JP3041525U - 乗り物の乗員拘束システムの膨張自在クッション - Google Patents

乗り物の乗員拘束システムの膨張自在クッション

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JP3041525U JP1997001792U JP179297U JP3041525U JP 3041525 U JP3041525 U JP 3041525U JP 1997001792 U JP1997001792 U JP 1997001792U JP 179297 U JP179297 U JP 179297U JP 3041525 U JP3041525 U JP 3041525U
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ジェイ.ダイアー デビット
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 助手席側乗員が自動車のAピラーに衝突する
のを良好に保護する。 【解決手段】 乗り物の乗員拘束システムの膨張自在ク
ッションは、柔軟性材料から形成されると共に内部空間
を画定するバッグを具備する。このバッグは予め定めら
れた3次元形状に膨張可能である。バッグは耐久性およ
び柔軟性を有する複数のパネルと、これらパネルをそれ
ぞれ結合させて上記3次元形状を画定する結合手段とを
具備し、バッグが膨張状態にせしめられたときにバッグ
の少なくとも一部が乗り物のAピラー上に重なって拡が
るように形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は概して自動車用の膨張自在な受動的拘束システムに関する。特に、本 考案は膨張時に乗り物のAピラー上に重なって拡がる不規則または不整形状を有 する改良型の助手席側膨張自在クッションまたはエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用受動的拘束システムは現在、衝突時に座席上の乗員の移動を拘束する ために広く採用されている。これら乗員拘束システムのほとんどには膨張自在バ ッグまたはクッション(通常エアバッグと称される)が組み込まれている。この ようなエアバッグシステムにおいて、一つまたはそれ以上の膨張自在バッグまた はクッションが折り畳まれた状態で自動車の乗員室内の収納領域内に収納されて いる。例えば自動車の衝突時などの作動時において、エアバッグまたはクッショ ンは速やかに膨張せしめられて自動車の乗員室内に展開せしめられる。
【0003】 インフレータユニットにより発生せしめられるか或いはインフレータユニット から放出されるガスを用いてエアバッグまたはクッションを充填しまたは膨張さ せることによってエアバッグまたはクッションを速やかに膨張させることができ る。このようなインフレータユニットはバッグまたはクッションを充填しまたは 膨張せしめるためのガスを速やかに発生するために複数のシステムのうちの一つ を用いることができる。このように膨張せしめられたバッグまたはクッションは 乗員と自動車の内側表面との間において保護バリアとして作用し、乗員に作用す るすべての衝撃を緩和し、衝突により生ずる乗員の移動力を分散させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ほとんどの場合、運転者側エアバッグまたはクッションは自動車用ステアリン グホイール内に収容されており、これに対し助手席側バッグまたはクッションは 助手席の直前方のダッシュボード内に収容されている。これらのエアバッグは自 動車に衝撃が前方から作用したときに最も効果的に作用するよう構成されている 。
【0005】 自動車に衝撃が斜めに、特に助手席側から作用したときにおいて、膨張時にい くらか不規則または不整形状をなして乗員とAピラー間に追加の緩和作用を提供 するクッションを設ければ助手席側乗員が自動車のAピラーに衝突するのを良好 に保護できる。本考案の目的はこのような膨張自在バッグまたはクッションを提 供することにある。
【0006】 本考案の一般的な目的は乗り物の受動的乗員拘束システムに用いられる新規で かつ改良されたエアバッグを提供することにある。 関連する目的は、このようなエアバッグであって、展開せしめられたときに乗 員と自動車のAピラー間に追加の緩和作用を提供するように形成されたエアバッ グを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
