JP3041227B2 - 締固め監視装置 - Google Patents

締固め監視装置

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JP3041227B2
JP3041227B2 JP7304642A JP30464295A JP3041227B2 JP 3041227 B2 JP3041227 B2 JP 3041227B2 JP 7304642 A JP7304642 A JP 7304642A JP 30464295 A JP30464295 A JP 30464295A JP 3041227 B2 JP3041227 B2 JP 3041227B2
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政弘 庄田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地層表面に土盛り
を行って締固め機械により締固めを行う際に、締固め領
域の全域に渡って完全な締固め作業が行えるように監視
する締固め監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、振動ローラ,ロードローラ,タイ
ヤローラ,ダンピングローラ,ブルドーザ,ダンプトラ
ック等の締固め機械を用いて図13に示すように所定の
広さの締固め領域2の締固めを行う場合は、締固め機械
(図示の例ではダンピングローラ)25を、締固め領域
2の一端2a側から順次各レーン3a〜3d上で走行さ
せて締固めを行うことにより、締固め領域2全体の地層
表面を締固めて固化するようにしている。締固め後、こ
の地層表面上にアスファルト,コンクリート等を流し込
んで表面処理したり、あるいは他の建造物を作ることが
できる。締固め領域2としては、運動場,飛行場,道
路,工業用地,ビル等の建造物の建造予定地等が考えら
れるが、例えば、ロックフィルダム等もその対象であ
る。
【0003】ロックフィルダムのコア部,フィルタ部,
ロック部を締固めするときは、上記コア部は粘性土であ
り、ダンピングローラ又は振動ダンピングローラで締固
めし、フィルタ部は細砂利を主成分とするので、振動ロ
ーラで締固めし、ロック部は岩石を主成分とするので、
振動ローラで締固めする。
【0004】図13において、一例として締固め領域2
が、ロックフィルダムのコア部の場合は、各レーン3a
〜3e毎に振動ダンピングローラ等の締固め機械25を
12回(往路1回,復路1回として)走行させ、ドラム
1で12回締固めしている。このことを図14を用いて
説明すると、レーン3aからレーン3b,3c,3dと
締固めて、締固め完了レーン3dの、12回の締固めが
完了したら、次に締固めを行うべき締固め計画レーン3
eを締固め完了レーン3dの隣りに設定して、この締固
め計画レーン3eを12回締固めする。このような締固
め計画レーンを設定しながら締固めを行うということを
順次締固め領域2の左端2bまで繰返すことになる。こ
の場合、一例として締固め計画レーン3eは、締固め完
了レーン3dに対しm=200〜300mm程度の重な
りが生じるように設定される。このため、ドラム1の一
部が締固め完了レーン3dに一部重なるようにして、締
固め計画レーン3e上を12回走行させることにより、
締固めが行われるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、運転者
の熟練にもよるが、締固め機械を運転して締固め計画レ
ーン3e上を左,右に蛇行することなくまっすぐに走行
するのは容易なことではなく、場合によってはレーン3
a〜3eの左,右に締固めを十分に行えなかった締固め
むらが生じてしまい、締固め領域2を計画通りに締固め
できなくなる不都合が生じていた。
【0006】このことを、図15を用いて説明する。い
ま、簡単のために各レーン毎に4回の締固めを行う場合
(締固め規定回数が4回の場合)について説明する。図
15において、締固め完了レーン3dの隣りに、一部の
距離m=200〜300mmだけ重なりが生じるよう
に、締固め計画レーン3eを設定し、この締固め計画レ
ーン3eの地層表面P上に締固め機械25のドラム1を
1回目A1、2回目A2、3回目A3、4回目A4と4
回走行させた場合に、1回目の締固めA1と2回目の締
