JP3042314U - 遠赤外線放射マット - Google Patents

遠赤外線放射マット

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JP3042314U
JP3042314U JP1997002662U JP266297U JP3042314U JP 3042314 U JP3042314 U JP 3042314U JP 1997002662 U JP1997002662 U JP 1997002662U JP 266297 U JP266297 U JP 266297U JP 3042314 U JP3042314 U JP 3042314U
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JP1997002662U
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Inventor
好宏 松下
Original Assignee
株式会社 地域・住環境コンサルタント
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的波長の長い遠赤外線を有効に放射し、
同時にマイナスイオンを発生したり、除菌や除湿や除臭
などの効果も発揮する遠赤外線放射マットを提供する。 【解決手段】 マット層5a・5bで面状ヒータ5cを
上下両面からサンドイッチ状に挟持してなる発熱体5
と、この発熱体5上に配置され、粒状炭化物7を通気性
に富む耐熱袋体8に収納してなる炭化物収納体6と、発
熱体5と炭化物収納体6との周囲を一体的に包囲する通
気性カバー2とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、特に寝たきりの病人や老人が使用するのに好適な遠赤外線放射熱 を利用するマットに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のマットは、遠赤外線を放射するセラミックや炭素繊維系綿などが挿入 されており、体温からの熱を受けると、放射エネルギーに変換されて遠赤外線を 放射する。
【0003】 先行技術に、特公平5−40590号公報に記載のマットがある。このマット は、藁や籾殻の燻炭灰や火山灰などを収納し、表裏面を凹凸部を有するシート状 態の中間に熱線を反射する反射体を備えた構造からなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の遠赤外線放射マットには、次のような点で改良の余地がある。 内部にいずれの発熱体を備えておらず、主に体温の熱で遠赤外線を放射さ せようとしているために、放射される遠赤外線が超微量で、その放射エネルギー の測定が難しく、その効果はほとんどない。
【0005】 40℃以下の体温では遠赤外線が放射されたとしても、人体にはほとんど その感覚が得られず、したがって暖房機能はない。
【0006】 セラミックや炭素繊維系綿にも種類によっては多少の吸着機能はあるが、 脱臭や除湿や除菌などの副次的な効果をほとんど期待できない。
【0007】 この考案は上述の点に鑑みなされたもので、比較的波長の長い遠赤外線を有効 に放射し、暖房効果と炭化物によるマイナスイオンの発生、除菌や除湿や脱臭な どの効果も発揮する遠赤外線放射マットを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために第1の考案は、a)マット層で面状ヒータを上下両 面からサンドイッチ状に挟持してなる発熱体と、b)この発熱体上に密着させて配 置され、粒状炭化物を通気性に富む耐熱袋体に収納してなる炭化物収納体と、c) 前記発熱体と炭化物収納体とを一体的に包囲する通気性カバーとを備えている。 上記の構成を有する第1の考案によれば、発熱体内の面状ヒータに通電するこ とにより、面状ヒータが40〜75℃に加熱され、この熱を受けてその上に配置 されている炭化物収納体内の粒状炭化物から比較的長い波長の遠赤外線が放射さ れる。こうした暖房効果のため、長期間寝ている人に発生しがちな腰や関節の痛 みを和らげたり、床ずれを防止したりするほか、面状ヒータの熱で寝具を暖め、 かつ乾燥する作用がある。また、耐熱袋体内には粒状炭化物が収納されているの で、炭化物による除臭機能や除湿機能を利用して、周囲の悪臭や病人特有の大衆 や排便の臭気などを吸収するとともに、湿気を吸収し室内の浄化を行う。
【0009】 請求項2記載のように、前記炭化物収納体を、粒状の竹炭を通気性および耐熱 性を備えた不織布の袋体で被覆して構成し、その厚みを約10mmにすることが できる。
【0010】 請求項2記載の考案によれば、炭化物として粒状(通常、5mm〜7mm)の 竹炭を使用したので、遠赤外線の放射はもちろんのこと、マイナスイオンを発生 するために、いわゆる鎮静作用がある。また竹炭を不織布の袋体で被覆したので 製作が容易なうえに、炭化物収納体の厚みを約10mmの適度な厚さにしたので 、軽量で折り畳み可能で、取り扱いが容易で、敷布団やベッドの上に敷いて使用 できる。さらに不織布の袋体で竹炭を被覆する際に、袋体を平面的に見て均等に 細かく区分し、マットの厚みが全体にわたりほぼ一定になるうえに、二重の袋体 により構成されているため、損傷する心配がほとんどなくなる。
