JP3044121B2 - テレビジョン共聴システム - Google Patents
テレビジョン共聴システムInfo
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- JP3044121B2 JP3044121B2 JP4067752A JP6775292A JP3044121B2 JP 3044121 B2 JP3044121 B2 JP 3044121B2 JP 4067752 A JP4067752 A JP 4067752A JP 6775292 A JP6775292 A JP 6775292A JP 3044121 B2 JP3044121 B2 JP 3044121B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信アンテナからの入
力信号を増幅分配ユニットによって増幅し複数の分配線
に分配するとともに、分配線の要所にテレビジョン端末
を接続するタップオフユニットを設けたテレビジョン共
聴システムに関するものである。
力信号を増幅分配ユニットによって増幅し複数の分配線
に分配するとともに、分配線の要所にテレビジョン端末
を接続するタップオフユニットを設けたテレビジョン共
聴システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のテレビジョン共聴システムは、
難視地域、共同住宅、ホテル、一般家庭などにおいてテ
レビジョンの共同受信のために用いられるものであっ
て、図2に示すように、受信アンテナ3a,3b,3c
からの入力信号を増幅・分配して複数の分配線BLに出
力する分配増幅ユニット1と、分配線BLの要所に設け
られてテレビジョン端末が接続されるタップオフユニッ
ト2とを備えている。分配増幅ユニット1は、たとえ
ば、VHF放送、UHF放送、衛星放送をそれぞれ受信
する受信アンテナ3a,3b,3cからの入力信号を増
幅するブースタ増幅器11a,11bと、各ブースタ増
幅器11a,11bの出力を混合する混合器12と、混
合器12の出力を複数(図では2)の分配線BLに分配
する分配回路13とを備える。また、タップオフユニッ
ト2には、同軸ケーブルよりなる分配線BLが接続され
る端子部(図示せず)と、テレビジョン端末が接続され
るコンセント部(図示せず)が設けられている。タップ
オフユニット2は、分配線BLの中間部では送り配線型
のものが用いられ、分配線BLの末端では終端型のもの
が用いられる。
難視地域、共同住宅、ホテル、一般家庭などにおいてテ
レビジョンの共同受信のために用いられるものであっ
て、図2に示すように、受信アンテナ3a,3b,3c
からの入力信号を増幅・分配して複数の分配線BLに出
力する分配増幅ユニット1と、分配線BLの要所に設け
られてテレビジョン端末が接続されるタップオフユニッ
ト2とを備えている。分配増幅ユニット1は、たとえ
ば、VHF放送、UHF放送、衛星放送をそれぞれ受信
する受信アンテナ3a,3b,3cからの入力信号を増
幅するブースタ増幅器11a,11bと、各ブースタ増
幅器11a,11bの出力を混合する混合器12と、混
合器12の出力を複数(図では2)の分配線BLに分配
する分配回路13とを備える。また、タップオフユニッ
ト2には、同軸ケーブルよりなる分配線BLが接続され
る端子部(図示せず)と、テレビジョン端末が接続され
るコンセント部(図示せず)が設けられている。タップ
オフユニット2は、分配線BLの中間部では送り配線型
のものが用いられ、分配線BLの末端では終端型のもの
が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、分配線BLには同軸ケーブルが用いられるのが普
通であって、同軸ケーブルの中心導体は細いから、タッ
プオフユニット2と分配線BLとの接続部において同軸
ケーブルの中心導体が折れて分配線BLが断線し、開放
状態になることがある。また、同軸ケーブルの外側導体
が中心導体に接触して分配線BLの線間が短絡状態にな
ることもある。この種の異常が発生するとテレビジョン
端末の映像画質が低下するなどの問題が生じるが、テレ
ビジョン共聴システムのどの箇所で異常が発生したのか
を示す手段がないから、施工後に異常発生箇所を見つけ
るのが困難であるという問題がある。
うに、分配線BLには同軸ケーブルが用いられるのが普
通であって、同軸ケーブルの中心導体は細いから、タッ
プオフユニット2と分配線BLとの接続部において同軸
