JP3040178B2 - フィルム移動状態検出装置 - Google Patents
フィルム移動状態検出装置Info
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- JP3040178B2 JP3040178B2 JP2404143A JP40414390A JP3040178B2 JP 3040178 B2 JP3040178 B2 JP 3040178B2 JP 2404143 A JP2404143 A JP 2404143A JP 40414390 A JP40414390 A JP 40414390A JP 3040178 B2 JP3040178 B2 JP 3040178B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムの自動巻上げ
時において、上記フィルムの1駒巻上げ終了時点の検出
あるいはデータ写し込み装置の動作タイミングの設定を
行うために上記フィルムの移動状態を検出し、この移動
状態を示す出力信号を出力するフィルム移動状態検出装
置に関するものである。
時において、上記フィルムの1駒巻上げ終了時点の検出
あるいはデータ写し込み装置の動作タイミングの設定を
行うために上記フィルムの移動状態を検出し、この移動
状態を示す出力信号を出力するフィルム移動状態検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影の終了に応答して写真用フィルムを
自動的に巻上げるフィルム自動巻上装置は種々実用化さ
れており、上述したようなフィルムの1駒巻上げ終了時
点を検出する等の動作を行うフィルム移動状態検出装置
も種々知られている。
自動的に巻上げるフィルム自動巻上装置は種々実用化さ
れており、上述したようなフィルムの1駒巻上げ終了時
点を検出する等の動作を行うフィルム移動状態検出装置
も種々知られている。
【0003】例えば、フィルム移動信号としてフィルム
の移動に応答したパルス信号を発生するエンコーダを使
用したフィルム移動状態検出手段がよく知られている。
の移動に応答したパルス信号を発生するエンコーダを使
用したフィルム移動状態検出手段がよく知られている。
【0004】図4はこの種のエンコーダの従来例を示す
略平面図であり、透光部1と非透光部2とを等ピッチで
交互に有した回転円板3と、フォトインタラプタ4とを
組み合わせたもので、上記回転円板3は図示していない
フィルムの移動によって軸5を中心に回転するように設
けられている。なお、その回転は、例えばフィルムが1
駒分移動する間に1回転するようになされている。
略平面図であり、透光部1と非透光部2とを等ピッチで
交互に有した回転円板3と、フォトインタラプタ4とを
組み合わせたもので、上記回転円板3は図示していない
フィルムの移動によって軸5を中心に回転するように設
けられている。なお、その回転は、例えばフィルムが1
駒分移動する間に1回転するようになされている。
【0005】したがって、上記回転円板3の一定回転毎
にフォトインタラプタ4からパルス信号が発生し、この
パルス信号をカウントすることにより、例えばデータ写
し込み装置の動作タイミングあるいはフィルムの1駒巻
上げ終了時点を検出できることになる。
にフォトインタラプタ4からパルス信号が発生し、この
パルス信号をカウントすることにより、例えばデータ写
し込み装置の動作タイミングあるいはフィルムの1駒巻
上げ終了時点を検出できることになる。
【0006】しかしながら、上記のようなエンコーダに
おいてはフィルムの慣性による影響を大きく受けること
が周知であり、すなわちフィルムはその巻上げ動作を停
止しても慣性のためすぐにはその移動が停止せず、ある
程度行き過ぎてから停止することになり、かかる行き過
ぎ量が累積されると所定枚数の撮影が行えなくなる恐れ
を有していることが知られている。
おいてはフィルムの慣性による影響を大きく受けること
が周知であり、すなわちフィルムはその巻上げ動作を停
止しても慣性のためすぐにはその移動が停止せず、ある
程度行き過ぎてから停止することになり、かかる行き過
ぎ量が累積されると所定枚数の撮影が行えなくなる恐れ
を有していることが知られている。
【0007】一方、上記のような不都合を解決する構成
として、図5にその略平面図を示したような構成のエン
コ−ダが特開昭63−147150号公報にて示されて
いる。なお、図5中において図4と同符号のものは同一
機能要素を示している。
として、図5にその略平面図を示したような構成のエン
コ−ダが特開昭63−147150号公報にて示されて
いる。なお、図5中において図4と同符号のものは同一
機能要素を示している。
【0008】このエンコーダは、回転円板3の全周に対
して一定角範囲Aに帯状に透光部1と非透光部2が放射
状に、かつ等間隔に設けられている。
して一定角範囲Aに帯状に透光部1と非透光部2が放射
状に、かつ等間隔に設けられている。
【0009】そして、上記非透光部2の数を所定数だけ
カウントしたときにフィルムの1駒巻上げの停止信号を
出力し、また、データ写し込み装置の動作タイミング信
号は、上記一定角範囲Aより狭い角度範囲Bにおける非
透光部2の数をカウントすることにより出力されるよう
になされている。
カウントしたときにフィルムの1駒巻上げの停止信号を
出力し、また、データ写し込み装置の動作タイミング信
号は、上記一定角範囲Aより狭い角度範囲Bにおける非
透光部2の数をカウントすることにより出力されるよう
になされている。
【0010】したがって、フィルムの移動状態をフィル
ムの走行途中から走行終了までの間で検出できることか
ら、先に述べたフィルムの行き過ぎ量が累積されること
はなく、また、データ写し込み装置の動作タイミング信
号と1駒巻上げ終了信号とを、回転円板3の異なる角度
範囲におけるパルス信号のカウント動作により出力する
ことからフォトインタラプタを増設する必要もなく、エ
ンコーダを簡単な構成とできることになる。
ムの走行途中から走行終了までの間で検出できることか
