JP3042601B2 - 流体燃料の改質用セラミックス触媒を用いた内燃機関及 びこれを使用した交通輸送用又は発電用手段 - Google Patents

流体燃料の改質用セラミックス触媒を用いた内燃機関及 びこれを使用した交通輸送用又は発電用手段

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JP3042601B2 JP8325804A JP32580496A JP3042601B2 JP 3042601 B2 JP3042601 B2 JP 3042601B2 JP 8325804 A JP8325804 A JP 8325804A JP 32580496 A JP32580496 A JP 32580496A JP 3042601 B2 JP3042601 B2 JP 3042601B2
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    • B01J37/0215Coating
    • B01J37/0221Coating of particles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリン、軽油等
の液体燃料、天然ガス等の気体燃料を改質して、燃焼効
率を向上させ、また排気ガス中の有害成分を低減するの
に有効な流体燃料の改質用セラミックス触媒を用いた内
燃機関及びこれを使用した交通輸送用又は発電用手段に
関する。
【0002】
【従来の技術】液体燃料、例えばガソリンを例に説明す
ると、ガソリン中には、可燃性成分60%程度の他にベ
ンゼンやアセトアルヒドなどの難燃性成分や環境汚染物
質30%程度及びオクタン価を高める成分や凍結防止剤
などの添加物10%程度が含まれている。この内、難燃
性成分は不完全燃焼して排ガス中の有害成分として排出
され、また環境汚染物質も有害成分として排出される。
これら難燃性成分や環境汚染物質を燃焼性の成分に改質
すれば、可燃性成分の比率が高まり、有効な燃焼に寄与
することになるが、燃焼させるためには供給する酸素量
(空器量)を増やす必要がある。しかしながら、供給す
る空気量を増せば、窒素量も必然的に増すことになり、
排気ガス中の窒素酸化物量を増す原因となる。ところ
で、燃料中には空気が溶存しており、溶存している空気
中の酸素の全てが燃焼反応に寄与しているわけではな
く、反応に寄与していない溶存酸素を活性化させること
ができれば、外部から供給する空気量を増すことなく、
難燃性成分や環境汚染物質が改質されて増した可燃性成
分を有効に燃焼させることができる。
【0003】従って、前記流体燃料を使用している内燃
機関、更には当該内燃機関を使用している交通輸送手段
又は発電手段等において、前記のように可燃性成分を有
効に燃焼させた場合には、環境汚染を防止できるだけで
なく、エネルギー効率を更に改善することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、各種流体燃料中に含まれる難燃性成分や環境汚染物
質を燃焼性の成分に改質するとともに、燃料中に含まれ
る空気中の酸素を活性化することにより、燃焼効率を高
め、また排ガス中の有害成分を低減させることのできる
触媒を使用した内燃機関及びこれを使用した交通輸送用
又は発電用手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、図1に示すように、遷移金属の複合酸化
物セラミックスからなる中心層2と、該中心層2の外側
を覆うアルミナ質珪酸塩セラミックスからなる中間層3
と、該中間層3の外側を覆う貴金属合金を含有するセラ
ミックスからなる外層4とから構成されてなる流体燃料
の改質用セラミックス触媒を、流体燃料の貯蔵部分、移
動部分又は燃焼部分の少なくとも何れかに備えたことに
基づく内燃機関を基本構成とし、かつ当該内燃機関を使
用する自動車、鉄道用機関車、船舶及び航空機等の交通
輸送手段又は発電手段からなる。
【0006】
【作用】前記のように、本発明の内燃機関において使用
される改質用セラミックス触媒の中心層は、遷移金属の
複合酸化物セラミックスからなり、酸化還元触媒作用を
