JP2522135Y2 - 蓋体開閉用合成樹脂製薄肉ヒンジ - Google Patents

蓋体開閉用合成樹脂製薄肉ヒンジ

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JP2522135Y2
JP2522135Y2 JP1991067716U JP6771691U JP2522135Y2 JP 2522135 Y2 JP2522135 Y2 JP 2522135Y2 JP 1991067716 U JP1991067716 U JP 1991067716U JP 6771691 U JP6771691 U JP 6771691U JP 2522135 Y2 JP2522135 Y2 JP 2522135Y2
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synthetic resin
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啓市 石井
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蓋体開閉用合成樹脂製
薄肉ヒンジに関し、特に、蓋体を傾動自在に開閉し得る
ようにケーシングの固定部と蓋体とを結合する蓋体開閉
用合成樹脂製薄肉ヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種装置や物品の収納用などのケ
ーシングの蓋体を、合成樹脂製薄肉ヒンジを介してケー
シング本体に対して結合し、蓋体を傾動自在に開閉させ
るようにしたものがある。このようなケーシングの蓋体
は、内蔵された機器の保守や物品の収納及び取り出しの
ために開閉を繰り返されるが、上記ヒンジ体が例えばポ
リプロピレン製であれば、実用上の耐久性には何等問題
を生じることがない。
【0003】しかしながら、開閉によるヒンジ体の薄肉
部の曲げが繰り返し行われると、薄肉部の折り曲げ部分
が白色化して、外観が損なわれるという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本考案の主な目的は、ケーシングの蓋体
を開閉自在に結合するべく薄肉部を有する合成樹脂製ヒ
ンジ体の白色化による外観の悪化を防止し得る蓋体開閉
用合成樹脂製薄肉ヒンジを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、ケーシング本体に対して蓋体を開閉自在に
支持するための合成樹脂製薄肉ヒンジの前記ケーシング
本体及び前記蓋体への各取付部分が前記ケーシング本体
及び前記蓋体の各裏面側に設けられ、かつ前記各取付部
分間の薄肉部が前記ケーシング本体及び前記蓋体の隙間
介して外方を臨む位置に設けられていると共に、前記
ケーシング本体及び前記蓋体と前記薄肉ヒンジとの間に
挟持されるように設けたエラストマ製ヒンジカバーによ
り前記薄肉部の外面われていることを特徴とする蓋
体開閉用合成樹脂製薄肉ヒンジを提供することにより達
成される。
【0006】
【作用】このようにすれば、薄肉部の外面がエラストマ
製カバーにより覆われるため、蓋体の開閉を繰り返すこ
とにより、繰り返しの曲げにより薄肉部が白色化して
も、その白色部分が隠されるため、外観を損ねることが
ない。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。図1は、本考案が適用されたカー
ドリーダライタ1の外観を示す斜視図である。このカー
ドリーダライタ1は、例えば、デパートなどに於いてレ
ジスタの横に置かれて、プリペイドカードの利用者に対
してそのカードへの情報の授受を行うために用いるのに
適する。カードリーダライタ1のケーシング2の前面に
は、カード挿入口・情報表示部・手動排除ボタンなどを
配設された操作部1aが設けられており、ケーシング2
内には、カード搬送装置や情報アクセスヘッドなど(図
示せず)が設けられている。
【0008】ケーシング2の上面には、図2に併せて示
