JP3043418B2 - 椅子、特に子供用椅子の配置 - Google Patents

椅子、特に子供用椅子の配置

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JP3043418B2
JP3043418B2 JP7514974A JP51497494A JP3043418B2 JP 3043418 B2 JP3043418 B2 JP 3043418B2 JP 7514974 A JP7514974 A JP 7514974A JP 51497494 A JP51497494 A JP 51497494A JP 3043418 B2 JP3043418 B2 JP 3043418B2
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    • A47D1/002Children's chairs adjustable
    • A47D1/004Children's chairs adjustable in height

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、椅子、特に、背もたれ、椅子シート、及び
足置きを備え、前記椅子シートと足置きとを椅子の基部
の上方で調整可能な高さに取り付け得る子供用の椅子に
関する。
従来技術 NO132782(ペーター・オプスヴィック)より、2個の
側方部材を有し、これらは底部においては足置きの中に
入り込みそして頂部においては側方部材の上方部分を連
結している背もたれを支持し、前記側方部材はその内面
にトラックが設けられ、この中にシート板の側方の縁と
足板の側方の縁とが入ることができる。これにより、こ
れらの板は、前記側方部材に関して選択された高さ及び
選択された水平方向位置が与えられる。
かかる椅子は、その調整能力のため、小さな子供にも
大きな子供にも、更に成人にも適合でき、即ち、あらゆ
る年代の子供を通しての着席のための要求を満たす。
しかし、シート板及び足板の調整のために両手を使う
必要があると同時に、側方部材間の特別な取付け具又は
固定用手段を特に工具手段により緩めなければ、これら
の板を側方部材から引き出して新しい位置に差し込むこ
とはできない。
NO126294(ペーター・オプスヴィック)より、脚ベー
スから伸びている支持柱に選択的に高さを調整し得るシ
ート板及び背板を備え、前記背板及びシート板が、互い
に鈍角を形成している部分に沿って変位可能である形式
の椅子の配置が知られる。しかし、角度の先端部が椅子
の前方を向き、更に支持柱は平行に走っているパイプの
柱を備え、これに背板と座席板とがそれぞれの側方の縁
において取り付けられる。シート奥行の変更は背もたれ
に関連して行われるが、背もたれとシート板も相互調整
が必要であることが実際であり、調整には両手の使用が
必要であると同時に更にシート板と背板のそれぞれの側
方部分の固定用ボルトを緩めることが含まれる。加え
て、この従来の椅子は座席板に関して調整できる足置き
がなく、このため、椅子の使用者はその足を床の高さで
支持しなければならず、従って、小さな人は通常のテー
ブル高さに達することができない。
NO150743(エケンズ)より、調整式の椅子、特に停止
用手段と組み合わせられた支持用スリーブを通って斜め
に後ろ上方に伸びている椅子部材に沿って調整可能な椅
子シートと足置きとを備え、前記椅子シートと足置き
が、それぞれ椅子シートと足置きの重量及びこれらに加
えられた荷重の影響下で停止用手段により選択位置に保
持される子供用の椅子が知られる。
しかし、2本のパイプ状の椅子の前脚だけが斜めに後
ろ上方に伸びている椅子部材を提供するように意図さ
れ、これらは椅子の後脚の対と共に椅子の基部に関して
不必要な空間を必要とする4本の足を構成する。更に、
前脚の各には椅子シート及びフットレストのそれぞれに
ついて支持用スリーブと停止具手段とが設けられ、これ
は、調整作業の際に、上方又は下方への調整中にくさび
作用を受けるであろう。このような椅子では、子供又は
幼児が足置きを経て座席に達するために前方から自由に
接近できることが必要であり、一方ではこのために、椅
子は、ステップの機能を与えるためにテーブルから完全
に後方に引かれることが必要である。もし幼児が側方か
ら足置きを経て椅子によじ登ろうとしたならば、これは
非常に難しく、同時に椅子を傾ける危険がある。更に、