ケーブルの中心導体が折れて分配線BLが断線し、開放
状態になることがある。また、同軸ケーブルの外側導体
が中心導体に接触して分配線BLの線間が短絡状態にな
ることもある。この種の異常が発生するとテレビジョン
端末の映像画質が低下するなどの問題が生じるが、テレ
ビジョン共聴システムのどの箇所で異常が発生したのか
を示す手段がないから、施工後に異常発生箇所を見つけ
るのが困難であるという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、異常が生じたときに異常発生箇所を容易に見
つけることができるようにしたテレビジョン共聴システ
ムを提供しようとするものである。
のであり、異常が生じたときに異常発生箇所を容易に見
つけることができるようにしたテレビジョン共聴システ
ムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、受信アンテナからの入力信号
を増幅するブースタ増幅器およびブースタ増幅器の出力
を複数の分配線に分配する分配回路を備えたヘッドエン
ド型の分配増幅ユニットと、各分配線の要所に設けられ
テレビジョン端末が接続されるタップオフユニットとか
らなるテレビジョン共聴システムにおいて、分配増幅ユ
ニットは直流電源と、直流電源から各分配線にそれぞれ
直流を重畳する直流重畳回路を備え、タップオフユニッ
トは、分配線に印加された直流をテレビジョン端末への
高周波信号と分離する分離手段と、分配線の線間の直流
電圧の有無を表示する第1の表示手段とを備えているの
である。
記目的を達成するために、受信アンテナからの入力信号
を増幅するブースタ増幅器およびブースタ増幅器の出力
を複数の分配線に分配する分配回路を備えたヘッドエン
ド型の分配増幅ユニットと、各分配線の要所に設けられ
テレビジョン端末が接続されるタップオフユニットとか
らなるテレビジョン共聴システムにおいて、分配増幅ユ
ニットは直流電源と、直流電源から各分配線にそれぞれ
直流を重畳する直流重畳回路を備え、タップオフユニッ
トは、分配線に印加された直流をテレビジョン端末への
高周波信号と分離する分離手段と、分配線の線間の直流
電圧の有無を表示する第1の表示手段とを備えているの
である。
【0006】請求項2の発明では、分配増幅ユニット
は、上記直流電源から分配線に印加される直流電源の電
圧を検出する電圧検出回路と、電圧検出回路により検出
した電圧値が所定値以上であると分配線の開放と判断し
0Vであると分配線の短絡と判断する判定手段と、判定
手段の判定結果を表示する第2の表示手段とを備えてい
るのである。請求項3の発明では、分配増幅ユニット
は、衛星放送受信用の受信アンテナに内蔵したコンバー
タに対して直流電流を供給する電流源と、電流源からコ
ンバータへの直流電流を検出する電流検出回路と、電流
源とコンバータとの間に挿入され電流源からコンバータ
への電流の供給と停止とが選択可能な遮断装置と、電流
検出回路により検出される電流が過大であるときにコン
バータへの電流の供給停止を遮断装置に指示する異常検
出手段と、少なくとも電流検出回路で電流が検出されな
いことを表示する第3の表示手段とを備えているのであ
る。
は、上記直流電源から分配線に印加される直流電源の電
圧を検出する電圧検出回路と、電圧検出回路により検出
した電圧値が所定値以上であると分配線の開放と判断し
0Vであると分配線の短絡と判断する判定手段と、判定
手段の判定結果を表示する第2の表示手段とを備えてい
るのである。請求項3の発明では、分配増幅ユニット
は、衛星放送受信用の受信アンテナに内蔵したコンバー
タに対して直流電流を供給する電流源と、電流源からコ
ンバータへの直流電流を検出する電流検出回路と、電流
源とコンバータとの間に挿入され電流源からコンバータ
への電流の供給と停止とが選択可能な遮断装置と、電流
検出回路により検出される電流が過大であるときにコン
バータへの電流の供給停止を遮断装置に指示する異常検
出手段と、少なくとも電流検出回路で電流が検出されな
いことを表示する第3の表示手段とを備えているのであ
る。
【0007】
【作用】請求項1の構成によれば、分配増幅ユニットに
設けた直流電源から各分配線にそれぞれ直流を重畳して
おり、テレビジョン端末が接続されるタップオフユニッ
トにおいて分配線の線間の直流電圧の有無を表示するこ
とで分配線の異常の有無を示すようにしているから、分
配線で開放や短絡が発生していることを容易に知ること
