JP3045718B1 - ヘルメットにおけるシ―ルドの取付構造 - Google Patents

ヘルメットにおけるシ―ルドの取付構造

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JP3045718B1
JP3045718B1 JP11021954A JP2195499A JP3045718B1 JP 3045718 B1 JP3045718 B1 JP 3045718B1 JP 11021954 A JP11021954 A JP 11021954A JP 2195499 A JP2195499 A JP 2195499A JP 3045718 B1 JP3045718 B1 JP 3045718B1
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理夫 新井
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株式会社アライヘルメット
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Abstract

【要約】 【課題】 シールドの取り外し作業における容易性の向
上を図る。 【解決手段】 操作レバー8Lを回動、若しくは、スラ
イド操作することで、シールド押さえカバー4Lを外方
に押し広げると共に、シールド押えカバー4Lと支軸5
の頂点との間にシールド3を通過可能とする隙間Bを形
成して、シールド3の取付部3Lを支軸5の頂点に至ら
せることにより、シールド3を容易に取外すようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートバイ、四輪
自動車等各種移動車両又は移動機具に乗る際に頭部及び
顔面を保護するために被るフルフェースタイプ及びジェ
ットタイプのヘルメットに装備されるシールドの取付構
造に関する。
【0002】
【従来技術】本件出願人は、シールド押えカバーを取外
すことなくシールドを着脱可能にした取付構造を、特公
平6−89483号として提案している。この発明によ
って、シールド押えカバーを取外さなければシールドの
着脱ができなかった不具合、すなわち、シールド押えカ
バーを固定するネジの紛失、若しくは、シールド押えカ
バーに形成された係着部材の破損等という不具合が全て
解決された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記発明の
取付構造は、シールドを上限位置まで回動した後、シー
ルドの取付部付近を手で持って、その取付部をベースプ
レートの外表面から離れる方向に持ち上げながら、上限
位置を越える方向に動かすとシールドストッパー部が外
れ、続けて、シールドを開口方向に引き抜くようにする
と、シールドの取付部がベースプレートにおける案内凸
部の傾斜面に案内されると共に、取付部における取付孔
が支軸から外れて支軸頂点に至り、それによってシール
ド押さえカバーが外方へ押し広げられ、該カバーと支軸
頂点との間にシールドが通過可能な隙間が形成され、こ
の隙間を利用することでシールドを簡単に取り外すこと
ができるようになっている。すなわち、前記シールドに
通常の開閉動作と異なる動作を、シールドに対して使用
者自らの手で行って、シールドの取り外しを行ってい
る。
【0004】しかしながら、使用者の手によって前記動
作を行う場合、取り外し作業に慣れない使用者である
と、力の入れ具合によってはシールドがスムースに取り
外せないことが希にあり、この取り外しの作業における
さらなる容易性の向上が強く望まれている。
【0005】本発明は、前記したシールドの取り外し作
業における更なる容易性の向上を図り、使用者にかかわ
らず、だれでも簡単、且つ、迅速にシールドを取り外す
ことができる取り付け構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明は下記の技術的手段を採用した。
【0007】ヘルメット本体の左右側面に取り付けられ
たベースプレートの支軸に回動可能に軸支されたシール
ドに、ヘルメット本体、若しくは、ベースプレートに弾
性を有するシールド押えカバーが係着された状態で、所
定位置においてシールドに対して通常の開閉動作とは異
なるヘルメット本体から離反する方向の力をシールドの
取付部付近に加えることにより、その力でシールドをベ
ースプレートの支軸から外すと共に、シールド押さえカ
バーを外方に押し広げて、該カバーと前記支軸頂点との
間にシールドが通過可能とする隙間を形成し、その隙間
を介してシールドを着脱するようにしたシールドの取付
