JP3044371B2 - 収納棚 - Google Patents

収納棚

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JP3044371B2
JP3044371B2 JP9301244A JP30124497A JP3044371B2 JP 3044371 B2 JP3044371 B2 JP 3044371B2 JP 9301244 A JP9301244 A JP 9301244A JP 30124497 A JP30124497 A JP 30124497A JP 3044371 B2 JP3044371 B2 JP 3044371B2
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雄二郎 以倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先入れ・先出し方
式によって複数の被収納物を収納すべく、被収納物を順
次送る収納棚に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は先入れ・先出し方式の従来の収納
棚の側面図であり、図中、1は支柱である。複数本の支
柱1,1,…がマトリクス状に立設してあり、各支柱
1,1,…の間に複数本の横ビーム2,2,…が鉛直方
向へ所定距離を隔てて略水平に架設してある。左右の支
柱の間には、それぞれ複数のローラが設けてある一対の
固定レール64(64),64(64),…がその長手方向が前
後方向になるように、鉛直方向へ所定距離を隔てて取り
付けてある。固定レール64(64),64(64),…の一端
は他端より高くしてあり、固定レール64(64),64(6
4),…の他端には、ストッパ10,10,…がそれぞれ突
設してある。
【0003】フォークリフトによって、一対の固定レー
ル64(64)の一端である入側端上に載置された被収納物
Kは、重力の作用によって固定レール64(64)に設けた
ローラの回動と共に、矢符で示したように、固定レール
64(64)の他端である出側端へ移動し、ストッパ10(1
0)に当接して停止する。そして、同様の操作を繰り返
して、固定レール64(64)の出側端から入側端へ、複数
の被収納物K,K,…を順次収納し、収納した被収納物
K,K,…を、固定レール64(64)の出側端からフォー
クリフトによって搬出する。
【0004】しかし、このような収納棚では、一対の固
定レール64(64)に多くの被収納物K,K,…を収納す
べく、固定レール64(64)を長くした場合、固定レール
64(64)の傾斜によって被収納物Kの移動速度が速くな
り、ストッパ10(10)又は既に収納してある被収納物K
への衝突力が増大し、固定レール64(64)上に収納して
ある被収納物Kの荷崩れが発生するという問題があっ
た。また、収納個数が多くなるにつれて、後方の収納物
K,K,…から先頭の収納物Kに加えられる荷重が増大
し、先頭の収納物Kが変形し、更には損傷する場合があ
った。更に、固定レール64(64)を移動中、被収納物K
に蛇行が発生して、被収納物Kが支柱1,1,…に接触
し、被収納物Kの円滑な移送が損なわれるという問題も
あった。そのため、特開平 7−232808号公報には次のよ
うな収納棚が提案されている。
【0005】図11は、特開平 7−232808号公報に開示さ
れた収納棚を示す部分側面図であり、図中、74は固定レ
ール、10は該固定レール74の出側端に突設したストッパ
である。一対の固定レール74(74)は略水平に配設して
あり、両固定レール74(74)の上面中央には、長手方向
の全領域にわたる案内溝がそれぞれ設けてある。固定レ
ール74(74)上には、該固定レール74(74)の全長より
寸法Lだけ短い寸法の移動レール75(75)が、固定レー
ル74(74)の入側端と移動レール75(75)の入側端とが
一致するように配してある。移動レール75(75)の上下
面には、複数の回転輪76,76,…,77,77,…が長手方