【0011】 請求項3記載のように、前記発熱体の発熱温度を40〜75℃に設定し、その 厚みを約5mmに設定するのが望ましい。
【0012】 請求項3記載の考案によれば、発熱体の発熱温度を40〜75℃にして炭化物 を低温で加熱するようにしているから、9μm〜10μmの波長の長い遠赤外線 が放射されるので、遠赤外線が人体に長時間(長期間)作用しても、低温火傷を 起こすことはほとんどない。しかも、人体が放射する遠赤外線の波長は9.3μ m前後で、この波長とほぼ一致しており、さらに両者の振動数が一致すると共振 作用が働き、人体がより効果的に暖められる。なお、発熱体の発熱温度は37℃ 未満では、体温よりも低く、人体と発熱体との間で有効な遠赤外線は放射されな い。また、80℃以上の中高温になると、波長は短く長時間の使用が難しい。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、この考案にかかる遠赤外線放射マットの実施の形態を、図面に基づいて 説明する。
【0014】 図1は遠赤外線放射マットの実施例を示す平面図、図2は図1の遠赤外線放射 マットの側面図、図3は図1のA−A線拡大断面図である。
【0015】 図1・図2に示すように、遠赤外線放射マット1は、幅が90〜100cm、 長さが180〜200cm、厚みが15mm前後の平坦な構造からなる。マット 1は通気性に富む布製の袋状カバー2で全体的に覆われており、一端部にコント ローラ3を設けている。なお、コントローラ3には、電源コード(図示せず)お よび電源コンセント差し込み用ソケット(図示せず)が接続されている。
【0016】 図3に示すように、袋状カバー2内は発熱体5と炭化物収納体6とから構成さ れ、炭化物収納体6は発熱体5の上に配置されている。発熱体5は、フエルト状 で耐熱性に優れ、断熱層および保温層を兼ねたマット層5a・5bにより面状ヒ ーター5cを上下両面からサンドイッチ状に挟持し、下側のマット層5bの下面 に断熱シート5dを一体に貼着した構造からなる。面状ヒーター5cはニクロム 線などの線材を絶縁チューブで被覆したものを、幅方向にほぼ全幅にわたり配置 し、屈曲させて逆向きに折り返すように幅方向にほぼ全幅にわたり配置すること により、長さ方向に一定の間隔をあけて全面に配置したものである。面状ヒータ ー5cの一端はコントローラ3に接続され、このコントローラ3で設定した温度 に発熱温度が保たれるようになっている。本例の場合、40〜75℃の範囲内で 任意に温度設定できるようにしてある。また、発熱体5の厚みは5mm前後にし てある。
【0017】 炭化物収納体6内の炭化物には、本例では、竹を1000℃程度の高温で焼い て炭化した竹炭7を使用している。これは、1000℃程度の高温で炭化させた 竹炭7は、吸着率が木炭の10倍位と極めて高いため、悪臭を吸着するなどの脱 臭作用に優れ、また寝具やその周辺の湿気分を吸着して除湿作用があるからであ る。さらに竹炭7はマイナスイオンを発生するので、鎮静作用も発揮する。もち ろん、炭化物であるから、適度な熱を受けると、遠赤外線を放射する。そして、 本例では、竹炭7を5mm〜7mm前後の粒状の大きさに形成している。
【0018】 通気性および耐熱性に富む不織布の袋体8を用いて、底面を構成する不織布8 b上に上面側の不織布8aを縦および横にそれぞれ所定長さで接着又は融着し、 各空間部8c内に竹炭7を充填している。袋体8の各空間部8c内には、粒状の 竹炭7を上方に荷重が作用した状態で、空間部8cの上面が平坦に変形できる程 度にわずかに余裕を持たせて充填するのが好ましい。また底面の不織布8bは、 図3に示すようにゆるやかな波状に形成し、発熱体5上に載置した状態で発熱体 5との間に通気スペース9が生じるようにしている。また隣接する袋状空間部8 cの間にも、通気スペース9が生じるようにしている。これは、充填した竹炭7 の周囲に通気スペース9を形成することで、竹炭7の吸着した湿気分(水分)を 発散し易くし、竹炭7を活性化して鎮静・脱臭・除湿・除菌などの各作用を長期 間有効に維持するためである。
【0019】 上記した構成からなる本実施例の遠赤外線放射マット1について、その使用態 様を説明する。このマット1は、病院や医院等の医療施設や老人ホーム等の老人 福祉施設などで、ベッドや敷布団の上に敷いて使用するのが一般的な使い方であ る。室温にもよるが、例えば夏場は別として、冬場は50℃以上に発熱体5の発 熱温度を設定し、発熱体5上の竹炭7を加熱する。竹炭7は発熱体5の熱を受け て放射エネルギーに変換し、遠赤外線を放射する。この遠赤外線の波長は、低温 で竹炭7を加熱するので、9μm〜10μm前後と長く、人体が発する波長とほ ぼ等しいため、人体に吸収され易く、しかも低温火傷を起こすことがない。その うえ、竹炭7からマイナスイオンが発生するために鎮静作用があるほか、吸着率 が非常に高いので悪臭を吸着する脱臭作用に優れ、またベッド周辺の湿気を吸着 して除去したり、除菌したりする。このため、特に寝たきりの人の床ずれを防止 し、また腰痛や関節痛を和らげたりする。加えて、冬場には発熱体5の発熱温度 を60℃近くまで上げることにより、電気敷き毛布的な使い方ができ、この場合 にも竹炭7から遠赤外線が放射されるので、人体を暖める効果が非常に高い。