固めA2と4回目の締固めA4が締固め計画レーン3e
上に計画通りになされたとしても、3回目の締固めA3
が途中で締固め完了レーン3d方向に蛇行して、距離n
だけ位置ずれして締固めされてしまうと、この位置ずれ
した部分の距離nの区間の地層表面Jが十分に踏み固め
られず、ここに未締固め部分が生じてしまう。しかもず
れnが、次の締固め計画レーンの重なりmよりも大きけ
れば、その差の部分gについては3回しか締固めされ
ず、規定通り4回の締固めがなされなかった部分(締固
めむら)として残ってしまう。
【0007】本発明は締固め機械の走行レーンを表示可
能として、締固め機械が走行レーン上をずれないように
監視することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
締固め領域と、締固め機械の全体又は一部とをディスプ
レー装置に表示し、この表示された締固め領域中に、締
固め機械の走行すべきレーンをレーン設定手段で設定表
示するようにしたことを特徴とする。請求項2記載の発
明は、締固め機械の一部とは締固めを行うドラムである
ことを特徴とする。請求項3記載の発明は、走行すべき
レーンは、締固めが完了した締固め完了レーンの隣に、
この締固め完了レーンに一部重なるように締固め計画レ
ーンとして設定されることを特徴とする。請求項4記載
の発明は、締固め計画レーン中には、複数の走行レーン
を表示するようにして、複軸の締固め機械を走行可能と
したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
発明の第1の実施の形態1.図1は本発明による締固め
監視装置の第1の実施の形態1を示す図であり、本実施
の形態1では、ロックフィルダムのコア部,フィルタ部
等の締固めを行う場合について説明する。図1に示す如
く複数のGPS衛星20の発生する電波は、GPS固定
局21のアンテナ22でキャッチされ、GPS受信機で
受像処理されて、監視室システム24内の無線式データ
通信装置32に供給された後、コンピュータ33でデー
タ処理される。一方、締固め機械25にはGPSアンテ
ナ26が設けられ、このGPSアンテナ26でキャッチ
されたGPS衛星20の電波は、締固め機械側システム
27内の図2にも示すGPS受信機28で受信されてデ
ータ処理される。また、必要なデータは無線式データ通
信装置29に基づき、アンテナ30を介して監視室シス
テム24内のアンテナ31に送信されて、監視室システ
ム24内の無線式データ通信装置32に供給される。締
固め機械25の有する締固め機械側システム27内のG
PS受信機28は、GPSアンテナ22のGPS固定局
21の固定局データ(基準位置)に対する締固め機械2
5の現在位置(正確にはGPSアンテナ26の現在位
置)をデータ処理することに基づき割出す。他の締固め
機械34につても締固め機械25と同様に構成される。
このような、締固め機械25,34等の位置検出技術は
周知のGPS処理技術によりなされるので、この点につ
いては詳述は避ける。
【0010】尚、締固め機械25,34の締固め機械側
システム27には表示用コンピュータ35aが設けら
れ、後述する運転者の必要とする締固め作業情報が表示
される。
【0011】監視室システム24内のコンピュータ33
は図3のステップS1〜ステップS6のプログラムでデ
ータ処理を実行する。先ずステップS1に示すように、
ダム情報の入力として、ステップS1aでの各情報の入
力、ステップS1bでの施行情報の入力、ステップS1
cでの作業情報の入力がなされる。ステップS1aで
は、具体的には、ダムを表わす情報として、ダム名、発
注者名、施工者名、ダム諸元(堤高、堤頂長、堤体積
等)等の情報を所定の操作に応じて入力/変更/削除す
る等して処理する。ステップS1bでは、具体的には、
種々の施工情報の入力を行う。即ち、施工機械に関する
情報として、施工機械の機種(機種名、寸法等)の登
録、あるいはその登録後における機種の指定、つまり今
回対象となる機種が例えばダンピングローラなのか振動
ローラであるのかといった情報の入力を行い、また施工
仕様に関する情報として、締固め回数、施工機械の速
度、締固め方法、及びレーン間のラップ幅等の情報の入
力を行う。ステップS1cでは、具体的には、種々の作
業情報の入力を行う。即ち、日時、施工場所として標