向へ所定の間隔で回転自在に設けてあり、移動レール75
(75)は、下側の回転輪77,77,…を固定レール74(7
4)の案内溝内に嵌合させて、長手方向へ移動自在に固
定レール74(74)に支持されている。
【0006】両移動レール75(75)は図示しない連結部
材によって連結してあり、該連結部材から固定レール74
(74)の下方へ連結桿79が延設してある。連結桿79に
は、固定レール74(74)の長手方向へストロークするよ
うに配置してあるエアシリンダ80のピストン81が連結し
てあり、ピストン81の往復駆動によって連結桿79及び移
動レール75(75)が距離Lだけ進退される。
【0007】固定レール74(74)の互いに対向する側面
には、複数の回転軸が長手方向へ適宜距離を隔てて、前
記側面に垂直に固定してあり、各回転軸には、下方を錘
部とした略勾玉状の揺動ストッパ78,78,…が取り付け
てある。揺動ストッパ78,78,…は、錘部によって起立
され、起立状態ではその先端が移動レール75(75)の上
側の回転輪76,76,…から突出している。また、揺動ス
トッパ78,78,…は、起立した状態から固定レール74
(74)の入側端側への揺動が制限されるようになってい
る。
【0008】このような収納棚に被収納物Kを収納する
には、パレットPで支持した被収納物Kを、移動レール
75(75)の入側端上に載置し、エアシリンダ80を駆動し
てピストン81を往復させ、移動レール75(75)を進退さ
せる。ピストン81の往進工程では、移動レール75(75)
の前進に伴って、該移動レール75(75)上に載置したパ
レットP及び被収納物Kが前進する。このとき、パレッ
トPと揺動ストッパ78,78,…とが衝突するが、揺動ス
トッパ78,78,…はパレットPの進行方向へ揺動するた
め、パレットPの進行は妨げられない。一方、ピストン
81の復進工程では、移動レール75(75)の後退に伴っ
て、該移動レール75(75)上に載置したパレットP及び
被収納物Kが後退しようとする。このとき、パレットP
の下面に対向する揺動ストッパ78,78,…がパレットP
に係合し、該揺動ストッパ78,78,…によってパレット
Pはその位置に拘束されるため、移動レール75(75)の
みが後退する。このようにして、パレットP及び被収納
物Kが距離Lずつ固定レール74(74)の出側端側へ移動
され、ストッパ10(10)に当接して停止する。
【0009】このように移動レール75(75)をエアシリ
ンダ80によって進退させることによって、略水平に設置
した固定レール74(74)の出側端へ被収納物Kを移動さ
せるため、固定レール74(74)の寸法を長くしても、ス
トッパ10(10)又は既に収納してある被収納物K或いは
当該被収納物Kの損傷、及び被収納物Kの蛇行が防止さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−232808号公報に開示された収納棚にあっては、寸法
が長い固定レール74(74)を用いるに従って、長寸の移
動レール75(75)を配設しなければならず、設備コスト
が高い。また、移動レール75(75)の寸法が長くなるに
従って、該移動レール75(75)を進退駆動するエアシリ
ンダ80への負荷が増大するため、大出力のエアシリンダ
80を用いなければならず、設備コスト及びランニングコ
ストが高いという問題があった。また、移動レール75
(75)を前進させて、その入側端に載置した被収納物K
を出側端へ移動させた後、移動レール75(75)を後退さ
せなければ、他の被収納物Kを移動レール75(75)上に
載置することができないため、被収納物Kを収納する作
業効率が低いという問題もあった。また、移動レール75
(75)を駆動するエアシリンダ80のストロークが被収納
物Kの長さ方向の寸法より短い場合、移動レール75(7
5)を複数回進退させなければならないため、作業効率
が更に低下する。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、収納し得る被収納
物の個数が多くても、設備コスト及びランニングコスト
が低く、収納作業効率が高い収納棚を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る収納棚
は、平行に配した2条のレールの長手方向の入側端近傍
上に載置された被収納物を出側端へ送って、両レール上
に複数の被収納物を収納する収納棚において、両レール
の間に移動自在に配してあり、レールの高さ寸法より低
い高さ寸法の枠部材と、該枠部材を前記長手方向へ案内
する案内手段と、前記枠部材を進退駆動する駆動装置
と、前記枠部材に前記長手方向へ起伏自在に設けてあ
り、起立したとき前記被収納物に当接し得る当接部材
と、該当接部材を起立させる手段と、前記当接部材のレ
ールの前記入側端側への平伏を制限する制限部材とを備
え、前記枠部材の前記入側端側の部分には、前記当接部
材を支持する支持部がレールの入側端方向へ延設して
ることを特徴とする。
【0013】
【0014】図9は、本発明に係る収納棚の要部構成の
一例を示す模式的斜視図である。複数のローラ5,5,
…を備える2条のレール4,4の間に配した台車3は、
枠部材30及び回転輪を備えてなり、案内手段を構成し、
前記回転輪を嵌合させたコ字状の案内部49,49に案内さ
れながら、レール4,4上に載置される被収納物に接触
することなく、レール4,4の長手方向へ移動し得るよ
うになっている。
【0015】この枠部材30は、枠部材30に連結したチェ
ーン又はワイヤといった環状部材及びモータ等の駆動装
置55によって、被収納物を搬入するレールの入側端と、
被収納物を搬出するレールの出側端との間を進退駆動さ
れる。枠部材30には、起立したときレール4,4上に載
置される被収納物に当接し得る当接部材36がレール4,
4の長手方向へ起伏自在に設けてある。当接部材36は、
枠部材30の前記レール4,4の入側端側へ延設した支持
部35,35によって支持されており、錘又は弾性部材等の
起立手段39(図9では錘)によって起立されるようにな
っている。また、当接部材36の入側端側への平伏を制限
する制限部材40として、例えば、起立した状態の当接部
材36の下端近傍に当接するように板材又は棒材(図9で
は板材)を枠部材30から延設しておく。
【0016】両レール4,4の入側端に台車3を配置し
ておき、入側端近傍の両レール4,4上に被収納物を載
置し、駆動装置55によって台車3を前進駆動させる。台
車3に設けた当接部材36は起立手段39によって起立され
ており、台車3の前進によって被収納物に当接する。こ
のとき、当接部材36は前述した制限部材40によってレー
ル4,4の入側端への平伏が制限されているため、当接
部材36は起立した姿勢を維持し、被収納物は台車3の前
進に伴ってレール4,4の出側端へ移動される。この被
収納物を移動させている間に、他の被収納物を入側端近
傍の両レール4,4上に載置する。
【0017】被収納物のレール4,4の出側端への移動
が終了すると、駆動装置55によって台車3を後退させ
る。このとき、当接部材36は、他の被収納物に当接して
レール4,4の出側端側へ平伏するため、台車3は他の
被収納物の下方を通過し、当接部材36が再び起立され
る。そして、台車3を前進させて、前同様、他の被収納
物をレール出側端へ移動させる。これによって、両レー
ル4,4の長手方向の寸法を長くして、収納し得る被収
納物の個数を多くしても、設備コスト及びランニングコ
ストを可及的に低くすることができる。また、被収納物
を移動させている間に、他の被収納物をレール4,4の
入側端近傍上に載置できるため、収納に係る作業効率が
高い。
【0018】
【0019】図9に示した如く、枠部材30からレール
4,4の入側端側へ延設した支持部35,35によって当接
部材36を支持しているため、枠部材30をレール4,4の
入側端に移動させた場合、当接部材36はレール4,4の
入側端からその長手方向へ突出している。そのため、レ
ール4,4の入側端に被収納物を載置しても、被収納物
と当接部材とが接触することが防止され、レール4,4
