JP3040184U - 冷却シリンダ用攪拌装置 - Google Patents

冷却シリンダ用攪拌装置

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JP3040184U
JP3040184U JP1997000256U JP25697U JP3040184U JP 3040184 U JP3040184 U JP 3040184U JP 1997000256 U JP1997000256 U JP 1997000256U JP 25697 U JP25697 U JP 25697U JP 3040184 U JP3040184 U JP 3040184U
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JP
Japan
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stirring
rotation
phase
cylinder
central shaft
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JP1997000256U
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Inventor
宗儀 多田
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Izumi Food Machinery Co Ltd
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Izumi Food Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 攪拌羽根の回転制御のために歯車機構を用い
ることなく、製品冷菓中に摩耗粉が混入するおそれがな
くサニタリ性に優れ、しかも、攪拌部材支軸の公転位相
に応じて攪拌羽根の自転位相を制御でき、均一な攪拌効
果を発揮できる冷却シリンダ用攪拌装置を提供する。 【解決手段】 多数の攪拌羽根2aを互いに間隔を置い
て列設した複数の攪拌部材2とシリンダ7内周面に摺接
するスクレーパ3とを、冷却シリンダ7内において中心
軸1を基軸として回転(公転)するように設けるととも
に、各攪拌部材2を各々前記中心軸1とシリンダ内周面
との間で回転(自転)させるようにした攪拌装置におい
て、攪拌部材2の回転(公転)位相に応じて攪拌羽根2
aの回転(自転)位相を制御する案内部材4,5を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、アイスクリーム,シャーベット,その他の冷菓製造装置における 冷却シリンダ内に装備される攪拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アイスクリームやシャーベット等の冷菓製造工程中に用いられるフリーザは、 冷却媒体により外周部から冷却される冷却シリンダ内に、該冷却シリンダの一端 から冷菓原料ミックスを供給し、攪拌移送しつつ外周から冷却し、冷凍された冷 菓を順次他端から排出するようになっている。
【0003】 この種の冷却シリンダにおいて、複数の攪拌羽根を備えた攪拌部材とシリンダ 内周面に摺接するスクレーパとを、冷却シリンダ内において適宜駆動手段により シリンダ中心部に配された中心軸を基軸として回転運動するように設けるととも に、各攪拌部材を各々前記中心軸とシリンダ内周面との間で回転させるようにし た攪拌装置は古くから公知である。(特公昭39−15238号公報,特開平7 −115910号公報等参照)
【0004】 上記攪拌装置においては、攪拌部材の支軸がシリンダ中心部に配された中心軸 を基軸として回転(公転)すると同時に、この支軸を中心として攪拌羽根が回転 (自転)するのであるが、回転制御のためには、冷却シリンダ内に歯車機構を必 要とし、歯車の噛み合いにより生ずる摩耗粉が製品冷菓中に混入するおそれがあ るばかりでなく、保守点検時の洗浄性や分解性が悪くサニタリ性が劣るという問 題点がある。
【0005】 また、これら従来公知の攪拌装置においては、攪拌部材の支軸が下向きに公転 している行程(重力と順方向に公転)においても、上向きに公転している行程( 重力と逆方向に公転)においても、その位相に拘らず攪拌羽根は同一回転数で自 転するため、重力の作用により均一に攪拌されずムラが生じやすいという問題点 もある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記した問題点を解決することを課題とするものであって、回転 制御のために歯車機構を用いることなく、したがって、製品冷菓中に摩耗粉が混 入するおそれがなくサニタリ性に優れ、しかも、攪拌部材支軸の公転位相に応じ て攪拌羽根の自転位相を制御でき、均一な攪拌効果を発揮できる攪拌装置を提供 しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記課題解決の手段を提供するものであって、多数の攪拌羽根を 互いに間隔を置いて列設した複数の攪拌部材とシリンダ内周面に摺接する複数の スクレーパとを、冷却シリンダ内において適宜駆動手段によりシリンダ中心部に 配された中心軸を基軸として回転運動するように設けるとともに、各攪拌部材を 各々前記中心軸とシリンダ内周面との間で回転させるようにした攪拌装置におい て、攪拌部材の回転位相に応じて攪拌羽根の回転位相を制御する案内部材を設け たことを特徴とする冷却シリンダ用攪拌装置を考案要旨とするものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
