JP3040149B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は貯蔵室内に庫内灯を有した冷蔵庫に関したも
のである。

従来の技術 従来、貯蔵室に並行に棚を２つ設ける冷蔵庫において
庫内灯は庫内奥面の冷気吐出用ダクト内に設置してい
る。

以下第５図，第６図を参考に従来例を説明する。１は
冷蔵庫本体で外箱2,内箱３及びこれら両箱2,3間に充填
された発泡性断熱材４によって構成されている。前記内
箱３にて形成する前面に開口した貯蔵室５は前面開口を
扉体６にて開閉自在に閉塞している。前記貯蔵室奥面に
は冷気吐出孔７を有したダクト板８が設置され、このダ
クト板８を介し庫内と反対側に庫内灯９が設置され、こ
の庫内灯９の前面部の前記ダクト板８の開口部に透光性
のカバー10が嵌挿されている。

12は前記貯蔵室５の天面に係止部11が貯蔵室内に突出
するよう埋設されたフックであり、そのフック12により
保持されるレール13の左右水平方向に延出したフランジ
14と前記内箱３の庫内側両側面に形成された突出部15a,
15bにより２つの棚16a,16bは並行な位置で支持されてい
る。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では多量の食品を収納
した場合、庫内灯９が奥面にあるため光が食品にさえぎ
られてしまう。又、庫内奥面のダクト板８の背面側には
冷却器ＲやファンＦが設けられ庫内灯９は、中央より右
又は左に設置され中央部には設けられなかったため、庫
内中央天面部に保持される棚を支持するレール13によっ
て庫内灯設置側と逆位置に設置された棚16には光が届か
ないという課題があった。

本発明は上記従来の冷蔵庫の問題点を改善し、以って
庫内に並行に設けた２つの棚を有する冷蔵庫において庫
内灯が食品等に隠れず又２つの棚に均等に光を当てる構
造を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的のため本発明の冷蔵庫は、庫内天面部の中央
部に取り付けられたホルダーと、このホルダーに支持さ
れた庫内灯と、前記ホルダーに着脱可能に取り付けられ
棚の一端を保持するレールと、このレールに一体に形成
された前記庫内灯のランプカバーとを備えたものであ
る。

作用 本発明の冷蔵庫は上記構成としたので、庫内灯は庫内
の天面部の中央部に取り付けられ、左右の棚に均等に光
を供給出来、更に食品収納時にも光がさえぎられること
がなくなる。又、清掃時レールを着脱する際、カバーを
レールに保持させる仕様としたので、カバーや庫内灯が
レール着脱時じゃまになるといったこともなく、カバー
とレールが同時に取り外せることとなり使い勝手が向上
するものである。

実 施 例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。なお従来例と同一構成部品は同一番号を付し、
その説明を省略する。

１は冷蔵庫本体であり、２は鉄板製の外箱であり、３
は樹脂で成型された内箱であり、４は外箱２と内箱３の
間に発泡充填された発泡断熱材である。５は前記内箱３
にて形成する前面に開口した貯蔵室でありその前面開口
部を扉体６にて開閉自在に閉塞している。貯蔵室５の奥
には庫内を冷やす為の冷却器17と冷気を循環させるファ
ン18が設置されておりこれらをカバーする冷気吐出孔７
を有したダクト８が設置されている。９は庫内灯で、25
は前記庫内灯９を嵌入支持する穴19と、庫内側に突出し
た複数の係止部20a,20b,20cとからなり庫内天面部の前
記内箱３に形成された穴21の発泡断熱材側に前記内箱３
の穴21を覆うよう埋設されたホルダーであり、13は前記
ホルダー25の係止部20a,20b,20cとフック12と係合し保
持される保持部22と左右水平方向に延出したフランジ14
と前面に開口部13aを持つレールである。10は前記レー
ル13の前面開口部に設けられた係止部23,24により保持
されるランプカバーである。16aと16bは前記レール13の
左右水平方向に延出したフランジ14と前記内箱３の両側
面に形成された突出部15a,16bにより支持され摺動する
棚である。以上のような構成であるから庫内に並行に設
けた２つの棚16a,16bを有する冷蔵庫において、庫内灯
９を庫内背面側やダクト８内に設けず、庫内前面中央部
に配置させることにより庫内灯９が食品等を棚16a,16b
に収納した時、光が食品にさえぎられることなく、更に
光を左右の棚16a,16bに均等に供給することが出来る。
又清掃の為のレール13着脱時は、レール13にカバー10を
保持させる仕様としたので、庫内灯９やカバー10がレー
ル13着脱時、じゃまになるといったこともなくカバー10
とレール13が同時に取り外せることとなり使い勝手が向
上するものである。

４効果 以上説明したように本発明の冷蔵庫は庫内天面部の中
央部に取り付けられたホルダーと、このホルダーに支持
された庫内灯と、前記ホルダーに着脱可能に取り付けら
れ棚の一端を保持するレールと、このレールに一体に形
成された前記庫内灯のランプカバーとを備えることによ
り、庫内灯は、庫内天面部の中央部に取り付けられ、棚
に食品を収納した時光が食品にさえぎられることなく庫
内全体に光を供給することが出来、更に光を左右の棚に
均等に供給することが出来る。又、清掃時はレールとカ
バーが同時に着脱出来、庫内灯やカバーがじゃまになり
レールが取り外しにくいという問題もなく使い勝手が向
上し、その実用的効果は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す冷蔵庫の要部断面図、
第２図は同冷蔵庫の庫内正面図、第３図は同冷蔵庫に使
用するホルダーの斜視図、第４図は同冷蔵庫に使用する
レールの斜視図、第５図は従来の冷蔵庫の庫内正面図、
第６図は従来の冷蔵庫の要部断面図である。 ２……外箱、３……内箱、４……発泡断熱材、９……庫
内灯、10……カバー、13……レール、14……フランジ、
15a,15b……突出部、16a,16b……棚、25……ホルダー。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】庫内天面部の中央部に取り付けられたホル
   ダーと、このホルダーに支持された庫内灯と、前記ホル
   ダーに着脱可能に取り付けられ棚の一端を保持するレー
   ルと、このレールに一体に形成された前記庫内灯のラン
   プカバーとを備えた冷蔵庫。