有し、外層及び中間層が燃料中に微量に含まれる硫黄、
鉛その他の無機物により汚染されると触媒活性を失う
が、これを再生させる機能を有している。即ち、中心層
を構成する物質中の電子が中間層及び外層へ移動し、触
媒毒性の不純物により汚染された中間層及び外層の構成
成分を還元して無毒化し、中間層及び外層の触媒活性を
再生させている。
【0007】そして前記中心層としては、MnO、N
iO、CoO及びCuOを含んでいる遷移金属の複合酸
化物が好ましい。このような好ましい中心層における成
分割合は、MnO40〜70重量部、NiO10〜2
0重量部、CoO10〜20重量部及びCuO10〜2
0重量部の範囲が好ましい。上記4成分は必須で、いず
れの成分が欠けても、また上記成分割合以外の範囲で
は、酸化還元作用に寄与する電子をためるための空孔が
形成されているプロブスカイト型結晶構造とならず、再
生機能が極端に落ちる。なお、酸化還元触媒作用に悪影
響を及ぼさない限り他の成分を含んでいてもよい。
【0008】本発明における改質用セラミックス触媒の
中間層は、燃料中に含まれる難燃性成分や環境汚染物質
を燃焼性の成分に改質する機能を有しており、例えば、
ガソリン中に含まれるベンゼンは、ベンゼン環結合が切
断され、後述する外層の触媒作用が水で分解して生じた
水素によって水素添加されて、メタンやプロパン等の可
燃性成分に改質されるものと推定される。またアセトア
ルデヒドは、外層の触媒作用で水が分解して生じた水素
イオン及び酸素イオンと反応して、メタン、水素及び二
酸化炭素に分解されるものと推定される。そして前記中
間層としては、アルミナ及び珪酸塩、好ましくはカオリ
ン及び含炭素珪石を含んでなるアルミナを主成分とする
(アルミナ質)珪酸塩セラミックスからなることが好ま
しい。
【0009】前記好ましい中間層における成分割合は、
Al70〜90重量部、珪酸塩10〜30重量
部、好ましくはカオリン5〜10重量部及び炭素含有珪
石(珪炭石)5〜20重量部の範囲が好ましい。Al
は触媒能を示す珪酸塩但体として主に機能するもの
で、含有量が少ないと機械的強度が低下し、含有量が多
過ぎては担持できる珪酸塩量が減り触媒能が十分でな
い。
【0010】本発明における改質用セラミックス触媒の
外層は、燃料中に含まれる空気中の酸素を活性化すると
ともに、燃料中に含まれる水を分解して水素と発生期の
酸素を発生させる機能をもつ。従って、外部から供給す
る空気量を増やすことなく、改質されて増した燃焼性成
分を燃焼させることができる。そして、前記外層として
は、Pt−Pd−Rh合金とAlとの混合焼成
物、Mo−Al触媒、La0.5−Sr0.5
oO触媒、及びAl担持酸化バナジウム触媒及
び/又はAg−Al触媒を含んでなる貴金属合金
を含有するセラミックスからなることが好ましい。な
お、Al担持酸化バナジウム触媒とAg−Al
触媒は、少なくとも一方を含めばよい。
【0011】前記好ましい外層における成分割合は、P
t−Pd−Rh合金とAlとの混合焼成物15〜
25重量部、Mo−Al触媒15〜25重量部、
La0.5−Sr0.5CoO触媒15〜25重量
部、及びAl担持酸化バナジウム触媒15〜25
重量部及び/又はAg−Al触媒15〜25重量
部の範囲が好ましい。かかる成分割合の範囲を逸脱する
と、焼成の際にセラミックス化し難くなり、上記酸素の
活性化機能が低減し、また水の分解作用が低減する。
【0012】ここで、Pt−Pd−Rh合金の成分割合
は、重量比でPt:Pd:Rhが5〜7:1〜3:1〜
3程度が好ましい。また、Pt−Pd−Rh合金とAl
との混合割合は、Pt−Pd−Rh合金:Al
が4〜5:5〜6程度が好ましい。Alは触
媒能を示すPt−Pd−Rh合金の但体として主に機能
するもので、含有量が少ないと機械的強度が低下し、含
有量が多過ぎては担持できるPt−Pd−Rh合金量が
減り触媒能が十分でない。混合焼成物とは、Pt−Pd
−Rh合金とAlとの混合物を、850〜930
℃程度の温度で焼成したものをいう。また、Mo−Al
触媒は、Alを但体とするMo触媒で、成
分割合は重量比で概ね1:1程度である。La0.5
Sr0.5CoO触媒は、酸化ランタン、酸化ストロ
