JP3040657U - メガネケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メガネケースが嵩高くならず、蓋体を閉じこ
とにより収納されたメガネががたつかない二個入れ両開
きメガネケースを提供する。 【解決手段】 ケース本体７にケース蓋体４を開閉自在
に連結してなる該本体７と該蓋体４の各凹部６，３にそ
れぞれメガネを収納する両開きメガネケースにおいて、
本体７と蓋体４の各凹部６，３の同じ位置にメガネ５，
２のパッド５ａ，２ａに嵌合する凸部１０，９をそれぞ
れ同じ向きにして設けてメガネ５，２を同じ向きにして
収納するものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、二個のメガネを本体と蓋体との内側にそれぞれ収納する両開き二個 入れメガネケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

コンパクトケースからなる携帯用の二個入れメガネケースは、すてに周知であ り、実開平１−８６８１１号公報には、両開きメガネケースの本体と蓋の内側に 袋状収納部を形成して、各袋状収納部にメガネを収納する眼鏡ケースが開示され ている。また、実開平７−３０７４１号公報には、折り畳み得る財布状の構造よ りなり、開口が向き合うポケットにそれぞれ上部フレームが向かい合わせになる ようにメガネを収納して、さらに、マジックテープで二重に挟持するようにした ダブルメガネケースが開示されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、前者の眼鏡ケースは、本体と蓋の内側に袋状収納部を形成した構成と なっているので、該袋状収納部にそれぞれメガネを収納してバック等に入れて持 ち歩いた場合、眼鏡ケース内でメガネ同志が擦れ合ったりして、特に、フッショ ン性の高いメガネや金属製フレームのメガネ等を収納する場合には傷が付くとい う問題点や眼鏡ケースにメガネを一個収納して持ち歩いた場合には、眼鏡ケース はメガネ二個分の収容スペースを有しているため、メガネがケース内でがたつき 、レンズに傷が付くという問題点があった。

【０００４】 また、後者のダブルメガネケースは、開口が向き合うようにポケットが形成さ れているので、二個のメガネを収納した際、メガネの上部フレーム同志が向かい 合い、折り畳まれたケース内で二個のメガネのテンプルが重なり嵩高くなるとい う問題点や収納されたメガネをマジックテープで二重に挟持しなければならず、 取り出し、収納が簡単にできないという問題点があった。

【０００５】 そこで、本考案は、本体と蓋体の内側にそれぞれメガネを収納しても嵩高くな らず、さらに蓋体を閉じことにより、メガネが固定されて収納されたメガネがが たつかず、出し入れも簡単な二個入れメガネケースを提供することを技術的課題 とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記技術的課題は、次の通りの本考案によって解決できる。

【０００７】 即ち、本考案に係るメガネケースは、ケース本体とケース蓋体との隣り合う長 辺を中心として開閉自在に連結してなる該本体と該蓋体の各凹部にそれぞれメガ ネを収納する略長方形状の両開きメガネケースにおいて、前記各凹部の同じ位置 にメガネのパッドに嵌合する凸部をそれぞれ同じ向きに設けてなり、二個のメガ ネが同じ向きにして収納できるようにしたものである。

【０００８】 また、本考案に係るメガネケースは、ケース本体とケース蓋体との隣り合う長 辺を中心として開閉自在に連結してなる該本体と該蓋体の各凹部にそれぞれメガ ネを収納する略長方形状の両開きメガネケースにおいて、前記各凹部の同じ位置 にメガネのパッドに嵌合する凸部をそれぞれ同じ向きに設けると共に該本体と該 蓋体の連結部に当該本体と当該蓋体とを仕切って収納されたメガネを覆う広さの 仕切片を設けてなり、二個のメガネが同じ向きにして収納できるようにしたもの である。

【０００９】 また、本考案に係るメガネケースは、ケース本体とケース蓋体との隣り合う短 辺を中心として開閉自在に連結してなる該本体と該蓋体の各凹部にそれぞれメガ ネを収納する略長方形状の両開きメガネケースにおいて、前記各凹部の対称位置 にメガネのパッドに嵌合する凸部をそれぞれ反対向きに設けてなり、二個のメガ ネが向かい合わせにして収納できるようにしたものである。

