JPH07260017A - 調節弁用ケージ、調節弁および配管サイレンサー - Google Patents

調節弁用ケージ、調節弁および配管サイレンサー

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JPH07260017A
JPH07260017A JP6079899A JP7989994A JPH07260017A JP H07260017 A JPH07260017 A JP H07260017A JP 6079899 A JP6079899 A JP 6079899A JP 7989994 A JP7989994 A JP 7989994A JP H07260017 A JPH07260017 A JP H07260017A
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wave
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和喜 高山
Toshikatsu Meguro
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L55/02Energy absorbers; Noise absorbers

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Abstract

(57)【要約】 【目的】流量およびサイズを保ちながら低騒音化を図
る。 【構成】調節弁用ケージ12は、複数のディスク31を
積層して成る。ディスク31の表面には、複数の流路3
2が形成される。各流路32は、迷路状に折れ曲がった
溝から成る。各流路32には、多数の溝34が形成され
る。調節弁用ケージ12は、調節弁10を構成する。 【効果】ダウンサイジング、低コスト化を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調節弁用ケージ、調節
弁および配管サイレンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の調節弁としては、例えば、特公平
2−53661号公報および実公昭63−11430号
公報に示すものがある。すなわち、ケーシングの弁室内
に多数の小孔を備えたケージを配置し、流体が多数の小
孔を通って流れるようにし、流体に抵抗を与えて圧力を
下げ、低騒音化を図るようになっている。
【0003】また、従来の調節弁としては、例えば、特
公昭59−42192号公報および実公昭61−322
24号公報に示すものがある。すなわち、複数のディス
クを積層して調節弁用ケージを構成し、調節弁用ケージ
の外壁面と内壁面との間に貫通する迷路型流路を形成
し、この迷路型流路を流体が方向を変えながら流れるよ
うにし、流体に多くの抵抗を与えて圧力を下げ、低騒音
化を図るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来の技術では、弁内で流体に与える抵抗が小さいた
め、低騒音化が充分でなかった。後者の従来の技術で
は、流路の曲がり部を多くしたり、流路の断面積を小さ
くしたりして低騒音化を図っているため、流量を制限し
てしまう。流量を落とさずに低騒音化を図ろうとすれ
ば、サイズが大型化して全体の重量が増加するととも
に、高コスト化を招くという問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、流量およびサイズを保ちながら、
低騒音化を図ることができる調節弁用ケージ、調節弁お
よび配管サイレンサーを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る調節弁用ケージは、壁に貫通する流路
を有する調節弁用ケージにおいて、前記流路に複数の凹
部を有することを特徴とする。
【0007】凹部は、穴、溝、その他いかなる形状、大
きさを有していてもよく、規則的に配置されていても、
不規則に配置されていてもよい。凹部は、多い方が好ま
しく、流路断面が四角形の場合、流路の1面または2面
のみに形成されていてもよいが、4面すべてに形成され
ていることが好ましい。凹部は、流路に当初から形成さ
れていても、平滑な流路に後から形成してもよい。流路
は、オリフィス型流路のように真っ直ぐなものであって
も、迷路型流路のように折れ曲がったものであってもよ