されるように、カードリーダライタ1の保守点検用の蓋
体3が、図の矢印Aに示されるように上方に向けて開閉
可能に設けられている。蓋体3は、例えば金属板からな
り、そのケーシング2の後方端部を、図2に示されるよ
うに、その基端部を、ケーシング2の底壁に固着された
合成樹脂材(例えばポリプロピレン)からなるヒンジ体
4の可動部4aに結合されている。ヒンジ体4の固定支
持部4bは、ケーシング本体としての底壁2aに立設状
態に固設されている。固定支持部4bと可動部4aとの
間には、ケーシング2の上面に向けて突出する逆U字形
をなす薄肉ヒンジとしての薄肉部5が形成されており、
固定支持部4bに対して蓋体3が傾動自在にヒンジ結合
されている。
【0009】ところで、ヒンジ体4には、薄肉部5の凸
側の表面を覆うように、エラストマ材として例えばクロ
ロプレンゴムからなるヒンジカバー6が取り付けられて
いる。このヒンジカバー6は、その一端部をヒンジ体4
の固定支持部4bに接着固定され、他端部を、蓋体3の
ヒンジ体4側端部とヒンジ体4の可動部4aとに、両者
間に挟持されるように接着固定されている。
【0010】ヒンジ体4の固定支持部4bは、カードリ
ーダライタ1の後部を覆うように形成されたケーシング
本体の一部としての金属製リアカバー7により覆われて
いる。リアカバー7の上面部の遊端がヒンジカバー6に
密接して、ヒンジ体4とリアカバー7との間にヒンジカ
バー6が挟持されている。また、ヒンジカバー6の薄肉
部5の凸部を覆う部分6aは、リアカバー7の上面部と
閉じた状態の蓋体3の上面とを結ぶ面よりも上方に突出
するようになる。従って、ヒンジカバー6の薄肉部5を
覆う部分6a以外は、蓋体3とリアカバー7とにより外
部に対して覆われており、ヒンジカバー6の全体が外部
に露出することがない。尚、リアカバー7の上部の斜面
部には、カードから読み取った情報などを表示するため
の表示ユニット8が取り付けられている。また、リアカ
バー7は、合成樹脂(例えばABS樹脂)製であっても
良い。
【0011】このようにして、ヒンジ体4の薄肉部5の
表面を覆うようにヒンジカバー6が取り付けられてお
り、保守点検などのために蓋体3の開閉を繰り返すこと
により薄肉部5が白色化しても、その白色部をヒンジカ
バー6により隠すことができるため、外観を損ねること
がない。すなわち、ケーシング本体を構成するリアカバ
ー7と蓋体3との間の隙間を介して外方を臨むように薄
肉部5が位置していることから、ヒンジカバー6がない
場合には、白色化した薄肉部5が外部から見えることに
なる。更に、本考案によれば、薄肉部5を跨ぐようにヒ
ンジカバー6が取り付けられていることから、薄肉部5
を補強することができ、ヒンジ体4の薄肉部5の耐久性
をより一層向上することができるし、また、蓋体3の分
離を防ぐことができる。
【0012】また、上記したように、蓋体3とヒンジ体
4の可動部4aとの間にゴム製のヒンジカバー6の一方
の端部が挟持され、リアカバー7とヒンジ体4の固定支
持部4bとの間にゴム製のヒンジカバー6の他方の端部
が挟持されていることから、ケーシング2の内部が外部
に対して密閉される。従って、ケーシング2内に、ほこ
り等の異物や水等が外から入り込むことを好適に防止で
きる。尚、ヒンジカバー6は、クロロプレンゴムにより
形成されていることから、比較的低温から高温(−15
℃〜70℃)に亘っての使用に耐え得る。
【0013】また、金属製の蓋体3を開けた際に、蓋体
3の端部とリアカバー7とが、ゴム製のヒンジカバー6
を介することから直接触れ合うことがなく、きしみ音の
発生を好適に防止できる。同様に、蓋体3の端部とリア
カバー7とが直接触れ合うことがないため、蓋体3の端
部及びリアカバー7の対応する端部同士の接触による微
少な破損が生じることを防止できる。
【0014】図3は、本考案に基づく第2の実施例を示
す図2に対応する図であり、同様の部分については同一
の符号を付けてその詳しい説明を省略する。この第2の
実施例では、ヒンジ体4の薄肉部9が上方に向けて凹設