足置きは座席面自体と比べて非常に小さく、椅子に登れ
る可能性を小さくするだけでなく種々の着席位置におけ
る足の支持も減らす。最後に、椅子シートと足置きの調
整には、これの持上げが必要である。
US 3401314は、反対方向に「曲げ」られた2部分を
提供している支持用部材を備え、異なった部分にそれぞ
れ変位可能に取り付けられた背もたれ及びシート板があ
る椅子に関する。これは、2部分が「同じ方向」に曲げ
られると同時に異なった部分がそれぞれシート部分と足
部分とを支持しかつ同時に背もたれが実質的に永久的に
取り付けられたた椅子とは異なる。更に、従来技術の椅
子は異なったテーブル高さに適合するように作られる
が、使用者がその足を休めることのできる足置きは何も
設けていない。
US 4712835は、背もたれとシート部分とを支持して
いる中央支持フレームを備え、個々のフレーム部分が反
対方向に曲げられた椅子、特に子供及びティーンエイジ
ャー用の椅子に関するが、本発明による子供用の椅子の
ようないかなる足置きも考えたものはいなかった。
GB 1108117は、中心のステムを備え、その上に背も
たれとシート部分とを変位可能に取り付けける事務用の
椅子、特にタイピスト用の椅子に関するが、足置きに関
しては、まして本発明が説明するシート部分と足置きと
の間の機能的な利点を提供する中央ステムの設備につい
ては何も示していない。
本発明の討議 本発明の目的は、椅子、特に工具なしで、特に片手だ
けの手段により容易に調整でき、かつ椅子シート上に子
供が座っているときでも調節できる子供用の椅子の配置
を提供することである。
本発明は、簡単な調整に加えて、特に使用者の体格に
関係なく椅子シートを背もたれに関してより簡単な方法
で調整でき、シートの高さを使用者の大きさに合わせて
調整したときに有効シート奥行が自動的に調整される子
供用椅子も提供する。
更に、本発明の目的は、従来の公知の子供用椅子と比
較し、側方から椅子に上がること、特に子供のよじ上が
りが、特に椅子がテーブルの近くに置かれたとき、より
容易に実行できる椅子を提供することである。
更に、本発明の目的は、空間の節約及び例えばテーブ
ル又はその付近における位置決めの容易な子供用椅子で
あって、同時に構造が比較的簡単な部材より構成される
椅子を提供することである。
これら及びその他の目的は、前文において述べらた形
式の椅子において本発明により達成される。これは、椅
子シート及び足置きが中央に設けられた柱状の支持用手
段を備え、この支持用手段は、特に中央ステムに関して
調整可能であり、その投影が椅子の中央面と実質的に一
致し、10−55゜を含んだ角度における椅子シートの調整
及び65−90゜を含んだ角度における足置きの調整を許す
部分を備えることを特徴とする。
このため、本発明の実施例は、中央に配置された柱状
の支持用手段が、中央ステムの中央投影面における分岐
を有し得る主中央ステムを備えるようにすることができ
る。
上方部分は、使用者の肘がテーブル面の高さにある位
置にシートが調整されたときにシートの奥行を自動的に
正確になり得るようにする傾斜角度を持つ。
更に、中央ステムの部分であってこれに沿って足置き
が移動し得る部分は、椅子を使用する人の大きさに従う
ようにされる。
実際には説明された角度は相互に実質的に一定である
が、高さに応じて個別的又は相互的な変動を有し得るこ
とを理解すべきである。
より特別には、実施例では、実質的に足置きの領域に
おいて後方に傾いている下方部分が中央ステムに設けら
れ、この中央ステムの後方に傾いている下方部分が特に
椅子シートの領域において更に後方に傾いている部分に
変わり、その後、この更に後方に傾いている部分が背も
たれの領域において多少傾いている真っすぐな部分に連
なる逆方向に曲げられた部分に変わるものとすることが
できる。椅子シートがその上方位置にあるときはシート
面は、特に小児用の背もたれに関して短くされるであろ
う。
椅子シートはその後の縁に第1の凹所が設けられ、椅
子シートがその最も上方の位置、即ち背もたれに最も近
い位置にある場合は、その有効シート面は短くされ、こ
れは小さな子供に対して特に都合がよい。椅子シートの
後縁の前記凹所は椅子が完全に押し戻されたときに短く
されたシート面を適切に受け入れることができる。椅子
シートの個々の部分及び背もたれの面に関する中央ステ
ムの後方への不必要な突き出しなしに、凹所の大きさと
