縮済ペットボトルBが 原形ペットボトルに対して1/2程度まで減容されている場合には、圧縮装置2 5による1個当たりのペットボトル塊Dを圧縮成形するのに、従来の1/2〜2 /3程度の時間で処理することが可能となる。
【0035】 減容室2内で圧縮成形されたペットボトル塊Dは、図4に示すように、シャッ ター装置34の蓋板36が開放された後、押出装置37によって筒状のガイド2 4を通して押出され、結束機7により紐71(例えば3箇所)で結束される。そ して、その結束済のペットボトル塊Dは、計量装置8のコンベア装置81上に載 せられて、そこで計量器83で計量される。このとき、図5に示すように、計量 装置8(計量器83)からのペットボトル塊検出信号が発信されて、制御盤9の 計数装置94がカウントし、総個数表示部91に累積個数を表示する一方、計量 装置8(計量器83)で計量した重量データが制御盤9の演算装置95で演算処 理されて、その累積重量を累積重量値表示部92に表示するようになる。この各 表示部91,92には、例えば1日当たりのペットボトル塊Dの累積処理個数や 累積重量等を表示することができ、キャンセルするまではペットボトル塊Dが計 量装置8上を通過する度に各表示部91,92に個数及び重量を累積表示するよ うになっている。尚、計量装置8で計量後は、コンベア装置81のモータ82が 駆動して、該コンベア装置81上のペットボトル塊Dを排出側に送り出すように なっている。
【0036】
【考案の効果】
本願考案のデータ処理装置付きペットボトル減容機によれば、減容機本体1で 順次成形されたペットボトル塊Dの個数及び重量をそれぞれ総個数表示部91及 び累積重量値表示部92に累積表示できるので、例えば1日当たりのペットボト ル塊成形個数及び該ペットボトル塊の累積重量が一目で確認でき、従来のように 各ペットボトル塊D毎に台秤に載せて計量・記録・集計するという煩わしさを解 消できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態のデータ処理装置付きペットボト
ル減容機の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のIII−III拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV拡大断面図である。
【図5】図1のペットボトル減容機のデータ処理装置部
分のブロック図である。
【符号の説明】
1は減容機本体、2は減容室、3は投入室、4は予備圧
縮装置、7は結束機、8は計量装置、9は制御盤、13
は搬送装置、91は総個数表示部、92は累積重量値表
示部、Cはペットボトル群、Dはペットボトル塊であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減容機本体(1)の減容室(2)内にお
    いてペットボトル群(C)を圧縮して所定形状のペット
    ボトル塊(D)に圧縮成形し、そのペットボトル塊
    (D)を順次減容機本体(1)外に排出するようにした
    ペットボトル減容機において、 減容機本体(1)外に排出されたペットボトル塊(D)
    の重量を順次計測する計量装置(8)を備え、 計量装置(8)を通過したペットボトル塊(D)の総個
    数と、計量装置(8)で計測された各ペットボトル塊
    (D)の累積重量値とをそれぞれ表示部(91,92)
    に表示するようにした、 ことを特徴とするデータ処理装置付きペットボトル減容
    機。
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