JP3044142U - カメラ振れ防止支持具 - Google Patents

カメラ振れ防止支持具

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JP3044142U
JP3044142U JP1996010688U JP1068896U JP3044142U JP 3044142 U JP3044142 U JP 3044142U JP 1996010688 U JP1996010688 U JP 1996010688U JP 1068896 U JP1068896 U JP 1068896U JP 3044142 U JP3044142 U JP 3044142U
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JP
Japan
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camera
pipes
multiple pipes
support plate
support
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Application number
JP1996010688U
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English (en)
Inventor
昂 川井
Original Assignee
昂 川井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手持ちでの写真撮影の時のカメラ振れは常に
問題になるが、不安定な手先の代わりに体の一部を用い
て、安定度を増し、更に保持の支点間距離を伸ばす事が
出来る機能を持つ常時装着可能な軽便な支持具を提供す
る。 【解決手段】 カメラの底部に転回中心を持った伸縮可
能な多重パイプを取付け、この多重パイプを伸張して、
胸部付近の2個所に接触させ、カメラを接眼部付近と胸
部2個所の3点で安定的に保持できるようにした。この
支持具は携帯性に優れるように構成されおり、常時装着
しておいても支障がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 カメラを手持ちの状態で写真を撮影するときに 、カメラの振動、動揺を防止する写真撮影付帯技術。
【0002】
【従来の技術】 手持ち撮影でのカメラ振れを低減する為には、カメラの構 え方を工夫したり、絞りの開度を大きくしてカメラのシャッター速度を早くする 等の方法が採られているが、カメラ本体を支持する支点、即ち、両手及び接眼部 の支点間距離が短小である為、手振れ防止には熟練者でも相当慎重に対処する必 要がある。これを完全に解決するには、カメラを三脚に取り付ける事になるが、 三脚の使用はその重量、容積、準備時間の点で常に実行する事は出来ない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 三脚の様に大重量、長大な支持法でなく 、カメラに装着された場合に、重量的にも容積的にも常時携帯出来る程度の支持 具を提供して、撮影時のカメラの支点間距離を大幅に増加する事により、手持ち 撮影時のカメラ触れを効果的に防止しようとする物である。
【0004】
【課題を解決するための手段】 カメラ底部の三脚取付ネジ穴に支持板を取 つけ、支持板の上の支点を中心に転回、伸縮可能な2本の多重パイプを取り付け る。これらパイプは未使用時にはカメラ底部と平行に収納されている。使用時に は支持板上の支点を中心に転回し、伸張する。その時2本のパイプの先端は、カ メラを構えた状態で身体胸部近傍に接触するようになっている。
【0005】 この状態でカメラを構えると、カメラ本体の支点は両手、接眼部の他に、胸部 近辺の左右の支点間は10数cm、接眼部と胸部支点間は20数cmに達する支 点間距離が得られ、その効果でカメラの安定度は格段に向上する。
【0006】 この支持具は極めて軽量に設計する事が可能であり、しかも、不使用時に多重 パイプがカメラ底部と平行に収納されるために、容積的にみて常時装着にも不都 合がない。
【0007】
【考案の実施の形態】
