JPH0777344A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH0777344A
JPH0777344A JP5222669A JP22266993A JPH0777344A JP H0777344 A JPH0777344 A JP H0777344A JP 5222669 A JP5222669 A JP 5222669A JP 22266993 A JP22266993 A JP 22266993A JP H0777344 A JPH0777344 A JP H0777344A
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JP
Japan
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water supply
water
humidification
air
functional component
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Application number
JP5222669A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Matsuki
義孝 松木
Kiyoto Hamaguchi
清人 浜口
Hirohiko Ikeda
裕彦 池田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加湿ユニット13aに給水する給水用機能部
品130をハウジング11の加湿室C内に収容する。こ
の給水用機能部品130は、給水タンク13cと、給水
タンク13cを加湿ユニット13aに接続する給水ホー
ス13eを含んでいる。給水用機能部品130は、加湿
ユニット13aよりも、空気の流通方向上流側の所定位
置に配設されている。 【効果】 万一給水ホース13eが外れた場合において
も、給水ホース13eから放出される水が加湿ユニット
13aに遮られることになるので、室内側に水滴が飛び
散るのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に関し、より
詳細には、加湿器を備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に加湿器を備えた空気調和機とし
て、図5に示す構成のものが知られている(実開平4−
23930号公報参照)。その構成では、ハウジング1
01内に、室内に供給される空気の熱交換を行なうため
の全熱交換器102と、加湿器103とが配設されてい
る。そして、全熱交換器102により熱交換された空気
をさらに加湿器103で加湿することにより、適切な湿
度の空気を室内に供給するようにしている。
【0003】上記加湿器103は、加湿ユニット103
a、加湿ユニット103aに加湿用の水を供給するため
の給水タンク103b、及び加湿ユニット103aの直
下に配設されてハウジング101に固定されたドレンパ
ン103cを備えている。ドレンパン103cの上部に
は、加湿ユニット103aを載置するための金属製の載
置板103dが固定されており、その端部は、上記ハウ
ジング101の側部に形成されたメンテナンス口101
aに臨んでいる。そして、上記加湿ユニット103a
は、ハウジング101のメンテナンス口101aを介し
て、挿抜可能に構成されていた。
【0004】また、上記給水タンク103bは、ハウジ
ング101の天板上に配設されており、加湿された空気
の通路に臨んでいる給水ホース103eを介して加湿ユ
ニット103aに給水している。また、上記空気の通路
中には、上記給水タンク103bに対する給水を制御す
る電磁弁(図示せず)が配設されていた。さらに、具体
的には図示していないが、上記公報には、ハウジング内
に加湿ユニットと当接する加湿器誘導板を突設し、加湿
器誘導板の側部に給水タンクを配設した構成も開示して
いる。この構成においても、給水ホースや電磁弁は、加
湿された空気の通路に臨んでいた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
構成では、給水ホース103eが加湿された空気の通路
に臨んでいたので、給水ホース103eが万一外れた場
合、水が室内側に飛び散るという不具合があった。ま
た、給水ホース103eや電磁弁が空気の抵抗となり、
大きな圧損が生じていた。そのような問題を解決するた
めに、加湿ユニットの上方に給水タンク103bを配設
することも考えられるが、その場合には、給水タンク1
03bの寸法分だけハウジング11が大型化し、好まし
くない。
【0006】加えて上記従来の構成では、給水タンク1
03bがハウジング11の天板上、または、加湿器誘導
板に配設していたので、メンテナンス口から直接給水タ
ンク103bを目視することができず、メンテナンス作
業が困難であった。本発明は上記不具合に鑑みてなされ
たものであり、加湿用の水が室内の方へ飛び散るのを確
