JP3046081U - 容器密閉具 - Google Patents

容器密閉具

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JP3046081U
JP3046081U JP1997007029U JP702997U JP3046081U JP 3046081 U JP3046081 U JP 3046081U JP 1997007029 U JP1997007029 U JP 1997007029U JP 702997 U JP702997 U JP 702997U JP 3046081 U JP3046081 U JP 3046081U
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啓清 陳
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啓清 陳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の口に設けた密閉片が蓋に伴って回転す
ることにより開かれる容器密閉具を提供する。 【解決手段】 本考案の容器密閉具は、首部31上端に
密閉片34を設けており、その密閉片34と首部31と
の隣接箇所はV字形状の切り口をなし、その切り口上端
箇所の薄膜により密閉片34と首部31を連結し、密閉
片34の上面には、切り口の縁に沿って数個の一体成型
した連結体37を設け、その連結体37上端と蓋32と
は溶接結合されて一体となっている為、蓋32を開ける
のと同時に連結体37も蓋32の回転に伴い上昇し、そ
のねじり力および牽引力が密閉片34の薄膜箇所に伝え
られることにより、薄膜箇所には牽引応力および剪断応
力が生まれて薄膜を破壊する合成応力を引き起こして、
同時に密閉片34をも開く。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、瓶、缶、パック等の容器を密閉する容器密閉具に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
瓶詰め、缶詰め、パック詰め等は、携帯、保存に非常に便利であり、日常生活 において欠かせぬ商品の一つになっており、これには、各種飲料水、食用油、醤 油、工業用油等が充填されている。工場においてこれらを充填した後は、その口 箇所に密閉加工を施し、賞味期限内は充填物の新鮮度を約束し、充填物の変質を 避けており、消費者が購入した後は、密閉された蓋を開けて使用するようになっ ている。
【0003】 図17に示すとおり、飲料水を詰めた紙パック1は、その上端の適当箇所に注 ぎ口2を設けており、消費者が開けて充填した飲料水を出す。また、図18、1 9に示すとおり、その注ぎ口2は、主に蓋21、首部22、密閉片23及びリン グ24等により構成されている。リング24の底端根部は密閉片23と一体とな っており、その密閉片23は、首部22の内側縁の延伸リング221と一体成型 し、その延伸リング221及び密閉片23間の底面には環状V形状を呈する切り 口26を設ける。その切り口26には、角度を成している箇所の上端に、適当な 厚みの薄膜261を設け、薄膜261が密閉片23及び延伸リング221を結合 することにより、密閉した口25の効果が達成される。密閉口25を開く場合は 、まずリング24を引っ張ると、牽引応力が薄膜261箇所に集中して引き裂か れ、密閉片23が延伸リング221を離脱することにより、密閉口25が開かれ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この種のリング式構造には、使用上、次の欠点が残る。 1.使用者は蓋21を開いた後、指でリング24を引っ張る必要があり、こう して初めて密閉片23が密閉口25を離れて開かれる。使用上、プロセスが一つ 多く、時間がかかる。
【0005】 2.首部22の口径がリング24の口径を制限するが、消費者の指の太さが異 なる為、指の細い者は問題なくリング24内に指を挿入して引っ張ることもでき るが、指の太い者はリング24内に指を挿入できないか、口サイズにさえ指を入 れることもできず、密閉片23を開けるのが非常に難しく、このような消費者は 細い棒や工具を用いてリング24を引っ掛けたりしなければならず、使用上非常 に不便である。