2本の多重パイプの転回の中心となる球面或いは回転軸受けを持つ支持板は三 脚取付ネジ穴に特殊なネジで取り付けられるが、このネジの頭部にはネジ締め用 の溝と三脚取付用のネジ穴があけられており、支持板を取り付けた状態でカメラ を三脚にも取り付ける事が出来るようになっている。
【0008】 この支持板に設けられた多重パイプ用の軸受けには種々の構造が考えられる。 球面軸受けでも良いし、使用位置に於けるパイプの軸線と収納位置に於けるパイ プの軸線の両方を通る平面に直角をな回転軸でもよい。
【0009】 多重パイプは不使用時はカメラの底部に平行に左右に分かれて収納されている ため、本支持具を常時装着してカメラを携帯しても何等支障がない。
【0010】 市販のミニ三脚と呼ばれている物を計測した結果は、3本の伸長18cmの多 重パイプを有し、3カ所の回転軸を持ちながら110Grであった。本支持具は 更に軽量に製作可能であり、重量的にも極めて負担が小さい。
【0011】 撮影に際しては多重パイプの角度を設定し、次に伸張させて、その先端を胸部 付近に接触させる。この様にカメラを支持する事によって、従来不安定な左右の 手先によって保持されていたカメラは、比較的に安定した接眼部と更に安定度の 高い胸部の2点の合計3点で支持されるので、安定度が飛躍的に向上する。縦方 向の支点間距離は20cmを越え、重くて長い望遠レンズ装着のカメラでは特に 効果が高い。
【0012】 2本の伸縮可能な多重パイプによりカメラ振れの改善がはかられるが、更に第 3の多重パイプを設け、3本の多重パイプによってカメラ用ミニ三脚を構成する 事ができる。この第3の多重パイプは第1もしくは第2の多重パイプの何れかと 平行に収納される特徴を持つので携帯性を阻害する事がない。第1、第2の多重 パイプはカメラの後方、即ち、撮影者側に向けて転回するが、第3の多重パイプ はカメラのレンズ側に転回して三脚を構成する。
【0013】 また、本支持具は極めて軽量であるため、三脚取付ネジ穴を介する事無く直接 カメラ本体に装着する事も可能である。カメラに直接装着する時にはカメラの底 部もしくはカメラの裏蓋部分に多重パイプの転回中心を設ける事ができる。
【0014】
【実施例】 図1は本支持具の作用を図解的に表現したものである。1はカ メラ本体、2はファインダー、3はカメラレンズを示す。カメラ本体1の底部に は三脚留めネジ9によって取付穴8を有する支持板7がネジ止めされている。ネ ジ9の頂部部には標準の三脚用雌ネジ穴とネジ締め用の溝が設けられている。支 持板7には多重パイプ4、5が取り付けられており、これを転回した状態がそれ ぞれ4a、5aである。多重パイプ6は第3の多重パイプであり、これを備えな い構成もある。収蔵状態の多重パイプ4と転回後の位置である4aの両方の軸線 を含む平面に直角を為す回転軸が支持板上に設けられている。他の多重パイプに も同様の回転軸が設けられている。多重パイプを転回、伸張すると、カメラを撮 影位置に構えたときに多重パイプ4及び5の先端12及び図2の13は撮影者の 胸部付近に接触して保持されるようになる。
【0015】 第3の多重パイプを有する構成では第3の多重パイプを6aの位置に転回、伸 張し、3本の多重パイプによりミニ三脚として機能させる事ができる。
【0016】 何れの場合にも収蔵位置に於ける3本の多重パイプの内の1本が他の2本と逆 方向になっている事に特徴がある。この様に構成する事で収蔵状態に於ける多重 パイプ配置が合理化され、常時装着時に障害にならない。
【0017】 図2は底面図であり、図3は背面図である。何れも収蔵状態にある4、5の2 本の多重パイプ、支点11及び12、多重パイプの先端13及び12を示してい る。 図4は図2の支持板7の形状を拡大した支持板7aに第3の多重パイプ6を装 着した状態を示す。多重パイプ4と5はカメラの背面に向けて転回するが、多重 パイプ6は前面方向に転回し、3本の多重パイプはミニ三脚を形成する事になる 。 図2、図3、図4は何れも着脱式の支持具の構造を示した物であるが、これら の図に示された支持板7もしくは7aを省略して、カメラ本来の三脚留めネジ穴 を残したままで、カメラ底面に陥没した状態に多重パイプを装着する事ができる 。
【0018】