実に防止することができ、しかも給水タンクのメンテナ
ンスを容易に行なうことのできる空気調和機を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の空気調和機は、空気調和さ
れるべき空気を流通させる供給流路を内部に区画してい
るハウジングと、ハウジング内の、上記供給流路中に区
画され、加湿ユニットを内部に収容する加湿室と、加湿
室内に収容された加湿ユニットに給水する給水タンク、
及び給水タンクと加湿ユニットとを接続する給水ホース
を含む給水用機能部品とを備えた空気調和機において、
上記給水用機能部品は、加湿室内の、加湿ユニットより
も空気流通方向上流側に配設されていることを特徴とし
ている。
【0008】また、請求項2記載の空気調和機におい
て、上記ハウジングは、加湿室を区画すると共に、供給
流路の空気を加湿室の内部に導入する導入口を有する仕
切り板を有し、上記給水用機能部品は、上記仕切り板の
壁面に沿って配置されている。さらに、請求項3記載の
空気調和機において、上記ハウジングは、加湿室に対し
て加湿ユニットを挿抜するためのメンテナンス口を外壁
部に有し、上記給水用機能部品は、上記メンテナンス口
に臨んでいる。
【0009】加えて、請求項4記載の空気調和機におい
て、上記給水用機能部品は、給水タンクに対する給水を
制御する電磁弁を含んでいる。
【0010】
【作用】請求項1記載の構成によれば、給水用機能部品
が加湿室内の、加湿ユニットよりも空気流通方向上流側
に配設されているので、万一給水ホースが外れた場合
等、給水用機能部品からの水漏れが生じても、給水ホー
スから放出される水が加湿ユニットに遮られることにな
る。
【0011】また、請求項2記載の構成によれば、給水
用機能部品が、導入口を有する上記仕切り板の壁面に沿
って配置されているので、供給流路を通る空気が給水用
機能部品に当たりにくくなる。さらに、請求項3記載の
構成によれば、給水用機能部品がメンテナンス口に臨ん
でいるので、メンテナンス口を開放し、加湿ユニットを
抜き出すと、給水用機能部品を目視することができる。
【0012】加えて、請求項4記載の構成によれば、給
水用機能部品は、給水タンクに対する給水を制御する電
磁弁を含んでいるので、電磁弁や、電磁弁の配管も加湿
ユニットよりも空気流通方向上流側に集められることに
なる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は、本発明の一実施例
における空気調和機の要部を示す概略斜視図であり、図
2は、上記空気調和機の概略平面図であり、図3は、上
記空気調和機に適用可能な加湿ユニットの収容状態を示
す概略側面図であり、図4は、上記空気調和機のメンテ
ナンス口からハウジング内をみた状態を示す概略斜視図
である。
【0014】先ず、図2を参照して、本実施例の空気調
和機10は、ハウジング11を備えている。ハウジング
11は、矩形の外壁部11aと、外壁部11aを仕切る
仕切り板11bとを備えており、これら外壁部11a、
仕切り板11bにより、内部に室外の空気を室内の方へ
流通させるための供給流路P1と、室内の空気を室外に
排出するための排気流路P2とが区画されている。各流
路P1、P2内には、それぞれシロッコファン等で構成
される送風機F(供給流路P1内のもののみ図示)が配
設されており、この送風機Fによって対応する空気が流
路P1、P2内を流通するように構成されている。
【0015】次に、ハウジング11内には、熱交換エレ
メント12が収容されている。熱交換エレメント12
は、紙等の熱伝導性のよいシート状の素材を所定の形状
に形成し、さらに積層することにより、二方向の空気流
通路を区画する多角柱形状に形成されている。そして、
熱交換エレメント12の一方の空気流通路は、ハウジン
グ11の給気流路P1と連通していると共に、他方の空
気流通路は、排気流路P2と連通しており、これによっ
て、両流路P1、P2を流通する空気の熱交換を行なう
ようにしている。
【0016】上記供給流路P1の、熱交換エレメント1
2よりも下流側には、加湿室Cが区画されている。加湿
室C内には、熱交換された室外の空気を加湿する加湿器
13が配設されている。加湿室Cは、送風機Fから排出
された空気を内部に導入する導入口C1を有する仕切り
板C2により一部が区画されており、導入された空気
は、上記加湿器13を経て、供給流路P1の下流端を区
画するダクト継手SAから室内に供給される。さらに、
ハウジング11の外壁部11aには、上記加湿室Cと連
通するメンテナンス口11cが形成されており、このメ
ンテナンス口11cを介して上記加湿ユニット13aを
一つずつ挿抜可能にしている。なお具体的には図示して
いないが、上記ハウジング11には、メンテナンス口1
1cを開閉するためのメンテナンス蓋が取り付けられて
いる。メンテナンス蓋には加湿ユニット13aとの隙間
をシールするためのパッキンが固定されている。
【0017】上記加湿器13は、図2の上下方向に多数
(例えば5個)連設された箱型の加湿ユニット13aを
