JP2001191098A - 泥漿処理物乾燥装置 - Google Patents

泥漿処理物乾燥装置

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JP2001191098A
JP2001191098A JP2000143722A JP2000143722A JP2001191098A JP 2001191098 A JP2001191098 A JP 2001191098A JP 2000143722 A JP2000143722 A JP 2000143722A JP 2000143722 A JP2000143722 A JP 2000143722A JP 2001191098 A JP2001191098 A JP 2001191098A
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roller
drying
slurry
liquid spreading
processing tank
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JP2000143722A
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Inventor
Toshiyasu Suenaga
利安 末永
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SUENAGA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SUENAGA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定にかつ熱効率よく連続的な乾燥処理操作
が可能な泥漿処理物乾燥装置を提供すること。 【解決手段】 加熱手段(バンドヒーター14E)を備
え、駆動源18に連結された乾燥ローラ14と、乾燥ロ
ーラ14のローラ表面に接触するローラ表面を有し、乾
燥ローラ14に従動して回転する液展ローラ12と、液
展ローラ12の表面に泥漿を接触可能に滞留させるため
の処理槽16と、を備えた泥漿処理物乾燥装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は泥漿処理物乾燥装置
に係り、特に生ゴミ,その他の有機廃棄物等を微生物等
により分解や発酵させて得られる泥漿を乾燥するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭や業務用設備から排出される生
ゴミや、醸造所における発酵用原材料等のように、固形
物が液体中に分散している泥漿(スラリー)は、通常微
生物等により分解や発酵させる処理が行われている。
【0003】従来のこの泥漿を乾燥処理するための装置
として種々の形式のものが開発・採用されている。例え
ば、処理槽内に加熱手段を有する回転ドラムを設け、こ
の回転ドラムの一部を泥漿中に浸漬させ、回転ドラムの
表面に付着した泥漿を加熱・乾燥させ乾燥ケーキとして
取り出す方法等がある。
【0004】しかしながら、これらの方法では、被乾燥
処理物が泥漿であるため回転ドラムのドラム表面の端部
付近に多量の乾燥処理物が付着しやすく、乾燥処理物の
除去が困難となり、安定した連続乾燥処理操作が不可能
となる。また、処理槽に供給される泥漿量の変動によっ
て処理槽内の液位が変動すると、回転ドラムに付着する
泥漿処理物の量が不均一となりやすく加熱による均一な
乾燥処理物を得ることできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安定
にかつ熱効率よく連続的な乾燥処理操作が可能な泥漿処
理物乾燥装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1に係る
発明は、駆動源に連結された乾燥ローラと、この乾燥ロ
ーラを加熱する加熱手段と、該乾燥ローラのローラ表面
に接触するローラ表面を有し、前記乾燥ローラと共に回
転する液展ローラと、該液展ローラの表面に泥漿を接触
可能に滞留させるための処理槽と、を備えたことを特徴
とする。
【0007】本出願の請求項2に係る発明は、請求項1
の発明であって、前記液展ローラ表面の軸方向長さが前
記乾燥ローラ表面の軸方向長さよりも短くされ、前記両