ができ、保守・点検が容易になるのである。しかも、分
配線の異常の有無を検出するために分配増幅ユニットに
直流電源を設け、タップオフユニットには直流を高周波
信号と分離する分離手段を設けているから、分配線を伝
送される高周波信号に干渉することなく分配線の異常の
有無を検出することができる。
設けた直流電源から各分配線にそれぞれ直流を重畳して
おり、テレビジョン端末が接続されるタップオフユニッ
トにおいて分配線の線間の直流電圧の有無を表示するこ
とで分配線の異常の有無を示すようにしているから、分
配線で開放や短絡が発生していることを容易に知ること
ができ、保守・点検が容易になるのである。しかも、分
配線の異常の有無を検出するために分配増幅ユニットに
直流電源を設け、タップオフユニットには直流を高周波
信号と分離する分離手段を設けているから、分配線を伝
送される高周波信号に干渉することなく分配線の異常の
有無を検出することができる。
【0008】請求項2の構成によれば、少なくとも分配
線の開放と短絡とを分配増幅ユニットにおいて表示する
ので、分配増幅ユニットに接続されている分配線に異常
があるかどうかを容易に知ることができる。請求項3の
構成によれば、衛星放送受信用のアンテナに電流を供給
する電流源からの電流の供給状態を監視して受信アンテ
ナの動作状態を表示するので、誤接続による開放や短絡
を報知できる。また、受信アンテナへの供給電流が過大
になると電流の供給を停止する遮断装置を備えているの
で、受信アンテナに内蔵したコンバータの故障によって
過大な電流が流れると電流を遮断して分配増幅ユニット
や受信アンテナを保護することができる。
線の開放と短絡とを分配増幅ユニットにおいて表示する
ので、分配増幅ユニットに接続されている分配線に異常
があるかどうかを容易に知ることができる。請求項3の
構成によれば、衛星放送受信用のアンテナに電流を供給
する電流源からの電流の供給状態を監視して受信アンテ
ナの動作状態を表示するので、誤接続による開放や短絡
を報知できる。また、受信アンテナへの供給電流が過大
になると電流の供給を停止する遮断装置を備えているの
で、受信アンテナに内蔵したコンバータの故障によって
過大な電流が流れると電流を遮断して分配増幅ユニット
や受信アンテナを保護することができる。
【0009】
【実施例】図1に示すように、分配増幅ユニット1は、
VHF放送、UHF放送、衛星放送を受信する受信アン
テナ(図2参照)がそれぞれ接続される3個の端子T
a,Tb,Tcを備え、また、4本の分配線BLがそれ
ぞれ接続される端子Sa,Sb,Sc,Sdを備える。
端子Ta,Tbに接続されるVHF放送およびUHF放
送の受信用アンテナからの入力信号は、混合器14によ
って混合された後、ブースタ増幅器11aによって増幅
される。また、端子Tcに接続される衛星放送用の受信
アンテナからの入力信号は直流カット用のコンデンサC
1 を通してブースタ増幅器11bに入力される。両ブー
スタ増幅器11a,11bの出力は混合器12により混
合され、さらに、分配回路13によって4分配される。
分配回路13の各出力は、直流カット用のコンデンサC
a,Cb,Cc,Cdを介して各端子Sa,Sb,S
c,Sdに接続される。ところで、各端子Sa,Sb,
Sc,Sdと各コンデンサCa,Cb,Cc,Cdとの
接続点には、それぞれ高周波カット用のインダクタL11
(1回路のみ図示しているが他の回路も同様)および抵
抗R1 を介して直流電圧DC1 が印加される。すなわ
ち、各端子Sa,Sb,Sc,Sdからの出力について
直流電圧が重畳されることになるのであって、コンデン
サCa,Cb,Cc,Cd、インダクタL11、抵抗
R1 、直流電源(図示せず)によって直流重畳回路が構
成される。直流重畳回路は、各端子Sa,Sb,Sc,
Sdごとにそれぞれ設けられている。各端子Sa,S
b,Sc,Sdにはそれぞれ分配線BLが接続され、各
分配線BLの要所には後述するタップオフユニット2が
接続される。
VHF放送、UHF放送、衛星放送を受信する受信アン
テナ(図2参照)がそれぞれ接続される3個の端子T
a,Tb,Tcを備え、また、4本の分配線BLがそれ
ぞれ接続される端子Sa,Sb,Sc,Sdを備える。
端子Ta,Tbに接続されるVHF放送およびUHF放
送の受信用アンテナからの入力信号は、混合器14によ
って混合された後、ブースタ増幅器11aによって増幅
される。また、端子Tcに接続される衛星放送用の受信
アンテナからの入力信号は直流カット用のコンデンサC
