JP3044138B2 - 被めっき材の洗浄方法 - Google Patents

被めっき材の洗浄方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気めっき又は無電
解めっきなどのめっきプロセスにおける金属析出直後の
被めっき材の洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来から一般的に行われている
めっき方法の一例を示す工程図である。まず、被めっき
材の表面に付着している油等を落とす(ステップS1及
びステップS2)。次に、被めっき材の表面に形成され
た酸化膜を取り除き、清浄な金属表面を露出させる(ス
テップS3及びステップS4)。この後、電気めっきや
無電解めっきにより、被めっき材の被めっき面に金属を
析出させる(ステップS5)。そして、被めっき材を洗
浄する(ステップS6)ことにより、めっき表面からめ
っき液等を完全に除去した後、表面を乾燥させる(ステ
ップS7)。
【0003】図12は図11のめっき方法における被め
っき材の洗浄方法を示す構成図である。図において、1
は容器、2は容器1内に入れられた洗浄液としての水、
3は水2内に浸漬された金属析出直後の被めっき材であ
る。
【0004】このような金属析出直後の洗浄工程では、
めっき表面に水2によるしみなどが残らないように水2
を速く乾燥させるため、水2の温度を高くする傾向があ
る。しかし、水2をあまり高温にするとその蒸発量も多
くなるので、70℃前後の温度が多く採用されている。
そして、水2はその熱伝達係数が高いため、めっきされ
た被めっき材3は数秒でその洗浄温度に達し、その後す
ばやく乾燥される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のめ
っき方法により例えばNiめっきが施された被めっき材
3では、その後めっき表面にはんだ付け等が行われるこ
とが多い。しかし、Niめっきは、その表面に緻密な酸
化皮膜が形成され易く、そのままでははんだ付けが行い
にくい。このため、はんだ付けの際に強活性力を有する
フラックスを用いる必要があるが、はんだ付け後にフラ
ックスが残っていると腐食を生じるため、はんだ付け後
にフラックスを完全に除去しなければならず、手間がか
かるという問題点があった。
【0006】また、例えば特開昭59−56972号公
報などに示された従来のはんだぬれ性改良方法では、は
んだ付け前に次亜リン酸ソーダに浸漬することにより、
Niめっきのめっき表面に形成された酸化皮膜を除去
し、はんだ付け性を向上させているが、この方法では、
余分な工程が1つ増えるばかりか、この液に電子部品等
を接触させることはできないので、Niめっきされた被
めっき材に電子部品等が既に組み込まれている場合には
適用が困難であるなどの問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、めっき表面に
形成される酸化皮膜を薄くすることができ、これにより
はんだ付け性を簡単に向上させることができる被めっき
材の洗浄方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る被
めっき材の洗浄方法は、被めっき材の温度を50℃以下
に保ちつつ、50℃より高い温度の洗浄液中に被めっき
材を浸漬させるものである。
【0009】請求項2の発明に係る被めっき材の洗浄方
法は、被めっき材の温度を50℃以下に保ちつつ、50
℃より高い温度の洗浄液又はその蒸気を被めっき材に吹
き付けるものである。
【0010】請求項3の発明に係る被めっき材の洗浄方
法は、0℃以下の洗浄液中に被めっき材を浸漬させるも
のである。
【0011】請求項4の発明に係る被めっき材の洗浄方
法は、被めっき材に対して氷の微粒子を吹き付けるもの
である。
【0012】請求項5の発明に係る被めっき材の洗浄方
法は、被めっき材を0℃以下に保ったまま、被めっき材
の表面をブラシにより機械的に摩擦するものである。
【0013】請求項6の発明に係る被めっき材の洗浄方
法は、50℃以下の洗浄液中に被めっき材を浸漬させる
とともに、洗浄液中に気体をバブリングするものであ
る。
【0014】請求項7の発明に係る被めっき材の洗浄方
