JP3040788B2 - 洗浄乾燥装置 - Google Patents

洗浄乾燥装置

Info

Publication number
JP3040788B2
JP3040788B2 JP2042477A JP4247790A JP3040788B2 JP 3040788 B2 JP3040788 B2 JP 3040788B2 JP 2042477 A JP2042477 A JP 2042477A JP 4247790 A JP4247790 A JP 4247790A JP 3040788 B2 JP3040788 B2 JP 3040788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
cleaning
washing
processing chamber
inert gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2042477A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03246939A (ja
Inventor
満 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SPC Electronics Corp
Original Assignee
SPC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SPC Electronics Corp filed Critical SPC Electronics Corp
Priority to JP2042477A priority Critical patent/JP3040788B2/ja
Publication of JPH03246939A publication Critical patent/JPH03246939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3040788B2 publication Critical patent/JP3040788B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は洗浄乾燥装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の洗浄槽の多くは上部開放型であり、薬液を混
合、昇温させて洗浄を行っていた。
一方、洗浄槽に音響エネルギーを印加して洗浄を行う
手段、加減圧を利用した洗浄手段、或いはスプレーを用
いた洗浄手段等もそれぞれ単独で用いられていた。
(発明家解決しようとする手段) 前記の各種洗浄手段は夫々別々に実施されるので、環
境的にも、効率的にもそれぞれ下記に示すような問題が
あつた。
(1)大気開放型の場合、薬液飛散量及び排気量が大き
くなる欠点がある。
(2)大気圧下で音響エネルギーを印加しても化学反応
温度は低下し、高アスペクト比微細ホール内への液の浸
入は難かしい。
(3)密閉構造内において加減圧を利用して薬液洗浄を
行う場合には、薬液の高アスペクト比微細ホール内への
浸入は可能であるが、微細ホール内からの除去汚染物の
拡散及び微細ホール内での反応効率は悪かった。
(4)従来のテフロン密閉槽は耐薬性は高いが、ヤング
率が小さく、ボアソン比が大きく、耐圧強度が低かっ
た。又、音響エネルギの印加も困難であった。
(5)種々の洗浄液の処理及びリンス工程のために槽数
が増加してしまい、それに伴い、設置スペースも増大す
る。
(6)過大な薬液収容量を必要としていた。
本発明は、従来の単一洗浄技術では不可能であった高
アスペクト比微細ホール内洗浄を加減圧スイープ洗浄、
音響振動エネルギー印加洗浄、光化学反応洗浄などを複
合的に用いることにより可能にする洗浄乾燥装置を提供
するのを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、蓋2で密閉できる有底筒形をした石英製
の洗浄槽1の槽内を高さの低い一対の隔壁14、14で仕切
って、高さの低い処理室Aとその両側に位置した高さの
高い外室Bとに分離し、これら処理室A及び外室Bの底
面にそれぞれ真空ポンプに接続した処理室ドレーン7及
び外室ドレーン8を設けると共に、切換バルブを介して
不活性ガス、各種洗浄液、純水を処理槽A内に選択的に
注入できる注入管9を前記処理室A内に配設し、更に洗
浄槽1内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給管10を
前記外室Bの上部壁面に開口せしめ、単一の洗浄槽で各
種洗浄工程を順次実施し得る様にすることにより、上記
課題を解決せんとするものである。
(作用) 本発明は前記のように構成したもので、ウエハーを処
理室内にセットして蓋で密閉し、注入管及び不活性ガス
供給管を閉じ、処理室ドレーンと外室ドレーンから真空
ポンプで減圧し、その後注入管から洗浄液を処理室に注
入して洗浄を行い、外室Bに洗浄液をオーバーフローさ
せ、外室ドレーンを開放して大気圧に戻す。
次に、処理室ドレーン及び外室ドレーンを開放し、注
入管及び不活性ガス供給管から不活性ガスを注入して残
液を全て強制的に排出する。
次に、処理室ドレーンと外室ドレーンを閉じ、注入管
のバルブを切換えて純水を処理室内に注入してウエハー
をリンスすると共に注入管もリンスする。その後、処理
室ドレーンと外室ドレーンを開放してリンス後の純水を
排出させ、注入管及び不活性ガス供給管から不活性ガス
を注入して残液を強制的に排出させる。
前記サイクルを注入管から注入する洗浄液の種類を代
えて所望回数実施し、その後ウエハーを乾燥させる。
尚、洗浄及びリンス中に音響エネルギー発生素子を駆
動させて被洗浄物に音響振動エネルギーを与えることも
できる。
又、光反応エネルギー発生源を駆動して洗浄、リンス
及び乾燥工程中に光化学反応を起こさせることもでき
る。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
蓋2で密閉できる有底筒形をした石英製の洗浄槽1の
槽内は、高さの低い一対の隔壁14,14で仕切られ、高さ
の低い処理室Aとその両側に位置した高さの高い外室B
とに分離されている。
3は蓋2と洗浄槽1の上端縁との間に設けられたシー
ル材である。この洗浄槽1はそれより内径及び高さが大
きい間接槽4内の中央にその底面を浮かした状態でセッ
トされ、音響エネルギー伝搬媒体である水5にその下部
が浸漬されている。
この洗浄槽1の底面6は第2図に示すように傾斜して
おり、その下方寄りには処理室ドレーン7と外室ドレー
ン8,8′とが設けられており、他端を間接槽4外に延設
して処理室Aからオーバーフローした液を外室ドレーン
8,8′により間接槽4外に排出するようになっている。