ンチウム及び酸化コバルトの混合焼成物である。Al
担持酸化バナジウム触媒の成分割合は、重量比でA
:酸化バナジウムが概ね9:1程度である。A
g−Al触媒は、Alを但体とするAg触
媒で、成分割合は重量比でAg:Alが概ね1:
9程度である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を用いるセラミックス触媒
においては、外層4及び中間層3は、それぞれ開気孔を
有する多孔質であり、それぞれ外部との通気乃至通液性
を持つ。また、中心層2は外層4及び中間層3に比べて
密であるが、多孔質であり、外部との通気乃至通液性を
持つ。各層の境界部は、通常組成が順次変化する傾斜構
造であり、位置エネルギーが連続的に変化し、これによ
って境界部において電子が滑らかに移動することが可能
となり、ひいては、酸化還元反応が円滑に進行し、中間
層及び外層の再生効率が高めることができる。
【0014】また、本発明のセラミックス触媒は、通常
略球形状に形成されるが、略円柱形状に形成することも
可能である。但し、略円柱形状に形成した場合には、そ
の両端部において全ての層が外側に位置しており、中心
層、中間層及び外層による三層構造を維持することがで
きないのに対し、略球形状の場合には、あらゆる方向に
おいて当該三層構造を維持することができるので、略球
形状を採用することが望ましい。本発明の内燃機関に使
用する流体燃料としては、ガソリン、軽油、重油、灯油
等の液体燃料、都市ガス、プロパンガス等の気体燃料が
挙げることができる。
【0015】また、本発明の内燃機関としては、ガソリ
ンエンジン、ディーゼルエンジン、ガス又は重油等を使
用するタービン、ジェットエンジン及びロータリーエン
ジン等がこれに該当する。そして、前記改質用セラミッ
クス触媒を、これらの内燃機関において使用する流体燃
料の貯蔵部分(タンク)、移動部分(パイプ)又は燃焼
部分の少なくとも何れかに備え、前記改質用セラミック
ス触媒の作用を発揮させる訳である。
【0016】次に、本発明の内燃機関に使用する改質用
セラミックス触媒の製造法を具体的に説明する。 中心層触媒 MnO、NiO、CoO及びCuOの粉体を所定の割
合に混合し、バインダーを添加して混合したものを、9
00〜1000℃程度の温度で仮焼成した後、粉砕す
る。この仮焼成粉末にバインダーを添加し、例えば1.
5〜2mmφ程度のボール状に成形し、1150〜13
50℃程度の温度で焼結して中心層触媒を得る。なお、
焼成は空気中にて行なえばよい。
【0017】中間層触媒 アルミナ、珪酸塩、例えばカオリン及び珪炭石の粉体を
所定の割合に混合した混合物にバインダーを添加して混
同したものを、1050〜1200℃程度の温度で仮焼
成した後、粉砕する。この仮焼成粉末にバインダー及び
発泡剤(焼成の際、炭酸ガス等を発生して焼結体を多孔
質にさせる作用をもつもの)を添加してペースト状と
し、上記中心層触媒ボール上に例えば1mm程度の厚み
でコーティングする。次いで900〜1100℃程度の
温度で焼結して、中心層の外側を中間層で覆った触媒を
得る。なお、焼成は空気中にて行なえばよい。
【0018】中間層触媒の形成において、900〜11
00℃の焼結に際し、中間層触媒の組成物と中心層触媒
の組成物とが、溶融して相互に拡散し合うため、両者の
境界部は必然的に、各層の組成が順次変化する傾斜構造
となる。
【0019】外層触媒 Pt−Pd−Rh合金とAlとの混合焼成物、M
o−Al触媒、La0.5−Sr0.5CoO
触媒、及びAl担持酸化バナジウム触媒及び/又
はAg−Al触媒の各粉体を所定の割合に混合
し、バインダー及び発泡剤を添加してペースト状とし、
中間層まで焼成した触媒ボール上に例えば1mm程度の
厚みでコーティングする。次いで600〜700℃程度
の温度で還元雰囲気下で焼成して、本発明のセラミック
ス触媒を得る。なお、Pt−Pd−Rh合金とAl
との混合焼成物は、Pt−Pd−Rh合金とAl
とを所定割合に混合した後、850〜930℃程度の
温度で焼成して得る。
【0020】外層触媒の形成において、600〜700
℃の焼成に際し、外層触媒の組成物及び中間層触媒の組