1 を通してブースタ増幅器11bに入力される。両ブー
スタ増幅器11a,11bの出力は混合器12により混
合され、さらに、分配回路13によって4分配される。
分配回路13の各出力は、直流カット用のコンデンサC
a,Cb,Cc,Cdを介して各端子Sa,Sb,S
c,Sdに接続される。ところで、各端子Sa,Sb,
Sc,Sdと各コンデンサCa,Cb,Cc,Cdとの
接続点には、それぞれ高周波カット用のインダクタL11
(1回路のみ図示しているが他の回路も同様)および抵
抗R1 を介して直流電圧DC1 が印加される。すなわ
ち、各端子Sa,Sb,Sc,Sdからの出力について
直流電圧が重畳されることになるのであって、コンデン
サCa,Cb,Cc,Cd、インダクタL11、抵抗
R1 、直流電源(図示せず)によって直流重畳回路が構
成される。直流重畳回路は、各端子Sa,Sb,Sc,
Sdごとにそれぞれ設けられている。各端子Sa,S
b,Sc,Sdにはそれぞれ分配線BLが接続され、各
分配線BLの要所には後述するタップオフユニット2が
接続される。
【0010】各端子Sa,Sb,Sc,Sdに対応する
インダクタL11と抵抗R1 との接続点にはそれぞれ電圧
検出回路15が接続されて、インダクタL11の端子電圧
が検出される。検出された電圧はアナログ−ディジタル
変換回路16によりディジタル値に変換された後に制御
回路を構成するCPU17に入力される。このCPU1
7には、電圧検出回路15での検出電圧に基づいて各端
子Sa,Sb,Sc,Sdへの分配線BLの接続状態を
それぞれ表示する表示手段としての発光ダイオードより
なる複数の表示灯LD11が接続される。すなわち、各端
子Sa,Sb,Sc,Sdに短絡や断線が生じていない
正常な分配線BLが接続されたときには、電圧検出回路
15での検出電圧は直流電圧DC1 よりも低い所定電圧
になるから、CPU17ではこの電圧値が得られている
ときには表示灯LD11を連続点灯させて正常であること
を示す。一方、分配線BLの線間が短絡されていると、
電圧検出回路15で検出される電圧が0Vになることに
基づいて、CPU17では表示灯LD11を間欠点灯させ
る。分配線BLが断線して線間が開放されているときに
は、電圧検出回路15での検出電圧が所定値以上になる
ことに基づいて、表示灯LD11を消灯させる。要するに
CPU17は電圧検出回路15で検出した電圧値に応じ
て分配線BLの状態を判断する判定手段として機能す
る。表示灯LD11は各端子Sa,Sb,Sc,Sdに対
応してそれぞれ設けられているから、どの端子Sa,S
b,Sc,Sdに対応して異常が発生したかを容易に知
ることができる。要するに、表示灯LD 11 の点灯状態に
よって正常、短絡、開放の3状態を区別することができ
るのである。ここに、表示灯LD 11 の点灯状態と分配線
BLの状態との対応関係は、上述のものには限定されな
い。
インダクタL11と抵抗R1 との接続点にはそれぞれ電圧
検出回路15が接続されて、インダクタL11の端子電圧
が検出される。検出された電圧はアナログ−ディジタル
変換回路16によりディジタル値に変換された後に制御
回路を構成するCPU17に入力される。このCPU1
7には、電圧検出回路15での検出電圧に基づいて各端
子Sa,Sb,Sc,Sdへの分配線BLの接続状態を
それぞれ表示する表示手段としての発光ダイオードより
なる複数の表示灯LD11が接続される。すなわち、各端
子Sa,Sb,Sc,Sdに短絡や断線が生じていない
正常な分配線BLが接続されたときには、電圧検出回路
15での検出電圧は直流電圧DC1 よりも低い所定電圧
になるから、CPU17ではこの電圧値が得られている
ときには表示灯LD11を連続点灯させて正常であること
を示す。一方、分配線BLの線間が短絡されていると、
電圧検出回路15で検出される電圧が0Vになることに
基づいて、CPU17では表示灯LD11を間欠点灯させ
る。分配線BLが断線して線間が開放されているときに
は、電圧検出回路15での検出電圧が所定値以上になる
ことに基づいて、表示灯LD11を消灯させる。要するに
CPU17は電圧検出回路15で検出した電圧値に応じ
て分配線BLの状態を判断する判定手段として機能す
る。表示灯LD11は各端子Sa,Sb,Sc,Sdに対
応してそれぞれ設けられているから、どの端子Sa,S
b,Sc,Sdに対応して異常が発生したかを容易に知
ることができる。要するに、表示灯LD 11 の点灯状態に
よって正常、短絡、開放の3状態を区別することができ
