JP3044853U - 易剥離性書き込み極薄冊子 - Google Patents

易剥離性書き込み極薄冊子

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JP3044853U
JP3044853U JP1997006792U JP679297U JP3044853U JP 3044853 U JP3044853 U JP 3044853U JP 1997006792 U JP1997006792 U JP 1997006792U JP 679297 U JP679297 U JP 679297U JP 3044853 U JP3044853 U JP 3044853U
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JP1997006792U
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Inventor
重道 平岡
Original Assignee
三和印刷工業株式会社
京都麻業株式会社
高橋 徳幸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厳格な衛生環境が求められる場所内で、多数の
人間が限られた種類の帳票が必要な時、紙粉等を飛散さ
せることなく、紙製の帳票上に易剥離処理してなる複数
枚の透明プラスチックフィルムの上に油性のペンにてデ
ーターの書き込みができ、そのデーターをスキャナーで
読み取った後は、一旦書き込みを終えた頁を破棄して、
新たな書き込み頁が形成されるような帳票が強く要望さ
れている。 【解決手段】透明ラミネートパックされた帳票の表面又
は裏面に、複数枚の透明プラスチックフィルムの各層間
を易剥離処理して層着せしめてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、油、薬液、水等で汚れやすい環境下で使用する一定の紙製等の帳票を 保護し、旦つデーターの書き込み後に、そのデーターをコピーあるいはスキャナ ー等で記録保存処理をした上で、書き込み頁を破棄して、次頁に新しいデーター を書き込みし得るような易剥離性書き込み極薄冊子に関する。 更に、発塵を嫌う場所、例えばクリーンルーム、又は宇宙船内のような紙製書類 を何枚も持込みにくい場所などで、一定の帳票に従ってデーターを書き込み、こ れを一旦スキャナーで読み取った上で、前回筆記した書き込み頁を廃棄して次頁 に新たな書き込みをして、数回以上に使用可能な易剥離性書き込み極薄冊子に関 する。
【0002】
【考案の属する技術分野】 【従来の技術】
従来、油、薬液、水等で汚れやすい環境下で使用する紙製等の帳票は、なんら保 護されず、また一部紙製の帳票を一枚つづラミネートパック処理をして保護して いる程度であって、汚れ易く、水に濡れてもそのままで不便なままで使用されて いた。
【0003】 特に、塵埃、雑菌などを避けたい製薬会社、精密電子部品の製造メーカー、また は食品会社に設けられるクリーンルーム内等では、紙製の書類から排出される紙 粉を嫌う傾向があり、紙製の帳票は一枚一枚紙粉が飛散しないようにラミネート パックして紙が直接外気と接触しない形で使用する方法しかなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、一種類一枚の帳票毎に前記のようなラミネートパックをするようにすれ ば書類が嵩張ると同時にラミネートパックするのに膨大な時間と費用とを費やす ることになり不便であった。
【0005】 従って、前述のような製薬会社、精密電子部品の製造メーカー、または食品会社 等のように、厳格に衛生環境を必要とする場所では、紙粉等を飛散させることな く、多数の人間が限られた種類の帳票が必要な時、紙製の帳票上に易剥離処理し てなる複数枚の透明プラスチックフィルムの上に油性のペンにてデーターの書き 込みができ、そのデーターをスキャナーで読み取った後は、一旦書き込みを終え た頁を破棄して、新たな書き込み頁が形成されるような帳票が強く要望されてい る。
【0006】 本考案の目的とするところは、上記のような要望に応えるもので、ラミネートパ ックされた帳票の上層に易剥離性の複数(多数)枚の透明極薄シートを形成した 冊子とすることによって、一種類の帳票上に前回書き込みした情報をスキャナー で読み取った後に、該頁を廃棄し、書き込みのない新たな帳票として使用し得る 易剥離性書き込み冊子としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、特願平8 −332682号「易剥離層を含む複合多層フィルム」を 使用して、下層の帳票を透明ラミネートパックせしめ、該透明ラミネートパック の上層に易剥離性透明ページを複数(多数)枚形成させることによって、同一の 帳票を何回にわたって使用すること出来る易剥離性書き込み冊子としたものであ る。