又、処理室A内の下部には、下向きにスプレーする注
入管9が配設されており、この注入管9により、N2のよ
うな不活性ガス、各種の洗浄液、純水等を切換えバルブ
(図示省略)を介して処理室A内に供給できるようにな
っている。
更に、外室Bとなっている洗浄槽1の上部壁面には不
活性ガス供給管10が開口せしめられている。
一方、洗浄槽1の外周にはIRヒータ及びUVランプを交
互或いは単独に巻付けた光反応エネルギー発生源11が囲
繞せしめられており、その外側には反射メタルが蒸着さ
れている。なお、洗浄槽1は石英製なので光反応エネル
ギーはその壁面を十分に透過し、槽内に到達できる。
図中12は超音波振動子のような音響エネルギー発生素
子である。
本実施例は前記のように構成したもので、被洗浄物で
あるウエハー13を処理室Aにセットし、蓋2を閉じて密
閉する。その後、注入管9及び不活性ガス供給管10を閉
じ、処理室ドレーン7と外室ドレーン8,8′を真空ポン
プ(図示省略)に接続して規定の減圧値まで吸引する。
その後、注入管9より洗浄液を注入して処理室A内に洗
浄液を充満させて規定時間の洗浄を行い、洗浄液を外室
Bにオーバーフローさせ、大気圧に戻す。この大気圧に
戻す際には、外室ドレーン8,8′を開き且つ不活性ガス
供給管10から微圧のN2ガスを洗浄槽1内に注入し、外室
B内からの洗浄液の排出を容易にする。
次に、洗浄槽1内及び配管内の洗浄液を排出するため
に、処理室ドレーンと外質ドレーン8,8′を開放して洗
浄液を排出させ、開放状態のまま、注入管9と不活性ガ
ス供給管10とからN2ガスを注入して残液を全て強制的に
排出させる。
その後、N2ガスの注入を停止し、処理室ドレーン7と
外室ドレーン8,8′を閉じ、注入管9のバルブを切換え
純水を処理室Aに注入し、ウエハー13もリンスする。そ
の際、減圧を併用することも可能である。
リンス終了後は、処理室ドレーン7と外室ドレーン8,
8′を開放し、注入管9及び不活性ガス供給管10よりN2
ガスを注入して残純水を強制的に排出する。
前記サイクルで注入管9より注入する洗浄液の種類を
変えて所望の回数洗浄を行う。この洗浄及びリンス中に
は音響振動エネルギー発生素子12及び光反応エネルギー
発生源11を駆動することにより、洗浄槽1内に音響エネ
ルギー及び光化学反応エネルギーを単独或いは複合的に
印加し、各工程における処理をより効果的に行うことも
できる。
前記全洗浄工程終了後、乾燥のために処理室ドレーン
7と外室ドレーン8,8′を開放して真空ポンプで減圧す
る。その際、ウエハー13への乾燥熱供給のために、光反
応エネルギー発生源11を駆動する。規定の乾燥時間経過
後、不活性ガス供給管10よりN2ガスを注入して大気圧に
戻し、蓋2を開放して洗浄及び乾燥の終わったウエハー
13を取出し、一連の洗浄乾燥作業を終了する。
(発明の効果) 本発明は前記のような構成、作用を有するから、洗浄
槽は単独槽ではあるが、種々の洗浄液を順次供給でき、
高アスペクト比微細ホール内の完全洗浄が可能となる。
又、各種処理液使用毎に純水リンス、減圧、不活性ガス
置換を同一配管、同一槽で行うため、槽内及び配管内は
いつも清潔に保持され、洗浄液ミストの発生がない。
更に、完全密閉構造のため、種々の薬液ミストによる
外部汚染もなく、槽外部の構造物の耐薬性を特に考慮し
なくても良い。
又、耐圧性にすぐれた石英で洗浄槽を形成し、洗浄室
を2室化したので使用洗浄液の減量が可能となり、下部
からの音響エネルギーの効果的な印加も可能となる。
又、減圧に伴う熱量損失分を外周の光反応エネルギー発
生源から槽内に供給することにより、薬液反応効率を高
めることもできる、等の効果を有し、極めて実用的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る洗浄乾燥装置の一実施例の縦断正
面図、第2図は縦断側面図、第3図は平面図である。 1……洗浄槽、2……蓋、3……シール材、4……間接
槽、5……水、6……底面、7……処理室ドレーン、8,
8′……外室ドレーン、9……注入管、10……不活性ガ
ス、11……光反応エネルギー発生源、12……音響エネル
ギー発生素子、13……ウエハー、14……隔壁、A……処
理室、B……外室。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋2で密閉できる有底筒形をした石英製の
    洗浄槽1の槽内を高さの低い一対の隔壁14、14で仕切っ
    て、高さの低い処理室Aとその両側に位置した高さの高
    い外室Bとに分離し、これら処理室A及び外室Bの底面
    にそれぞれ真空ポンプに接続した処理室ドレーン7及び
    外室ドレーン8を設けると共に、切換バルブを介して不
    活性ガス、各種洗浄液、純水を処理槽A内に選択的に注
    入できる注入管9を前記処理室A内に配設し、更に洗浄
    槽1内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給管10を前
    記外室Bの上部壁面に開口せしめ、単一の洗浄槽で各種
    洗浄工程を順次実施し得る様にしたことを特徴とする洗
    浄乾燥装置。
  2. 【請求項2】洗浄槽1の外周に光反応エネルギー発生源
    を囲繞せしめたことを特徴とする請求項(1)記載の洗
    浄乾燥装置。
  3. 【請求項3】洗浄槽1をそれより内径及び高さが大きい
    間接槽4内の中央にその底面を浮かした状態で固定し、
    該間接槽4の底面外側に音響エネルギー発生素子12を設
    けると共に、該間接槽4内に前記洗浄槽1の下部が浸漬
    する様に音響エネルギー伝搬媒体を充填せしめたことを
    特徴とする請求項(1)記載の洗浄乾燥装置。
JP2042477A 1990-02-26 1990-02-26 洗浄乾燥装置 Expired - Fee Related JP3040788B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2042477A JP3040788B2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 洗浄乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2042477A JP3040788B2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 洗浄乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03246939A JPH03246939A (ja) 1991-11-05
JP3040788B2 true JP3040788B2 (ja) 2000-05-15