高、平面位置(掘削時の実測値を考慮した設計値、及び
GPS処理技術による直結入力、その他座標入力に基づ
く測量値を含む)、及び使用機械、作業者の指定等の情
報の入力を行う。またこのステップS1cでは、監視室
システム24と締固め機械側システム27との間の通信
設定を行う。
【0012】また、ステップS2では、施工機械の運行
上の締固め計画レーンの生成を行う。即ち、締固め機械
別に、後述するようにレーン設定手段13で締固め機械
が締固めすべき最適計画レーンを自動設定する。ステッ
プS3では、ステップS2で生成された締固め計画レー
ンのルートに関する情報を監視室システム24のディス
プレイ装置33aに表示し、さらに締固め機械25側の
表示用コンピュータ35aに転送し、運行指示を行う。
また締固め機械25の表示用コンピュータ35aでも上
記情報に基づいて締固め計画レーンをモニタ表示する。
ステップS4では、作業(運行)開始/終了の指示、及
び締固め機械の実軌跡を収集するため、GPS測量によ
るリアルタイム座標値(X,Y,Z)を収集する。ステ
ップS5では、締固めレーンの締固め回数管理、締固め
機械の速度管理を行い、締固め機械詳細情報、締固め情
報、未締固め情報、メッセージ等の表示を行い、また締
固め機械実軌跡による計画レーン運行ルートの修正及び
締固め機械側への転送を行い、運行指示を再度行う。ス
テップS6では、施工管理帳票等の出力として、締固め
記録表、盛立状況図、締固め状況監視図等を作成して、
例えば監視室システム24側に表示する。
【0013】ここで、ステップS5では、締固めずれの
検出ステップを含むもので、以下締固めずれの検出につ
いて図4、図5を用いて説明する。本実施の形態では、
図1の監視室システム24内のディスプレー装置33a
に、図13に示す締固め領域2と、締固め機械25の一
部であるドラム1が走行する状態をモニタリングする。
即ち、図4、図5に示すように締固め領域2に対応する
締固め領域パターン2mと、締固め機械25のドラム1
に相当するドラムパターン1aと、後述のレーン設定手
段13で設定されたレーン3a〜3eに対応するレーン
(図5中ではレーン3Eのみ表記)が設定され、さらに
図5に示すようにメッシュ状配列の位置検出ポイント2
Pが設定される。詳述すると、図13で説明した締固め
対象である所定の広さの締固め領域2の外形寸法等を、
図3の例えばステップS1cの工程で入力し、この締固
め領域2に対応する締固め領域のパターン2mをコンピ
ュータ33中の締固め領域設定手段15で表示した上
で、この締固め領域パターン2m中に図5に示すように
縦,横のメッシュMで区画されたマトリックス配列の多
数の位置検出ポイント2Pを位置検出ポイント設定手段
16で設定する。上記位置検出ポイント2Pは一例とし
て、締固め領域2上で走行方向50cm,幅方向10c
mに対応する大きさであり、締固め機械25のドラム1
に対応する形状のドラムパターン1aの通過を検出し、
この検出結果をカウント手段8に出力する。ドラム1が
締固め計画レーン中を正確に走行すれば、この位置検出
ポイント2Pでこのことが検出されるものである。ここ
で、図5に示すように前述のGPS技術により検出した
締固め機械25のGPSアンテナ26に対応するポイン
ト26aを締固め領域パターン2m中に設定し、このG
PSアンテナ26を中心とする、締固め機械25(又は
34)のドラム1に近似する矩形状のドラムパターン1
aをドラムパターン設定手段14によって締固め領域パ
ターン2m中に表示するのである。
【0014】次に、レーン設定手段13のレーン設定に
ついて説明する。このレーン設定手段13は図4に示す
ように、通常は締固め計画レーン3eのパターン3E
を、締固め完了レーン3dのパターン3Dに例えば20
0〜300mm重なるように例えば破線で設定し、また
図6に示すように締固めレーン3eに締固めむらFが発
生している時は、次の締固め計画レーンのパターン3F
の設定に際してこのパターン3Fに、この締固めむらF
が含まれるように設定する。
【0015】このように、締固め領域パターン2mに
は、自機の締固め機械25に対応するドラム1のドラム
パターン1aが、図4の実線の締固め完了レーン3a〜
3dに対応するレーンパターン3A〜3D,締固め計画
レーン3eに対応するレーンパターン3Eと共にディス
プレー装置33a中に表示され、このディスプレー装置
