JP3044151U - 加熱油槽内でのスクリューコンベアー及びその軸 - Google Patents

加熱油槽内でのスクリューコンベアー及びその軸

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JP3044151U
JP3044151U JP1996014047U JP1404796U JP3044151U JP 3044151 U JP3044151 U JP 3044151U JP 1996014047 U JP1996014047 U JP 1996014047U JP 1404796 U JP1404796 U JP 1404796U JP 3044151 U JP3044151 U JP 3044151U
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Inventor
良夫 高橋
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株式会社エコー設備工業
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 加熱油を熱媒介として、固形物や液状物を連
続して加熱処理しながら搬送する装置で、装置の保守管
理を軽減し、安定した熱処理と搬送を得る。 [解決手段] 底面が半円筒の加熱油槽1と、外周に分
割した弾性体を取付けた軸付きスクリューコンベアー2
とで搬送装置を形成し、加熱油槽1内で加熱処理する固
形物を次工程に搬送移動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 [考案の属する技術分野] 本考案は、加熱油槽内において油を熱媒介として固形物や液状物を連続して加 熱処理しながら搬送する装置であり、詳しくはスクリューコンベアー及びその軸 に関するものである。
【0002】 [従来の技術] 従来、この種の搬送装置としては、箱型の加熱油槽内に上下二段のレールを敷 設して、メッシュ状のベルトコンベアーによる熱処理、搬送が知られている。
【0003】 [考案が解決しようとする課題] 従来の技術で述べたものにおいて、加熱油槽を加温する際に熱膨張による歪み が発生すると、加熱油槽の変形、該変形による加熱油槽内レールの狂いが生じや すく、保守管理に時間がかかりやすいという問題点を有していた。
【0004】 また、加熱油槽底面及び底面側面の境の隅に、残留物が溜まりやすく、こびり つきや、加熱油槽材質の劣化が生じやすく、装置の寿命を短くする原因を有して いた。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり その目的とするところは、加熱油槽が熱膨張する際に、平均に熱膨張する構造 とできる搬送装置を選定するとともに、加熱油槽内残留物を少なくして、保守管 理の時間を低減し、装置の基本的能力を長く保ち、安定した熱処理搬送装置を提 供しようとするものである。
【0006】 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における搬送装置は、底面が半円筒で深さ が該半円筒直径より大きな加熱油槽と、該加熱油槽内で、加熱油槽底面半円筒延 長円とほぼ同心で回転運動する軸付スクリューコンベアーと、該軸付スクリュー コンベアー羽根外周に、分割した弾性体を該加熱油槽底面半円筒延長円内径より やや大きめに取付ける。そして分割した弾性体はスクリュー羽根側面に取付ける 際、ネジ穴を長穴として外周広がりの調整をすることができる事を特徴とする。
【0007】 そして軸付スクリューコンベアーの軸を中空管として、当該中空管に多孔を空 ける。
【0008】 さらに上記中空管軸内に、当該中空管内径とほぼ同じ外径寸法を有し、軸付ス クリューコンベアーと同じ巻き方向を有するスクリュー羽根を嵌入固定する。
【0009】 [考案の作用] 加熱油槽に投入された処理物は、加熱油面、加熱油液中、及び加熱油槽底面で 軸付スクリューコンベアーの回転により搬送され次工程に移動する。さらに前記 回転により、加熱油槽内半円筒底面は軸付スクリューコンベアー羽根外周に取り 付けられた弾性体の接触により掃除され、さらに処理物の残留もない。 また加熱油はスクリューコンベアー軸中空管孔により、油温、及び油液面をほ ぼ均一に保つのに役立つ。 さらにスクリューコンベアー軸中空管内に、嵌入固定したスクリュー羽根によ り、加熱油と流れを一緒にしやすい粒状の固形物も、加熱油の比重と違った時点 で、当該スクリューコンベアー軸の回転運動により、次工程方向に移動する。
【0010】 [考案の実施の形態] 以下考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図2において加熱油槽1は金属鋼板でできており、加熱油槽内に位置する 軸付スクリューコンベアー2のケーシングの役割も兼ねている。
【0011】 軸付スクリューコンベアー2の羽根は螺旋状に中空管軸3に固定され、さらに 詳しくは螺旋場鋼板外周には適所に略等間隔でタップ溝を施し、分割した弾性体 4を、該油槽底面半円筒内径よりやや大きくなるようにネジ止めした。
【0012】 図3において弾性体取付け板11を金属板として、扇状先端部分の弾性体には 金属または耐熱性のワイヤーブラシを前記金属板に付着して、略平行に切り込ん だ取付け開口13によって螺旋状スクリュー外径を調整できるようにした。
【0013】 図1〜図2においてスクリューコンベアー軸を中空管軸3として金属管を使用 した。該管体には多数の孔を空けることにより、加熱油槽1内での油の移動が円 滑になる。
【0014】 中空管内スクリュー羽根7は、軸付スクリューコンベアー2に取付けた巻き方 向と同一の螺旋状鋼板とし、中空管軸3内径と略同径として中空管内に嵌入固定 することにより、スクリューコンベアー軸回転時の油の流れによる粒状固形物を 捕捉して搬送することができる。
【0015】 中空管内スクリュー羽根7を、軸付スクリューコンベアー2に取付けた巻き方 向と逆巻きの螺旋状鋼板を取付けることにより、固形物の移動方向から油の戻り を促す働きをするので、大きい固形物の加熱油処理には好ましい。
【0016】 軸付スクリューコンベアー2は軸受9で受けられ、モーター8で回転運動を与 えることにより、固形物を加熱油処理しながら一方方向に移動搬送される。
【0017】 図2において加熱油槽1内の加熱油面10の高さを調整することによって加熱 油の比重より大きい処理固形物と、該比重より小さい処理固形物に、容易に、分 けたり混合したりできる。
【0018】 [考案の効果] 本考案は上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0019】 請求項1のスクリューコンベアーにおいては、回転運動させることにより、固 形物を加熱油浴処理しながら連続して次工程に移動し、さらに、加熱油槽半円筒 底面内部が軸付スクリューコンベアー外周に取付けた弾性体と擦り会うので固形 物の残留や加熱によるこびりつきが無くなり、略均一な加熱油浴処理がしやすく なる。また、スクリューコンベアー装置の保守管理が軽減される。さらに、一方 向運動のために、加熱油槽構造が簡素になる。
【0020】 請求項2において、スクリューコンベアーを回転させて固形物を移動搬送する 際、スクリューコンベアー軸を中空管として管体に多孔を空けることにより加熱 油面及び加熱油温が加熱油槽内において略均一にする効果がある。
【0021】 請求項3において、中空管軸内に軸付スクリューコンベアー羽根巻き方向と同 方向巻きのスクリュー羽根を嵌入固定することにより、軸付スクリューコンベア ーを回転させることによって中空管軸内でも固形物の搬送作用が働く。
【図面の簡単な説明】
【図1】加熱油槽とスクリューコンベアー要部の平面図
である。
【図2】図1A−A部の断面図である。
【図3】分割した弾性体の平面図である。
【符号の説明】
1 加熱油槽 2 軸付スクリューコンベアー 3 中空管軸 4 分割した弾性体 5 中空管孔 6 弾性体取付けネジ 7 中空管内スクリュー羽根 8 モーター 9 軸受 10 加熱油面 11 弾性体取付板 12 弾性体 13 取付け開口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面が半円筒で、深さが該半円筒直径
    より大きな加熱油槽と、該加熱油槽内で、該加熱油槽底
    面半円筒延長円とほぼ同心で回転運動する軸付スクリュ
    ーコンベアーと、該軸付スクリューコンベアー羽根外周
    に、分割した弾性体を該加熱油槽底面半円筒延長円内径
    よりやや大きめに取り付けたことを特徴とするスクリュ
    ーコンベアー。
  2. 【請求項2】 前記軸付スクリューコンベアーの軸を
    中空管として、当該中空管に多孔を有することを備えた
    請求項1記載のスクリューコンベアー。
  3. 【請求項3】 請求項2の中空間軸内に、当該管内径
    とほぼ同じ外径寸法を有するスクリュー羽根を嵌入固定
    した請求項1記載のスクリューコンベアー。
JP1996014047U 1996-12-30 1996-12-30 加熱油槽内でのスクリューコンベアー及びその軸 Expired - Lifetime JP3044151U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0543093A (ja) * 1991-08-06 1993-02-23 Tokyo Kikai Seisakusho Ltd ウエブ料紙の紙通し案内端の切断装置

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