JP6618423B2 - コンベアスケール - Google Patents

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本発明は、コンベアスケールの風袋重量を相殺して精度の高い計量を可能としたコンベアスケールに関するものである。
従来、コンベアベルトにて被搬送物が連続して搬送されている状態において、上記コンベアベルト上の被搬送物の輸送量を計量するコンベアスケールは各種の形態のものが提案されている。
例えば、計量桿の一端を支点とし、中央に被搬送物の重量が作用するように構成し、計量桿の他端に設けたロードセルにて上記被搬送物の重量を計量し得るように構成したものが提案されている(特許文献1、図16、図19参照)。
また、計量桿の中央部を支点とし、該計量桿の一端にキャリアローラ等を含む被搬送物の重量が作用するように構成し、上記計量桿の他端にロードセルを設けて被搬送物の重量を計量し得るように構成したものが提案されている(特許文献2、図2参照)。
特開2013−79944号公報 特開2012−2557号公報
ところで、特許文献1,2のコンベアスケールは共に、ロードセルに計量桿、コンベアベルト、或いはキャリアローラを有する計量フレーム等の所謂、風袋重量が被搬送物の重量に加算されて荷重されるものであるため、常に、被搬送物の最大荷重に風袋重量を加算した合計の重量を基準にロードセルの定格容量(測定最大荷重)を決める必要がある。
しかしながら、ベルトコンベア装置にもよるが、上記風袋重量だけでも相当大きな重量(例えば50[kg]等)になる場合があるため、例えばコンベアベルトの被搬送物の最大荷重が小さい場合であっても、測定荷重よりも相当大きな容量のロードセルを選択せざるを得ず、精度の高い輸送量の測定ができない場合があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、調整板により風袋重量を相殺することで、被搬送物の荷重に合わせた容量のロードセルを設置することを可能とし、被搬送物の容量に合った精度の高い輸送量の計量を可能としたコンベアスケールを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、計量フレームに設けられたキャリアローラ上のコンベアベルトによって搬送される被搬送物の輸送量を測定するコンベアスケールにおいて、上記コンベアベルトの上方位置の機枠において、略中央部を支点として回動可能に計量桿が支持されており、上記計量フレームは上記計量桿の一端の力点側にその重量が作用するように吊下部材によって吊り下げられており、上記被搬送物の重量により上記計量桿の他端の作用点側に作用する上向きの力を計量し得るロードセルが上記機枠に設けられており、かつ、上記計量桿の上記他端に、上記被搬送物の重量を除く上記計量フレーム側の風袋重量に基づいて、上記作用点側に作用する上向きの力を相殺し得る調整板を載置可能に構成し、上記計量桿を一対として、両作用点側の上記他端同士が対向するように上記両計量桿が上記機枠に対称に支持されており、上記計量フレームは上記両計量桿の各々の一端に設けられた上記吊下部材によって上記両計量桿により吊り下げ支持されており、上記両計量桿の上記各他端に上記ロードセルが各々設けられ、上記各ロードセルにより上記被搬送物の重量の半分ずつを計量可能に構成し、かつ上記両計量桿の上記両他端には、上記風袋重量に基づいて、上記各ロードセルに作用する上向きの力を相殺し得る調整板を各々載置可能に構成したものであるコンベアスケールにより構成される。
吊下部材とは吊下ロッド(30a,30a’等)をいう。計量桿の略中央部とは、例えば計量桿の中央部、又は、計量桿の全長の中間部より若干前方寄りの部分、或いは、計量桿の全長の中間部より若干後方寄りの部分等をいう。計量桿の一端とは吊下部材が設けられた力点側の部分、計量桿の他端とは上向きの力が作用する作用点側の部分をいう。風袋重量とは、被搬送物の重量を除いたものであって、計量桿にて吊り下げられている計量フレーム側の重量をいう。従って、上記計量桿の他端の作用点に風袋重量を相殺し得る調整板を載置可能としたので、上記調整板を計量桿の作用点側に載置することにより風袋重量を例えばゼロリセットすることができ、ロードセルにて被搬送物の重量のみを計量することが可能となる。これにより、被搬送物の最大荷重に応じた適切な容量のロードセルを設置することが可能となり、被搬送物の輸送量の精度の高い計測を行うことができる。このように構成すると、一対の計量桿を対称に配置することにより、2つのロードセルにより被搬送物の重量の半分ずつを計量することになり、各計量桿の他端に載置する各調整板も風袋重量の半分の重量で良いため、1つ当たりの調整板の重量を軽減することができ、調整板の取扱いを容易にすることができる。