上への被収納物の載置作業に支障が生じない。このよう
に、レール4,4の入側端に被収納物を載置することが
でき、デッドスペースが生じない。
【0020】第2発明に係る収納棚は、第1発明におい
て、前記枠部材の前記レールと対向する部分には第1回
転輪が設けてあり、前記案内手段は、前記レールの前記
枠部材に対向する部分に設けてなり、第1回転輪を案内
する案内部を具備することを特徴とする。
【0021】図9に示した如く、枠部材30のレール4,
4に対向する部分には第1回転輪が回転自在に設けてあ
り、レール4,4の枠部材30に対向する部分は、コ字状
の案内部49,49になしてある。両案内部49,49の内面上
を第1回転輪が回動しつつ、枠部材30は案内部49,49に
よってレール4,4の長手方向へ案内される。このよう
に、レール4,4の内側面に案内部49,49が設けてある
ため、レール4,4及び案内部49,49の資材を共有化す
ることができ、設備コストを低減することができる。
【0022】第3発明に係る収納棚は、第1又は第2発
明において、前記駆動装置は、両レールの間に、両レー
ルの略全長にわたってレールの長手方向へ回動自在に設
けた環状部材を具備しており、前記案内手段は、前記環
状部材を案内する第2案内部が設けてある杆状部材を具
備しており、前記枠部材には前記杆状部材に転接する第
2回転輪が設けてあることを特徴とする。
【0023】図9に示した如く、駆動装置55はチェーン
又はワイヤといった環状部材を備えており、環状部材は
枠部材30の幅方向の略中央に連結してある。この環状部
材を案内する溝又は凸部等の第2案内部が設けてある長
尺の杆状部材をレール4,4と平行に設け、杆状部材の
側部を挟持するように、第2回転輪を枠部材30に設け
る。これによって、枠部材30は蛇行が生じることなく、
レール4,4の長手方向へ案内される。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図3は本発明に係る収納
棚の外観側面図であり、図中、1は支柱である。複数本
の支柱1,1,…がマトリクス状に立設してあり、各支
柱1,1,…の間に複数本の横ビーム2,2,…が鉛直
方向へ適宜距離を隔てて略水平に架設してある。両端の
支柱1,1間には、複数の被収納物K,K,…を一列に
収納する複数の収納領域8,8,…が鉛直方向に適宜距
離を隔てて設けてあり、各収納領域8,8,…に対応し
て、被収納物K,K,…を矢符方向へ移動させるための
モータM,M,…がそれぞれ設けてある。収納領域8の
被収納物Kを搬入する入側端の近傍及び被収納物Kを搬
出する出側端の近傍には、被収納物Kが存在するか否か
を検出する光電センサ又はタッチセンサ等の第1検出器
11及び第2検出器12が収納領域8に臨ませて配設してあ
る。また収納領域8の入側及び出側にはストッパ10,10
がそれぞれ突設してあり、入側のストッパ10の内面近傍
には第1タッチセンサ21が、出側のストッパ10の内側近
傍には第2タッチセンサ22がそれぞれ設けてある。更
に、下段の収納領域8の入り側には、収納物Kを収納領
域8へ収納するフォークリフトの存否を検出する第3検
出器23が配設してある。
【0034】図1は本発明に係る収納棚の要部を示す平
面図であり、図2は図1に示した収納棚のII−II線
による断面図である。収納領域8には、それぞれ複数の
ローラ5,5,…が設けてある2条の固定レール4,4
が長手方向と直交する方向へ所定距離を隔てて略水平に
設けてあり、両固定レール4,4は横ビーム2,2に支
持されている。両固定レール4,4の入側端のローラ
5,5,…上には、被収納物Kを積載したパレットPが
載置されるようになっている。このパレットP及び被収
納物Kは、ローラ5,5,…上を固定レール4,4の出
側端へ、後述する如く移送される。
【0035】両固定レール4,4間の中央線上には、正
面視がH形状であり固定レール4と略同じ長さのカバー
部材45が配置してあり、カバー部材45は横ビーム2に支
持されている。カバー部材45の両端には図示しないスプ