備えている。ここで、図2によく示されているように、
上記加湿室Cの導入口C1は、ダクト継手SAに対し、
加湿ユニット13aの連設方向に対して斜交いに配設さ
れており、これによって導入口C1を通過した空気が均
等に加湿ユニット13aを通過するように構成されてい
る。また、導入口C1には、風向機構Mが配設されてお
り、この風向機構Mで空気の流れを調整することによっ
て、空気の加湿能力を変更可能に構成されている。
【0018】図1、図3、及び図4も参照して、上記加
湿ユニット13aは、樹脂板により成形された矩形の箱
体である。加湿ユニット13aの、当該供給流路P1方
向に互いに対向する一対の端板131は、多数の管体1
32を開口状態で担持しており、この管体132の内部
を介して上記空気を当該供給流路P1の上流側から下流
側に流通させている。上記管体132は、加湿ユニット
13a内の水を水蒸気として内部に導入し、内部を流れ
る給気を加湿するためのものである。
【0019】次に加湿器13は、給水タンク13bを備
えている。給水タンク13bは、加湿ユニット13aの
内部に水を供給するためのものであり、電磁弁Vを介し
て給水源S(図2のみ図示)に接続されている。図1及
び図4において、13cは、給水タンク13bの水をド
レンパン11fにドレンしてオーバーフローを未然に防
止するためのドレン管、V1は、電磁弁Vから給水タン
ク13bに給水するための供給管、V2は、上記給水源
Sから電磁弁Vに給水するための供給配管である。そし
て、本実施例においては、上記給水タンク13b、電磁
弁V、及び後述する給水ホース13e等が給水用機能部
品130を構成している。
【0020】ここで本実施例において、給水用機能部品
130は、加湿室C内の、加湿ユニット13aよりも空
気流通方向上流側に配設されている。より詳細に説明す
ると、本実施例の給水用機能部品130は、上記仕切り
板C2の壁面の上部に、一対の固定具130aを介して
固定されている。そして、これにより、図4によく示さ
れているように、上記給水用機能部品130を構成する
給水タンク13bや電磁弁Vは、上記メンテナンス口1
1cに臨んでいる。
【0021】本実施例では、給水用機能部品を最も目視
しやすくし、しかも、メンテナンス作業を容易に行なう
ことができるように、上記加湿室Cの導入口C1を、メ
ンテナンス口11cよりも遠くに設けている。そして、
上記給水用機能部品は、この導入口C1よりも、メンテ
ナンス口11cに近い、仕切り板C2の壁面に沿って配
置されている。
【0022】図1ないし図4に示すように、給水タンク
13bから加湿ユニット13aに給水するために、各加
湿ユニット13aの一の側板133には、給水管継手1
34が取り付けられており、この給水管継手134に給
水タンク13bからの給水ホース13eを接続してい
る。上記給水ホース13eは、給水管継手134の突出
高さよりも直径が太く設定されており、これによって、
図2に示すように、一の加湿ユニット13aの給水管継
手134を有する側板133と他の加湿ユニット13a
の給水管継手134を有する側板134とを互いに向か
い合わせて加湿ユニット13aを連設することにより、
上記給水ホース13eが隣接する加湿ユニット13a、
13a間をシールするパッキンの作用を奏することにな
る。なお、上記給水管継手134は、上述の通り一の加
湿ユニット13aの側板133と他の加湿ユニット13
aの側板133とを向かい合わせた際に、それぞれ干渉
しない部位に取り付けられている。
【0023】図1に示すように、加湿室Cの下部には、
ドレンパン11fが配設されている。ドレンパン11f
は、上記加湿ユニット13aから滴下する水を捕集する
ためのものである。ドレンパン11fには、ドレン用の
排水管130cが接続している。本実施例において、上
記ドレンパン11fの上部には、取付け板11dが固定
されている。取付け板11dは、一端がメンテナンス口
11cに臨んだ状態で上記加湿ユニット13aの挿抜方
向に延びている。
【0024】取付け板11dの上部には、一対のレール
材15が固定されている。レール材15は、樹脂成形品
であり、互いに加湿ユニット13aの挿抜方向に沿って
平行に並んでいる。図3に示すように、各レール材15
は、上記取付け板11dに固定される基板部15aと、
基板部15aの一端から上方に延設されて加湿ユニット
13aの外側面を受けるガイド突起15bと、基板部1
5aの他端近傍から上方に延設されて加湿ユニット13
aの下面を受けるリブ状のレール部15cとを一体に備
えており、レール部15cと上記ガイド突起15bの間
には、加湿ユニット13aから滴下した水をドレンする
ためのドレン溝15dが区画されている。
【0025】図1に示すように、上記ドレン溝15dに
滴下した水をドレンパン11fに捕集するために、上記
取付け板11dの、メンテナンス口11c側端部には、
導通路を構成する角窓11eが区画しており、この角窓
11eを介してドレン溝15d内の水をドレンパン11
fに効率よく捕集できるようにしている。なおドレン溝