に、 上記計量桿は、上記支点となる支軸を以って回動可能な左右一対の板状体から構成されており、上記左右一対の上記板状体の各々の一端の力点側に各々上記吊下部材が設けられ、上記左右一対の上記板状体の各々の他端を左右方向に接続する横杆が設けられ、上記横杆上に上記調整板を載置可能としたものである上記第記載のコンベアスケールにより構成される。
このように構成することにより、上記計量桿は、その他端の作用点側には板状体を左右方向に接続する横杆が設けられているので、当該横杆上に調整板を安定して載置することが可能となる。
に、上記調整板は、同一面積の複数枚の板状体により構成されており、かつ、上記複数枚の調整板は、複数種の厚みを有しているものである上記1又は2に記載のコンベアスケールにより構成される。
このように構成すると、厚みに応じて1枚の調整板の重量が変わるので、複数種の調整板を組み合わせることにより、風袋重量に近い重量の調整板を容易に構成することができる。
に、上記複数枚の調整板を重ね合わせることによって、上記風袋重量に基づく上記作用点に作用する上向きの力を相殺し得る重量の調整板を構成し、当該重ね合わせた調整板を上記他端に載置可能としたものである上記第に記載のコンベアスケールにより構成される。




従って、複数枚の調整板を重ね合わせることによって風袋重量に一致する重量又は風袋重量に近い重量の調整板を構成することができるので、風袋重量を相殺し得る重量の調整板を容易に構成することができる。
本発明によれば、調整板を計量桿の作用点側に載置することにより風袋重量を例えばゼロリセットすることができるので、被搬送物の最大荷重に応じた適切な容量のロードセルを設置することが可能となり、被搬送物の輸送量の精度の高い計測を行うことができるものである。
また、一対の計量桿を対称に配置することにより、各計量桿の他端に載置する各調整板も風袋重量の半分の重量で良いため、1つ当たりの調整板の重量を軽減することができ、調整板の取扱いを容易にすることができる。
また、上記計量桿の横杆上に調整板を安定して載置することが可能となる。
また、調整板の厚みに応じて1枚の調整板の重量が変わるので、複数種の調整板を組み合わせることにより、風袋重量に近い重量の調整板を容易に構成することができる。
また、複数枚の調整板を重ね合わせることによって風袋重量に一致する重量又は風袋重量に近い重量の調整板を構成することができるので、風袋重量を相殺し得る重量の調整板を容易に構成することができる。
本発明に係るコンベアスケールの一部断面側面図である。 同上コンベアスケールの一部断面正面図である。 同上コンベアスケールの平面図である。 図1のX−X線断面図である。 図1のY−Y線断面図である。 図1のZ−Z線断面図である。 同上コンベアスケールのロードセル近傍の側面図である。 同上コンベアスケールの電気的構成を示すブロック図である。 (a)(b)共に、同上コンベアスケールの表示装置の表示例を示すものである。 同上コンベアスケールの他の実施形態を示す図である。 (a)−(d)は複数種の厚みを有する調整板の縦断面図である。
以下、本発明に係るコンベアスケールについて詳細に説明する。
まず、本発明に係るコンベアスケールの概要を説明する。尚、図1において、コンベアベルト9の進行方向を矢印A方向とし、コンベアベルト9の進行方向(図1の紙面に向かって右側)を「前方」、又は、「下流」といい、コンベアベルト9の進行方向とは反対方向(図1の紙面に向かって左側)を「後方」、又は、「上流」といい、後方から前方を向いた場合の左右方向(コンベアベルトの幅方向)を「左右方向」と定義して、以下説明する(他の図面においても同じ)。
図1、図2、図4に示すように、本発明に係るコンベアスケールが設けられたベルトコンベア装置は、コンベアベルト9の進行方向に左右方向に一対のコンベアフレーム1,1が設けられ(図1、図2参照)このコンベアフレーム1,1上の一定間隔毎に、3つのローラ(中央の水平ローラ40,40’及び両側の一対の傾斜ローラ23,23’)からなるキャリアローラ11,11’が設けられたトラフ型のベルトコンベア装置である。
本発明のコンベアスケールは、図1に示すように、測定対象となる被搬送物の検出働長(例えば図1におけるM1+(M1/2×2))を含む範囲におけるコンベアフレーム1,1上の一対のキャリアローラ11,11’(本発明では2台のキャリアローラ11,11’)を取り外し、取り外したキャリアローラ11,11’を上記コンベアフレーム1,1とは独立した計量フレーム2上に設置し(図2参照)、当該計量フレーム2を後述の機枠35内の計量桿7a,7b、8a,8bにて吊り下げることにより(図6参照)、上記計量桿7a,7b、8a,8bの作用点P3,P3’に設けられたロードセル10,10’にてコンベアベルト9上の被搬送物の重量を計量するものである。
以下、より具体的に説明する。