構造において、上記ヘルメット本体とシールド押えカバ
ーの間に操作レバーを設けて、このレバーの回動操作、
又は、スライド操作によって、シールドの取付部を支軸
から取り外すようにし、上記操作レバーは、シールド押
さえカバー側からベースプレート側に向かって厚み方向
に傾斜する斜面部を有して、この斜面部が操作レバーの
操作によってベースプレートとシールドの取付部との間
に入り込んで、取付部を斜面に沿わせてヘルメット本体
から離反する方向に持ち上げて支軸から外すと共に、支
軸の頂点とシールド押えカバーとの間に上記隙間を形成
し、さらに、斜面部に連続してシールドの取付部を押上
げる押上げ面部を有して、この押上げ面部が操作レバー
の操作によって取付部を上記隙間に押上げることによ
り、シールドの取り外しを容易にしたことである。
【0008】前記回動操作する操作レバーの具体的な構
造としては、例えば、先端に開口部から突出する操作部
を、後端にベースプレートに軸支される支持部を夫々有
し、その支持部付近に、シールドの取付部にヘルメット
本体から離反する方向の力を発生させる斜面部及び、取
付部を前記隙間に移動させる押し上げ面部とが連設され
たものが挙げられる。
【0009】この操作レバーによれば、操作部をシール
ドの開方向と同方向に回動させると、支持部に設けられ
た斜面部が、ベースプレートとシールドの取付部の間に
入り込み、該取付部を支軸の軸線に沿ってベースプレー
トから離反させる。すると取付部は支軸から外れ、シー
ルド押えカバーを外方に押し広げる。そして、押し広げ
られたシールド押えカバーと支軸との間に、取付部が通
過可能な隙間が形成される。更に、操作部を操作する
と、押し上げ面部が前記取付部を隙間に押し上げて支軸
頂点に至らせる。
【0010】また、前記スライド操作する操作レバーの
具体的構成としては、例えば、先端に開口部から突出す
る操作部と、後端にシールドの取付部付近にヘルメット
本体から離反する方向の力を発生させる斜面部と、取付
部を前記隙間に移動させる押し上げ面部とを有するスラ
イド部が、スライド可能、且つ、通常では該スライド部
をシールドの取付部から離間させる方向に付勢力が作用
するよう配設されてなる操作レバーにしたものが挙げら
れる。
【0011】この操作レバーによれば、スライド部をス
ライドさせると、スライド部に設けられた斜面部が、ベ
ースプレートとシールドの取付部の間に入り込み、該取
付部を支軸の軸線に沿ってベースプレートから離反させ
る。すると取付部は支軸から外れ、シールド押えカバー
を外方に押し広げる。そして、押し広げられたシールド
押えカバーと支軸との間に、取付部が通過可能な隙間が
形成される。更に、操作部をスライドさせると、押し上
げ面部が前記取付部を隙間に押し上げて支軸頂点に至ら
せる。
【0012】前記操作レバーは請求項2のように、ベー
スプレートとシールド押えカバーとで形成された開口部
から出没可能に配設し、この操作レバーに対してシール
ドの開動作に伴って操作レバーを前記開口部から突出さ
せるように設けられた突出機構によって突出するように
してもよい。
【0013】前記突出機構の具体的な構成としては、例
えば操作レバーとシールドに亘って設けられてなり、シ
ールドに設けられた押動片と、前記支持部付近に設けら
れ、シールドの所定位置近くから所定位置に至る開動に
伴って、前記押動片に押動されて前記操作部を前記開口
部から突出させる押動部とで構成したものが挙げられ
る。
【0014】この突出機構によれば、シールドを開動す
るとその開動するシールドで押動部が押動されて、それ
に伴って支持部が回動して開口部から操作部が突出す
る。
【0015】また、前記突出機構が操作レバーとベース
プレートに亘って、前記支持部とベースプレートの間
に、支持部に対して常に前記開口部方向に回動させる付
勢力が作用するように設けられた付勢手段で構成したも
のが挙げられる。
【0016】この突出機構によれば、シールドを開動す
るとそのシールドで押さえられていた操作レバーが付勢
力で回動することによって操作部が開口部から突出す
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように、操作レバーの回
動、若しくは、スライド操作で、シールド押さえカバー
を外方に押し広げると共に、該カバーと支軸頂点との間
にシールドを通過可能とする隙間を形成することによ
り、シールドを取外すようにした取付構造であるので、
操作レバーを操作すれば、一度の動作でシールド押さえ
カバーと支軸頂点との間にシールドを通過可能とする隙
間が形成されて、シールドを取外せる状態になる。した
がって、従来の使用者の手で直接シールドを持って前記