ローラの接触面の両端部からそれぞれ前記乾燥ローラの
ローラ表面が露出されていることを特徴とする。
【0008】本出願の請求項3に係る発明は、請求項1
または請求項2の発明であって、前記乾燥ローラの回転
軸が、固定された軸受部材に軸支され、前記液展ローラ
の回転軸を前記乾燥ローラの回転軸方向側に付勢させる
付勢手段を備えたことを特徴とする。
【0009】本出願の請求項4に係る発明は、請求項3
の発明であって、前記付勢手段が、前記液展ローラを支
持する支持枠を備え、該支持枠と前記軸受部材との間に
弾性体が介在されていることを特徴とする。
【0010】本出願の請求項5に係る発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれかの発明であって、前記乾燥ロー
ラの表面に当接する泥漿処理乾燥物除去ブレードを設け
たことを特徴とする。
【0011】本出願の請求項6に係る発明は、請求項1
乃至請求項5のいずれか1項に記載の発明であって、前
記処理槽を、前記液展ローラに近接して囲むように形成
することを特徴とする。
【0012】本出願の請求項7に係る発明は、請求項1
乃至請求項6のいずれか1項に記載の発明であって、前
記泥漿の乾燥処理中において、前記泥漿を前記処理槽へ
連続的に供給させることを特徴とする。
【0013】請求項1に係る発明では、駆動源に連結さ
れた乾燥ローラと共に回転して液展ローラが回転し、処
理槽に供給された泥漿は、回転している液展ローラの表
面に付着する。このため、泥漿供給用のポンプが不要で
あり、ポンプを用いる場合に生ずる泥漿特有の供給不安
定さやポンプ耐久性の問題を解消できる。さらには、乾
燥ローラへポンプにより泥漿を供給する場合の乾燥ロー
ラの温度低下によるエネルギーロスも解消される。液展
ローラの表面に付着した泥漿は、液展ローラのローラ表
面に接触しているローラ表面を有する乾燥ローラにほぼ
均一に移行しながら展着される。乾燥ローラは、加熱手
段によって加熱されており、乾燥ローラ表面に均一に展
着された泥漿は、乾燥ケーキとして取り出される。
【0014】請求項2に係る発明では、液展ローラ表面
に付着した泥漿は、ローラ表面の軸方向長さが液展ロー
ラ表面の軸方向長さよりも長い乾燥ローラ表面の軸方向
端部を除くローラ表面の軸方向の中心部付近に展着さ
れ、乾燥ローラのローラ表面の端部に付着することがな
い。この乾燥ローラ表面の軸方向の中心部付近に展着さ
れた生乾きの泥漿処理乾燥物は乾燥ローラからの除去が
容易となる。
【0015】請求項3に係る発明では、乾燥ローラの回
転軸の軸受部材が固定され、液展ローラの回転軸を前記
乾燥ローラの回転軸方向側に付勢させることによって液
展ローラ表面は乾燥ローラ表面に圧着され、液展ローラ
表面に付着された泥漿は、容易に乾燥ローラ表面に展着
される。
【0016】請求項4に係る発明では、液展ローラを軸
支する支持枠を備え、支持枠と軸受部材との間に弾性体
が介在されており、弾性体の弾性力により支持枠は乾燥
ローラ側に付勢され、支持枠に支持された液展ローラも
乾燥ローラに付勢されて液展ローラ表面は乾燥ローラ表
面に圧着される。
【0017】請求項5に係る発明は、乾燥ローラの表面
に形成された泥漿処理乾燥物は、乾燥ローラの回転に伴
い泥漿処理乾燥物除去ブレードにより掻き取られ、所定
の場所に集積される。
【0018】請求項6に係る発明は、処理槽を液展ロー
ラに近接して囲むように形成するので、処理槽に対する
泥漿の量が少量となる。そのため、泥漿が処理槽内に留
まる時間を短くできるので、泥漿の腐れなどの処理槽内
に対するへばり付きが防止される。また、処理槽に対す
る泥漿の量が少量となるので、泥漿の濃縮が進み易くな
り、泥漿の濃度が高くなる。即ち、液展ローラに対する
泥漿の付着が良好となるので、乾燥ローラに展着される
泥漿量が一定となり、乾燥ローラに付着する泥漿乾燥処
理物を安定的に掻き取ることができる。
【0019】請求項7に係る発明は、泥漿の乾燥処理中
において、泥漿を処理槽へ連続的に供給させるように構
成したので、泥漿を処理槽へ定期的に流し込むための電
磁弁などの開閉手段が不要となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図1を基に説明する。図1は、本発明の一実
施の形態に係る泥漿処理物乾燥装置10が示されてい
る。この泥漿処理物乾燥装置10は、液展ローラ12及