33aの内容は図6に示すように締固め機械25中の表
示用コンピュータ35aにも表示されるので、これを運
転者は見ることにより、運転者はレーン上の締固め状況
を正確に判断できる。尚、ディスプレー装置33a,3
5aへの締固め計画レーンパターン3A,3B…、ドラ
ムパターン1a等の表示は、ドラムパターン1aの近傍
周辺を拡大表示しても良いし、締固め領域2全体の表示
と共に表示しても良く、この拡大、縮小の度合を適宜調
整しても良い。
【0016】ここで、図13に示すように締固め機械2
5、又は締固め機械34が締固め計画レーン3e上を矢
印W方向に走行する場合を考えると、図5に示すよう
に、締固め機械25,締固め機械34のドラム1に対応
するドラムパターン1aが矢印W方向に移動して、レー
ンパターン3E内の位置検出ポイント2P上を通過し、
このレーンパターン3E内の位置検出ポイント2Pでド
ラムパターン1aが検出されることになる。このよう
に、各位置検出ポイント2Pごとにドラムパターン1a
の通過を検出する如く構成し、この検出結果をカウント
手段8に送出し、このカウント手段8で、各位置検出ポ
イント2P毎に検出回数がカウントされ、この各位置検
出ポイント2P毎の検出カウント値をコンピュータ33
内の記憶手段9に記憶しておき、この記憶結果に基づき
画面制御手段10で画面制御するように構成する。な
お、各締固めレーンパターン3A〜3Eは図3のステッ
プS2又はステップS5でレーン設定手段13に基づき
生成して表示される。
【0017】いま、図13において、締固め計画レーン
3e中をドラム1を左右にずれることなく、一端2hか
ら他端2jまで正確にW方向に1回だけ走行した場合に
は、図5の締固め計画レーンパターン3E内の全ての位
置検出ポイント2P(X,Y座標で特定可能)が1回だ
けドラムパターン1aを検知するので、全ての位置検出
ポイント2Pの検出カウント値が「1」となる。しかる
に、図7に示すようにドラムパターン1aが締固め計画
レーンパターン3Eから途中でずれた場合を考えると、
締固め計画レーンパターン3E内の位置検出ポイント2
Pのうち、このずれた位置に対応する位置検出ポイント
2Px,2Pxによってドラムパターン1aが検出され
ないため、カウントされない(他レーン中の検出ポイン
ト3Py,3Pyによってドラムパターン1aが検出さ
れてカウントされる)。
【0018】図13において、ドラム1がW方向とは反
対方向に締固め計画レーンパターン3E中を蛇行して走
行した場合も同様である。即ち、図4、図5に示すドラ
ムパターン1aはW方向とは反対方向に移動し、ドラム
1がずれて、ドラムパターン1aが同方向にずれると、
ドラムパターン1aを検出できない位置検出ポイントが
生じ、この位置検出ポイントの検出カウント値はカウン
トアップされず、ドラムパターン1aを検出できた位置
検出ポイント2Pのカウント値のみがカウントアップさ
れる。このように、位置検出ポイント2Pのカウント値
はドラムパターン1aの検出毎にカウントアップされて
行く。
【0019】本実施の形態1では、上記カウント値に基
づいて画面制御手段10がディスプレー装置33a中の
色制御を行う。このような制御は、テーブル11(図8
参照)に予め設定された締固め規定回数に対応して、テ
ーブル11より読み出される色(○印の色)に変色され
るようになされる。例えば、締固め計画レーン3eの締
固め規定回数が例えば4回とした場合には、画面制御手
段10により、締固めの検出カウント値が4回で青、こ
の検出カウント値が3回で黄、この検出カウント値が2
回で赤、この検出カウント値が1回で白となるように、
図7に示すように各位置検出ポイント2Pに対応する締
固め領域パターン2m内の矩形の絵素領域2PFを色制
御する。従って、往路,復路の締固めが正確に4回行わ
れて、図5に示すように、締固め計画レーンパターン3
E上中を4回ドラムパターン1aが通過すると、全締固
め計画レーンパターン3E中の位置検出ポイント2Pに
対応する矩形の絵素2PFが青色に変化される。一方、
ドラムパターン1aの往路,復路のいずれか、又は両方
の走行過程で締固め機械25のドラム1に走行にずれが
生じて、図7に示す位置検出ポイント2Pxが1回しか
ドラムパターン1aを検出できなかった場合は、白色
に、この位置検出ポイント2Pxに対応する絵素2PF