い。
【0008】請求項2の本発明に係る調節弁用ケージ
は、請求項1記載の調節弁用ケージにおいて、複数のデ
ィスクを積層して成り、前記流路は迷路型流路から成る
ことを特徴とする。
【0009】この調節弁用ケージは、低騒音用積層ディ
スク型ケージである。
【0010】請求項3の本発明に係る調節弁用ケージ
は、請求項1または2記載の調節弁用ケージにおいて、
前記凹部は、前記流路を流れる流体の進行方向に対し直
角方向に形成された溝から成ることを特徴とする。
【0011】溝による空隙率は大きい方が好ましい。従
って、溝は深い方が好ましく、また、規則的に配列され
る場合にはピッチが小さい方が好ましい。
【0012】請求項4の本発明に係る調節弁用ケージ
は、請求項1,2または3記載の調節弁用ケージにおい
て、前記ディスクは多孔質材から成り、前記凹部は多孔
質材に形成された微細孔から成ることを特徴とする。
【0013】多孔質材は、例えば、金属材料を発泡化し
て製造されるものであり、微細孔は発泡により形成され
る穴である。
【0014】本発明に係る調節弁は、ケーシングの弁室
内にケージを配置し、このケージ内に弁プラグを移動可
能に設けた調節弁において、前記ケージは請求項1,
2,3または4記載の調節弁用ケージから成ることを特
徴とする。
【0015】この調節弁は、例えば、工業用高圧配管系
に設けられ、高圧流体を制御するため好適に使用され
る。調節弁がケージと弁プラグとの両方にオリフィスを
有するタイプの場合には、ケージの流路とともに、弁プ
ラグの流路にも凹部を形成してもよい。
【0016】本発明に係る配管サイレンサーは、フラン
ジ部が2本の配管の各フランジの間に挟んで取り付けら
れ、貫通する流路を有するケージ部が配管内に配置され
る配管サイレンサーにおいて、前記流路に複数の凹部を
有することを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明に係る調節弁用ケージは、ケーシングの
弁室内に配置され、内部に弁プラグを移動可能に設けて
調節弁を構成する。流体が弁を流れるとき、流体はケー
ジの貫通する流路を流れる。流路を高圧流体が流れると
き、流路内を衝撃波が伝播する。この透過衝撃波は、凹
部からの膨張波により減衰し、さらに、その減衰した衝
撃波に追いつく反射衝撃波が凹部により弱くなるため、
減衰すると考えられる。衝撃波の減衰により、騒音は低
下する。
【0018】請求項2の本発明に係る調節弁用ケージで
は、迷路型流路の曲がり部が入射衝撃波を透過衝撃波と
多数の反射衝撃波群とに分け、透過衝撃波を減衰させる
と考えられる。迷路型流路の曲がり部を多くしたり、流
路の断面積を小さくしたりしなくても、流路の凹部によ
り衝撃波を減衰させ、騒音を低下させることができる。
迷路型流路の曲がり部外側壁面に形成された凹部は、反
射衝撃波を弱くし、騒音を低下させる。
【0019】請求項3の本発明に係る調節弁用ケージ
は、溝深さが大きいほど、また、空隙率が大きいほど、
衝撃波減衰効果が高く、騒音をより低下させる。
【0020】請求項4の本発明に係る調節弁用ケージ
は、ディスクを多孔質材で製造することにより、容易に
製造することができる。
【0021】本発明に係る調節弁は、ケージの流路に設
けられた複数の凹部により、衝撃波を減衰させ、騒音を
低下させる。
【0022】本発明に係る配管サイレンサーは、ケージ
部の流路に設けられた複数の凹部により、衝撃波を減衰
させ、騒音を低下させる。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の第1〜第3実施
例について説明する。図1および図2は、本発明の第1
実施例を示している。図1に示すように、調節弁10
は、ケーシング11と、調節弁用ケージ12と、弁プラ
グ13と、弁座14と、保持体15と、ボンネット16
とを有している。調節弁10は、ケーシング11の弁室
内に調節弁用ケージ12を配置し、この調節弁用ケージ
12内に弁プラグ13を移動可能に設けて構成されてい
る。
【0024】ケーシング11は、流体の入口および出口
用の開口21,22を有している。開口21,22は、
開口21を入口とし、開口22を出口としても、その逆
に、開口22を入口とし、開口21を出口としてもよ
い。調節弁用ケージ12は、弁座14と保持体15とに
より、それらの間に固定されている。弁座14はケーシ
ング11の隔壁23の貫通孔24に嵌合され、保持体1