【0006】 3.一般の消費者がリング24を引っ張る場合、普通、力をこめる為、引っ張 る力が一瞬大きすぎると、薄膜261が引き裂かれる以前に、リング24が切断 され、これにより密閉片23が開かなくなるという苦しい状況に陥る。仕方がな いので消費者はペンチ類の工具でリング24を挟んで開くか、細い棒や先のとが った物、ナイフ等工具を密閉片23に差し込んで目的を達成させる。しかしなが ら、突き刺す力が小さすぎる場合は、開けることができず、また、力が大きすぎ る場合は、棒等が挿入しやすい為、充填物を汚染することとなり、甚だしくは充 填物が飛び出す結果を招く。
【0007】 4.消費者がリング24を引っ張り、密閉片23を裂いて開くその瞬間、瓶、 缶、パック等1は、振動を非常に起こしやすく、充填物が飛び出す結果を招き易 い。 5.リング24を引っ張ると、リング24及び密閉片23は延伸リング221 を離脱して独立した固体となる。そのリング24の体積が小さい為、無知の子供 が誤飲することもままあり、また、動物園等において客が捨てたものを誤飲して 生命の危険にさらされるといった非常に遺憾な事件を招くこともある。
【0008】 6.小体積のリング24は見過ごされて捨てられてしまう場合があり、ゴミの 発生や環境破壊となるばかりでなく、資源回収の死角ともなる。これがリング2 4の回収率の低い主要原因である。 本考案の目的は、蓋と共に回転し同時に離脱して開ける効果を有する瓶、缶、 パック等の容器密閉具を提供することにある。
【0009】 また、本考案の別の目的は、密閉口の密閉片が離脱して開けられた後も尚、連 結体と蓋が一体結合して離脱しない為、誤飲や廃棄を避けることができ、蓋と一 緒に資源回収が可能であり、資源の浪費を減少させ、回収率を向上させることに より、環境汚染防止の効果を有する容器密閉具を提案することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の請求項1記載の容器密閉具は、瓶、缶、 パック等容器の上端箇所に設けられ、首部、蓋、密閉片により構成されており、 首部は、その底端の基台を瓶、缶、パック等と一体化し、外側縁には外ねじ山を 設け、蓋は、前記首部上に螺合し、密閉片は、首部の口箇所に設けて首部と一体 成型し、首部との隣接箇所に断面がV字を呈する環状切り口を設け、密閉片と首 部を薄膜のみで結合させ、その密閉片に隣接する薄膜の環状縁には連結体を成型 し、その連結体のもう一端と蓋とは固着し一体を成すことを特徴とする。
【0011】 本考案の請求項2記載の容器密閉具は請求項1記載の容器密閉具であって、前 記結合体は前記薄膜環状縁上において一つ以上の柱状構造を成しており、その一 端は蓋と固着し一体となることを特徴とする。 本考案の請求項3記載の容器密閉具は請求項1記載の容器密閉具であって、前 記結合体は、前記薄膜の環状縁に沿う中空環状構造とすることも可能であり、そ の一端は、蓋に固着、一体化することを特徴とする。
【0012】 本考案の請求項4記載の容器密閉具は請求項2記載の容器密閉具であって、前 記柱状連結体の一端には上部が狭く下部が広い鉤体を設け、前記蓋中央には階段 状の内部孔を設け、その内部孔内側には環状出縁を設けて連結体の鉤体外側底端 を引っ掛けるように結合し、内部孔には嵌入部品をはめ込み、その嵌入部品の首 部は前記鉤体形状に対応したテーパー体を成し、並びに鉤体内側底端に嵌合して 、嵌入部品上端の蓋体が鉤体上端を加圧し、蓋、嵌入部品と連結体は溶接結合さ れて一体化することを特徴とする。
【0013】 本考案の請求項5記載の容器密閉具は請求項2記載の容器密閉具であって、前 記柱状連結体の一端には上部が狭く下部が広い鉤体を設け、前記蓋中央には階段 状の内部孔を設け、その内部孔内側には環状出縁を設けて連結体の鉤体外側底端 を引っ掛けるように結合し、内部孔には嵌入部品をはめ込み、その嵌入部品の首 部は前記鉤体形状に対応したテーパー体を成し、並びに鉤体内側底端に嵌合して 、嵌入部品外側縁と蓋内部孔間にはゴム体を注入する空間を持たせ、蓋、嵌入部 品と連結体にゴム体を注入して結合、一体化することを特徴とする。