が2回しかドラムパターン1aを検出できなかった場合
は赤色に設定され、3回しかドラムパターン1aを検出
できなかった場合は黄色に設定されることになる。
【0020】この場合、締固め計画レーンパターン3E
の締固め完了後に、この締固め計画レーンパターン3E
の隣りに次回設定する締固め計画レーンの締固め機械の
走行に際して、上記未締固め部分である位置検出ポイン
ト2Pxに対応する部位が、必要回数締固めされた場合
にはこの部分は青色に変色される。この結果は、監視室
システム24内のディスプレー装置33aに示され、プ
リンタ38でプリントアウトされる。そして、この表示
結果は、無線式データ通信装置32からアンテナ31を
介して締固め機械25、又は締固め機械34に送出さ
れ、それ等の表示用コンピュータ35aには上記表示結
果が表示される。例えば、図6に示す表示用コンピュー
タ35aの右側の部位を残した大部分の所に、締固め完
了レーン3a〜3dのパターン3A〜3Dと共に、締固
め計画レーン3eのパターン3Eを表示し、規定の締固
め回数に達しなかった部分については、青色に変色し得
なかった黄,赤,白の締固めむらFとして表示される。
締固めむらFは図7中のドラムパターン1aを規定回数
検出しなかった位置検出ポイント2Pxに対応する。
【0021】従って、本実施の形態1では、締固め計画
レーン3eを規定回数締固めしつつ、運転者が自機の締
固め機械の表示用コンピュータ35aに図6に示すよう
に締固め状況をモニタ表示することにより、締固めむら
を発見でき、締固め計画レーン3eの締固め完了後の次
の締固めで、図6、図7に示すように、この締固めむら
Fをつぶすように次のレーンパターン3Fの設定を自動
的に行う等の方法により、締固めを行うことにより、全
体の締固めを規格に合ったものにできる。例えば、図1
5に示す例において、地層表面Jの部分が締固めむらF
として表示されるので、この地層表面Jの部分が含まれ
るようにレーン設定手段13が次のレーン3fに対応す
るパターン3Fを設定して締固めを行うことにより、締
固め領域全体に渡って規格に合った締固めが可能とな
る。勿論、レーン設定手段13は前のレーン中に締固め
むらFが存在しない時は、前のレーンに対して200〜
300mmの重なりを与えるだけで次の計画レーンを設
定するものとする。また、ドラムパターン1aの走行過
程で逐次位置検出ポイント2Pに対応する絵素2PFが
画面制御手段10で色変更されるため、運転者は締固め
機械25の運転過程でも締固めの変化を知ることができ
る。
【0022】図6において表示用コンピュータ35a中
の右側の部位には次の各種領域がある。35bは現在時
刻及び走行回数の表示、35cはレーン変更のコマンド
出力用のタッチパネルで、これをタッチ操作することに
より、運転者がレーンを変更することが監視室システム
24側に通知される。35dは作業中断タッチパネル
で、これをタッチ操作することにより、締固め作業を中
断することが監視室システム24側に通知される。35
eは交信用タッチパネルで、監視室システム24側と交
信を行うときに用いられる。35fは締固め情報要求タ
ッチパネルで、これをタッチ操作することにより、運転
者により現在までの締固め状況が監視室システム24側
に要求され、監視室システム24側から締固めむらFを
有する前述した締固め機械25回りの表示がなされ、あ
るいは図9に示すように締固め機械25と他の締固め機
械34のドラムパターン1aを含む締固め領域2の全体
画像の締固め状況を表示できる。35gはシステム動作
を表示するランプである。
【0023】図10は運転者に与えるべき情報の表示内
容の具体例を示すもので、51は概略情報で、締固め機
詳細情報、未締固め情報、締固め情報、メッセージ等を
含み、52は締固め機詳細情報の具体的内容で、機種、
締固め方法、現在地、速度、コース走行回数、走行時間
等を含み、53は例えばメッセージの具体的内容で、締
固め不足、もう1度このレーンを往復しなさい、レーン
を間違えています,確認して下さい、事務所へ戻りなさ
い等を含む。また、ディスプレー装置33aには、図6
に示すように自機の締固め機械の近傍を拡大表示するこ
とに限らず、図9に示すように締固め領域2の全域のパ
ターン2mを表示できる。これにより、自機の締固め機
械25と共に、他機の締固め機械34も表示されるの