び乾燥ローラ14が配置された処理槽16を備えてい
る。中空円柱状の乾燥ローラ14のローラ軸14Aは軸
受16A及び軸受16Bにメタルベアリングを介して軸
支され、ローラ軸14Aはギャードモーター18の出力
軸にカップリング20を介して連結されている。軸受1
6A及び軸受16Bは、それぞれ固定部材22A及び固
定部材22Bに複数のボルト22Cにより固定されてい
る。液展ローラ12のローラ表面の軸方向長さは、乾燥
ローラ14のローラ表面の軸方向長さよりも短くされ、
両ローラの接触面の両端部からそれぞれ乾燥ローラ14
のローラ表面が露出されている。
【0021】また、図2に示されるように、軸受16A
及び軸受16Bのそれぞれの外側面部は、互に平行な支
持枠24A及び支持枠24Bの内側面へスライド可能に
配置されている。これらの支持枠24A及び24Bは、
それぞれ互に平行な平行枠24C、24Dを備え、これ
らの平行枠24C、24Dは下端部が互に連結部24E
で連結され、この連結部24Eの内側に略三角状の開口
部24Fが設けられている。この開口部24Fに液展ロ
ーラ12のローラ軸12A及びローラ軸12Bがそれぞ
れ挿通され、支持枠24A及び支持枠24Bに支持され
ている。支持枠24A及び24Bの上部を結ぶ連結部材
24Gには、それぞれ垂直貫通孔が設けられ、これらの
貫通孔にボルト26A及び26Bが挿通され、ボルトの
先端部は軸受16A及び軸受16Bに設けれたねじ孔に
螺合されている。
【0022】ボルト26A及び26Bには、それぞれナ
ット28A及び28Bが螺着されており、軸受16A、
16Bのねじ孔と共にダブルナットによる回り止めを構
成している。これらのナット28A及び28Bと支持枠
24A及び24Bの連結部材24Gとの間のボルト回り
にコイルスプリング30A及び30Bがそれぞれ巻回さ
れている。
【0023】図1に示されるように、乾燥ローラ14の
胴部14C及び一対の端板14Dはステンレスで構成さ
れ、その内周面にシリコーンラバー内へ電熱線などの発
熱源が埋設されたバンドヒーター14Eが張設されてい
る。ローラ軸12Bの軸受16Bに軸支された部分は、
円筒状に形成されており、その先端部に耐熱・断熱性で
円筒状のロータリーコネクタ保持部材32が連結されて
いる。この保持部材32の内周にはロータリーコネクタ
33が取り付けられており、このロータリーコネクタ3
3の静止側が図示しない電源へと接続されている。また
このロータリーコネクタ33の回転側は+,−両極用の
コードが接続され、バンドヒーター14Eにそれぞれ接
続されている。これによって、ロータリーコネクタ33
は電源側が静止し、ローラ軸14A側は回転し、両者の
間に相対移動が生ずるが、電気的接続が維持されるよう
になっている。液展ローラ12の表面は泥漿が付着され
やすいような表面層で構成されている。
【0024】この表面層を形成する手段としては、1)
ローラの表面形状を、例えば、網目状、スパイラル縦目
横目等の凹凸形状とする手段、2)ローラ表面を耐熱性
の材料でライニング加工する手段、3)ローラ表面に耐
熱性の濾布等を巻きつける手段等をあるが、泥漿の種類
等により任意の表面層を選定することができる。図1に
は、上記3)の手段による例が示されており、図1の液
展ローラ12はその下部が断面で示されている。この液
展ローラ12の軸方向の中間部には両端部よりも小径の
凹部12Cが形成され、この凹部12C内へ布材12D
が貼り付けられている。この布材12Dの表面を液展ロ
ーラ12の金属部分よりも若干量だけ外周へ突出させる
寸法とすることにより、布材12Dへの大きな圧縮力付
与を回避しつつ、乾燥ローラ14へ泥漿を効率良く付着
させることができる。
【0025】支持枠24A及び24Bの内側には板状の
ローラ受け枠34A及び34Bが互に平行に固定され、
乾燥ローラ14のローラ軸14A及び液展ローラ12の
ローラ軸12Aがこれらのローラ受け枠34A及び34
Bを貫通している。ローラ受け枠34A及び34Bに
は、内周にメネジを有するカラー35がそれぞれ固着さ
れており、処理槽16を貫通するボルト37がカラー3
5へ螺合することにより、ローラ受け枠34A及び34
Bが処理槽16へ固着されている。図2に示されるよう
に、これらのボルト37は、支持枠24A、24Bの開
口部24Fを各々貫通している。
【0026】ローラ受け枠34A、34Bの各両端部は
図3に示されるように、一対の側板34C、34Dで互