【0014】 本考案の請求項6記載の容器密閉具は請求項2記載の容器密閉具であって、前 記柱状連結体は、直接蓋上端に予め設けた溝内に嵌入し、隣接する蓋上端は、蓋 と連結体を溶接固着して一体化することを特徴とする。 本考案の請求項7記載の容器密閉具は請求項2記載の容器密閉具であって、前 記柱状連結体は、直接蓋上端に予め設けた溝内に嵌入するが、その高さは蓋上端 より低くし、ゴム体の注入空間を作り、蓋と連結体にゴム体を注入して固着させ 一体化することを特徴とする。
【0015】 本考案の請求項8記載の容器密閉具はその注ぎ口は瓶、缶、パック等の上端に 設け、首部、密閉片等を含んだ構造であり、首部は、その底端の基台を瓶、缶、 パック等と一体化し、外側縁には外ねじ山を設け、蓋は、前記首部上に螺合し、 密閉片は、首部の口箇所に設け、首部と一体となるよう成型し、V字型環状切り 口は、口近く且つ密閉片より低い位置の首部上に設け、密閉片と首部は薄膜を介 して隣接しており、薄膜の環状縁上には一つ以上の突起した連結体を成型し、蓋 の前記連結体に対応する箇所には溝を予め設けておき、蓋を首部に螺合する場合 は、まず突出した連結体を蓋上の溝に嵌入し、蓋と連結体にゴム体を注入して固 着一体化することを特徴とする。
【0016】 本考案の請求項9記載の容器密閉具は請求項8記載の容器密閉具であって、前 記突起連結体は首部外側周囲に環状連結体を成し、蓋は水平の上皿蓋と垂直の蓋 本体に分離し、その蓋本体の高さは前記首部底部から環状連結体底縁までの長さ と等しくし、蓋本体を螺合し上皿蓋を被冠した後、両者間には環状溝が成され、 上皿蓋、蓋本体と環状連結体にゴム体を注入して固着一体化することを特徴とす る。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1、図2に示すとおり、本考案は、瓶、缶、パック等の容器1の上端箇所に 設けることを特徴とし、首部31の底端の基台311は、容器1に固定もしくは 一体成型し、首部31の外側縁には外ねじ山を設ける。
【0018】 蓋32は、螺合して首部31上に被せられ、その蓋32の内側には漏れ防止環 状体39を設け、その末端は瓶口33の適当な深さに入り込んで瓶口33を封鎖 し、密閉片34を開いた後の漏れを防ぐ。密閉片34は、首部31の瓶口33の 箇所に設けて首部31と一体成型し、首部31との隣接箇所に断面がV字を呈す る環状切り口35を設け、密閉片34と首31を薄膜36のみで結合させる。そ の密閉片34に隣接する薄膜36の環状縁には連結体37を成型し、その連結体 37は、薄膜36の環状縁上において一つ以上の柱状構造を成しており、その一 端は蓋32に固着し一体となる。
【0019】 上記の特徴により、本考案の密閉片34は、蓋32を緩ませることによりオー プン可能な構造で、詳細は次に説明するとおりである。 図1、図2に示すとおり、消費者が初めに瓶、缶、パックなどの容器1を開く 為に蓋32を回す場合、その蓋32は連結体37と結合し一体となっているので 、回転抵抗力が働いた時は、容器1が未開であることがわかる。また、蓋32の セイフティリング38が蓋32と分離しているかどうか(蓋32を開くと、セイ フティリング38は外ねじ山の抵抗を受ける為、蓋32と一緒に回転することは ない)によっても蓋32が開けられたことがあるかをチェック可能であり、二重 安全設計となっている。使用者が蓋32を開く場合は、多少力を入れて回転させ る必要があり、蓋32はねじに沿って回転し上方にあがる。連結体37は、蓋3 2に従い回転してねじる力を生み、牽引力作用を受け、そのねじり力及び牽引力 は密閉片34に伝えられる。密閉片34はねじり力の作用を受け、剪断応力を起 こし、また、牽引力を受けて牽引応力を生み、剪断応力、牽引応力は切り口35 の薄膜36の箇所にその応力を集中させ、牽引応力および剪断応力により生まれ た作用(COMPOSITE RESULT)が薄膜36の屈伏強度(YIEL DING STRENGTH)を超過すると、薄膜36は牽引応力もしくは剪断 応力による破壊を受けて切断される。蓋32が回転して開けられるのに従い、密 閉片34と首部31は分離し、これにより口33は開かれたこととなり、蓋32 が開けられるのと同時に密閉片34も開けられて、口33の密閉状態は解除され る。非常に時間がかからずに、蓋32が回転すると、ねじり力、牽引力が引き起 こす切断力および牽引応力が生まれ、力を必要とせずに軽く密閉片34を開くこ とが可能であり、伝統的なリング24を引っ張る方法に有る欠点、即ち、開くの と同時に発生する振動により内部の充填物が飛び出すという欠点を解決する。ま た、密閉片34は連結体37により蓋32と一体結合し、離脱しない為、体積が 小さいことにより見過ごして廃棄されることもなく、蓋32と共に瓶、缶、パッ クなどの容器1に装着されているので、資源回収可能であるという長所を有する 。