で、他機の締固め機械34の作業状況も把握できる。
【0024】尚、本発明においては、位置検出ポイント
2Pがドラムレーン1aを検出したときに、各位置検出
ポイント2P毎に設けられたカウンタ手段をカウントア
ップするとして説明したが、本発明はこれに限定され
ず、図11に示すように、ドラムパターン1aの走行方
向Wに対しレーンパターン3E中の横ならびの、複数の
位置検出ポイント2Pmの検出結果をアンド回路50に
入力するようにして、横ならびの全位置検出ポイント2
Pmがドラムパターン1aを検出したときに「1」を、
いずれかの位置検出ポイント2Pmがドラムパターン1
aを検出しなかったときに「0」を出力端子51より出
力し、この「0」の信号で図示しないアラームを鳴動さ
せれば、締固めむらの発生を運転者に報知できる。即
ち、例えば締固め機械25のドラム1がずれて図11の
破線1mに示すように、ドラムパターン1aがずれたと
きは、位置検出ポイント2Pmを通過途中で、位置検出
ポイント2Pm1がドラムパターン1aを検出しないの
で、アンド回路50が、出力端子51より「0」を出力
してアラームが発生される。このとき、運転者はバック
して再締固めを行う等して締固めむらの発生を回避でき
る。
【0025】発明の第2の実施の形態2.次に、レーン
設定手段13のレーン設定構成の他の形態について説明
する。上述の実施の形態1では、レーン設定手段13は
図6に示すように、通常は締固め計画レーン3eのパタ
ーン3Eを、締固め完了レーン3dのパターン3Dに例
えば200〜300mm重なるように設定し、また締固
め完了レーンに締固めむらFが発生した時は、次の締固
め計画レーンのパターン3Fに、この締固めむらFが含
まれるように設定すれば良いものであった。
【0026】しかるに、締固め機械が一例としてダンピ
ングローラの複軸の場合は、ドラムが左,右に分離され
ているので、図12に示すように、複雑な態様で変化さ
せるものとする。即ち、この場合、両サイドに破線30
a,30aを設けて1つの計画レーン30を画面表示す
るだけでなく、その中に複数のレーン31〜36を設定
するのである。このレーン31〜36は、両サイドに破
線30b,30bを設けて形成され、締固め機械の左,
右のドラムに合わせて常に2レーンずつ一対形成され
る。従って、締固めに際し、左右の線分(破線)30a
が表示され、これでこの区間の範囲が締固め計画レーン
レーン30であることが表示される。また、一対のレー
ン31,31が破線30b,30bによって表示され
る。これにより、運転者はここに締固め機械を乗り入れ
てレーン31,31の6回の締固めを行う。次に、同様
に一対のレーン32,32が破線30b,30bの表示
で表示され、レーン32,32の6回の締固めを行う。
このようにしてレーン33,33→レーン34,34→
レーン35,35→レーン36,36と順次表示しなが
ら締固めを各レーン毎に6回ずつ行うことにより、最終
的に区間Rでは12回、区間Qでは24回の締固めを行
うことができる。即ち、図6の締固めを〜の順に設
定して行うのである。
【0027】次のレーン40の設定についても、このレ
ーン中で締固めレーンが複数に順次設定されつつ締固め
が行われる。ただし、この次のレーン40は、レーン3
0との間でm=200〜300mmの重なりが設定され
ることは実施の形態1の場合と同様である。尚、1つの
レーンを複軸のダンピングローラで締固めを行う場合
は、図12に示す態様のものに限定されず、種々の方法
が存在するが、いずれにしても本実施の形態によれば、
締固めを行うべきレーン(締固め計画レーン)の中に、
さらに複軸のダンピングローラの走行レーンを順次設定
して行くので、何処に走行レーンを設定すれば良いかの
運転者の決定上の負担を軽減でき、しかも運転者が各走
行レーンを確実に締固めさせることができ、高品質の締
固め面を得ることができる。
【0028】尚、本発明は、締固め機械の検出方法とし
て、GPS処理技術で締固め機械25の位置を検出する
ことに限定されず、光学カメラ等で検出しても良い。締
固め機械25はダンピングローラに限らず、振動ロー
ラ,ロードローラ,タイヤローラ,ブルドーザ,ダンプ
トラック等の締固め機械についても本発明を適用できる
ものである。また、締固め機械は2台に限らず、2台以
上でも本発明を適用できる。また、締固め機械はドラム