動作をさせて取り外しを行う構造に比べて、シールドの
取り外し作業が極めて容易、且つ、迅速に行うことがで
きるという優れた効果を奏する。
【0018】また、請求項2の発明は、操作レバーが、
シールドの開状態で初めて操作部が突出し、シールドを
閉めれば収納可能な状態となるので、通常のヘルメット
使用において障害になるということはない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明すると、図1は、本発明の取付構造を実
施したフルフェースヘルメットAであり、回動操作タイ
プの操作レバー8L,8Rを備えた例を示している。図
中、1はヘルメット本体、2L,2Rはヘルメット本体
1の左右外側面に固着されたベースプレート、3はシー
ルド、4L,4Rはシールド押えカバーである。尚、操
作レバー8L,8R、ベースプレート2L,2R及びシ
ールド押えカバー4L,4Rについては、左右ともに同
形態であるので、後述では操作レバー8L、ベースプレ
ート2Lとシールド押えカバー4L及びそれらに付随す
る側の部位のみを説明する。
【0020】ベースプレート2Lは、シールド3の回動
中心となる支軸5と、シールド3の回動範囲を規制する
と共に、その開動に節度を与える弾性係合片6と、シー
ルド3の下端周縁に設けられたシールドストッパー部3
3Lが嵌合し、シールド3の全閉状態から全開状態近く
までの回動を案内する案内凹部7と、シールド3を通常
の開閉動作とは異なる動作をさせる操作レバー8Lとを
有している。
【0021】操作レバー8Lは、回動操作によって、シ
ールド3の取付部3Lにヘルメット本体から離反する方
向の力を発生させるようにするものである。
【0022】シールド3とシールド押えカバー4Lにつ
いては、従来の構成とほぼ同様の構成であるため詳述は
しないが、シールド3は透明または有色透明、且つ、弾
性を有する合成樹脂板を用いて所定形状に形成され、取
付部3Lには、支軸5に嵌合される取付孔31Lと、弾
性係合片6に嵌合してシールド3の回動範囲を規制する
案内孔32Lと、シールドストッパー部33L、とが形
成されている。尚、図示された取付部3R,取付孔31
R,案内孔32Rについての説明は、取付孔31L,案
内孔32L,シールドストッパー部33Lと同様の構成
であるので説明は省略する。
【0023】シールド押えカバー4Lは、弾性を有する
合成樹脂材を用いて、ベースプレート2Lを覆うように
形成されており、ヘルメット本体1との間でその前側に
シールド3を抜き差しする開口部41が形成されてい
る。また、符号42は取付部3Lをベースプレート2L
側へ押し付ける突起、符号43はベースプレート2Lに
おける支軸5に設けられた凹部51に掛止められる係止
突起、符号44はシールド押えカバー4Lをベースプレ
ート2Lに固定するロック部であり、このロック部44
は両者に亘って設けられて、外部からの操作でロックを
解除することにより、シールド押えカバー4Lが取外さ
れるようになっている。
【0024】支軸5は、正面円形に突設された先端縁部
に、シールド3の全閉状態から全開状態近くまでの回動
のときにシールド3が抜けないように保持する保持片5
2が形成されており、シールド3の全開状態以外では、
取付孔31Lの端部面311をベースプレートとで挟ん
で抜止めし、シールド3が全開状態になったときにその
抜止が解除されてシールド3を抜き差しすることが可能
になっている。
【0025】弾性係合片6は、円形リングの一部を切除
して正面略C型に形成され、その閉鎖された外周面の一
部がベースプレート2Lに連結されていると共に、開放
された両側端には径方向外側に向けて爪部61,62が
設けられている。また、弾性係合片6には、閉鎖された
側から開放側及び閉鎖部から外方に向けて案内凸部6
3,64が突設され、それら案内凸部63,64の長手
方向に沿った側面に、ベースプレート2Lに向けて傾斜
した傾斜面631,641が形成されており、後述する
シールド3の着脱がスムースに行われるようになってい
る。
【0026】案内凹部7は、前記支軸5を中心とするシ
ールド3の回動におけるシールドストッパー部33Lの
移動軌跡に沿う円弧状に形成されている。その長手方向
の後側には、シールド3の全閉位置においてシールドス
トッパー部33Lを接触させることで、全閉状態を決定
する段差部71が形成され、前側に開放部72が形成さ
れている。この開放部72により、シールド3の全開状
態においてシールドストッパー部33Lを案内凹部7か
ら外し、又、後述する取付け時にシールドストッパー部
33Lを案内凹部7に嵌め入れるようにしている。
【0027】操作レバー8Lは、一端に操作部81を、
他端にベースプレート2Lに回動可能に軸支される支持
