JP3045141B2 - 加湿ユニット - Google Patents

加湿ユニット

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JP3045141B2
JP3045141B2 JP10115654A JP11565498A JP3045141B2 JP 3045141 B2 JP3045141 B2 JP 3045141B2 JP 10115654 A JP10115654 A JP 10115654A JP 11565498 A JP11565498 A JP 11565498A JP 3045141 B2 JP3045141 B2 JP 3045141B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】空気調和装置にダクトを介し
て連結される加湿ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
加湿ユニットは送風ファンにより生成される通気流が流
される風路に、加湿エレメントを配置している。
【0003】また、加湿ユニット内には、上記加湿エレ
メントの他、加湿エレメントに水を供給するための給水
タンクや、給水タンクへの給水を制御する電磁弁等の水
回り部品が収容されている。このため、加湿ユニットの
下部には、万一、漏水した場合に、水を受けて溜めるこ
とのできるドレンパンが配置されている。
【0004】上記のような水回り部品に対してメンテナ
ンスが必要となる場合があるが、従来、水回り部品を個
別に取り外す作業が必要であり、手間がかかっていた。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は水回り部品に対するメンテナンス
を容易に行うことのできる加湿ユニットを提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の課題解決手段として、請求項1記載の発明の態様は、
空気調和装置の屋内ユニットにダクトを介して接続され
る吸込口および吹出口を有する加湿ユニットにおいて、
上記吸込口から吹出口へ至る風路を内部に区画するケー
シング内に、風路を流れる通気流を加湿する加湿エレメ
ントと、この加湿エレメントに給水する給水タンクと、
この給水タンクへの給水を制御する電磁弁と、少なくと
も加湿エレメントの下方で水を受けるドレンパンとを収
容し、ケーシングの一の側面に所要時にドレンパンを引
き出すことのできるメンテナンス用の開口を設け、上記
加湿エレメント、給水タンクおよび電磁弁の少なくとも
一つが、ドレンパンとともに引き出し可能となるよう
に、ドレンパンに保持されていることを特徴とするもの
である。
【0007】本態様では、加湿エレメント、給水タンク
および電磁弁のうち少なくとも一つを、メンテナンス用
の開口を通してドレンパンと共に引き出すことができ
る。すなわち、少なくとも2つの水回り部品を一括し
て、引き出すことができるので、水回り部品に対するメ
ンテナンス作業を非常に容易に実施することができる。
【0008】請求項2記載の発明の態様は、請求項1に
おいて、上記吸込口および吹出口はメンテナンス用の開
口が形成された上記一の側面と対向する側面に設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0009】本態様では、吸込口および吹出口を上記対
向する側面に集約して配置してあるので、上記一の側面
に大きなメンテナンス用の開口を形成することが可能と
なる。
【0010】請求項3記載の発明の態様は、請求項2に
おいて、上記風路は吸込口に連なる第1の風路と吹出口
に連なる第2の風路とを折り返し状に接続して全体がU
字状をなしていることを特徴とするものである。
【0011】本態様では、U字状の風路とすることによ
り、請求項2のように吸込口および吹出口を、メンテナ
ンス用の開口が設けられた一の面に対向する側面に集約
して配置するレイアウトが、実質上、可能となる。
【0012】請求項4記載の発明の態様は、請求項3に
おいて、上記ドレンパンは第1の風路に配置され、上記
風路に通気流を生成するための送風手段は第2の風路に
配置されていることを特徴とするものである。
【0013】本態様では、U字状風路の第1の風路に水
回り部品を集約して配置することになり、水回り部品を
一括してメンテナンス用の開口から取り出す場合に適し
ている。
