JP3075956B2 - 一体型空気調和装置 - Google Patents

一体型空気調和装置

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JP3075956B2
JP3075956B2 JP07127165A JP12716595A JP3075956B2 JP 3075956 B2 JP3075956 B2 JP 3075956B2 JP 07127165 A JP07127165 A JP 07127165A JP 12716595 A JP12716595 A JP 12716595A JP 3075956 B2 JP3075956 B2 JP 3075956B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内側と室外側とを仕
切板で仕切り、この仕切板によって仕切られた室内側に
電装箱を設けた一体型空気調和装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建屋の室内壁を貫通して取付け
られ、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器等からなる冷
凍サイクルを本体内に一体的に備える一体型空気調和装
置は知られている。この種の一体型空気調和装置では、
本体内に、室内側と室外側とを仕切る仕切板を設け、こ
の仕切板によって仕切られる室内側に、空気調和装置の
制御を司る電装箱を設けるのが一般的である。また、こ
の一体型空気調和装置では、当該一体型空気調和装置を
工場出荷する際に、電装箱と商用電源とをつなぐための
所定長さの電源ケーブルが付設されるのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものでは、一体型空気調和装置を設置する際、予め付設
された電源ケーブルの長さが長過ぎると、その電源ケー
ブルを現場で切断しなければならず、このような作業は
面倒であるという問題がある。
【0004】そこで、本発明は上記課題を解消するため
に、工場出荷の際に予め付設された電源ケーブルの長さ
が長過ぎても、その電源ケーブルを現場で切断しなくて
も済む空気調和装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、室内側と室外側とを仕切板で仕切り、この仕切板に
よって仕切られた室内側に電装箱を設けた一体型空気調
和装置において、電装箱と仕切板との間に電源ケーブル
を引き回すための引回室を形成し、この引回室につなが
り、前記電源ケーブルを収容するための収容室を前記電
装箱の上方に設け、接続の際に余った電源ケーブルを、
電装箱の下面から引き出し、電装箱の背面に引き回し、
引回室を上方へ延びた後に、収容室に収容し、更には電
装箱の側面に沿って下方へ引き出し、底部側壁に、止め
具を介して固定する構成としたことを特徴とするもので
ある。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記引回室と前
記収容室の内面にパッキンを貼付したことを特徴とする
ものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記収容室の入
口は電源ケーブルを挿入しやすいようにアーチ形に形成
されることを特徴とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記引回室は、
前記電装箱の下面から引き出される電源ケーブルを上方
へ延出させて前記収容室へ導くための室であり、前記収
容室は、前記電源ケーブルの接続の際に、余った分の電
源ケーブルを、余った電源ケーブルの長さに応じて何重
にも巻いて収容するための室であることを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明では、電装箱と仕切板と
の間に形成される引回室を通じて電源ケーブルを引き回
すことができ、この引き回された電源ケーブルを収容室
に収容することができるので、工場出荷の際に予め付設
された電源ケーブルの長さが長過ぎても、その電源ケー
ブルを現場で切断しなくても済む。また、電装箱と仕切
板との間に引回室を設けたことにより、その分空間があ
くので、仕切板に結露が生じたとしても、その露が電装
箱に付着することはなく、電装箱に収容された電子部品
の絶縁が図られる。
【0010】請求項2に記載の発明では、引回室と収容
室の内面に例えばスポンジ状のパッキンが貼付されてい
るので、電源ケーブルを引き回したり、収容したりする
ときに、当該電源ケーブルに傷を付けずに引き回し、収
容できる。
【0011】請求項3に記載の発明では、収容室の入口