1を表示することに限定されず、機械全体を表示しても
よく、またドラム1だけでなくタイヤも表示しても良
い。また、画面表示されるドラムパターン1aは、単
軸,複軸等に合わせて種々のパターンのものが表示され
るもので、図示の形状のものに限定されない。また、ド
ラムパターン1aの近傍に、締固め機械の進路を示す図
示した矢印Wを実際に表示しても良い。また、メッシュ
Mは実際の画面中には表示しないのであるが、必要なら
ば表示しても良い。また、カウンタ手段はカウントアッ
プするものとして説明したが、規定値から0までカウン
トダウンしてゆくものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略的なシステム
構成を説明するシステム構成図である。
【図2】図1に示す締固め機械側システムの構成を説明
する説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作の概略を説明
するフローチャートである。
【図4】図1に示す監視システム側のディスプレイ装置
に表示される内容の具体例を説明する説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の表示の状態と監視
室側システムのコンピュータとの構成的関係を説明する
説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の締固め機械側シス
テムの表示用コンピュータへの情報の表示態様の一例を
説明する説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の締固め機械側シス
テムの表示用コンピュータ上の色制御の態様の一例を説
明する説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の色制御に利用され
るテーブルの内容を説明する説明図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態の監視室システムの
ディスプレイ装置への情報の表示態様の一例を説明する
説明図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態で運転者に与える
べき情報の表示内容の具体例を説明する説明図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態で用いられる色制
御の他の例を説明する説明図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態で用いられるレー
ン設定手段を説明する説明図である。
【図13】従来の技術を説明する説明図である。
【図14】従来の技術における締固め方法を説明する説
明図である。
【図15】従来の技術の課題を説明する説明図である。
【符号の説明】
13 レーン設定手段 20 GPS衛生 24 監視室システム 25 締固め機械 27 締固め機械側システム 33a ディスプレイ装置 35a 表示用コンピュータ 3A,3B,3C3,D3,3E 締固め計画レーンパ
ターン 1a ドラムパターン F 締固めむら 2PF 絵素

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締固め領域と、締固め機械の全体又は一
    部とをディスプレー装置に表示し、この表示された締固
    め領域中に、締固め機械の走行すべきレーンをレーン設
    定手段で設定表示するようにしたことを特徴とする締固
    め監視装置。
  2. 【請求項2】 締固め機械の一部とは締固めを行うドラ
    ムであることを特徴とする請求項1に記載の締固め監視
    装置。
  3. 【請求項3】 走行すべきレーンは、締固めが完了した
    締固め完了レーンの隣に、この締固め完了レーンに一部
    重なるように締固め計画レーンとして設定されることを
    特徴とする請求項1記載の締固め監視装置。
  4. 【請求項4】 締固め計画レーン中には、複数の走行レ
    ーンを表示するようにして、複軸の締固め機械を走行可
    能としたことを特徴とする請求項3記載の締固め監視装
    置。
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