中央ステムの形状とに依存して椅子シートの調整に都合
よい可能性が得られる。
中央ステムの下方部分を取り囲む第2の凹所を足置き
の後縁に設けることにより、後方に伸びている側方部分
が与えられ、これにより、前方と側法の双方から、及び
後方からも椅子に上るためのステップが構成され、及び
/又は着席位置において後方に動かされた脚のための足
置きが提供される。
特に椅子がテーブルの近くに置かれたとき、特に幼児
がより上り降りするときの改良されたかかる手摺り付き
階段を提供するために、足置きは大きい寸法のもの、特
に椅子シートよりも大きな幅及び/又は奥行のものが適
切であり、この解決法は説明された中央ステムに関連し
て特に具合よい。使用者に異った着席位置を提供するた
め、及び決まった足位置を避けるための大きな足置きは
重要である。変化のない着席位置は緊張障害を容易に固
化させる。
椅子シート又は足置きが調整後および使用中に動くこ
とを回避するために、中央ステムに1個又は複数個の円
錐状部分を設け、取り付けられた足置き及び椅子シート
の滑りに対する安全性を与えることが重要である。
この椅子の特徴は、中央ステムの傾斜部分の領域内
に、椅子の後方から操作し得るそれぞれ椅子シート用及
び足置き用の取付け具を設けることである。
中央ステムは種々の方法、例えば連続した部品とし
て、又は2個以上の部分からなるものとして設計できる
ことを理解すべきである。
これに関連して、本発明の実施例は、特に背もたれの
領域において、実質的に連続した中央ステムが、椅子シ
ートの調整角度に関してほぼ真っすぐ又は角度の先端が
椅子か後方を向いているかなりの鈍角を構成する上方部
分を備えるとすることができる。
2個以上の合成部品を備えた中央ステムの実施例が選
ばれた場合は、椅子シートの調整用部分を構成している
中央ステムの部分は前記中央ステムから自由に伸びる部
分とすることができる。
特に、片手調整の見地より、中央ステムには足置き調
整用の下方の調整用経路、及び椅子シート調整用の上方
の調整用経路が設けられる。
しかし、中央ステムは間に間隙を有する2個の実質的
に同じステム部品を備えることができ、椅子シート用及
び足置き用のそれぞれの取付け手段を、その適切な調整
のために移動させることができる。
前記中央ステムは、実質的に対角線方向の十字形の
脚、リング、板材又は類似物により底部で支持されるこ
とが適切であり、かつかかるベースはキャスター車が設
けられることが好ましく、同時に中央ステムの下方部分
は、例えば実質的に垂直方向の円筒体で構成することが
できる。
中央ステムを取り付けることのできる、鋳造され、或
いは一緒に鋳造さえた鋳物のベースもまた意図される。
椅子シート用及び脚置き用の前記取付け具手段は片手
操作用に適切に適合させることができる。
最後に、中央ステムの上方部分は、恐らくは交換可能
/取付け可能の背もたれと組み合った特に小さい子供用
の交換可能/取付け可能な防護手段を備えることができ
る。
本発明の更なる利点と特徴は、付属図面に関連してな
される以下の説明、並びに請求項より明らかになるであ
ろう。
図面の簡単な説明 図1は本発明による第1の実施例の前面斜視図であ
る。
図2は図1に示された椅子の斜め後方からの斜視図で
ある。
図3は椅子シートの第2の調整を示す本発明の椅子の
変更例の斜め後方からの斜視図である。
図4Aは小さい子供が使用しているときの図3に示され
た椅子の図式的な側面図である。
図4B−4Eは幼児が簡単かつ安全な登り方でいかにして
図4に示された椅子の階段機能を利用するかを図式的に
示す。
図5はより大きな人又は成人により使用される本発明
による椅子を示す側面図である。
図6は本発明による椅子の更なる変更例の図式的な斜
め方向正面図である。
図7は本発明による椅子のなお別の変更例の図式的な
斜め方向正面図である。
図8は斜め後方から見た図7に示された椅子の斜視図
である。
図9は本発明による椅子の別の変更例の斜め前方から
の斜視図である。
図10は斜め後方から見た図9に示された椅子の斜視図
である。
図11及び12は本発明による椅子の更なる実施例のそれ
ぞれ前方及び後方から見た斜視図である。
図13及び14は本発明による椅子のなお更なる実施例の
それぞれ前方及び後方から見た斜視図である。
実施例の詳細な説明 本発明による椅子、特に人体の大きさに適合して調整
する可能性を有する子供用の椅子の第1の実施例を斜視
的に示す図1及び2において、椅子自体は番号1により