ら、先に述べたフィルムの行き過ぎ量が累積されること
はなく、また、データ写し込み装置の動作タイミング信
号と1駒巻上げ終了信号とを、回転円板3の異なる角度
範囲におけるパルス信号のカウント動作により出力する
ことからフォトインタラプタを増設する必要もなく、エ
ンコーダを簡単な構成とできることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特開
昭63−147150号公報に示されたエンコーダは、
フィルムの1駒分の走行途中から走行終了までの間に出
力するn個のパルス信号のカウントに基づき1駒巻上げ
の終了時点等の検出を行っており、上述したフィルムの
行き過ぎ量が累積されない等の効果を期待できることに
なるが、ここで、上記公報に開示されたエンコーダを使
用した構成を実用化する場合について考えてみると、写
し込み装置の動作タイミング信号を出力するための上記
パルス信号のカウント動作処理と1駒巻上げ終了信号を
出力するためのカウント動作処理とをほぼ同時に行う必
要がある。
昭63−147150号公報に示されたエンコーダは、
フィルムの1駒分の走行途中から走行終了までの間に出
力するn個のパルス信号のカウントに基づき1駒巻上げ
の終了時点等の検出を行っており、上述したフィルムの
行き過ぎ量が累積されない等の効果を期待できることに
なるが、ここで、上記公報に開示されたエンコーダを使
用した構成を実用化する場合について考えてみると、写
し込み装置の動作タイミング信号を出力するための上記
パルス信号のカウント動作処理と1駒巻上げ終了信号を
出力するためのカウント動作処理とをほぼ同時に行う必
要がある。
【0012】一方、近年、カメラにおける各種電気回路
の制御にマイクロコンピュータが使用されていることは
詳述するまでもなく、もちろん上記した処理系も例外で
はなく上記マイクロコンピュータの使用が考えられる。
の制御にマイクロコンピュータが使用されていることは
詳述するまでもなく、もちろん上記した処理系も例外で
はなく上記マイクロコンピュータの使用が考えられる。
【0013】ところが、上述したような異なる出力信号
を出力するためのパルス信号のカウント動作処理を、マ
イクロコンピュータにてほぼ同時に行おうとした場合高
速の動作を必要とし、したがって上記処理系に使用する
マイクロコンピュータは演算速度の速いものを採用しな
ければならなかった。
を出力するためのパルス信号のカウント動作処理を、マ
イクロコンピュータにてほぼ同時に行おうとした場合高
速の動作を必要とし、したがって上記処理系に使用する
マイクロコンピュータは演算速度の速いものを採用しな
ければならなかった。
【0014】しかしながら、演算速度の速いマイクロコ
ンピュータはそのコストが高いと共にその駆動に比較的
高い駆動電圧を必要とし、この結果、処理系のコストが
上昇し、また、例えばカメラの小型化のために電源形状
も制限して小型化したためにその電源電圧を高くできな
いような場合には、上記演算速度の速いマイクロコンピ
ュータを使用できず、先に述べたようなエンコーダ等を
採用したくても採用できない不都合が生じていた。
ンピュータはそのコストが高いと共にその駆動に比較的
高い駆動電圧を必要とし、この結果、処理系のコストが
上昇し、また、例えばカメラの小型化のために電源形状
も制限して小型化したためにその電源電圧を高くできな
いような場合には、上記演算速度の速いマイクロコンピ
ュータを使用できず、先に述べたようなエンコーダ等を
採用したくても採用できない不都合が生じていた。
【0015】本発明は、上記のような不都合を考慮して
なしたもので、カメラの制御系に低電圧で駆動でき、か
つ比較的安価な演算速度の遅いマイクロコンピュータを
使用できる構成のフィルム移動状態検出装置を提供する
ことを目的とする。
なしたもので、カメラの制御系に低電圧で駆動でき、か
つ比較的安価な演算速度の遅いマイクロコンピュータを
使用できる構成のフィルム移動状態検出装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるフィルム移
動状態検出装置は、1駒分のフィルムの移動に応答して
1回転すると共に該回転動作中において異なる発生間隔
を有する複数のパルス信号群を出力するエンコーダと、
上記異なる発生間隔を考慮した複数の所定時間信号を出
力すると共に該出力が上記パルス信号群の各パルス信号
の発生にてリセットされることにより上記複数の所定時
間と上記各パルス信号の発生間隔とを比較するタイマー
手段と、該タイマー手段の比較結果を検出して動作し、
上記パルス信号群の発生状態に応答したフィルムの移動
状態を示す複数の移動状態信号を発生、出力する移動状
態信号発生手段とを備えて構成される。
動状態検出装置は、1駒分のフィルムの移動に応答して
1回転すると共に該回転動作中において異なる発生間隔
を有する複数のパルス信号群を出力するエンコーダと、
上記異なる発生間隔を考慮した複数の所定時間信号を出
力すると共に該出力が上記パルス信号群の各パルス信号
の発生にてリセットされることにより上記複数の所定時
間と上記各パルス信号の発生間隔とを比較するタイマー
手段と、該タイマー手段の比較結果を検出して動作し、
上記パルス信号群の発生状態に応答したフィルムの移動
状態を示す複数の移動状態信号を発生、出力する移動状
態信号発生手段とを備えて構成される。
【0017】
【作用】本発明によるフィルム移動状態検出装置は上記
のように構成されることから、フィルムの1駒分の移動
によりエンコーダから出力される発生間隔の異なるパル
ス信号の上記発生間隔自体が、タイマー手段により確認
されると共に上記発生間隔の変化する時点が検出される
ことになり、すなわち上記フィルムの1駒分の移動過程
が、上記パルス信号をカウントすることなく、かつ複数
の領域に分割して検出できることになる。
のように構成されることから、フィルムの1駒分の移動
によりエンコーダから出力される発生間隔の異なるパル
ス信号の上記発生間隔自体が、タイマー手段により確認
されると共に上記発生間隔の変化する時点が検出される