法は、アルコールが全体の60容量%になるように水と
アルコールとを混合してなる洗浄液により被めっき材を
洗浄するものである。
【0015】
【作用】この発明においては、被めっき材を50℃以下
に保って洗浄することにより、めっき表面に形成される
酸化皮膜の厚さを薄くする。
【0016】また、水にアルコールを混合した洗浄液で
被めっき材を洗浄することにより、めっき表面に形成さ
れる酸化皮膜の厚さを薄くするとともに、酸化皮膜に水
酸基を取り込ませ、その水酸基の還元作用をはんだ付け
時に利用する。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1は請求項1の発明の一実施例による被め
っき材の洗浄方法を示す構成図であり、図12と同一又
は相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図において、4はNiめっきされた被めっき材3に接続
されている冷却手段であり、この冷却手段4は、金属析
出直後の被めっき材3を50℃以下に保つように冷却す
る。この冷却手段4としては、例えば冷媒ガスが流通す
る冷却パイプなどを被めっき材3に密着させるなどして
使用すればよい。
【0018】このように、Niめっきされた被めっき材
3を50℃以下に保ちつつ、50℃より高い温度の水2
で洗浄することにより、洗浄時の酸化が抑制され、その
後のはんだ付け性が改善される。
【0019】ここで、発明者らは、Niめっきのはんだ
付け性の劣化の要因が、めっき後の保管状態による経時
変化(表面酸化)ではないことを発見した。即ち、昨今
の品質管理技術の向上により、Niめっきの品質は、め
っき後には殆ど経時変化することなく確保されている。
さらに、種々の環境加速試験によっても、はんだ付け性
はさほど変化せず、結局、Niめっきのはんだ付け性
は、めっき方法、特に金属析出後の洗浄方法に大きく依
存していることを発見した。
【0020】図2は水中に30秒浸漬した場合のNiめ
っきされた被めっき材3の温度とNiめっき表面に形成
された酸化皮膜の厚さとの関係を示す関係図である。こ
の図に示すように、被めっき材3の温度を50℃以下に
保つことにより、酸化皮膜の厚さをかなり薄くすること
ができる。
【0021】さらに、図3は水温と洗浄効率との関係を
示す関係図であり、ある一定の短時間における洗浄効率
をイオノグラフから求めたものである。この図から、水
温を50℃以下にすると、洗浄効率が低下してしまうこ
とがわかる。
【0022】従って、上記実施例1に示すように、被め
っき材3を50℃以下に保ちつつ、50℃より高い温度
の水2を接触させて被めっき材3を洗浄することによ
り、洗浄効率を低下させることなく、Niめっき表面に
形成される酸化皮膜を薄くすることができる。この結
果、その後のはんだ付け性を簡単に向上させることがで
き、これにより弱活性のフラックスを用いることができ
るとともに、はんだ付け前に次亜リン酸ソーダに浸漬す
るような手間もかからず、作業が簡単になる。
【0023】実施例2.なお、上記実施例1ではNiめ
っきされた被めっき材3を50℃より高い温度の水2に
浸漬させたが、加圧下において100℃以上の水2に浸
漬させてもよく、飽和水蒸気中に浸漬させてもよい。
【0024】実施例3.また、実施例1では被めっき材
3を50℃以下に保つために冷却手段4を用いたが、被
めっき材3の熱容量が比較的大きい場合には、冷却手段
4を特に設けなくてもよい。この場合、例えば図4に示
すように、被めっき材3の温度を検出する温度計5を設
け、被めっき材3が50℃を越える前に洗浄を終了させ
ればよい。或は、水2の量を決めておくとともに、被め
っき材3と同じ熱容量を持つ物が50℃を越えるのに要
する時間を予め測定(又は計算)しておき、同じ量の水
2により、測定した時間内で洗浄を行うようにしてもよ
い。これらの場合、被めっき材3を一定温度に予め冷や
しておけば、洗浄時間を長くすることができ、洗浄効率
の低下が防止される。
【0025】実施例4.次に、図5は請求項2の発明の
一実施例による被めっき材の洗浄方法を示す構成図であ
る。上記実施例1〜3では水2や水蒸気中に被めっき材
3を浸漬したが、この図5に示すように、水2又は水蒸
気をシャワー状にして被めっき材3に対して吹き付けて
もよい。
【0026】実施例5.次に、図6は請求項3の発明の
一実施例による被めっき材の洗浄方法を示す構成図であ
る。図において、6は容器1に入れられた洗浄液である
ほぼ0℃の水、7は水6とともに容器1に入れられた氷
である。
【0027】この実施例5の方法では、水6及び氷7か
らなるシャーベット状の混合物中で洗浄することによ
り、Niめっきされた被めっき材3が0℃以下に保持さ
れる。このため、図2に示すように、Niめっき表面に
形成される酸化皮膜が更に薄くなる。
【0028】ここで、このような低温の水6を洗浄液と
して使用する場合には、洗浄後の被めっき材3をアルコ
ールに浸漬して、付着した水6をアルコールに置換すれ
ば、その後の乾燥時間が短くなり、しみが残ることはな
い。
【0029】実施例6.また、浸漬するだけでは洗浄効
果が若干低下するが、図6の矢印のように、縦方向や横
方向に被めっき材3を振動させれば、固体である氷7が
めっき表面に衝突するという機械的な作用が加わるの
で、洗浄効果の低下を防止できる。
【0030】実施例7.なお、上記実施例5では0℃程
度の水6及び氷7の混合物中に被めっき材3を浸漬した
が、0℃以下の水6のみの中に浸漬させても、浸漬時間
を多少長くすれば洗浄効果の低下も防止され、酸化皮膜
も十分に薄くでき、同様な効果が得られる。このような
0℃以下の水6を作るためには、例えば加圧雰囲気下に
したり、水にアルコール等を混ぜた洗浄液を用いたりす
ればよい。また、ドライアイスを水6の中に入れるなど
してもよい。
【0031】実施例8.また、0℃以下の水6を洗浄液
として使用する場合、水6に対して被めっき材3を複数
回出し入れすることによっても、洗浄効果の低下が防止
される。
【0032】実施例9.次に、図7は請求項4の発明の
一実施例による被めっき材の洗浄方法を示す構成図であ
る。上記実施例5〜8では0℃以下の洗浄液中に被めっ
き材3を浸漬したが、図7に示すように、氷の微粒子8
を被めっき材3にブラストして洗浄してもよく、被めっ
き材3が0℃以下に保たれるので上記各実施例と同様の
効果を期待できる。
【0033】この実施例9では、スプレーノズルにより
発生した水滴を液体窒素で凍結させることにより、約1
00μmの氷の微粒子8を4kgf/cm2の噴射圧力
でブラストしている。しかし、氷の粒子径や噴射圧力
は、特に限定されるものではない。また、ブラストする
ものは、100%氷の微粒子8でなくてもよく、例えば
氷の微粒子8と水粒子の混合物や、氷の微粒子8とアル
コール粒子の混合物などであってもよい。
【0034】実施例10.次に、図8は請求項5の発明
の一実施例による被めっき材の洗浄方法を示す構成図で
ある。図において、9は図の矢印方向に回転することに
より被めっき材3の表面を機械的に摩擦するブラシであ
る。
【0035】この実施例10の洗浄方法では、金属析出
直後の被めっき材3を0℃以下に保った状態で、ブラシ
9により被めっき材3の表面を機械的に摩擦する。この
とき、被めっき材3の表面に付着している水分が凍った
ままブラシ9により洗浄されるので、被めっき材3の表
面は清浄になる。また、Niめっき表面は、0℃以下に
保たれているので、酸化皮膜の厚さは十分に薄くなる。
【0036】実施例11.次に、図9は請求項6の発明
の一実施例による被めっき材の洗浄方法を示す構成図で
ある。図において、10は容器1内に入れられた洗浄液
としての50℃以下の水、11は水10中にバブリング
された気体、例えばN2ガスである。
【0037】この実施例11の洗浄方法では、被めっき
材3の表面が洗浄中終始液体のみと接触することがない
ので、同一時間,同一液温の洗浄条件であれば、めっき
表面に形成される酸化皮膜の厚さが薄くなる。また、被
めっき材3が気体11と接触する際の機械的な作用も加わ
り、洗浄効率も向上する。
【0038】なお、バブリングする気体11は、不活性ガ
スであるN2に限定されるものではなく、空気やCO2
どであってもよい。
【0039】実施例12.次に、請求項7の発明の一実
施例について説明する。この実施例12は、水とエチル
アルコールとを混合してなる洗浄液を用いて被めっき材
を洗浄するものであり、図12はNiめっきされた被め
っき材の表面を上記洗浄液で洗浄したときの洗浄液温と
はんだぬれ性(ゼロクロスタイム)との関係を示す関係