【0014】請求項5記載の発明の態様は、請求項1な
いし4の何れか一つにおいて、上記ドレンパンの引き出
しを案内する案内部を備えることを特徴とするものであ
る。本態様では、ドレンパンをスムーズに引き出すこと
ができる。案内部は、例えばドレンパンの側面を案内す
るものであっても良いし、また、ドレンパンに設けられ
たステーを案内するものであっても良い。
【0015】請求項6記載の発明の態様は、請求項1な
いし5の何れか一つにおいて、上記ドレンパンは、引き
出し方向と交差する方向に突出してケーシングの上記一
の側面に隣接する側面に形成される導出溝から導出され
るドレン配管を有し、上記の導出溝はドレンパンの引き
出し方向に開放する切り欠き溝からなることを特徴とす
るものである。
【0016】本態様では、ドレン配管を導出している導
出溝がドレンパンの引き出し方向に開放する切り欠き溝
からなるので、ドレン配管を一体に設けたドレンパンで
あっても、そのままメンテナンス用の開口から引き出す
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて添付図面を参照しつつ説明する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態としての加湿
ユニットの模式的平面図である。図1を参照して、本加
湿ユニット1は、空気調和装置のいわゆる天井埋込み型
の屋内ユニット2に対して、吸込ダクト3および吹出ダ
クト4を介して接続されるカセット型のものである。
【0019】上記の吸込ダクト3および吹出ダクト4
は、加湿ユニット1のケーシング5の対向する側面とし
ての後面6に形成された吸込口7および吹出口8にそれ
ぞれ接続される。ケーシング5の内部には、吸込口7に
連なる第1の風路9と吹出口8に連なる第2の風路10
とを折り返し状に接続して全体が略U字状をなす風路1
1が形成されている。
【0020】第1の風路9には、ドレンパン12の上
に、一対の加湿エレメント13,13、これらの加湿エ
レメント13に水を供給するための給水タンク14、お
よび給水タンク14への給水を制御する電磁弁15が配
置されている。
【0021】また、第2の風路10には、風路11に、
吸込口7から吹出口8に至る通気流を生成する送風ファ
ン16が配置されている。17は送風ファン16を駆動
するモータである。18は第1の風路9と第2の風路1
0とを仕切ると共に、両風路9,10を接続する連通開
口19を形成した仕切り部材である。
【0022】本加湿ユニット1では、空気調和装置の屋
内ユニット2から吸込ダクト3を介して導入した気流を
加湿エレメント13にて加湿した後、吹出ダクト4を介
して屋内ユニット2に戻すようにしている。
【0023】図2および図3はそれぞれ水回り部品のメ
ンテナンス動作を示す加湿ユニット1の分解斜視図であ
る。図2および図3を参照して、ケーシング5は、上記
吸込口7および吹出口8が形成された後面6に対して対
向する一の側面としての前面20に、メンテナンス用の
開口21を形成している。このメンテナンス用の開口2
1は、図3に示すように、ドレンパン12に固定された
加湿エレメント13,13および電磁弁15、並びにド
レンパン12にパイプで連結された給水タンク14を、
ドレンパン12と共に一括して、引き出し方向Xおよび
挿入方向Yに沿って出し入れするためのものであり、フ
ランジ22を有してL字状をなすメンテナンス蓋23に
よって通常は閉塞されている。メンテナンス蓋23は、
メンテナンス用の開口21の周縁に沿って複数設けられ
たねじ孔24とねじ25を用いて取り外し可能に固定さ
れる。
【0024】後に詳述するが、ドレンパン12の上面の
大部分はドレンパン12内への風の吹き込みを抑制する
吹き込み抑制板37により覆われており、加湿エレメン
ト13,13および電磁弁15は吹き込み抑制板37に
固定されており、給水タンク14は当該給水タンク14
に接続される配管類を介して吹き込み抑制板37に保持
されている。このため、ドレンパン12を引き出すこと
により、加湿エレメント13,13、給水タンク14お
よび電磁弁15が一括して引き出されるわけである。
【0025】ドレンパン12の側面からは、ドレン配管
26および給水管接続口27が引き出し方向Xと直交す
る方向Zに沿って突出している。ドレンパン12がケー
シング5内に収容された状態で、これらドレン配管26
および給水管接続口27は、ケーシング5の隣接する側
面としての右側面28に形成された導出溝29,30を