ことになり、すなわち上記フィルムの1駒分の移動過程
が、上記パルス信号をカウントすることなく、かつ複数
の領域に分割して検出できることになる。
【0018】したがって、上記発生間隔の変化時点の検
出結果に基づいてカウント動作を制御できることにな
り、この結果、複数の出力信号を出力するための異なる
意味のカウント動作を上記検出した複数の領域の夫々に
おいて個々に行うことができることに、すなわち上記異
なる意味のカウント動作を同時に行うことなく分離して
行えることになり、マイクロコンピュータの負担を少な
くできることになる。
出結果に基づいてカウント動作を制御できることにな
り、この結果、複数の出力信号を出力するための異なる
意味のカウント動作を上記検出した複数の領域の夫々に
おいて個々に行うことができることに、すなわち上記異
なる意味のカウント動作を同時に行うことなく分離して
行えることになり、マイクロコンピュータの負担を少な
くできることになる。
【0019】さらに、上記変化時点を検出した後の最初
のパルス信号によるその発生間隔の確認動作を、必要処
理の起動信号として直接使用することもでき、例えば上
記複数の領域の内最後の領域のパルス信号の発生時点を
タイマー手段にて検出した結果を、直接1駒巻上げ終了
信号として使用することができ、かかる場合、マイクロ
コンピュータにて動作制御する場合であっても、1駒巻
上げ終了時点の検出を行うためのカウント動作が必要な
いためマイクロコンピュータの負担を少なくできること
になり、すなわち写し込み動作にてカウント動作を行っ
ても、装置全体でのカウント動作はその写し込み動作用
のカウント動作だけとすることができ、この結果、低電
圧で駆動できる低速動作のマイクロコンピュータを使用
できることになる。
のパルス信号によるその発生間隔の確認動作を、必要処
理の起動信号として直接使用することもでき、例えば上
記複数の領域の内最後の領域のパルス信号の発生時点を
タイマー手段にて検出した結果を、直接1駒巻上げ終了
信号として使用することができ、かかる場合、マイクロ
コンピュータにて動作制御する場合であっても、1駒巻
上げ終了時点の検出を行うためのカウント動作が必要な
いためマイクロコンピュータの負担を少なくできること
になり、すなわち写し込み動作にてカウント動作を行っ
ても、装置全体でのカウント動作はその写し込み動作用
のカウント動作だけとすることができ、この結果、低電
圧で駆動できる低速動作のマイクロコンピュータを使用
できることになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明のフィルム移動状態検出装置の
一実施例について説明する。
一実施例について説明する。
【0021】図1は、本発明によるフィルム移動状態検
出装置に採用されるエンコーダ6の一実施例を示す略平
面図である。
出装置に採用されるエンコーダ6の一実施例を示す略平
面図である。
【0022】図1において、非透光部7と透光部8とを
有したスリット円板9は、図示していないフィルム巻上
げ動作系に連結されており、軸10を中心に矢印X方向
に、かつ上記フィルムが1駒分巻上げられたときにちょ
うど1回転するようになされている。
有したスリット円板9は、図示していないフィルム巻上
げ動作系に連結されており、軸10を中心に矢印X方向
に、かつ上記フィルムが1駒分巻上げられたときにちょ
うど1回転するようになされている。
【0023】上記非透光部7と透光部8とは、図中にC
で示した領域においては等ピッチで交互に形成され、ま
たDで示した領域においては上記C領域のピッチとは異
なるピッチで形成されている。
で示した領域においては等ピッチで交互に形成され、ま
たDで示した領域においては上記C領域のピッチとは異
なるピッチで形成されている。
【0024】フォトインタラプタ11は、上記非透光部
7および透光部8と組み合わされ、上記非透光部7等を
検出することによりパルス信号を発生する。
7および透光部8と組み合わされ、上記非透光部7等を
検出することによりパルス信号を発生する。
【0025】したがって、上記C領域においてはスリッ
ト円板9が一定回転する毎にフォトインタラプタ11か
ら所定間隔を有するパルス信号が発生し、また、上記D
領域においては上記C領域の発生間隔とは異なる発生間
隔のパルス信号が発生することになる。
ト円板9が一定回転する毎にフォトインタラプタ11か
ら所定間隔を有するパルス信号が発生し、また、上記D
領域においては上記C領域の発生間隔とは異なる発生間
隔のパルス信号が発生することになる。
【0026】すなわち、図1に図示したエンコーダは、
1駒分のフィルムの移動に応答して1回転し、その回転
動作中において異なる発生間隔を有する複数のパルス信
号群を出力する。
1駒分のフィルムの移動に応答して1回転し、その回転
動作中において異なる発生間隔を有する複数のパルス信
号群を出力する。
【0027】図2は、本発明によるフィルム移動状態検
出装置の一実施例を含む写真用カメラの概略ブロック図
であり、図中、図1と同符号の構成要素は同一機能要素
を示している。
出装置の一実施例を含む写真用カメラの概略ブロック図
であり、図中、図1と同符号の構成要素は同一機能要素
を示している。
【0028】制御回路12は、フォトインタラプタ11
が出力するパルス信号群が有する異なる発生間隔を考慮
した複数の所定時間信号を出力すると共に該出力が上記
パルス信号群の各パルス信号の発生にてリセットされる
ことにより上記複数の所定時間と上記各パルス信号の発
生間隔とを比較するタイマー手段13と、該タイマー手
段13の比較結果を検出して動作し、上記パルス信号群
の発生状態に応答したフィルムの移動状態を示す複数の
移動状態信号を発生、出力する移動状態信号発生手段1
4とを備えて構成され、詳述するまでもなくマイクロコ
ンピュータにて形成されている。
が出力するパルス信号群が有する異なる発生間隔を考慮
した複数の所定時間信号を出力すると共に該出力が上記
パルス信号群の各パルス信号の発生にてリセットされる
ことにより上記複数の所定時間と上記各パルス信号の発