に連結されて、これらの受け枠34A、34B、側板3
4C、34Dが全体として平面形状で短形枠状とされて
いる。この側板34Cには開口部34Eが設けられ、側
板34Dには上端に切欠部34Fが形成されている。こ
の切欠部34Fに泥漿処理乾燥物除去部材36が配置さ
れている。この泥漿処理乾燥物除去部材36は桶状に形
成され、その上端の底部は乾燥ローラ14のローラ表面
の軸方向の全域に達するブレード36Aとされている。
また、処理槽16の側面部には、一側面部が開口された
容器収納部材38が固定されており、この容器収納部材
38に上端開放容器40が載置されるようになってい
る。泥漿処理乾燥物除去部材36の上端部は乾燥ローラ
14に当接し、泥漿処理乾燥物除去部材36の下端部は
容器40内に位置するように配置されている。処理槽1
6の上部は、開口部34Eに対応した送風口42及びダ
クト44を備えたカバー46で覆われている。また、処
理槽16には泥漿を導入するための泥漿導入口47が設
けられ、この泥漿導入口47と図示していない泥漿処理
装置との間に電磁弁等の開閉手段が設けられ、泥漿処理
装置からの泥漿を自動的に導入又は遮断できるようにな
っている。
【0027】次に本実施の形態の作用を説明する。図1
に示されるように、スプリングコイル30A及び30B
によって支持枠24A及び24Bが図中、上方へ引き上
げる方向に付勢され、支持枠24A及び24Bに載置さ
れた液展ローラ12のローラ軸12A及び12Bが上方
が引き上げられて乾燥ローラ14のローラ表面へ液展ロ
ーラ12のローラ表面が圧着される。乾燥ローラ14の
ローラ表面に対する液展ローラ12のローラ表面の圧着
力を微調整する場合、図2に示されるナット28A及び
ナット28Bを回動させてボルト26A及び26Bの把
持部を回動させコイルスプリング30A及び30Bの圧
縮量を微調整する。
【0028】次に図示していない電源からバンドヒータ
ー14Eに通電され乾燥ローラ14の内周面が加熱さ
れ、その熱は乾燥ローラ14の表面に伝達され、ローラ
表面は約100℃〜200℃に上昇される。乾燥ローラ
14のローラ表面が約100℃に上昇した後、ギャード
モーター18により乾燥ローラ14が1〜2rpmで回
転され、乾燥ローラ14の回転に伴い、液展ローラ12
が乾燥ローラ14に従動して回転する。乾燥ローラ14
の外径が大きい場合には、1rpm以下の回転数であっ
ても良い。
【0029】一方、家庭用及び業務用の食品製造設備か
ら排出される生ゴミは、泥漿処理装置において、バクテ
リア等の微生物によって分解され、泥漿(スラリー)と
なる。この泥漿は、電磁弁等を介して泥漿導入口47か
ら処理槽16に自動的に導入される。このとき、泥漿
は、図3に示されるように泥漿導入口47とローラ受け
枠34との間に区画される液受け槽48の領域に導入さ
れた後、ローラ受け枠34Cの下端部と処理槽16の底
部との間を通過して処理槽16内に流入する。したがっ
て、泥漿導入口47から導入される泥漿の量が急激に変
動しても処理槽16内の液面の急激な変動は生じにく
い。
【0030】処理槽16内に配置された液展ローラ12
のローラ軸12A及び12Bは、支持枠24A及び24
Bに支持された構造であって軸受等の構成部材を要しな
いため、液展ローラ12のローラ軸12A及び12Bが
泥漿に接触し軸受等の構成部材に泥漿が付着して液展ロ
ーラ12が回転不能となることがない。処理槽16に流
入した泥漿は、液展ローラ12のローラ表面に形成され
た表面層に容易に含まれ、この泥漿は乾燥ローラ14の
ローラ表面に展着される。この場合、液展ローラ12の
両端金属部から突出した布材12Dが乾燥ローラ14へ
押圧されることにより、液展ローラ12の乾燥ローラ1
4への圧着力は一定となり、乾燥ローラ14のローラ表
面に展着される泥漿量も一定となる。
【0031】また、処理槽16内の液面が変動しても乾
燥ローラ14に安定に泥漿を展着させることができる。
すなわち、図3に示されるように、処理槽16内の液面
が、液展ローラ12のローラ表面の最下端(液面Mi
n)よりも上方であって、かつ乾燥ローラ14のローラ
表面の最下端よりも下方に位置する液面(液面Max)
の間にあれば、処理槽16内の泥漿は、乾燥ローラ14
に直接接触することがなく、液展ローラ12に展着され
た後、乾燥ローラ14に移行する。これらの操作中、泥
漿の液面が変動し、液展ローラ12に対する泥漿の付着