示される。椅子1は、永久的に取り付けられることが好
ましいが嬰児保護用の取付け具手段も備え得る背もたれ
2、椅子シート3及び足置き4を備え、前記椅子シート
3と足置き4とは椅子の基部5の上方の調整可能な高さ
に取り付け得るようにされる。
図1及び2に示された椅子における第1の特徴は、中
央に配置された柱状の支持用手段を備えることであり、
この手段の投影はここでは好ましくは1個の中央ステム
6として設計された椅子の中央面と一致する。この特殊
な設計は、特に椅子の背後の所要空間の減少及びより簡
単な調整の両者、並びに特にテーブル付近に置ける登り
降りの容易なより快適な応用の可能性を与える。基本的
に、1本の中央ステム6は、基部5に関して多少傾けら
れた部分を有して設計され、この部分は10−55゜を含ん
だ角度の椅子シート3の調整及び65−90゜を含んだ角度
の足置き4の調整を提供する。
図1及び2に示され多少特別な非限定的な実施例にお
いては、中央ステム6それ自体は、その底部において例
えば4個の脚7a、7b、7c及び7dを有する十字状の脚7に
取り付けられ、そして実質的に前記足支持具7の領域内
において後方に傾いている下方部分6aを備え、中央ステ
ム6の前記後方に傾いた下方部分は特に椅子シート3の
部分において更に後方に傾いている部分6bに変化し、そ
れからこの更に後方に傾いた部分6bは反対向きに曲げら
れ又は2重湾曲の部分6cに変わり、背もたれ2の領域内
の多少傾き又は真っすぐな部分6dに連なる。
背もたれ2に関するシートの高さが適正なシートの奥
行を与えるように、即ち、椅子の高さとシートの奥行と
が椅子に座っている人の大きさに適合するように、後方
に傾いている上方部分6bは床5の上方の距離に適合した
角度を有することを理解すべきである。更に、足置き4
の調整の規準となる後方に傾いている下方部分6aの角度
は、これも奥行の変更が椅子の使用者の身体の大きさに
適合するようにされる。従って、下向きの調整により椅
子シート3のシート奥行は増加し、同時に下向き調整に
より脚置き4は、シート奥行さの増加と共に背もたれ2
から外向きに動く。
椅子シート3は、その後の縁3aに第1の凹所が設けら
れ、これにより椅子シート3は、上方位置において、即
ち背もたれ2の近くで、前記背もたれ2に関して更に短
いその有効シート面を持つ。これは、図4A及び5に更に
図示される。
図1及び2に示された椅子の変更例1′を示す図3に
おいては、椅子3′は図1及び2に示されたものよりも
背もたれ2′により近い位置において示される。これ
は、後の縁3aが中央ステム6の2重曲がりの部分3cの領
域内に配置されること、及びこれが背もたれ2′に関し
て短くされたシート面を提供することに関連する。。
図3Aから見られるように、椅子3″はここではその上
方位置にある。これは、シートの残りの部分が、中央コ
ラム6の上方部分から又はより特別には背もたれ2′の
支持面から、短い距離Aだけ外向きに突き出し、これに
より椅子シート3″に座っている小児9に対して短くさ
れたシート面を提供するような方法で、前記凹所8が2
重曲がり部分6cを完全に取り巻くことことを意味する。
図5より見られるように、椅子シート3に座ってい
る大きな人10に対しては、椅子シート3はその最低の
位置に下げられ、これによりこの図に2重矢印Bで示さ
れた大きなシート面積を提供する。
椅子シート3は、中央ステム6の更なり後ろ向き傾斜
部分6bに設けられた調整用の上方経路11(図1及び2を
参照)に沿って、図4A及び5に示された位置の間で調整
できることを理解すべきである。前記シート3は適切な
着脱自在な取付け手段12により前記調整用経路11に調整
可能に取り付けられる。前記取付け手段12はハンドルを
適切に設けることができ、これにより、この実施例にお
いては、経路11に沿いかつ図4A及び5に図示された矢印
により示された領域Cを横切って種々の希望位置への椅
子シート3の単純な片手調整を提供する。
足置き4のその後ろの縁4aに、中央ステム6の下方部
分6aを多かれ少なかれ取り囲む凹所13が設けられ、中央
ステム6より後方に伸び得る後ろ向きに伸びる側方部分
13a、13bが形成され、これにより椅子1上で停止させる
ことによりステップ及び/又は後方に置かれた足の支持
具(特に図5参照)を形成する。後者の場合は、椅子に
座っている人10は中央ステム6の後方の領域においても