生間隔とを比較するタイマー手段13と、該タイマー手
段13の比較結果を検出して動作し、上記パルス信号群
の発生状態に応答したフィルムの移動状態を示す複数の
移動状態信号を発生、出力する移動状態信号発生手段1
4とを備えて構成され、詳述するまでもなくマイクロコ
ンピュータにて形成されている。
【0029】さらに詳細に述べると、上記移動状態信号
発生手段14は、エンコーダ6が出力する上述したよう
な複数のパルス信号群の内、発生間隔の短いパルス信号
に基づくタイマー手段13の比較結果に応答して動作
し、データ写し込み動作用のタイミング信号を形成、出
力する写し込みタイミング設定手段15と、上記パルス
信号群の内、最終の群のパルス信号に基づく上記タイマ
ー手段13の比較結果に応答して動作し、フィルムの1
駒巻上げ終了信号を形成、出力する巻上げ終了検出手段
16とから構成されている。
発生手段14は、エンコーダ6が出力する上述したよう
な複数のパルス信号群の内、発生間隔の短いパルス信号
に基づくタイマー手段13の比較結果に応答して動作
し、データ写し込み動作用のタイミング信号を形成、出
力する写し込みタイミング設定手段15と、上記パルス
信号群の内、最終の群のパルス信号に基づく上記タイマ
ー手段13の比較結果に応答して動作し、フィルムの1
駒巻上げ終了信号を形成、出力する巻上げ終了検出手段
16とから構成されている。
【0030】すなわち、制御回路12は、フォトインタ
ラプタ11が出力する上記のようなパルス信号群が入力
されることにより、上記タイマー手段13等が後述する
ような動作を行い、フィルムFを巻上げるモータ17の
駆動回路18や写し込み装置19の動作を制御する。な
お、詳述するまでもないが、該制御回路12と図1に示
したエンコーダ6とにより本発明によるフィルム移動状
態検出装置が構成されることになる。
ラプタ11が出力する上記のようなパルス信号群が入力
されることにより、上記タイマー手段13等が後述する
ような動作を行い、フィルムFを巻上げるモータ17の
駆動回路18や写し込み装置19の動作を制御する。な
お、詳述するまでもないが、該制御回路12と図1に示
したエンコーダ6とにより本発明によるフィルム移動状
態検出装置が構成されることになる。
【0031】以下、本発明によるフィルム移動状態検出
装置の動作について、制御回路12の各手段を形成する
マイクロコンピュータの動作フローチャートを示す図3
を参照して説明する。
装置の動作について、制御回路12の各手段を形成する
マイクロコンピュータの動作フローチャートを示す図3
を参照して説明する。
【0032】今、写真撮影が終了し、フィルムの1駒巻
上げが図3のステップ300に示したように指示される
と、フローチャートはステップ301に進み、まずモー
タが駆動され、フィルムの巻上げ系の動作が開始され
る。
上げが図3のステップ300に示したように指示される
と、フローチャートはステップ301に進み、まずモー
タが駆動され、フィルムの巻上げ系の動作が開始され
る。
【0033】フィルムの巻上げ系の動作が開始されると
フローチャートはステップ302、303を順次選択
し、データ写し込み動作用カウンタのリセット、長時間
タイマ−の設定がなされ、次いでフォトインタラプタ1
1の出力の判定、すなわち低レベル(以下、単にLと記
す)の出力信号を出力しているか否かの判定がステップ
304にてなされる。なお、本実施例のフォトインタラ
プタ11は、非透光部7の検出時にLの出力信号を発生
し、制御回路12に供給するようになされているとす
る。
フローチャートはステップ302、303を順次選択
し、データ写し込み動作用カウンタのリセット、長時間
タイマ−の設定がなされ、次いでフォトインタラプタ1
1の出力の判定、すなわち低レベル(以下、単にLと記
す)の出力信号を出力しているか否かの判定がステップ
304にてなされる。なお、本実施例のフォトインタラ
プタ11は、非透光部7の検出時にLの出力信号を発生
し、制御回路12に供給するようになされているとす
る。
【0034】さて、フィルムの巻上げ初期位置における
エンコーダのスリット円板9とフォトインタラプタ11
との関係が図1に示したような状態であると仮定する
と、上記ステップ301によるモータのオンによりフィ
ルムが矢印X方向に移動を開始した場合、フォトインタ
ラプタ11は最初の非透光部7を検知するまでは高レベ
ル(以下、単にHと記す)の出力信号を発生することに
なり、よってフローチャートはステップ305に進み、
先に設定した長時間タイマーによる設定時間が経過した
か否かが判定される。
エンコーダのスリット円板9とフォトインタラプタ11
との関係が図1に示したような状態であると仮定する
と、上記ステップ301によるモータのオンによりフィ
ルムが矢印X方向に移動を開始した場合、フォトインタ
ラプタ11は最初の非透光部7を検知するまでは高レベ
ル(以下、単にHと記す)の出力信号を発生することに
なり、よってフローチャートはステップ305に進み、
先に設定した長時間タイマーによる設定時間が経過した
か否かが判定される。
【0035】よって、上記長時間タイマーによる設定時
間を図1に示したような状態から最初の非透光部7を検
出するまでに必要な時間より十分に長く設定しておく
と、フローチャートはステップ304に戻り、以降、上
記最初の非透光部7を検出するまで上記動作が繰返され
ることになる。
間を図1に示したような状態から最初の非透光部7を検
出するまでに必要な時間より十分に長く設定しておく
と、フローチャートはステップ304に戻り、以降、上
記最初の非透光部7を検出するまで上記動作が繰返され
ることになる。
【0036】フォトインタラプタ11により最初の非透
光部7が検出されるとフローチャートはステップ307
に進み、長時間タイマーが再セットされる。なお、最初
の非透光部7が検出されなければ長時間タイマーの設定
時間をオーバーすることになり、かかる場合フローチャ
ートはステップ305においてステップ306を選択
し、フィルムの巻戻し動作系の動作が起動される。すな
