JP3041299B1 - オンラインシ―ト重量計 - Google Patents

オンラインシ―ト重量計

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JP3041299B1 JP11125661A JP12566199A JP3041299B1 JP 3041299 B1 JP3041299 B1 JP 3041299B1 JP 11125661 A JP11125661 A JP 11125661A JP 12566199 A JP12566199 A JP 12566199A JP 3041299 B1 JP3041299 B1 JP 3041299B1
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Abstract

【要約】 【課題】 放射線等を使用せずに、簡単なシステム構成
により正確にシートの重量をオンラインにて測定するこ
とのできるような重量計を提供すること。 【解決手段】 補助ロール間に荷重計の付いた測定用ロ
ールを2本配置し、両者の測定用ロールに掛かるシート
の張力により発生する荷重を互いに相殺できるシート配
置とする。また、シートの加工機終端部でシートを引き
出し測定用ロールに掛けた後、加工機側に戻し、測定用
ロールに掛かるシートの張力による水平成分の荷重を除
き、荷重による垂直成分のみを測定するような荷重計お
よび演算手段の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンラインシート
重量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シート製造ラインにおける品質管理の重
要な要素として、厚さ、重量、密度がある。現在、この
うち重量を測定するのにX線、放射線等を用いるのが一
般的である。
【0003】しかし、X線、放射線等を用いると、放射
線の減衰量から間接的に重量を求めているので、吸収係
数等が変動すると誤差の原因となる。また、放射線を使
用しないで簡便に測定する方法が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】放射線を使用しないで
オンライン上で重量を計るには、被測定物を載せて移送
するコンベヤのベルトを支えるローラー下部に荷重計を
設置して、この荷重計の出力を積算して、重量を計る算
出するという方法が従来から知られている。このような
方法を利用してシート製造等のオンラインにおいてその
シートの重量を測定するシステムとして、添付図面の図
7に略示するようなシステム構成が考えられる。すなわ
ち、このシステム構成によれば、図7に示すように、種
々な加工機等を通して送られているシート1を、両側に
補助ロール2および3を配置した測定用ロール4に通し
て、測定用ロール4の下部に配置した荷重計5でシート
1の重量を測定することができる。補助ロール2および
3の軸間距離lに亘るシート1の長さ部分の重量の1/
2が測定用ロール4の下部の荷重計5に掛かることにな
るので、荷重計5の出力によりシート1の重量をオンラ
インにて知ることができる。
【0005】しかし、このシステムの誤差要因として最
大のものは、シート1の張力が変動すると、測定ロール
4に掛かる荷重も変化してしまい、この変化による測定
誤差を排除できないことである。一方、シート製造ライ
ンでシートの張力変動を零にするのは非常に困難なこと
である。
【0006】本発明の目的は、このような従来の問題点
を解消し、放射線等を使用せずに、簡単なシステム構成
により正確にシートの重量をオンラインにて測定するこ
とのできるような重量計を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴によ
れば、シートの重量をオンラインにて測定するためのオ
ンラインシート重量計において、シートの移送方向にお
いて所定の間隔を置いて配置された第1の測定用ロール
および第2の測定用ロールと、前記第1の測定用ロール
に掛かる荷重を測定するための第1の荷重計と、前記第
2の測定用ロールに掛かる荷重を測定するための第2の
荷重計と、前記第1および第2の測定用ロールの両側に
配置されて前記シートの張力によって前記第1の測定用
ロールおよび第2の測定用ロールに掛かる荷重が互いに
等しく且つ逆向きとなるように、前記シートを前記第1
および第2の測定用ロールを通して掛けられるようにす
るための補助ロールと、前記第1の荷重計の測定出力と