成物がそれぞれ溶融しかつ相互に拡散し合うため、両者
の境界部は必然的に、各層の組成が順次変化する傾斜構
造となる。
【0021】以上による本発明の内燃機関に使用するセ
ラミックス触媒の製造工程においては、中心層が焼結す
る段階では、通常略球形状を形成し、その後中間層、外
層を順次コーティングする場合、これらのコーティング
層は略球皮状をなすことから、全体としては、略球形状
に形成される。但し、当初中心層を円柱状の容器内にて
焼結させた場合には、中心層は、略円柱形状に形成さ
れ、その後中間層及び外層を順次コーティングした場合
には、これらのコーティング層は略円筒形状をなすこと
から、全体としては略円柱形状のセラミックス触媒を形
成することができる。
【0022】以下に本発明の内燃機関に使用する流体燃
料の改質用セラミックス触媒に関する実施例、これを使
用する内燃機関更には、当該内燃機関を使用する手段に
関する実施例について、具体的に説明する。
【0023】
【実施例1】実施例1は、本発明の内燃機関に使用する
流体燃料の改質用セラミックス触媒自体に関する実施態
様の構成を示す。尚、当該実施例においては、各触媒層
の境界部は、各触媒層の組成比は順次変化する傾斜構造
であり、全体として略球形状をなす場合を示す。 中心層触媒 MnO54g、NiO15g、CoO15g及びCu
O16gの各粉末原料を混合し、7重量%ポリビニルア
ルコール水溶液58mlを添加して混合しものを、95
0℃で仮焼成した後、粉砕した。この仮焼成粉末に7重
量%ポリビニルアルコール水溶液30mlを添加し、2
mmφ程度のボール状に成形し、1200℃で焼結して
中心層触媒を得た。
【0024】中間層触媒 アルミナ85g、カオリン5g及び珪炭石10gの各粉
末を混合した混合物100gに7重量%ポリビニルアル
コール水溶液を40ml添加して混合したものを、11
50℃で仮焼成した後、粉砕した。この仮焼成粉末に7
重量%ポリビニルアルコール水溶液30ml及び12重
量%炭酸カルシウム水溶液10mlを添加してペースト
状とし、上記中心層触媒ボール上に1mm程度の厚みで
コーティングした。次いで900℃で焼結して、中心層
の外側を中間層で覆った触媒を得た。
【0025】外層触媒 Pt−Pd−Rh合金の成分割合が、重量比でPt:P
d:Rhが3:1:1の合金とAlとの等量混合
物を、900℃程度の温度で焼成して混合焼成物を得
た。次にPt−Pd−Rh合金とAlとの混合焼
成物、Mo−Al触媒(Mo:Alの重量
比が1:1)、Al担持酸化バナジウム触媒(A
:酸化バナジウムの重量比が9:1)、Ag−
Al触媒(Ag:Alの重量比が1:9)
及びLa0.5−Sr0.5CoO触媒をそれぞれ等
量混合し(合計100g)、7重量%ポリビニルアルコ
ール水溶液30ml及び12重量%炭酸カルシウム水溶
液10mlを添加してペースト状とし、中間層まで焼成
した触媒ボール上に1mm程度の厚みでコーティングし
た。次いで、CO雰囲気下、670℃で焼成して、3層
構造のセラミックス触媒を得た。
【0026】こうして得たセラミックス触媒について、
下記のような試験を行なった。 難燃性成分の可燃性成分への改質 軽油1リットル中に上記実施例により得た触媒ボール1
30mgを投入浸漬し、室温で1時間放置した後の軽油
の成分分析を、ガスクロマトグラフにより行なった。測
定は、ヒューレットパッカード社製5290シリーズI
Iを用い、アルミニウム粉末カラム、検出温度350℃
の条件で行なった。触媒浸漬前のクロマトグラムを図2
に、浸漬後のクロマトグラムを図3にそれぞれ示す。図
2及び図3中、符号A、Aはメタン系、Aはエタ
ン、エチレン、アセチレン系、Aはプロパン、プロピ
レン系の可燃性成分を、Bはペンタン、Cはブタン、D
はメチルペンタン、Eはベンゼンをそれぞれ示す。これ
らのクロマトグラムからわかるように、触媒浸漬後のも
のは、メチルペンタン、ベンゼンなどの難燃性成分が減
少し、可燃性成分が増加していることが分かる。
【0027】燃料中の溶存酸素の活性化 ガソリン1リットル中に上記実施例により得た触媒ボー
ル130mgを投入浸漬し、室温で1時間放置した後の
燃料中の酸素ラジカルの生成を、電子スピン共鳴スペク