【0020】 図3に示すとおり、前記密閉片34と蓋32を結合する連結体37は、一つ以 上の柱状構造である他、薄膜36の環状縁に沿う中空管状構造とすることも可能 である。その連結体37の一端は、蓋32に固着、一体化し、中空管状構造であ る連結体37の剛性は柱状構造の連結体37より優れている為、口の直径が比較 的大きな瓶、缶、パック等の容器1に応用可能である。
【0021】 連結体37と蓋32の嵌合実施例は下記のとおりである。 図4に、本考案の柱状連結体37と蓋32との嵌合実施例を示すが、連結体3 7の一端には上部が狭く下部が広い鉤体371を設け、前記蓋32中央には階段 状の内部孔321を設ける。その内部孔321内側には環状出縁322を設けて 連結体37の鉤体371外側底端を引っ掛けるように結合し、内部孔321には 嵌入部品41をはめ込み、その嵌入部品41の首部412は前記鉤体371の形 状に対応したテーパー体を成し、密閉接合の効果を得る。嵌合体411は鉤体3 71と嵌合し、鉤体371内側に引っ掛けるようにし、嵌合体411と嵌入部品 41上端の蓋体413とが鉤体371を相互に挟み込むことにより、蓋32と連 結体37は強固に嵌合されて一体化し、連結体37は蓋32に連動する構造とな る。蓋体413が鉤体371に接触している箇所は、超音波機械により発生させ る高速振動で溶接一体化し、その結合強度が強化される。
【0022】 連結体37と蓋32の溶接の実施例は図5、図6に示すとおりである。柱状の 連結体37上端の鉤体371に嵌入部品41をはめ込んだ後、鉤体371上端に 隣接した蓋32上端を、溶接ヘッド5(もしくは超音波機械)により融解し、蓋 32、嵌入部品41及び鉤体371を一体結合させる。連結体37に溶接されて 一体結合した蓋32は、連結体37を連動させる構造となる。
【0023】 連結体37と蓋32を直接溶接する方式は、図7、8に示すとおりである。そ の柱状連結体37を直接蓋32上端に予め設けた溝323内に嵌入させ、その上 端並びに隣接する蓋32上端を、溶接ヘッド5(もしくは超音波機械)で溶接し て一体化すると、連結体37が蓋32に溶接固着されて一体となる。 溶接ゴムもしくは樹脂を注入して連結体37および蓋32を結合させる実施例 は図9、10に示すとおりである。柱状連結体37の末端を直接蓋32の上端の 溝323内に嵌入するが、その高さは蓋32上端より低くし、ゴムもしくは樹脂 の注入空間を開ける。注入空間内には、注入ヘッド6を用いて溶接ゴムもしくは 樹脂を注入し、その溶接ゴムもしくは樹脂が凝固すると、蓋32および連結体3 7が結合する。
【0024】 また嵌入部品41および溶接ゴム(もしくは樹脂)を利用した二重複合組合わ せ構造は、図11、12に示すとおりである。連結体37上端の鉤体371と蓋 32及び嵌入部品41の上端面には適当な空間をとり、嵌入部品41をはめ込ん だ後、その空間に注入ヘッド6で溶接ゴムもしくは樹脂を注入すると、嵌合連結 、及び溶接ゴムもしくは樹脂を粘り合わせての結合という効果を達成できる。
【0025】 図13、14に、本考案の注ぎ口7のもう一つの実施例を示す。それは、首部 71を含み、その底端の基台701は瓶、缶、パック等の容器1と一体化し、そ の外側縁には外ねじ山を設ける、蓋75は、前記首部71上に螺合し、密閉片7 4は、首部71の口72の箇所に設け、首部71と一体になるように成型する。 その特徴であるが、V字型環状切り口73は、口72の近く且つ密閉片74より 低い位置の首部71上の設け、密閉片74と首部71は薄膜731を介して隣接 しており、薄膜731の環状縁上には一つ以上の突起した連結対76を成型し、 蓋75の前記連結体76に対応する箇所には溝751を設けておく。蓋75を首 71に螺合する場合は、まず突出した連結体76を蓋75上の溝751に嵌入し 、溝751より溶接ゴムもしくは樹脂を注入して連結体76を結合一体化するこ とにより、蓋75、密閉片74と連結体76は溶接されて一体となる。蓋75を 緩めるのと同時に発生するねじり力および牽引力が密閉片74の薄膜731を裂 いて、開かれる。
