JP3040561B2 - 印刷機の色間見当自動修正装置 - Google Patents

印刷機の色間見当自動修正装置

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JP3040561B2
JP3040561B2 JP3287902A JP28790291A JP3040561B2 JP 3040561 B2 JP3040561 B2 JP 3040561B2 JP 3287902 A JP3287902 A JP 3287902A JP 28790291 A JP28790291 A JP 28790291A JP 3040561 B2 JP3040561 B2 JP 3040561B2
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範文 田阪
宣行 岡村
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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多色印刷機の色間見当合
せに適用される見当調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多色印刷においては、相異なる単色の分
色刷を複数組刷り重ね多色刷とするが、この単色の分色
刷を行う刷版の版胴装着時における胴周方向(以下天地
方向)および胴軸方向(以下左右方向)の見当上の相互
位置がずれていると、印刷された絵柄の外周部がぼけ、
品質がそこなわれるので、これらの見当上の位置を正確
に合わせるための手段が種々提案されている。
【0003】従来よりこれら手段の一つとして、図4の
ように、分色刷の刷版に十字形の見当用罫線いわゆるト
ンボを、刷版の一隅に分色刷の絵柄とともに焼込んでい
る。よってこれら刷版にて多色刷された紙面の一隅に
(あとで断裁にて切断される余白部分が多い)印刷され
ている個々の色のトンボの相対的重り具合を見て、各ト
ンボのずれ量およびその方向を判定して、版胴に取付け
られた天地及び左右の見当合せ装置を作動させ見当合せ
を行っている。
【0004】しかしトンボの十字罫線は、極めて細く
(0.1mm程度)ルーペでの目視でも見にくいので、
相互のずれ寸法を0.1mmのオーダにて判定するのは
困難なため、判定は不正確になる。よって版胴での見当
合せの調整に時間がかかり、この時間のかかり具合はオ
ペレータの熟練や経験にて左右される。したがって目視
の代りに運転中に見当ずれを検出する自動読取り装置が
使用されているが、この装置ではトンボを読取ることが
出来ないので種々の見当用マークが考案されているが、
いづれも図5に示すように、トンボよりも天地方向に長
いスペースを必要とし、印刷物によっては(天地方向に
断裁代のない、もしくは極めて少ないもの)これら見当
用マークが使用出来ないことがある。
【0005】またこの自動読取り装置には公知の見当用
マークを光学的に走査する自動測定システムのものが多
く、印刷機の運転中、前記天地方向に細長い見当合せ用
マークの測定を行っている(図6)。しかしこの光学的
測定装置はカラーでなく白黒にて見当合せ用マークをと
らえ、このマークの位置にて各単色の区別をしているう
え、複雑であり、かつ非常に高価である。このようなわ
けで、一般的には定置式の見当測定装置が用いられてい
るのが実情であるが、この定置式のイメージセンサは非
較的大型で重くフレキシブルに取扱いにくい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。 (イ)トンボをルーペにて見て見当を合わせる方法は、
時間がかかり熟練や経験により見当ずれ量を読み取るの
で、読み取られたずれ量が不正確で個人によりばらつき
がある。 (ロ)自動読取りに使用されるトンボに代る見当合せマ
ークは、天地方向に細長くなっているので、印刷物によ
っては、この細長い見当合せマークを入れるスペースが
取れない場合がある。 (ハ)自動読取りは、オンマシンにて行われ、高速にて
走行する紙面に印刷された見当合せマークにより見当ず
れを検出するため、光学的に画面を走査する自動読取り
装置が使用されている。しかしこの装置は、極めて高価
で、かつ光学的に読取れるマークはカラーでなく白黒で
あるので、マークの位置により各単色の区別を行ってい
る(見当合せマークが細長いのはこのためである)。よ