コンベアベルト9の進行方向に沿う左右の上記コンベアフレーム1,1の外側において、右側2本、左側2本の計4本の脚2’,2’,2’,2’を地面G上に垂直に立設し(図1、図2、図3参照)、左右の2本ずつの脚2’,2’の左右上端部を、各々左右方向の横杆2a,2aにて接続することで門型フレーム2”,2”をコンベアベルト9の進行方向に沿って前後2か所に設置する。
さらに、上記前後の門型フレーム2”,2”の各々の上面において、各上面の左側端部同士を前後に連結する1本の溝形鋼による前後杆3aを上記上面に溶接すると共に(図2、図3参照)、上記門型フレーム2”,2”の上面において、各上面の右側端部同士を前後に連結する他の1本の溝形鋼による前後杆3bを上記上面に溶接する(図1、図2、図3参照)。尚、これらの前後杆3a,3bは、各々の各溝を外側方向に向けた状態で溶接固定される。このような構成により、上記コンベアフレーム1,1を跨ぐように、やぐら状の機枠35を地面G上に立設する。
ところで、本発明に係るコンベアスケールは、上記機枠35の前後方向の中心位置に左右方向の面Oを想定し(図1、図3、図6参照)、当該面Oを中心として、前方側(図1の(t1)側)に計量桿7a,7b、後方側(図1の(t2)側)に計量桿8a,8bを対称に設置することで、互いの計量桿の作用点P3,P3’が対向するように構成し、上記作用点P3,P3’に設けられた一対のロードセル10,10’にて被搬送物の重量を計量することができるように構成されている。従って、上記計量桿7a,7bに関連する機枠35の前方側の構成と、上記計量桿8a,8bに関連する機枠35の後方側の構成は、上記計量フレーム2上の構成を含めて、上記面Oを中心とした対称構造(図1、図3、図4、図6の二次元図面においては線対称構造)となっている。よって、上記被搬送物の重量は、上記一対のロードセル10,10’にて1/2ずつを計量し、両者の計量値を合計することで計測する。
また、上記計量桿の支点P1,P1’と力点P2,P2’との距離L1、上記支点P1,P1’と作用点P3,P3’の距離L2も勿論対称であり、本実施形態では、L1:L2=1:3としている。
よって、上記計量桿7a,7b側の構成と、上記計量桿8a,8b側の構成は、対称構造である点を除いては構造上同一である。そこで、まず、前方側の計量桿7a,7b側の構造を中心として説明する。
上記左右の上記前後杆3a,3bの下面において、前方側に左右方向のL形鋼による横杆4aを上記両下面にボルトBにて固定し、かつ、上記前後杆3a,3bの下面において、後方側に左右方向のL形鋼による横杆4bを上記両下面にボルトBにて固定する(図1、図2、図6参照)。
そして、上記左右の前後杆3a,3b間において、上記前方側の横杆4a上に、左右方向に一定間隔を以って一対の軸受5a,5bを立設固定し(図1、図6参照)、両軸受5a,5bによって1本の左右方向の支軸5’を回動可能に支持し、上記支軸5’の左側端部に長方形板状の上記計量桿(板状体)7aの略中間部(全長の中間部より若干前方寄りの部分)を固定して、当該計量桿7aを前後方向に平行に支持すると共に、上記支軸5’の右側端部に長方形状の計量桿(板状体)7bの略中間部(全長の中間部より若干前方寄りの部分)を固定して、当該計量桿7bを前後方向に平行に支持する。従って、上記計量桿7a,7bは上記支軸5’を中心として回動可能に支持されている。よって、この支軸5’の位置が上記両計量桿7a,7bにおける支点P1となる。
上記計量桿7a,7bの上記支点P1,P1より前方側の板面には、軸受12a,12bが固定されており、これら軸受12a,12b間に横軸12’が回動可能に軸支されている(図1、図6参照)。そして、上記横軸12’の両端部には各々連結具13,13が各々固定されており、各連結具13,13には上記計量フレーム2を吊り下げている吊下ロッド30a,30bが各々ロックナットNにて固定されている(図1、図2参照)。従って、上記計量桿7a,7bにおいて上記横軸12’の位置が、被搬送物の重量が作用する力点P2となる(図1参照)。
上記両計量桿7a,7bの後端部の内側には、溝形鋼による左右方向の横杆14の両端部が溶接固定されており(図1、図5参照)、これにより上記計量桿7a,7bの後端部は左右方向に連結されている。そして、上記横杆14の左右方向の中央部に連結板15が後方側に突設されている。
一方、左右の上記前後杆3a,3bの両内側面3a’,3b’において、上記計量桿7a,7bの後端部の近傍位置には、溝形鋼による縦杆16a,16bが各々垂直方向に固定され、各縦杆16a,16bの各下端部は、上記前後杆3a,3bの下面よりも下方側の水準位置に位置しており、さらに上記縦杆16a,16bの各下端部は、溝形鋼による左右方向の横杆17が溶接固定されることにより、当該横杆17によって左右方向に連結されている(図1、図2、図5参照)。