るのである。ここに、表示灯LD 11 の点灯状態と分配線
BLの状態との対応関係は、上述のものには限定されな
い。
【0011】ところで、衛星放送用の受信アンテナはコ
ンバータ(LNB)を内蔵しているから、電力を供給す
ることが必要である。そこで、端子TcとコンデンサC
1 との接続点に高周波カット用のインダクタL12を介し
て直流電流が供給される。直流電流は遮断装置18およ
び電流検出回路19を介してインダクタL11を通るので
あって、たとえば、15Vの直流電圧DC2 を出力する
直流電源を電流源に用いる。電流検出回路19ではイン
ダクタL11に流れる電流を検出してアナログ−ディジタ
ル変換回路20によりディジタル信号に変換され、CP
U17に入力される。受信アンテナに対する接続が誤接
続である場合や受信アンテナの故障等によって受信アン
テナに電流が供給されていなければ、電流検出回路19
では電流が検出されないから、この状態のときにはCP
U17では表示手段である発光ダイオードよりなる表示
灯LD12を点灯させて異常を報知する。また、受信アン
テナ内等において短絡などが生じたときには、電流検出
回路19で検出した電流が過大になるから、この状態で
はCPU17は遮断装置18を作動させて受信アンテナ
への電流供給を停止させる。つまり、CPU17は、電
流検出回路19により検出される電流が過大であるとき
に遮断装置18に電流供給の停止を指示する異常検出手
段として機能する。この場合、アンテナへの電流供給が
停止したことを電流検出回路19が検出することによっ
て表示灯LD12が点灯して異常が発生していることを表
示する。ここにおいて、2種類の異常に対して同じ表示
灯LD12を点灯させているが、異常の種類別に表示灯L
D12をそれぞれ設けるようにしてもよい。
ンバータ(LNB)を内蔵しているから、電力を供給す
ることが必要である。そこで、端子TcとコンデンサC
1 との接続点に高周波カット用のインダクタL12を介し
て直流電流が供給される。直流電流は遮断装置18およ
び電流検出回路19を介してインダクタL11を通るので
あって、たとえば、15Vの直流電圧DC2 を出力する
直流電源を電流源に用いる。電流検出回路19ではイン
ダクタL11に流れる電流を検出してアナログ−ディジタ
ル変換回路20によりディジタル信号に変換され、CP
U17に入力される。受信アンテナに対する接続が誤接
続である場合や受信アンテナの故障等によって受信アン
テナに電流が供給されていなければ、電流検出回路19
では電流が検出されないから、この状態のときにはCP
U17では表示手段である発光ダイオードよりなる表示
灯LD12を点灯させて異常を報知する。また、受信アン
テナ内等において短絡などが生じたときには、電流検出
回路19で検出した電流が過大になるから、この状態で
はCPU17は遮断装置18を作動させて受信アンテナ
への電流供給を停止させる。つまり、CPU17は、電
流検出回路19により検出される電流が過大であるとき
に遮断装置18に電流供給の停止を指示する異常検出手
段として機能する。この場合、アンテナへの電流供給が
停止したことを電流検出回路19が検出することによっ
て表示灯LD12が点灯して異常が発生していることを表
示する。ここにおいて、2種類の異常に対して同じ表示
灯LD12を点灯させているが、異常の種類別に表示灯L
D12をそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0012】上記構成の分配増幅ユニット1の端子S
a,Sb,Sc,Sdには、それぞれ同軸ケーブルより
なる分配線BLが接続され、各分配線BLの要所にはテ
レビジョン端末を接続するための接続部を有したタップ
オフユニット2が接続される。タップオフユニット2
は、分配線BLの中間部では送り配線が可能な送り配線
型のものが用いられ、分配線BLの末端では終端器を内
蔵した終端型のものが用いられる。タップオフユニット
2は、直流カット用のコンデンサC2 と、高周波カット
用のインダクタL2 と、限流用の抵抗R2 と、発光ダイ
オードよりなる表示手段としての表示灯LD2 との直列
回路を備え、インダクタL2 、抵抗R2 、表示灯LD2
の直列回路が分配線BLの線間に接続される。つまり、
コンデンサC 2 とインダクタL 2 とによりテレビジョン
端末への高周波信号と直流とを分離する分離手段が構成
されている。また、コンデンサC2 にはテレビジョン端
末との接続部になるコンセント部Qが接続される。