ロケットが、その回転軸がカバー部材45の長手方向と直
交するように配設してあり、両スプロケットに掛け廻し
た環状のチェーン48がカバー部材45の上室46及び下室47
内に収納してある。このスプロケット及びチェーン48
は、モータM(図3参照)によって正逆方向へ回転駆動
されるようになっている。
【0036】前述した両固定レール4,4の間には台車
3が配置してある。台車3は、両固定レール4,4の近
傍にそれらと平行に配した棒状の第1フレーム部材31,
31と、第1フレーム部材31,31の一端近傍及び中央部に
配してあり、両第1フレーム部材31,31を連結する棒状
の第2フレーム部材32,32と、第2フレーム部材32,32
の中央を挟んで対向配置してあり、両第2フレーム部材
32,32を連結する第3フレーム部材33,33とを備えてお
り、第1〜第3フレーム部材31〜33の高さ寸法は、固定
レール4,4の高さ寸法より低い。第1フレーム部材3
1,31の中央部に配した第2フレーム部材32には平面視
が凸状の突起部34が設けてあり、該突起部34とカバー部
材45の上室46に収納してあるチェーン48とは連結部材50
で連結してある。そして、モータMの回転駆動によって
チェーン48が正逆回転すると、それに連動して台車3が
進退する。
【0037】第1フレーム部材31,31の両固定レール
4,4に対向する側面であって、第1フレーム部材31,
31の両端部近傍の位置には、複数対の第1回転輪41,4
1,…が上下2段になるように軸着してある。前述した
固定レール4,4の側部は正面視がコ字状に成形して案
内溝6,6になしてある。この案内溝6,6内には台車
3に設けた第1回転輪41,41,…が案内溝6,6の上下
面に転接するように嵌合してあり、台車3は第1回転輪
41,41,…の回動によって、固定レール4,4の長手方
向へ自在に移動し得るようになしてある。第3フレーム
部材33,33の下面中央には、該第3フレーム部材33,33
に垂設した軸に回転自在に軸支された第2回転輪42,42
が、カバー部材45を挟持するように取り付けてあり、こ
れによって台車3の蛇行が防止されている。
【0038】第1フレーム部材31,31の端部近傍に設け
た第2フレーム部材32の背面には、被収納物Kを積載し
たパレットPに当接する当接板36,36を支持する2対の
支持部材35,35,35,35が、第2フレーム部材32の両端
から適宜距離を隔てて突設してあり、対をなす支持部材
35,35,35,35によって、前記当接板36,36が固定レー
ル4,4の長手方向へ起伏自在に支持されている。
【0039】図4は図1に示した台車3の部分背面図で
あり、図5は図4に示した台車3のV−V線による部分
断面図である。なお、両図中、図1及び図2に示した部
分に対応する部分には同じ番号を付してその説明を省略
する。当接板36は、起立した状態で、上端が第2フレー
ム部材32の上面から所定高さだけ突出し、下端と固定レ
ール4の底面との間に適宜の隙間が形成されるようにな
してある。当接板36の背面であって、高さ方向の略中央
の位置には、当接板36の幅寸法と略同じ長さ寸法の筒部
材37が固定してあり、当接板36の背面であって、筒部材
37の下方には適宜重量の錘部材39が設けてある。対をな
す支持部材35,35の後端側には、円柱状の回転軸38が架
設してあり、回転軸38には筒部材37が回転自在に外嵌し
てある。また、第2フレーム部材32の下面からは、当接
板36の固定レール4の入側端への平伏を制限する制限板
40が延設してあり、制限板40は、起立した状態の当接板
36の回転軸38より下方に当接するようになしてある。
【0040】台車3が固定レール4の出側端方向へ移動
して、起立した状態の当接板36の上端部分に固定レール
4の入側端への力が印加された場合、当接板36の下端側
に当接した制限板40によって、当接板36の固定レール4
入側端方向への平伏が制限されるため、前述した力に対
抗して、当接板36は起立した姿勢を維持したまま移動す
る。一方、起立した状態の当接板36の上端部分に固定レ