5はケーシング11の開口部25に嵌合されている。ボ
ンネット16は、保持体15を固定して、ケーシング1
1の開口端26にボルト17により固定されている。弁
プラグ13は、ボンネット16を貫通する弁軸18に固
定されている。
【0025】調節弁用ケージ12は、複数のディスク3
1,31,…を積層して成っている。図2に示すよう
に、ディスク31の表面には、複数の流路32,32,
…が形成されている。各流路32は、迷路状に折れ曲が
った溝から成り、各ディスク31を横断している。各デ
ィスク31を積層したとき、各流路32は、ディスク3
1によるケージ12の壁を貫通する。
【0026】各流路32には、図4(C)に示すよう
に、両壁に多数の溝34,34,…が形成されている。
各溝34は、両壁の高さいっぱいに形成されている。各
溝34は、流路32を流れる流体の進行方向に対し直角
方向に形成されている。各溝34は、幅2ミリ、深さ6
ミリであって、各流路32の底面に垂直に、ピッチ6ミ
リで等間隔に形成されている。
【0027】次に作用を説明する。図1において、調節
弁10は、高圧流体がケーシング11内を開口21から
開口22へと流れるとき、弁プラグ13が調節弁用ケー
ジ12の内部で弁軸18とともに移動して、高圧流体を
制御する。高圧流体が調節弁10を流れるとき、流体は
調節弁用ケージ12の貫通する流路32を流れる。この
とき、流路32内を衝撃波が伝播する。
【0028】迷路型流路の曲がり部は、入射衝撃波を透
過衝撃波と多数の反射衝撃波群とに分け、透過衝撃波を
減衰させると考えられる。また、この透過衝撃波は、各
溝34からの膨張波により減衰し、さらに、その減衰し
た衝撃波に追いつく反射衝撃波が溝34により弱くなる
ため、減衰すると考えられる。特に、迷路型流路32の
曲がり部外側壁面に形成された溝34は、反射衝撃波を
弱くする。
【0029】このように、調節弁10は、迷路型流路の
曲がり部を多くしたり、流路の断面積を小さくしたりし
なくても、流路32の溝34,34,…により衝撃波を
減衰させ、騒音を低下することができる。従って、流路
32に溝34,34,…を形成することによって、流量
およびサイズを保ちながら、低騒音化を図ることがで
き、ダウンサイジングおよびこれに伴う低コスト化と低
騒音化とをともに実現することもできる。
【0030】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本実施例は、前述した第1実施例の調節弁用ケージ
12の複数のディスク31,31,…を発泡アルミニウ
ムにより製造する点および各ディスク31の各流路32
が溝34を有しない点を除いて、第1実施例の調節弁1
0の構成と同じである。従って、重複した説明を省略す
る。
【0031】本実施例の調節弁の調節弁用ケージの複数
のディスクは、アルミニウムを発泡化して製造される多
孔質材から成る。このため、ディスクの表面の流路に
は、発泡により形成される多数の微細孔が形成されてい
る。
【0032】この微細孔は、流体が調節弁用ケージの流
路を流れるとき、流路内を伝播する衝撃波を減衰させ
る。衝撃波の減衰により、騒音は低下する。調節弁用ケ
ージは、ディスクを多孔質材で製造することにより容易
に製造することができるため、これにより低騒音化を容
易に図ることができる。
【0033】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図3は、本発明の第3実施例の配管サイレンサー4
0を示す。配管サイレンサー40は、フランジ部41
と、ケージ部42とを有する。フランジ部41とケージ
部42とは、一体的に構成されている。ケージ部42
は、貫通する多数の流路43を有している。
【0034】流路43には、図4(C)に示すように、
流路43の両壁33に多数の溝34,34,…が形成さ
れている。フランジ部41は、2本の配管51,52の
各フランジ53,54の間に挟んで取り付けられる。ケ
ージ部42は、配管52の内部に配置される。
【0035】配管サイレンサー40は、ケージ部42の
流路43に設けられた多数の溝34,34,…により、
衝撃波を減衰させ、騒音を低下させる。
【0036】実施例1および3に示す溝34ならびに実
施例2に示す微細孔による衝撃波減衰効果および騒音低
下効果を確認するため、衝撃波管実験および騒音実験を
行った。実験には、ゴム膜衝撃波管(低圧室:全長6.