15d内の水をより効率よくドレンパン11fに捕集す
るために、レール部15cの一部を切り欠いてもよい。
【0026】本実施例においては、上記取付け板11d
の上面に取出板16が載置されている。図1に示すよう
に、取出板16は、取付け板11dの上面に摺動可能に
載置された状態で加湿ユニット13aの下面に対向する
基板16aと、基板16aの、当該加湿ユニット挿入方
向下流側端部に延設され、最奥部に配設された加湿ユニ
ット13aの側面に係止する係止部16bと、基板16
aの、当該加湿ユニット挿入方向上流側端部に延設され
た略コの字形の取手16cとを一体に備えた板金製品で
あり、上記取手16cを把持してメンテナンス口11か
らハウジング11の外側に引っ張ることにより、加湿室
Cの最奥部に配設された加湿ユニット13aをも簡単に
引き出すようにしている。
【0027】次に、図1及び図4によく示されているよ
うに、上記ハウジング11の天板(図示せず)には、ス
ペーサ17が固定されている。スペーサ17は、加湿室
C内の加湿ユニット13aの上面に対向する天板部17
aと、天板部17aの両側部に延設され、天板部17a
をハウジング11の上記天板に固定する側板部17bと
を一体に備えている。上記スペーサ17は、ハウジング
11の機種毎に側板部17bの高さが異なっており、こ
れによって、機種毎にハウジング11の天板と加湿ユニ
ット13aとのクリアランスを調整しており、後述する
ように、種々のハウジング11に対する加湿ユニット1
3aのモジュール化を図っている。
【0028】本実施例において、スペーサ17の、空気
流でみて下流側側部には、下向きに開くチャンネル部1
7cが固定されている。他方、図1に示すように、上記
取付け板11dの、チャンネル部17cと上下に対向す
る部位には、フランジ13fが設けられており、上記フ
ランジ13fとチャンネル部17cとの間で、加湿ユニ
ット13aの下流側に配設される水切りフィルタFLを
保持している。この水切りフィルタFLは、加湿ユニッ
ト13aの下流側から水滴が飛散するのを防止するため
のものであり、ハニカム状のポリプロピレンに銀ゼオラ
イト等の抗菌剤を含浸させて構成されたものである。
【0029】上記スペーサ17の天板部17aには、滑
り板18が取り付けられている。滑り板18は、そり状
の板金部材を加湿ユニット13aの挿抜方向に沿って配
設したものである。滑り板18の両端部(図1及び図4
に、メンテナンス口11c側端部のみ図示)18aは、
折り返されて上記天板部17aの端部に係止しており、
上下に変位可能に構成されている。また、滑り板18
の、メンテナンス口11cに臨む端部側には、メンテナ
ンス口11cに近づくにつれて上方に傾斜する案内面1
8bが形成されており、この案内面18bによって、加
湿ユニット13aの挿入方向上流側上端縁をガイドする
ようにしている。
【0030】上記滑り板18と天板部17aの間には、
例えばウレタン等で構成された弾性シール部材19が介
装されている。弾性シール部材19は、気密性を保持し
た状態で上記滑り板18を、加湿室C内にある加湿ユニ
ット13aの上面に付勢するためのものである。以上説
明したように本実施例の構成によれば、給水用機能部品
130が加湿室C内の、加湿ユニット13aよりも空気
流通方向上流側に配設されているので、万一給水ホース
13eが外れた場合等、給水用機能部品からの水漏れが
生じても、給水ホース13eから放出される水が加湿ユ
ニット13aに遮られることになる。従って、本実施例
によれば、室内側に水滴が飛び散るのを防止することが
できる。
【0031】特に本実施例においては、加湿ユニット1
3aの下流側に、水切りフィルタFLを配設しているの
で、上述のような事故が万一発生した場合においても、
室内側へ水滴が飛び散るのを確実に防止することができ
る。また、本実施例の構成によれば、給水用機能部品1
30が、導入口C1を有する上記仕切り板C2の壁面に
沿って配置されているので、供給流路P1を通る空気が
給水用機能部品130に当たりにくくなる。従って、本
実施例によれば、供給流路P1を通る空気が給水用機能
部品130に妨げられなくなる結果、給水用機能部品1
30による圧損がなくなるという利点がある。
【0032】また、給水用機能部品130が仕切り板C
2の壁面に沿って配置されることにより、給水用機能部
品130を取付ける際には、仕切り板C2に固定するだ
けでハウジングへの装着が可能になる。従って、本実施
例の構成では、給水用機能部品130を取り付けるため
の取付け板等を特別に設ける必要がなくなる結果、部品
点数が少なくなり、製品も廉価になる。
【0033】さらに、本実施例の構成によれば、給水用
機能部品130がメンテナンス口11cに臨んでいるの
で、メンテナンス口11cを開放し、加湿ユニット13
aを抜き出すと、給水用機能部品130を目視すること
ができる。従って、本実施例によれば、メンテナンス作
業を容易に行なうことができるという利点がある。加え
て、本実施例の構成によれば、給水用機能部品130
は、給水タンクに対する給水を制御する電磁弁Vを含ん