トル(ESR)により確認した(図4)。a〜a
それぞれ酸素ラジカルを示す。
【0028】排ガス中のアルデヒド濃度の減少 1200ccガソリン内燃機関を搭載した自動車の燃料
タンク(容量60リットル)内に、実施例により得た触
媒約8gを投入浸漬し、内燃機関を運転した場合の内燃
機関回転速度と排気ガス中の全アルデヒド濃度との関係
を求めた。濃度の測定は、分光分析(島津製作所製 赤
外線分光器 FTIR−2)による吸収スペクトルの測
定により行なった。測定結果を、触媒を浸漬しない場合
も併せて図5に示す(それぞれ6台について測定した平
均値)。図5から、内燃機関回転速度によらず、触媒を
浸漬した場合には全アルデヒド濃度が大きく減少してい
ることが分かる。
【0029】排ガス中のNOx濃度の減少 1200ccガソリン内燃機関を搭載した自動車の燃料
タンク(容量60リットル)内に、実施例により得た触
媒8gを投入浸漬し、走行試験を行い、走行速度と排ガ
ス中のNOx濃度との関係を測定した。濃度の測定は、
ガスクロマトグラフにより行った。測定結果を、触媒を
浸漬しない場合も併せて図6に示す。図6から、走行速
度によらず、触媒を浸漬した場合には排ガス中のNOX
濃度が大幅に(29〜33%程度)減少していることが
分かる。ガソリンの熱分解温度(発火点)を示差熱分析
により測定したところ、触媒浸漬前のものが278℃で
あったのに対し、触媒浸漬後のものでは271℃と7℃
程低下しており、これがNOXの発生を押さえている原
因と考えられる。
【0030】シリンダ内の燃焼ガス成分 1200ccガソリン内燃機関を搭載した自動車の燃料
タンク(容量60リットル)内に、実施例により得た触
媒約8gを投入浸漬し、内燃機関を運転した場合の、シ
リンダ内の燃焼ガスの成分をガスクロマトグラフにより
測定した。なお、シリンダ内で点火し爆発させ、ピスト
ンが戻った際に排出されたガスを5ml採取して測定資
料とした。測定結果を図7に示す。図7から、未反応成
分率は、触媒未投入では15〜21%程度あったもの
が、触媒投入後のものでは、1.5〜3.5%程度と大
幅に減少していることがわかる。また、メタンやエチレ
ンの濃度も、触媒投入後のものでは大幅に減少している
ことがわかる。
【0031】触媒投入量のオクタン価との関係 触媒投入前の初期オタクタ価が約86のレギュラーガソ
リンに、上記実施例により得た触媒を、投入割合を変え
て投入し、オクタン価の変化を測定した。その結果を図
8に示す。触媒投入により大きくオクタン価が増し、以
後投入率(mg/l)の増加により、オクタン価は略直
線的に増加していることが分かる。
【0032】燃焼効率との関係 レギュラーガソリンに触媒を130mg/lの割合で投
入する前後のガソリン内燃機関の燃焼効率を測定した。
その結果を、触媒投入前のレギュラーガソリンのそれも
併せて図9に示す。なお、燃料消費が一定になるような
条件での測定値である。図9から、大幅に、例えば空燃
費16.7では30%程度も、燃焼効率が向上している
ことが分かる。
【0033】
【実施例2】実施例2は、ピストンを用いる内燃機関の
燃焼部分において、セラミックス触媒を使用する実施例
を示す。
【0034】課題を解決する為の手段の項において説明
したように、本発明に係る内燃機関は、これに付属しか
つ流体燃料を供給する為の貯蔵部(タンク)及び、貯蔵
部から内燃機関自体への移動部(パイプ)内に具備する
ことによって、その触媒機能を発揮することができる。
【0035】しかしながら、本発明の内燃機関に使用す
るセラミックス触媒は、燃焼段階において使用した場合
には、高温の環境中において、流体燃料に対する触媒作
用を更に活発に発揮させることができる。
【0036】実施例2では、図10(a)、(b)すよ
うに、ピストンを用いた内燃機関において、ピストンの
流体燃料を押圧する面又はこれに向かい合うシリンダの
少なくとも何れか一方に、セラミックス触媒をコーティ
ングしたことを特徴としている。
【0037】このようなコーティングを実現する為に
は、一度焼成した三層からなるセラミックス触媒を改め
て、前記ピストンの面又はこれに向かい合うシリンダの
面に対し、当初の焼成段階よりも更に高温(実際には1