貫通してケーシング5外へ導出されている。これらの導
出溝29,30は、ドレン配管26および給水管接続口
27の引き出しを許容するため、引き出し方向Xに開放
する切り欠き溝からなる。また、上記のメンテナンス蓋
23のフランジ22は、メンテナンス23の取り付け状
態で、ドレン配管26および給水管接続口27をそれぞ
れ導入する半円状の切り欠き凹部35,36を有してい
る。
【0026】ビス31はドレンパン12の引き出し側端
面となる前面12aの一端部のステーを固定し、ビス3
2はドレンパン12のドレ口26近くの右側面12bを
ケーシング5の右側面28に固定するものである。ま
た、一対のビス33は、給水タンク14をケーシング5
の上面34に固定するためのものである。ドレンパン1
2を含む水回り部品を一括して取り出す際には、これら
のビス31〜33を取り外すことになる。
【0027】図3において、38は上記の連通開口19
の下方で仕切り部材18の一部を構成する案内部材であ
り、ドレンパン12の出し入れを案内するものである。
【0028】次いで、図4を参照してドレンパン12と
これに固定または保持される部品について詳細に説明す
る。ドレンパン12は、上方に開放する箱状の容器であ
り、その底面39は、ドレン配管26が設けられている
側の右側面12bに向かって低くなるように傾斜して深
さが次第に深くなっている。
【0029】ドレンパン12には、吹き込み抑制板37
をビス止めするために、3つのステー39,40,41
が固定されている。各ステー39〜41はそれぞれドレ
ンパン12の外面に溶接により固定されている。外面に
溶接するようにしているのは、ステー39〜41の溶接
後の塗装が万全でない場合でも、錆等が発生し難いから
である。各ステー39〜41は、このようにドレンパン
12の外面に固定されつつ、ドレンパン12の内側で吹
き込み抑制板37を受けることになるので、これを可能
とするため、基本形状がL字形をなしている。
【0030】具体的には、第1のステー39は、ドレン
パン12の左側面12cの前端部に沿わされて溶接によ
り固定される第1の部分42と、この第1の部分42の
上端の一部からドレンパン12の左側面12cの上縁を
跨ぐ屈曲部を介して延設された第2の部分43とでL字
形をなしている。第2の部分43は、吹き込み抑制板3
7の下面を受けると共に、吹き込み抑制板37を固定す
るためのビス44をねじ込むねじ孔45を有している。
また、第1の部分42の前端にはドレンパン12の前面
12aと面一となる第3の部分46が延設されている。
この第3の部分46は上記の固定用のビス31を挿通さ
せるねじ孔47を有している。また、第1の部分42の
後端側の下縁部から、第2の部分43とは逆向きに突出
する第4の部分48が延設されている。
【0031】第2のステー40は、ドレンパン12の右
側面12bに沿わされて溶接により固定される第1の部
分49と、この第1の部分49の上端からドレンパン1
2の右側面12bの上縁を跨ぐ屈曲部を介して延設され
た第2の部分50とでL字形をなしている。第1の部分
49の下部には、上記の固定用のビス32を挿通させる
ねじ孔51が形成され、また、第2の部分50は、吹き
込み抑制板38の下面を受けると共に、吹き込み抑制板
37を固定するためのビス52をねじ込むねじ孔53を
有している。
【0032】第3のステー41は、ドレンパン12の後
面12dに沿わされて溶接により固定される第1の部分
55と、この第1の部分55の上端の一部からドレンパ
ン12の後面12dの上縁を跨ぐ屈曲部を介して延設さ
れた第2の部分55とでL字形をなしている。第2の部
分55は、吹き込み抑制板38の下面を受けると共に、
吹き込み抑制板37を固定するためのビス56をねじ込
むねじ孔57を有している。
【0033】吹き込み抑制板37は、加湿エレメント1
3,13を載置するための低位の領域58と、この低位
の領域58を前後に挟む一対の高位の領域59を設けて
いる。各加湿エレメント13は、これに被せたチャンネ
ル状の取付部材60の一対の脚部をビス61によって低
位の領域58の左右縁部にそれぞれ固定することによ
り、固定される。
【0034】ここで、図5を参照して、加湿エレメント
13は、直方体形状をしたシェル62と、このシェル6
2内に多数束ねて収容された透湿膜からなる加湿パイプ
63とを備えている。加湿パイプ63の両端部はシェル
62の対向する壁面65,65に貫通されており、加湿