部82を夫々有し、前記案内凹部7の開放部72側端部
との間に前記シールドストッパー部33Lの幅よりも大
きな間隔を空けて突出形成された軸部9に回動可能に軸
支されている。この、軸部9には軸方向に沿って切り欠
かれ、シールド3の全開状態でシールドストッパー部3
3Lが接触してその全開位置を決定すると共に、そのシ
ールドストッパー部33Lを軸方向へ案内する案内部9
1が形成されている。
【0028】操作部81は、操作レバー8Lの側縁を開
口部41方向へ向けて外側に突出させて形成されてい
る。
【0029】支持部82は、円形リングの前記開口部と
は反対側の一部を切除して正面略C型に形成されてい
る。
【0030】この支持部82とシールド3とに亘って、
シールド3の開動に伴って操作レバーを前記開口部から
突出させる突出機構10が設けられている。この突出機
構10を詳述すると、前記シールドストッパー部33L
と、C型の支持部82における片側の端部縁821(図
面では下側)とで構成され、シールド3の全開位置近く
から、全開位置に至るシールドストッパー部33Lの移
動により、そのシールドストッパー部33Lが端部縁8
21に接触すると共に、該端部縁を押動することで支持
部82がシールド3の開動方向と同方向に回動するよう
になっている。すなわちこの支持部82の回動により、
前記操作部81が開口部41から突出するようになって
いる。尚、以下の説明では端部縁821を押動部として
説明し、この押動部に符号821を付すこととする。
【0031】また、図3及び図4(b)に示すように、
前記押動部821とは反対側の端部縁から周方向に沿っ
て操作レバー8Lの中途までの範囲に、支持部82面か
らベースプレート2Lに向かう直角の面が形成されてお
り、該面を後述する操作レバー8Lの回動時におけるシ
ールド3の取付部3Lを押し上げる押し上げ面部822
としている。そして、上記押し上げ面部822の下端か
らベースプレート2Lに向かって厚み方向に傾斜する斜
面部823が形成されている。この斜面部823が、操
作レバーの回動によりベースプレート2Lと取付部3L
の間に入り込み、取付部3Lを斜面に沿ってベースプレ
ート2Lから離反する方向へ持ち上げるようにしてい
る。更に、斜面部823の下端からベースプレート2L
と取付部3Lの間に位置する水平面部824が形成され
ている。この水平面部824は、シールド3が取付けら
れている状態では、常に、ベースプレート2Lと取付部
3Lの間に位置しており、前記斜面部823をベースプ
レート2Lと取付部3Lの間に入り込みやすいようにし
ている。
【0032】以下、このようにした取付構造のシールド
3の着脱について図5乃至図12を参照して説明する。
最初に取り外し方法から説明する。
【0033】先ず、図5に示すようにシールド3を開方
向に開動する。このとき、シールドストッパー部33L
がシールド3の回動に伴って前進し、案内凹部7の開放
部72から出ると共に、操作レバー8Lにおける押動部
821に接触する。
【0034】さらに開動して全開状態にすると、図6に
示すように、ストッパー部33Lが案内部91内に入り
込むと共に、操作レバー8Lにおける押動部821を押
し、これにより支持部82が回動して操作部81が開口
部41から突出する。また、この操作部81の突出と同
時に、支軸5における保持片52で抜止されていた取付
部3Lのその抜止が解除されて、支軸5に対して抜き差
しすることが可能になっている。
【0035】次に、図7及び図8に示すように前記突出
した操作部81を上方に回動させる。このとき、斜面部
823がベースプレート2Lと取付部3Lとの間に入り
込み、取付部3Lを斜面部823に沿わせながらヘルメ
ット本体から離反する方向に持ち上げて、外方へ広げる
ように案内する。すると、取付部3Lは、支軸5及び弾
性係合片6から外れると同時に、突起42を介してシー
ルド押えカバー4Lを外方に押し広げて、該カバーと支
軸5との間に取付部3Lが通過可能な隙間Bを形成す
る。この状態では、取付部3Lの縁に押し上げ面部82
4が接触している。
【0036】続いて、図9及び図10に示すように、前
記操作部81を更に上方に回動させると、押し上げ面部
824が取付部3Lを押し上げて前記隙間Bに入れ込
む。これにより、シールド3が引き抜き可能な状態とな
り、そして、この状態からシールド3を引き抜くことで
図11に示すように取外される。
【0037】以下、シールド3の取付方法を説明する。
取付方法に関しては、取付部3Lが基本的には前述した
取付け時の動作と逆の動作をすることで行われる。すな
わち、開口部41から取付部3Lを差込むと、その縁が
傾斜面641に接触すると共に、その傾斜面641によ
