JPH08227666A - Ｃｒｔディスプレイの漏洩電界低減装置 - Google Patents
Ｃｒｔディスプレイの漏洩電界低減装置Info
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- JPH08227666A JPH08227666A JP7030741A JP3074195A JPH08227666A JP H08227666 A JPH08227666 A JP H08227666A JP 7030741 A JP7030741 A JP 7030741A JP 3074195 A JP3074195 A JP 3074195A JP H08227666 A JPH08227666 A JP H08227666A
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- leakage electric
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- leakage
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/003—Arrangements for eliminating unwanted electromagnetic effects, e.g. demagnetisation arrangements, shielding coils
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/0007—Elimination of unwanted or stray electromagnetic effects
- H01J2229/0015—Preventing or cancelling fields leaving the enclosure
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＣＲＴディスプレイの前面から輻射する低周
波電界を効果的に低減させる。 【構成】 ＣＲＴ１の前面付近に漏洩電界キャンセル用
の逆電界発生手段２を備え、ＣＲＴ１の前面方向へ輻射
される漏洩電界(偏向成分Ｄ，高電圧リップル成分Ｖ)と
は、同位相かつ逆極性の電圧(Ｄ′,Ｖ′)を逆電界発生
手段２に印加し、漏洩電界をキャンセルする。このと
き、前面方向への漏洩電界を発生させる交流電圧成分
は、シャドウマスク15を含むアノード電位帯に誘導され
ているため、アノード電位帯より得ることができる。
波電界を効果的に低減させる。 【構成】 ＣＲＴ１の前面付近に漏洩電界キャンセル用
の逆電界発生手段２を備え、ＣＲＴ１の前面方向へ輻射
される漏洩電界(偏向成分Ｄ，高電圧リップル成分Ｖ)と
は、同位相かつ逆極性の電圧(Ｄ′,Ｖ′)を逆電界発生
手段２に印加し、漏洩電界をキャンセルする。このと
き、前面方向への漏洩電界を発生させる交流電圧成分
は、シャドウマスク15を含むアノード電位帯に誘導され
ているため、アノード電位帯より得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＣＲＴディスプレイの
前面方向へ輻射される漏洩電界を低減する装置に関す
る。
前面方向へ輻射される漏洩電界を低減する装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、コンピュータ機器の普及によりＣ
ＲＴディスプレイが家庭や会社等において多量に使用さ
れるようになり、これに伴い、ＣＲＴディスプレイより
漏洩する電界や磁界などにより人体や他の電気機器への
悪影響が懸念されている。
ＲＴディスプレイが家庭や会社等において多量に使用さ
れるようになり、これに伴い、ＣＲＴディスプレイより
漏洩する電界や磁界などにより人体や他の電気機器への
悪影響が懸念されている。
【０００３】図９は従来のＣＲＴディスプレイ装置の要
部の構成図である。
部の構成図である。
【０００４】図９において、１はＣＲＴ、４は偏向ヨー
ク、５は偏向ヨーク４を駆動する偏向回路、６はフライ
バックトランスＦＢＴ(Flyback Trans)を含む高電圧発
生回路、７はＣＲＴに映像信号を供給するビデオ回路、
14は前記ＦＢＴからＣＲＴ１へ接続されるアノードケー
ブルである。
ク、５は偏向ヨーク４を駆動する偏向回路、６はフライ
バックトランスＦＢＴ(Flyback Trans)を含む高電圧発
生回路、７はＣＲＴに映像信号を供給するビデオ回路、
14は前記ＦＢＴからＣＲＴ１へ接続されるアノードケー
ブルである。
【０００５】以上構成のＣＲＴディスプレイの動作概要