でいるので、電磁弁Vや、電磁弁Vの配管も加湿ユニッ
ト13aよりも空気流通方向上流側に集められることに
なる。従って、本実施例によれば、一層、圧損の問題が
少なくなり、メンテナンス作業も容易になるという利点
がある。
【0034】なお、上述した実施例は、本発明の好まし
い具体例を例示したものに過ぎず、本発明の要旨を変更
しない範囲内で種々の設計変更が可能であることは、云
うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の構成によれば、万一給水ホースが外れた場合等、
給水用機能部品からの水漏れが生じても、給水ホースか
ら放出される水が加湿ユニットに遮られることになるの
で、室内側に水滴が飛び散るのを防止することができ
る。
【0036】また、請求項2記載の構成によれば、供給
流路を通る空気が給水用機能部品に当たりにくくなるの
で、供給流路を通る空気が給水用機能部品に妨げられな
くなる結果、給水用機能部品による圧損がなくなるとい
う利点がある。また、給水用機能部品が仕切り板の壁面
に沿って配置されることにより、給水用機能部品を取付
ける際には、仕切り板に固定するだけでハウジングへの
装着が可能になる。従って、請求項2の構成では、給水
用機能部品を取り付けるための取付け板等を特別に設け
る必要がなくなるので、その分、部品点数が少なくな
り、製品も廉価になる。
【0037】さらに、請求項3記載の構成によれば、メ
ンテナンス口を開放し、加湿ユニットを抜き出すと、給
水用機能部品を目視することができるので、メンテナン
ス作業を容易に行なうことができるという利点がある。
加えて、請求項4記載の構成によれば、電磁弁を含む配
管も加湿ユニットよりも空気流通方向上流側に集められ
ることになるので、一層、圧損の問題が少なくなり、或
いはメンテナンス作業も容易になるという利点がある。
【0038】従って、本発明の空気調和機によれば、加
湿用の水が室内の方へ飛び散るのを確実に防止すること
ができ、しかも給水タンクのメンテナンスを容易に行な
うことができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における空気調和機の要部を
示す概略斜視図である。
【図2】上記空気調和機の概略平面図である。
【図3】上記空気調和機に適用可能な加湿ユニットの収
容状態を示す概略側面図である。
【図4】上記空気調和機のメンテナンス口からハウジン
グ内をみた状態を示す概略斜視図である。
【図5】従来の空気調和機の概略斜視図である。
【符号の説明】
10 空気調和機 11 ハウジング 11c メンテナンス口 13 加湿器 13a 加湿ユニット 13b 給水タンク 13e 給水ホース 130 給水用機能部品 C 加湿室 C1 導入口 C2 仕切り板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和されるべき空気を流通させる供給
    流路(P1)を内部に区画しているハウジング(11)と、 ハウジング(11)内の、上記供給流路(P1)中に区画され、
    加湿ユニット(13a) を内部に収容する加湿室(C) と、 加湿室(C) 内に収容された加湿ユニット(13a) に給水す
    る給水タンク(13c) 、及び給水タンク(13c) と加湿ユニ
    ット(13a) とを接続する給水ホース(13e) を含む給水用
    機能部品(130) とを備えた空気調和機において、 上記給水用機能部品(130) は、加湿室(C) 内の、加湿ユ
    ニット(13a) よりも空気流通方向上流側に配設されてい
    ることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】上記ハウジング(11)は、加湿室(C) を区画
    すると共に、供給流路(P1)の空気を加湿室(C) の内部に
    導入する導入口(C1)を有する仕切り板(C2)を有し、 上記給水用機能部品(130) は、上記仕切り板(C2)の壁面
    に沿って配置されている請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】上記ハウジング(11)は、加湿室(C) に対し
    て加湿ユニット(13a) を挿抜するためのメンテナンス口
    (11c) を外壁部(11a) に有し、 上記給水用機能部品(130) は、上記メンテナンス口(11
    c) に臨んでいる請求項1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】上記給水用機能部品(130) は、給水タンク
    (13c) に対する給水を制御する電磁弁(V) を含んでいる
    請求項2または3記載の空気調和機。
JP5222669A 1993-09-07 1993-09-07 空気調和機 Pending JPH0777344A (ja)

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