がアーチ状になっているので、手を入れ易くなり、収容
室に電源ケーブルを簡単に挿入できる。
【0012】請求項4に記載の発明では、電装箱の下面
から引き出される電源ケーブルが、引回室を通じて、上
方へ延出して収容室へ導かれ、この収容室内において、
余った電源ケーブルの長さに応じて何重にも巻いて収容
される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1において、1は一体型空気調和装置の
本体で、この一体型空気調和装置は本体1と、この本体
1が挿入される外装体とから構成されている。2は底板
で、その前部3が後部4より一段高くなるよう段差部5
が形成されている。6はこの底板2に立てられる仕切板
で、この仕切板6によって底板2上は室内側7と室外側
8とに区画される。9はファンモータ、10はこのファ
ンモータ9の固定板で、この板の一側面11にファンモ
ータ9のフランジ片12が固定される。そしてこの固定
板10の脚片13が仕切板6の室外側面に取り付けられ
る。14はこの固定固定板10の補強板である。15は
このファンモータ9の一方の駆動軸で、この駆動軸15
にはプロペラファン16が固定される。17はスリンガ
リングで、プロペラファン16の回転によって、底板2
の後部4に溜ったドレン水がスリンガリング17でかき
上げられて室外熱交換器18へ飛散するようにしてい
る。19はこのプロペラファン16のファンカバーで、
その左右両片20は室外熱交換器18の左右の管板21
に夫々固定される。22は室外側天板で、このファンカ
バー19の上縁23に固定され室外熱交換器18をおお
う。24はシール材で、この室外側天板22の後縁に貼
着されている。
【0015】25は仕切板6に設けた開口で、ファンモ
ータ9の他方の駆動軸26が突出される。27はこの駆
動軸26に取り付けられる遠心型ファン、28はこのフ
ァンのファンスクロールで、その前部に通風口29が、
上部に吹出口30が夫々形成されている。すなわち、こ
のファンスクロール28はその前部と上部とが連続的に
開放されてノーズ部160とスクロール部161とが一
体に形成されている。31はこの吹出口30をおおう金
網である。そして、このファンスクロール28はそのフ
ランジ片32(背面)が仕切板6の室内側面33に当て
られて、螺子(図示せず)でこの仕切板6に固定され
る。ここで、ファンスクロール28の吹出口30の大き
さ(すなわち吹出口30の幅寸法a並びに奥行寸法b)
は遠心型ファン27の大きさ(すなわち遠心型ファン2
7の直径c並びに厚さ寸法d)よりも大きく設定されて
おり、この遠心型ファン27を吹出口30から取り出せ
るようにしている。34は配管カバーで、一端はファン
スクロール28の反ノーズ側の端部35に、他端は仕切
板6の左縁36に夫々固定される。
【0016】37はこのファンスクロール28の前部に
取り付けられる取付板で、吸込孔38が形成されてい
る。39はこの取付板の上縁の一部を後方へ折り曲げた
取付片で、取付孔40が形成されている。そして、この
取付板37をファンスクロール28の前面に沿って下方
へ降ろすと、この取付片39の取付孔40がファンスク
ロール28の上面のピン41に挿入される。これによっ
て、取付板37はファンスクロール28の前面に固定さ
れ、ベルマウス38が遠心型ファン27の開口と対向す
る。42は熱交換器で、遠心型ファンの厚み寸法d以上
の寸法をあけてファンスクロール28の前方に配置され
ている。したがって、遠心型ファン27のサービス点検
時は、まず取付板37を上方に引出し、その後図3のこ
の遠心型ファン27のブレードの孔150にドライバー
を挿入してボス151の螺子152を回してゆるめ、フ
ァンモータ9の駆動軸26から外す。そして、この遠心
型ファン27を少し手前(室内熱交換器42と取付板3
7との隙間153)へ動かした後、この遠心型ファン2
7をファンスクロール28の吹出口30より引き上げ
る。このようにして、遠心型ファン27のサービス点検
が簡単に行える。
【0017】図1を参照して、43は底板2の前部3に
載置された発泡スチロール製のドレンパンで、排水口4
4が仕切板6の下部切欠口(図示せず)より室外側8へ
臨む。45はこのドレンパンの後部に敷かれた熱遮蔽板
で、この板の立ち上がり片46並びに後片47がドレン
パン43の立ち上り縁48をおおう。
【0018】49はアルミテープで、ドレンパン43の
コーナ部の立ち上がり壁50に貼付される。従って、取
付板37の前面に取り付けられた電気ヒータ(図1では
省略した)からの輻射熱の一部は熱遮蔽板45やアルミ
テープ49でさえぎられて、発泡スチロール製のドレン
パン43に伝わりにくくなり、このドレンパン43が熱
変形しにくいようにしている。前記室内熱交換器42
は、ドレンパン43の上に載置される。そして、この室
内熱交換器42につながれていた冷媒管57はファンス
クロール28のまわり(左方)を通って、仕切板6の配
管穴58へ挿入されている。そしてこの冷媒管57の上
方には配管カバー34が配置されている。51はこの室
内熱交換器42の上部に配置される吹出部材で、板15
4に縦羽根52が並べられている。この板154は熱交
換器42と取付板37との隙間153をおおい、この両
者に跨がって取り付けられる。
【0019】53は仕切板6の上縁54に固定された室
内側天板で、その上面には掛止片(固定部)55が設け
られており、この掛止片55には前面パネル56が係止
される。ここで、室内熱交換器42のサービス点検を行
う場合は、室外側8内において、冷媒管の一部を切断し
て、室内熱交換器42から延びた冷媒管57を直線状に
しておく。次に、室内側天板53、吹出部材51、配管
カバー34を外すと、冷媒管57は仕切板6の配管穴5
8に貫通した状態でファンスクロール28の側方に位置
している。従って、室内熱交換器42を上方へ引き出
し、その後この室内熱交換器42を斜め前方へ引き出す
と、ファンスクロール28を外さなくても室内熱交換器
42が取り出せる。59は平板状の金具で仕切板6の上
縁54と室外側天板22とをつなぐものである。60は
電装箱で、仕切板6の室内側面に固定される。61は圧
縮機で、底板2の後部4に取り付けられている。
【0020】前記前面パネル56は、その下部に吸込み
グリル62が、上部に吹出口63が設けられている。6
4はこの吹出口63に配置される風向変更用の可動羽根
(以下「横羽根」という。)である。前記前面パネル5
6の吹出口63は水平方向に向けられている。水平方向
に向けたのはこの空気調和装置を室内壁の高所に取付け
ることを前提としているからであり、これを室内壁の低
所に取付けるとしたら、吹出口63は斜め上方にむける
ようにすることが望ましい。
【0021】図2はこのような機器(前面パネル56を
除く)が組み立てられた状態の本体1を示す斜視図であ
る。この図2において、65は本体1の外装体、200
はこの外装体の内側に貼付されたポリエチレン製のパッ
トで、このパット200は圧縮機61の側方に位置して
いる。従って、この空気調和装置の輸送時の落下等によ
って圧縮機61が異常振動しても、この振動はパット2
00によって規制される。尚、この本体1は外装体65
が外された状態でも出荷される。この場合は、外装体6
5の代わりにカバーがこのユニットに取り付けられる。
そして、このカバーの内側に発泡スチロール製のパット
が貼付されており、このパットで圧縮機61の異常振動
を規制する。そして据付時にこのカバーはパットと共に
外される。
【0022】図3はこの空気調和装置66の縦断面図
で、前記外装体65は室内壁67を貫通して取り付けら
れている。そして、この外装体65へ図2で示した状態
の本体1が室内側から挿入される。その後前面パネル5
6の下部68を図4で示すように手前に向けて、この前
面パネル56の上部69の突出片70を掛止片55に係
合させ、その下部68の係止片71(図3)を底板2の
受具72に挿入して固定する。このようにして前面パネ
ル56を取り付けると、この前面パネル56の後縁73
が外装体65の前縁74に当たって、この外装体65の
表面と前面パネル56の表面とが一致する。
【0023】ここで前面パネル56の突出片70を、こ
の前面パネル56の後縁73よりも内方に設けて、この
後縁73のまわりにはスペース75を形成している。こ
のようにスペース75を形成したので、図5に示すよう
に前縁に突起76のある別の外装体77へこの本体1を
挿入して、この前面パネル56を掛止片55に係合させ
ると、この前面パネル56のスペース75に突起76が
位置する。そしてこの前面パネル56と外装体77とが
面一状態となる。言い換えれば、前縁に突起76がある
外装体77(図5参照)、又は前縁に突起76がない外
装体65(図3参照)のいずれの外装体にも、前面パネ
ル56を組付けることができる。
【0024】図3を参照して、78,79は、ヒータ並
びにそのヒータのヒューズで、支持枠201を介して取
付板37に固定されている。室内熱交換器42は蒸発器
として作用するもので、冷媒は実線矢印のように流れ
る。すなわち、減圧器(図示せず)で減圧された低温の
冷媒は、まず、上部風下側パイプ80に流れ込み、その
後この熱交換器42内の上部85を逆U字状に流れ風上
側パイプ81へ導かれる。この風上側パイプ81内を上
から下に向かって流れ、その下部において、チーズ82
によって2つに分流され風下側パイプ83と中間パイプ
84内とを並流し、その上部で合流した後、この上部か
ら圧縮機へ戻るようにしている。このようにまず低温の
冷媒を室内熱交換器42の上部85で、逆U字状に流す
ようにしたのは、この上部85における熱交換率を下部
86における熱交換率よりも向上させたかったためであ
る。これによって、室内熱交換器42の上部85を通過
した空気は、下部を通過した空気86よりも冷却され温
度が低くなっている。従って、この温度を低く押さえた
空気がヒータ78の保護装置(ヒューズ)79に流れる
ようになり、この保護装置79に露が付きにくくなる。
従って、この保護装置79の絶縁不良が発生しにくくな
り、暖房運転時にヒータへの通電を行った場合、ヒータ
78の異常加熱を未然に防止できる。
【0025】吹出部材51の後縁87は逆U字状に形成
されており、取付板37の上縁88がこの吹出部材51
の後縁87に嵌まり合うようにしている。このように吹
出部材51によって取付板37の上縁88を固定すると
ともにこの取付板37と吹出部材51を確実に組み合わ
せて、図1のファンスクロール28の吹出口30から吹
出された風が取付板37と吹出部材51との間にもれな
いようにしている。
【0026】また、本体1を外装65に入れると、図3
の室外側天板22に貼着したシール材24は、外装体6
5の後縁89に近づく。このようにシール材24を外装
体65の後縁89に近づけたのは、室外熱交換器21か
ら吹出された空気が外装体65と室外側天板22との隙
間に入り込むのを極力抑えるためである。
【0027】図6は図1の前面パネル56を示してい
る。吹出口63に配置された横羽根64,64は、夫々
一枚の板金を折り曲げて形成されており、図7に示すよ
うに、その内部には空間100が設けられる。101は
合成樹脂製の左支持具で、夫々の横羽根64の空間10
0に挿入される。102は左軸(一方の軸)で、部品1
98を介して吹出口63の左側支持穴103に挿入され
る。104は連動軸で、連動板105の切欠106が嵌
合する。107は合成樹脂製の右支持具で、夫々の横羽
根64の空間100に挿入される。108は右軸(他方
の軸)で筒状に形成され、部品198を介して右側支持
穴109に挿入される。この右軸108の外径寸法は吹
出口63の右側支持穴109の内径寸法よりも小さく設
定されている。
【0028】これによって横羽根64は吹出口63内で
回動自在に支持される。また、この実施例では、詳細は
後述するが、横羽根64と横羽根64間に手指を挿入
し、開閉操作部材240を図2のR方向に移動できるよ
うに、図14を参照し、横羽根64と横羽根64間の寸
法Dを広くしている。
【0029】図8は図6のA−A線における断面図であ
り前面パネル56の吹出口63内の横羽根64,64の
取付構造を示す。図8を参照して、前面パネル56の吹
出口63は、吹出口上縁部190と吹出口下縁部191
とで形成される。吹出口63の中央部において、吹出口
上縁部190と吹出口下縁部191との間は、第1、第
2の横羽根支持部材188,189で固定される。第1
の横羽根支持部材188は合成樹脂製である。この第1
の横羽根支持部材188は全体がコ字状を呈し、上端面
及び下端面には夫々突起186が設けられ、前面には上
下二つの凹溝187が設けられる。また、第2の横羽根
支持部材189はSUS製である。第2の横羽根支持部
材189の両端部189aはU字状に曲っており、しか
も図6に示すように、両端部189aはフォーク状にな
っている。
【0030】ところで、吹出口63の長さが長い場合に
は、吹出口63から熱風が吹出されるとき、吹出口上縁
部190、吹出口下縁部191、或いは横羽根64,6
4に反りが生じるおそれがある。
【0031】この実施例では、この反りが発生しないよ
うにするため、図6に示すように、第1の横羽根支持部
材188の二つの凹溝187に各横羽根64,64の中
央部を嵌合し、第1の横羽根支持部材188の上下の突
起186を、吹出口上縁部190、吹出口下縁部191
の夫々の穴190a,191aに嵌合する。そして、図
8に示すように、夫々の穴190a,191aから夫々
の突起186,186を突出させておいて、その突起1
86に、第2の横羽根支持部材189の両端部189a
が係合するように、第2の横羽根支持部材189を第1
の横羽根支持部材188の上に重ね合わせる。これによ
れば、第1の横羽根支持部材188と第2の横羽根支持
部材189とによって、吹出口上縁部190と吹出口下
縁部191間の中央部がしっかりと固定されるととも
に、横羽根64,64の中央部もしっかりと支持される
ので、仮に吹出口63から熱風が吹出されても、その熱
によって吹出口上縁部190、吹出口下縁部191、或
いは横羽根64,64に反りが発生するようなことはな
い。したがって、吹出口63内の堅固な横羽根取付構造
を提供することができる。
【0032】上記構成によれば、第1、第2の横羽根支
持部材190,191の内、第1の横羽根支持部材19
0が樹脂製であり、第2の横羽根支持部材191が金属
製であるので、一部が樹脂製である分、全体重量は軽く
なり、残りが金属製である分、全体強度を向上させるこ
とができる。
【0033】図2を参照し、前記仕切板6には、室外か
ら室内へ向けて外気を導入するための開口210があけ
られている。この開口210は、図9に示すように、閉
鎖部材(ダンパー)220を介して閉塞自在になってい
る。閉鎖部材220はワイヤー230の一端に接続さ
れ、このワイヤー230の他端は開閉操作部材240
(図2)につながれる。この開閉操作部材240は、図
2、図10に示すように、操作部51aの溝51b内を
R方向に移動可能になっている。開閉操作部材240を
図2のR方向に移動させると、図9に示すように、閉鎖
部材220が実線状態から2点鎖線状態になり、開口2
20があけられ、外気が導入される。
【0034】図2の本体1に対して図6の前面パネル5
6が取り付けられると、開閉操作部材240は、図9、
図14に示すように、横羽根64,64間に位置する。
開閉操作部材240が横羽根64,64間に位置する
と、横羽根64,64間に指を入れて、開閉操作部材2
40を操作できる。閉鎖部材220の開閉操作は、頻繁
に行われても困るし、言わばビル管理者などが行えば足
りる操作である。すなわち、頻繁に操作する必要はない
操作である。
【0035】この実施例によれば、開閉操作部材240
は横羽根64,64間に位置し、前面パネル56の外か
らは確認しにくい位置にあるので、開閉操作部材240
の存在を知る者、例えばビル管理者だけがそれを操作す
ることができ、その操作は、前面パネル56を本体1か
ら取り外さなくても、横羽根64,64間に指を入れる
だけなので、きわめて簡単に操作することができる。
【0036】図2を参照して、電装箱60は本体1の図
中右下に位置し、この電装箱60の背面60aと仕切板
6の遮蔽部6aの間には、後述するように電源ケーブル
Cを引き回すための引回室250が設けられ、かつ電装
箱60の上面60bの上部には電源ケーブルCの収容室
260が設けられる。
【0037】そして、図11に示すように、この電装箱
60の背面60aにはパッキン270が貼付けられ、図
10に示すように、この電装箱60の上面60b側の操
作部51aの内面にはパッキン280が貼付けられる。
パッキン270,280を貼付したのは、引回室25
0、収容室260に電源ケーブルCを収容する際に、電
源ケーブルCに傷を付けないようにするためである。図
12を参照して、収容室260の入口がアーチ状になっ
ているのは、収容室260に電源ケーブルCを簡単に挿
入できるようにするためである。尚、アーチ状とした場
合には、挿入のために収容室260に手を入れ易いとい
う利点も得られる。
【0038】電源ケーブルCの長さは予め長めに設定さ
れるので、電源ケーブルCの接続の際には、必ず電源ケ
ーブルCが余ることになる。この余った電源ケーブルC
は、図12に示すように、電装箱60の下面60dから
引き出され、電装箱60の背面60aに引き回され、引
回室250を上方へ延びた後に、余った電源ケーブルC
の長さに応じて何重にも巻かれて収容室260に収容さ
れ、更には電装箱60の側面に沿って下方へ引き出さ
れ、底部側壁245に、止め具247を介して固定され
る。これによれば、接続して余った電源ケーブルCを、
傷を付けることなく、収容室260に効率よく収納する
ことができる。また、電装箱60の背面60aに引回室
250を設けたことにより、その分空間があくので、仕
切板6に結露が生じても、その露が電装箱60に付着す
ることはなく、電装箱60内の電子部品の絶縁が図られ
る。
【0039】図13において、300は操作パネルであ
り、この操作パネル300は、図2の電装箱60の前面
60cに配置される。この操作パネル300は、図6の
前面パネル56の開口310に露出する。操作パネル3
00は、サーモスタット320とセレクタ330を有し
ている。
【0040】以上、一実施例を参照して本発明を説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請
求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、図2の実施例では、横羽根64が2枚であった
が、これに限らず1枚もしくは3枚以上であっても構わ
ない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、電装箱と仕切板との間に形成される引回室を
通じて電源ケーブルを引き回すことができ、この引き回
された電源ケーブルを収容室に収容することができるの
で、工場出荷の際に予め付設された電源ケーブルの長さ
が、空気調和装置の設置の際に長過ぎたとしても、その
電源ケーブルを現場で切断しなくても済む。また、電装
箱と仕切板との間に引回室を設けたことにより、その分
空間があくので、仕切板に結露が生じたとしても、その
露が電装箱に付着することはなく、電装箱に収容された
電子部品の絶縁が図られる。
【0042】請求項2に記載の発明では、引回室と収容
室の内面に例えばスポンジ状のパッキンが貼付されるの
で、電源ケーブルを引き回したり、収容したりするとき
に、当該電源ケーブルに傷を付けずに引き回し、収容す
ることができる。
【0043】請求項3に記載の発明では、収容室の入口
がアーチ状になっているので、手を入れ易くなり、収容
室に電源ケーブルを簡単に挿入することができる。
【0044】請求項4に記載の発明では、電装箱の下面
から引き出される電源ケーブルを、引回室を通じて上方
へ延出して収容室へ導き、この収容室内で、余った電源
ケーブルの長さに応じて何重にも巻いて収容できるの
で、電源ケーブルをまとめてコンパクトに収容すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一体型空気調和装置の分
解斜視図。
【図2】空気調和装置の本体を示す斜視図。
【図3】空気調和装置の縦断面図。
【図4】空気調和装置の前面パネルの取り付け状態を示
す斜視図。
【図5】前面パネルの異なる取り付け状態を示す図。
【図6】前面パネルを示す斜視図。
【図7】前面パネルの吹出口の横羽根の取り付け具を示
す斜視図。
【図8】図6の前面パネルのA−A線における断面図。
【図9】外気取り入れ用の開口部とその閉鎖部材等を示
す上から見た図。
【図10】吹出口の吹出部材を示す図。
【図11】電装箱の分解斜視図。
【図12】電装箱の斜視図。
【図13】操作パネルを示す平面図。
【図14】空気調和装置の正面図。
【符号の説明】
1 本体 56 前面パネル 62 空気吸込口(吸込みグリル) 63 空気吹出口 64 風向変更用の横羽根 210 開口 220 閉鎖部材 230 ワイヤー 240 開閉操作部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 要佐 大阪府守口市京阪本通2丁目5番地5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 赤石 重雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番地5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−522(JP,U) 実開 昭59−151020(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/02 411

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内側と室外側とを仕切板で仕切り、こ
    の仕切板によって仕切られた室内側に電装箱を設けた一
    体型空気調和装置において、 電装箱と仕切板との間に電源ケーブルを引き回すための
    引回室を形成し、この引回室につながり、前記電源ケー
    ブルを収容するための収容室を前記電装箱の上方に設
    、接続の際に余った電源ケーブルを、電装箱の下面か
    ら引き出し、電装箱の背面に引き回し、引回室を上方へ
    延びた後に、収容室に収容し、更には電装箱の側面に沿
    って下方へ引き出し、底部側壁に、止め具を介して固定
    する構成としたことを特徴とする一体型空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記引回室と前記収容室の内面にパッキ
    ンを貼付したことを特徴とする請求項1記載の一体型空
    気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記収容室の入口は電源ケーブルを挿入
    しやすいようにアーチ形に形成されることを特徴とする
    請求項1記載の一体型空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記引回室は、前記電装箱の下面から引
    き出される電源ケーブルを上方へ延出させて前記収容室
    へ導くための室であり、 前記収容室は、前記電源ケーブルの接続の際に、余った
    分の電源ケーブルを、余った電源ケーブルの長さに応じ
    て何重にも巻いて収容するための室であることを特徴と
    する請求項1ないし3記載の一体型空気調和装置。
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