された形状をなしており、ヒンジカバー6の薄肉部9を
覆う部分6aが、第1の実施例と同様にリアカバー7の
上面部と閉じた状態の蓋体3の上面とを結ぶ面よりも上
方に突出するように、上方に向けて凸状に曲げられてい
る。従って、蓋体3を、上方に向けて傾動させて開いた
場合に、ヒンジカバー6の凸状部が、蓋体3とリアカバ
ー7との間に挟まれるようになる。この第2の実施例に
於いても、第1の実施例と同様の効果を奏する。
【0015】また、図4及び図5に、第3及び第4の実
施例を示す。これらの図も上記と同様に図2に対応する
図であり、同様の部分については同一の符号を付けてそ
の詳しい説明を省略する。図4に示す第3の実施例で
は、薄肉部10が下方に向けて凹設された形状をなして
おり、ヒンジカバー6に於ける薄肉部10を覆う部分6
bが、上記と同様に閉じた状態の蓋体3の上面とリアカ
バー7の上面部とを結ぶ面よりも上方に突出するように
中実の凸状に形成されている。この第3の実施例では、
ヒンジカバー6に於ける薄肉部10を覆う部分6を凸状
に曲げる必要がないため、ヒンジカバー6の取り付けを
容易に行うことができる。また、図5に示す第4の実施
例では、薄肉部11が上下両方向に対称的に凹設された
形状をなしており、ヒンジカバー6の薄肉部11を覆う
部分6aが、上記第2の実施例と同様に、閉じた状態の
蓋体3の上面とリアカバー7の上面部とを結ぶ面よりも
上方に突出するように、上方に向けて凸状に曲げられて
いる。これら各実施例でも、第1の実施例と同様の効果
を奏する。
【0016】尚、本実施例では、カードリーダライタの
ケーシングについて示したが、合成樹脂製のヒンジ体を
用いる種々のケーシングに於いて、その蓋体のヒンジ結
合部に適用可能である。
【0017】
【考案の効果】このように本考案によれば、薄肉ヒンジ
の表面側がエラストマ製カバーにより覆われるため、薄
肉ヒンジの繰り返しの曲げにより白色化した部分を好適
に隠すことができ、外観を損ねることがない。また、カ
バーのケーシング本体及び蓋体への取付部分がケーシン
グ本体及び蓋体の裏面側にて薄肉ヒンジとの間に挟持さ
れており、その取付部分が外方に露出することがないた
め、上記構造により外観を損ねることを極力防止するこ
とができ、美観性を好適に向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたカードリーダライタの外観
を概略示す全体図。
【図2】図1のII−II線について見た要部概略断面図。
【図3】第2の実施例を示す図2に対応する要部断面
図。
【図4】第3の実施例を示す図2に対応する要部断面
図。
【図5】第4の実施例を示す図2に対応する要部断面
図。
【符号の説明】
1 カードリーダライタ 1a 操作部 2 ケーシング 2a 底壁 3 蓋体 4 ヒンジ体 4a 可動部 4b 固定支持部 5 薄肉部 6 ヒンジカバー 6a 部分 6b 部分 7 リアカバー 8 表示ユニット 9 薄肉部 10 薄肉部 11 薄肉部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング本体に対して蓋体を開閉自
    在に支持するための合成樹脂製薄肉ヒンジの前記ケーシ
    ング本体及び前記蓋体への各取付部分が前記ケーシング
    本体及び前記蓋体の各裏面側に設けられ、かつ前記各取
    付部分間の薄肉部が前記ケーシング本体及び前記蓋体の
    隙間を介して外方を臨む位置に設けられていると共に、
    前記ケーシング本体及び前記蓋体と前記薄肉ヒンジとの
    間に挟持されるように設けたエラストマ製ヒンジカバー
    により前記薄肉部の外面われていることを特徴とす
    る蓋体開閉用合成樹脂製薄肉ヒンジ。
JP1991067716U 1991-07-31 1991-07-31 蓋体開閉用合成樹脂製薄肉ヒンジ Expired - Lifetime JP2522135Y2 (ja)

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