その足10aのための支持具を有するであろう。
足置き4は、これを中央ステム6の下方部分6aに設け
られた下方調整用経路14に沿って調整でき、その調整範
囲は図4A及び5の両矢印Dにより示される。
足置き4は、好ましくは椅子シート3と同様な1個の
片手操作式のハンドルが設けられた着脱自在の取付け具
手段15(図2参照)の手段により、これを調整すること
ができる。
図1及び2に見られるように、足置き4は大きな寸
法、特に椅子シート3より大きな幅及び/又は奥行を持
つことができ、これが、特に、より小さな子供の側方か
らの椅子への登りに対する改良された手摺り付き階段機
能を与える。
この手摺り付き階段機能は、側方から足置きを経て椅
子に入ることについての障害を構成しない中央ステム6
に関連して特別に説明される。図4B−4Eにおいて、この
手摺り付き階段機能の利点が更に示される。図4Bは、一
方の膝を足置き4′の上に置き、側方から椅子1′に入
ってくる人109aを示す。椅子1′は、例えばテーブル16
の近くに置かれるが、手摺り付き階段機能のため、図4B
に示された方法で人109aを椅子自体に接近させるように
椅子1′をテーブルから後方に動かすこと不必要ない。
図4Cにおいては、人109bはその一方の膝と一方の足と
を足置き4′の上に置き、同時に椅子シート3′と背も
たれ2′の周囲を腕で把持する。このよじ登りの状況に
おいても、人109bの重心点は底部の脚の十字形7の内部
にあるため、椅子1′が傾く危険はない。図4Dにおいて
は、人109cはその脚を足置き4′に置いた座り始めの位
置、即ち図4Eの人109d又は図4Aにおける人9の着席位置
の直前の位置を取る。
足置きは椅子シートより広くかつ深く作られるている
ため、椅子がテーブルの近くに置かれた場合でも垂直な
梯子を回避して使用のために手摺り付き階段が提供され
るであろう。更に、後方に置かれた足置きが着席位置に
おいて後方に置かれた脚のための付加的な支持具を支え
るであろう(特に図4A及び5を参照)。
図4Aに見られるように、ここでは、椅子1′に座って
いる人、特に小さな子供を支えるように作用する保護手
段17が明らかにされる。かかる保護手段は特に小さな子
供用に交換可能/取付け可能とすることができる。
中央ステム6は、前記取付け手段12及び15がそれぞれ
椅子シート3及び足置き4のためにそれぞれ選択された
高さに把持されたときに、止められた足置き4と椅子シ
ート3とが滑らないように確保するためにテーパー付き
の設計とすることができる。中央ステム6の円錐形のデ
ザインのため、それぞれの取付け手段12又は15が使用中
に緩み又は十分に把持されなくなったときでも、これら
は、くさび作用により止められるより前にわずかの距離
だけ下方に移動するだけであろう。
図6に、本発明による椅子の更なる変更例が示され
る。これにおいては、椅子自体は、この例でも基部105
上にある十字形の脚107に底部において取り付けられた
1個の中央ステム106上に設けられた背もたれ102、椅子
シート103及び足置き104を備える。更にこの例でも、中
央ステム106は、後方に傾いている下方部分106aであっ
てこれに沿って脚置き104を調整できる前記下方部分、
特に椅子シート103の領域において更に後方に傾いてい
る部分106bを備え、この更に後方に傾いた部分106bは反
対向きの曲がり部分又は2重曲がり部分106cに変わり、
これは、図1に示された2重曲がり部分6cに関連して、
背もたれ102の領域内で多少傾斜している頂部部分106d
に変わるより前に、更に突き出すことができる。
この更に突き出た2重曲がりの部分106cは、前述の図
4に示されたものと同様に、椅子シート103がその最高
の位置に置かれたとき、椅子シート103の後の縁103a
を、背もたれ102の下方近くでかつ前記背もたれ102の主
平面より後方に押し得るように配置される。
椅子シート103の領域内における突き出た2重曲がり
の部分106の手段により、椅子シート103の後方の凹所な
しで、図4A及び5による実施例と関連して説明されたも
のと同程度の調整が達成される。この図4A及び5の実施
例では、椅子シートには、その最高の設定時に特に機能
する後方凹所が設けられる。
いずれにしろ2重曲がりの深さと曲がりの度合いと
は、中央ステム及び/又は背もたれに関する突出し部分
の最適の寸法決定の見地により組み合わせられることを
理解すべきである。
更に、図6には、足置き104に凹所113が設けられ、こ
の場合はこれが中央ステムの部分106aを囲むことができ
る。
図7及び8において、本発明による椅子201の更なる
実施例がそれぞれ前方及び後方から見た斜視図が示され
る。これにおいては、ベース207により支持された中央
ステム206は、連続部材、即ち実質的には足置き206の調
整用角度を与えている部分206a及び背もたれ202を支持
している上方部分206dを備えるとある程度は言うことが
できる。椅子シート203の調整用部分206bを構成してい
る中央ステムの部分は前記中央ステム206から自由に伸
びている部分として設けられる。
この自由に伸びている部分206bは、その頂部が、多少
湾曲した部分206cにおいて中央ステム206に取り付けら
れる。
中央ステムは1個又は複数個の突出し部分、例えば椅
子シートを支持する上方突出し部分、及び/又は椅子の
中央面における追加の支持部を構成する下方の突出し部
分を備え得ることを理解すべきである。更に、2個の調
整用部分を有する中央ステムは実質的に向かい合ったV
字形又はU字形となし得ることを理解すべきである。
図9及び10には、本発明による更に別の実施例301
の、それぞれ前方及び後方から見た斜視図が示される。
中央ステム306は、間に間隙306wを有する実質的に同じ
2個のステム部材306xと306yとを備え、これに沿ってそ
れぞれ椅子シート303用及び足置き304用の取付け具(図
示せず)が前述の原理に従って移動でき、同時に中央ス
テム306は特別な十字形の脚307上にあり、これも椅子の
周囲、特に側方からの有利な接近の可能性を与える。
図11及び12には、本発明によるなお別の実施例401
の、それぞれ前方及び後方から見た斜視図が示される。
これは、椅子401の動きを容易にするキャスター車407n
又は摺動ノブを有する交差脚407を備える。ここでは、
柱の高さの増減と組み合って調整及び応用性を増加させ
る回転式の変更例を考えることができる、交差脚407か
ら、足置き404を支持している実質的に垂直な円柱体406
aが伸び、これは、椅子シート403を支持している傾斜部
分406b内に入り、その上方部分は2重曲がり部分406cに
変わり、その頂部は背もたれ402を支持している部分406
dを備える。前記の諸部分406a、406b、406c、406dが中
央ステム406自体を構成する。
図13及び14には、本発明による更なる実施例501の、
それぞれ前方及び後方から見た斜視図が示される。ここ
では、ベース507は中央ステム506を支持している成型材
料から作られることが有利であり、この中央ステムは背
もたれ502と一緒に成型される成型材料から製造され、
十字形の脚又はベース507と連結され又は一緒に成型す
ることもできる。この材料には、座り心地を快適にする
ために適切な柔軟性を備え又は追加の成型用材料が設け
られ、これは種々の用途分野に適した層又はカバーを持
つことができる。
これまで開示されたもの以外に本発明の範囲内で多く
の更なる実施例を考え得ることを理解すべきである。中
央ステムの上方部分の設計を多くの方法で具体化できる
ことは言うまでもなく、傾斜部分と曲がり部分、又は2
重曲がり部分の入れ替えは広い限度内の変更を許す。
実質的に付属された背もたれに関連して、10−55゜の
調整角度を有する中央ステムの調整部分に沿った椅子シ
ートの主調整を簡単な方法で与えることができる。主調
整は、例えば、使用者の肘をテーブルの高さと同じにす
ることであり、このときはシートの奥行は自動的に使用
者の大きさに関して適正な寸法を有し、即ちシート奥行
はそれ自身で与えられる。
その後で、使用者の脚の長さに応じて、65−90゜間の
角度を有する第2の部分に沿って足置き調整することが
できる。
調整は、椅子の後方から、恐らくは片手だけで、かつ
恐らくは椅子シート上に子供に座らせたままで行うこと
ができる。調整中に椅子シートを持ち上げることは不必
要である。小さな調節段階を有するラチェット機構を選
べば、調整は極めて簡単に行うことができる。
かかる椅子は、テーブルの近くに置かれた場合でも、
特に小さな子供に関して、使用者が接近できるように椅
子をテーブルから離すことがない、椅子に上がるための
簡単かつ安全な接近を提供するであろう。
中央ステム、椅子シートより大きい足置き、及び足置
きの凹所の組合せは、側方から椅子に上がるとき及び後
方から椅子に入るときでも、椅子の手摺り付き階段設備