【００１０】 また、本考案に係るメガネケースは、ケース本体とケース蓋体との隣り合う短 辺を中心として開閉自在に連結してなる該本体と該蓋体の各凹部にそれぞれメガ ネを収納する略長方形状の両開きメガネケースにおいて、前記各凹部の対称位置 にメガネのパッドに嵌合する凸部をそれぞれ反対向きに設けると共に該本体と該 蓋体の連結部に当該本体と当該蓋体とを仕切って収納されたメガネを覆う広さの 仕切片を設けてなり、二個のメガネが向かい合わせにして収納できるようにした ものである。

【００１１】 また、本考案は、前記仕切片を設けたメガネケースにおいて、仕切片を可撓性 樹脂薄板としたものである。

【００１２】 さらに、本考案は、前記仕切片を設けたメガネケースにおいて、仕切片を布材 としたものである。

【００１３】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。

【００１４】 実施の形態１．

【００１５】 図１は本考案に係るメガネケースを開けた状態を示す平面図であり、メガネケ ースの本体と蓋体にそれぞれメガネが収納されている。図２は図１に示すメガネ ケースの部分斜視図であり、本体に蓋体を固定する止金具は省略されている。図 ３は図１に示すメガネケースのＡ−Ａ線縦断面図であり、収納されたメガネはテ ンプルとフレーム繋ぎの切断面として示されている。また、図４は図３に示す蓋 体を閉じた状態の縦断面図である。

【００１６】 図１〜図４において、１はメガネ２を収納する凹部３を有する蓋体（ケース蓋 体）４とメガネ５を収納する凹部６を有する本体（ケース本体）７とからなる丸 みを有する略長方形状の両開きメガネケースであり、蓋体４はメガネケース１の 長辺に設けられた連結部８を介して本体７に開閉自在に連結されている。そして 、連結部８側の蓋体４の側部４ａ（図２参照）には、メガネ２のパッド２ａに嵌 合する台形状凸部９がメガネケース１の幅半分までの長さで突き出して設けられ ている。また、連結部８とは反対側の本体７の側部７ａ（図２参照）には、メガ ネ５のパッド５ａに嵌合する台形状凸部１０がメガネケース１の幅半分までの長 さで突き出して前記凸部９と同じ向きに設けられている。

【００１７】 なお、２ｂはメガネ２のテンプル、２ｃはメガネ２のフレーム繋ぎであり、５ ｂはメガネ５のテンプル、５ｃはメガネ５のフレーム繋ぎであり、１１はメガネ ケース１の止金具である。

【００１８】 本実施の形態では、蓋体４の凹部３と本体７の凹部６との同じ位置にメガネ２ ，５のパッド２ａ，５ａに嵌合する台形状凸部９，１０を同じ向きにして設けた ので、図１に示すように、メガネ２，５をそれぞれ蓋体４の凹部３と本体５の凹 部６とに同じ向きになるように収納することができる。また、蓋体４を閉じれば 、図４に示すように、蓋体４の台形状凸部９が本体７の凹部６に収納されたメガ ネ５のテンプル５ｂを押さえ、本体７の台形状凸部１０が蓋体４の凹部３に収納 されたメガネ２のテンプル２ｂを押さえることとなるので、メガネケース１に収 納されたメガネ２，５をがたつかないように固定することができる。

【００１９】 また、メガネケース１にメガネを一個収納する場合でも、本体７或いは蓋体４ のいずれかの台形状凸部によりメガネのテンプルが固定されるので、メガネがが たつくことはない。さらに、蓋体４を閉じても台形状凸部９，１０同志は重なら ない長さに形成されているので、メガネケース１が嵩高くなることはない。

【００２０】 実施の形態２．

【００２１】 図５は本考案に係るメガネケースを説明する図であり、図５の（ａ）はメガネ ケースの縦断面図、図５の（ｂ）は蓋体を閉じた状態の縦断面図であり、同図に おいて、図１〜図４と同一符号は同一又は相当部分を示し、本実施の形態におけ るメガネケース１は長方形の箱形に形成されており、本体７と蓋体４の連結部８ に、メガネケース１内に収まる広さの可撓性樹脂薄板１２を設けたものであり、 本体７と蓋体４とを仕切ると共に収納されたメガネを覆う役目をしている。