要するに、上述の目的によれば、乗り物の乗員拘束システムの膨張自在クッシ ョンは柔軟性材料から形成されると共に内部空間を画定するバッグを具備し、こ のバッグは予め定められた3次元形状に膨張可能であり、バッグは耐久性および 柔軟性を有する複数のパネルと、これらパネルをそれぞれ結合させて上記3次元 形状を画定する結合手段とを具備し、バッグが膨張状態にせしめられたときにバ ッグの少なくとも一部が乗り物のAピラー上に重なって拡がるようにされる。
【0008】
【考案の実施の形態】
新規であると考えられる本考案の特徴が実用新案登録請求の範囲に詳細に記載 される。本考案の構成および作動方法ならびに本考案の別の目的および利点は添 付図面を参照した以下の記載から最もよく理解されるであろう。添付図面におい て、同様の参照番号は同様の構成要素を示している。
【0009】 まず図1を参照すると、本考案による乗り物用乗員拘束システムの膨張自在ク ッション20が膨張状態で示される。この膨張自在クッション20は柔軟性材料 からなるバッグまたはエアバッグからなり、このバッグは内部空間を画定すると 共に図1から図3に示される予め定められた3次元形状に膨張可能である。この 3次元形状は、バッグが膨張せしめられたときに、このバッグが展開せしめられ る乗り物24のAピラー22上に重なって拡がるようになっている。すなわち、 バッグ20は膨張せしめられると乗員25と、Aピラー22を含む乗り物の内部 部品との間に位置してこれら内部部品に対する乗員25の接触を緩和する。膨張 自在クッションまたはエアバッグ20は好ましくは通常、折り畳まれた状態で乗 り物のダッシュボード28内に設けられた室26内に保持される。乗り物に衝撃 が作用するなどしてバッグを図1に示されるように展開または膨張せしめるべき であると判断されたときにバッグを膨張させるために、適当なインフレータモジ ュール30(図1において部分的に示される)がバッグ20の入口部31(図2 参照)に作動可能に連結せしめられる。
【0010】 図2および図3を参照すると、クッションまたはバッグ20は、耐久性のある 柔軟材料からなる複数のパネルと、これらパネルを互いに結合させて組み立てら れたバッグ20を画定する結合手段とから形成されていることがわかる。併せて 図4,図5,図6を参照すると、バッグ20を形成するパネルは外側または外部 パネル32と、内側または内部パネル34と、中央パネル36とを含む。この中 央パネル36の一側には対応する縁部に沿って外側パネル32が連結され、他側 には対応する縁部に沿って内側パネル34が連結され、斯くして膨張可能クッシ ョンまたはバッグ20が画定されかつ形成される。標識35は図2に対する図6 および図7の方向性を示している。
【0011】 図示される外側パネル32は制限された首部40と、この首部40から突出す る拡大本体部分または拡大壁部分42とを有する。これら首部40および拡大壁 部分42は外側パネル32の外周縁部44により画定される。同様に、内側パネ ル34は制限された首部50と、首部50から延びるまたは突出する拡大本体部 分または拡大壁部分52とを有する。これら首部50および拡大壁部分52は同 様に、内側パネル34の連続的に延びる周縁部54により画定される。内側パネ ル34の首部50の形状および寸法は外側パネル32の首部40のそれらと実質 的に同様である。しかしながら、外側パネル32の拡大本体部分42の断面積は 内側パネル34の拡大本体部分52よりも大きい。
【0012】 図4および図5に最もよく示されるように、内側および外側パネル32,34 の各拡大壁部分42,52は、縁部が外方に拡開して首部40,50をそれぞれ 画定する領域から離間した縁部において丸い角部を有する概ね三角形状をなして いる。さらに、これら首部40,50は折り曲げ線41,51から外方に拡開さ れている。組み立てられるのに先立ってこれら拡開部分が折り曲げ線41,51 に沿って折り曲げられ、したがってこれら拡開部分はこれら拡開部分が重なって いる周縁部44,54と鏡像的に配置される。