図である。
【0040】この図に示すように、エチルアルコールの
割合が全体の60容量%(vol%)までは、アルコー
ル混合率の上昇にともなってはんだのぬれ性が良くなっ
ており、特にアルコール混合率が50〜60容量%の場
合は、無酸素銅に比肩する非常に良好なぬれ性が得られ
た。つまり、このような洗浄液を用いた洗浄方法によれ
ば、めっき表面に形成される酸化皮膜の厚さを薄くする
ことができる。また、酸化皮膜に水酸基(−OH)を取
り込ませ、はんだがぬれ易い酸化皮膜を形成することが
できる。これらの結果、はんだ付け性を簡単に、しかも
著しく向上させることができる。
【0041】なお、アルコールはエチルアルコールに限
定されるものではなく、例えばメチルアルコールや水酸
基を2つ以上有する多価アルコールなどであってもよ
い。また、2種類以上のアルコールと水とを混合しても
よい。但し、アルコール混合率が60容量%を越える
と、洗浄効率が急激に低下し、めっき液の成分が被めっ
き材表面に析出してはんだが全くぬれなくなる。
【0042】また、洗浄は混合するアルコールの沸点以
下の温度で行われるが、50℃以下とすれば、酸化皮膜
が特に薄くなるので好ましく、0℃以下であってもよ
い。さらに、洗浄方法は、浸漬式でもシャワー式でもよ
く、氷状にしたものをめっき表面に衝突させてもよい。
【0043】さらにまた、上記実施例1〜12では特に
酸化し易いNiめっきについて述べたが、これに限定さ
れるものではなく、例えばCuめっきなどを施した被め
っき材の洗浄方法についてもこの発明は適用でき、同様
の効果を奏する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
被めっき材の洗浄方法は、被めっき材の温度を50℃以
下に保ちつつ、50℃より高い温度の洗浄液中に被めっ
き材を浸漬させるようにしたので、めっき表面に形成さ
れる酸化皮膜を薄くすることができ、これによりはんだ
付け性を簡単に向上させることができるという効果を奏
する。
【0045】また、請求項2の発明の被めっき材の洗浄
方法は、被めっき材の温度を50℃以下に保ちつつ、5
0℃より高い温度の洗浄液又はその蒸気を被めっき材に
吹き付けるようにしたので、上記請求項1の発明と同様
の効果を奏する。
【0046】さらに、請求項3の発明の被めっき材の洗
浄方法は、0℃以下の洗浄液中に被めっき材を浸漬させ
るようにしたので、めっき表面に形成される酸化皮膜を
更に薄くすることができ、これによりはんだ付け性を簡
単に向上させることができるという効果を奏する。
【0047】さらにまた、請求項4の発明の被めっき材
の洗浄方法は、被めっき材に対して氷の微粒子を吹き付
けるようにしたので、上記請求項3の発明と同様の効果
に加えて、微粒子が衝突する際の機械的な作用により、
洗浄効率をより高めることができるなどの効果を奏す
る。
【0048】また、請求項5の発明の被めっき材の洗浄
方法は、被めっき材を0℃以下に保ったまま、被めっき
材の表面をブラシにより機械的に摩擦するようにしたの
で、上記請求項3の発明と同様の効果に加えて、洗浄効
率をより高めることができるなどの効果を奏する。
【0049】さらに、請求項6の発明の被めっき材の洗
浄方法は、50℃以下の洗浄液中に被めっき材を浸漬さ
せるとともに、洗浄液中に気体をバブリングするように
したので、めっき表面に形成される酸化皮膜を薄くする
ことができ、これによりはんだ付け性を簡単に向上させ
ることができるとともに、被めっき材が気体と接触する
際の機械的な作用によって、洗浄効率を高めることがで
きるなどの効果を奏する。
【0050】さらにまた、請求項7の発明の被めっき材
の洗浄方法は、アルコールが全体の60容量%以下にな
るように水とアルコールとを混合してなる洗浄液により
被めっき材を洗浄するようにしたので、めっき表面に形
成される酸化皮膜を薄くすることができ、またはんだが
ぬれ易い酸化皮膜を形成することができ、これらの結
果、はんだ付け性を簡単に、しかも著しく向上させるこ
とができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による被めっき材の
洗浄方法を示す構成図である。
【図2】Niめっきされた被めっき材の温度とNiめっ