【0008】 上記の目的を達成するために、透明ラミネートパックされた帳票の表面に、複数 枚の透明プラスチックフィルムの各層間を易剥離処理して層着せしめて、紙粉を 飛散させることなく、一枚の帳票を複数回にわたって使用し得るようにした。 更に、二種類の帳票を透明ラミネートパックし、該帳票の表面側に、複数枚の透 明プラスチックフィルムの各層間を易剥離処理して層着せしめると共に、前記帳 票の裏面側に、複数枚の透明プラスチックフィルムの各層間を易剥離処理して層 着せしめ、易剥離性書き込み冊子の表裏の両面を使用し得るようにしたものであ る。
【0009】
【考案の実施の形態】
帳票を透明ラミネートパックした上で、該透明ラミネートパックされた帳票の片 面又は両面に、複数枚の透明フィルムからなる透明性易剥離性書き込み冊子を層 着させてある。
【0010】 即ち、この透明性易剥離性書き込み冊子は、数枚の透明フィルムを易剥離性を付 与して積層貼り合わせしてなるものである。 複数枚の透明フィルムを易剥離性書き込み冊子とするには、複数枚の透明フィル ムの接合面の一側の透明フィルムの貼合面を塗工膜ポリエチレンとの接着を促進 するためにコロナ放電処理をして、貼合塗工面の濡れ性を向上させ、更に有機チ タネート系もしくはポリエチレンイミン系などのアンカーコート処理を施し、接 合面の他方側の透明フィルムは全く処理をほどこさないで押し出しラミネート機 でポリエチレン樹脂を接着層として、透明フィルム複数層をサンド積層貼合して 複数の透明フィルムを易剥離性を付与して積層貼合するものである。 即ち、透明フィルムとポリエチレン塗工膜を一単位として、数層の透明フィルム を層着することによって、複数の易剥離性透明冊子とすることができる。各複数 の易剥離性透明冊子を構成する一辺にはめくりしろを設けて複数の透明フィルム を各層毎に剥離を容易にしてある。 以上のように、この易剥離性書き込み冊子を、ラミネートパックされた帳票の片 面に形成することも、両面に形成することももとより可能である。
【0011】
【実施例1】 透明フィルムとして複数の延伸ポリプロピレンフィルム1a、1b、1c、1d 、1eを使用し、この延伸ポリプロピレンフィルム1a、1b、1c、1d、1 eの各フィルム間に低密度ポリエチレン塗工膜2a、2b、2c、2dを介して 剥離可能に接着してあるものである。 その表面側として、5層の延伸ポリプロピレンフィルム1a、1b、1c、1d 、1eで上記のような易剥離性書き込み冊子Aを作成する場合、延伸ポリプロピ レンフィルム1a、1b、1c、1d、1eは、そのフィルムの厚み30μのも のを使用するのが最適であり、この延伸ポリプロピレンフィルム1a、1b、1 c、1d、1eを易剥離性を前記のように付与して接着するのに接着層として膜 厚15μの低密度ポリエチレン塗工膜2a、2b、2c、2dが設けるのがよい 。延伸ポリプロピレンフィルムと、低密度ポリエチレン塗工膜との厚みとをそれ ぞれ30μ、15μとすれば易剥離性書き込み冊子の作成上も、使い勝手のうえ からも適当である。 最下層の延伸ポリプロピレンフィルム1eの下面に厚さ20μの特殊低融点ポリ エチレン塗工してなる熱圧着樹脂層3してある。この熱圧着樹脂層3は、当然の ことながら、帳票のような紙に対しても接着性が良好である。
【0012】 又、一方、裏面側透明フィルムBとして厚さ50μのポリエステルフィルム4の 上面に厚さ20μの特殊低融点ポリエチレンよりなる熱圧着透明樹脂層5を設け てある。もちろん、熱圧着透明樹脂層5は帳票のような紙に対して強い接着力を 有する。
【0013】 前記易剥離性書き込み冊子Aと、裏面側透明フィルムBとを前方の一辺熱熔着部 6において一体化すれば、この一辺熱熔着部6から、図4のように、易剥離性書 き込み冊子Aと裏面側透明フィルムBとは開口する。この開口部に帳票Cを挟み 込み、易剥離性書き込み冊子Aと裏面側透明フィルムBとを密着した状態で特殊 低融点ポリエチレンが熔着する熔着温度で熱圧着すると、帳票Cは、表部易剥離 性書き込み冊子Aと裏面側透明フィルムBの間にラミネートパックされる。 帳票Cの表面は透明の易剥離性書き込み冊子Aであるから、透明のポリプロピレ ンフィルムを通して帳票がそのまま透視でき、その表面に油性筆記具等により自 由にデーター等を筆記することができる。一旦筆記されたデーターを資料として 残す必要があるときは、これをスキャナー等で読み取ってこれを残すことができ る。又、この書き込みデーターが必要がなくなれば、先に筆記された延伸ポリプ ロピレンフィルム1aを剥離し、これを破棄すると、その下層に筆記可能で、未 筆記の延伸ポリプロピレンフィルム1bが表れる。以下このような手順で順次に 、より下層の複数の延伸ポリプロピレンフィルムが使用可能となる。 なお、易剥離性書き込み極薄冊子の外周部の所定位置において、一又は複数箇所 にめくり代7を設けてある。
【0014】