【0026】 図15、16に示すとおり、突起連結体84は首部82の外側周囲に環状連結 体85を成す。蓋81は水平の上皿蓋811と垂直の蓋本体812に分かれ、そ の蓋本体812の高さは前記首部82の底部から環状連結体85の底縁までの長 さと等しくし、蓋本体812を螺合し上皿蓋811を被冠した後、両者間には環 状溝83が成され、上皿蓋811、蓋本体812と環状連結体85に溶接ゴムも しくは樹脂を注入して一体結合化する。
【0027】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の容器密閉具は、蓋を連結体と密閉片に連結して 一体化し、使用する場合は、蓋を緩めると同時に密閉片を開くという特徴をもつ 。それにより、下記の進歩的効果をも持ち合わせる。 1.蓋を回して開くのと同時に密閉片と首部との間の薄膜を裂く為、消費者にと ってはリングを引っ張るプロセスが省略でき、使用上非常に便利である。 2.蓋を開ける場合、連結体を連動して密閉片にねじり力および牽引力を発生さ せ、薄膜には牽引応力および切断応力という二重応力の合成作用(COMPOS ITE RESULT)効果を引き起こさせる為、薄膜を裂く効果が良好である 。 3.蓋を緩める際、同時に密閉片をも開き、密閉片を開く全力は蓋を緩める際に 発生する力である為、密閉片を開く力が非常に安定したものとなり、従来のよう にリングを引っ張った後、充填物が振動を起こしてはね飛ぶような状況を引き起 こさない。密閉片は連結体と共に蓋と一体となっている為、密閉片が開かれて首 部を離れた後、その体積が小さいがゆえに見過ごして廃棄されてしまうこともな く、蓋と共に一緒に回収再利用が可能となり、環境保護の負担を減少させる。密 閉片を開く場合は指の太さに制限を受けることもなく、連結体が引っ張られて切 断されることもないので、従来のリングの欠点を改善するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の連結体と密閉片及び蓋を一体結
合させた立体断面図である。
【図2】本考案実施例の連結体と密閉片及び蓋を一体結
合させた組立断面図およびその局部拡大断面図である。
【図3】本考案実施例の連結体を中空管状にした立体断
面図である。
【図4】本考案実施例の連結体と嵌入部品を嵌合固定し
た組立断面図である。
【図5】本考案実施例の連結体と嵌入部品を嵌合固定す
る作動を説明する断面図である。
【図6】本考案実施例の連結体と嵌入部品を嵌合固定溶
接した断面図である。
【図7】本考案実施例の連結体と蓋を溶接した断面図で
ある。
【図8】本考案実施例の蓋の斜視図である。
【図9】本考案実施例の蓋に溶接ゴムを注入し連結体及
び蓋を結合させた断面図である。
【図10】本考案実施例の蓋の斜視図である。
【図11】本考案の嵌入部品と連結体を嵌合したもう一
つの実施例を示す断面図である。
【図12】本考案の実施例の嵌入部品と連結体を溶接ゴ
ムで結合した断面図である。
【図13】本考案に関する密閉構造のもう一つの実施例
を示す斜視図である。
【図14】図13の組立断面図である。
【図15】本考案に関する蓋及び連結体を溶接結合した
もう一つの実施例を示す斜視図である。
【図16】図15の組立断面図である。
【図17】従来品の紙パックの斜視図である。
【図18】従来品の密閉口の立体断面図である。
【図19】従来品の密閉口の断面図である。
【符号の説明】 1 容器 2、7 注ぎ口 21、32、75、81 蓋 22、31、71、82 首部 23、34、74 密閉片 24 リング 25、33、72 口 26、35、73 切り口 261、36、731 薄膜 311、701 基台 321 内部孔 322 環状出縁 323、751 溝 37、76 連結体 371 鉤体 38 セイフティリング 39 漏れ防止環状体 41 嵌入部品 411 嵌合体 412 首部 413 蓋体 5 溶接ヘッド 6 注入ヘッド 811 上皿蓋 812 蓋本体 83 環状溝

