JP3045007U - 水道用メータ補足管 - Google Patents

水道用メータ補足管

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JP3045007U JP1997005716U JP571697U JP3045007U JP 3045007 U JP3045007 U JP 3045007U JP 1997005716 U JP1997005716 U JP 1997005716U JP 571697 U JP571697 U JP 571697U JP 3045007 U JP3045007 U JP 3045007U
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JP1997005716U
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Inventor
智之 小島
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株式会社小島合金
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗水を招かない水道用メータ補足具を提供す
る。 【解決手段】 両端に宅地側及び分水栓側の配管用接続
ネジ部2,3と中央上部に耐圧試験ポンプ側の分岐用接
続ネジ部4を設けた逆T型補足管本体1を形成すると共
に、前記分岐用接続ネジ部側に穿つ分岐通水路5と前記
片方の配管用接続ネジ部側に穿つ通水路6を連通させ全
体としてL状片側通水路部7の構成とし、残る他方の配
管用接続ネジ部側をムク状閉塞通路8としてなり、片方
のみの通水を取る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は水道管の新設管路の通水試験を、水道メータの取付位置で行うように する水道用メータ補足管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、新築や増改築又はその他の新設の水道管路の配管完了に際しては、そ の配管路に対し耐圧試験を行うものである。普通は少なくとも水道本管の分水栓 側から宅地側まで達する配管路の中間に介在される水道メータの取付位置を起点 とし、宅地側となる新設管路(2次側管路)と分水栓側までの枝管路の2方向管 路に対して耐圧テストを行う。即ち、例えば図6に示すように水道メータaを中 心として左右に配管する宅地側に敷設の新設管路bと水道本管側となる分水栓c までの枝管路d間に、前記水道メータaの搬入装着まで、該水道メータaに代わ って逆T型の検査用メータ補足具eを一時的に接続し、このメータ補足具eの中 央分岐路部に別途に配置した公知の耐圧試験ポンプfに連絡するフレキシブルチ ューブgを接続し、耐圧試験ポンプfから規定水圧を掛けた試験水を前記新設管 路bに通水させて所定の耐圧試験を行うものである。hは止水栓を示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の如き従来の逆T型検査用メータ補足具eの構成は、図7に示す ように単に内部構造が逆T形を呈する三方通水路jをもつものであり、該三方通 水路j中、この左右貫通の通水路部の一端に新設管路bを接続し、他端に分水栓 側となる枝管路dを接続し、上部突設の中央分岐路部には耐圧試験ポンプ側のフ レキシブルチューブgを接続し試験通水回路を形成する。
【0004】 即ち、この種のメータ補足具eは、あくまで分水栓側の枝管路dと宅地側の新 設管路b及び耐圧試験ポンプ側のフレキシブルチューブgに直接接続される三方 通路を呈し、中央上部の分岐路に導かれた試験水B(図7の矢印参照)は管本体 で左右に分かれ枝管路側と新設管路に流れ込むため、両管路に対して一度に耐圧 試験ができるが、その反面、盗水が簡単にできる要因ともなっている。例えば、 新設管路b側に注入すべき水を、前記分水栓cを開いて給水することが可能であ り、この通水使用が一種の盗水に相当するものであり、水道局側からの苦情が後 を断たないのが現状である。