a,Sb,Sc,Sdには、それぞれ同軸ケーブルより
なる分配線BLが接続され、各分配線BLの要所にはテ
レビジョン端末を接続するための接続部を有したタップ
オフユニット2が接続される。タップオフユニット2
は、分配線BLの中間部では送り配線が可能な送り配線
型のものが用いられ、分配線BLの末端では終端器を内
蔵した終端型のものが用いられる。タップオフユニット
2は、直流カット用のコンデンサC2 と、高周波カット
用のインダクタL2 と、限流用の抵抗R2 と、発光ダイ
オードよりなる表示手段としての表示灯LD2 との直列
回路を備え、インダクタL2 、抵抗R2 、表示灯LD2
の直列回路が分配線BLの線間に接続される。つまり、
コンデンサC 2 とインダクタL 2 とによりテレビジョン
端末への高周波信号と直流とを分離する分離手段が構成
されている。また、コンデンサC2 にはテレビジョン端
末との接続部になるコンセント部Qが接続される。
【0013】したがって、タップオフユニット2では、
分配増幅ユニット1に対して正常に接続されているとき
には表示灯LD2 に通電されて表示灯LD2 が点灯する
ことになる。一方、タップオフユニット2に接続される
までの経路で分配線BLが断線して開放されていると、
タップオフユニット2の表示灯LD2 に通電されないか
ら、表示灯LD2 は消灯する。また、分配線BLの線間
が短絡している場合にも表示灯LD2 に通電されないか
ら表示灯LD2 は消灯する。要するに、タップオフユニ
ット2では、異常時に表示灯LD2 が消灯するのであ
る。
分配増幅ユニット1に対して正常に接続されているとき
には表示灯LD2 に通電されて表示灯LD2 が点灯する
ことになる。一方、タップオフユニット2に接続される
までの経路で分配線BLが断線して開放されていると、
タップオフユニット2の表示灯LD2 に通電されないか
ら、表示灯LD2 は消灯する。また、分配線BLの線間
が短絡している場合にも表示灯LD2 に通電されないか
ら表示灯LD2 は消灯する。要するに、タップオフユニ
ット2では、異常時に表示灯LD2 が消灯するのであ
る。
【0014】上記構成によれば、分配増幅ユニット1で
は、分配線BLが正常に接続されているときに表示灯L
D11が連続点灯し、分配線BLの線間が短絡していると
きに表示灯LD 11 が間欠点灯し、分配線BLの線間が開
放されているときに表示灯LD 11 が消灯する。また、タ
ップオフユニット2では、分配線BLの線間が短絡して
いるとき、および分配増幅ユニット1とタップオフユニ
ット2との間で分配線BLが開放されているときに表示
灯LD2 が消灯する。したがって、分配増幅ユニット1
の表示灯LD 11 の点灯状態によって、分配線BLの異常
の発生箇所と異常の種類とを容易に知ることができ、保
守・点検が容易になるのである。また、タップオフユニ
ット2の表示灯LD 2 が消灯していれば、そのタップオ
フユニット2と分配増幅ユニット1との間での分配線B
Lの異常を示すことになる。さらに、表示灯LD12の点
灯状態によって衛星放送受信用の受信アンテナの異常を
知ることができる。
は、分配線BLが正常に接続されているときに表示灯L
D11が連続点灯し、分配線BLの線間が短絡していると
きに表示灯LD 11 が間欠点灯し、分配線BLの線間が開
放されているときに表示灯LD 11 が消灯する。また、タ
ップオフユニット2では、分配線BLの線間が短絡して
いるとき、および分配増幅ユニット1とタップオフユニ
ット2との間で分配線BLが開放されているときに表示
灯LD2 が消灯する。したがって、分配増幅ユニット1
の表示灯LD 11 の点灯状態によって、分配線BLの異常
の発生箇所と異常の種類とを容易に知ることができ、保
守・点検が容易になるのである。また、タップオフユニ
ット2の表示灯LD 2 が消灯していれば、そのタップオ
フユニット2と分配増幅ユニット1との間での分配線B
Lの異常を示すことになる。さらに、表示灯LD12の点
灯状態によって衛星放送受信用の受信アンテナの異常を
知ることができる。
【0015】上記実施例では、衛星放送受信用の受信ア
ンテナの異常を報知するために、遮断装置18、電流検
出回路19、表示灯LD12等を設けているが、受信アン
テナの異常を知る必要がなければ、この構成は省略して
もよい。また、受信アンテナの異常を報知する上記構成
は、必ずしも分配線BLの異常を報知する構成と同時に
用いる必要はない。すなわち、電圧検出部15や直流重
