JP3041216B2 - 粘着テープ用基材 - Google Patents

粘着テープ用基材

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JP3041216B2 JP7135838A JP13583895A JP3041216B2 JP 3041216 B2 JP3041216 B2 JP 3041216B2 JP 7135838 A JP7135838 A JP 7135838A JP 13583895 A JP13583895 A JP 13583895A JP 3041216 B2 JP3041216 B2 JP 3041216B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粘着テープ用基材に関
し、特に、その製造時に溶剤ベースのコーティング剤を
使用することのない粘着テープ用基材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、剥離層を片面に有する粘着テープ
用基材は、熱可塑性樹脂からなるフィルムの片面に、長
鎖アルキルペンダント型ポリマー等(例えば、ピーロイ
ル1010、一方社油脂工業(社)製の商品名)をトル
エン、キシレンなどの芳香族溶剤やヘキサン、ハロゲン
溶剤などの揮発溶剤に溶解してなるコーティング液を塗
布し、揮発性溶剤を揮散させることによって製造されて
きた。
【0003】しかしながら、このような工法ではコーテ
ィング装置が必要である上溶剤を除去するための乾燥炉
まで必要であるため、生産コストがかかりすぎるのみな
らず、溶剤の揮散により作業環境も悪化し、作業環境を
良くするためには、また、そのための設備が必要となる
と言う欠点があった。更に、長鎖アルキルペンダント型
ポリマーでは、十分な剥離性を持たせることができない
という欠点もあった。
【0004】そこで、フィルムの摺動性を改善するた
め、塗布層にシリコーン油やポリジメチルシロキサンガ
ムなどの摩擦係数低減化剤を添加することが提案された
(特開昭59−133050号公報等)が、粘度が35
0〜800,000csのシリコーンオイル等を使った
場合には、離型性が不足する上、シリコーンオイルが粘
着層へ移行するという欠点があった。また、350cs
以下の粘度のシリコーンオイル等を使用しても、中剥離
タイプや重剥離タイプのものを得ることができないとい
う欠点があった。
【0005】同様に、フィルムの高速包装及びヒートシ
ール性を改善するために、重合度が3,500〜8,0
00のポリジオルガノシロキサンガムを0.1〜1.0
重量部、上述した長鎖アルキルペンダント型ポリマーに
添加することも提案されている(特公平2−60745
号公報等)が、この場合も、離型性が不十分であるた
め、プラスチックフィルム製粘着テープ用基材として実
用することができなかった。このように、溶剤ベースの
コーティング剤を用いて粘着テープ用基材を製造する方
法には種々の欠点があるため、他の製造方法の開発が急
がれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
溶剤ベースのコーティング剤を使わずに剥離強度を制御
することについて鋭意検討したところ、剥離層を熱可塑
性樹脂と一定量の高重合度シリコーンで構成させ、これ
を、前記熱可塑性樹脂と同一組成の熱可塑性樹脂からな
るプラスチックフィルム上に設けた場合には、従来に比
べて十分な離型性を有する上、粘着剤の粘着力を低下さ
せないので、粘着テープ用基材として好適なものとなる
ことを見出し、本発明に到達した。
【0007】従って、本発明の第1の目的は、溶剤を使
用する必要のない、粘着テープ用基材を提供することに
ある。本発明の第2の目的は、軽剥離、中剥離及び重剥
離の何れにも容易に対応することのできる粘着テープ用
基材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルムの片面
に、下記化2で表されるジメチルポリシロキサン、及
び、前記熱可塑性樹脂と同一組成の熱可塑性樹脂からな
剥離層を設けてなることを特徴とする粘着テープ用基
材によって達成された。
【化2】但し、式中のRは、水酸基あるいは炭素数1〜
6の炭化水素基であり、また、nは2,000〜8,0
00の整数である。
【0009】本発明で使用するプラスチックフィルム
は、公知の熱可塑性樹脂の中から適宜選択して使用する
ことができる。このようなプラスチックフィルムの具体
例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、熱可塑性ポリウレタン、セロハ