Family

ID=12637145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2042477A Expired - Fee Related JP3040788B2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 洗浄乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3040788B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2541238Y2 (ja) * 1992-12-18 1997-07-16 株式会社スガイ 基板洗浄槽の基板浮き上がり防止装置
US6138698A (en) * 1997-11-20 2000-10-31 Tokyo Electron Limited Ultrasonic cleaning apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03246939A (ja) 1991-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5259407A (en) Surface treatment method and apparatus for a semiconductor wafer
CN102413952A (zh) 清洗装置以及清洗方法
US20050268668A1 (en) Mist generating device, and dishwasher and washing machine using same
US4361163A (en) Apparatus for washing semiconductor materials
US6782901B2 (en) Sulfuric acid recycle apparatus
JP3040788B2 (ja) 洗浄乾燥装置
US5901716A (en) Wafer cleaning apparatus with rotating cleaning solution injection nozzles
JP2006013015A (ja) 洗浄装置及び洗浄方法
JPH07100441A (ja) 洗浄装置
JP4036626B2 (ja) 超音波洗浄方法および超音波洗浄装置
JPH06296943A (ja) 超音波洗浄装置
JPH1012585A (ja) 密閉型ウエハ洗浄装置
JPH08299926A (ja) 超音波洗浄装置
CN112657930A (zh) 槽式清洗设备及清洗方法
JPH05169039A (ja) 超音波洗浄方法
JP3821181B2 (ja) 内視鏡洗滌装置による内視鏡洗滌方法
JPH11382A (ja) 医療器具用洗浄装置及び医療器具の洗浄方法
JP2003093308A (ja) 食器洗い機
KR102163188B1 (ko) 애벌세척 기능을 갖는 식기 세척기
JPS6036099B2 (ja) 半導体基板の洗浄方法
KR200337722Y1 (ko) 한약제 세척용 초음파 세척기
JPH05223828A (ja) 微量バイアル洗浄装置
KR200238123Y1 (ko) 반도체의웨트스테이션
JP2003311225A (ja) ヘルメット等の超音波洗浄装置
JPH0320031A (ja) 超音波洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees