JP3042772U - ビンの破損を防止した収納容器 - Google Patents
ビンの破損を防止した収納容器Info
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- JP3042772U JP3042772U JP1997003721U JP372197U JP3042772U JP 3042772 U JP3042772 U JP 3042772U JP 1997003721 U JP1997003721 U JP 1997003721U JP 372197 U JP372197 U JP 372197U JP 3042772 U JP3042772 U JP 3042772U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle
- storage container
- check valve
- air
- air bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビン類を運搬する際にビンの破損を防止する
簡単な構成を提供する。 【解決手段】 収納容器内にビンの底部を係止する下部
補助部材と、ビンの頭部を係止する上部補助部材とを有
し、さらに該収納容器(1)内に収納したビン(2)と
該容器の内面との間隙空間に、プラスチックフィルム製
逆止弁を備えて空気が充填された空気袋(15)を設置し
たことを特徴とするビンの破損を防止した収納容器。
簡単な構成を提供する。 【解決手段】 収納容器内にビンの底部を係止する下部
補助部材と、ビンの頭部を係止する上部補助部材とを有
し、さらに該収納容器(1)内に収納したビン(2)と
該容器の内面との間隙空間に、プラスチックフィルム製
逆止弁を備えて空気が充填された空気袋(15)を設置し
たことを特徴とするビンの破損を防止した収納容器。
Description
【0001】
本考案は破損し易いガラスビン類を容器内に安全に収納した収納容器に関する ものである。
【0002】
日本酒、ワイン等を充填したガラスビンを化粧箱等に収納したものは運搬中や 取扱い中に強い衝撃を受けて該ビンが破損してしまう恐れがあった。そこで例え ば図8に示すように箱(1)の底部に、中央部に1升ビン(2)の底部を嵌合す る凹所(3)を形成した発泡スチロール製のビン底固定材(4)を置いて、これ にビン(2)を入れ、該ビン(2)の胴部や上部の周囲には発泡スチロールから なる保形クッション部材(5)を箱(1)内面とビン(2)外周面との間隔を埋 めるように設置したものがある。
【0003】
上記の保形クッション部材によれば、箱の中でビンが確実に押えられているの で外的衝撃からもビンは守られていることになる。ところがこのようなクッショ ン部材である発泡スチロールは嵩が大きく保管場所の確保が大変であり、また運 搬が終了した後の処理の問題もある。
【0004】
そこで本考案はこのような問題に対処するために検討した結果なされたもので 、収納容器内にビンの底部を係止する下部補助部材と、ビンの頭部を係止する上 部補助部材とを有し、さらに該収納容器内に収納したビンと該収納容器の内面と の間隙空間に、プラスチックフィルム製逆止弁を備えて空気が充填された空気袋 を設置したことを特徴とするビンの破損を防止した収納容器であり、該空気袋を 複数個使用するのは有効である。また空気袋を収納容器の内面に固着するのも効 果がある。
【0005】
本考案で用いるプラスチックフィルム製逆止弁を備えた空気袋とは、図1のよ うに厚さ10〜20μm 程度の矩形のナイロンフィルム(10)の一端縁部を所定長さ だけ残し、他の部分の両面に厚さ20〜50μm 程度のポリエチレンフィルム(11) をラミネートし、このようなラミネートフィルム(12)を図2に示すように2枚 重ね合わせてそれぞれの3層ラミネート部(A)の両側縁部(B)(B')を互い にシールして筒状に形成した逆止弁を備えた次のような空気袋である。 即ち例えば図3に示すようにビニール製の密封袋(13)の一端縁の外皮を貫通 して、該逆止弁(14)をそのナイロンフィルム(10)部が該袋(13)内に設置さ れるように、該3層ラミネート部(A)と該外皮のビニールとを密着させたもの である。
【0006】 このような逆止弁付き空気袋(15)は、該逆止弁を貫通してストローを挿し込 み該ストローを通して空気を吹き込んで該袋(15)内に満たした後該ストローを 抜き去れば、上記重なり合ったナイロンフィルム同士が互いに密着した状態とな るので、閉じた弁として働き該空気袋内の空気は該逆止弁を通って抜けることは ない。 従って収納容器内のビンの底部と頭部とを補助部材を用いて係止しておき、さ らにこの空気袋をビンを収納した密器内側面と該ビンの外側面との間の空間に詰 めれば、内部のビンは振動などで揺れることもなく、しかも空気のクッションで 保護されることになる。
【0007】
(実施例1) 日本酒の1升ビン(2)を厚紙製の化粧箱に収納する際に、図4のように空気 を抜いた逆止弁付き空気袋(15)を該1升ビン(2)の外周に巻いた状態で化粧 箱内に入れる。このとき該箱(1)内には図5のように該ビン(2)の底部に嵌 合する凹所を形成した下部補強部材であるビン底固定材(4)を置いておく。次 に逆止弁(14)にストローを挿入して該袋(15)内に空気を吹き込み、袋(15) を膨脹させる。次に先ず該ビン(2)の頭部が嵌入する貫通孔(16)を中央部に 設けた上部補助部材である中蓋(17)を閉じ、最後に上蓋(18)を閉じる。この ような化粧箱により、内部の1升ビン(2)は上下部は厚紙製の補助部材で係止 され、周囲は空気が充填した空気袋(15)で化粧箱(1)内に動かないように安 全確実に固定することができる。
【0008】 またこの場合角筒形状の化粧箱内に設置したビンに対して、図6の横断面図に 示すように、化粧箱(1)内の4つの角部とビン(2)との間にのみ上記と同様 の逆止弁付き空気袋(15')を各々1個ずつ設置してもよく、このようにすればよ り安定してビンを保持できる。 なお化粧箱の内側の形状やビンの形状(例えば角柱体)によっても、該ビンの 周囲に設置する空気袋の数を種々変化させることもできる。
【0009】 (実施例2) 図7(a)(b)に示すように、ウイスキービン(19)を収納するダンボール 紙からなる化粧箱(1')の底部に該ビン(19)の底部を嵌合する下部補助部材( 4')を設置し、該化粧箱(1')の内面にはそれぞれ4枚の補強板紙(20)を貼着 し、さらにこれら4枚の該補強板紙(20)の表面に、図4のような逆止弁付き空 気袋(15')の片面を貼着固定した。そして下部補助部材(4')にウイスキービン (19)を収めた後、空気袋(15')を膨らませて図のように、該ビン(19)と化粧 箱(1')との間の空間を膨張させた空気袋(15')で満たし、次に該ビン(19)の 頭部の揺れを止めるために該頭部が嵌入する貫通孔(16)を設けた別体の上部補 助部材である頭部固定蓋(21)を化粧箱(1')内に嵌入した後、上蓋(18')を閉 じた。 このように空気袋を予め化粧箱と一体に作っておけば、ビンを箱内に入れる時 に入れ易く、また空気袋を紛失することもなく便利である。
【0010】
【考案の効果】 このように本考案によれば割れ易いガラスビン類を安全確実に収納容器内に収 納でき、該収納容器を運搬したりする際の外的衝撃に対しても内部のビン類を空 気層がクッションの役目を果して安全に保護する。また従来のクッション材に比 べて本考案で用いる空気袋は嵩がほとんどないので保管スペースが不要で、さら に何度でも再利用できるので省資源化の効果もある等顕著な効果がある。
【図1】本考案で用いる空気袋の逆止弁の構造を説明す
る斜視図である。
る斜視図である。
【図2】同じく斜視図である。
【図3】本考案で用いる逆止弁付き空気袋の斜視図であ
る。
る。
【図4】本考案の使用方法を説明する斜視図である。
【図5】本考案の実施例1を示す一部切欠いた斜視図で
ある。
ある。
【図6】本考案の他の例を示す横断面図である。
【図7】本考案の実施例2を示すもので(9)は側断面
図、(b)は横断面図である。
図、(b)は横断面図である。
【図8】従来例を示す縦断面図である。
1 化粧箱 2 1升ビン 3 凹所 4 ビン底固定材 5 保形クッション部材 10 ナイロンフィルム 11 ポリエチレンフィルム 12 ラミネートフィルム 13 密封袋 14 逆止弁 15 逆止弁付き空気袋 16 貫通孔 17 中蓋 18 上蓋 19 ウイスキービン 20 補強板紙 21 頭部固定蓋
Claims (3)
- 【請求項1】 収納容器内にビンの底部を係止する下部
補助部材と、ビンの頭部を係止する上部補助部材とを有
し、さらに該収納容器内に収納したビンと該収納容器の
内面との間隙空間に、プラスチックフィルム製逆止弁を
備えて空気が充填された空気袋を設置したことを特徴と
するビンの破損を防止した収納容器。 - 【請求項2】 プラスチックフィルム製逆止弁を備えて
空気が充填された空気袋を複数個設置した請求項1記載
のビンの破損を防止した収納容器。 - 【請求項3】 空気袋を収納容器の内面に固着した請求
項1又は2記載の収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003721U JP3042772U (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | ビンの破損を防止した収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997003721U JP3042772U (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | ビンの破損を防止した収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3042772U true JP3042772U (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=43177249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997003721U Expired - Lifetime JP3042772U (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | ビンの破損を防止した収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042772U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0740536B2 (ja) * | 1986-05-14 | 1995-05-01 | 松下電器産業株式会社 | フライバツクトランス |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP1997003721U patent/JP3042772U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0740536B2 (ja) * | 1986-05-14 | 1995-05-01 | 松下電器産業株式会社 | フライバツクトランス |
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