【考案の効果】 カメラを構えた時の支点は普通接眼部近辺の顔面と両手で あるが、これら3点の支点間距離は短く、しかも手先の保持は不安定な為、特に 低速なシャッター速度では熟練を積まないとカメラ振れを防ぐ事が難しい。本支 持具を用いれば、手先に較べてはるかに安定度の高い胸部の2個所が支点となる ことと、支点間距離が増加するために前後左右の安定度は飛躍的に向上する。上 体の揺れに注意すれば未熟練者でも最高の安定度を確保出来るようになる。如何 に良いカメラとレンズを用意してもカメラが振れては絶対に良い写真の出来映え は期待できない。携帯性の優れた本支持具を常時使用する事によって、カメラ本 来の性能を充分に発揮できるようになる。
【0019】
【提出日】平成8年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 この状態でカメラを構えると、カメラ本体の支点は両手、接眼部の他に、胸部 近辺の左右の支点が加わり、その左右の支点間は10数cm、接眼部との支点間 は20数cmに達し、 その効果でカメラの安定度は格段に向上する。
【提出日】平成8年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 図2は底面図であり、図3は背面図である。何れも収蔵状態にある4、5の2 本の多重パイプ、支点11及び12、多重パイプの先端13及び12を示してい る。図2の支持板7に設けられた取り付け穴8はカメラ底面の長手方向に沿って 長穴構造にする事が出来、そうする事によって三脚取り付けネジ穴位置が異なる 種々のカメラの最適位置に汎用的に取り付ける事が出来る。 図4は図2の支持板7の形状を拡大した支持板7aに第3の多重パイプ6を装 着した状態を示す。多重パイプ4と5はカメラの背面に向けて転回するが、多重 パイプ6は前面方向に転回し、3本の多重パイプはミニ三脚を形成する事になる 。 図2、図3、図4は何れも着脱式の支持具の構造を示した物であるが、これ らの図に示された支持板7もしくは7aを省略して、カメラ本来の三脚留めネジ 穴を残したままで、カメラ底面に陥没した状態に多重パイプを装着する事ができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本支持具の作用を図解的に説明した3面図。
【図2】本支持具を取り付けたカメラの底面図
【図3】本支持具を取り付けたカメラの背面図。
【図4】第3の多重パイプを持つ支持具を取り付けたカ
メラの底面図
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 カメラファインダー 3 カメラレンズ 4 収納状態の多重パイプ 4a 転回、伸張時の多重パイプ 5 収納状態の多重パイプ 5a 転回、伸張時の多重パイプ 6 収納状態の第3の多重パイプ 6a 転回、伸張時の第3の多重パイプ 7 支持板 7a 第3の多重パイプを備えた支持板 8 支持板取付穴 9 支持板取付ネジ 10 多重パイプ軸受け部 11 多重パイプ軸受け部 12 多重パイプ先端部 13 多重パイプ先端部 14 留めネジに設けられた標準三脚留めネジ穴
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの三脚取付ネジ穴を介して着脱可
    能な支持板と、この支持板上の支点を中心として転回可
    能な2本の伸縮可能な多重パイプにより構成され、これ
    ら多重パイプは不使用時には左右に分かれて収納される
    特徴を有し、撮影時には転回、伸張してパイプ先端2個
    所を撮影者の胸部近辺に密着せしめる事によりカメラを
    多点支持し、カメラ振れを防止する支持具。
  2. 【請求項2】 カメラの本体もしくは裏蓋に設けた支点
    を中心に転回可能な2本の伸縮可能な多重パイプを持
    ち、これら多重パイプは不使用時には転回中心に対して
    左右に分かれて収納される特徴を有し、使用時には転
    回、伸張してパイプ先端2個所を撮影者の胸部近辺に接
    触せしめる事によりカメラを多点支持して、カメラ振れ
    を防止するように構成されたカメラ。
  3. 【請求項3】 第3の伸縮可能な多重パイプを転回可能
    に装着し、3本の多重パイプを用いてカメラを3脚支持
    する事ができるように構成した請求項1記載の支持具、
    並びに請求項2記載のカメラ。
JP1996010688U 1996-10-01 1996-10-01 カメラ振れ防止支持具 Expired - Lifetime JP3044142U (ja)

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