ール4の出側端方向への力が印加された場合、当接板36
はその力によって固定レール4の出側端方向へ傾頭し、
前記力が除去されると、当接板36は錘部材39の作用によ
って再び起立する。
【0041】図6は図3に示したモータMの駆動制御系
を示すブロック図であり、図中48はチェーンである。環
状のチェーン48は一対のスプロケット51,51に掛け廻し
てあり、一方のスプロケット51はモータMによって回転
駆動されるようになっている。モータMには、例えばモ
ータMに給電される電流値を測定することによってモー
タMの負荷を検出する負荷センサ15が設けてあり、負荷
センサ15の検出結果は、モータMの駆動を制御する駆動
制御装置16に与えられる。また、スプロケット51,51の
近傍には、光電センサ又はタッチセンサ等、被収納物が
存在するか否かを検出する第1検出器11及び第2検出器
12が被収納物の移送領域に臨ませて配設してあり、両検
出器11,12の検出結果も駆動制御装置16に与えられる。
一方、入側及び出側に設けたストッパ10の内面近傍に
は、台車3の当接を検出する第1タッチセンサ21及び第
2タッチセンサ22がそれぞれ設けてあり、両タッチセン
サ21,22の検出結果は駆動制御装置16に与えられる。更
に、駆動制御装置16には、フォークリフトの存否を検出
する第3検出器23からその検出結果が与えられるように
なっている。そして、駆動制御装置16は次のようにモー
タMの駆動を制御する。
【0042】図7及び図8は、図6に示した駆動制御装
置16によってモータMの駆動を制御する手順を説明する
説明図であり、図7は複数の被収納物を収納する場合
を、また、図8は被収納物を前詰めする場合をそれぞれ
示している。図7(a)に示したように、空状態の場
合、台車3は固定レール4の入側端に配置されており、
第1検出器11から被収納物Kが存在するとの検出信号が
与えられると、駆動制御装置は、第3検出器(図6参
照)からフォークリフトが存在するとの信号からそれが
存在しないとの信号に変換するまで待機し、第3検出器
から不存在の信号が与えられると、モータMを正回転さ
せて、チェーン48に連結した台車3を矢符方向へ移動さ
せる。台車3がパレットPの下方を移動すると、該台車
3に設けた当接板36がパレットPに当接する。当接板36
は、前述した如く制限板によって入側端方向への平伏が
制限されているため、台車3の移動に伴ってパレットP
及び該パレットP上に積載した被収納物Kが矢符方向へ
移送される。
【0043】図7(b)の如く、パレットP及び被収納
物Kが固定レール4の出側端まで移送され、そこに突設
したストッパ10にパレットPが当接すると、モータMに
設けた負荷センサから与えられる検出値が増大するた
め、駆動制御装置は前記検出値と予め設定された閾値と
を比較し、検出値が閾値より大きくなったとき、モータ
Mの駆動を停止させる。
【0044】図7(c)の如く、入側端の固定レール4
上に他のパレットP及び他の被収納物Kが載置されて、
第1検出器11から被収納物Kが存在するとの検出信号が
与えられると、駆動制御装置は、モータMを逆回転させ
て、台車3を固定レール4の入側端へ移動させる。
【0045】図7(d)の如く、台車3が固定レール4
の入側端へ移動されて、当接板36が他のパレットPに当
接すると、当接板36は固定レール4の出側端へ傾頭して
他のパレットPの下へ潜り込み、当接板36が他のパレッ
トPを通過すると、前述した錘部材の作用によって当接
板36は再び起立する。台車3が、固定レール4の入側端
に突設してあるストッパ10の近傍に設けた第1タッチセ
ンサ21に当接し、該第1タッチセンサ21からその検出信
号が与えられると、駆動制御装置は、モータMの駆動を
停止する。そして、駆動制御装置は、前同様、第3検出
器からフォークリフトが存在するとの信号からそれが存
在しないとの信号に変換するまで待機し、第3検出器か
ら不存在の信号が与えられると、モータMを正回転さ
せ、前同様、台車3,他のパレットP及び他の被収納物
Kを出側端へ移動させる。
【0046】図7(e)の如く、既に移送したパレット
