JP3039822U - モニタの低周波放射除去装置 - Google Patents

モニタの低周波放射除去装置

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JP3039822U
JP3039822U JP1997000427U JP42797U JP3039822U JP 3039822 U JP3039822 U JP 3039822U JP 1997000427 U JP1997000427 U JP 1997000427U JP 42797 U JP42797 U JP 42797U JP 3039822 U JP3039822 U JP 3039822U
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登烽 陳
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美格科技股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニタの低周波放射除去装置の提供。 【解決手段】 ブラウン管の両側に比較的大面積の金属
片を設けてブラウン管本体の放出する電場をキャッチさ
せ、前述の金属片間のブラウン管の上下両側に、別に比
較的小面積の金属片を取付け、一つの電気回路でキャッ
チした放射パルスと周波数を逆方向とすると共に増幅し
て比較的小面積の金属片に出力させて、ブラウン管の放
出する電場と感応させて相互に打ち消させて、ブラウン
管の発生する電場或いは磁場低周波放射パルスを除去で
きるようにしてなる、モニタの低周波放射除去装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種のモニタの低周波放射除去装置に関し、特に、ブラウン管より放 射される低周波電場をキャッチして、それを反対方向に増幅して出力することで 、キャッチする電場と相互に抑制させる、低周波放射除去装置の設計に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報産業の進歩により、各業界でコンピュータが設計やファイル管理等の業務 の補助に利用されるようになった。また、少ない資本でより大きな作業効率を挙 げるためにコンピュータネットワークが採用されるようになり、各デスクにそれ ぞれモニタを置いて、ネットワークを通してデータを共有することで、より整っ た仕事の環境が得られるようになった。しかし、モニタ内部の設計により発生す る交流電場及び磁場は、長時間の使用において、使用者に視覚疲労、病変などの 問題を発生させるおそれがあり、そのため、放射源の隔絶が大きな課題とされて いる。モニタの低周波放射隔絶のために、各国間ですでにテスト基準が定められ ており、以て使用の安全性を確保できるようにしてあり、ヨーロッパでは、TC O(The Swedish Concedration of Profes sional Employees)がテストし、図1のように、その低周波放 射テスト方式は、測定器10をモニタ11のブラウン管12正面より30cmの 位置に置いて測定するもので、得られる低周波放射値が1V/mを越えないもの とされ、ヨーロッパに輸出されるモニタはいずれもTCOの認証を得たものでな ければならず、そのため、各業者は該基準に合格するために努力を重ねている。
【0003】 一般に用いられている方法は、比較的低い表面抵抗のブラウン管を使用して、 ブラウン管の表面を接地させて低周波放射を隔離する方法であり、高圧変圧器( FBT)より負のパルスを引き出して周囲の磁場と相互に抑制させているが、こ の方法は、比較的面倒でまた比較的高い生産コストがかかり、またブラウン管の 発生する低周波放射には垂直周波数(50〜100Hz)と水平周波数(24〜 80KHz)の2種類があり、この方法はただ水平周波数の低周波放射を抑制で きるだけで、徹底的にブラウン管の低周波放射の問題を解決してはいなかった。 また、もう一種の比較的良く使用される方法として、低表面抵抗のブラウン管を 使用し、ブラウン管の表面に抗低周波放射の塗料を塗布することが挙げられるが 、塗料には毒性を有するものもあり、環境保護の要求に符合せず、不当な処理に よる環境汚染を招きやすかった。このように、周知の2種類の方法はいずれも完 全なものではなく、ゆえに改良の必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ブラウン管の両側に比較的大面積の銅箔或いはアルミ箔或いは鉄片 を設けてブラウン管本体の放出する電場をキャッチし、また、前述の銅箔或いは アルミ箔或いは鉄片間のブラウン管の上下両側に、別に比較的小面積の銅箔或い は鉄片を設け、一つの電気回路でキャッチした放射パルスと周波数を転向させる と共に増幅し、比較的小面積の銅箔或いは鉄片に出力し、ブラウン管の放出する 電場と感応させて相互に抑制させるようにした、一種のモニタの低周波放射除去 装置を提供し、それによりモニタに高表面抵抗のブラウン管を使用できるように し、ブラウン管に表面処理を行わずに、低周波放射規格テストに合格できる製品 を提供できるようにすることを課題としている。
【0005】 本考案のもう一つの課題は、上記比較的小面積の銅箔或いは鉄片を、モニタ内 のブラウン管の上端或いは下端に取り付けても、同様に低周波放射と相互に抑制 する効果を達成できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、ブラウン管の両側に比較的大面積の金属片を設けてブラウ ン管本体の放出する電場をキャッチさせ、前述の金属片間のブラウン管の上下両 側に、別に比較的小面積の金属片を取付け、一つの電気回路でキャッチした放射 パルスと周波数を逆方向とすると共に増幅して比較的小面積の金属片に出力させ て、ブラウン管の放出する電場と感応させて相互に打ち消させて、ブラウン管の 発生する電場或いは磁場低周波放射パルスを除去できるようにしてなる、モニタ の低周波放射除去装置としている。
【0007】 請求項2の考案は、前記金属片を銅箔或いは鉄片としたことを特徴とする、請 求項1に記載のモニタの低周波放射除去装置としている。
【0008】 請求項3の考案は、前記電気回路を逆方向増幅器としたことを特徴とする、請 求項1に記載のモニタの低周波放射除去装置としている。
【0009】 請求項4の考案は、前記比較的小面積の金属片をモニタ内部のブラウン管の上 端或いは下端位置に取り付けたことを特徴とする、請求項1に記載のモニタの低 周波放射除去装置としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案のモニタの低周波放射除去装置は、ブラウン管の両側に比較的大面積の 銅箔或いはアルミ箔或いは鉄片を設けてブラウン管本体の放出する電場をキャッ チし、また、前述の銅箔或いはアルミ箔或いは鉄片間のブラウン管の上下両側に 、別に比較的小面積の銅箔或いは鉄片を設け、一つの電気回路でキャッチした放 射パルスと周波数を転向させると共に増幅し、比較的小面積の銅箔或いは鉄片に 出力し、ブラウン管の放出する電場と感応させて相互に抑制させるようにしてな り、本考案により、モニタに高表面抵抗のブラウン管が使用できるようになり、 また、ブラウン管に表面処理を行わずとも、低周波放射規格テストに合格する製 品が提供できるようになった。
【0011】
【実施例】
図2に示されるのは、本考案をブラウン管に取付けた実施例であり、本考案は 、モニタ20の外枠の内部にあって、ブラウン管21の両側に、ブラウン管21 自身が放射する電場をキャッチする密着させた比較的大面積の銅箔或いは鉄片2 2を具え、一つの電気回路でキャッチした放射パルスと周波数を反対方向に変換 して増幅してから比較的小面積の銅箔或いは鉄片23に送り、ブラウン管21が 放射する電場と感応させて相互に抑制させるようにしてなる。前述の比較的小面 積の銅箔或いは鉄片23は、モニタ20内部のブラウン管21の上端或いは底端 位置に設けられ得て(図3参照)、その場合も同様に低周波放射と相互に抑制す る目的を達成できる。前述の比較的大面積或いは比較的小さな面積の銅箔或いは 鉄片22、23はいずれもモニタの組立、生産時にモニタ20内に取り付けられ て、全体の外観を損なわないものとされる。
【0012】 図4に示されるのは、本考案の電気回路図である。該電気回路は一つのトラン ジスタQ1が構成する逆方向増幅器とされ、前述の比較的大面積の銅箔或いは鉄 片21がキャッチした放射パルス或いは周波数(64KHz或いは31.5KH z)の入力端とされ、該低周波放射入力後に、一つの可変抵抗VRがその振幅調 整を行うと共に、トランジスタQ1の増幅率を決定し、トランジスタQ1のエミ ッタが該電気回路の出力端がとされ、トランジスタQ1は入力した低周波放射パ ルスを増幅し180度の逆方向として、一つの負のパルスを形成して前述の比較 的小面積の銅箔或いは鉄片23に出力する。また、図5に示されるのは本考案の もう一つの電気回路実施例であり、該電気回路は一種の高入力抵抗の逆方向増幅 器とされ、それは、一つのバッファ24と一つの増幅回路25を具え、該バッフ ァ24はトランジスタQ2を主な構成要素とし、比較的大面積の銅箔或いは鉄片 22のキャッチした低周波放射電場の信号を安定させてから、増幅回路25に送 り、増幅回路25がそれを逆方向の波形として増幅する。該増幅回路25は二つ のトランジスタQ3、Q4を具え、トランジスタQ3がトランジスタQ2より送 られた信号を逆方向とし、トランジスタQ4が増幅し、一つの負のパルスを前述 の比較的小面積の銅箔或いは鉄片23に出力し、ブラウン管21が放射する電場 と感応させて相互に抑制させる。図4と図5に示される電気回路より分かるよう に、本考案に採用される電気回路は、モニタ20の放射する低周波パルスを逆方 向として増幅できるものであればいずれの形式のものであっても本考案の目的を 達するのに使用できる。ゆえに本考案の添付の電気回路図は、本考案で採用する 技術を説明するためのものであり、本考案の実施例を限定するためのものではな い。
【0013】 図6に示されるのは、取り出された後の、ブラウン管21が発生する31.5 KHzの放射パルス波形図である。ブラウン管21の発生する低周波放射パルス は、前述の電気回路(図4或いは図5参照)を経て逆方向とされ並びに増幅され た後、図7に示される負のパルス信号とされ、比較的小面積の銅箔或いは鉄片2 3より出力され、比較的大面積の銅箔或いは鉄片22と相互に感応して、波形相 加の効果を発生し、ブラウン管21の発生する31.5KHzの低周波放射パル スが除去される。さらに図8に示されるのは、取り出されたブラウン管21が発 生する64KHzの放射パルス波形図であり、同様に前述の電気回路を経て逆方 向とされると共に増幅された後に、図9に示される負のパルス信号とされ、比較 的小面積の銅箔或いは鉄片23と比較的大面積の銅箔或いは鉄片22との相互感 応により、波形相加の効果を発生し、ブラウン管21の発生する64KHzの低 周波放射パルスが除去される。
【0014】
【考案の効果】
本考案の提出する装置により、確実にブラウン管の低周波放射を除去する目的 を達成することができ、ゆえに高表面抵抗のブラウン管を使用しても、また、ブ ラウン管の表面処理をしなくとも低放射規格テストに合格できるブラウン管ない しモニタ製品を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TCOテストの示意図である。
【図2】本考案をブラウン管に取り付けた実施例図であ
る。
【図3】本考案のもう一種の実施例図である。
【図4】本考案の電気回路図である。
【図5】本考案のもう一種の電気回路図である。
【図6】本考案が取り出した、ブラウン管の発生する3
1.5KHz放射パルス波形図である。
【図7】本考案により反対方向に転向、増幅された後の
31.5KHzマイナスパルス波形図である。
【図8】本考案が取り出した、ブラウン管の発生する6
4KHz放射パルス波形図である。
【図9】本考案により反対方向に転向、増幅された後の
64KHzマイナスパルス波形図である。
【符号の説明】
10 測定器 11 モニタ 12 ブラウン管 20 モニタ 21 ブラウン管 22 銅箔或いは鉄片 23 銅箔或いは鉄片 24 バッファ 25 増幅回路

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管の両側に比較的大面積の金属
    片を設けてブラウン管本体の放出する電場をキャッチさ
    せ、前述の金属片間のブラウン管の上下両側に、別に比
    較的小面積の金属片を取付け、一つの電気回路でキャッ
    チした放射パルスと周波数を逆方向とすると共に増幅し
    て比較的小面積の金属片に出力させて、ブラウン管の放
    出する電場と感応させて相互に打ち消させて、ブラウン
    管の発生する電場或いは磁場低周波放射パルスを除去で
    きるようにしてなる、モニタの低周波放射除去装置。
  2. 【請求項2】 前記金属片を銅箔或いは鉄片としたこと
    を特徴とする、請求項1に記載のモニタの低周波放射除
    去装置。
  3. 【請求項3】 前記電気回路を逆方向増幅器としたこと
    を特徴とする、請求項1に記載のモニタの低周波放射除
    去装置。
  4. 【請求項4】 前記比較的小面積の金属片をモニタ内部
    のブラウン管の上端或いは下端位置に取り付けたことを
    特徴とする、請求項1に記載のモニタの低周波放射除去
    装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05244540A (ja) * 1991-12-14 1993-09-21 Sony Corp モニタ装置
JPH06209442A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Toshiba Corp 画像表示装置
JPH0865601A (ja) * 1994-08-25 1996-03-08 Nanao:Kk ブラウン管からの電界輻射を抑制する装置

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