JP3044743B2 - 静電荷像現像剤および画像形成方法 - Google Patents

静電荷像現像剤および画像形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真複写装置等による機密文書等の再
複写防止に好適な印刷物を得るための静電荷像現像剤、
及びその静電荷像現像剤を用いた画像形成方法に関する
ものである。
[従来の技術] 最近、各種の複写装置が市場に出回り、どこでも容易
に複写が可能となってきた。それにともない機密文書、
著作物の無断複製が問題となっており、それを防止する
必要性が高まってきた。
従来から複写防止用の印刷物の作成方法として、いく
つかの方法が提案されてきた。
前記印刷物を得る方法としては、着色紙を用いる方法
(特開昭51-150337号公報に記載されたもの等)や、高
反射紙を用いる方法(実公昭57-42698号公報に記載され
たもの等)、乱反射防止基体を用いる方法(実開昭54-2
5273号公報に記載されたもの等)が知られている。
前記着色紙を用いる方法は、着色した用紙に原稿を作
成し、画像部と非画像部との静電コントラストを取りに
くくして複製を防止する方法である。
また、高反射紙を用いる方法は、正反射率の高い用紙
(例えば金紙、銀紙)に原稿を作成し、これを通常の複
写機で複写しようとすると、正反射成分は複写機の入射
光路とは異なった方向に反射するために感光体に到達せ
ず、非画像部と画像部との静電コントラストを取りにく
くして複製を防止する方法である。
乱反射防止基体を用いる方法は、基体の表面にガラス
球を分散した樹脂層を設け、その層上に画像を作成した
もので、基体表面の乱反射を防止し感光体への反射光を
少なくして、非画像部と画像部との静電コントラストを
取りにくくして複製を防止する方法である。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記着色紙を用いる方法では、用紙の色が
比較的濃いセピア、ブラウン系統の色であって、その基
体上に作成された文書は判読しにくく、さらに、さまざ
まな分光感度を持った感光体を搭載した複写機が用いら
れている以上、この方法ではすべての複写機で再複写を
防止する事は困難であるという問題点があった。
また、前記高反射紙を用いる方法は、特殊な加工紙を
使用するためにコストが高くつき、また、表面に導電層
を有するために原稿を作成する場合には、静電複写機を
利用できない等の問題点があった。
さらに乱反射防止基体を用いる方法も、特殊な加工紙
を使用するためにコストが高くつき、その基体上に作成
された文書は全面が暗色となり画像部と非画像部とのコ
ントラストが小さく、判読しにくいという問題点があっ
た。
また、再帰反射性を有する画像としてはコーテイング
した紙や布等を張り付けることによって得ることができ
るが、単純な画像しか得られず、複雑な画像を得ること
はできなかった。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、判読
しやすく、それでいて複写を防止することが可能な印刷
物に適した静電荷像現像剤を提供することを目的とする
ものである。
さらには、走査型複写機に対しても再複写を防止する
事が可能な判読しやすい印刷物を安価で得ることができ
る方法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、本発明は、着色剤と樹脂
とからなるトナーと、その内部もしくは外部に添加され
てなる光反射材料および1μm乃至500μmの粒径の透
明微粒子を含有する静電荷像現像剤、および着色剤と樹
脂とからなるトナーと、その内部もしくは外に添加され
てなる光反射材料および1μm乃至500μmの粒径の透
明微粒子を含有する静電荷像現像剤により現像し、形成
された顕像を担体上に定着してなる再複写防止用画像形
成方法を特徴とする。
本発明の現像剤としては、トナーのみからなる一成分
系現像剤、若しくはトナーとキャリアからなる二成分系
現像剤が用いられる。
上記現像剤に含有される透明微粒子は、再帰反射性を
有するものであればよく、その材料としては例えばガラ
スビーズ、高分子ビーズ等を用いることができる。ま
た、透明微粒子の粒径は1μmから500μm程度を用い
ることができる。なお粒径が1μm未満では、照射光の
散乱が生じてしまい、再帰反射性が弱くなる。また500
μmを越えると、画像形成時に原稿へ移行する量が少な
くなるために、再帰反射性が弱くなる。より好ましくは
10μmから100μmのものが用いられる。また透明微粒
子は、屈折率が1.5以上のものを用いることができる。
特に小粒径のものは高屈折率のものがよく、好ましくは
屈折率が1.9以上のものが用いられる。上記透明微粒子
は、トナーの内部または外部に添加される。
また、上記現像剤に含有される光反射材料は白色顔料
が好ましく、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ等
の無機顔料、或るいはアルミ粉、真ちゅう粉等の金属粉
を用いることができる。上記光反射材料はトナーの内部
若しくは外部に添加される。
本発明に用いられるトナーは少なくとも樹脂、着色剤
から成り、必要に応じて、荷電調整剤、ワックス、流動
化剤、その他の内添剤、外添剤を用いることができる。
前記トナー樹脂としては、スチレン系樹脂、スチレン
−ブタジエン系樹脂、スチレン−アクリル酸エステル系
樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル系樹脂、アクリ
ル酸エステル系樹脂、メタクリル酸エステル系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレア系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、石油系樹脂
等公知の樹脂を用いることができる。これらの樹脂のな
