JP3009816U - グラビテーショングリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 最近の電子化等によるカメラ本体と、ＡＦレ
ンズ化、ズームレンズの高倍率化、望遠系レンズの開放
Ｆ値向上等により、これらの組合せで重くなったカメラ
の携帯時と撮影時に於ける携帯性と手ブレ防止の向上。 【構成】 金属、プラスチック、木材等からなり、携帯
時と撮影時に、カメラの重心付近を保持する事により、
携帯性と手ブレ防止を向上させた事を特徴とする、三脚
ネジ穴を利してレンズ下部方向に装着するＬ字形のグラ
ビテーショングリップ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 この考案は、カメラのグラビテーショングリップ に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】 現在のカメラ界に於いては、主流の一眼レフに見られる ように、目標の被写体撮影に相応するよう、単焦点、ズームレンズの超広角から 超望遠まで数多くのレンズが用意されている。 最近は、カメラ本体の電子化等による重量の増大や、ＡＦレンズ化、ズームレ ンズの高倍率化、望遠系レンズの開放Ｆ値向上等により、これらの組合せでは、 総重量約１〜数キログラムと相当の重量となり、従来の吊り金具部で肩から下げ るストラップによる携帯では、重心がレンズ側に移り、不安定でより重く感じる 構成になっていた。 又、ストラップは吊り金具部で、カメラボディに擦傷を与えたり、撮影時には まとわりつき邪魔になる等の欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 解決しようとする課題は、カメラの携 帯時と撮影時に於ける携帯性と手ブレ防止の向上である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 金属、プラスチック、木材等からなり、 携帯時と撮影時に、カメラの重心付近を保持する事により、携帯性と手ブレ防止 を向上させるため、ほとんどのカメラにあるＪＩＳ規格の三脚ネジ穴を利して、 レンズ下部方向にＬ字形のグラビテーショングリップを装着するようにした。 なお、ネジ部に調節用の座金を複数個用意し、締結装着時にＬ字形のグラビテ ーショングリップの把持部がレンズ下部方向に来るようにした。

【０００５】

【作用】 携帯時と撮影時に、カメラの重心付近を保持する事により、携 帯性と手ブレ防止が向上する。

【０００６】

【実施例】 金属、プラスチック、木材等からなるＬ字形のグラビテーシ ョングリップを三脚ネジ穴を利してレンズ下部方向に装着する。 携帯時は、カメラを倒立形とし、Ｌ字形のグラビテーショングリップの先端把 持部のカメラ重心付近を、カバン等を下げるような姿勢で携帯する。 撮影時は、カメラを正立形とし Ｌ字形のグラビテーショングリップの先端把 持部のカメラ重心付近を、左手でマイク等を持つような姿勢で撮影する。

【０００７】

【考案の効果】 このように構成する事により、携帯時はカメラ重心付近 をカバン等を下げるような姿勢で強く保持携帯出来るため、長時間の携帯にも疲 れにくくなり、今まで億劫であった望遠系レンズや高倍率ズームレンズ等の携行 がしやすく、機動性が高まり、撮影範囲も広がる。 撮影時は、カメラ重心付近を左手でマイク等を持つような姿勢で強く保持出来 るため、従来の左右の手によるカメラ保持と併せてシャッター動作をする不安定 さが無くなり、繊細なタッチングが得られ手ブレ防止を向上させる。 又、超シンプルな構造は、確実にカメラをコントロール出来、安全性に優れ、 経済性にも優れる等、数々の効果を現す。

【図面の簡単な説明】

【図１】 グラビテーショングリップの斜視図

【図２】 グラビテーショングリップのネジ部の断面図

【図３】 グラビテーショングリップの装着時の断面図

【図４】 グラビテーショングリップの装着時の側面図

【符号の説明】

１ グラビテーショングリップのネジ部 ２−い 調節用の座金 ２−ろ 調節用の座金 ３ グラビテーショングリップ ４ グラビテーショングリップの把持部 Ａ カメラ Ｂ 交換レンズ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 金属、プラスチック、木材等からなり、
   携帯時と撮影時にカメラの重心付近を保持する事によ
   り、携帯性と手ブレ防止を向上させた事を特徴とする、
   三脚ネジ穴を利してレンズ下部方向に装着するＬ字形の
   グラビテーショングリップ。