パイプ63内の空間は、その両端部を通してシェル62
の外部に連通されて連通路64を形成している。また、
加湿パイプ63の周壁によって、シェル62内に、加湿
パイプ63内部の連通路64と加湿パイプ63外部の水
溜め空間Vとが仕切られている。加湿エレメント13は
透湿膜を用いた自然蒸発式であり、風量の大小によって
加湿能力の調整が可能である。
【0035】再び図4を参照して、吹き込み抑制板37
の前側の高位の領域59には、電磁弁15を固定するた
めのビス66をねじ込むねじ孔67が形成され、また、
ビス44,52をそれぞれ挿通させるねじ挿通孔68,
69が形成され、さらに、給水タンク14からオーバー
フローした水をドレンパン12内へ流すための排水パイ
プ70を挿通させる開口71が形成されている。また、
吹き込み抑制板37の後側の高位の領域59には、ビス
56を挿通させるためのねじ挿通孔72が形成されてい
る。
【0036】73は給水管接続口27から供給される水
を途中に介在させた電磁弁15を介して給水タンク14
に導くための給水管であり、74は給水タンク14から
加湿エレメント13へ水を供給するための給水パイプで
ある。図示していないが、加湿エレメント13,13の
水溜め空間同士の間も給水パイプを介して連通されてい
る。
【0037】各加湿エレメント13,13は、吹き込み
抑制板37の低位の領域58と各高位の領域59との間
に形成される段差部に沿わせて位置決めされるようにな
っている。吹き込み抑制板37の前縁82はフランジ状
に下方へ屈曲され、引き出し方向Xに向けて(メンテナ
ンス側に向けて)不要な突出物が存在しないようにされ
ている。
【0038】吹き込み抑制板37はドレンパン12の内
法寸法よりも少し小さい相似形のものであり、図6に示
すように、吹き込み抑制板37の周縁75とこれに対向
するドレンパン12の周縁76との間には、吹き込み抑
制板37で受け止めた水をドレンパン12内へ落下させ
るための環状の溝77が区画形成されている。この溝7
7の幅Aは、吹き込み抑制板37を固定するための各ビ
ス44,52,56(図6ではビス44のみ示してあ
る)の頭部の径Bよりも小さくなるように(A<Bとし
て)設定されている。
【0039】ケーシング5内に出入りされるドレンパン
12はそのステー39〜41を用いて支えられながら出
入りを案内されるようになっている。例えば、第1のス
テー39の第4の部分48が案内部材38の上面からな
る受け面78によって受けられることによって、第1の
ステー39が高さ方向に位置決めされる。また、第1の
ステー39の第4の部分48よりも前側に位置する第1
の部分42が、案内部材38の側面79に沿わされるこ
とにより、第1のステー39の左右方向の位置決めがな
されるようになっている。なお、案内部材38の前面8
0は、第1のステー39の第3の部分46とビス31に
より締結される取付面を構成しており、ビス31をねじ
込むためのねじ孔81を有している。
【0040】以上説明した本実施の形態では、下記の利
点がある。すなわち、加湿エレメント13、給水タンク
14および電磁弁15を、メンテナンス用の開口21を
通してドレンパン12と共に引き出すことができる。水
回り部品を一括して引き出すことができるので、水回り
部品に対するメンテナンス作業を非常に容易に実施する
ことが可能となる。なお、ドレンパン12には、加湿エ
レメント13、給水タンク14および電磁弁15のう
ち、少なくとも一つの水回り部品を保持して一括して引
き出せれば良い。
【0041】また、ケーシング5の後面6に吸込口7お
よび吹出口8を集約して配置してあるので、ケーシング
5の前面20に、大きなメンテナンス用の開口21を形
成することが可能となる。特に、ケーシング5内の風路
11を第1および第2の風路9,10を有するU字状の
風路とすることにより、上記のように吸込口7および吹
出口8を後面6に集約して配置するレイアウトが、実質
上、可能となる。
【0042】さらに、上記ドレンパン12は第1の風路
9に配置することにより、ドレンパン12を含めた水回
り部品12〜15を第1の風路9に集約して配置するこ
とになり、その結果、水回り部品12〜15を一括して
メンテナンス用の開口21から取り出すことを実現する
ことができる。
【0043】また、ケーシング5内に設けた案内部材3
8によって、ドレンパン12の引き出しおよび挿入が案
内されるので、ドレンパン12をスムーズに引き出し、
また挿入することができる。