を改良するであろう。即ち、椅子の脚を妨げること(ba
rring)及び垂直の梯子を回避し、同時に足置きもまた
脚を引いて座った位置における足置きを提供する。椅子
シートの凹所の使用により、中央ステムは室内に大きな
距離を後方に突き出すことを要せず、これが1本の中央
ステムと共に適切な構造と変化するデザインとを有する
空間節約形の家具を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 3/20 - 3/40 A47C 7/50 - 7/52 A47C 9/00 A47D 1/00

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背もたれ(2)、椅子シート(3)及び足
    置き(4)を組み合わせて備えた椅子、特に子供用椅子
    の配置であって、前記椅子シート(3)及び足置き
    (4)は椅子の基礎(5)の上方の調整可能な高さにお
    いて取付け可能であり、かつ上方及び後方に伸びている
    椅子部分に沿って調整可能である椅子の配置において、 椅子シート(3)及び足置き(4)は中央に設けられた
    柱状の支持用手段、特に中央ステム(6)と一体の傾斜
    部分(6a、6b)に関して調整可能であり、 傾斜部分(6a、6b)が、椅子シート(3)に対する調整
    を与えていて10−55゜の角度範囲で後方に傾いている上
    方部分(6b)と、足置き(4)に対する調整を与えてい
    て65−90゜の角度範囲でより少なく後方に傾いている下
    方部分(6a)とを備えている ことを特徴とする配置。
  2. 【請求項2】中央に配置された柱状の支持用手段が、中
    央対称面を有する主中央ステムを備える請求項1に記載
    の配置。
  3. 【請求項3】前記傾斜部分(6a、6b)に沿う調整角度が
    それぞれ実質的に一定である請求項1又は2に記載の配
    置。
  4. 【請求項4】足置き(4;4′)は、その後縁(4a;4′)
    に第2の凹所(13;13′)が設けられ、この凹所は前記
    中央ステム(6)の下方部分(6a)を完全に又は部分的
    に取り囲み、そして前記中央ステム(6)より先に後方
    に突き出しこれにより椅子(1)内に上るときの手摺り
    付き階段を構成でき及び/又は着席位置において後方に
    引かれた脚(10a)を支持し得る側方部分(13a、13b)
    を提供する請求項1−3のいずれか1に記載の配置。
  5. 【請求項5】前記中央ステム(6)が、特に前記椅子シ
    ート(3;103)の領域において2重曲がり部分(6c;106
    c)を備える請求項1−4のいずれか1に記載の配置。
  6. 【請求項6】椅子シート(3)は、その後縁(3a)に第
    1の凹所(8)が設けられ、これにより椅子シート
    (3)はその上方位置(図4A),即ち背もたれ(2)の
    近くにおいて、短くされたそのシート面(A)を有する
    請求項1−5のいずれか1に記載の配置。
  7. 【請求項7】椅子シート(3;3′;3″)の前記後縁(3a;
    3a′)の凹所(8;8′)が、上方部分(6b)に隣接し
    た、前記中央ステム(6)の曲がり部分(6c)の領域に
    おいて短くされたシート面(A)を与える請求項1−6
    のいずれか1に記載の配置。
  8. 【請求項8】前記足置き(4)が改良された手摺り付き
    階段機能のために前記椅子シート(3)より特に幅及び
    /又は奥行が大きい寸法を有する請求項1−7のいずれ
    か1に記載の配置。
  9. 【請求項9】中央ステム(6)に、締め付けられた足置
    き(4)及び椅子シート(3)に荷重がかかったときの
    滑りに対する安全のために1個又は複数個の円錐状部分
    が設けられる請求項1−8のいずれか1に記載の配置。
  10. 【請求項10】前記中央ステム(6)の前記傾斜部分の
    領域に、前記椅子シート(3)及び足置き(4)用の椅
    子後方から操作可能の取付け用手段が設けられる請求項
    1−9のいずれか1に記載の配置。
  11. 【請求項11】中央ステム(6)が実質的に1個の連続
    部材として設けられ、又は2個以上の部分で合成される
    請求項1−10のいずれか1に記載の配置。