【0020】 上記に本考案の遠赤外線放射マットの一実施例を示したが、本考案のマットは 次のように実施することができる。
【0021】 竹炭7に代えて、備長炭などの木炭を使用することができる。
【0022】 炭化物を収納する袋体8は、不織布に限らず、耐熱性および通気性を備え たものであれば織物や編物でもよい。
【0023】 袋状カバー2には、通気性があり、吸湿性を有するセルロース系の繊維を 用いた洗濯の容易な布材を使用するのが好ましい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したことから明らかなように、本考案にかかる遠赤外線放射マットに は、次のような優れた効果がある。
【0025】 (1) 請求項1の考案は、発熱体の熱を受けてその上に配置されている炭化物収 納体内の粒状炭化物から遠赤外線が放射されるので、長期間寝ている人に起こり がちな腰や関節の痛みを和らげたり、床ずれを防止したりするほか、発熱体の熱 で寝具を暖める作用があるので、電気敷き毛布的な使い方もできる。また粒状炭 化物を用いて炭化物の全表面積の拡大を図っているとともに、炭化物が脱臭機能 や除湿機能を有しているので、周囲の悪臭や病人特有の臭気などを吸着し、脱臭 あるいは除臭効果があるとともに、周辺の湿気も吸着し除湿効果がある。
【0026】 (2) 請求項2記載の考案では、竹炭が遠赤外線の放射はもちろんのこと、マイ ナスイオンも発生するために、いわゆる鎮静作用がある。また不織布の袋体で被 覆するので、製作が容易なうえに、マット全体の厚みが適度で取り扱いに便利で ある。
【0027】 (3) 請求項3記載の考案では、発熱体の発熱温度を40〜75℃にして低温で 加熱するようにしたので、9μm〜10μm前後の比較的波長の長い遠赤外線が 放射されるので、遠赤外線が人体に長時間放射されても、低温火傷を起こすこと がない。しかも、人体が放射する遠赤外線の波長は9.3μm前後で、この波長 とほぼ一致し、人体に効果的に吸収されるので、人体がよく暖まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる遠赤外線放射マットの実施例を
示す平面図である。
【図2】図1の遠赤外線放射マットの側面図である。
【図3】図1の遠赤外線放射マットのA−A線拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 マット 2 袋状カバー 3 コントローラ 5 発熱体 5a・5b マット層 5c 面状ヒーター 6 炭化物収納体 7 竹炭(炭化物) 8 袋体 8c空間部 9 通気スペース

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マット層で面状ヒータを上下両面からサ
    ンドイッチ状に挟持してなる発熱体と、 この発熱体上に密着させて配置され、粒状炭化物を通気
    性に富む耐熱袋体に収納してなる炭化物収納体と、 前記発熱体と炭化物収納体とを一体的に包囲する通気性
    カバーとを備えたことを特徴とする遠赤外線放射マッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記炭化物収納体を、粒状の竹炭を通気
    性および耐熱性を備えた不織布の袋体で被覆して構成
    し、その厚みを約10mmにした請求項1記載の遠赤外
    線放射マット。
  3. 【請求項3】 前記発熱体の発熱温度を40〜75℃に
    設定し、その厚みを約5mmに設定した請求項1又は2
    記載の遠赤外線放射マット。
JP1997002662U 1997-04-09 1997-04-09 遠赤外線放射マット Expired - Lifetime JP3042314U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013146357A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Oki Kogei:Kk 腰敷物
JP2018051274A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社久木元 局部加温装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013146357A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Oki Kogei:Kk 腰敷物
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