JP3040324U - 抜差型ロックハンドル装置の操作ハンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイカスト成型した母材にプレス加工によっ
て鍵違い用凹部や溝を形成することによって、製作コス
トの節減が可能な抜差型ロックハンドル装置の操作ハン
ドルを提供する。 【解決手段】 軸方向ピンタンブラ錠機構内蔵の抜差型
ロックハンドル装置８に使用される操作ハンドルであっ
て、操作ハンドルの本体１をダイカスト成形し、本体１
の先端部の板状鍵部２の正面に設けられるキ−用凸部３
ａ、３ｂ及びキ−用凸部４ａ、４ｂと、板状鍵部２の背
面に設けられるキ−用凹部６ａ、６ｂ及び背面溝部７
ａ、７ｂをプレス加工によって形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】 本考案は、従動ピンが施錠軸の軸方向に摺動す る軸方向ピンタンブラ錠機構を内蔵した抜差型ロックハンドル装置に用いられ、 施錠軸の横断方向に挿脱される板状鍵を設けた操作ハンドルに関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】 従来の操作ハンドルの板状鍵部分は、ダイカスト成形した 母材に対してドリル、リ−マ等の切削加工を施すことによって、所定位置に所要 深さの鍵違い用凹部や溝を形成している。

【０００３】 しかしながら、このように形成された従来の操作ハンドルは、製作加工の手間 がかかり、コストが嵩んでいる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】 したがって本考案の目的は、ダイカスト 成型した母材にプレス加工によって鍵違い用凹部や溝を形成することによって、 製作コストの節減が可能な抜差型ロックハンドル装置の操作ハンドルを提供する ことである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参照番号を用いて説明 すると、扉９に固定された固定マガジン１４と、施錠軸１３に連結された回転マ ガジン１５と、回転マガジン１５に設けられた鍵溝１０と、鍵溝１０内に設けら れた従動ピン１１ａ、１１ｂと受入溝１６と、施錠軸１３に連結された受部１２ とから成る軸方向ピンタンブラ錠機構内蔵の抜差型ロックハンドル装置８に用い られる操作ハンドルにおいて、操作ハンドルの本体１をダイカスト成形し、本体 １の先端部の板状鍵部２の正面に設けられるキ−用凸部３ａ、３ｂ及びキ−用凸 部４ａ、４ｂと、板状鍵部２の背面に設けられるキ−用凹部６ａ、６ｂ及び背面 溝部７ａ、７ｂをプレス加工によって形成する。

【０００６】 操作ハンドルの本体１の先端部に設けた板状鍵部２を、回転マガジン１５に設 けた鍵溝１０に挿入し、前記鍵溝１０内に設けた一部突出した従動ピン１１ａ、 １１ｂを前記板状鍵部２に設けた背面キ−用凹部６ａ、６ｂと対応させて後退摺 動させ、扉９に固定された固定マガジン１４に対して施錠軸１３の錠止を解き、 ハンドル５の回転に連動して施錠軸１３が回転し、受部１２がそれに追随し、固 定枠体１７に対して扉９が開放される。

【０００７】

【考案の実施の形態】 図１から図５に示した実施例では、操作ハンドル本 体１の板状鍵部２の正面に設けられた各キ−用凸部３、４ａ、４ｂを、抜差型ロ ックハンドル装置８の回転マガジン１５の鍵溝１０内に設けた受入溝１６に沿わ せて板状鍵部２を鍵溝１０に挿入し、鍵溝１０内に設けた一部突出した従動ピン １１ａ，１１ｂに、板状鍵部２の背面に設けた各キ−用凹部６ａ、６ｂを従動ピ ン１１ａ，１１ｂの丸頭状又はテ−パ−付き前端部を係合させて後退摺動させ、 扉９に固定された固定マガジン１５に対して、施錠軸１３を開錠する。

【０００８】 錠溝１０に挿入された操作ハンドルのハンドル５を回転させると、回転マガジ ン１５が回転し、回転マガジン１５に連結された施錠軸１３が回転し、施錠軸１ ３に連結された受部１２が回転し、固定枠体１７に対して扉９が開放される。

【０００９】

【考案の効果】 以上のように本考案の操作ハンドルでは、本体１をダイカ スト成型により形成し、板状鍵部２の鍵違い用の各凹部と凸部をプレス加工によ り形成したので、前記凹凸部等を切削加工機械で切削形成する必要がなく、その ため、製作加工の手間がかからず、コストを節減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例に係る抜差型ロックハンド
ル装置の操作ハンドルの正面図である。

【図２】 該操作ハンドルの背面図である。

【図３】 図１のＡ−Ａ線断面図である。

【図４】 図１のＢ−Ｂ線断面図である。

【図５】 閉錠位置にある抜差型ロックハンドル装置と
操作ハンドルの右側面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 板状鍵部 ３ キ−用凸部 ４ キ−用凸部 ５ ハンドル ６ キ−用凹部 ７ 背面溝部 ８ 抜差型ロックハンドル装置 ９ 扉 １０ 錠溝 １１ 従動ピン １２ 受座 １３ 施錠軸 １４ 固定マガジン １５ 回転マガジン １６ 受入溝 １７ 固定枠体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 扉９に固定された固定マガジン１４と、
   施錠軸１３に連結された回転マガジン１５と、回転マガ
   ジン１５に設けられた鍵溝１０と、鍵溝１０内に設けら
   れた従動ピン１１ａ、１１ｂと受入溝１６と、施錠軸１
   ３に連結された受部１２とから成る軸方向ピンタンブラ
   錠機構内蔵の抜差型ロックハンドル装置８に使用される
   操作ハンドルであって、操作ハンドルの本体１をダイカ
   スト成形し、本体１の先端部の板状鍵部２の正面に設け
   られるキ−用凸部３ａ、３ｂ及びキ−用凸部４ａ、４ｂ
   と、板状鍵部２の背面に設けられるキ−用凹部６ａ、６
   ｂ及び背面溝部７ａ、７ｂをプレス加工によって形成し
   たことを特徴とする、抜差型ロックハンドル装置の操作
   ハンドル。