畳回路等を設けていない分配増幅ユニット1に、遮断装
置18、電流検出回路19、表示灯LD12等を組み込ん
でもよい。さらに、状態を表示する表示手段として発光
ダイオードよりなる表示灯LD11,LD12,LD2 を用
いているが、液晶表示器を用いてもよく、液晶表示器を
用いる場合であれば文字によって状態を表示できるよう
にしてもよい。
ンテナの異常を報知するために、遮断装置18、電流検
出回路19、表示灯LD12等を設けているが、受信アン
テナの異常を知る必要がなければ、この構成は省略して
もよい。また、受信アンテナの異常を報知する上記構成
は、必ずしも分配線BLの異常を報知する構成と同時に
用いる必要はない。すなわち、電圧検出部15や直流重
畳回路等を設けていない分配増幅ユニット1に、遮断装
置18、電流検出回路19、表示灯LD12等を組み込ん
でもよい。さらに、状態を表示する表示手段として発光
ダイオードよりなる表示灯LD11,LD12,LD2 を用
いているが、液晶表示器を用いてもよく、液晶表示器を
用いる場合であれば文字によって状態を表示できるよう
にしてもよい。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明は、分配増幅ユニットに
設けた直流電源から各分配線にそれぞれ直流を重畳して
おり、テレビジョン端末が接続されるタップオフユニッ
トにおいて分配線の線間の直流電圧の有無を表示するこ
とで分配線の異常の有無を示すようにしているから、分
配線で開放や短絡が発生していることを容易に知ること
ができ、保守・点検が容易になるという利点がある。し
かも、分配線の異常の有無を検出するために分配増幅ユ
ニットに直流電源を設け、タップオフユニットには直流
を高周波信号と分離する分離手段を設けているから、分
配線を伝送される高周波信号に干渉することなく分配線
の異常の有無を検出することができるという利点があ
る。
設けた直流電源から各分配線にそれぞれ直流を重畳して
おり、テレビジョン端末が接続されるタップオフユニッ
トにおいて分配線の線間の直流電圧の有無を表示するこ
とで分配線の異常の有無を示すようにしているから、分
配線で開放や短絡が発生していることを容易に知ること
ができ、保守・点検が容易になるという利点がある。し
かも、分配線の異常の有無を検出するために分配増幅ユ
ニットに直流電源を設け、タップオフユニットには直流
を高周波信号と分離する分離手段を設けているから、分
配線を伝送される高周波信号に干渉することなく分配線
の異常の有無を検出することができるという利点があ
る。
【0017】請求項2の発明は、少なくとも分配線の開
放と短絡とを分配増幅ユニットにおいて表示するので、
分配増幅ユニットに接続されている分配線に異常がある
かどうかを容易に知ることができるという利点を有す
る。請求項3の発明は、衛星放送受信用のアンテナに電
流を供給する電流源からの電流の供給状態を監視して受
信アンテナの動作状態を表示するので、誤接続による開
放や短絡を報知できるという効果がある。また、受信ア
ンテナへの供給電流が過大になると電流の供給を停止す
る遮断装置を備えているので、受信アンテナに内蔵した
コンバータの故障によって過大な電流が流れると電流を
遮断して分配増幅ユニットを保護することができるとい
う利点がある。
放と短絡とを分配増幅ユニットにおいて表示するので、
分配増幅ユニットに接続されている分配線に異常がある
かどうかを容易に知ることができるという利点を有す
る。請求項3の発明は、衛星放送受信用のアンテナに電
流を供給する電流源からの電流の供給状態を監視して受
信アンテナの動作状態を表示するので、誤接続による開
放や短絡を報知できるという効果がある。また、受信ア
ンテナへの供給電流が過大になると電流の供給を停止す
る遮断装置を備えているので、受信アンテナに内蔵した
コンバータの故障によって過大な電流が流れると電流を
遮断して分配増幅ユニットを保護することができるとい
う利点がある。
【図1】実施例を示すブロック回路図である。
【図2】従来例を示すブロック回路図である。