P及び被収納物Kに他のパレットP及び他の被収納物K
が当接すると、モータMに設けた負荷センサから与えら
れる検出値が増大するため、駆動制御装置は前記検出値
と予め設定された閾値とを比較し、検出値が閾値より大
きくなったとき、モータMの駆動を停止する。このよう
な操作を繰り返して固定レール4上にその出側端から順
に複数の被収納物K,K…を収納する。このとき、末尾
のパレットP及び被収納物Kの収納が完了する都度、そ
の位置で台車3を待機させるため、後述する前詰めを迅
速に行うことができる。
【0047】なお、駆動制御装置は、第1検出器11から
被収納物Kが存在するとの検出信号が与えられていると
きに、負荷センサの検出値が閾値より大きくなった場
合、その固定レール4上に更なる被収納物K及びパレッ
トPを収納することができないと判断して、モータMの
駆動を停止するようになしてある。
【0048】駆動制御装置は第2検出器12からの検出信
号に基づいて、次のようにして被収納物を前詰めする。
図8(a)の如く、固定レール4の出側端から順に複数
の被収納物K,K,…が収納されており、第2検出器12
は、固定レール4の出側端に被収納物Kが存在するとの
検出信号を駆動制御装置に与える。駆動制御装置は、そ
の検出信号が与えられている間、図7(a)〜(e)に
示した制御動作を繰り返す。
【0049】図8(b)の如く、固定レール4の出側端
の被収納物K及びパレットPが搬出されると、第2検出
器12は、被収納物Kが存在しないとの検出信号を駆動制
御装置に与える。駆動制御装置は、該信号が与えられる
と、図7に示した動作を一時中断して次の動作を行う。
駆動制御装置は、モータMを正回転させ、図8(c)の
如く、末尾の被収納物Kを積載したパレットPに当接板
36を当接させた台車3の移動と共に全てのパレットP,
P,…及び被収納物K,K,…を出側端へ移送させる。
先頭のパレットPが出側端のストッパ10に当接すると、
負荷センサの検出値が増大するため、駆動制御装置は負
荷センサの検出値と予め設定された閾値とを比較し、検
出値が閾値より大きくなったとき、モータMの駆動を停
止させる。
【0050】駆動制御装置は、このような動作を繰り返
して、固定レール4上から全てのパレットP,P,…及
び被収納物K,K,…が搬出され、固定レール4の出側
に配設した第2タッチセンサ22から台車3の検出信号が
与えられると、モータMの駆動を一時停止した後、モー
タMを逆回転させて台車3を固定レール4の入側端へ移
動させ、第1タッチセンサ21から台車3の検出信号が与
えられると、モータMの駆動を停止し、新たな被収納物
K及びパレットPの収納に備える。
【0051】なお、本実施の形態では、固定レール4の
出側に配設した第2タッチセンサ22から台車3の検出信
号が与えられた場合、台車3を固定レール4の入側端へ
移動させるようになしてあるが、本発明はこれに限ら
ず、固定レール4の出側に配設した第2検出器12から被
収納物Kが存在しないとの検出信号が駆動制御装置16に
与えられているとき、台車3が固定レール4の出側のス
トッパ10に当接して負荷センサ15の検出値が閾値より大
きくなった場合、台車3を固定レール4の入側端へ移動
させるようになしてもよい。この場合、固定レール4の
出側に第2タッチセンサ22を設ける必要がなく、設備コ
ストを更に低減することができる。
【0052】また、本実施の形態では、固定レールを水
平に配設してあるが、本発明はこれに限らず、出側端の
高さより入側端の高さを5/1000程度まで高くして
もよい。この程度の傾斜の固定レールを用いた場合、パ
レット及び被収納物は自重によっては移動しない。一
方、モータによってパレット及び被収納物を移送する場
合、固定レールの傾斜によってモータへの負荷が低減さ
れるため、より小さな出力のモータを用いることがで
き、ランニングコスト及び設備コストを更に低減するこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した如く、第1発明に係る収納
