JPS5924221Y2 - テレビジョンカメラ用ビュ−ファインダフ−ド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ポータプルテレビジョンカメラ用電子式ビュ
ーファインダのフードに関するものである。

ポータプルテレビジョンカメラ（以下カメラという）は
、肩に乗せての使用はもちろんのこと、腕にかかえての
ローアングル撮像、両手でかかげてのハイアングル撮像
等カメラの小形、軽量である特徴を十分に発揮させ運用
されている。

これに伴いカメラに付属する電子式ビューファインダ（
以下ビューファインダという）の条件としては、接眼、
離眼覗式両用であることが望まれ、特に離眼覗き時には
今カメラがとらえている映像がどういうものか確認しや
すいように大口径レンズであることが必要条件とされて
いる。

また、カメラはその性格上屋外での使用頻度が高く、外
光が直接ビューファインダのブラウン管面に入る可能性
が多くなる。

従って、光の入射を防止する為のビューファインダフー
ドが必要となる。

一方、ビューファインダのカメラへの取付けは、直接取
付ける一体形と、支持金具による外部取付形の二通りが
考えられるが、何れの場合も撮像レンズ、マイクロフォ
ンを含めたカメラの重量バランス、操作性等から、カメ
ラマンの肩位置、すなわち、カメラの重心からビューフ
ァインダ接眼面までの距離が限られており、前記ビュー
ファインダフードの深さを接眼レンズに対して十分なも
のとはなしえない。

このため、この様なビューファインダフードを離眼覗式
で使用した場合、ビューファインダのブラウン管面への
外光の入射を完全に防止できない。

本考案は、これらの欠点を除去するために、接眼覗き時
には限られた深さにビューファインダフードを縮め、離
眼覗き時には遮光に十分な深さになるように、ビューフ
ァインダフードを伸ばすことの出来る伸縮自在なポータ
プルテレビジョンカメラ用電子式ビューファインダのフ
ードを提供するものである。

図は本考案の使用状態（接眼覗き時および離眼覗き時）
を示す断面図であって、１は電子式ビューファインダの
接眼部、２はビューファインダフード固定部、２ａは弾
性のある材質（たとえばゴム。

軟質プラスチック等）のフード伸縮部、２ｂは伸縮部先
端、３は接眼レンズである。

フード伸縮部２ａは、ビューファインダフード固定部２
及び伸縮部先端２ｂよりも、肉厚では薄く、あるいは硬
度では、やわらかくしである。

この様な横取により、接眼覗き使用時は、図の上半分に
示すように、フード伸縮部２ａで折り返し、前述の限ら
れた深さにフードを縮め、離眼覗き使用時は、図の下半
分に示すように、フード伸縮部２ａを引き延ばし、ビュ
ー・ファインダのブラウン管面への外光の入射を十分防
止できる深さにする。

ここで、フード伸縮部２ａの両端部、すなわちビューフ
ァインダフード固定部２および伸縮部先端２ｂとの境界
部分Ａ、Ｈに、折り返しやすいように円周溝を形成すれ
ば、フードの伸縮が容易となる。

以上説明したように、本考案のビューファインダフード
によれば、接眼時には限られた深さにフードを縮め、離
眼時には遮光に十分な深さになるように、フードを伸ば
すことができ、接眼時、離眼時を問わず、大口径レンズ
使用のビューファインダの効果を十分に生かすことが出
来る。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すビューファインダフードの
断面図である。 １は電子式ビューファインダの接眼部、２はビューファ
インダフード固定部、２ａはフード伸縮部、２ｂは伸縮
部先端、３は接目艮レンズ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. テレビジョンカメラ用ビューファインダフードにおいて
   、そのフード部の周方向帯状部分を、折り返し可能な弾
   性材料とし、かつその周方向の両境界部分に折り返し用
   溝部を形威し、フード深さを伸縮自在としたことを特徴
   とするビューファインダフード。