5m、断面60mm×150mm、高圧室:長さ2.3
m、内径290mm)を用い、試料気体を窒素(101.3k
Pa)、駆動気体を窒素(222.4kPa)とし、入
射衝撃波のマッハ数を1.2±0.5%の精度で実現し
た。可視化計測には、ルビーレーザ(Appolo L
aser Inc.,22HD,発光パルス巾20ns
ec,波長694.3nm)を光源とする二重露光ホロ
グラフィ干渉計を用いた。
【0037】図4(A)は解析に用いたテストセクショ
ンを、図4(B)は流路壁面が平滑なテストピースを、
図4(C)は流路壁全面に多数の溝を有するテストピー
スを示す。図中に示す数値は、それぞれ長さをmm単位
で示している。なお、流路壁面に多数の微細孔を有する
テストピースは、図4(B)のテストピースと同様の形
態を有するため、図示を省略する。
【0038】また、TVD差分法による数値シミュレー
ションを行った。数値シミュレーションでは、二次精度
風上型TVD差分スキームを用いて二次元非定常オイラ
ー式を解いた。計算格子にはデカルト座標系(391×
301)を用いた。
【0039】図5〜図11は、その結果を示す。図5お
よび図6で、(a)の干渉縞写真と(b)の数値計算の
等密度線図とは、定性的によく一致している。図6をみ
ると、120μsec後の結果では、流路側の多溝壁か
ら断続的に発生する膨張波の追いつきにより透過衝撃波
は減衰し、衝撃波面は湾曲する。220μsec後に
は、第1の外側曲がり部壁面での反射が段階的に行わ
れ、内側曲がり部角の上側の反射衝撃波以外は不鮮明に
なっている。透過衝撃波も図5に示す平滑壁の場合と比
べて弱くなっている。320μsec後、平滑壁の場合
にみられる透過衝撃波背後の階段状の反射衝撃波群は識
別が困難なほどに減衰し、開放端出口付近では密度勾配
の緩やかな状態となり、音波に近い状態に減衰する。
【0040】また、図7を図6と比較すると、微細孔に
よる多孔壁の流路では、図6に示す多溝壁よりさらに、
衝撃波を減衰させることがわかる。
【0041】図8(A)〜(C)では、縞が円をなして
いるところが衝撃波の渦を示し、縞の数が少ない部分ほ
ど、渦の強さが弱くなっている。上流で発生する衝撃波
が減衰し、下流で発生する渦の強さが弱まるほど、低騒
音効果があらわれる。図8(A)〜(C)をみると、
(A)より(B)、(B)より(C)ほど低騒音効果が
顕著にあらわれている。従って、平滑壁の流路より多溝
壁の流路の方が低騒音効果が高く、多溝壁の流路より多
孔壁の流路の方がさらに低騒音効果が高いと認められ
る。
【0042】図9(A)と図9(B)とを比較すると、
図9(A)に示す平滑壁では、入口流路において透過衝
撃波の強さが増しているのに対し、図9(B)に示す多
溝壁では、入口流路で流路両側壁面からの膨張波により
透過衝撃波が減衰し、透過衝撃波背後の圧力比が1.4
0程度に減少しているのがわかる。さらに、図9(B)
に示す多溝壁では、中間流路では透過衝撃波背後の圧力
比が1.08程にまで減少し、開放端出口では透過衝撃
波は音波と考えられるほど減衰し、圧力変化は連続的な
ものとなることがわかる。このように、多溝壁の流路で
は、平滑壁の流路に比べて衝撃波を減衰させることがわ
かる。
【0043】図10で、縦軸に示すmは、以下の式で求
めた無次元質量流量である。なお、式中、ρ0 ,a0
は、圧力比1.0の制止流体中の密度と音速とを示す。
【0044】m=ρu/ρ00
【0045】図10をみると、ストレートスリットの場
合には、透過衝撃波の減衰効果が低いため、ほとんど垂
直な立ち上がりを見せている。図4(B)に示す平滑壁
の場合には、ストレートスリットの場合よりも緩やかな
立ち上がりを見せ、流量がピークに達した後、0.7m
sec以降で急激に流量が減少する。これらに対し、図
4(C)に示す多溝壁の場合には、さらに緩やかな立ち
上がりを見せ、しかもその後は、変動は激しいものの図
4(B)に示す平滑壁を上回る流量を示す。これは、壁
面に設けられた多数の溝が剥離領域の成長を抑制するた
めと考えられる。
【0046】図11は、IEC Pub.534−8−
1(1986)に基づき実施した騒音実験結果を示すグ
ラフである。図11で、縦軸は騒音音量、横軸は流路の
入口および出口での流体の圧力比を示す。model
1はストレートスリットの平滑壁の流路、model
2はストレートスリットの多溝壁の流路、model3
は図4(B)に示す平滑テストピースの流路、mode
l 4は図4(C)に示す多溝壁テストピースの流路、
model 5は微細孔の多孔壁テストピースの流路で