  12. 【請求項12】前記中央ステム(6)が、椅子シート
    (4)にその傾斜角度を与える傾斜部分(6b)に対して
    直角又は鈍角を形成している頂部部分(6d)を備え、前
    記鈍角はその先端が前記椅子(1)から後方に向いてい
    る請求項1−11のいずれか1に記載の配置。
  13. 【請求項13】前記中央ステム(6;106)は実質的に足
    置き(4、104)の領域において後方に傾いている下方
    部分(6a、106a)を有し、前記中央ステム(6;106)の
    前記後方に傾いている下方部分(6a;106a)は特に椅子
    シート(3;103)の領域において更に後方に傾いている
    部分(6b;106b)に変わり、その後、更に後方に傾いて
    いる部分(6b;106b)は、前記背もたれ(2;102)の領域
    において多少傾けられた部分又は真っすぐな部分(6d;1
    06d)に連なる逆の曲がり部分(6c、106c)に変わる請
    求項1−12のいずれか1に記載の配置。
  14. 【請求項14】椅子シート(203)の調整用部分を構成
    している前記中央ステム(206)の部分が前記中央ステ
    ム(206)から自由に突き出した部分(206b)を備える
    請求項1−10のいずれかに1に記載の配置。
  15. 【請求項15】前記中央ステムが、1個又は複数個の突
    出し部分、例えば前記椅子シート(203;403)を支持し
    ている上方突出し部分(206b;406b)及び又は前記椅子
    (401)の中央面において追加の支持部を構成し得る下
    方突出し部分(406a)を備える請求項1−14のいずれか
    1に記載の配置。
  16. 【請求項16】前記2個の調整用部分(206a;206b)が
    実質的に逆V字形又は逆U字形である請求項15に記載の
    配置。
  17. 【請求項17】前記中央ステム(6)に下方調整用経路
    (14)が設けられ、これに沿って足置き(4)が調整可
    能であり、更に上方調整用経路(11)が設けられこれに
    沿って椅子シート(3)が調整可能である請求項1−16
    のいずれか1に記載の配置。
  18. 【請求項18】前記中央ステム(306)は間に間隙(306
    w)を有する2個の実質的に同様なステム部分(306x、3
    06y)を備え、これに沿って前記椅子シート(306)用及
    び足置き(304)用のそれぞれの取付け手段を配置でき
    る請求項1−17のいずれか1に記載の配置。
  19. 【請求項19】前記傾斜した中央ステム(6;106)は、
    底部において、実質的に、斜十字の脚(7;107)、リン
    グ、板材(507)、又は類似の設計されたベースに片持
    ち梁状に支持される請求項1−18のいずれか1に記載の
    配置。
  20. 【請求項20】好ましくは交差脚(407)として設けら
    れた前記ベースに、転動手段、例えばキャスター車(40
    7n)が設けられること、及び前記中央ステム(406)の
    前記下方部分(406a)が実質的に垂直円柱体により構成
    されること請求項1−8のいずれか1に記載の配置。
  21. 【請求項21】前記ベースは成型材料となし得る板材
    (507)を備え、更に取り付けられた成型品となし得る
    中央ステム(506)又は一緒に成型された中央ステムを
    支持している請求項1−5のいずれか1に記載の配置。
  22. 【請求項22】前記椅子シート(3)及び前記脚置き
    (4)が、実質的に片手で操作される取付け具手段(1
    2、13)により前記中央ステムに沿って調整可能である
    請求項1−21のいずれか1に記載の配置。
  23. 【請求項23】前記中央ステム(6)の前記上方部分
    (6d)が、交換可能取付け可能な背もたれ(2′)と組
    み合わせ得る特に小さな子供用の交換可能/取付け可能
    な保護手段(17)を備える請求項1−22のいずれか1に
    記載の配置。
  24. 【請求項24】該足置き(4)が、該下方傾斜部分(6
    a)の少なくとも実質的に前方に延びている請求項1−2
    3のいずれか1に記載の配置。
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