【実施例2】 更に、帳票Dを表面及び表面に設けて、帳票Dの表面側に5層の延伸ポリプロピ レンフィルム11a、11b、11c、11d、11eの各フィルム間に、低密 度ポリエチレン塗工膜10a、10b、10c、10dを介して接着してある。 更に、最下層延伸ポリプロピレンフィルム11e の下面には特殊低融点ポリエ チレンよりなる熱圧着樹脂層12を接着して、表層易剥離性書き込み冊子Xとし てある。
【0015】 更に、帳票Dの裏面側に5層の延伸ポリプロピレンフィルム13a、13b、1 3c、13d、13eの各フィルム間に、低密度ポリエチレン塗工膜14a、1 4b、14c、14dを介して接着してある。更に、最下層延伸ポリプロピレン フィルム13e の上面には特殊低融点ポリエチレンよりなる熱圧着樹脂層15 を接着して、裏層易剥離性書き込み冊子Yとしてある。
【0016】 なお、ここで使用する延伸ポリプロピレンフィルム11、低密度ポリエチレン塗 工膜10、熱圧着樹脂層12及び熱圧着樹脂層15は、実施例1で使用した同様 の厚みのものでよい。 かくして、形成された表側透明の易剥離性書き込み冊子Xと、裏側易剥離性書き 込み冊子Yとを前方の一辺熱熔着部16において一体化してある。 この一辺熱熔着部16から、表面側易剥離性書き込み冊子Xと裏側易剥離性書き 込み冊子Yとは開口する。この開口部に帳票Dを挟み込み、易剥離性書き込み冊 子Xと裏側易剥離性書き込み冊子Yとを密着した状態で特殊低融点ポリエチレン が熔着する熔着温度で熱圧着すると、帳票Dは、表部易剥離性書き込み冊子Xと 裏側易剥離性書き込み冊子Yの間にラミネートパックされる。
【0017】 上記のように構成すると、帳票Dの表面及び裏面に、それぞれ易剥離性書き込み 冊子X及びYを形成することができることになる。即ち、ラミネートパックされ た帳票Dの両面に剥離可能な延伸ポリプロピレンフィルム複数層が形成されるこ とになる。ここで使用する帳票Dは、同一の様式の帳票でもよいが、表裏異なる 様式の帳票でもよい。 この場合においても、易剥離性書き込み冊子Xと裏側易剥離性書き込み冊子Yの 外周部に一又は複数箇所のめくり代(図示を略す)を設ける。
【0018】
【考案の効果】
請求項1の易剥離性書き込み冊子では、透明ラミネートパックされた帳票の表面 に、複数枚の透明プラスチックフィルムの各層間を易剥離処理して層着せしめて あるので、帳票の上面側で、複数層にわたってデーターの書き込み、保存が可能 となり、しかも、紙製の帳票は完全にラミネートパックされるので紙粉の飛散は ないから、安心してクリーンルーム内でも使用することができる。 請求項2の易剥離性書き込み冊子では、表裏二種の帳票を透明ラミネートパック し、該帳票の表面側に、複数枚の透明プラスチックフィルムの各層間を易剥離処 理して層着せしめると共に、前記帳票の裏面側に、複数枚の透明プラスチックフ ィルムの各層間を易剥離処理して層着せしめ、表裏の両面を使用し得るようにし てあるので、帳票表裏の両面で、データーの書き込みができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】片面に書き込みし得る易剥離性書き込み極薄冊
子の拡大断面図
【図2】最上層の透明プラスチックフィルムを剥離した
状態を示す拡大断面図
【図3】構成要素を分離して示した拡大断面図
【図4】一端部を熔着した状態の斜視図
【図5】両面に書き込みし得る易剥離性書き込み極薄冊
子の拡大断面図
【符号の説明】
1... 複数の延伸ポリプロピレンフィルム 2... 低密度ポリエチレン塗工膜 3... 熱圧着樹脂層 5.. 熱圧着透明樹脂層 6... 熔着部 7... めくり代 10.. 低密度ポリエチレン塗工膜 11.. 延伸ポリプロピレンフィルム 12.. 熱圧着樹脂層 13.. 延伸ポリプロピレンフィルム 14.. 低密度ポリエチレン塗工膜 15.. 熱圧着樹脂層 16.. 一辺熱熔着部 X... 易剥離性書き込み冊子 Y... 裏側易剥離性書き込み冊子 D... 帳票

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明ラミネートパックされた帳票の表面
    に、複数枚の透明プラスチックフィルムの各層間を易剥
    離処理して層着せしめてなることを特徴とする易剥離性
    書き込み極薄冊子
  2. 【請求項2】表裏二種の帳票を透明ラミネートパック
    し、該帳票の表面側に、複数枚の透明プラスチックフィ
    ルムの各層間を易剥離処理して層着せしめると共に、前
    記帳票の裏面側に、複数枚の透明プラスチックフィルム
    の各層間を易剥離処理して層着せしめ、帳票の表裏の両
    面を使用し得るようにしたことを特徴する易剥離性書き
    込み冊子。
JP1997006792U 1997-06-26 1997-06-26 易剥離性書き込み極薄冊子 Expired - Lifetime JP3044853U (ja)

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