1 分配増幅ユニット 2 タップオフユニット 11a ブースタ増幅器 11b ブースタ増幅器 12 混合器 13 分配回路 15 電圧検知回路 17 CPU 18 遮断装置 19 電流検知回路 BL 分配線 C1 コンデンサ C2 コンデンサ Ca コンデンサ Cb コンデンサ Cc コンデンサ Cd コンデンサ L11 インダクタ L12 インダクタ L2 インダクタ LD11 表示灯 LD12 表示灯 LD2 表示灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 幹生 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−99482(JP,A) 特開 昭47−37016(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22
Claims (3)
- 【請求項1】 受信アンテナからの入力信号を増幅する
ブースタ増幅器およびブースタ増幅器の出力を複数の分
配線に分配する分配回路を備えたヘッドエンド型の分配
増幅ユニットと、各分配線の要所に設けられテレビジョ
ン端末が接続されるタップオフユニットとからなるテレ
ビジョン共聴システムにおいて、分配増幅ユニットは直
流電源と、直流電源から各分配線にそれぞれ直流を重畳
する直流重畳回路を備え、タップオフユニットは、分配
線に印加された直流をテレビジョン端末への高周波信号
と分離する分離手段と、分配線の線間の直流電圧の有無
を表示する第1の表示手段とを備えたことを特徴とする
テレビジョン共聴システム。 - 【請求項2】 上記分配増幅ユニットは、上記直流電源
から分配線に印加される直流電源の電圧を検出する電圧
検出回路と、電圧検出回路により検出した電圧値が所定
値以上であると分配線の開放と判断し0Vであると分配
線の短絡と判断する判定手段と、判定手段の判定結果を
表示する第2の表示手段とを備えたことを特徴とする請
求項1記載のテレビジョン共聴システム。 - 【請求項3】 上記分配増幅ユニットは、衛星放送受信
用の受信アンテナに内蔵したコンバータに対して直流電
流を供給する電流源と、電流源からコンバータへの直流
電流を検出する電流検出回路と、電流源とコンバータと
の間に挿入され電流源からコンバータへの電流の供給と
停止とが選択可能な遮断装置と、電流検出回路により検
出される電流が過大であるときにコンバータへの電流の
供給停止を遮断装置に指示する異常検出手段と、少なく
とも電流検出回路で電流が検出されないことを表示する
第3の表示手段とを備えたことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載のテレビジョン共聴システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067752A JP3044121B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | テレビジョン共聴システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067752A JP3044121B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | テレビジョン共聴システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05276497A JPH05276497A (ja) | 1993-10-22 |
JP3044121B2 true JP3044121B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=13353989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4067752A Expired - Fee Related JP3044121B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | テレビジョン共聴システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044121B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP4067752A patent/JP3044121B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05276497A (ja) | 1993-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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