そして、図2、図5、図7に示すように、上記横杆17の左右方向の中央部に、ロードセル10がその固定部10aを以ってボルトB及びナットNにて固定されている。そして、上記横杆17の中央部に上記ロードセル10を固定すると、当該ロードセル10の荷重負荷部10bが上記連結板15の直下に位置するので、上記荷重負荷部10bと上記連結板15とを、検出用チエン18a及び検出用ボルト18bからなる連結具18にて連結する。尚、ロードセル10の符号10cは歪検出部である。
よって、上記計量桿7a,7bの上記力点P2,P2に下向きの力(図1、矢印C方向)が作用すると、上記計量桿7a,7bには上記支点P1,P1としての支軸5’を中心として上記作用点P3である上記連結板15に上向きの力(図1、矢印D方向)の力が作用するので、その力を上記連結具18を介して上記ロードセル10にて計量し得るように構成されている。
さらに、上記横杆14の上面14a上には、風袋重量として上記作用点P3に作用する上向きの力(矢印D方向、例えば40kg)をゼロ又はゼロに近づけるための長方形状の鉄板からなる複数の調整板19を載置し固定し得るように構成されている。上記調整板19は、図11に示すように、複数の厚みを有する長方形の同一面積の複数枚の鉄板(調整板)からなり、厚みtの変化により複数の重量の調整板19が予め用意されている。例えば、調整板19の厚みtは、t=16mm、9mm、6mm、4.5mm等である。
この調整板19はその板面に2個の貫通孔19a,19aが設けられており(図2参照)、一方、上記横杆14の上面14aにも上記貫通孔19aと同一間隔の貫通孔14b,14bが貫通形成されている。そして、風袋重量(被搬送物の重量を除いた計量フレーム2その他の上記計量桿にて吊り下げられている構造物の重量)に相当する重量(片側では当該重量の1/2の重量)となる枚数の上記調整板19を重合し、上記横杆14上に載置し、長ボルトBを上記複数の調整板19の各貫通孔19a及び上記横杆14の貫通孔14bに貫通し、長ボルトBの端部をナットNにて固定することにより、重ね合わせた複数の上記調整板19を上記横杆14上に載置固定する。これにより、風袋重量に相当する上記作用点P3に作用する上向きの力を、上記調整板19の重量にて相殺することができるため、上記ロードセル10としては、被搬送物の重量に適した定格容量のロードセル10を使用することができ、精度の高い計量を実現することができる。
上記説明では、図1において、主に中心の面Oより前方側の計量構造(t1)について説明したが、以降、中心の面Oより後方側の計量構造(t2)(計量桿8a,8b側の構造)を中心として説明する。
上記左右の前後杆3a,3b間において、上記後方側の上記横杆4bに、左右方向に一定間隔を以って一対の軸受6a,6bを立設固定し(図6参照)、両軸受6a,6bによって1本の左右方向の支軸6’を回動可能に支持し、上記支軸6’の左側端部に長方形板状の計量桿(板状体)8aの略中間部(全長の中間部より若干後方寄りの部分)を固定して、当該計量桿8aを前後方向に平行に支持すると共に、上記支軸6’の右側端部に長方形状の計量桿(板状体)8bの略中間部(全長の中間部より若干後方寄りの部分)を固定して、当該計量桿8bを前後方向に平行に支持する。従って、上記計量桿8a,8bは上記支軸6’を中心として回動可能に支持されている。よって、この支軸6’の位置が上記両計量桿8a,8bにおける支点P1’となる(図1参照)。
上記計量桿8a,8bの上記支点P1’,P1’より後方側には、軸受12a’,12b’が固定されており、これら軸受12a’,12b’間に横軸12”が回動可能に軸支されている。そして、上記横軸12”の両端部には各々連結具13’,13’が各々固定されており、各連結具13’,13’には上記計量フレーム2を吊り下げている吊下ロッド30a’,30b’がロックナットNにより固定されている(図1参照)。このように、上記計量桿8a,8bにおいて上記横軸12”の位置が、被搬送物の重量が作用する力点P2’となる。
上記両計量桿8a,8bの前端部の内側には、溝形鋼からなる左右方向の横杆14’の両端部が溶接固定されることにより、上記両計量桿8a,8bの前端部は左右方向に連結されている(図5参照)。そして、上記横杆14’の左右方向の中央部に連結板15’が、上記連結板15に対向して前方側に突設されている。
一方、左右の上記前後杆3a,3bの両内側面3a’,3b’における上記計量桿8a,8bの前端部の近傍位置には、溝形鋼からなる縦杆16a’,16b’が各々垂直方向に固定され(図5参照)、各縦杆16a’,16b’の各下端部は、上記前後杆3a,3bの下面よりも下方側の水準位置に位置しており、さらに上記各縦杆16a’,16b’の各下端部に左右方向に溝形鋼からなる横杆17’を溶接固定することで、上記各下端部が接続されている。