ン、フッ化ビニリデン、PET、ポリスチレン及び塩化
ビニリデン等のフィルムが挙げられるが、これらの中で
も特にポリプロピレンフィルムが作業性や耐久性の面か
ら好ましい。尚、フィルムの厚みは適宜決定することが
できるが、通常は10〜100μmであり、好ましくは
20〜80μm、特に好ましくは30〜70μmであ
る。
【0010】前記プラスチックフィルムの片面に塗布す
る剥離層は、前記化2で表された高重合度シリコーンで
あるジメチルポリシロキサンが2〜20重量%と、熱可
塑性樹脂98〜80重量%とからなる(図1を参照)。
この場合に使用する熱可塑性樹脂は、プラスチックフィ
ルム層と剥離層との接着を十分にする観点から、前記プ
ラスチックフィルムに使用するものと同一組成の熱可塑
性樹脂とする。
【0011】剥離層中の高重合度シリコーンの含有率が
2重量%未満では十分な離型性が得られないため、粘着
テープ用基材として使用できない。また、20重量%を
越えると、シリコーン成分のブリードが多くなり過ぎて
粘着剤層へ移行するので、粘着剤の接着性が損なわれて
好ましくない上経済的にも不利となる。高重合度シリコ
ーンの特に好ましい含有率は4〜10重量%である。
【0012】本発明で使用される前記高重合度シリコー
ンは、それをキシレンに溶かして30重量%に希釈した
時の溶液粘度が3,000〜7,000csであるもの
が好ましく、特に、4,000〜6,000csとなる
ものが好ましい。また、該高重合度シリコーンの重合度
(n)は2,000〜8,000であるが、特に、3,
000〜5,000であることが好ましい。
【0013】なお、nの数が2,000未満では、成形
品にベタつきが残る上、シリコーン成分が分離しやす
く、成形機のTダイ部分にシリコーン油がにじみ出し、
いわゆる目やにを発生させるため、連続生産が不可能と
なる。n数が8,000を越えると、シリコーンが硬く
混練しにくいので、高濃度シリコーンのマスターペレッ
トを作製するには適当でない。
【0014】即ち、本発明の粘着テープ用基材を製造す
るには、化2で示された高重合度シリコーンを予め30
〜70重量%の高濃度で熱可塑性樹脂に分散してなるマ
スターペレットを調製し、次いでこのマスターペレット
と熱可塑性樹脂を、前記高重合度シリコーンが2〜20
重量%となるように混合し、多層押し出し機等によって
フィルム状に成形すれば良い。
【0015】このようにすることにより、高重合度シリ
コーンがポリプロピレン等の熱可塑性樹脂中に均一に分
散し、フィルム表面の離型ムラがなくなるので、安定し
た離型性が得られる。また、高重合度シリコーンの含有
量を調節することにより、それぞれ、軽剥離、中剥離及
び重剥離の粘着テープ用基材を得ることができる。尚、
この場合の高濃度シリコーンのマスターペレットは、熱
可塑性樹脂パウダーと高重合度シリコーンを二軸押出機
を使い、各樹脂の溶融温度以上で、加熱溶融混練して製
造される。
【0016】多層押出機を使用する場合には、熱可塑性
樹脂フィルムと剥離層を共押し出しして、本発明の粘着
テープ用基材を一度に製造することもできるが、上述し
た製造方法以外にも、予め高重合度シリコーン含有プラ
スチックフィルムを成形し、無添加プラスチックとラミ
ネートとすることもできる。いずれの製造方法にして
も、剥離層の厚みは1〜50μmとすることが好ましい
が、特に2〜25μmとすることが好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明の粘着テープ用基材は溶剤ベース
のコーティング剤を使用しないので、塗布工程がなく製
造適性に優れる上、環境保全にも寄与することができ
る。また、使用するジメチルポリシロキサンの離型性が
優れている上、熱可塑性樹脂と共に剥離層を構成するの
で、離型面の剥離性及び離型性が著しく改善され、粘着
剤層との剥がれが円滑に行われ、ジメチルポリシロキサ
ンの含有率を2〜20重量%の間で調節することによ
り、軽剥離から重剥離の基材迄、目的に合わせて容易に
製造することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、下記「%」は特に記載がない限り「重量%」を意味
する。
【0019】実施例1. ポリプロピレン樹脂(メルトインデックス2g/10
分、230℃、融点165℃)に高重合度ジメチルポリ
シロキサンを1:1の割合で配合し、ヘンシェルミキサ
ーで混合した。得られた混合物を二軸混練機にて、22
0℃の温度で混練した後、高重合度ジメチルポリシロキ