ってカラー単色の実感がない。尚オンマシンの光学的自
動読取り装置用見当合せ用マークとしてトンボは使用出
来ない(各色のトンボ間隔は見当ずれ程度なので狭ます
ぎて検出出来ない)。 (ニ)一般に用いられている定置型の見当測定装置は、
イメージセンサ部がハンディでなく、フレキシブルに取
扱いにくい。
【0007】本発明は、スペースをとらないとんぼを使
用して迅速に色間見当合せを行う自動装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)各色のトンボとその周辺のエリア(区域)をカラ
ーカメラで撮影し、このカラー画像を無線および有線で
送信するハンディなエリアセンサを設ける。 (2)カラー画像を受信する手段、このカラー画像をR
(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の色画像に
分解しこれを記憶する手段、記憶手段より色画像を読み
出しC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロ)の3
色が重り合い形成する黒色とK(墨色)とを区分し、K
の範囲を判定する手段、R,G,Bの色画像とKの範囲
とよりそれぞれC,M,Yの各範囲を判定する手段、K
を基準とする各C,M,Yの見当ずれ量とその方向を演
算する手段、及び演算手段の演算結果にもとづいて見当
制御信号を発信および表示する手段とを有する制御装置
を設ける。
【0009】
【作用】(1)各色トンボをその周辺エリアと共にカラ
ー画像にてとらえ、このカラー画像を、切換えにより無
線又は有線にて送信する。またこのエリアセンサは、主
としてカラーカメラ,カラーカメラコントロールユニッ
トと送信ユニットよりなっているので、小型軽量で自在
に取扱うことが出来る。特に無線送信では操作の自在性
が増加する。 (2)送信されたカラー画像をカラーのまま受信する。
このカラー画像をR,G,Bフィルタで、Kと、フィル
タにより強調された色(各フィルタの余色およびC,
M,Yの3色が重り合った黒)とに分解し、K色部およ
び黒色部の連続する任意の2色の例えばRの画像信号と
同じ画像上の位置で連続するC(シアン)の画像信号の
相関係数をそれぞれ求め、これを比較することにより、
Kと黒とを区分する。よってKの範囲が判定出来る。
【0010】またR,G,Bの色画像とKの範囲とによ
り、それぞれC,M,Yの各色範囲が判定出来る。従っ
てKを基準とするC,M,Y各色の見当ずれ量とその方
向を、K範囲に対する各色範囲の間隔と各色範囲の方向
から演算することが出来る。更に演算の結果により、見
当制御量とその方向を、印刷ユニットの見当合せ装置の
モータに指示(発信)し、見当ずれを修正することが出
来る。
【0011】
【実施例】本発明による印刷機の色間見当自動修正装置
の斜視図を図1に、制御構成を図2に、作動の概要フロ
ーチャートを図3に示す。図1で、色間見当自動修正装
置1は、ハンディなエリアセンサ2と制御装置13とよ
りなる。図2で、エリアセンサ2には、のぞき窓3、ト
ンボの上にのせる測定窓4、光の方向変換用プリズム
5、照明6、カラーカメラ7、カメラコントロールユニ
ット8、有線発信装置9、無線発信装置装置10、有
線,無線切換えスイッチ11、バッテリ12があり、制
御装置13には、有線,無線受信装置14、画像処理演
算回路15、制御回路16(Cpuとインタフェースを
設置)がある。
【0012】図3で、トンボおよびその周辺(領域)の
カラー画像をエリアセンサ2のカラーカメラにて撮影
し、撮影されたカラー画像を切換えスイッチ11にて切
換え、有線あるいは無線発信装置9あるいは10にて発
信する。このカラー画像が制御装置13の受信装置14
に入力される〔カラー画像入力過程A〕と、平均化フィ
ルタ過程Bでトンボ領域内の汚れ等の不要画像がフィル
タされ、トンボ画像のみが残る。過程Cでカラー画像を
R,G,Bのフィルタにかけた色画像をしきい値により
2値化し、強調されたC,M,Yの各単色又はC,M,
Yが重り合った黒および墨色Kの色画像に分解する。次
に過程Dで入力されたカラー画像のトンボの幅は拡大さ
れているので、この幅の縁は直線とならず波打っている
ため、これら縦横のトンボの幅の境界を明確に定めこれ
を強調するためにフィルタにかける。次に過程Eで過程
Cにて分解された色画像のうち、墨色Kと、C,M,Y
混合の黒との抽出を行う。光学的には、Kと黒との区別