って外方に広げられる。すると、その取付部3Lは、シ
ールド押えカバー4Lを外方に押し広げて、該カバーと
支軸5との間に取付部3Lが通過可能な隙間を形成す
る。(ここまで図示せず。)
【0038】この状態から取付部3Lを押し込むと、図
12に示すように、取付部3Lが支軸頂点を越え、更に
押し込むことにより、支軸5が取付孔31Lに、弾性係
合片6が案内孔32Lに、シールドストッパー部33L
が開放部72に夫々嵌合して、シールド3がセットされ
た状態となる。(図6と同様の状態)
【0039】次に、スライドタイプの操作レバー8L’
を設けた取付構造の例を説明する。尚、前述した回動タ
イプの操作レバーを有する離反装置を設けた取付構造と
重複する部分についての説明は省略する。
【0040】操作レバー8L’はスライド操作によっ
て、シールド3’の取付部3L’にヘルメット本体から
離反する方向の力を発生させるようにするものである。
【0041】操作レバー8L’は、図13及び図14に
示すように、ベースプレート2L’に突設された軸部
9’に回動可能に軸支され、シールド3’の全閉状態に
おいて該シールド3’によって押さえられて、ベースプ
レート2L’とシールド押えカバー4L’との間に収納
されている。
【0042】操作レバー8L’を詳述すると、前記軸部
9’に軸支された回動部83と、この回動部83にスラ
イド可能に貫通取付けされたスライド部84とで構成さ
れている。
【0043】回動部83は、軸部9’に軸支される支持
部82’から押動板831が延設されている。この押動
板831とベースプレート2L’とに亘ってばねSでな
る突出機構10’が配設されており、このばねSの付勢
力によって回動部83を常にシールド3’の開方向と同
方向に付勢している。
【0044】スライド部84は、先端に操作部81’
を、後端に押し上げ面部822’と斜面部823’及び
水平面部824’を夫々有しており、前記回動部83に
一体形成された嵌合部832にスライド可能に嵌合して
いる。また、このスライド部84のやや後端側に長方形
の貫通孔841が開孔されている。そして嵌合部832
に突設された凸部833を貫通孔841に嵌合すると共
に、この凸部833と貫通孔841との間に圧縮ばねS
1を配設することによって、スライド部84を常にシー
ルド3’から離間するように付勢している。
【0045】前記、押し上げ面部822’と斜面部82
3’及び水平面部824’は、前述した例と同様の作用
を奏するものであり、押し上げ面部822’は、スライ
ド部84の表面からベースプレート2L’に向かう直角
の面で構成されている。また、斜面部823’は、この
押し上げ面部822’の下端からベースプレート2L’
に向かう厚み方向に傾斜する斜面で構成されている。水
平面部824は斜面部822’の下端から、ベースプレ
ート2L’の表面に沿う平面状に突出形成されている。
【0046】以下、このようにした取付構造のシールド
3’の取り外しについて図15乃至図17を参照して説
明する。
【0047】まず、図15に示すようにシールド3’を
開動すると、突出機構10’、すなわちばねSの付勢力
によって回動部83が回動し、操作部81’が開口部4
1’から突出する。
【0048】そして、図16に示すようにシールド3’
を全開状態にした後、圧縮ばねS1の付勢力に抗して操
作部81’を押し上げてスライド部84をスライドさせ
る。すると、斜面部823’がベースプレート2L’と
取付部3L’との間に入り込み、取付部3L’を斜面部
823’に沿わせて外方へ広げるように案内する。する
と、取付部3L’が、支軸5’及び弾性係合片6’から
外れると同時に、突起42’を介してシールド押えカバ
ー4L’を外方に押し広げて、該カバーと支軸5’との
間に取付部3L’が通過可能な隙間B’を形成する。こ
の状態では、取付部3L’の縁に押し上げ面部822’
が接触している。
【0049】続いて、図17に示すように、前記操作部
81’を更に押し上げると、押し上げ面部822’が取
付部3L’を押し上げて前記隙間B’に入れ込む。これ
により、シールド3’が引き抜き可能な状態となる。
尚、図16及び図17の状態における取付部3L’やシ
ールド押えカバー4L’の作動形態及び隙間B’の形態
は、前述した図8及び図10で示した形態と同様である
ので図示を省略する。
【0050】そして、この状態から前記シールド3’を
引き抜くことで取外される。尚、取り外した状態につい
ては前述した図11と同様であるので図示を省略する。
【0051】前記シールド3’の取付けに関しては、前
述した例と同様であるので図示はしないが、シールド
3’をセットした後、全閉状態にするとシールド3’で
操作レバー8L’が押されて収納され、図13の状態に
戻る。
【0052】以上説明したように、本発明の取付構造
は、シールドの着脱がシールド押えカバーを固着した状
態で極めて簡単に行うことができ、特に、取り外しにお
いて離反装置における操作レバーの操作で確実、且つ、
迅速に行うことができる。
【0053】尚、本実施の形態では、フルフェースヘル
メットの例で説明したが、この取付構造はジェット型ヘ
ルメットにおいても実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる取付構造を用いたフルフェース
型ヘルメットの分解斜視図である。
【図2】要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図3】シールド取付状態を示す要部の一部切欠側面図
である。
【図4】(a)は図3の(a)−(a’)線断面図、
(b)は図3の(b)−(b’)線断面図である。
【図5】取り外し順の第1行程を示す一部切欠側面図で
ある。
【図6】同、第2行程である。
【図7】同、第3行程である。
【図8】第3行程におけるシールドの動作を示す断面図
である。
【図9】取り外し順の第4行程を示す一部切欠側面図で
ある。
【図10】第4行程におけるシールドの動作を示す断面
図である。
【図11】取り外し順の第5行程を示す一部切欠側面図
である。
【図12】取付時における中途の状態を示す一部切欠側
面図である。
【図13】他の例の操作レバーを用いた取付構造の要部
拡大切欠側面図である。
【図14】図13の(c)−(c’)線断面図である。
【図15】取り外し順の第1行程を示す一部切欠側面
図。
【図16】同、第2行程である。
【図17】同、第3行程である。
【符号の説明】
1:ヘルメット本体 2L,2L’,2R:ベースプレート 3,3’:シールド 4L,4L’,4R:シールド押えカバー 5,5’:支軸 8L,8L’,8R:操作レバー 3L,3L’,3R:取付部 10,10’:突出機構 33L:シールドストッパー部 41,41’:開口部 80L,80L’,80R:離反装置 81,81’:操作部 82:支持部 821:押動部 823,823’:斜面部 822,822’:押し上げ面部 B,B’:隙間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメット本体の左右側面に取り付けら
    れたベースプレートの支軸に回動可能に軸支されたシー
    ルドに、ヘルメット本体、若しくは、ベースプレートに
    弾性を有するシールド押えカバーが係着された状態で、
    所定位置においてシールドに対して通常の開閉動作とは
    異なるヘルメット本体から離反する方向の力をシールド
    の取付部付近に加えることにより、その力でシールドを
    ベースプレートの支軸から外すと共に、シールド押さえ
    カバーを外方に押し広げて、該カバーと前記支軸頂点と
    の間にシールドが通過可能とする隙間を形成し、その隙
    間を介してシールドを着脱するようにしたシールドの取
    付構造において、上記ヘルメット本体とシールド押えカバーの間に操作レ
    バーを設けて、このレバーの回動操作、又は、スライド
    操作によって、シールドの取付部を支軸から取り外すよ
    うにし、 上記操作レバーは、シールド押さえカバー側からベース
    プレート側に向かって厚み方向に傾斜する斜面部を有し
    て、この斜面部が操作レバーの操作によってベースプレ
    ートとシールドの取付部との間に入り込んで、取付部を
    斜面に沿わせてヘルメット本体から離反する方向に持ち
    上げて支軸から外すと共に、支軸の頂点とシールド押え
    カバーとの間に上記隙間を形成し、 さらに、斜面部に連続してシールドの取付部を押上げる
    押上げ面部を有して、この押上げ面部が操作レバーの操
    作によって取付部を上記隙間に押上げることにより、シ
    ールドの取り外しを容易にしたことを特徴とするシール
    ドの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記操作レバーが、ベースプレートとシ
    ールド押えカバーとで形成された開口部から出没可能に
    配設され、且つ、その操作レバーは、シールドの開動作
    に伴って操作レバーを前記開口部から突出させる突出機
    構によって突出するようにされていることを特徴とする
    請求項1に記載のシールドの取付構造。
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