500℃以上の高温)にて焼成してコーティングする
か、又は、前述した製法に従って、ピストン又はシリン
ダの少なくとも何れか一方の面に、中心層を焼成してコ
ーティングした後、その上に、中間層を焼成してコーテ
ィングし、更には外層を焼成してコーティングすればよ
い。
【0038】このような、セラミックス触媒をコーティ
ングしたピストンにおいては、燃焼時において、セラミ
ックス触媒の触媒機能が発揮され、実施例1記載のよう
な難燃性成分の可燃性成分への転化、溶存酸素の活性
化、排ガス中のNo濃度の減少、排気ガス中における
可燃性成分の濃度の低下及びオクタン化の増加、更には
これらに伴う燃焼効率の上昇を有効に発揮することがで
きる。
【0039】従って、実施例1のピストンを用いた内燃
機関を自動車、ディーゼル機関車、船舶、プロペラを使
用する航空機等の交通手段及び発電手段に使用した場合
には、従来に増して、前記の如き作用効果を発揮するこ
とが可能となる。尚、ガソリン機関及びディーゼルエン
ジン等のシリンダ内部の温度は、通常1000℃未満で
ある為に、前記セラミックス触媒をコーティングして
も、これが溶融することを避けることができる。
【0040】逆に、シリンダ内をコーティングしたセラ
ミックス触媒が溶融することがないような、温度範囲に
て使用するよう注意しなければならない。
【0041】
【実施例3】実施例3においては、タービンを使用する
内燃機関に関する実施例である。即ち、図11に示すよ
うに、タービンにおいては、流体燃料の燃焼に伴う高圧
ガスを、タービン翼列に噴射させるが、実施例3におい
ては、流体燃料が燃焼する燃焼機の内壁に、本発明に係
るセラミックス触媒をコーティングさせる訳である。
【0042】そしてコーティングの方法は、実施例2の
場合と同様、既に焼成されてある粒状のセラミックス触
媒を改めて内壁にコーティングするか、又は内側から中
心層、中間層及び外層の順序にて、焼成してコーティン
グすればよい。
【0043】これによって、タービンを使用する内燃機
関の燃焼効率は上昇するが、当該タービンを使用する鉄
道用機関車、船舶等の交通搬送手段、又は発電所等にお
ける発電手段のエネルギー効率もまた上昇し、かつ環境
汚染を減少させることができる。
【0044】尚、タービンの燃焼室においても、コーテ
ィングしたセラミックス触媒が溶融することのないよう
な温度範囲にて使用するよう注意しなければならない点
は、実施例2の場合と同様である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るセラ
ミックス触媒を、ピストン方式、タービン方式又はジェ
ット方式等の内燃機関において、これに付属する貯蔵部
(タンク)、供給部(パイプ)及び燃焼部(ピストンを
使用するエンジンの有体燃料押圧部又はこれに対向する
シリンダ部、タービンによる内燃機関の燃焼室)に具備
することによって、流体燃料中に含まれる難燃性成分や
環境汚染物質を燃焼性の成分に改質するとともに、流体
燃料中に含まれる酸素を活性化し、また流体燃料中に含
まれる水を分解して活性基の酸素を発生させることがで
きるので、燃費が向上するとともに排ガス中の有害成分
を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックス触媒の構造の概要を示す
断面図。
【図2】触媒浸漬前の軽油の成分を示すクロマトグラ
ム。
【図3】触媒浸漬後の軽油の成分を示すクロマトグラ
ム。
【図4】燃料中の酸素ラジカルの生成を示す電子スピン
共鳴スペクトル。
【図5】内燃機関回転速度の排気ガス中の全アルデヒド
濃度との関係を示すグラフ。
【図6】走行速度と排ガス中のNOx濃度との関係を示
すグラフ。
【図7】シリンダ内の燃焼ガス成分と回転速度との関係
を示すグラフ。
【図8】触媒投入量とオクタン価との関係を示すグラ
フ。
【図9】空燃比と燃焼効率との関係を示すグラフ。
【図10】(a)(b)実施例1において、コーティン
グした状況を示す側断面図。(a)はピストンの燃料圧
縮面にコーティングした状況を示し、(b)はシリンダ
の内、該ピストンの前記面に対向する面にコーティング