量が変動しても、布材12Dを介した液展ローラ12と
乾燥ローラ14との圧着力により乾燥ローラ14には、
常に一定の量が展着される。また、乾燥ローラ14と液
展ローラ12とは、ほぼ線接触であるので、乾燥ローラ
14の熱が液展ローラ12から逃失することが少なく、
乾燥ローラ14に展着された泥漿を熱効率よく乾燥する
ことができる。
【0032】加熱された乾燥ローラ14のローラ表面に
おいては、液展ローラ12のローラ表面幅に相当する領
域のみに泥漿が膜状に展着される結果、生乾きの泥漿が
乾燥ローラ14のローラ表面端部付近に付着したり、汚
染することがない。したがって、乾燥ローラ14のロー
ラ表面端部付近に付着した泥漿が乾燥ローラ14の軸受
16Aに付着することがないので乾燥ローラ14の安定
した運転が可能となる。乾燥ローラ14には液展ローラ
12を介して常時一定の量が確実に展着される結果、乾
燥ローラ14のローラ表面には,ステンレス等の泥漿乾
燥処理物を掻き取りやすい材質等を選定することができ
る。乾燥ローラ14におけるローラ表面の軸方向の全域
に達するブレード36Aにより乾燥ローラ14上の泥漿
乾燥処理物をローラ表面から掻き取るので、確実に掻き
取ることができる。乾燥ローラ14のローラ表面から掻
き取られた泥漿乾燥処理物は、容器40内に収納された
ビニル袋50等により集積された後、所定の場所に搬送
される。
【0033】なお、ブレード36Aを乾燥ローラ14の
表面から若干量だけ離すことにより、液展ローラ12か
ら乾燥ローラ14への泥漿の付着移動効率を向上でき
る。すなわち、乾燥ローラ14の表面は溝や突起などの
細かな凹凸を設けることにより液展ローラ12からの泥
漿付着性を向上させることができる。しかし、この凹凸
を設けるほかにも、ブレード36Aの先端を乾燥ローラ
14から若干量だけ離すことにより、乾燥ローラ14の
表面には常に薄い乾燥泥漿の層が形成され、これによっ
て液展ローラ12の表面の泥漿が乾燥ローラ14へ付着
し易くなる。このブレード36Aと乾燥ローラ14との
距離は、好ましくは0.1〜1mm、さらに好ましくは
0.2〜0.3mmである。また、このブレード36A
は、泥漿が展着されないローラの両端部分、すなわち液
展ローラ12の両端から突出している乾燥ローラ14の
両端部へのみ接触させ中央部には接触させないようにし
ても良い。この場合には、乾燥ローラ14の軸方向に沿
った方向のブレード36Aの中央部を、乾燥ローラ14
から離す方向に切り欠いてローラとの非接触部を設けて
も良い。これにより、乾燥ローラ14の軸方向両端部へ
の泥漿のはみ出しを防止できる。
【0034】本実施の形態では処理槽16の上部をカバ
ー46が覆ってあり、送風口42からの送風またはダク
ト44からの吸引による送風によってローラ受け枠34
Cの開口部34Eを経て乾燥ローラ14付近の悪臭をダ
クト44を介して集め、必要に応じて脱臭処理すること
ができる。したがって、カバー46は、泥漿処理物が特
に悪臭を呈することがない場合、省略することができ
る。
【0035】上記の実施の形態においては、乾燥ローラ
14における加熱手段として乾燥ローラ14内に設けた
通電ヒーターの例を示したが、通電ヒーターの変わりに
乾燥ローラ14の外周囲にフードを設け、このフードに
ヒーターを設ける等の他の加熱手段を用いてもよい。ま
た、乾燥ローラ14に対する液展ローラ12を圧着させ
る手段としてはコイルスプリング30A及び30Bによ
る付勢手段の例を示したが、ゴム等の他の弾性部材であ
ってもよい。また、駆動源からの駆動力を乾燥ローラ1
4のみでなく、液展ローラ12へも強制的に伝達させる
チェン等の駆動力伝達手段を用いてもよい。このような
変形例では液展ローラ12を乾燥ローラ14へ圧接させ
る付勢手段を省略しても良いが、乾燥ローラ14への付
着泥漿量が多くなる傾向にあるので、液展ローラ12、
乾燥ローラ14の設置精度を高くして、液展ローラ12
から乾燥ローラ14へ泥漿が適切に伝達されるようにす
る必要がある。このためには、下側の液展ローラ12の
直径を乾燥ローラ14と同等以上とするのが好ましい。
【0036】上記乾燥装置10の他の実施形態を、図4
に基づいて説明する。本実施形態の処理槽52は、その
断面形状が液展ローラ12の外周面12Eに略沿うよう
に略U字状に形成されている。即ち、処理槽52は、液
展ローラ12の外周面12Eに沿って近接して囲むよう