棚にあっては、被収納物を移送するためのレールの長手
方向の寸法を長くして、収納し得る被収納物の個数を多
くしても、設備コスト及びランニングコストを可及的に
低くすることができる。また、被収納物を移動させてい
る間に、他の被収納物をレール上に載置できるため、収
納に係る作業効率が高い。更に、レールの一端に被収納
物を載置しても、被収納物と当接部材とが接触すること
が防止され、レール上への被収納物の載置作業に支障が
生じない。従って、レールの一端に被収納物を載置する
ことができ、デッドスペースが生じない。
【0054】
【0055】第2発明に係る収納棚にあっては、レール
及び案内部の資材を共有化することができ、設備コスト
を低減することができる。
【0056】第3発明に係る収納棚にあっては、案内手
段に備えられたカバー部材によって、枠部材は蛇行が生
じることなく、レールの長手方向へ案内される。また、
前記カバー部材によって環状部材を覆うため、安全性が
向上すると共に、資材の共有化が図られ、設備コストが
低減する。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納棚の要部を示す平面図であ
る。
【図2】図1に示した収納棚のII−II線による断面
図である。
【図3】本発明に係る収納棚の外観側面図である。
【図4】図1に示した台車の部分背面図である。
【図5】図4に示した台車のV−V線による部分断面図
である。
【図6】図3に示したモータの駆動制御系を示すブロッ
ク図である。
【図7】図6に示した駆動制御装置によってモータの駆
動を制御する手順を説明する説明図である。
【図8】図6に示した駆動制御装置によってモータの駆
動を制御する手順を説明する説明図である。
【図9】本発明に係る収納棚の要部構成の一例を示す模
式的斜視図である。
【図10】先入れ・先出し方式の従来の収納棚の側面図
である。
【図11】特開平 7−232808号公報に開示された収納棚
を示す部分側面図である。
【符号の説明】
3 台車 4 固定レール 5 ローラ 11 第1検出器 12 第2検出器 35 支持部材 36 当接板 37 筒部材 38 回転軸 39 錘部材 40 制限板 48 チェーン 41 第1回転輪 42 第2回転輪 K 被収納物 P パレット M モータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配した2条のレールの長手方向の
    入側端近傍上に載置された被収納物を出側端へ送って、
    両レール上に複数の被収納物を収納する収納棚におい
    て、 両レールの間に移動自在に配してあり、レールの高さ寸
    法より低い高さ寸法の枠部材と、該枠部材を前記長手方
    向へ案内する案内手段と、前記枠部材を進退駆動する駆
    動装置と、前記枠部材に前記長手方向へ起伏自在に設け
    てあり、起立したとき前記被収納物に当接し得る当接部
    材と、該当接部材を起立させる手段と、前記当接部材の
    レールの前記入側端側への平伏を制限する制限部材とを
    備え、前記枠部材の前記入側端側の部分には、前記当接
    部材を支持する支持部がレールの入側端方向へ延設して
    あることを特徴とする収納棚。
  2. 【請求項2】 前記枠部材の前記レールと対向する部分
    には第1回転輪が設けてあり、前記案内手段は、前記レ
    ールの前記枠部材に対向する部分に設けてなり、第1回
    転輪を案内する案内部を具備する請求項1記載の収納
    棚。
  3. 【請求項3】 前記駆動装置は、両レールの間に、両レ
    ールの略全長にわたってレールの長手方向へ回動自在に
    設けた環状部材を具備しており、前記案内手段は、前記
    環状部材を案内する第2案内部が設けてある杆状部材を
    具備しており、前記枠部材には前記杆状部材に転接する
    第2回転輪が設けてある請求項1又は2記載の収納棚。
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