した状況を示す。
【図11】実施例3において、本発明に係るセラミック
ス触媒を、タービンを使用する内燃機関の燃焼室にコー
ティングした状況を示す側断面図。
【符合の説明】
1 セラミックス 2 中心層 3 中間層 4 外層 5 ピストン 6 シリンダ 61 排気弁 62 吸気弁 7 燃焼室 8 回転翼 9 圧縮機

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遷移金属の複合酸化物セラミックスから
    なる中心層と、該中心層の外側を覆うアルミナ質珪酸塩
    セラミックスからなる中間層と、該中間層の外側を覆う
    貴金属合金を含有するセラミックスからなる外層とから
    構成されてなる流体燃料の改質用セラミックス触媒を、
    流体燃料の貯蔵部分、移動部分又は燃焼部分の少なくと
    も何れかに備えたことに基づく内燃機関。
  2. 【請求項2】 前記中心層がMnO、Nio、CoO
    及びCuOを含んでなる遷移金属の複合酸化物からな
    り、前記中間層がアルミナ及び珪酸塩を含んでなるアル
    ミナ質珪酸塩セラミックスからなり、前記外層がPt−
    Pd−Rh合金とAlとの混合焼成物、Mo−A
    触媒、La0.5−Sr0.5CoO触媒、
    及びAl担持酸化バナジウム触媒及び/又はAg
    −Al触媒を含んでなる貴金属合金を含有するセ
    ラミックスからなる請求項1記載の流体燃料の改質用セ
    ラミックス触媒を、流体燃料の貯蔵部分、移動部分又は
    燃焼部分の少なくとも何れかに備えたことに基づく内燃
    機関。
  3. 【請求項3】 前記中心層を構成する成分の割合がMn
    40〜70重量部、NiO10〜20重量部、Co
    O10〜20重量部及びCuO10〜20重量部であ
    り、前記中間層を構成する成分の割合がアルミナ70〜
    90重量部及び珪酸塩10〜30重量部であり、前記外
    層を構成する成分の割合がPt−Pd−Rh合金とAl
    との混合焼成物15〜25重量部、Mo−Al
    触媒15〜25重量部、La0.5−Sr0.5
    oO触媒15〜25重量部及びAl担持酸化バ
    ナジウム触媒15〜25重量部及び/又はAg−Al
    触媒15〜25重量部である請求項1記載の流体燃
    料の改質用セラミックス触媒を、流体燃料の貯蔵部分、
    移動部分又は燃焼部分の少なくとも何れかに備えたこと
    に基づく内燃機関。
  4. 【請求項4】 流体燃料を用いる内燃機関のピストンの
    内、該流体燃料を押圧する面又は、該ピストンの押圧す
    る面と向かい合うシリンダーの面の少なくとも一方に、
    改質用セラミックス触媒を、コーティングしたことを特
    徴とする請求項1記載の流体燃料の改質用セラミックス
    触媒を用いた内燃機関。
  5. 【請求項5】 タービンの燃焼室の壁面に、改質用セラ
    ミックス触媒をコーティングしたことを特徴とする請求
    項1記載の流体燃料の改質用セラミックス触媒を用いた
    内燃機関。
  6. 【請求項6】 内燃機関として、請求項1記載の内燃機
    関を使用することを特徴とする自動車、鉄道用機関車、
    船舶及び航空機等の交通輸送手段。
  7. 【請求項7】 内燃機関として、請求項1記載の内燃機
    関を使用することを特徴とする発電手段。
  8. 【請求項8】 内燃機関として、請求項4記載の内燃機
    関を使用したことを特徴とする自動車、鉄道用機関車、
    船舶及び航空機等の交通輸送手段。
  9. 【請求項9】 内燃機関として、請求項4記載の内燃機
    関を使用したことを特徴とする発電手段。
  10. 【請求項10】 内燃機関として、請求項5記載の内燃
    機関を使用したことを特徴とする船舶、鉄道用機関車等
    の交通輸送手段。
  11. 【請求項11】 内燃機関として、請求項5記載の内燃
    機関を使用したことを特徴とする発電手段。
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