【0013】 図6に示されるように、中央パネル36は第1または外縁部60を有し、この 外縁部60はその全長にわたって外側パネル32の周縁部44と相補的である。 同様に、中央パネル36は第2または内縁部62を有し、この内縁部62の全長 は内側パネル34の周縁部54の全長とほぼ同じか或いは相補的である。これら 外縁部および内縁部60,62は頂端部64および底端部66に位置する両端に おいてそれぞれ終端する。下記の記載から明らかにされるように、外側および内 側パネルを上述のように折り曲げた後、頂部64および底部66外側および内側 パネルの各首部40,50と相補的形状に形成して図2および図3に最もよく示 されるような組み立てられたバッグの入口部31を形成することができる。この 入口部31はインフレータ30の出口部と結合されるのに適した形状をなして上 述したような適当な状況下でエアバッグ20を図1から図3に示される形状にま で膨張させるためのガスを提供するようにしている。
【0014】 図6に最もよく示されるように、中央パネルの形状は縁部60,62を参照し てさらに記載されうる。外縁部60は第1の部分61を有し、この第1の部分6 1は第1の長さの直線部を概ね画定すると共に底端部66から延びている。第2 の部分63は第1の部分61から延びると共に一定の半径を有して概ね内縁部6 2の方向に曲がる湾曲部を画定する。さらに、第3の部分65は第2の部分63 から延びると共に第1の部分61の長さに比べて極めて短い第2の長さの直線部 を画定する。
【0015】 同様に、中央パネル36の内縁部62を参照すると、第1の部分67は底端部 66から延びる直線部を画定する。この第1の部分67は外縁部60の第1の部 分61よりも短く、しかもこの第1の部分61から離れる方向に延びている。第 2の部分または内縁部69は一定の半径でもって湾曲し、概ね外縁部60に戻る 方向に湾曲する。内縁部62の第3の部分71は比較的短い直線部を画定し、こ の第3の部分71は第2の部分69から、外縁部60の第3の部分65が延びる 方向と収束する方向に延びている。これら第3の部分65,71は中央パネル3 6の頂端部64の両端において終端する。好ましくは、外縁部60の第2の部分 または湾曲部63は内縁部62の第2の部分または湾曲部69よりも曲率半径が いくらか大きく、長さがいくらか短い。
【0016】 さらに、図示される実施態様において内縁部62は比較的短い直線部73を含 み、この直線部73は底端部66から外縁部61に対しほぼ平行に短い距離だけ 延びている。第1の部分67はこの短い直線部73から角度をもって延び、した がって上述したように外縁部61から離れる方向に延びる。また、直線部67と 湾曲部69とは比較的短くかつ逆方向に湾曲する湾曲部75により互いに連結さ れる。さらに、比較的短い直線部77は第3の部分71から角度をもって延びて 外縁部の第3の部分65に対しほぼ平行に延びると共に中央パネル36の頂端部 64において終端する。
【0017】 図4、図5、および図6は中央パネルを対応する内側および外側パネルと結合 させて組み立てられたエアバッグ20を画定するための結合手段をも示している 。図示される実施態様においてこれら結合手段は、中央パネルの外縁部60を外 側パネル32の周縁部44に連結する第1の複数のステッチ68と、中央パネル 36の内縁部62を内側パネル34の周縁部54に連結する第2の複数のステッ チ70とを具備する。
【0018】 図7を参照すると、中央パネル36および内側パネル34の各縁部における折 り曲げおよびステッチまたは縫合部70の好ましい構成が詳細に示される。中央 パネルが外側パネルの周縁部44と結合される位置において、同じ形式の折り曲 げ部およびステッチまたは縫合部を中央パネルの外縁部60に対し用いるのが好 ましい。本考案の好ましい実施態様において、ステッチ68,70はステッチ数 が100mm当たり35±5であるダブルニードルチェーンステッチからなる。 図7に示されるように、好ましい実施態様において、各縁部の折り曲げ部または 重なり部は約25mmである。ステッチの特定の形式および布帛の重なり量を、 本考案から逸脱することなく変更してもよく、上記記載は特定の例を示すことの みを目的としている。
【0019】 好ましい実施態様において、各パネルを形成する布帛は630デニール 41 X41 低凹凸型#935504(630d 41X41 low perm style #935504)でもって表されるものである。さらに、布帛の織 り方または編み方は好ましくは各パネルにおいて図4,図5,および図6に部分 的に示されるように指向される。2つの矢印は歪み方向を示している。