かで、特にスチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂を主成分とす
るものが好ましい。これらの樹脂は、一種または二種以
上混合して用いることができる。
前記着色剤としては、カーボンブラック、ニグロシン
染料、フタロシアニンブルー、アゾ系顔料、ローダミン
顔料等、所望の色調に応じ各種の染料および顔料を用い
ることができる。
本発明に係わる担体は、紙、プラスチック等複写可能
であれば使用することができる。特に、再複写防止用の
印刷物においては着色された担体が好ましく用いられ、
担体の明度がJIS標準色票で0〜7の範囲に有るものが
特に好ましい。
また、担体の色は用いるトナーに合わせて用いるのが
望ましく、例えば、青系現像剤では淡赤色の担体、赤系
現像剤では淡黒色の担体などが最適である。
印刷物は、本発明に係わる静電荷像現像剤を用いて、
通常の電子写真法等により担体上に画像を形成し定着す
ることにより得られる。
複写機としては、従来の複写機が用いることができ
る。特に、本発明に係わる静電荷像現像剤用の現像器を
新たに設け、再複写禁止モードを有し、再複写禁止モー
ドの選択により本発明に係わる静電荷像現像剤用の現像
器を使用できるようにした複写機が好ましく用いられ
る。
[作用] 前述の本発明による画像形成方法により得られた印刷
物は、光反射材料および透明微粒子を含有する静電荷像
現像剤を用いたので、画像部の入射光が再帰反射され、
遠くからでも画像部が明るく見える。
さらに、この静電荷像現像剤を用いた印刷物を走査型
複写を行なおうとすると、第1図に示すように画像部の
透明微粒子1及び光反射材料2によって、画像部の入射
光4が再帰反射され、感光体へ到達する反射光量が減小
し、着色担体による背景部の反射光量との差がなくな
り、結果として画像部と非画像部が区別されなくなり、
複写することができなくなる。また、光反射材料および
透明微粒子を含有する静電荷像現像剤を用いるので、担
体との明度、色調に差を設けることができるために非常
に判読しやすい。
[実施例] 実施例1 トナーとして、 スチレン/n−ブチルアクリルレート樹脂(共重合比8
0:20) 80部 酸化チタン(粒径 20mμm) 13部 フタロシアニンブルー顔料 5部 帯電制御剤(ボントロンS-34) 2部 からなる平均粒径10μmのトナーに同重量の平均粒径40
μm、屈折率2.1のガラスビーズをブレンドした。
担体として、明度4の黄褐色紙を用いた。
実施例2 トナーとして、 ポリエステル系樹脂(ビスフェノールAとマレイン酸
とトリメリット酸の重縮合物) 50部 酸化チタン(粒径 20mμm) 5部 赤色ローダミン顔料 5部 ガラスビーズ(平均粒径20μm、屈折率2.2) 40部 を溶融混練後、粉砕、分級し平均粒径30μmのトナーを
得た。
担体として、明度5の灰色紙を用いた。
比較例1 トナーとして、 スチレン/n−ブチルアクリルレート樹脂(共重合比8
0:20) 90部 フタロシアニンブルー顔料 1部 イエロー顔料 7部 マジェンタ顔料 2部 からなる平均粒径10μmの茶色トナーを用いた。
担体として、明度4の黄褐色紙を用いた。
実施例1、2、比較例1のトナー3部、FX5030用キャ
リア(富士ゼロックス社製)100部を混合した物を現像
剤とし、FX5030複写機(富士ゼロックス社製)を用い
て、通常の電子写真法によって形成した静電荷像を現像
した。現像によって得たそれぞれのトナー像を実施例
1、2、比較例1の担体上に転写し、PFAの表面層を有
する加熱ロールとシリコンゴムの表面層を有する圧力ロ
ールを用いて定着した。
さらに、得られた複写物を用いて、市販の商業用複写
機(FX5030/富士ゼロックス社製)で再複写を行った。
結果を第1表に示す。この結果によれば、本発明の方法
が、複写物として読みやすく、かつ再複写物が判読しに
くいことがわかる。
とくに、担体の色は用いるトナーに合わせて用いるの
が望ましく、例えば、青系現像剤では淡赤色の担体、赤
系現像剤では淡黒色の担体などが最適である。
[発明の効果] 本発明は、光反射材料および1μm乃至500μmの粒
径の透明微粒子を含有する静電荷像現像剤を使用して電
子写真法を行なうことにより、安価に印刷物を作成する
ことができる。
さらに、本発明で得られた印刷物は、トナーと担体の
明度、色調に差を設けることができるために非常に判読
しやすい。しかも、この印刷物を複写しようとすると、
画像部分に当たった光は再帰反射するために、照射光の
大部分は感光体に到達しない。従って、その部分はグレ
ーと判断され、他の着色部分とコントラストの差がでな
いため、複写を防止することができる。
また、再帰反射性のある複雑な画像を有する印刷物を
容易に電子写真法により、作成できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、再帰反射の原理図である。 1……透明微粒子、2……光反射材料、3……結着樹
脂、4……入射光、5……再帰反射光、6……担体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 - 9/097

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着色剤と樹脂とからなるトナーと、その内
    部もしくは外部に添加されてなる光反射材料および1μ
    m乃至500μmの粒径の透明微粒子、とを含有する静電
    荷像現像剤
  2. 【請求項2】着色剤と樹脂とからなるトナーと、その内
    部もしくは外部に添加されてなる光反射材料および1μ
    m乃至500μmの粒径の透明微粒子、とを含有する静電
    荷像現像剤により現像し、形成された顕像を担体上に定
    着してなる再複写防止用画像形成方法
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