【0044】さらに、引き出し方向Xと交差する方向Z
に突出するドレン配管26を導出させる導出溝29がド
レンパン12の引き出し方向Xに開放する切り欠き溝か
らなるので、ドレン配管16を一体に設けたドレンパン
12であっても、そのままメンテナンス用の開口21か
ら引き出すことができる。
【0045】さらには、以下のような利点もある。すな
わち、送風ファン16により生成される通気流がドレン
パン12内に吹き込むことを吹き込み抑制板37によっ
て抑制できるので、ドレンパン12内に溜められている
水や、この水に浮遊しているゴミ等が通気流によって巻
き上げられてドレンパン12外へ飛散するようなことが
ない。
【0046】また、上記ドレンパン12の周縁77と吹
込み抑制板37の周縁75との間に溝77が形成してあ
るので、吹き込み抑制板37で受け止めた水を、溝77
を通してドレンパン12内にスムーズに落下させること
ができる。特に、通気流が吹き込み抑制板37上の水分
を周縁まで運ぶ働きをするので、よりスムーズに水分を
ドレンパン12内に落下させることができる。
【0047】さらに、上記溝77の幅Aを吹き込み抑制
板37を固定するためのビス44,52,56の頭部の
径Bよりも狭くしてあるので、設置現場において、固定
用のビスが、溝77を通してドレンパン12内へ落下し
てしまうことを確実に防止することができる。
【0048】また、ドレンパン12と固定用の各ステー
39〜41を別体にしてあるので、仮にステー39〜4
1のねじ孔45,53,57に錆が発生しても、ドレン
パン12の内部へ波及し難い。なお、各ステー39〜4
1の溶接後に塗装を実施する場合、各ステー39〜41
の第1の部分42,49,54とドレンパン12の外面
との間には、塗装が施されないおそれがあるが、ドレン
パン12の外面であるので、特に問題はない。
【0049】さらに、上記の吹き込み抑制板37が、加
湿エレメント13や電磁弁15の固定板を兼用している
ので、これらを別々に設ける場合と比較して、製造コス
トを安くすることができる。
【0050】また、吹き込み抑制板37は、加湿エレメ
ント13の下方に対応して相対的に低位の領域58を設
けているので、万一、加湿エレメント13から漏水して
も、漏水が上記低位の領域58を伝ってスムーズに吹き
込み抑制板37の周縁に移動し、ドレンパン12内へ落
下する。しかも、低位の領域58と高位の領域59との
間の段差部を加湿エレメント13の位置決めに利用で
き、別途に位置決め部材を設ける場合に比較して製造コ
ストを安くすることができる。
【0051】さらに、U字状の風路11の第1の風路9
に、ドレンパン12を配置することにより、この第1の
風路11にドレンパン12を含む水回り部品12,1
3,14,15等を集約して配置することになり、その
結果、スペースを有効に利用でき、小型化を達成するこ
とができる。
【0052】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、加湿エレメントは透湿膜式に
限定されるものではなく、他の公知の自然蒸発式のもの
を用いることができる。その他、本発明の範囲で種々の
変更を施すことができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、加湿エレメン
ト、給水タンクおよび電磁弁のうち少なくとも一つを、
メンテナンス用の開口を通してドレンパンと共に引き出
すことができる。すなわち、少なくとも2つの水回り部
品を一括して、引き出すことができるので、水回り部品
に対するメンテナンス作業を非常に容易に実施すること
ができる。
【0054】請求項2記載の発明では、メンテナンス用
の開口が形成される面に対向する面に吸込口および吹出
口を集約して配置してあるので、大きなメンテナンス用
の開口を形成することが可能となる。
【0055】請求項3記載の発明では、U字状の風路と
することにより、請求項2のように吸込口および吹出口
を一方の側面に集約して配置するレイアウトが、実質
上、可能となる。
【0056】請求項4記載の発明では、U字状風路の第
1の風路に水回り部品を集約して配置することになり、
水回り部品を一括してメンテナンス用の開口から取り出
す場合に適している。
【0057】請求項5記載の発明では、ドレンパンをス
ムーズに引き出すことができる。案内部は、例えばドレ
ンパンの側面を案内するものであっても良いし、また、
ドレンパンに設けられたステーを案内するものであって
も良い。