図において、1はダッシャー中心軸であって、多数の攪拌羽根2aを互いに間 隔sを置いて列設した複数(図示実施例では2個)の攪拌部材2と、冷却シリン ダ7の内周面に摺接する複数(図示実施例では4個)のスクレーパ3とを支持し ている。
【0009】 ダッシャー中心軸1の外周には、前記攪拌羽根2aの間隔sに入り込むように 多数の攪拌羽根1aが突設されており、攪拌部材2の攪拌羽根2aと中心軸1の 攪拌羽根1aとは、恰も互いに噛み合うが如く交互に配設されている。
【0010】 攪拌部材2の両端支軸2bは、中心軸1に固設された軸受1bに回転自在に軸 支されており、かつ、一端にはクランクピン4aを突設した端板4が装着され、 前記クランクピン4aは、シリンダ7の前部ヘッダ6の内面に偏心して凹設され た円形カム溝5に係合している。このクランクピン4aと偏心円形カム溝5は、 攪拌部材の回転位相に応じて攪拌羽根の回転位相を制御する案内部材となるもの である。
【0011】 以上のとおりであるから、ダッシャー中心軸1をモータ(図示省略)によって 回転駆動すると、攪拌部材2およびスクレーパ3は中心軸1を基軸として一体的 に回転する。
【0012】 このとき、攪拌部材2の支軸2b一端に装着された端板4のクランクピン4a は、偏心カム溝5に案内されて移動するため、攪拌部材2の攪拌羽根2aは位相 を変化しながら回転(公転)する。
【0013】 図2に示すように、攪拌羽根2aに対するクランクピン4aの遅れ角度を30° とし、反時計方向に回転(公転)するとすれば、攪拌羽根2aの位相変化軌跡は 図2のCに示すとおりとなる。
【0014】 すなわち、中心軸1が反時計方向に回転するとき、攪拌羽根2は上側より下側 に至る前半180°は反時計方向に約50°回動し、下側より上側に至る後半180°は 同じく反時計方向に約310°回動して元の位相に戻ることになる。
【0015】 換言すれば、攪拌部材2の下向き公転行程における攪拌羽根2aの自転角度は 約50°であるのに対し、上向き公転行程における攪拌羽根2aの自転角度は、約 310°である。
【0016】 このように、攪拌部材2が1回転(公転)する間に攪拌羽根2aも1回転(自 転)するが、攪拌部材2の下向き公転行程(重力と順方向に公転)における攪拌 羽根2aの自転角度は小さく、一方、上向き公転行程(重力と逆方向に公転)に おける攪拌羽根2aの自転角度は大きくなり、重力の影響による攪拌ムラを相殺 することができる。
【0017】 さらに、中心軸1の攪拌羽根1aと攪拌部材2の攪拌羽根2aとの間の相互作 用(せん断作用)により、攪拌効果を高めることができる。
【0018】
【考案の効果】
この考案によれば、攪拌部材2の回転位相に応じて攪拌羽根2aの回転位相を 制御する案内部材を設けたことにより、歯車機構を用いることなく攪拌羽根2a の回転位相を制御することができるから、製品冷菓中に摩耗粉が混入するおそれ がなくサニタリ性に優れ、しかも、攪拌部材支軸の公転位相に応じて攪拌羽根の 自転位相を制御でき、重力の影響による攪拌ムラを排除して均一な攪拌効果を得 ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す縦断側面図である。
【図2】Aは案内部材の説明図、Bは中心軸1と攪拌部
材2およびスクレーパ3との関係を示す説明図、Cは攪
拌羽根の位相変化軌跡図である。
【符号の説明】
1 ダッシャー中心軸 1a 攪拌羽根 2 攪拌部材 2a 攪拌羽根 2b 攪拌部材の支軸 3 スクレーパ 4 端板 4a クランクピン 5 偏心円形カム溝 6 前部ヘッダ 7 冷却シリンダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の攪拌羽根2aを互いに間隔sを置
    いて列設した複数の攪拌部材2と冷却シリンダ7内周面
    に摺接する複数のスクレーパ3とを、冷却シリンダ7内
    において適宜駆動手段によりシリンダ中心部に配された
    中心軸1を基軸として回転(公転)運動するように設け
    るとともに、各攪拌部材2を各々前記中心軸1とシリン
    ダ7内周面との間で回転(自転)させるようにした攪拌
    装置において、攪拌部材2の回転位相(公転位相)に応
    じて攪拌羽根2aの回転位相(自転位相)を制御する案
    内部材4,5を設けたことを特徴とする冷却シリンダ用
    攪拌装置。
  2. 【請求項2】 中心軸1の外周には、前記攪拌羽根2a
    の間隔sに入り込むように多数の攪拌羽根1aが突設さ
    れ、攪拌部材2の攪拌羽根2aと中心軸1の攪拌羽根1
    aとは、恰も互いに噛み合うが如く交互に配設されてい
    る請求項1記載の冷却シリンダ用攪拌装置。
JP1997000256U 1997-01-10 1997-01-10 冷却シリンダ用攪拌装置 Expired - Lifetime JP3040184U (ja)

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