サンを50%含有するマスターペレットを得た。
【0020】得られたマスターペレットを、剥離層中の
高重合度ジメチルポリシロキサンが5重量%となるよう
にポリプロピレン樹脂に添加し、2層ダイを用いて、ポ
リプロピレンフィルムの片面に剥離層が積層した2層構
造のフィルムとなる様に、250℃で溶融共押し出しし
てシートを成形した。次に115℃で縦方向に6倍延伸
し、更に165℃のオープン中で横方向に10倍延伸
し、155℃で熱セットして二軸延伸複層フィルムを製
造した。このフィルムの剥離層の厚さは10μmであ
り、ポリプロピレンフィルムの厚みは40μmであっ
た。得られた粘着テープ用基材の特性を下記の測定試験
で調べた結果は、表1に示した通りである。
【0021】
【表1】
【0022】剥離力の試験 常態剥離力は、剥離層側に標準粘着テープ(積水化学
(製)で、商品名:オリエンテープ、粘着力は810g
/25mm)を貼り付けて、得られたサンプルを、20
g/cm2 の荷重で圧着した後、23℃×65%RHで
3時間放置し、次いで、オートグラフ(島津製作所
(製))を用いて180°方向に0.3m/分と50m
/分の速度で前記標準粘着テープを剥がし、剥離力を測
定した。
【0023】接着力の測定 剥離層側に標準粘着テープ(積水化学(製)で、商品
名:オリエンテープ、粘着力は810g/25mm)を
貼り付けて得られたサンプルを20g/m2 の荷重で圧
着し、次いで23℃、65%RHで3時間放置した後標
準粘着テープを剥がした後ステンテス板に貼りあわせ、
2kgのテープローラー(ASTM−D−1000−5
5T)で1往復圧着した後、引き剥がして接着力を測定
した。尚、この測定で用いられたステンレス板はJIS
G4305規定のステンレス板をJISR6253規定
の#280耐水研磨紙で磨いたものであり、また、経時
変化は、50℃で24時間、20g/cm2 の荷重下で
放置したものについて測定した。
【0024】実施例2.実施例1で得られたシリコーン
マスターペレットを、剥離層中の高重合度ジメチルポリ
シロキサンが10重量%となるようにポリプロピレン樹
脂に添加した他は、実施例1と全く同様にして、複層フ
ィルムを製造した。得られた粘着テープ用基材の特性
を、実施例1の場合と同様にして測定した結果は、表1
に示した通りである。
【0025】比較例1.ポリプロピレン樹脂(メルトイ
ンデックス:2.0g/10分、230℃、融点165
℃)を250℃で溶融押し出ししてシートを成形し、次
に115℃で縦方向に6倍延伸した後、165℃のオー
プン中で横方向に10倍延伸し、155℃で熱セットし
て二軸延伸フィルムを製造した、このフィルムの剥離層
として、長鎖アルキルペンダント型ポリマー(ピーロイ
ル1010:一方社油脂工業(株)の商品名)をトルエ
ンで希釈し、乾燥後の塗布量が0.3g/m2 になるよ
うコーティングした。得られた粘着テープ用基材の特性
を実施例1と全く同様にして調べた結果は、表1に示し
た通りである。
【0026】比較例2.ポリプロピレン樹脂(メルトイ
ンデックス:2.0g/10分:230℃、融点165
℃)に対して、シリコーンオイル(信越化学工業(株)
KF96H、10,000cs)を5%練り込んだペレ
ットを剥離層の組成物に使用した他は、実施例1と全く
同様にして二軸延伸複層フィルムを製造した。得られた
粘着テープ用基材の特性を実施例1と全く同様にして調
べた結果は、表1に示した通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着テープ用基材の概念図である。
【符号の説明】
1:プラスチックフィルム 2:剥離層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 7/02 C09J 183/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィ
    ルムの片面に、下記化1で表されるジメチルポリシロキ
    サン、及び、前記熱可塑性樹脂と同一組成の熱可塑性樹
    脂からなる剥離層を設けてなることを特徴とする粘着テ
    ープ用基材。 【化1】 但し、式中のRは、水酸基あるいは炭素数1〜6の炭化
    水素基であり、また、nは2,000〜8,000の整
    数である。
  2. 【請求項2】 剥離層中のジメチルポリシロキサンが、
    剥離層中に2〜20重量%含有されてなる請求項1に記
    載された粘着テープ用基材。
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