【0020】 図8および図9を参照すると、外側パネル32および内側パネル34の首部4 0,50を互いに連結して入口部31を画定するための、中央パネルの頂端部6 4および底端部66の折り曲げ部および縫合部が示される。図9を参照すると、 各ステッチ82,84,86は、中央パネル36の頂端部64および底端部66 から形成される折り曲げられた端部を互いに結合すると共にこれら端部を画定す る。好ましい実施態様において、ステッチ82,86はシングルニードルロック ステッチであり、これに対しステッチ84はダブルニードルロックステッチであ る。各場合において、ステッチ数は好ましくは100mm当たり35±5である 。この端部形成作用により、開放端を有する円筒状のポケットまたは貫通穴90 が画定され、このポケットまたは貫通穴90は2つの中実ナイロンロッド92, 94(図3参照)のうちの一方を受容しうる。これらナイロンロッド92,94 はそれぞれ対応する端部において更なる剛性を画定し、インフレータ30に取り 付けられるための補強面を提供する。
【0021】 図10および図11を参照すると、追加の補強パネル100がその中央線10 2周りに折り曲げられ、次いで四角形状に折り曲げられて図11に示されるよう に組み立てられたバッグの開口端周りに取り付けられ、それにより入口部31が 補強される。この補強パネル100は中央切り抜き部104と、切り抜き端部1 06,108とを有し、これらは図11に示されるように入口部の横方向に整列 される。切り抜き端部または端部開口106は2つのタブまたはフラップ110 ,112を画定し、これに対し切り抜き端部または端部スロット108はフラッ プ110,112と重なり合うタブまたはフラップ114,116を画定する。 好ましくは、パネル100は図2および図3に示されるようにステッチ120に よって各パネル32,34,36に取り付けられる。好ましくは、このステッチ 120はステッチ数が100mm当たり35±5のダブルニードルロックステッ チからなる。
【0022】 本考案の特別な実施態様を詳細に記載してきたが、当業者には、広い観点にお いて本考案から逸脱することなく本考案を様々な観点について変更および改良し うることは明らかである。これらの変更および改良には日常の製造または設計事 項であるものもあれば、研究しなければ得られないものもある。したがって、本 考案の範囲は特別の実施態様および上述された特定の構成により限定されるべき でなく、実用新案登録請求の範囲およびその均等物により画定されるべきである 。したがって、実用新案登録請求の範囲の目的は本考案の本当の精神および範囲 内に含まれるすべての変更および改良を包含することにある。
【提出日】平成9年5月8日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 図2および図3を参照すると、クッションまたはバッグ20は、耐久性のある 柔軟材料からなる複数のパネルと、これらパネルを互いに結合させて組み立てら れたバッグ20を画定する結合手段とから形成されていることがわかる。併せて 図4,図5,図6を参照すると、バッグ20を形成するパネルは外側または外部 パネル32と、内側または内部パネル34と、中央パネル36とを含む。この中 央パネル36の一側には対応する縁部に沿って外側パネル32が連結され、他側 には対応する縁部に沿って内側パネル34が連結され、斯くして膨張可能クッシ ョンまたはバッグ20が画定されかつ形成される。標識35は図2に対する図 の方向性を示している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 図6に示されるように、中央パネル36は第1または縁部60を有し、この 外縁部60はその全長にわたって側パネル3の周縁部44と相補的である。 同様に、中央パネル36は第2または縁部62を有し、この縁部62の全長 は側パネル3の周縁部54の全長とほぼ同じか或いは相補的である。これら 縁部および縁部60,62は頂端部64および底端部66に位置する両端に おいてそれぞれ終端する。下記の記載から明らかにされるように、外側および内 側パネルを上述のように折り曲げた後、頂部64および底部66外側および内側 パネルの各首部40,50と相補的形状に形成して図2および図3に最もよく示 されるような組み立てられたバッグの入口部31を形成することができる。この 入口部31はインフレータ30の出口部と結合されるのに適した形状をなして上 述したような適当な状況下でエアバッグ20を図1から図3に示される形状にま で膨張させるためのガスを提供するようにしている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 図6に最もよく示されるように、中央パネルの形状は縁部60,62を参照し てさらに記載されうる。縁部60は第1の部分61を有し、この第1の部分6 1は第1の長さの直線部を概ね画定すると共に底端部66から延びている。第2 の部分63は第1の部分61から延びると共に一定の半径を有して概ね縁部6 2の方向に曲がる湾曲部を画定する。さらに、第3の部分65は第2の部分63 から延びると共に第1の部分61の長さに比べて極めて短い第2の長さの直線部 を画定する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 同様に、中央パネル36の縁部62を参照すると、第1の部分67は底端部 66から延びる直線部を画定する。この第1の部分67は縁部60の第1の部 分61よりも短く、しかもこの第1の部分61から離れる方向に延びている。第 2の部分または縁部69は一定の半径でもって湾曲し、概ね縁部60に戻る 方向に湾曲する。縁部62の第3の部分71は比較的短い直線部を画定し、こ の第3の部分71は第2の部分69から、縁部60の第3の部分65が延びる 方向と収束する方向に延びている。これら第3の部分65,71は中央パネル3 6の頂端部64の両端において終端する。好ましくは、縁部60の第2の部分 または湾曲部63は縁部62の第2の部分または湾曲部69よりも曲率半径が いくらか大きく、長さがいくらか短い。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 さらに、図示される実施態様において縁部62は比較的短い直線部73を含 み、この直線部73は底端部66から縁部部分61に対しほぼ平行に短い距離 だけ延びている。第1の部分67はこの短い直線部73から角度をもって延び、 したがって上述したように縁部部分61から離れる方向に延びる。また、直線 部67と湾曲部69とは比較的短くかつ逆方向に湾曲する湾曲部75により互い に連結される。さらに、比較的短い直線部77は第3の部分71から角度をもっ て延びて縁部の第3の部分65に対しほぼ平行に延びると共に中央パネル36 の頂端部64において終端する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 図4、図5、および図6は中央パネルを対応する内側および外側パネルと結合 させて組み立てられたエアバッグ20を画定するための結合手段をも示している 。図示される実施態様においてこれら結合手段は、中央パネルの外縁部6を外 側パネル32の周縁部44に連結する第1の複数のステッチ68と、中央パネル 36の内縁部6を内側パネル34の周縁部54に連結する第2の複数のステッ チ70とを具備する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 図10および図11を参照すると、追加の補強パネル100がその中央線10 2周りに折り曲げられ、次いで四角形状に折り曲げられて図11に示されるよう に組み立てられたバッグの開口端周りに取り付けられ、それにより入口部31が 補強される。この補強パネル100は中央切り抜き部104と、切り抜き端部1 06,108とを有し、これらは図11に示されるように入口部の横方向に整列 される。切り抜き端部または端部開口106は2つのタブまたはフラップ11 ,11を画定し、これに対し切り抜き端部または端部スロット108はフラッ プ11,11と重なり合うタブまたはフラップ11,11を画定する。 好ましくは、パネル100は図2および図3に示されるようにステッチ120に よって各パネル32,34,36に取り付けられる。好ましくは、このステッチ 120はステッチ数が100mm当たり35±5のダブルニードルロックステッ チからなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による助手席側エアバッグを備えた自動
車の部分破断側面図である。
【図2】助手席側乗員に対面するよう自動車の前方から
見た本考案によるエアバッグの立面図である。
【図3】図1と概ね反対側から見た図1および図2のエ
アバッグの側面図である。
【図4】図1から図3までのエアバッグの内部パネルの
立面図である。
【図5】図1から図3までのエアバッグの外部パネルの
立面図である。
【図6】図1から図3までのエアバッグの中央パネルの
平面図である。
【図7】図3の線7−7に沿ってみた拡大部分断面図で
ある。
【図8】中央パネルの両端部の折り曲げおよびステッチ
ングを示す図6と同様な平面図である。
【図9】図8の線9−9に沿ってみた拡大部分断面図で
ある。
【図10】本考案によるエアバッグの補強パネルの平面
図である。
【図11】図3の線11−11に沿ってみた拡大部分断
面図である。
【符号の説明】
20…エアバッグ 22…Aピラー 25…乗員 32…外側パネル 34…内側パネル 36…中央パネル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗り物の乗員拘束システムの膨張自在ク
    ッションであって、柔軟性材料から形成されると共に内
    部空間を画定するバッグを具備し、該バッグは予め定め
    られた3次元形状に膨張可能であり、該バッグは耐久性
    および柔軟性を有する複数のパネルと、これらパネルを
    それぞれ結合させて上記3次元形状を画定する結合手段
    とを具備し、バッグが膨張状態にせしめられたときにバ
    ッグの少なくとも一部が乗り物のAピラー上に重なって
    拡がるようにした膨張自在クッション。
  2. 【請求項2】 上記複数のパネルが内側パネルと、外側
    パネルと、中央パネルとを具備し、内側パネルは、制限
    された首部と拡大壁部分とを画定する周縁部を有し、外
    側パネルは、内側パネルの首部とほぼ同じ寸法の制限さ
    れた首部と、内側パネルの拡大壁部分よりもわずかばか
    り小さい寸法の拡大壁部分とを画定する周縁部を有し、
    中央パネルは、内側パネルの拡大壁部分周りの周縁部と
    相補的な内縁部と、外側パネルの拡大壁部分周りの周縁
    部と相補的な外縁部と、内側および外側パネルの首部と
    相補的な形状に形成可能な頂端部および底端部とを有す
    る請求項1に記載の膨張自在クッション。
  3. 【請求項3】 上記結合手段が上記中央パネルの内縁部
    を上記内側パネルの周縁部に結合させる第1の複数のス
    テッチと、中央パネルの外縁部を上記外側パネルの周縁
    部に結合させる第2の複数のステッチとを具備した請求
    項2に記載の膨張自在クッション。
  4. 【請求項4】 上記中央パネルの頂端部および底端部な
    らびに上記内側パネルおよび上記外側パネルの各首部と
    係合する首部用補強パネルと、該補強パネルを中央パネ
    ルの頂端部および底端部ならびに内側パネルおよび外側
    パネルの各首部に結合する複数のステッチとをさらに具
    備した請求項2に記載の膨張自在クッション。
  5. 【請求項5】 上記内側パネルおよび上記外側パネルの
    各拡大壁部分が、縁部が上記首部から外方に拡開する領
    域から離間した縁部において丸い角部を有する概ね三角
    形状をなす請求項2に記載の膨張自在クッション。
  6. 【請求項6】 上記中央パネルの内縁部が、上記底端部
    から延びると共に第1の長さの直線部を画定する第1の
    部分と、該第1の部分から延びると共に上記外縁部の方
    向に湾曲する第2の部分と、該第2の部分から延びると
    共に第1の部分の長さに比べて極めて短い第2の長さの
    直線部を画定する第3の部分とを有し、中央パネルの外
    縁部が、底端部から延びると共に上記内縁部の第1の部
    分から離れる方向に延びる第1の部分と、該第1の部分
    から延びると共に内縁部の方向に湾曲する第2の部分
    と、該第2の部分から延びると共に中央パネルの頂端部
    において内縁部の第3の部分と収束する第3の部分とを
    有する請求項2に記載の膨張自在クッション。
  7. 【請求項7】 上記外縁部の第1の部分の長さが上記内
    縁部の第1の長さよりも短く、外縁部の第2の部分およ
    び内縁部の第2の部分の曲率半径および長さがほぼ等し
    い請求項6に記載の膨張自在クッション。
  8. 【請求項8】 上記中央パネルの内縁部が、上記底端部
    から延びると共に第1の長さの直線部を画定する第1の
    部分と、該第1の部分から延びると共に上記外縁部の方
    向に湾曲する第2の部分と、該第2の部分から延びると
    共に第1の部分の長さに比べて極めて短い第2の長さの
    直線部を画定する第3の部分とを有し、中央パネルの外
    縁部が、底端部から延びると共に上記内縁部の第1の部
    分から離れる方向に延びる第1の部分と、該第1の部分
    から延びると共に内縁部の方向に湾曲する第2の部分
    と、該第2の部分から延びると共に中央パネルの頂端部
    において内縁部の第3の部分と収束する第3の部分とを
    有する請求項5に記載の膨張自在クッション。
  9. 【請求項9】 乗り物の乗員拘束システムの膨張自在ク
    ッションであって、柔軟性材料から形成されると共に内
    部空間を画定するバッグを具備し、該バッグは予め定め
    られた3次元形状に膨張可能であり、該バッグは耐久性
    および柔軟性を有する複数のパネルと、これらパネルを
    それぞれ結合させて上記3次元形状を画定する結合手段
    とを具備し、バッグが膨張状態にせしめられたときにバ
    ッグの少なくとも一部が乗り物のAピラー上に重なって
    拡がるようにし、上記複数のパネルが内側パネルと、外
    側パネルと、中央パネルとを具備し、内側パネルは、制
    限された首部と該首部から突出する拡大壁部分とを画定
    する周縁部を有し、外側パネルは、内側パネルの首部と
    ほぼ同じ寸法の首部と、該首部から突出する拡大壁部分
    であって内側パネルの拡大壁部分よりも小さい寸法の拡
    大壁部分とを画定する周縁部を有し、中央パネルは、内
    側パネルの拡大壁部分周りの周縁部と相補的な内縁部
    と、外側パネルの拡大壁部分周りの周縁部と相補的な外
    縁部と、内側および外側パネルの首部と相補的な形状に
    形成可能な頂端部および底端部とを有する膨張自在クッ
    ション。
  10. 【請求項10】 乗り物の乗員拘束システムの膨張自在
    クッションであって、柔軟性材料から形成されると共に
    内部空間を画定するバッグを具備し、該バッグは予め定
    められた3次元形状に膨張可能であり、該バッグは耐久
    性および柔軟性を有する複数のパネルと、これらパネル
    をそれぞれ結合させて上記3次元形状を画定する結合手
    段とを具備し、バッグが膨張状態にせしめられたときに
    バッグの少なくとも一部が乗り物のAピラー上に重なっ
    て拡がるようにし、上記複数のパネルが内側パネルと、
    外側パネルと、中央パネルとを具備し、内側パネルは、
    制限された首部と該首部から突出する拡大壁部分とを画
    定する周縁部を有し、外側パネルは、内側パネルの首部
    とほぼ同じ寸法の首部と、該首部から突出する拡大壁部
    分であって内側パネルの拡大壁部分よりも大きい寸法の
    拡大壁部分とを画定する周縁部を有し、中央パネルは、
    内側パネルの拡大壁部分周りの周縁部と相補的な内縁部
    と、外側パネルの拡大壁部分周りの周縁部と相補的な外
    縁部と、内側および外側パネルの首部と相補的な形状に
    形成可能な頂端部および底端部とを有し、上記中央パネ
    ルの内縁部が、上記底端部から延びると共に第1の長さ
    の直線部を画定する第1の部分と、該第1の部分から延
    びると共に上記外縁部の方向に湾曲する第2の部分と、
    該第2の部分から延びると共に第1の部分の長さに比べ
    て極めて短い第2の長さの直線部を画定する第3の部分
    とを有し、中央パネルの外縁部が、底端部から延びると
    共に上記内縁部の第1の部分から離れる方向に延びる第
    1の部分と、該第1の部分から延びると共に内縁部の方
    向に湾曲する第2の部分と、該第2の部分から延びると
    共に中央パネルの頂端部において内縁部の第3の部分と
    収束する第3の部分とを有する膨張自在クッション。
  11. 【請求項11】 上記外縁部の第1の部分の長さが上記
    内縁部の第1の長さよりも短く、外縁部の第2の部分お
    よび内縁部の第2の部分の曲率半径および長さがほぼ等
    しい請求項10に記載の膨張自在クッション。
  12. 【請求項12】 上記内側パネルおよび上記外側パネル
    の各拡大壁部分が、縁部が上記首部から外方に拡開する
    領域から離間した縁部において丸い角部を有する概ね三
    角形状をなす請求項10に記載の膨張自在クッション。
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