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 首部、蓋、密閉片により構成され、容器
    の上端箇所に設けられる密閉具であって、 前記首部は、その底端の基台を容器と一体化し、外側縁
    には外ねじ山を設け、 前記蓋は、前記首部上に螺合し、 前記密閉片は、首部の口箇所に設けて首部と一体成型
    し、首部との連接箇所に断面がV字を呈する環状切り口
    を設け、密閉片と首部を薄膜のみで結合させ、その密閉
    片に隣接する薄膜環状縁には連結体を成型し、その連結
    体のもう一端と蓋とは固着し一体を成すことを特徴とす
    る容器密閉具。
  2. 【請求項2】 前記連結体は、前記薄膜環状縁上におい
    て一つ以上の柱状構造を成す柱状連結体であり、その一
    端は蓋に固着し一体となることを特徴とする請求項1記
    載の容器密閉具。
  3. 【請求項3】 前記連結体は、前記薄膜環状縁に沿う中
    空管状構造とすることが可能であり、その一端は、蓋に
    固着、一体化することを特徴とする請求項1記載の容器
    密閉具。
  4. 【請求項4】 前記柱状連結体の一端には、上部が狭く
    下部が広い鉤体を設け、前記蓋の中央には階段状の内部
    孔を設け、その内部孔内側には環状出縁を設けて連結体
    の鉤体外側底端を引っ掛けるように結合し、内部孔には
    嵌入部品をはめ込み、その嵌入部品の首部は前記鉤体の
    形状に対応したテーパー体を成し、並びに鉤体内側底端
    に嵌合して、嵌入部品上端の蓋体が鉤体上端を加圧し、
    蓋、嵌入部品と連結体は溶接結合されて一体化すること
    を特徴とする請求項2記載の容器密閉具。
  5. 【請求項5】 前記柱状連結体の一端には、上部が狭く
    下部が広い鉤体を設け、前記蓋の中央には階段状の内部
    孔を設け、その内部孔内側には環状出縁を設けて連結体
    の鉤体外側底端を引っ掛けるように結合し、内部孔には
    嵌入部品をはめ込み、その嵌入部品の首部は前記鉤体の
    形状に対応したテーパー体を成し、並びに鉤体内側底端
    に嵌合して、嵌入部品外側縁と蓋内部孔間にはゴム体を
    注入する空間を持たせ、蓋、嵌入部品と連結体にゴム体
    を注入して結合、一体化することを特徴とする請求項2
    記載の容器密閉具。
  6. 【請求項6】 前記柱状連結体は、直接蓋上端に予め設
    けた溝内に嵌入し、隣接する蓋上端は、蓋と連結体を溶
    接固着して一体とすることを特徴とする請求項2記載の
    容器密閉具。
  7. 【請求項7】 前記柱状連結体は、直接蓋上端に予め設
    けた溝内に嵌入するが、その高さは蓋上端より低くし、
    ゴム体の注入空間を作り、蓋と連結体にゴム体を注入し
    て固着させ一体化することを特徴とする請求項2記載の
    容器密閉具。
  8. 【請求項8】 注ぎ口は瓶、缶、パック等の上端に設
    け、首部、密閉片等を含んだ構造であり、首部は、その
    端面の基台を瓶、缶、パック等と一体化し、外側縁には
    外ねじ山を設け、蓋は、前記首部上に螺合し、密閉片
    は、首部の口箇所に設け、首部と一体となるよう成型
    し、V字型環状切り口は、口近く且つ密閉片より低い位
    置の首部上に設け、密閉片と首部は薄膜を介して隣接し
    ており、薄膜の環状縁上には一つ以上の突起連結体を成
    型し、蓋の前記連結体に対応する箇所には溝を予め設け
    ておき、蓋を首部に螺合する場合は、まず突出した連結
    体を蓋上の溝に嵌入し、蓋と連結体にゴム体を注入して
    固着一体化することを特徴とする容器密閉具。
  9. 【請求項9】 前記突起連結体は首部外側周囲に環状連
    結体を成し、蓋は水平の上皿蓋と垂直の蓋本体に分離
    し、その蓋本体の高さは前記首部底部から環状連結体底
    縁までの長さと等しくし、蓋本体を螺合し上皿蓋を被冠
    した後、両者間には環状溝が成され、上皿蓋、蓋本体と
    環状連結体にゴム体を注入して固着一体化することを特
    徴とする請求項8記載の容器密閉具。
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