き表面に形成された酸化皮膜の厚さとの関係を示す関係
図である。
【図3】洗浄時における水温と洗浄効率との関係を示す
関係図である。
【図4】請求項1の発明の他の実施例による被めっき材
の洗浄方法を示す構成図である。
【図5】請求項2の発明の一実施例による被めっき材の
洗浄方法を示す構成図である。
【図6】請求項3の発明の一実施例による被めっき材の
洗浄方法を示す構成図である。
【図7】請求項4の発明の一実施例による被めっき材の
洗浄方法を示す構成図である。
【図8】請求項5の発明の一実施例による被めっき材の
洗浄方法を示す構成図である。
【図9】請求項6の発明の一実施例による被めっき材の
洗浄方法を示す構成図である。
【図10】請求項7の発明の一実施例による洗浄方法に
おける洗浄液温とはんだぬれ性との関係を示す関係図で
ある。
【図11】従来のめっき方法の一例を示す工程図であ
る。
【図12】従来の被めっき材の洗浄方法の一例を示す構
成図である。
【符号の説明】
2 水(洗浄液) 3 被めっき材 6 水(洗浄液) 8 氷の微粒子 9 ブラシ 10 水(洗浄液) 11 気体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−101451(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23G 1/24 C25D 5/48

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき後にめっき液を除去するために被
    めっき材を洗浄する被めっき材の洗浄方法において、前
    記被めっき材の温度を50℃以下に保ちつつ、50℃よ
    り高い温度の洗浄液又はその蒸気中に前記被めっき材を
    浸漬させることを特徴とする被めっき材の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 めっき後にめっき液を除去するために被
    めっき材を洗浄する被めっき材の洗浄方法において、前
    記被めっき材の温度を50℃以下に保ちつつ、50℃よ
    り高い温度の洗浄液又はその蒸気を前記被めっき材に吹
    き付けることを特徴とする被めっき材の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 めっき後にめっき液を除去するために被
    めっき材を洗浄する被めっき材の洗浄方法において、0
    ℃以下の洗浄液中に前記被めっき材を浸漬させることを
    特徴とする被めっき材の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 めっき後にめっき液を除去するために被
    めっき材を洗浄する被めっき材の洗浄方法において、前
    記被めっき材に対して氷の微粒子を吹き付けることを特
    徴とする被めっき材の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 めっき後にめっき液を除去するために被
    めっき材を洗浄する被めっき材の洗浄方法において、前
    記被めっき材を0℃以下に保ったまま、前記被めっき材
    の表面をブラシにより機械的に摩擦することを特徴とす
    る被めっき材の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 めっき後にめっき液を除去するために被
    めっき材を洗浄する被めっき材の洗浄方法において、5
    0℃以下の洗浄液中に前記被めっき材を浸漬させるとと
    もに、前記洗浄液中に気体をバブリングすることを特徴
    とする被めっき材の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 めっき後にめっき液を除去するために被
    めっき材を洗浄する被めっき材の洗浄方法において、ア
    ルコールが全体の60容量%以下になるように水とアル
    コールとを混合してなる洗浄液により前記被めっき材を
    洗浄することを特徴とする被めっき材の洗浄方法。
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