を説明すると、偏向ヨーク４は偏向回路５により駆動さ
れ、ＣＲＴ１内を通過する電子ビームを、水平，垂直方
向に偏向する。そしてビデオ回路７からの映像信号が入
力されると、ビーム電流が発生し映像を表示する。
を説明すると、偏向ヨーク４は偏向回路５により駆動さ
れ、ＣＲＴ１内を通過する電子ビームを、水平，垂直方
向に偏向する。そしてビデオ回路７からの映像信号が入
力されると、ビーム電流が発生し映像を表示する。
【０００６】このＣＲＴディスプレイの動作時におい
て、ＣＲＴディスプレイ前面方向(矢印Ａ)からの漏洩電
界Ｅの主輻射成分としては、偏向ヨーク４からの偏向成
分Ｄと、アノード電位帯からの高電圧リップル成分Ｖと
がある。
て、ＣＲＴディスプレイ前面方向(矢印Ａ)からの漏洩電
界Ｅの主輻射成分としては、偏向ヨーク４からの偏向成
分Ｄと、アノード電位帯からの高電圧リップル成分Ｖと
がある。
【０００７】このＣＲＴディスプレイからの漏洩電界を
低減させる手段として、ＣＲＴ１の側面および背面にあ
っては金属板等により効果的にシールドすることができ
る（図示せず）。しかし、ＣＲＴ１の前面においてはそ
の使用目的上、金属板を施すことはできない。そのため
ＣＲＴ１の前面における漏洩電界の低減手段としては、
例えば前面付近にリード線を張り巡らせ、偏向パルスと
は逆極性の電圧を印加し、逆極性電界を発生させキャン
セルするという手段、あるいはＣＲＴ１の表面に導電性
の優れたコーティングを施しシールド効果を高める手段
等がある。
低減させる手段として、ＣＲＴ１の側面および背面にあ
っては金属板等により効果的にシールドすることができ
る（図示せず）。しかし、ＣＲＴ１の前面においてはそ
の使用目的上、金属板を施すことはできない。そのため
ＣＲＴ１の前面における漏洩電界の低減手段としては、
例えば前面付近にリード線を張り巡らせ、偏向パルスと
は逆極性の電圧を印加し、逆極性電界を発生させキャン
セルするという手段、あるいはＣＲＴ１の表面に導電性
の優れたコーティングを施しシールド効果を高める手段
等がある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ＣＲ
Ｔディスプレイ前面からの漏洩電界の主輻射成分とし
て、偏向ヨークからの偏向成分Ｄと、アノード電位帯か
らの高電圧リップル成分Ｖとがあり、この偏向成分Ｄの
キャンセルだけでは、高電圧リップル成分Ｖによる漏洩
電界を低減することはできず、効果的な漏洩電界の低減
は不可能であった。またＣＲＴ表面に導電性の優れたコ
ーティングを施す手段は、特殊な設備機器を必要とする
など、コスト面での問題があった。
Ｔディスプレイ前面からの漏洩電界の主輻射成分とし
て、偏向ヨークからの偏向成分Ｄと、アノード電位帯か
らの高電圧リップル成分Ｖとがあり、この偏向成分Ｄの
キャンセルだけでは、高電圧リップル成分Ｖによる漏洩
電界を低減することはできず、効果的な漏洩電界の低減
は不可能であった。またＣＲＴ表面に導電性の優れたコ
ーティングを施す手段は、特殊な設備機器を必要とする
など、コスト面での問題があった。
【０００９】また、上記問題点を解決する手段として、
特開平４−315741号公報や特開平６−189323号公報等に
て、漏洩電界をキャンセルする手段が開示されている
が、これらは何れもＣＲＴディスプレイの内部回路より
キャンセル電界発生の元となる電気信号を得ているが、
実際の漏洩電界を発生させる交流電圧成分とは電圧波形
が異なるという欠点を有している。
特開平４−315741号公報や特開平６−189323号公報等に
て、漏洩電界をキャンセルする手段が開示されている
が、これらは何れもＣＲＴディスプレイの内部回路より
キャンセル電界発生の元となる電気信号を得ているが、
実際の漏洩電界を発生させる交流電圧成分とは電圧波形
が異なるという欠点を有している。
【００１０】本発明は上記問題点に鑑み、ＣＲＴディス
プレイの前面から輻射する低周波の漏洩電界を、効果的
かつ安価な手段で低減させることを目的とする。
プレイの前面から輻射する低周波の漏洩電界を、効果的
かつ安価な手段で低減させることを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、ＣＲＴを用いて所望の画像を表示するＣＲＴ
ディスプレイにおいて、前記ＣＲＴ前面方向に輻射され
る漏洩電界を発生させる交流電圧成分をアノード電位帯
と容量結合により検出する検出部と、前記検出部で、検
出された交流電圧成分の極性を反転し増幅する反転増幅
回路と、前記反転増幅回路で、反転増幅された交流電圧
成分を印加し、前記ＣＲＴ前面方向に輻射される漏洩電
界とは同位相かつ逆極性となる電界を発生させるＣＲＴ
前面付近に配置された逆電界発生手段とを有することを
特徴とする。
するため、ＣＲＴを用いて所望の画像を表示するＣＲＴ
ディスプレイにおいて、前記ＣＲＴ前面方向に輻射され
る漏洩電界を発生させる交流電圧成分をアノード電位帯
と容量結合により検出する検出部と、前記検出部で、検
出された交流電圧成分の極性を反転し増幅する反転増幅
回路と、前記反転増幅回路で、反転増幅された交流電圧
成分を印加し、前記ＣＲＴ前面方向に輻射される漏洩電
界とは同位相かつ逆極性となる電界を発生させるＣＲＴ
前面付近に配置された逆電界発生手段とを有することを
特徴とする。
【００１２】
【作用】本発明によれば、ＣＲＴディスプレイの前面方
向に輻射される漏洩電界の偏向ヨークからの偏向成分
は、ＣＲＴ内部のシャドウマスクを含むアノード電位帯
に誘導され輻射される。また、高電圧リップル成分はシ
ャドウマスクを含むアノード電位帯より直接輻射され
る。そのため、アノード電位帯からはＣＲＴディスプレ
イ前面に輻射される電界と同位相，同極性の交流電圧成
分が観測できる。
向に輻射される漏洩電界の偏向ヨークからの偏向成分
は、ＣＲＴ内部のシャドウマスクを含むアノード電位帯
に誘導され輻射される。また、高電圧リップル成分はシ
ャドウマスクを含むアノード電位帯より直接輻射され
る。そのため、アノード電位帯からはＣＲＴディスプレ
イ前面に輻射される電界と同位相，同極性の交流電圧成
分が観測できる。
【００１３】そこで、アノード電極よりＣＲＴ前面方向
に輻射する漏洩電界の原因となる交流電圧成分を検出
し、所定の電圧レベルまで反転増幅した後にＣＲＴ前面
付近に配置した逆電界発生手段に印加し、逆極性電界を
発生させキャンセルすることで漏洩電界を低減すること
ができる。
に輻射する漏洩電界の原因となる交流電圧成分を検出
し、所定の電圧レベルまで反転増幅した後にＣＲＴ前面
付近に配置した逆電界発生手段に印加し、逆極性電界を
発生させキャンセルすることで漏洩電界を低減すること
ができる。
【００１４】
【実施例】図１は本発明の一実施例におけるＣＲＴディ
スプレイの漏洩電界低減装置の要部の構成図であり、前
記従来例の図９と同じ構成部材には同じ番号を付してあ
る。図１において、１はＣＲＴであり、この側面および
背面には、金属板(図示せず)が施されており、側面およ
び背面方向への漏洩電界を効果的にシールドしている。
２は逆電界発生手段であり、ＣＲＴ１の前面付近に配置
されている。この逆電界発生手段２は、金属板やコイル
状のリード線により構成されており、ＣＲＴ１の表面と
接触しないよう絶縁が保たれ、ＣＲＴ１とベゼル３の間
に配置されている。
スプレイの漏洩電界低減装置の要部の構成図であり、前
記従来例の図９と同じ構成部材には同じ番号を付してあ
る。図１において、１はＣＲＴであり、この側面および
背面には、金属板(図示せず)が施されており、側面およ
び背面方向への漏洩電界を効果的にシールドしている。
２は逆電界発生手段であり、ＣＲＴ１の前面付近に配置
されている。この逆電界発生手段２は、金属板やコイル
状のリード線により構成されており、ＣＲＴ１の表面と
接触しないよう絶縁が保たれ、ＣＲＴ１とベゼル３の間
に配置されている。
【００１５】８はＣＲＴ１の前面方向に輻射される漏洩
電界を発生させる交流電圧成分をアノード電位帯と容量
結合により検出する検出部、９は、前記検出部８で検出
された交流電圧成分の極性を反転し、増幅する反転増幅
回路、15はＣＲＴ１内に設けられたシャドウマスクであ
る。
電界を発生させる交流電圧成分をアノード電位帯と容量
結合により検出する検出部、９は、前記検出部８で検出
された交流電圧成分の極性を反転し、増幅する反転増幅
回路、15はＣＲＴ１内に設けられたシャドウマスクであ
る。
【００１６】次に上記構成による低周波の漏洩電界低減
の動作について説明する。偏向ヨーク４は偏向回路５に
より駆動され、ＣＲＴ１内を通過する電子ビームを水
平，垂直方向に偏向する。このときの駆動電圧が偏向ヨ
ーク４からアノード電位帯に誘導され、シャドウマスク
15がアンテナとなり、ＣＲＴ１の前面方向(矢印Ａ)に輻
射される。この成分が偏向成分Ｄとなる。
の動作について説明する。偏向ヨーク４は偏向回路５に
より駆動され、ＣＲＴ１内を通過する電子ビームを水
平，垂直方向に偏向する。このときの駆動電圧が偏向ヨ
ーク４からアノード電位帯に誘導され、シャドウマスク
15がアンテナとなり、ＣＲＴ１の前面方向(矢印Ａ)に輻
射される。この成分が偏向成分Ｄとなる。
【００１７】また、シャドウマスク15にはＦＢＴを含む
高電圧発生回路６により高電圧が印加される。このと
き、ビデオ回路７からの映像信号が入力されるとビーム
電流が発生し、高電圧にリップル電圧が生じる。このリ
ップル電圧がアノード電位帯に印加されシャドウマスク
15がアンテナとなり、ＣＲＴ１の前面方向(矢印Ａ)に輻
射される。この成分が高電圧リップル成分Ｖである。
高電圧発生回路６により高電圧が印加される。このと
き、ビデオ回路７からの映像信号が入力されるとビーム
電流が発生し、高電圧にリップル電圧が生じる。このリ
ップル電圧がアノード電位帯に印加されシャドウマスク
15がアンテナとなり、ＣＲＴ１の前面方向(矢印Ａ)に輻
射される。この成分が高電圧リップル成分Ｖである。
【００１８】このように、ＣＲＴ１の前面方向に輻射す
る漏洩電界はシャドウマスク15に誘導されている交流電
圧成分が電界として発生していることが理解できる。そ
こで、シャドウマスク15を含むアノード電位帯との容量
結合により、検出部８によってこの交流電圧成分を検出
する。
る漏洩電界はシャドウマスク15に誘導されている交流電
圧成分が電界として発生していることが理解できる。そ
こで、シャドウマスク15を含むアノード電位帯との容量
結合により、検出部８によってこの交流電圧成分を検出
する。
【００１９】ここで、検出された交流電圧成分を反転増
幅回路９において所定の電圧レベルまで反転増幅し、Ｃ
ＲＴ１の前面付近の逆電界発生手段２に印加する。その
結果、逆電界発生手段２より逆電界が発生されＣＲＴ１
の前面からの漏洩電界がキャンセルされる。
幅回路９において所定の電圧レベルまで反転増幅し、Ｃ
ＲＴ１の前面付近の逆電界発生手段２に印加する。その
結果、逆電界発生手段２より逆電界が発生されＣＲＴ１
の前面からの漏洩電界がキャンセルされる。
【００２０】すなわち、ＣＲＴ１の前面方向に輻射され
る漏洩電界の偏向成分Ｄおよび高電圧リップル成分Ｖと
は同位相かつ逆極性となる偏向成分Ｄ′および高電圧リ
ップル成分Ｖ′となる逆電界によって漏洩電界がキャン
セルされ、低減された偏向成分ｄ，高電圧リップル成分
ｖとなる。
る漏洩電界の偏向成分Ｄおよび高電圧リップル成分Ｖと
は同位相かつ逆極性となる偏向成分Ｄ′および高電圧リ
ップル成分Ｖ′となる逆電界によって漏洩電界がキャン
セルされ、低減された偏向成分ｄ，高電圧リップル成分
ｖとなる。
【００２１】これら漏洩電界を打消す図１の電気回路の
ブロック図を示すと、図２に示すようになる。
ブロック図を示すと、図２に示すようになる。
【００２２】次に図１に示す逆電界発生手段２の各構造
例を、図３および図４の斜視図により説明する。図３の
場合は、枠形形状の金属板からなる逆電界発生手段であ
り、ＣＲＴ１の表面に接触しないように絶縁が保たれ配
置される。
例を、図３および図４の斜視図により説明する。図３の
場合は、枠形形状の金属板からなる逆電界発生手段であ
り、ＣＲＴ１の表面に接触しないように絶縁が保たれ配
置される。
【００２３】また、図４は図３の枠形形状の上，下側の
金属板を残し、縦側の金属板を用いない場合である。
金属板を残し、縦側の金属板を用いない場合である。
【００２４】つまり、この逆電界発生手段２は、上側か
つ下側に分割された金属板からなり、ＣＲＴ１の表面と
は接触しないように絶縁が保たれている。これは、ＣＲ
Ｔ１周辺への輻射パターンを考慮したときに、前方45゜
方向への輻射に対して効果的である。
つ下側に分割された金属板からなり、ＣＲＴ１の表面と
は接触しないように絶縁が保たれている。これは、ＣＲ
Ｔ１周辺への輻射パターンを考慮したときに、前方45゜
方向への輻射に対して効果的である。
【００２５】逆電界発生手段２の違いによる輻射パター
ンの推移を図５に示し、ａは逆電界発生手段がない場
合、ｂは図３の枠形形状の金属板を用いた場合、ｃは図
４の上下分割形状の金属板を用いた場合の各輻射パター
ンである。図５からわかるように、前面方向に比べて45
゜方向への輻射レベルは低くなっている。そのため、図
３の枠形形状のｂにしたときには、45゜方向においては
過大キャンセルとなり、前面に比べ輻射レベルが悪化し
てしまう。そこで、図３の枠形形状の縦側の部分の金属
板をなくした図４に示す上下分割された形状のｃにした
ときには、45゜方向においても効果的なキャンセルが可
能となる。
ンの推移を図５に示し、ａは逆電界発生手段がない場
合、ｂは図３の枠形形状の金属板を用いた場合、ｃは図
４の上下分割形状の金属板を用いた場合の各輻射パター
ンである。図５からわかるように、前面方向に比べて45
゜方向への輻射レベルは低くなっている。そのため、図
３の枠形形状のｂにしたときには、45゜方向においては
過大キャンセルとなり、前面に比べ輻射レベルが悪化し
てしまう。そこで、図３の枠形形状の縦側の部分の金属
板をなくした図４に示す上下分割された形状のｃにした
ときには、45゜方向においても効果的なキャンセルが可
能となる。
【００２６】さらに、逆電界発生手段２は他の形状をし
た導電体、例えばコイル状のリード線により構成されて
もよい。
た導電体、例えばコイル状のリード線により構成されて
もよい。
【００２７】次に、図１に示す検出部８の各例の構造図
を図６、図７および図８に示す。図６はＣＲＴ１の正面
側からみた図であり、この図６に示すように検出部８は
ＣＲＴ１の側面の前面側シャドウマスク15の付近に配置
される。この検出部８は結合部10、シールド部11および
絶縁シート12から構成されている。結合部10およびシー
ルド部11は導電体からなり、結合部10はＣＲＴ１のシャ
ドウマスク15の周辺部に配置され、シャドウマスク15を
含むアノード電位帯と、例えば数十ｐFの容量で結合さ
れ、アノード交流電圧成分が検出される。シールド部11
は、結合部10を覆うように配置され、偏向ヨーク４など
の外部から直接受ける影響を遮断するために不可欠であ
る。このとき、結合部10とシールド部11は、各部同士が
接触しないように絶縁シート12により絶縁が保たれてい
る。
を図６、図７および図８に示す。図６はＣＲＴ１の正面
側からみた図であり、この図６に示すように検出部８は
ＣＲＴ１の側面の前面側シャドウマスク15の付近に配置
される。この検出部８は結合部10、シールド部11および
絶縁シート12から構成されている。結合部10およびシー
ルド部11は導電体からなり、結合部10はＣＲＴ１のシャ
ドウマスク15の周辺部に配置され、シャドウマスク15を
含むアノード電位帯と、例えば数十ｐFの容量で結合さ
れ、アノード交流電圧成分が検出される。シールド部11
は、結合部10を覆うように配置され、偏向ヨーク４など
の外部から直接受ける影響を遮断するために不可欠であ
る。このとき、結合部10とシールド部11は、各部同士が
接触しないように絶縁シート12により絶縁が保たれてい
る。
【００２８】図７は図１のＣＲＴネック部１Ｎに検出部
８を配置した要部の断面図である。この検出部８も前記
図６と同様に検出部８は、結合部10、シールド部11およ
び絶縁シート12から構成されている。結合部10およびシ
ールド部11は導電体からなり、結合部10はＣＲＴ１の電
子銃内部のアノード電極(ｇ４)13の周囲のＣＲＴネック
部１Ｎに配置され、アノード電極13と、例えば数十ｐF
の容量で結合され、アノード交流電圧成分が検出され
る。シールド部11は、結合部10を覆うように配置され、
偏向ヨーク４などの外部から直接受ける影響を遮断する
ために不可欠である。このとき、結合部10とシールド部
11は、各部同士が接触しないように絶縁シート12により
絶縁が保たれている。
８を配置した要部の断面図である。この検出部８も前記
図６と同様に検出部８は、結合部10、シールド部11およ
び絶縁シート12から構成されている。結合部10およびシ
ールド部11は導電体からなり、結合部10はＣＲＴ１の電
子銃内部のアノード電極(ｇ４)13の周囲のＣＲＴネック
部１Ｎに配置され、アノード電極13と、例えば数十ｐF
の容量で結合され、アノード交流電圧成分が検出され
る。シールド部11は、結合部10を覆うように配置され、
偏向ヨーク４などの外部から直接受ける影響を遮断する
ために不可欠である。このとき、結合部10とシールド部
11は、各部同士が接触しないように絶縁シート12により
絶縁が保たれている。
【００２９】図８は図１のアノードケーブル14の周囲に
検出部８を配置した要部の断面図である。この検出部８
も前記図６と同様に結合部10，シールド部11および絶縁
シート12から構成されている。結合部10およびシールド
部11は導電体からなり、結合部10はアノードケーブル14
を取り巻くように配置されアノード電位帯と、例えば数
十ｐFの容量で結合され、アノード交流電圧成分が検出
される。シールド部11は、結合部10を覆うように配置さ
れ、偏向ヨーク４などの外部から直接受ける影響を遮断
するために不可欠である。このとき、結合部10とシール
ド部11は、各部同士が接触しないように絶縁シート12に
より絶縁が保たれている。
検出部８を配置した要部の断面図である。この検出部８
も前記図６と同様に結合部10，シールド部11および絶縁
シート12から構成されている。結合部10およびシールド
部11は導電体からなり、結合部10はアノードケーブル14
を取り巻くように配置されアノード電位帯と、例えば数
十ｐFの容量で結合され、アノード交流電圧成分が検出
される。シールド部11は、結合部10を覆うように配置さ
れ、偏向ヨーク４などの外部から直接受ける影響を遮断
するために不可欠である。このとき、結合部10とシール
ド部11は、各部同士が接触しないように絶縁シート12に
より絶縁が保たれている。
【００３０】なお、アノード交流電圧成分の検出部８
は、アノード電位帯から容量結合で検出する他の手段で
もよい。
は、アノード電位帯から容量結合で検出する他の手段で
もよい。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のＣＲＴデ
ィスプレイの漏洩電界低減装置は、ＣＲＴディスプレイ
前面方向へ輻射される漏洩電界に対して、その主成分で
ある偏向成分および高電圧リップル成分を効果的にキャ
ンセルすることができ、安価かつ効果的に低周波の漏洩
電界低減装置を得ることができる。
ィスプレイの漏洩電界低減装置は、ＣＲＴディスプレイ
前面方向へ輻射される漏洩電界に対して、その主成分で
ある偏向成分および高電圧リップル成分を効果的にキャ
ンセルすることができ、安価かつ効果的に低周波の漏洩
電界低減装置を得ることができる。
【００３２】また、実験によれば本発明によりＣＲＴ前
面方向に輻射される漏洩電界は、限りなく零に近づける
ことができた。
面方向に輻射される漏洩電界は、限りなく零に近づける
ことができた。
【図１】本発明の一実施例におけるＣＲＴディスプレイ
の漏洩電界低減装置の要部の構成図である。
の漏洩電界低減装置の要部の構成図である。
【図２】図１の漏洩電界を打消す電気回路のブロック図
である。
である。
【図３】図１の逆電界発生手段の構造例の１つを示す斜
視図である。
視図である。
【図４】図１の逆電界発生手段の構造例の他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図５】従来例と図３および図４の違いを説明する輻射
パターンの推移を示す図である。
パターンの推移を示す図である。
【図６】図１の検出部の構造例の１つを示すＣＲＴの正
面図である。
面図である。
【図７】図１の検出部の構造例の他の例を示すＣＲＴネ
ック部の要部断面図である。
ック部の要部断面図である。
【図８】図１の検出部の構造例の他の例を示すアノード
ケーブル部分の要部断面図である。
ケーブル部分の要部断面図である。
【図９】従来のＣＲＴディスプレイ装置の要部の構成図
である。
である。
１…ＣＲＴ、 ２…逆電界発生手段、 ３…ベゼル、
４…偏向ヨーク、 ５…偏向回路、 ６…高電圧発生回
路、 ７…ビデオ回路、 ８…検出部、 ９…反転増幅
回路、 10…結合部、 11…シールド部、 12…絶縁シ
ート、 13…アノード電極、 14…アノードケーブル、
15…シャドウマスク。
４…偏向ヨーク、 ５…偏向回路、 ６…高電圧発生回
路、 ７…ビデオ回路、 ８…検出部、 ９…反転増幅
回路、 10…結合部、 11…シールド部、 12…絶縁シ
ート、 13…アノード電極、 14…アノードケーブル、
15…シャドウマスク。
Claims (7)
- 【請求項１】 ＣＲＴを用いて所望の画像を表示するＣ
ＲＴディスプレイにおいて、前記ＣＲＴ前面方向に輻射
される漏洩電界を発生させる交流電圧成分をアノード電
位帯と容量結合により検出する検出部と、前記検出部
で、検出された交流電圧成分の極性を反転し増幅する反
転増幅回路と、前記反転増幅回路で、反転増幅された交
流電圧成分を印加し、前記ＣＲＴ前面方向に輻射される
漏洩電界とは同位相かつ逆極性となる電界を発生させる
ＣＲＴ前面付近に配置された逆電界発生手段とを有する
ことを特徴とするＣＲＴディスプレイの漏洩電界低減装
置。 - 【請求項２】 前記逆電界発生手段は、枠形形状の金属
板からなることを特徴とする請求項１記載のＣＲＴディ
スプレイの漏洩電界低減装置。 - 【請求項３】 前記逆電界発生手段は、上，下側に平行
配設された金属板からなることを特徴とする請求項１記
載のＣＲＴディスプレイの漏洩電界低減装置。 - 【請求項４】 前記逆電界発生手段は、コイル状のリー
ド線からなることを特徴とする請求項１記載のＣＲＴデ
ィスプレイの漏洩電界低減装置。 - 【請求項５】 前記検出部は、ＣＲＴ側面の前面側シャ
ドウマスク付近に配置されていることを特徴とする請求
項１記載のＣＲＴディスプレイの漏洩電界低減装置。 - 【請求項６】 前記検出部は、ＣＲＴ電子銃内部のアノ
ード電極周囲のＣＲＴネック部に配置されていることを
特徴とする請求項１記載のＣＲＴディスプレイの漏洩電
界低減装置。 - 【請求項７】 前記検出部は、ＣＲＴディスプレイの高
電圧発生回路から高電圧をＣＲＴに印加するためのアノ
ードケーブル周囲に配置されていることを特徴とする請
求項１記載のＣＲＴディスプレイの漏洩電界低減装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030741A JPH08227666A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | Ｃｒｔディスプレイの漏洩電界低減装置 |
| EP96102469A EP0727806B1 (en) | 1995-02-20 | 1996-02-19 | Leakage field decreasing device for CRT display |
| DE69600701T DE69600701T2 (de) | 1995-02-20 | 1996-02-19 | Streufeldverminderungsvorrichtung für eine Kathodenstrahlröhrenanzeige |
| US08/603,225 US5789872A (en) | 1995-02-20 | 1996-02-20 | Leakage field decreasing device for CRT display |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030741A JPH08227666A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | Ｃｒｔディスプレイの漏洩電界低減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08227666A true JPH08227666A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12312110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7030741A Pending JPH08227666A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | Ｃｒｔディスプレイの漏洩電界低減装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5789872A (ja) |
| EP (1) | EP0727806B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08227666A (ja) |
| DE (1) | DE69600701T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5965987A (en) * | 1995-11-15 | 1999-10-12 | Nanao Corporation | Apparatus for suppressing electric field radiation from a cathode ray tube |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5818171A (en) * | 1996-01-16 | 1998-10-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Device for removing electric field of display |
| JP3451859B2 (ja) * | 1996-11-28 | 2003-09-29 | 松下電器産業株式会社 | 陰極線管装置 |
| KR100270974B1 (ko) * | 1997-05-29 | 2000-11-01 | 윤종용 | 디가우징(degaussing) 회로 |
| KR100371379B1 (ko) * | 1997-10-09 | 2003-03-26 | 주식회사 엘지이아이 | 영상표시기기의씨알티전면vlf방사전계차폐장치 |
| US6282027B1 (en) * | 1999-03-26 | 2001-08-28 | Vari-Lite, Inc. | Zoomable beamspreader with matched optical surfaces for non-imaging illumination applications |
| KR100524074B1 (ko) * | 2003-10-01 | 2005-10-26 | 삼성전자주식회사 | 베젤 구조를 가지는 전자기기 |
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|---|---|---|---|---|
| EP0500349B1 (en) * | 1991-02-20 | 1996-01-03 | Nanao Corporation | Apparatus for suppressing field radiation from display device |
| JP2953677B2 (ja) * | 1991-02-20 | 1999-09-27 | 株式会社 ナナオ | ブラウン管からの電界輻射を抑制する装置 |
| US5151635A (en) * | 1991-06-20 | 1992-09-29 | Apple Computer, Inc. | Apparatus and method for reducing the magnitude of time varying electric fields in CRT displays |
| DE4123565C1 (ja) * | 1991-07-16 | 1992-09-17 | Tandberg Data A/S, Oslo, No | |
| JPH06189323A (ja) * | 1992-12-21 | 1994-07-08 | Mitsubishi Electric Corp | 陰極線管ディスプレイ装置 |
| US5311099A (en) * | 1992-12-28 | 1994-05-10 | Zenith Electronics Corporation | Pulse driver for CRT stray magnetic field cancelling circuit |
| GB2279216A (en) * | 1993-06-15 | 1994-12-21 | Ibm | Cathode ray tube display with cancellation of electric field emission |
| US5396151A (en) * | 1993-06-28 | 1995-03-07 | Apple Computer, Inc. | Circuit for reducing ELF electric fields radiated from CRT devices |
| GB2283646A (en) * | 1993-10-30 | 1995-05-10 | Ibm | Reducing electric field emission from a CRT display |
| GB2293299A (en) * | 1994-09-15 | 1996-03-20 | Ibm | Electric field emission reduction system |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP7030741A patent/JPH08227666A/ja active Pending
-
1996
- 1996-02-19 EP EP96102469A patent/EP0727806B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-02-19 DE DE69600701T patent/DE69600701T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-02-20 US US08/603,225 patent/US5789872A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5965987A (en) * | 1995-11-15 | 1999-10-12 | Nanao Corporation | Apparatus for suppressing electric field radiation from a cathode ray tube |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69600701D1 (de) | 1998-11-05 |
| EP0727806B1 (en) | 1998-09-30 |
| DE69600701T2 (de) | 1999-02-25 |
| EP0727806A1 (en) | 1996-08-21 |
| US5789872A (en) | 1998-08-04 |
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