に形成されており、そして液展ローラ12の外径よりも
若干だけ径大となっている。従って、本実施形態の処理
槽52は、図3に示す処理槽16よりも泥漿を収容する
容量が小さくなっている。例えば、処理槽52は、処理
槽16の容量を「1」とすると、処理槽16の10分の
1になるように設定されている。
【0037】なお、処理槽52は、その上方が開放され
ていると共に、液展ローラ12の外周面12Eの軸方向
長さよりも若干だけ長くなるように設定されている。ま
た、処理槽52は、液展ローラ12の乾燥ローラ14側
が常に露出するような高さとなっている。
【0038】泥漿導入口47は受け皿54及び側板34
Cを突き抜けるようにして処理槽52に連結され、泥漿
は泥漿導入口47を介して連続的に処理槽52内へ供給
されるように構成されている。なお、処理槽52の上方
から溢れ出した泥漿は受け皿54へ流下し、流下した泥
漿は図示しないドレーンから図示しない泥漿処理装置に
戻したりまたは下水処理場などに流す。
【0039】また、側板34Dにはその下端部付近に切
欠部34Gが形成されており、この切欠部34Gに泥漿
処理乾燥物除去部材56が挿通されている。この泥漿処
理乾燥物除去部材56は、略桶状に形成され、その先端
に乾燥ローラ14のローラ表面の軸方向の全域に達する
ブレード部56Aが形成されている。泥漿処理乾燥物除
去部材56のブレード部56Aは、乾燥ローラ14を介
して送風口42の反対側でかつ乾燥ローラ14の軸心よ
りも下側に位置するように配置されている。なお、その
他の構成は、図3に示す例と同様であるので、説明は省
略する。
【0040】本実施形態においては、処理槽52を液展
ローラ12に近接して囲むように形成することにより、
図3に示す実施形態の処理槽16に比べ小容量となるの
で、泥漿が処理槽52内に留まる時間を短くでき、泥漿
の腐れなどの処理槽52内に対するへばり付きが防止さ
れる。特に、泥漿の乾燥処理中において、泥漿を処理槽
52へ連続的に供給させることによって処理槽52内の
泥漿が順次入れ替わると共に、液展ローラ12で処理槽
52内の泥漿を常に流動させ続けるので、泥漿の腐れな
どの処理槽52内に対するへばり付きが防止される。
【0041】また、本実施形態の処理槽52は液展ロー
ラ12に略沿うように円弧状に形成されているので、処
理槽52にコーナ部がない。従って、本実施形態によれ
ば、泥漿の腐れが付着し易い部分がなくなるので、泥漿
の腐れなどの処理槽52内に対するへばり付きが防止さ
れる。
【0042】さらに、泥漿を処理槽へ一括して供給する
ような従来の場合(なお、以下の説明を、図3に基づい
て説明する)には、処理槽16で乾燥処理する泥漿の最
初(開始直後)と,最後(終了直前)では水分率が異な
る。乾燥処理の開始直後では、泥漿の水分率が高く濃度
が低い状態であるので、泥漿における水分が多い。即
ち、乾燥処理の開始直後では、泥漿がある濃度以上にな
らないと、泥漿を液展ローラ12の外周面12Eに付着
させることができず、乾燥ローラ14に付着する泥漿乾
燥処理物の量が少ない。
【0043】一方、乾燥処理の終了直前では、泥漿の水
分率が低く濃度が非常に高い状態であるので、泥漿にお
ける水分が少ない。即ち、乾燥処理の終了直前では、泥
漿が液展ローラ12の外周面12Eに大量に付着するの
で、乾燥ローラ14に付着する泥漿乾燥処理物の量が非
常に多くなり、泥漿乾燥処理物の乾燥が均一とならな
い。従って、泥漿を処理槽へ一括して供給するような従
来の場合には、泥漿乾燥処理物が安定して供給されず、
かつ均一に乾燥した泥漿乾燥処理物を得るのが困難であ
った。
【0044】そこで、本実施形態では、小容量の処理槽
52とすることによって液展ローラ12で処理する液量
が少なくなるので、水分の蒸発などにより濃縮が進み易
く、泥漿の濃度が高くなり、液展ローラ12に対する泥
漿の付着が良好となる。また、本実施形態では、泥漿を
処理槽52へ連続的に供給させるように構成したので、
上記動作が連続的に進み、泥漿の濃度が略一定となる。
従って、本実施形態によれば、乾燥ローラ14に展着さ
れる泥漿量が一定となるので、乾燥ローラ14に付着す
る泥漿乾燥処理物を安定的に掻き取ることができ、連続
的な乾燥処理操作が安定にかつ効率よく行うことができ
る。
【0045】さらに、本実施形態においては、泥漿の乾
燥処理中において、泥漿を処理槽52へ連続的に供給さ