の各値を示している。
【0047】図11をみると、ストレートスリットの場
合にも、折れ曲がったスリットの場合にも、同じ流量の
とき、平滑壁に比べて多溝壁の方が、騒音を低下させる
効果が高いことがわかる。また、図4(A)のテストセ
クションでは、同じ流量のとき、平滑壁より多溝壁の方
が騒音を低下させる効果が高く、さらに、多溝壁より多
孔壁の方が騒音を低下させる効果が高いことがわかる。
【0048】また、実施例1および3に示す溝34の、
溝ピッチ、溝深さ、空隙率を変化させた場合の衝撃波減
衰効果をみるため、これらを変化させて前述と同様の数
値シミュレーションを行った。この結果を図12〜図1
4に示す。
【0049】図12〜図14で、縦軸Mは流路センター
ライン上の透過衝撃波マッハ数分布を示し、横軸は流路
幅で無次元化された流路入口からの距離を示す。図12
をみると、空隙率が増加するほど、衝撃波を減衰させる
ことがわかる。図13をみると、溝ピッチが小さくなる
ほど、衝撃波を減衰させることがわかる。図14をみる
と、溝深さが深くなるほど、衝撃波を減衰させることが
わかる。
【0050】従って、溝深さが大きいほど、また、空隙
率が大きいほど、衝撃波減衰効果が高く、騒音をより低
下させると考えられる。溝ピッチ、溝深さ、空隙率とで
衝撃波減衰効果への寄与を比較すると、溝深さの寄与が
最も大きいことがわかる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る調節弁用ケージ、調節弁お
よび配管サイレンサーによれば、流路の複数の凹部が衝
撃波を減衰させ、騒音を低下させるので、流量およびサ
イズを保ちながら、低騒音化を図ることができ、ダウン
サイジングおよびこれに伴う低コスト化と低騒音化とを
ともに実現することもできる。
【0052】特に、請求項2の本発明に係る調節弁用ケ
ージでは、迷路型流路の曲がり部を多くしたり、流路の
断面積を小さくしたりしなくても、流路の凹部により低
騒音化を図ることができる。
【0053】特に、請求項3の本発明に係る調節弁用ケ
ージでは、溝深さが大きいほど、また、空隙率が大きい
ほど、衝撃波減衰効果が高く、騒音をより低下させるこ
とができる。
【0054】特に、請求項4の本発明に係る調節弁用ケ
ージでは、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の調節弁を示す縦断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例の調節弁の調節弁用ケージ
のディスク表面を示す要部拡大平面図である。
【図3】本発明の第2実施例の配管サイレンサーを示す
縦断面図である。
【図4】衝撃波管実験で解析に用いた、(A)テストセ
クションを示す横断面図、(B)流路壁面が平滑なテス
トピースを示す平面図、(C)流路壁全面に多数の溝を
有するテストピースを示す平面図である。
【図5】衝撃波管実験で、入射衝撃波が図4(B)に示
す平滑テストピースの流路入口に到達してから120,
220,320μsec後の(a)干渉縞写真と(b)
数値計算の等密度線図である。
【図6】衝撃波管実験で、入射衝撃波が図4(C)に示
す多溝壁テストピースの流路入口に到達してから12
0,220,320μsec後の(a)干渉縞写真と
(b)数値計算の等密度線図を示す。
【図7】衝撃波管実験で、入射衝撃波が微細孔の多孔壁
テストピースの流路入口に到達してから(A)120μ
sec後,(B)220μsec後,(C)320μs
ec後の各干渉縞写真を示す。
【図8】衝撃波管実験で、衝撃波の流れが定常に達した
ときの、(A)図4(B)に示す平滑テストピースの干
渉縞写真、(B)図4(C)に示す多溝壁テストピース
の干渉縞写真、(C)微細孔の多孔壁テストピースの干
渉縞写真を示す。
【図9】衝撃波管実験で、計算結果より得られた、
(A)図4(B)に示す平滑テストピースの流路センタ
ーライン上の圧力分布を示すグラフ、(B)図4(C)
に示す多溝壁テストピースの流路センターライン上の圧
力分布を示すグラフである。
【図10】衝撃波管実験で、数値計算から得られた、図
4(B)および図4(C)に示す各テストピースならび
にこれらと流路幅の同じストレートスリットの出口部の
無次元質量流量時間履歴を示すグラフである。
【図11】騒音実験結果を示すグラフである。
【図12】数値シミュレーションで、図4(C)に示す
多溝壁テストピースの溝ピッチを6mm、溝深さを6m
mとし、空隙率を0.33,0.50,0.67と変化