【００２２】 本実施の形態では、可撓性樹脂薄板１２を設けることにより、メガネのがたつ きをさらに防止することができる。

【００２３】 なお、可撓性樹脂薄板１２の代わりに、メガネ用の保護布を設けてもよい。

【００２４】 実施の形態３．

【００２５】 図６は本考案に係るメガネケースを示す平面図であり、同図において、図１〜 図４と同一符号は同一又は相当部分を示し、本実施の形態におけるメガネケース １は楕円に近い略長方形状をしており、本体７と蓋体４との隣り合う短辺を連結 部１３として、該連結部１３を中心として開閉自在となっている。そして、本体 ７の内側部（凹部）６と蓋体４の内側部（凹部）３には、対称位置となるように メガネのパッドに嵌合する凸部１０及び凸部９がそれぞれ反対向きに形成されて いる。

【００２６】 本実施の形態では、本体７と蓋体４との各内側部６，３にメガネを向かい合わ せにして収納するものであるが、前記実施の形態１と同様の効果を奏することが できる。

【００２７】

【考案の効果】

以上説明した通り、本考案によれば、メガネケースが嵩高くならず、蓋体を閉 じることにより収納されたメガネが固定されるのでがたつきがなく、しかも、簡 単に出し入れできる二個入れメガネケースを提供することができる。

【００２８】 従って、本考案の産業上利用性は非常に高いといえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るメガネケースを開けた状態を示す
平面図である。

【図２】図１に示すメガネケースの部分斜視図である。

【図３】図１に示すメガネケースのＡ−Ａ線縦断面図で
ある。

【図４】図３に示す蓋体を閉じた状態の縦断面図であ
る。

【図５】本考案に係るメガネケースを説明する図であ
る。

【図６】本考案に係るメガネケースの平面図である。

【符号の説明】

１ メガネケース ２，５ メガネ ３，６ 凹部 ４ 蓋体 ７ 本体 ８，１３ 連結部 ９，１０ 凸部 １１ 止金具 １２ 可撓性樹脂薄板

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケース本体とケース蓋体との隣り合う長
   辺を中心として開閉自在に連結してなる該本体と該蓋体
   の各凹部にそれぞれメガネを収納する略長方形状の両開
   きメガネケースにおいて、前記各凹部の同じ位置にメガ
   ネのパッドに嵌合する凸部をそれぞれ同じ向きに設けて
   なり、二個のメガネが同じ向きにして収納できることを
   特徴とする二個入れメガネケース。
2. 【請求項２】 ケース本体とケース蓋体との隣り合う長
   辺を中心として開閉自在に連結してなる該本体と該蓋体
   の各凹部にそれぞれメガネを収納する略長方形状の両開
   きメガネケースにおいて、前記各凹部の同じ位置にメガ
   ネのパッドに嵌合する凸部をそれぞれ同じ向きに設ける
   と共に該本体と該蓋体の連結部に当該本体と当該蓋体と
   を仕切って収納されたメガネを覆う広さの仕切片を設け
   てなり、二個のメガネが同じ向きにして収納できること
   を特徴とする二個入れメガネケース。
3. 【請求項３】 ケース本体とケース蓋体との隣り合う短
   辺を中心として開閉自在に連結してなる該本体と該蓋体
   の各凹部にそれぞれメガネを収納する略長方形状の両開
   きメガネケースにおいて、前記各凹部の対称位置にメガ
   ネのパッドに嵌合する凸部をそれぞれ反対向きに設けて
   なり、二個のメガネが向かい合わせにして収納できるこ
   とを特徴とする二個入れメガネケース。
4. 【請求項４】 ケース本体とケース蓋体との隣り合う短
   辺を中心として開閉自在に連結してなる該本体と該蓋体
   の各凹部にそれぞれメガネを収納する略長方形状の両開
   きメガネケースにおいて、前記各凹部の対称位置にメガ
   ネのパッドに嵌合する凸部をそれぞれ反対向きに設ける
   と共に該本体と該蓋体の連結部に当該本体と当該蓋体と
   を仕切って収納されたメガネを覆う広さの仕切片を設け
   てなり、二個のメガネが向かい合わせにして収納できる
   ことを特徴とする二個入れメガネケース。
5. 【請求項５】 仕切片が可撓性樹脂薄板である請求項２
   又は４記載のメガネケース。
6. 【請求項６】 仕切片が布材である請求項２又は４記載
   のメガネケース。