前記第2の荷重計の測定出力とに基づいて前記シートの
重量を算出する演算手段とを備える。
【0008】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
演算手段は、加算器である。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付図面の図1から図6を
特に参照して、本発明の実施の形態および実施例につい
て、本発明をより詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例としてのオンラ
インシート重量計のシステム構成を略示している。図1
に示されるように、この実施例のシステムは、シート1
の移送方向において所定の間隔l2を置いて配置された
第1の測定用ロール11および第2の測定用ロール12
と、第1の測定用ロール11に掛かる荷重を測定するた
めの第1の荷重計13と、第2の測定用ロール11に掛
かる荷重を測定するための第2の荷重計14と、第1お
よび第2の測定用ロール11および12の両側に配置さ
れてシート1の張力tによって第1の測定用ロール11
および第2の測定用ロール12に掛かる荷重が互いに等
しく且つ逆向きとなるように、シート1を第1および第
2の測定用ロール11および12を通して掛けられるよ
うにするための補助ロール15および16と、第1の荷
重計13の測定出力と第2の荷重計14の測定出力とに
基づいてシートの重量を算出する演算手段としての加算
器17とを備える。ここで使用する荷重計としては、磁
歪式、ロードセル等種々の形式のものでよい。
【0013】このシステムによるオンラインシート重量
計は、図1に示すとおり、所定の間隔をとった補助ロー
ル15および16間に荷重計13および14の付いた2
つの測定用ロール11および12を配置し、両者の測定
用ロール11および12に掛かる張力tにより発生する
荷重を互いに相殺できるシート配置にすることで、前述
したような問題を解決しようとしたものである。
【0014】図1において、第1の測定用ロール11と
補助ロール15との間の軸間距離をl1とし、第2の測
定用ロール12と補助ロール16との間の軸間距離l3
とし、l1=l3とする。そして、l1間のシート重量
を、Wl1、l2間のシート重量を、Wl2、l3間のシー
ト重量を、Wl3とする。また、シートの張力tにより
測定用ロールに掛かる荷重をWtとし、各測定用ロール
11および12の重量をWRとする。Wl1=Wl3
し、Wt≧Wl1/2とする。各荷重計13および14
に掛かるこれら荷重は、図1において各対応する荷重計
の下方にそれぞれベクトル量として図示している。
【0015】このとき、第1の測定用ロール11の下に
配置された第1の荷重計13に掛かる荷重Aは、次の式
で表される。
【0016】A=‐Wt+Wl1/2+WR+Wl2/2 また、第2の測定用ロール12の下に配置された第2の
荷重計14に掛かる荷重Bは、次の式で表される。
【0017】B=Wt+Wl3/2+WR+Wl2/2 これら第1の荷重計13の出力と第2の荷重計14の出
力とを加算器17に加えて互いに加算すれば、加算器1
7の出力Oは、次の式で表される。
【0018】 O=A+B=(‐Wt+Wl1/2+WR+Wl2/2) +(Wt+Wl3/2+WR+Wl2/2) =Wl1+2WR+Wl2………(1) 上記(1)式から分かるように、加算器17の出力は、
シート1の張力tによる荷重分が相殺されたものであ
り、この出力に含まれるWRは、測定用ロールの重量分
であり、既知の値であり、変動するものではない。した
がって、残るWl 1およびWl2は、シートの重量であ
り、これにより、オンラインでシートの張力の影響を排
除してシートの重量を測定できることが分かる。
【0019】図2は、別の形態のオンラインシート重量
計のシステム構成を略示している。図3は、図2のシス
テムを正面方向から見た部分図である。これら図2およ
び図3に示されるように、この形態のシステムは、シー
ト1の加工機20の終端部で一旦シート1を引き出して
シートの重量を測定するものである。加工機20の終端
部に隣接した位置に測定用スタンド30を設置し、この
測定用スタンド30に測定用ロール31を、軸受31A
および支持プレート31Bを介して支持させている。測
定用ロール31は、図示のように片持ち支持でも、両端
支持でもよい。
【0020】図2によく示されているように、シート1
の重量を測定するために、加工機20の終端部に補助ロ