せるように構成したので、図1の実施形態で説明した泥
漿を処理槽52へ定期的に流し込むための電磁弁などの
開閉手段が不要となる。また、泥漿処理乾燥物除去部材
56のブレード部56Aを送風口42の反対側でかつ乾
燥ローラ14の軸心よりも下側に位置するように配置し
たので、図3に示す泥漿処理乾燥物除去部材36よりも
乾燥する時間(距離)が長くなるので、より確実に乾燥
ローラ14に付着する泥漿乾燥処理物を乾燥させること
ができる。なお、その他の作用効果は、図3に示す実施
形態と同様であるので、説明は省略する。
【0046】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので、供給さ
れる泥漿量の変動にかかわらず、熱効率よく安定した運
転によって泥漿処理乾燥物を得ることができる。また、
本発明は、連続的な乾燥処理操作が安定にかつ効率よく
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る泥漿処理物乾燥
装置を示す縦断面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。但し、( )
内符号は支持枠24Bの各部を示している。
【図3】 図1のB−B線断面図である。
【図4】 本発明に係る他の実施形態に係る泥漿処理物
乾燥装置の断面図である。
【符号の説明】
10 泥漿処理物乾燥装置 12 液展ローラ 14 乾燥ローラ 16,52 処理槽 16A,16B 軸受 24A,24B 支持枠 26A,26B ボルト 30A,30B コイルスプリング 34 ローラ受け枠 36,56 泥漿処理乾燥物除去部材 38 容器収納部材 40 容器 42 送風口 44 ダクト 46 カバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源に連結された乾燥ローラと、 この乾燥ローラ表面を加熱する加熱手段と、 該乾燥ローラのローラ表面に接触するローラ表面を有
    し、前記乾燥ローラと共に回転する液展ローラと、 該液展ローラの表面に泥漿を接触可能に滞留させるため
    の処理槽と、を備えたことを特徴とする泥漿処理物乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】 前記液展ローラ表面の軸方向長さが前記
    乾燥ローラ表面の軸方向長さよりも短くされ、前記両ロ
    ーラの接触面の両端部からそれぞれ前記乾燥ローラのロ
    ーラ表面が露出されていることを特徴とする請求項1に
    記載の泥漿処理物乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記乾燥ローラの回転軸が、固定された
    軸受部材に回転自在に軸支され、前記液展ローラの回転
    軸を前記乾燥ローラの回転軸へ接近する方向に付勢させ
    る付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の泥漿処理物乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段が、前記液展ローラを支持
    する支持枠を備え、該支持枠と前記軸受部材との間に介
    在される弾性体を備えていることを特徴とする請求項3
    に記載の泥漿処理物乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記乾燥ローラの表面に当接する泥漿処
    理乾燥物除去ブレードを設けたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のいずれかに記載の泥漿処理物乾燥装
    置。
  6. 【請求項6】 前記処理槽を、前記液展ローラに近接し
    て囲むように形成することを特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれか1項に記載の泥漿処理物乾燥装置。
  7. 【請求項7】 前記泥漿の乾燥処理中において、前記泥
    漿を前記処理槽へ連続的に供給させることを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の泥漿処理
    物乾燥装置。
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