わち、モータがオンされているにもかかわらずフォトイ
ンタラプタ11が非透光部7を検出できずLを出力でき
ないということは、フィルムが移動していないと言うこ
とに他ならず、本実施例においては、かかる場合はフィ
ルムが最終端であると判断し、巻戻し処理を選択してい
るわけである。
光部7が検出されるとフローチャートはステップ307
に進み、長時間タイマーが再セットされる。なお、最初
の非透光部7が検出されなければ長時間タイマーの設定
時間をオーバーすることになり、かかる場合フローチャ
ートはステップ305においてステップ306を選択
し、フィルムの巻戻し動作系の動作が起動される。すな
わち、モータがオンされているにもかかわらずフォトイ
ンタラプタ11が非透光部7を検出できずLを出力でき
ないということは、フィルムが移動していないと言うこ
とに他ならず、本実施例においては、かかる場合はフィ
ルムが最終端であると判断し、巻戻し処理を選択してい
るわけである。
【0037】ステップ307による長時間タイマーの再
セットがなされるとステップ308に進み、フォトイン
タラプタ11がHを出力しているか否かが判定され、す
なわち最初の透光部8が検出できたか否かが判定され
る。換言すれば、フィルムが正常に移動して最初の非透
光部7の領域がフォトインタラプタ11の検出領域を通
過したかどうかが判定され、通過できていればステップ
309が選択され、短時間タイマーがセットされる。な
お、非透光部7の通過途上はHを出力できないことから
ステップ310が選択され、先のステップ305同様長
時間タイマーによる設定時間が経過したか否かが判定さ
れる。したがって、かかる時点においても再度フィルム
の移動の有無が確認され、移動していない場合、ステッ
プ310はステップ306を選択し、フィルムの巻戻し
動作系が起動されることになる。
セットがなされるとステップ308に進み、フォトイン
タラプタ11がHを出力しているか否かが判定され、す
なわち最初の透光部8が検出できたか否かが判定され
る。換言すれば、フィルムが正常に移動して最初の非透
光部7の領域がフォトインタラプタ11の検出領域を通
過したかどうかが判定され、通過できていればステップ
309が選択され、短時間タイマーがセットされる。な
お、非透光部7の通過途上はHを出力できないことから
ステップ310が選択され、先のステップ305同様長
時間タイマーによる設定時間が経過したか否かが判定さ
れる。したがって、かかる時点においても再度フィルム
の移動の有無が確認され、移動していない場合、ステッ
プ310はステップ306を選択し、フィルムの巻戻し
動作系が起動されることになる。
【0038】ステップ309による短時間タイマーのセ
ットがなされるとステップ311に進み、フォトインタ
ラプタ11がLを出力しているか否かが判定され、すな
わち次の非透光部7が検出できたか否かが判定される。
換言すれば、フィルムがさらに正常に移動して最初の透
光部8の領域がフォトインタラプタ11の検出領域を通
過したかどうかが判定され、通過できていればステップ
312が選択され、写し込み動作用カウンタの状態が有
効か否かの判定がなされる。この写し込み動作用カウン
タは、写し込みデータの写し込み位置を設定するための
もので、例えばあらかじめ設定してある適宜数のカウン
トが行われたとき上記ステップ312における判定結果
が有効を示すように形成されている。
ットがなされるとステップ311に進み、フォトインタ
ラプタ11がLを出力しているか否かが判定され、すな
わち次の非透光部7が検出できたか否かが判定される。
換言すれば、フィルムがさらに正常に移動して最初の透
光部8の領域がフォトインタラプタ11の検出領域を通
過したかどうかが判定され、通過できていればステップ
312が選択され、写し込み動作用カウンタの状態が有
効か否かの判定がなされる。この写し込み動作用カウン
タは、写し込みデータの写し込み位置を設定するための
もので、例えばあらかじめ設定してある適宜数のカウン
トが行われたとき上記ステップ312における判定結果
が有効を示すように形成されている。
【0039】また、フォトインタラプタ11は透光部8
が上記検出領域を通過している途上においてはLを出力
できず、よってフローチャートはステップ314を選択
して短時間タイマーによる設定時間が経過したか否かが
判定され、経過していない場合はステップ311に戻
り、経過した場合はステップ302に戻る。
が上記検出領域を通過している途上においてはLを出力
できず、よってフローチャートはステップ314を選択
して短時間タイマーによる設定時間が経過したか否かが
判定され、経過していない場合はステップ311に戻
り、経過した場合はステップ302に戻る。
【0040】先のステップ312での判定の結果、有効
と判定されるとステップ313が選択され、指定データ
写し込み用の発光動作が起動される。
と判定されるとステップ313が選択され、指定データ
写し込み用の発光動作が起動される。
【0041】先のステップ312での判定の結果、有効
と判定されなかった場合および上記ステップ313によ
る動作が終了した場合、フローチャートはステップ31
5に進み、写し込み動作用カウンタが加算され、次いで
ステップ316、317が順次選択され、短時間タイマ
ーの再セットおよびフォトインタラプタ11がLを出力
しているか否かが判定される。
と判定されなかった場合および上記ステップ313によ
る動作が終了した場合、フローチャートはステップ31
5に進み、写し込み動作用カウンタが加算され、次いで
ステップ316、317が順次選択され、短時間タイマ
ーの再セットおよびフォトインタラプタ11がLを出力
しているか否かが判定される。
【0042】すなわち、先のステップ311で説明した
場合同様、フィルムがさらに正常に移動して次の透光部
8の領域がフォトインタラプタ11の検出領域を通過し
たかどうかが判定され、したがって、さらに次の非透光
部7が上記検出領域内に位置してフォトインタラプタ1
1がLを出力すると、フローチャートはステップ312