【0058】請求項6記載の発明では、ドレン配管を導
出している導出溝がドレンパンの引き出し方向に開放す
る切り欠き溝からなるので、ドレン配管を一体に設けた
ドレンパンであっても、そのままメンテナンス用の開口
から引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の加湿ユニットの内部構
成を示す模式図である。
【図2】メンテナンス蓋を取り外した状態を示す加湿ユ
ニットの分解斜視図である。
【図3】メンテナンス用の開口からドレンパンを含む水
回り部品を引き出した状態を示す加湿ユニットの分解斜
視図である。
【図4】ドレンパンを含む水回り部品の分解斜視図であ
る。
【図5】加湿エレメントの一部破断概略斜視図である。
【図6】吹き込み抑制板とドレンパンの要部の平面図で
ある。
【図7】ドレンパンに固定されているステーがケーシン
グ内の案内部材により案内される状態を示すドレンパン
と案内部材の要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 加湿ユニット 2 屋内ユニット 3 吸込ダクト 4 吹出ダクト 5 ケーシング 6 後面(対向する側面) 7 吸込口 8 吹出口 9 第1の風路 10 第2の風路 11 風路 12 ドレンパン 13 加湿エレメント 14 給水タンク 15 電磁弁 16 送風ファン(送風手段) 20 前面(一の側面) 21 メンテナンス用の開口 23 メンテナンス蓋 26 ドレン配管 28 右側面(隣接する側面) 29 導出溝 38 案内部材 39 第1のステー

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和装置の屋内ユニット(2) にダクト
    (3) (4) を介して接続される吸込口(7) および吹出口
    (8) を有する加湿ユニット(1) において、 上記吸込口(7) から吹出口(8) へ至る風路(11)を内部に
    区画するケーシング(5) 内に、 風路(11)を流れる通気流を加湿する加湿エレメント(13)
    と、 この加湿エレメント(13)に給水する給水タンク(14)と、 この給水タンク(14)への給水を制御する電磁弁(15)と、 少なくとも加湿エレメント(13)の下方で水を受けるドレ
    ンパン(12)とを収容し、 ケーシング(5) の一の側面(20)に所要時にドレンパン(1
    2)を引き出すことのできるメンテナンス用の開口(21)を
    設け、 上記加湿エレメント(13)、給水タンク(14)および電磁弁
    (15)の少なくとも一つが、ドレンパン(12)とともに引き
    出し可能となるように、ドレンパン(12)に保持されてい
    ることを特徴とする加湿ユニット。
  2. 【請求項2】上記吸込口(7) および吹出口(8) はメンテ
    ナンス用の開口(21)が形成された上記一の側面(20)と対
    向する側面(6) に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の加湿ユニット。
  3. 【請求項3】上記風路(11)は吸込口(7) に連なる第1の
    風路(9) と吹出口(8) に連なる第2の風路(10)とを折り
    返し状に接続して全体がU字状をなしていることを特徴
    とする請求項2記載の加湿ユニット。
  4. 【請求項4】上記ドレンパン(12)は第1の風路(9) に配
    置され、上記風路(11)に通気流を生成するための送風手
    段(16)は第2の風路(10)に配置されていることを特徴と
    する請求項3記載の加湿ユニット。
  5. 【請求項5】上記ドレンパン(12)の引き出しを案内する
    案内部(38)を備えることを特徴とする請求項1ないし4
    の何れか一つに記載の加湿ユニット。
  6. 【請求項6】上記ドレンパン(12)は、引き出し方向(X)
    と交差する方向(Z) に突出してケーシング(5) の上記一
    の側面(20)に隣接する側面(28)に形成される導出溝(29)
    から導出されるドレン配管(26)を有し、 上記の導出溝(29)はドレンパン(12)の引き出し方向(X)
    に開放する切り欠き溝からなることを特徴とする請求項
    1ないし5の何れか一つに記載の加湿ユニット。
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