JP3041787U - 折り畳み式安楽タイプ敷布団 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】寝たきり老人等の看護の労苦を出来るだけ軽減
しようと考えたのが動機であった。 【解決手段】敷布団内部の構造を頭部、胴部、足部の三
部とし、腰部を除いて鉄骨枠とし、切替え装置で頭部と
足部を持ち上げ、折り畳むことも出来る構造で、もう一
つの場合は、切替え装置は同じだが三段階の骨組みの帯
部の中に従来の敷布団を差し込むもので、軽快でコンパ
クトで、折り畳むと押入れにも入る。補助具板が頭部に
ワンタッチ方式で付設されてあり、手紙等を書くことが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、切替え装置を付設して持上げ調節する敷布団関係の装置に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、切替え装置を敷布団に利用したものはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

寝たきり老人等自身の苦労や看護する人の苦労をいくらかでも軽減する方法が ないかと思ったのがこの考案の動機であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

敷布団を頭部、腰部、足部の三つに区割し、レバー付切替え装置で頭部、足部 を持ち上げたり、三つに折り畳むことが出来るようにし、腰部は柔らかに、汚れ を考えて特別に工夫する。もう一つの場合は、従来の布団の差込み型で、帯部を 布設して差込むもので、頭部に補助具板を設置してあるのが前者と異なった特長 である。

【０００５】

【考案の実施形態】

レバー付切替え装置で頭部、足部を持ち上げるとき三段階に持ち上げるように する。

【０００６】

【実施例】

図面を以て説明する。図面のＡは頭部、Ｂは胴部、Ｃは足部、Ｄは頭部の補助 具板である。（２）は切替え装置、（２´）は切替え装置のレバー、（３）は鉄 の骨組み、（４）は頭部の鉄板、（５）は足部の鉄板、（６）は腰部の鉄板、（ ７）は硬めのスポンジ、（８）は布団を押さえる帯部、（１０）はワンタッチ部 の凹部、（１１）は取手の底部横棒である。

【０００７】

【考案の効果】

切替え装置があるので、頭を持ち上げて視野を拡げテレビを見たり、本を読ん だりすることが出来る。寝たままで食事をするときも都合がよい。足部を持ち上 げると疲労したとき安眠するし、足の骨折や捻挫や足のむくみの治療効果がある 。その外請求項１の方は、胴部の部分は夜尿等で汚れやすいし、床ずれのことも 考慮し鉄の骨組みも鉄板もお尻のところからずらしてある。布団が乾いていると 鉄板の上でもふんわりしているが、汚れるとベッタリ鉄板に寝た感じになるし、 お尻の下が硬いと床ずれの原因にもなる。請求項２の場合は、今まで使用した敷 布団を使用出来るし、軽くてコンパクトで折り畳むと押入れにも入る。頭部には 補助具板が付設してあり、使うとき上に引き上げ下ろすだけで、戻すときも取手 を引き上げ下ろすだけである。取手の止め具ははめ込み式ワンタッチ構造で力を 入れなくても簡単に止まる。この補助具板は色々の物を置き日記を書いたり、手 紙を書いたり出来る。結局病人が色々やることが出来、看護する人の苦労が著し く軽減される。起き上がるのはリハビリにもなる。

【図面の簡単な説明】

【図面１】本考案の内部の骨組みを示した斜視図であ
る。

【図面２】本考案の切替え装置を示した断面図である。

【図面３】本考案の布団差し込み型の骨組みの斜視図で
ある。

【図面４】本考案のはめ込み式ワンタッチ構造の要部を
示した図と差し込み型の一部断面図である。

【符号の説明】

Ａ 頭部 Ｂ 腰部 Ｃ 足部 Ｄ 頭部の補助具板 １ 内部の骨組みを示した図 ２ 切替え装置 ２´ レバー ３ 鉄の枠組み ４ 頭部の鉄板 ５ 足部の鉄板 ６ 腰部の鉄板 ７ 硬めのスポンジ ８ 布団を押さえる帯部 ９ ワンタッチ部の要部 １０ ワンタッチ部の凹部 １１ 取手の底部横棒 １２ 敷布団 １３ カバー

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成９年４月１４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】布団の外見は従来と同じだが、布団の四辺
   が鉄の棒で骨組みされており、頭部、胴部、足部の三つ
   に区切られて三つに折り畳むことが出来、レバー付切替
   え装置で頭部と足部の高さが調節出来る構造で、体重を
   支えるための薄い鉄板が頭部に一枚、足部に一枚、腰部
   に二枚横長に鉄の骨組みに付設してある。腰部の二枚は
   お尻に当たらないように上下にずらして付設してあり、
   鉄の骨組みだけは硬めのスポンジでカバーしてある構造
   の折り畳み式安楽タイプ敷布団。
2. 【請求項２】敷布団を差込む装置で、頭部、腰部、足部
   の三部で形成され、周辺と頭部、足部は鉄の枠組みとな
   っており、各部はベニヤ板が布設され、更に薄手のスポ
   ンジで全体を覆った上にカバーをかけ、差込む敷布団を
   上から押さえるために帯部が張架してあり、レバー付切
   替え装置が設置してあって頭部と足部を持上げ調節し、
   三つに折り畳むことも出来る構造で、切替え装置の部に
   床や畳の上で滑らないようにゴム製のストッパーが添着
   され、頭部には補助具板がはめ込み式ワンタッチ方式で
   装設されている従来の布団を差込む、差込み型折り畳み
   式安楽パイプ敷布団。