させた場合の衝撃波減衰特性を示すグラフである。
【図13】数値シミュレーションで、図4(C)に示す
多溝壁テストピースの空隙率を0.33、溝深さを6m
mとし、溝ピッチを6mm,12mmと変化させた場合
の衝撃波減衰特性を示すグラフである。
【図14】数値シミュレーションで、図4(C)に示す
多溝壁テストピースの空隙率を0.33、溝ピッチを6
mmとし、溝深さを3mm,6mmと変化させた場合の
衝撃波減衰特性を示すグラフである。
【符号の説明】 10 調節弁 11 ケーシング 12 調節弁用ケージ 13 弁プラグ 31 ディスク 32 流路 34 溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】追加
【補正内容】
【図15】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】追加
【補正内容】
【図16】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】衝撃波管実験で、入射衝撃波が図4(B)に示
す平滑テストピースの流路入口に到達してから120,
220,320μsec後の干渉縞写真である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】衝撃波管実験で、入射衝撃波が図4(C)に示
す多溝壁テストピースの流路入口に到達してから12
0,220,320μsec後の干渉縞写真である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図15
【補正方法】追加
【補正内容】
【図15】衝撃波管実験で、入射衝撃波が図4(B)に
示す平滑テストピースの流路入口に到達してから12
0,220,320μsec後の数値計算の等密度線図
である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図16
【補正方法】追加
【補正内容】
【図16】衝撃波管実験で、入射衝撃波が図4(C)に
示す多溝壁テストピースの流路入口に到達してから12
0,220,320μsec後の数値計算の等密度線図
である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】図5〜図11は、その結果を示す。図5お
よび図6の干渉縞写真は、図15および図16の数値計
算の等密度線図と定性的によく一致している。図6をみ
ると、120μsec後の結果では、流路側の多溝壁か
ら断続的に発生する膨張波の追いつきにより透過衝撃波
は減衰し、衝撃波面は湾曲する。220μsec後に
は、第1の外側曲がり部壁面での反射が段階的に行わ
れ、内側曲がり部角の上側の反射衝撃波以外は不鮮明に
なっている。透過衝撃波も図5に示す平滑壁の場合と比
べて弱くなっている。320μsec後、平滑壁の場合
にみられる透過衝撃波背後の階段状の反射衝撃波群は識
別が困難なほどに減衰し、開放端出口付近では密度勾配
の緩やかな状態となり、音波に近い状態に減衰する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁に貫通する流路を有する調節弁用ケージ
    において、 前記流路に複数の凹部を有することを特徴とする調節弁
    用ケージ。
  2. 【請求項2】複数のディスクを積層して成り、前記流路
    は迷路型流路から成ることを特徴とする請求項1記載の
    調節弁用ケージ。
  3. 【請求項3】前記凹部は、前記流路を流れる流体の進行
    方向に対し直角方向に形成された溝から成ることを特徴
    とする請求項1または2記載の調節弁用ケージ。
  4. 【請求項4】前記ディスクは多孔質材から成り、前記凹
    部は多孔質材に形成された微細孔から成ることを特徴と
    する請求項1,2または3記載の調節弁用ケージ。
  5. 【請求項5】ケーシングの弁室内にケージを配置し、こ
    のケージ内に弁プラグを移動可能に設けた調節弁におい
    て、 前記ケージは請求項1,2,3または4記載の調節弁用
    ケージから成ることを特徴とする調節弁。
  6. 【請求項6】フランジ部が2本の配管の各フランジの間
    に挟んで取り付けられ、貫通する流路を有するケージ部
    が配管内に配置される配管サイレンサーにおいて、 前記流路に複数の凹部を有することを特徴とする配管サ
    イレンサー。
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