そして、上記横杆17’の左右方向の中央部に、ロードセル10’の固定部10a’をボルトB及びナットNにて固定すると、当該ロードセル10’の荷重負荷部10b’が上記連結板15’の直下に位置するので、上記荷重負荷部10b’と上記連結板15’とを連結具18’(検出用チエン18a’及び検出用ボルト18b’)にて連結する。
よって、上記計量桿8a,8bの上記力点P2’,P2’に下向きの力(矢印C方向)が作用すると、上記計量桿8a,8bには上記支点P1’,P1’としての支軸6’を中心として上記作用点P3’である上記連結板15’に上向きの力(矢印D方向)の力が作用するので、その力を上記連結具18’を介して上記ロードセル10’にて計量し得るように構成されている。
さらに、上記横杆14’の上面14a’上には、風袋重量として上記作用点P3’に作用する上向きの力(矢印D方向、例えば40kg)をゼロ又はゼロに近づけるための調整板19を載置し得るように構成されている。上記調整板19は、上記横杆14上に載置される上記調整板19と同様のものであり、複数の厚みを有する長方形の同一面積の鉄板からなり、厚みの変化により複数の重量の調整板19が予め用意されている(図11参照)。
従って、風袋重量(後述の計量フレーム2その他の上記計量桿にて吊り下げられている構造物の重量)に相当する重量(片側では当該重量の1/2の重量)となる枚数の上記調整板19を重合し、上記横杆14’上に載置し、長ボルトBを上記複数の調整板19の上記貫通孔19a及び上記横杆14の貫通孔14bに貫通し、長ボルトBの端部をナットNにて固定することにより、上記調整板19を上記横杆14’上に載置する。これにより、風袋重量に相当する上記作用点P3’に作用する上向きの力を、重ね合わせた複数枚の上記調整板19の重量にて相殺することができるのである。
次に、上記計量桿7a,7b、8a,8bによって吊り下げられる計量フレーム2に関連した構成を説明する。
上記計量フレーム2は、図4に示すように、長方形状の枠から構成されており、このフレーム2の前方と後方に2つのキャリアローラ11,11’が間隔M1離間して固定されている。
具体的には、上記計量フレーム2の前方側と後方側に各々左右方向の横杆20、20’を固定し、上記横杆20,20’上の中央部に一対の中央スタンド21,21、21’、21’を立設し、上記横杆20,20’上の左右端部にスタンド22,22’を立設し、上記中央スタンド21,21、21’,21’に水平ローラ40,40’を回転自在に支持し、上記両側のスタンド22,22、22’,22’に傾斜ローラ23,23’を回転自在に支持することで、上記計量フレーム2に一対のキャリアローラ11,11’を固定する。
尚、図1に示すように、上記コンベアフレーム1の上記キャリアローラ11,11’の上流側及び下流側には、上記キャリアローラ11,11’と同様の構成の複数のキャリアローラ11(11’)が、上記間隔M1と略同一の間隔を以って、複数設置されており、これらのキャリアローラ11上にコンベアベルト9が、中央に凹部が形成されたトラフ状に載置されており(図1、図2参照)、その状態で、ベルトコンベア装置の駆動ローラ(図示せず)の駆動により上記コンベアベルト9が矢印A方向に進行するものである。
さらに上記計量フレーム2の左側面の前後2か所に吊り下げ用のブラケット24,24’を固定し(図1、図4参照)、上記計量フレーム2の右側面の前後2か所に吊り下げ用のブラケット25,25’を固定する。そして、これら4か所のブラケット24,24’、25,25’に、吊下ロッド26,26’及び27,27’の各下端をナットNにて固定する。
そして、左側の吊下ロッド26,26’の上端部を、円筒の前後方向水平ビーム28aの前後に貫通させ、その上方側に突出した上記ロッド先端にナットNを螺合して上記ロッド26,26’を上記水平ビーム28aに固定し、同様に、右側の吊下ロッド27,27’の上端部を、円筒の前後方向水平ビーム28bの前後に貫通させ、その上方側に突出したロッド先端にナットNを螺合して上記ロッド27,27’を上記水平ビーム28bに固定する。
さらに、上記前後方向水平ビーム28a,28bの前方側の下側に、左右方向の横水平ビーム29を配置し、この横水平ビーム29の左右の2か所に下側から吊下ロッド30a,30bを挿通し、上記左側の吊下ロッド30aの上端を、上記計量桿7aの上記連結部13にナットNにて連結し、上記右側の長ボルト30bの上端を、上記計量桿7bの上記連結部13にナットNにて連結し、これにより、上記計量桿7a,7bの上記連結部13(力点)に、上記計量フレーム2及びこれに関連した部材の前半部を吊下げる。
また、上記前後方向水平ビーム28a,28bの後方側の下側に、左右方向の横水平ビーム29’を配置し、この横水平ビーム29’の左右の2か所に下側から吊下ロッド30a’,30b’を挿通し、上記左側の吊下ロッド30a’の上端を、上記計量桿8aの連結部13’にナットNにて連結し、上記右側の吊下ロッド30b’の上端を、上記計量桿8bの連結部13’にナットNにて連結し、これにより、上記計量桿8a,8bの上記連結部13’(力点)に、上記計量フレーム2及びそれに関連した部材の後半部を吊下げる。
以上の構成により、上記計量桿7a,7bの連結部13、及び上記計量桿8a,8bの連結部13’に、上記吊下ロッド30a,30b,30a’,30b’以下の計量フレーム2に関連した構造物(検出働長内のコンベアベルト9を含む)が吊り下げられた状態となっており、上記コンベアベルト9の矢印A方向の走行と共に、コンベアベルト9にて計量可能な被搬送物の重量を、上記計量桿7a,7b,8a,8bにて計量し得るように構成されている。
ここで、調整板19の調整事例を説明する。
風袋重量の合計は、以下の通りとなる。即ち、
(イ)連結具13(13’)の1個の重量H1[kg]×4(計4個)
(ロ)吊下ロッド30a(30b,30a’,30b’)の1個の重量H2[kg]×4(計4本)
(ハ)前後方向水平ビーム28a(28b)の1本の重量H3[kg]×2(計2本)
(ニ)横ビーム29(29’)の1本の量H4[kg]×2(計2本)
(ホ)吊下ロッド27(27’,26,26’)の1本の重量H5[kg]×4(計4本)
(へ)計量フレーム2の重量(ブラケット25(25’,24,24’等含む))の重量H6[kg]
(ト)キャリアスタンド11(11’)の重量H7[kg]×2(計2台)
(チ)コンベアベルト9の重量H8[kg]×2(コンベアベルト9のキャリアピッチ(間隔)M1の重量×2)
尚、検出働長Tは、キャリアピッチM1×2[m]とした。
従って、風袋重量は、以下(1)式となる。
(イ)+(ロ)+(ハ)+(ニ)+(ホ)+(へ)+(ト)+(チ)=H[kg] (1)
よって、上記作用点P3,P3’の片側にかかる重量は、計量桿の比率がL1:L2=1:3なので、以下(2)式となる。
H×(1/3)×(1/2)=H’[kg] (2)
よって、複数枚の調整板19の合計が片側でH’[kg]となるように、複数枚の調整板19(図11参照)を重ねて調整すれば良い。例えば所定重量の調整板19の8枚を重ね合わせることにより、重合した調整板19の合計V「kg」がH’[kg]になる場合、その調整板19の重合体を2組作成し、調整板19の重合体を、各々上記横杆14,14’の上面14a,14a’上に載置し、これらの調整板19をボルトB及びナットNにて上記横杆14,14’に固定する(図1参照)。尚、調整板19の合計重量にはボルトB及びナットNの重量も加味される。
即ち、V[kg]=H’[kg]又はV[kg]がH’[kg]より若干マイナスとなるように調整板19の重量を調整する。尚、V[kg]がH’[kg]より若干マイナスとなる場合は、演算装置42にてゼロ点調整をすることで、ロードセル10,10’にて0[kg]からの計量が可能となる。
このように構成すると、上記風袋重量に基づいて上記作用点P3,P3’に作用する力(ベクトルD)を上記調整板19,19の重量にてキャンセルすることができ、被搬送物が搬送されていない状態においては、ロードセル10,10’に作用する荷重負荷を「ゼロ」或いは、「ゼロ」に近い値にすることができる。
これにより、被搬送物の重量に適合した定格容量のロードセル10,10’を使用することができ、測定精度を向上させることができる。例えば、被搬送物の最大荷重が200[kg]であるときは、定格容量が200[kg]或いは200[kg]を若干超えるロードセルを使用することができる一方、被搬送物の最大荷重が20[kg]であるときは、定格容量が20[kg]或いは20[kg]を若干超えるロードセルを使用することができ、これにより高い精度による測定を実現することができる。
また、コンベアベルト9の搬送速度は、コンベアベルト9の駆動用スプロケット(図示せず)にパルス発信器41を設置しておき(図8参照)、上記コンベアベルト9の速度に比例したパルス信号を演算装置42に送出する。上記ロードセル10,10’から出力される重量に対応する信号S1[kg/m]、S2[kg/m]は、上記演算装置42に入力し、上記演算装置42内の加算器43にて順次加算(S1+S2)される。さらに速度検出器44が上記パルス信号に基づいてコンベアベルト9の搬送速度R[m/min]を演算し、積算器45が上記重量と速度を積算して、被搬送物の瞬時輸送量Q[kg/min]を求めるものである。上記瞬時搬送量Qは時間をパラメータとして表示部47に順次表示され、一定時間毎にメモリ46に記憶されていく。
本発明は上述のように構成されるものであるから、以下、その作用を説明する。
まず、本発明のコンベアスケールは、ベルトコンベア装置が設置されている現場にて設置するものであるので、予め当該ベルトコンベア装置によって搬送される被搬送物の最大荷重の情報を入手しておき、当該最大荷重に対応した2個の定格荷重のロードセル10,10’を横杆17,17’上に設置する。
例えば、被搬送物の最大荷重が200[kg]である場合は、200[kg]或いは200[kg]を若干超える定格容量のロードセル10,10’を選択して設置し、被搬送物の最大荷重が20[kg]である場合は、20[kg]或いは20[kg]を若干超える定格容量のロードセル10,10’を選択して設置すれば良い。
本実施形態では、被搬送物の最大荷重を20[kg]とし、定格容量が20[kg]のロードセル10,10’が設置されているものとする。また、当該コンベアスケールの風袋重量は予めわかっているので、当該風袋重量に対応する重合した調整板19を2組用意し、横杆14,14’の上面14a,14a’上にボルトB、ナットNにより固定する。具体的には、上記式(1)、(2)を使用して、片側に生ずる風袋重量を計算する。本実施形態の場合は、
H’=21.6[kg]
であるとする。
従って、複数枚の調整板19の合計重量がH’[kg]になるように複数枚の調整板19を組み合わせる。例えば所定の8枚の調整板19の合計重量がH’[kg]になったとすると、これら8枚の重合した調整板19を2組作成し、各々計量桿の横杆14,14’の上面14a,14a’上に載置し、ボルトB及びナットNによって上記上面14a,14a’に載置固定する。
従って、上記風袋重量は、計量桿7a,7b、8a,8bの力点P2,P2’に作用し、計量桿7a,7b、8a,8bの作用点P3,P3’において上向きの力を作用させるが、上記風袋重量と同じ重量の調整板19を上記横板14,14’上に載置しているため、風袋重量に基づく上記作用点P3,P3’に作用する上記上向きの力と、上記調整板19,19の各重量が釣り合い、結果として、上記作用点P3,P3’に作用する上向きの力がリセットされてゼロとなる。
従って、コンベアベルト9上を被搬送物が搬送されていない状態においては、上記ロードセル10,10’には荷重が作用していない状態となる。即ち、上記調整板19,19の重量によって、風袋重量に基づく作用点P3,P3’に作用する上向きの力はゼロになっているものとする。
ここで、当該ベルトコンベア装置を駆動して、コンベアベルト9が矢印A方向に移動し、コンベアベルト9上の被搬送物も上記コンベアベルト9と共に矢印A方向に搬送され、上記コンベアスケールの検出働長を通過してく。
このとき、上記風袋重量に、上コンベアベルト9上を通過する被搬送物の重量が加算された重量が上記計量桿7a,7b及び上記計量桿8a,8bの力点P2,P2’に作用するため、当該重量は上記計量桿7a,7b及び上記計量桿8a,8bの作用点P3、P3’において上向きの力として作用する。
ところで、上記作用点P3,P3’においては、上述のように、風袋重量に基づく力は上記調整板19,19によってリセットされているので、上記作用点P3,P3’には、風袋重量を除いた上記被搬送物のみの重量に対応する力だけが作用することになる。
よって、ロードセル10,10’には、上記被搬送物の重量のみが作用し、定格容量が20「kg」のロードセル10,10’によって、最大荷重20[kg]の被搬送物の重量を高い精度で測定することが可能となる。従って、図9(a)に示すように、20[kg]をフルスケール(FS)として被搬送物の輸送量の変化をみることができる。
次に、被搬送物の最大荷重が200[kg]の場合は、定格容量が200[kg]或いは200[kg]より若干大のロードセル10,10’を設置すれば良い。この場合、作用点P3,P3’においては、上述のように、風袋重量に基づく力は上記調整板19,19によってリセットされているので、上記作用点P3,P3’には、風袋重量を除いた上記被搬送物のみの重量に対応する力だけが作用することになる。尚、当然であるが、上記最大荷重が20kgのときと風袋重量は同一なので、調整板19はそのままの重量で良く、何ら変更を要しない。
よって、ロードセル10,10’には、上記被搬送物の重量のみが作用するため、定格容量が200「kg」のロードセル10,10’によって、最大荷重200[kg]の被搬送物の重量を高い精度で測定することが可能となる。即ち、図9(b)に示すように、200kgをフルスケール(FS)として被搬送物の輸送量の変化をみることができる。
図10に示すものは、本発明に係るコンベアスケールの他の実施形態であり、簡易的には、このように単独の計量桿7bを用い、該計量桿7bの一端に計量フレーム2を吊り下げ、上記計量桿7bの他端に単一のロードセル10を設け、上記他端側に風袋重量を相殺する調整板19を載置するように構成しても良い。尚、図10において上記実施形態と対応部分には同一符号を付している。本発明のコンベアスケールは、上記図1、図10の実施形態に限定されず、本発明の趣旨の範囲内において各種変形することが可能である。
以上のように、本発明のコンベアスケールによると、被搬送物の最大荷重に拘わらず、調整板19(複数枚の調整板19)を使用することにより、風袋重量をゼロ又は略ゼロにして、ロードセル10,10’に被搬送物の荷重のみが作用する構成とすることができるので、被搬送物の最大荷重に対応するロードセルを選択するだけで、精度の高い被搬送物の輸送量の測定を行うことができるものである。
本発明によれば、調整板19を計量桿の作用点P3,P3’側に載置することにより風袋重量を例えばゼロリセットすることができるので、被搬送物の最大荷重に応じた適切な容量のロードセル10,10’を設置することが可能となり、被搬送物の輸送量の精度の高い計測を行うことができるものである。
また、一対の計量桿を対称に配置することにより、各計量桿の他端に載置する各調整板19も風袋重量の半分の重量で良いため、1つ当たりの調整板19の重量を軽減することができ、調整板19の取扱いを容易にすることができる。
また、上記計量桿に横杆14,14’を設けることにより、これら横杆14,14’上に調整板19を安定して載置することが可能となる。
また、調整板19の厚みに応じて1枚の調整板の重量が変わるので、複数種の調整板19を組み合わせることにより、風袋重量に近い重量、或いは風袋重量に一致する重量の調整板19を容易に構成することができる。
また、複数枚の調整板19を重ね合わせることによって風袋重量に一致する重量又は風袋重量に近い重量の調整板を構成することができ、風袋重量を相殺し得る重量の調整板19を容易に構成することができる。
尚、図6中、48,48’は計量桿7a,7b、8a,8b間に設けられた補強用横杆、図4中51a,51bは計量フレーム2の補強杆、49a,49b及び50a,50bは上記計量フレーム2と上記コンベアフレーム1,1とを接続するリンク部材、図1中52は当該コンベアスケールのカバーである。
本発明に係るコンベアスケールによると、被搬送物の最大荷重が大の場合は勿論、被搬送物の最大荷重が小さい場合であっても、上記最大荷重に適合した容量のロードセルを使用することにより、被搬送物の輸送量の精度の高い計量を実現することができるものである。よって、広範な種類のベルトコンベア装置のコンベアスケールとして広く使用することが可能である。
2 計量フレーム
5’ 支軸
6’ 支軸
7a,7b 計量桿
8a,8b 計量桿
9 コンベアベルト
10,10’ ロードセル
11,11’ キャリアローラ
14,14’ 横杆
19 調整板
30a,30a’ 吊下ロッド
30b,30b’ 吊下ロッド
35 機枠
P1,P1’ 支点
P2,P2’ 力点
P3,P3’ 作用点

Claims (4)

  1. 計量フレームに設けられたキャリアローラ上のコンベアベルトによって搬送される被搬送物の輸送量を測定するコンベアスケールにおいて、
    上記コンベアベルトの上方位置の機枠において、略中央部を支点として回動可能に計量桿が支持されており、
    上記計量フレームは上記計量桿の一端の力点側にその重量が作用するように吊下部材によって吊り下げられており、
    上記被搬送物の重量により上記計量桿の他端の作用点側に作用する上向きの力を計量し得るロードセルが上記機枠に設けられており、
    かつ、上記計量桿の上記他端に、上記被搬送物の重量を除く上記計量フレーム側の風袋重量に基づいて、上記作用点側に作用する上向きの力を相殺し得る調整板を載置可能に構成し
    上記計量桿を一対として、両作用点側の上記他端同士が対向するように上記両計量桿が上記機枠に対称に支持されており、
    上記計量フレームは上記両計量桿の各々の一端に設けられた上記吊下部材によって上記両計量桿により吊り下げ支持されており、
    上記両計量桿の上記各他端に上記ロードセルが各々設けられ、上記各ロードセルにより上記被搬送物の重量の半分ずつを計量可能に構成し、
    かつ上記両計量桿の上記両他端には、上記風袋重量に基づいて、上記各ロードセルに作用する上向きの力を相殺し得る調整板を各々載置可能に構成したものであるコンベアスケール。
  2. 上記計量桿は、上記支点となる支軸を以って回動可能な左右一対の板状体から構成されており、
    上記左右一対の上記板状体の各々の一端の力点側に各々上記吊下部材が設けられ、
    上記左右一対の上記板状体の各々の他端を左右方向に接続する横杆が設けられ、上記横杆上に上記調整板を載置可能としたものである請求項1記載のコンベアスケール。
  3. 上記調整板は、同一面積の複数枚の板状体により構成されており、
    かつ、上記複数枚の調整板は、複数種の厚みを有しているものである請求項1又は2に記載のコンベアスケール。
  4. 上記複数枚の調整板を重ね合わせることによって、上記風袋重量に基づく上記作用点に作用する上向きの力を相殺し得る重量の調整板を構成し、
    当該重ね合わせた調整板を上記他端に載置可能としたものである請求項3に記載のコンベアスケール。
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