【0005】 本考案は上記実情に鑑み、メータ補足具に形成の通水路が圧試験ポンプ側と片 方の通路のみを結ぶ二方向通路(L形構造)とすることによって、上記課題を解 決する水道用メータ補足管を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、両端に宅地側及び分水栓側の配管用接続ネジ部と中央上部に耐圧試 験ポンプ側の分岐用接続ネジ部を設けた逆T型補足管本体を形成すると共に、前 記分岐用接続ネジ部側に穿つ分岐通水路と前記片方の配管用接続ネジ部側に穿つ 通水路を連通させ全体としてL状片側通水路部の構成とし、残る他方の配管用接 続ネジ部側をムク状閉塞通路としてなるものである。
【0007】 この場合、ムク状閉塞通路の配管用接続ネジ部が、ネジ部外周の両側部分を一 定幅平行切り欠きしてなる。
【0008】 この様に、水道用メータ補足管は水道メータ位置に仮接続する逆T型補足管本 体に形成する通水路を、中央上部の耐圧試験ポンプ側となる分岐用接続ネジ部か ら片方の配管用接続ネジ部にのみ連通するL状片側通水路部としてなるため、宅 地側となる新設管路の耐圧試験では、この連通の通水路端を新設管路に接続し、 ムク状閉塞通路を分水栓側となる枝管路に接続の配設とする。
【0009】 即ち、片側通路を閉塞とし水道本管側の通水路を遮断した状態とし、中央上部 の分岐用接続ネジ部に接続した試験配管(フレキシブルチューブ)に、先端に配 置した耐圧試験ポンプを適宜操作して所定水圧をもつ試験水を新設管路側に通水 し所定の耐圧試験を行う。勿論、このとき、逆T型補足管本体の枝管路側に対し ては閉塞管路となっていて試験水の通水はなく、このことは枝管路側からの水の 流入もない。
【0010】 また、このメータ補足管はあくまで片方の通水しかできない構造としたため、 メータ位置から分水栓側となる枝管路の耐圧試験では、この逆T型補足管本体の 接続向きを前記と逆に通水路側を分水栓側となる枝管路端に接続し、新設管路( 宅地側)を逆に閉塞側とする態様を取ればよい。
【0011】 しかも、この閉塞管路側となる配管用接続ネジ部の外周形状を、両側を一定幅 分平行切り欠きし環状ネジ山を構成しないため、一瞥して閉塞通路側であること が分かると共に、このネジ部が枝管路又は新設管路に螺合されたとき、前記切り 欠き部分にスキ間が形成されるので、この点からもその閉塞管路側は通水路を構 成しない。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の水道用メータ補足管を実施例の図に基づいて説明すれば、次の 通りである。
【0013】 図はムク状閉塞管路が位置する管本体の外周部分に切り欠き段部を形成し管全 体の重量バランスを考慮した実施例を示し、1は一端に宅地側の配管用接続ネジ 部2を他端に分水栓側の配管用接続ネジ部3と中央上部に耐圧試験ポンプ側の分 岐用接続ネジ部4を形成する逆T型補足管本体で、該補足管本体1の前記分岐用 接続ネジ部4側に穿つ分岐通水路5と前記片方の接続ネジ部となる配管用接続ネ ジ部2側に穿つ通水路6を連通させ全体としてL状片側通水路部7を構成し、且 つ残る配管用接続ネジ部3側をムク状閉塞通路8とし、上記全体の構成にて水道 用メータ補足管9となる。この場合、ムク状閉塞通路8となる配管用接続ネジ部 3のネジ部外周の両側部分を一定幅平行切り欠き10をし、対向する配管ネジ部 11に対しスキ間12を生じせしめ非連通状態を構成する。また、このムク状閉 塞通路8をもつ補足管本体1の軸管部1aの外周面には上下,左右の四方位置に 補強梁筋13を残す軽量用切り欠き段部14を設け、逆T型補足管本体1の全体 としての重量バランスを取る構造としている。
【0014】 次にこの作用を説明すると、例えば図5に示す様に、宅地側等となる新設管路 15に対する通水の耐圧試験の施工に際し、先ずこの水道用メータ補足管9を、 所定の水道配管中に介在する水道メータ(図示せず)の取付位置に一時的に代替 えの取付けとする。即ち、宅地側に敷設の新設管路15を逆T型補足管本体1の L状片側通水路部7の通水路6となる配管用接続ネジ部2に締付ナット16をも って接続すると共に、ムク状閉塞通路8側となる配管用接続ネジ部3と枝管路1 7側となる止水栓18を締付ナット19をもって接続する。更に、中央上部に突 設の分岐用接続ネジ部4に、別途に別途配置する公知の耐圧試験ポンプ20より 導出のフレキシブルチューブ21を締付ナット22をもって接続する。即ち、水 道本管23に臨む分水栓24を介し接続された枝管路17とは完全遮断され水道 水の流入を防ぐ接続となる(盗水防止の接続)。
【0015】 ここにおいて、前記耐圧試験ポンプ20を適宜操作し、この規定加圧された試 験水をフレキシブルチューブ21を経て逆T型補足管本体1の分岐通水路5に流 入させれば、該分岐通水路5と通水路6はL状片側通水路部7となっているため 、この試験水A(図2の矢印参照)は自然と通水路6から新設管路15に流れ込 み、該新設管路15の配管耐圧試験が行われる。
【0016】 この場合、通水路6の配管用接続ネジ部2とムク状閉塞通路8の配管用接続ネ ジ部3は普通の直線状接続となるが、該配管用接続ネジ部3のネジ部外周3aは 両側部分に切り欠き10を有し対向する止水栓18との螺合時に、この切り欠き 10が一種のスキ間12を構成し非連通状態となる(図4参照)。
【0017】 また、分水栓24側となる枝管路17の耐圧試験にあっては、水道用メータ補 足管9となる逆T型補足管本体1の接続位置を前記と逆にムク状閉塞通路8側を 新設管路15に向け接続し、通水路6側を枝管路17端の止水栓18に接続する 。ここで、前記同様に耐圧試験ポンプ20からの加圧された試験水がフレキシブ ルチューブ21を経て補足管本体1の分岐通水路5から逆向きとなった通水路6 に連通接続の枝管路17側の流入し配管耐圧試験がなされる。即ち、本考案の水 道用メータ補足管9を使用した耐圧試験は片方ずつしかできない。
【0018】
【考案の効果】
上述の様に、本考案の水道用メータ補足具は逆T型補足管本体にあって中央上 部の分岐用接続ネジ部側と片方の配管用接続ネジ部側を連通とし、残る配管用接 続ネジ部側をムク状閉塞通路としてなるため、宅地側等の新設管路の耐圧試験に 当たって、単に通水路を新設管路側に向けた接続とすれば、必然的に分水栓側と なる枝管路に接続される反対側にはムク状閉塞通路が臨むため、水道本管に取付 く分水栓側からの盗水は絶対にできないものとなる。このことは、分岐用接続ネ ジ部に接続の耐圧試験ポンプから繰出される試験水のみが確実に通水路を経て新 設管路に流入し耐圧試験がなされる。
【0019】 また、逆T型補足管本体にあってムク状閉塞通路側は、その配管用接続ネジ部 が両側に平行切り欠きがなされているため、ムク状閉塞通路側が一瞥し得、配管 ミスを招くこともなく、且つ仮に平行切り欠き側の配管用接続ネジ部を枝管路に 螺合しても管路の直線接続には支障を来さないが、両側の平行切り欠き部で一種 のスキ間が生じ、この点からも管路の連通構造は望めない。また、このムク状閉 塞通路の管本体は外形を重量バランスを取るための切り欠き段部が設けてあり、 この点からもムク状閉塞通路側が簡単に分かり取扱いを容易とする。
【0020】 更に、本考案は全体として簡略化構成となるため、製作も容易で、安価に提供 し得、多大な普及が望まれ当局にも福音となる等の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水道用メータ補足具の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】同要部の断面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】逆T型補足管本体の平行切り欠きを付けた配管
用接続ネジ部と枝管路又は新設管路の螺合状態を示す説
明図である。
【図5】新設管路の耐圧試験を行う概略説明図である。
【図6】従来の新設管路の耐圧試験を行う説明図であ
る。
【図7】同逆T型補足管本体の断面図である。
【符号の説明】
1 逆T型補足管本体 2 宅地側の配管用接続ネジ部 3 分水栓側の配管用接続ネジ部 4 分岐用接続ネジ部 5 分水通路 6 通水路 7 L状片側通水路部 8 ムク状閉塞通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に宅地側及び分水栓側の配管用接続
    ネジ部と中央上部に耐圧試験ポンプ側の分岐用接続ネジ
    部を設けた逆T型補足管本体を形成すると共に、前記分
    岐用接続ネジ部側に穿つ分岐通水路と前記片方の配管用
    接続ネジ部側に穿つ通水路を連通させ全体としてL状片
    側通水路部の構成とし、残る他方の配管用接続ネジ部側
    をムク状閉塞通路としてなる水道用メータ補足管。
  2. 【請求項2】 ムク状閉塞通路の配管用接続ネジ部が、
    ネジ部外周の両側部分を一定幅平行切り欠きした請求項
    1記載の水道用メータ補足管。
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