が出来ないので、K部と黒色部の連続する任意の2色例
えばRの画像信号と同じ画像上の位置で連続するCの画
像信号の相関係数を求め、これを比較することにより、
Kと黒とを区分する。相関係数の絶体値の大きい方が墨
(K)である。
【0013】尚、画像信号は、測定点の個数を横軸に階
調数(例えばRの)を縦軸に取ったグラフで示される。
次にトンボの十字線すべての長さにて見当ずれ測定を行
うことは出来ないので、ある定められた部分にて測定す
るようにする〔過程F、測定エリアの設定〕。ついで過
程Gで、過程Eで抽出されたKとC,M,Y混合の黒の
分離を行い、Kの範囲(Kの罫線の太さ)を判定し、過
程Hで過程Cにて得られた色画像によりC,M,Yの範
囲の境界を検出するとC,M,YのKに対する見当ずれ
量が算出される〔過程I〕。この算出された見当修正量
にて各印刷ユニットの版胴に設けられた天地および左右
の見当合せ装置のモータの回転数を調整して、見当ずれ
をなくする。
【0014】
【発明の効果】本発明による印刷機の色間見当自動修正
装置は、次のような効果を有する。取扱い自在なエリア
センサで各色トンボをカラー画像にとらえ、無線又は有
線でこのカラー画像を送信することが出来るとともに、
このカラー画像を制御部にて受信してR,G,Bの色画
像に分解し、墨色(K)と藍(C),紅(M),黄
(Y)の混合による黒色とを分離し、墨(K),藍
(C),紅(M),黄(Y)の範囲又は境界を判定し、
墨色(K)に対する藍(C),紅(M),黄(Y)の見
当ずれ量を算出し、この量にて印刷機の版胴の見当合せ
装置のモータを作動させ、見当合せを行うことが出来
る。
【0015】よって見当合せマークでは、一番余分なス
ペースを取らないトンボを用いてカラー画像のまま見当
ずれ量を算出することができる。更に、定置式で懸案で
あったエリアセンサは携帯可能,操作自在となり、無線
及び直線いづれにても送受信出来、しかもオンマシン自
動読取り装置のイメージセンサに比し安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の制御系のブロック図である。
【図3】本発明の実施例における作動概要を示すフロー
チャートである。
【図4】見当合せ用トンボを示す図である。
【図5】自動読取用見当合せマークの例を示す図であ
る。
【図6】自動読取装置を設置した輪転機の例を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 色間見当自動修正装置 2 エリアセンサ 7 カラーカメラ 9 有線発信装置 10 無線発信装置 13 制御装置 15 画像処理演算回路 16 Cpu制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 31/02 B41F 33/14 G01J 3/46 - 3/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数組の紙の片面あるいは両面に単色刷
    を行う印刷ユニットを設け、多色刷を行う印刷機で見当
    合せ用トンボを絵柄とともに印刷し、これら各色のトン
    ボのずれおよびその方向により見当合せを行う装置にお
    いて、これら各色の見当合せ用トンボとその周辺のエリ
    アとをカラーカメラで撮影しこの撮影したカラー画像を
    送信する携帯可能なエリアセンサを設け、更に、前記エ
    リアセンサから送信されたカラー画像を受信する装置
    と、受信したカラー画像をレッド,グリーン,ブルーの
    色画像に分解しこの分解した色画像を記憶する装置と、
    前記記憶装置より色画像を読み出し、シアン,マゼン
    タ,イエロの3色が重り合って形成する黒色と墨色とを
    区分し、墨色の範囲を判定する装置と、レッド,グリー
    ン,ブルーの色画像と墨色の範囲とよりそれぞれシア
    ン,マゼンタ,イエロの各範囲を判定する装置と、墨色
    を基準としたシアン,マゼンタ,イエロの各見当ずれ量
    と見当ずれ方向を演算する装置と、前記演算装置の演算
    結果にもとづいて見当制御信号を発信および見当補正量
    を表示する装置とからなる制御装置を設けたことを特徴
    とする印刷機の色間見当自動修正装置。
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