ール32および33を設けて、シート1を補助ロール3
2を通して引き出して測定用ロール31に掛けた後、補
助ロール33を通して加工機20側の、例えば、巻取り
ロール21へと戻すようにしている。
【0021】この場合において、測定用ロール31に掛
かる力は、シート1の張力による水平成分としての力2
Tと、荷重による垂直成分としての測定用ロール31の
重量WR、l1間のシート1の重量Wl1および測定用ロ
ール31を抱いているシート1の重量WDとである。し
たがって、シート1の重量を測定するためには、シート
1の張力による水平成分の力を除いた垂直成分のみを測
定できるようにすれば良いことが分かる。
【0022】このような測定を行うための荷重計の構成
例について、特に、図4から図6を参照して以下説明す
る。図4は、図3の測定用ロール31の軸受部の構成を
詳細に示すための部分断面詳細図である。この軸受部
は、測定用ロール31の端部を回転しうるように支承す
る軸受31Aと、この軸受31Aを測定用スタンド30
に取付け接続する支持プレート31Bとからなってい
る。図5は、図4のA−A線拡大断面図であり、この図
5によく示されているように、支持プレート31Bの上
下面に各々2枚の歪ゲージ34、35および36、37
が貼り付けられており、これら歪ゲージが荷重計を構成
している。
【0023】図6は、これら歪ゲージ34、35,3
6,37を各辺に含むブリッジ回路および増幅器38を
備えてなる演算手段を示している。このような構成の演
算手段によれば、増幅器38の出力が、シート1の張力
による水平方向の力Fh(図5参照)を含まず、重量に
よる垂直成分の力Fv(図5参照)のみを含む値を示す
ものとすることができる。重量による垂直成分の力Fv
のうち、WRは、既知の値であり、これを引算すれば、
残りのシート重量によるWl1およびWDを知ることが
でき、シート重量を測定することができることになる。
【0024】ここで、使用する荷重計は、歪ゲージに限
らず、磁気的な歪を検出するセンサー等でもよい。
【0025】
【発明の効果】X線、放射線等を使用せずに、簡単な構
成によりシートの張力等に影響されずに、常に正確にシ
ート重量をオンラインにて測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのオンラインシート重
量計のシステム構成を示す概略図である。
【図2】別の形態のオンラインシート重量計のシステム
構成を示す概略図である。
【図3】図2のシステムを正面方向から見た部分図であ
る。
【図4】図3の測定用ロールの軸受部の構成を詳細に示
すための部分断面詳細図である。
【図5】図4のA−A線拡大断面図である。
【図6】図2のシステムにおけるブリッジ回路および増
幅器38を備えてなる演算手段を示す図である。
【図7】従来考えられるオンラインシート重量計のシス
テム構成を例示する概略図である。
【符号の説明】
1 シート 11 第1の測定用ロール 12 第2の測定用ロール 13 第1の荷重計 14 第2の荷重計 15 補助ロール 16 補助ロール 17 加算器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの重量をオンラインにて測定する
    ためのオンラインシート重量計において、シートの移送
    方向において所定の間隔を置いて配置された第1の測定
    用ロールおよび第2の測定用ロールと、前記第1の測定
    用ロールに掛かる荷重を測定するための第1の荷重計
    と、前記第2の測定用ロールに掛かる荷重を測定するた
    めの第2の荷重計と、前記第1および第2の測定用ロー
    ルの両側に配置されて前記シートの張力によって前記第
    1の測定用ロールおよび第2の測定用ロールに掛かる荷
    重が互いに等しく且つ逆向きとなるように、前記シート
    を前記第1および第2の測定用ロールを通して掛けられ
    るようにするための補助ロールと、前記第1の荷重計の
    測定出力と前記第2の荷重計の測定出力とに基づいて前
    記シートの重量を算出する演算手段とを備えたことを特
    徴とするオンラインシート重量計。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、加算器である請求項1
    記載のオンラインシート重量計。
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