に戻り、先に述べたような動作を繰返すことになる。な
お、先にも述べたように透光部8が上記検出領域を通過
している途上はLが出力されず、よってフローチャート
はステップ318を選択して短時間タイマーによる設定
時間が経過したか否かを判定し、経過していない場合は
ステップ317に戻り、経過した場合はステップ319
に進み、長時間タイマーが再びセットされることにな
る。
場合同様、フィルムがさらに正常に移動して次の透光部
8の領域がフォトインタラプタ11の検出領域を通過し
たかどうかが判定され、したがって、さらに次の非透光
部7が上記検出領域内に位置してフォトインタラプタ1
1がLを出力すると、フローチャートはステップ312
に戻り、先に述べたような動作を繰返すことになる。な
お、先にも述べたように透光部8が上記検出領域を通過
している途上はLが出力されず、よってフローチャート
はステップ318を選択して短時間タイマーによる設定
時間が経過したか否かを判定し、経過していない場合は
ステップ317に戻り、経過した場合はステップ319
に進み、長時間タイマーが再びセットされることにな
る。
【0043】なお、ここまで述べてきたような各ステッ
プを考えると、フィルムが正常に巻上げられ移動してい
る場合には、エンコーダ6のC領域においては非透光部
7と透光部8とが交互にフォトインタラプタ11の検出
領域に位置することから、フローチャートは一度ステッ
プ318まで進み、以降ステップ312とステップ31
8との間を回ることになることから、上記ステップ31
9の選択は、上記C領域の最終の非透光部7が上記検出
領域を通過した後に行われることになる。
プを考えると、フィルムが正常に巻上げられ移動してい
る場合には、エンコーダ6のC領域においては非透光部
7と透光部8とが交互にフォトインタラプタ11の検出
領域に位置することから、フローチャートは一度ステッ
プ318まで進み、以降ステップ312とステップ31
8との間を回ることになることから、上記ステップ31
9の選択は、上記C領域の最終の非透光部7が上記検出
領域を通過した後に行われることになる。
【0044】換言すれば、エンコーダ6のD領域がフォ
トインタラプタ11の検出領域に到達したときに上記ス
テップ319は選択されることになり、かかるステップ
319の選択動作は、短時間タイマーの設定時間とフォ
トインタラプタ11から出力されるパルス信号の発生間
隔との比較動作にて行われる動作であることは明らかで
あり、フィルムのC領域からD領域への移動状態をカウ
ント動作を行うことなく検出できていることに他ならな
い。
トインタラプタ11の検出領域に到達したときに上記ス
テップ319は選択されることになり、かかるステップ
319の選択動作は、短時間タイマーの設定時間とフォ
トインタラプタ11から出力されるパルス信号の発生間
隔との比較動作にて行われる動作であることは明らかで
あり、フィルムのC領域からD領域への移動状態をカウ
ント動作を行うことなく検出できていることに他ならな
い。
【0045】ステップ319による長時間タイマーの設
定が終了すると、フローチャートはステップ320に進
み、フォトインタラプタ11がLを出力しているか否か
が判定され、すなわち上記D領域に設けられた非透光部
7が上記フォトインタラプタ11の検出領域に到達した
か否かが判定され、到達していない場合ステップ321
が、到達した場合ステップ322が選択されることにな
る。
定が終了すると、フローチャートはステップ320に進
み、フォトインタラプタ11がLを出力しているか否か
が判定され、すなわち上記D領域に設けられた非透光部
7が上記フォトインタラプタ11の検出領域に到達した
か否かが判定され、到達していない場合ステップ321
が、到達した場合ステップ322が選択されることにな
る。
【0046】ステップ321は、前述したステップ30
5,310と同様、長時間タイマ−によって設定された
所定時間が経過したか否かを判定するステップであり、
上記所定時間が経過したと判定された場合にはフィルム
の移動が行われていないと判断して巻戻しが指示され
る。また、上記所定時間を経過していないと判定された
場合にはステップ320に戻ることになる。
5,310と同様、長時間タイマ−によって設定された
所定時間が経過したか否かを判定するステップであり、
上記所定時間が経過したと判定された場合にはフィルム
の移動が行われていないと判断して巻戻しが指示され
る。また、上記所定時間を経過していないと判定された
場合にはステップ320に戻ることになる。
【0047】フィルムが正常に巻上げられて行き、先の
D領域の非透光部7がフォトインタラプタ11の検出領
域に到達するとフローチャートはステップ322を選択
し、ステップ301にてオンされたモ−タが制動される
ことになる。すなわち、上記D領域の非透光部7がフォ
トインタラプタ11の検出領域に到達した時点で、それ
まで巻上げられていたフィルムの移動が停止せしめられ
ることになる。
D領域の非透光部7がフォトインタラプタ11の検出領
域に到達するとフローチャートはステップ322を選択
し、ステップ301にてオンされたモ−タが制動される
ことになる。すなわち、上記D領域の非透光部7がフォ
トインタラプタ11の検出領域に到達した時点で、それ
まで巻上げられていたフィルムの移動が停止せしめられ
ることになる。
【0048】なお、上述したステップ320がステップ
322を選択する動作が1駒巻き上げ終了信号の出力動
作であることは明らかであると共に、該動作は、D領域
の非透光部7がフォトインタラプタ11の検出領域に到
達したか否かの検出結果に応答してなされており、すな
わちパルス信号のカウント動作を行うことなくなされて
いることも明らかである。
322を選択する動作が1駒巻き上げ終了信号の出力動
作であることは明らかであると共に、該動作は、D領域
の非透光部7がフォトインタラプタ11の検出領域に到
達したか否かの検出結果に応答してなされており、すな
わちパルス信号のカウント動作を行うことなくなされて
いることも明らかである。
【0049】また、上記非透光部7等が形成されたスリ
ット円板9はフィルムが1駒巻上げられた時ちょうど1
回転するようになされており、この結果、上記D領域の
非透光部7の形成位置を、上記フィルムの1駒送り量を
考慮して設けておくことにより、上記フィルムの巻上げ
を正確に行うことができることも言うまでもない。
ット円板9はフィルムが1駒巻上げられた時ちょうど1
回転するようになされており、この結果、上記D領域の
非透光部7の形成位置を、上記フィルムの1駒送り量を
考慮して設けておくことにより、上記フィルムの巻上げ
を正確に行うことができることも言うまでもない。
【0050】以上、図3に示したフローチャートに基づ
いて本発明によるフィルム移動状態検出装置の一実施例
の動作等について述べてきたが、上述したフィルムの1
駒巻上げ終了信号の出力動作を考えると、上述のフロー
チャートではパルス信号のカウント動作にて行っていた
写し込み動作用タイミング信号の出力動作も、例えば図
示はしないが以下のような動作によりカウント動作を行
うことなく実施することができる。
いて本発明によるフィルム移動状態検出装置の一実施例
の動作等について述べてきたが、上述したフィルムの1
駒巻上げ終了信号の出力動作を考えると、上述のフロー
チャートではパルス信号のカウント動作にて行っていた
写し込み動作用タイミング信号の出力動作も、例えば図
示はしないが以下のような動作によりカウント動作を行
うことなく実施することができる。
【0051】すなわち、非透光部を、写し込みたいデー
タ数を考慮した数だけ、かつ上記データのフィルム上へ
の写し込み位置を考慮した位置に形成すると共に、各非
透光部間の間隔がフォトインタラプタの検出領域を移動
するのに要する移動時間を考慮した所定時間信号を設定
し、フィルム巻上げ時に上記時間信号と上記移動時間と
を比較するようになしておけば、上記各非透光部が上記
検出領域に到達した時点を独立して検出できることにな
る。
タ数を考慮した数だけ、かつ上記データのフィルム上へ
の写し込み位置を考慮した位置に形成すると共に、各非
透光部間の間隔がフォトインタラプタの検出領域を移動
するのに要する移動時間を考慮した所定時間信号を設定
し、フィルム巻上げ時に上記時間信号と上記移動時間と
を比較するようになしておけば、上記各非透光部が上記
検出領域に到達した時点を独立して検出できることにな
る。
【0052】一方、この検出時点がフィルムの移動状態
に応答していることは言うまでもなく、したがって上記
検出動作にて写し込み動作用タイミング信号を出力する
ことができ、かかる動作構成になせば、パルス信号のカ
ウント動作を行うことなくデ−タ写し込み装置の動作タ
イミング信号の出力動作を実現できることになる。
に応答していることは言うまでもなく、したがって上記
検出動作にて写し込み動作用タイミング信号を出力する
ことができ、かかる動作構成になせば、パルス信号のカ
ウント動作を行うことなくデ−タ写し込み装置の動作タ
イミング信号の出力動作を実現できることになる。
【0053】また、図1に示したエンコーダにおいて出
力されるパルス信号群は2種で、検出される領域は2個
であったが、さらに異なるピッチを有する非透光部と透
光部との組み合わせを形成することにより、2種以上の
パルス信号群を出力できるようになせることは言うまで
もない。なお、かかる場合、タイマー手段により種々の
時間信号を設定し、各パルス信号群の発生間隔との比較
動作を行うことにより、上述したようなパルス信号のカ
ウント動作を行わない所望動作、または各領域において
独立して、あるいは適宜の関係を有したパルス信号のカ
ウント動作を実現できることになる。
力されるパルス信号群は2種で、検出される領域は2個
であったが、さらに異なるピッチを有する非透光部と透
光部との組み合わせを形成することにより、2種以上の
パルス信号群を出力できるようになせることは言うまで
もない。なお、かかる場合、タイマー手段により種々の
時間信号を設定し、各パルス信号群の発生間隔との比較
動作を行うことにより、上述したようなパルス信号のカ
ウント動作を行わない所望動作、または各領域において
独立して、あるいは適宜の関係を有したパルス信号のカ
ウント動作を実現できることになる。
【0054】
【発明の効果】本発明によるフィルム自動送り装置は、
上述したようにフィルムの1駒分の移動に応答して1回
転するスリット円板を含むエンコーダから発生間隔の異
なる複数のパルス信号群を出力するようになすと共に、
上記発生間隔自体を、タイマー手段により確認して上記
発生間隔の変化する時点を検出するようになしているこ
とから、上記フィルムの1駒分の移動過程を、上記パル
ス信号をカウントすることなく、かつ複数の領域に分割
して検出できることになり、したがって、フィルムの1
駒分の移動過程をマイクロコンピュータにて検出する場
合、その負担を少なくできることになり、この結果、低
電圧で駆動できる低速動作のマイクロコンピュータを使
用できることになる効果を有している。
上述したようにフィルムの1駒分の移動に応答して1回
転するスリット円板を含むエンコーダから発生間隔の異
なる複数のパルス信号群を出力するようになすと共に、
上記発生間隔自体を、タイマー手段により確認して上記
発生間隔の変化する時点を検出するようになしているこ
とから、上記フィルムの1駒分の移動過程を、上記パル
ス信号をカウントすることなく、かつ複数の領域に分割
して検出できることになり、したがって、フィルムの1
駒分の移動過程をマイクロコンピュータにて検出する場
合、その負担を少なくできることになり、この結果、低
電圧で駆動できる低速動作のマイクロコンピュータを使
用できることになる効果を有している。
【図1】本発明によるフィルム移動状態検出装置に採用
されるエンコーダの一実施例を示す略平面図
されるエンコーダの一実施例を示す略平面図
【図2】本発明によるフィルム移動状態検出装置の一実
施例を含む写真用カメラの概略ブロック図
施例を含む写真用カメラの概略ブロック図
【図3】図2中の制御回路12を形成するマイクロコン
ピュータの一動作例を示す動作フローチャート
ピュータの一動作例を示す動作フローチャート
【図4】フィルムの移動に応答したパルス信号を発生す
る従来のエンコーダの一例を示す略平面図
る従来のエンコーダの一例を示す略平面図
【図5】特開昭63−147150号公報に示されてい
るエンコーダを示す略平面図
るエンコーダを示す略平面図
6 エンコーダ 7 非透光部 8 透光部 9 スリット円板 10 軸 11 フォトインタラプタ 12 制御回路 13 タイマー手段 14 移動状態信号発生手段 15 写し込みタイミング設定手段 16 巻上げ終了検出手段 17 モータ 18 駆動回路 19 写し込み装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−147150(JP,A) 特開 昭53−116136(JP,A) 特開 昭63−121030(JP,A) 特開 昭63−142336(JP,A) 特開 昭59−77422(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24 G03B 17/00 G03B 17/26 - 17/34 G03B 17/38 - 17/46
Claims (4)
- 【請求項1】1駒分のフィルムの移動に応答して1回転
すると共に該回転動作中において異なる発生間隔を有す
る複数のパルス信号群を出力するエンコーダと、前記異
なる発生間隔を考慮した複数の所定時間信号を出力する
と共に該出力が前記パルス信号群の各パルス信号の発生
にてリセットされることにより前記複数の所定時間と前
記各パルス信号の発生間隔とを比較するタイマー手段
と、該タイマー手段の比較結果を検出して動作し、前記
パルス信号群の発生状態に応答したフィルムの移動状態
を示す複数の移動状態信号を発生、出力する移動状態信
号発生手段とを備えてなるフィルム移動状態検出装置。 - 【請求項2】エンコーダは、フィルム巻上げ制御系に連
結され、前記フィルムの1駒分の巻上げにより1回転す
ると共に異なるピッチを有する複数群の透光部と非透光
部が形成されているスリット円板と、前記透光部と非透
光部の位置を検出してパルス信号を発生するフォトイン
タラプタとからなる請求項1記載のフィルム移動状態検
出装置。 - 【請求項3】移動状態信号発生手段は、エンコーダが出
力するパルス信号群の内、発生間隔の短いパルス信号に
基づくタイマー手段の比較結果に応答して動作し、デー
タ写し込み動作用のタイミング信号を形成、出力する写
し込みタイミング設定手段と、前記パルス信号群の内、
最終の群のパルス信号に基づく前記タイマー手段の比較
結果に応答して動作し、フィルムの1駒巻上げ終了信号
を形成、出力する巻上げ終了検出手段とからなる請求項
1記載のフィルム移動状態検出装置。 - 【請求項4】1駒分のフィルムの移動に応答して1回転
すると共に該回転動作中において第1,第2の発生間隔
を有する第1,第2のパルス信号を出力するエンコーダ
と、前記第1,第2の発生間隔を考慮した第1,第2の
所定時間信号を出力すると共に該出力が前記第1,第2
のパルス信号の発生にてリセットされることにより前記
第1,第2の所定時間と前記第1,第2の発生間隔とを
比較するタイマー手段と、該タイマー手段による第1の
所定時間と前記第1の発生間隔との比較結果に応答して
動作することによりデータ写し込み動作用のタイミング
信号を形成、出力する写し込みタイミング設定手段およ
び前記タイマー手段による第2の所定時間と前記第2の
発生間隔との比較結果に応答して動作することにより前
記フィルムの1駒巻上げ終了信号を形成、出力する巻上
げ終了検出手段を含んで構成される移動状態信号発生手
段とを備えてなるフィルム移動状態検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404143A JP3040178B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | フィルム移動状態検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404143A JP3040178B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | フィルム移動状態検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720559A JPH0720559A (ja) | 1995-01-24 |
JP3040178B2 true JP3040178B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=18513836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2404143A Expired - Fee Related JP3040178B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | フィルム移動状態検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040178B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10845345B2 (en) * | 2015-12-28 | 2020-11-24 | Shimadzu Corporation | Chromatograph with integrated display unit |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP2404143A patent/JP3040178B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0720559A (ja) | 1995-01-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |