JP3278747B2 - 漂遊磁界を抑制する方法および電気回路 - Google Patents

漂遊磁界を抑制する方法および電気回路

Info

Publication number
JP3278747B2
JP3278747B2 JP30132991A JP30132991A JP3278747B2 JP 3278747 B2 JP3278747 B2 JP 3278747B2 JP 30132991 A JP30132991 A JP 30132991A JP 30132991 A JP30132991 A JP 30132991A JP 3278747 B2 JP3278747 B2 JP 3278747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crt
magnetic field
yoke
stray magnetic
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30132991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06103924A (ja
Inventor
ニコラ・ヴィドヴィッチ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sun Microsystems Inc
Original Assignee
Sun Microsystems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sun Microsystems Inc filed Critical Sun Microsystems Inc
Publication of JPH06103924A publication Critical patent/JPH06103924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3278747B2 publication Critical patent/JP3278747B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
    • H01J29/76Deflecting by magnetic fields only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/003Arrangements for eliminating unwanted electromagnetic effects, e.g. demagnetisation arrangements, shielding coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/0007Elimination of unwanted or stray electromagnetic effects
    • H01J2229/0015Preventing or cancelling fields leaving the enclosure
    • H01J2229/0023Passive means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管(CRT)視
覚表示装置により発生する漂遊磁界を減少させる方法及
び装置に関し、特に、CRTのカバーから発射される漂
遊磁界を減少させるために、逆向きの磁界を受動的に誘
導する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CRTはテレビジョンや、コンピュータ
と組み合わせた構成において視覚表示装置として一般に
使用されている。この分野では良く知られているよう
に、CRTは電子のビームを発生することにより動作
し、その電子ビームは蛍光面に沿って走査されることに
なる。電子ビームの走査は、ヨークとして知られる電磁
石を制御する偏向回路によって行われる。ヨークは、C
RTが張り広がって、蛍光面を含むCRTの拡張部分を
形成する箇所の直前で、CRTを取り囲んでいる。ヨー
クの導電巻線の中を電流が通過すると、電子ビームがヨ
ーク領域を通過するにつれて電子ビームを偏向させる磁
界が発生される。ヨーク巻線の電流を制御することによ
り、電子ビームを所望のどのような方向にも偏向でき、
従って、画像を形成するためにCRTの画面に沿って走
査できるのである。ところが、ヨークは、電子ビームを
走査するために必要な磁界を発生する他に、広い範囲に
わたる漂遊磁界を発生する。この漂遊磁界は、その磁界
を発生したヨークを含むCRTには影響を及ぼさない
が、他のCRT又は磁界を感知する計器に悪影響を与え
るおそれがある。
【0003】現在、ヨークによって発生する漂遊磁界を
減少させるための一般的な方法は、ヨークと直列にバッ
キングコイルを追加するというものである。補償コイル
としても知られるそれらのコイルは、ヨークにより発生
する磁界に対抗すべき磁界を発生するように形成され
る。CRTカバーの外側にある全磁界は実質的には減少
するのであるが、いくつかの欠点が明らかになる。まず
第1に、機能的な補償磁界を発生させるために必要な電
流は偏向回路全体の効率を低下させる。典型的な補償の
場合、バッキングコイルの電流は、通常、15アンペア
程度であるので、大型の電源が必要である。第2に、バ
ッキングコイルをヨークと直列に接続する構成をとりな
がら、補償磁界を形成するのに十分な電流をバッキング
コイルに供給するためには、ヨーク自体の偏向電圧を高
くしなければならず、それはCRTの画質に影響する。
第3に、バッキングコイルはヨークと直列であるので、
バッキング回路に何か変化があれば、CRTの画質は直
接に影響を受けてしまう。そして、第4に、バッキング
コイルによる磁気抑制は、特に、放射線を感知する構成
に適用する場合には、CRTのカバーからの磁気放射を
適切に阻止できないであろう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のことを考慮する
と、本発明の1つの目的は、CRTのカバーから発射さ
れる漂遊磁界を減少させる複雑でない装置及び方法を提
供することである。
【0005】本発明の別の目的は、CRTの漂遊磁界を
減少させるより低コストの装置及び方法を提供すること
である。本発明の教示を採用すると、従来の実施例と比
較して著しくコストを節約して補償回路を利用すること
ができる。
【0006】本発明のさらに別の目的は、CRTの漂遊
磁界を減少させるより効果の高い装置及び方法を開示す
ることである。本発明の教示によれば、CRTの漂遊磁
界は従来の技術の教示を採用した場合より有効に抑制さ
れる。さらに、特定の環況に合わせて、抑制プロファイ
ルを最適化することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、陰極線管(C
RT)視覚表示装置のヨークアセンブリにより発生さ
れ、CRTカバーから発射される漂遊磁界を減少させる
装置及び方法を提供する。ヨークの、最大磁気放射が発
射させる箇所に一対の閉じたワイヤループを接触させ
る。CRTに近接している第1のループはCRTのカバ
ーの側面に向かって周囲方向へ延出し、さらにCRTの
表示画面の上縁部に向かって延出する。同様にCRTに
近接している第2のループは周囲方向にCRTカバーの
側面及び背面に向かって延出する。ヨークから発生する
磁束は対のワイヤループに結合して、その内部に、CR
Tのヨークが発生する磁界に対して逆の向きの磁界を発
生するように流れる電流を誘導する。第2のループの中
に直列に結合するコンデンサは、第2のループにおける
電流の流れを増加させるための共振回路を形成する働き
をする。距離をおいて測定すると、この対抗磁界は、C
RTカバーから発する全磁界を減少させている。
【0008】
【実施例】陰極線管(CRT)視覚表示装置から発する
漂遊磁界を補償する改良された装置及び方法を開示す
る。以下の説明の中では、CRT、ヨーク及び偏向装置
を単純な線図の形態で図示し且つ説明するが、それはこ
れらの要素が当該技術では良く知られており、本発明に
おいては変更されないままであるためである。
【0009】図1には、従来の技術を表わす電気回路を
示す。この場合、CRT偏向ヨークアセンブリ10によ
り発生する磁界に対抗するための補償磁界は能動的に発
生される。ヨークアセンブリ10は強磁性のリング、す
なわち環から構成され、その周囲に多数の導線のループ
が巻き付けられている。このアセンブリは、当該技術で
は良く知られている構成(図示せず)で、CRTに物理
的に配置されている。ヨークアセンブリ10に続いて、
それと直列の構成で、多数のバッキングコイル20があ
る。走査機能を開始させる電源30は電子スイッチ5を
介してヨークアセンブリ10に接続している。偏向回路
14のその他の部分は接地点15に接続している。CR
Tの動作中、電源30からの電流iy は偏向磁界(図示
せず)を発生させるようにヨークアセンブリ10の巻線
を通って流れる。そこで、ヨークで発生した磁界は電子
ビーム(図示せず)を、そのビームがヨーク領域を通過
する間に、所望の方向へ所望の回数だけ偏向させる。偏
向磁界はヨークアセンブリ10の環状領域の内部に集中
しているが、漂遊磁界はヨークを越えてあらゆる方向へ
広がる。その漂遊磁界を補償するために、バッキングコ
イル20は物理的にヨークアセンブリ10の上と下に配
置される。ヨークアセンブリ10に接続する偏向用電源
30もバッキングコイル20と直列に接続している。直
列であれば、ヨークアセンブリ10を流れる電流iy
バッキングコイル20を流れる電流icと等しい。物理
的にいって、バッキングコイル20は、電流ic がバッ
キングコイル20を流れるときに、ヨークアセンブリ1
0が発生するのと逆の向きの磁界が発生するように配置
されている。図1に示す構成では、ピークピーク値10
00ボルトという典型的な偏向電圧のとき、電流ic
は、通常、15アンペアのピークピーク値に達する。
【0010】以下にさらに詳細に説明するが、本発明
は、単純な1対の誘導結合受動ワイヤループを使用し
て、ヨーク誘導磁界とは逆向きの磁界を発生させること
により、図1に示した高電力で効率の悪い能動回路を不
要にし、CRTのカバーから発する漂遊磁界を減少させ
る。
【0011】図2は、本発明の教示を採用したCRT視
覚表示装置を示す平面図である。偏向ヨーク30は、当
該技術で知られているように、CRT60を包囲してい
る。好ましい実施例では、前方ループ40と後方ループ
50をCRT60の上方に、それと近接させて配置す
る。装置全体はカバー70の中に収納されている。そこ
で、まず、前方ループ40に注意を向けてみると、前方
ループ40はほぼ円形を描いた後に、ヨーク30の前面
と接触する。その厳密な接触点はヨーク30の前面がC
RT60のガラスカバーと接触する箇所である。前方ル
ープ40は、ヨークとガラスとの接触面から、円周に沿
ってカバー70の側面へ側方に伸び、さらに前方へ延出
して、CRT60の画面がカバー70と接触するCRT
60の前縁部に至る。図3にさらに明瞭に示すように、
前方ループ40は、電子ビーム源の小さな直径からCR
T画面の大きな直径へと移行してゆくCRT60の輪郭
形状に従って伸びている。CRT60を動作させると、
ヨーク30は変圧器として動作する。ヨーク30が発生
させる変化磁界は電界を誘導し、その電界は誘導電流i
1 を前方ループ40の中に受動的に流す。前方ループ4
0における最大誘導電流i1 は、前方ループ40がヨー
クとガラスとの境界面に接するように配置されることに
よって確保される。その境界面では、漂遊磁気放射が最
大となるのである。しかしながら、エネルギー保存の原
理に従って、誘導電流i1 はそれを発生させている磁界
とは逆の方向に流れる。さらに、誘導電流i1 を構成す
る前方ループ40の電子の流れ自体がループ誘導磁界を
発生させる。従って、逆向きの誘導電流i1 が発生する
ループ誘導磁界は、ヨーク30が発生する磁界とは逆の
向きである。この逆向きの受動ループ誘導磁界は複数の
離れた箇所で能動発生ヨーク磁界から差し引かれ、その
結果、CRTカバー70から発生する磁界は全体として
減少することになる。
【0012】さらに図2を参照して、今度は後方ループ
50について説明する。後方ループ50はほぼ矩形の形
状を呈し、前方ループ40と厳密に同じ箇所、すなわ
ち、ヨーク30の前面がCRT60のガラスカバーと接
触する箇所で、ヨーク30と接している。後方ループ5
0は、その接触点からCRTカバー70の周囲にほぼ沿
って伸び、両側に延出した後、後方へ伸びてカバー70
の背面に至る。前方ループ40の場合と同様に、ヨーク
30は変圧器として動作する。ヨーク30が発生させる
変化磁界は電界を誘導し、その電界は誘導電流i2 を後
方ループ50の中に受動的に流す。また、前方ループ4
0の場合と同様に、後方ループ50における最大誘導電
流i2 は、漂遊磁気放射が最大となるヨークとガラスの
境界面に後方ループ50を接触配置させたことにより確
保される。ところが、エネルギー保存の原理に従って、
誘導電流i2 はそれを発生させている磁界とは逆の向き
に流れる。さらに、誘導電流i2 を構成する電子の流れ
は、それ自体で、後方ループ誘導磁界を発生させる。従
って、逆向きの誘導電流i2 が発生させるループ誘導磁
界は、ヨーク30が発生させる磁界とは逆の向きであ
る。そこで、逆向きの受動ループ誘導磁界は複数の離れ
た箇所で能動発生ヨーク磁界から差し引かれるので、同
じように、CRTカバー70から発する磁界は全体とし
て減少するのである。
【0013】このように、前方ループ40と後方ループ
50は受動的に磁界を発生させ、それらの磁界は協同し
てCRTカバー70から発する全磁界を減少させる。後
方ループ50の場合に限って、誘導電流i2 の大きさを
増すためにコンデンサ80を直列に追加する。この増幅
は、CRT60の特定の偏向周波数で近共振「LC」型
回路を形成することにより得られる。好ましい実施例で
は、コンデンサ80の3.5マイクロファラッドのキャ
パシタンスは、後方ループ50を流れる誘導後方ループ
電流i2 を3アンペアから約15アンペアまで増加さ
せ、それにより、CRT60の背後の漂遊磁界をさらに
有効に減少させる。
【0014】従来の技術で使用していた補償方法や回路
(図1)とは異なり、図2の前方ループ40と、後方ル
ープ50は共に偏向回路に電気的に結合していない。そ
の代わりに、2つのループはヨーク30の偏向回路に磁
気的に結合しており、ヨーク30は変圧器として動作す
る。前方ループ40と後方ループ50は単純にファラデ
ーの法則及びレンツの法則に従って機能する。すなわ
ち、(i) 変化する漂遊磁界によって発生した電界が電
流i1 及びi2 を受動的に発生させ、(ii)誘導電流i
1 及びi2 は変化する漂遊磁界とは逆になるように流
れ、それにより、逆向きの磁界を発生させ、それらの磁
界がヨーク発生漂遊磁界から差し引かれる。従って、本
発明の利点は、能動回路を使用せずに、CRTカバー7
0から発する磁界が全体として減少するという点である
ことがわかるであろう。さらに、偏向回路又は他のどの
ような回路の電源にも頼らずに全磁界を減少できること
がわかる。
【0015】次に、図3を参照すると、図3は、CRT
60の上方の場所における本発明の構成の側面図であ
る。前方ループ40と後方ループ50は、CRT60の
長さを横切って、ヨーク30とガラスの境界面でヨーク
30の前面と接していることがわかる。図3は、CRT
60に近接する前方ループ40と後方ループ50の位置
どりを明瞭に示している。詳細にいえば、CRT60が
電子銃部分の直径の小さなところから表示画面部分の直
径の大きなとことへ輪郭形状を変えてゆくときの、CR
T60に対する前方ループ40の位置に注意してみる
と、前方ループ40はその経路全体を通してCRT60
からほぼ同じ距離を保っていることがわかる。前方ルー
プ40の湾曲は、前方ループを受動誘導逆行磁界を前方
へ突出させながらCRT60の上方を通過させている。
さらに、図3を参照して、今度は、本発明の教示を採用
するCRT表示装置の動作中に形成される逆向き磁界に
目を向ける。実線は、ヨーク30により能動的に発生さ
れる磁界を表わす。破線は、前方ループ40及び後方ル
ープ50により受動的に誘導される逆向きの磁界を表わ
す。
【0016】次に、図4について説明する。図4は、本
発明の構成を備えた17インチCRTモニター及び19
インチCRTモニターに関して、実験上の総放射磁界強
さと距離との関係を示すグラフである。図4に示す通
り、本発明を使用する試験用モニターは、20メートル
で34dB/μVというドイツVDE機関仕様を満たし
ている。従来の標準形バッキングコイル回路を使用する
モニターは、30メートルまで、その仕様に従わない、
尚、受動ループによる抑制はモニターの大きさとは無関
係である。従って、従来の技術の教示を使用するより、
本発明の教示を使用するほうが、ヨーク誘導磁界の相殺
効果は高いことが理解されるであろう。
【0017】図5a及び図5bは、本発明を構成する前
方ループ40及び後方ループ50を17インチCRTモ
ニターに適用した場合の好ましい実施例を示す。図5a
に示す。図5aに示す前方ループ40は、直径の異なる
2つのワイヤ円弧から構成されている。この前方ループ
40について説明すると、周囲長さで優る円弧45は長
さ32インチの18ゲージワイヤから形成されており、
ヨークからCRTの前方へ側方及び前方へ突出する。周
囲長さの短い円弧46は長さ10インチの22ゲージワ
イヤから形成されており、ヨーク(図示せず)と、CR
T(図示せず)を構成するガラスとの間の間隙に配置さ
れる。円弧45及び46は、クリンプ及びはんだ付けな
どの何らかの周知の接合方法により固定結合されてい
る。図5bを参照すると、後方ループ50も同じように
形成されているが、ループにコンデンサ80を追加した
ため、必要な円弧の数は必然的に3つとなる。周囲長さ
で優る円弧55及び円弧56は2本の長さ16インチの
18ゲージワイヤから構成されており、共に、ヨーク
(図示せず)からCRTカバー(図示せず)の側方と、
背後に向かって側方へ突出する。周囲長さの短い円弧5
7は、先の場合と同様に、長さ10インチの22ゲージ
ワイヤから形成されており、ヨーク(図示せず)と、C
RT(図示せず)を構成するガラスとの間の間隙の中
の、厳密に前方ループ40がヨーク(図示せず)と接触
する箇所に配置される。後方ループの周囲長さで優る円
弧55及び56と、後方ループの周囲長さの短い円弧5
7と、コンデンサ80は、上述のクリンプ及びはんだ付
けといった接合方法により固定結合される。
【0018】以上、(1)CRTカバーから発射される
漂遊磁界を簡単に、効率良く、最小限のコストで減少さ
せる電気的装置と、(2)このような効果を発揮する方
法について説明した。本発明の趣旨から逸脱せずに、本
発明の素子の材料及び配列に対して当業者は変更及び変
形を実施しうると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヨーク誘導漂遊磁界を補償する従来の方法を示
す図。
【図2】本発明の教示に従った補償装置の素子及び物理
的配置を示す平面図。
【図3】補償装置の配置を、その装置により発生する補
償磁界を含めて示す側面図。
【図4】本発明による補償性能の向上を示す、磁界強さ
と距離との関係を表わすグラフ。
【図5a及び図5b】2つの誘導ループの構成を示す
図。
【符号の説明】
30 偏向ヨーク 40 前方ループ 50 後方ループ 60 CRT 70 カバー 80 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591064003 901 SAN ANTONIO ROA D PALO ALTO,CA 94303, U.S.A. (56)参考文献 特開 昭62−100935(JP,A) 特開 平1−225047(JP,A) 特開 昭60−218693(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76 H04N 9/29

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面を有し、陰極線管(CRT)表示装
    置のカバーの内側に収納されている環状ヨークを有する
    陰極線管(CRT)により発生される漂遊磁界を抑制す
    る方法において、 a)第1の絶縁された導電性ループを、前記CRTの上
    方に近接するほぼ水平な平面に、前記ヨークの前面と前
    記CRTとの交わる部分に接触すると共に、前記CRT
    に磁気結合するように配置する過程と; b)第2の絶縁された導電性ループを、前記CRTの上
    方に近接するほぼ水平な平面に、前記ヨークの前面と前
    記CRTとの交わる部分に接触すると共に、前記CRT
    に磁気結合するように配置する過程と; c)前記第2の導電性ループの内部でコンデンサを使用
    して、実質的に共振回路を形成することにより、前記逆
    向きの磁界の強さを受動的に増加させる過程とから成
    り、 前記漂遊磁界に近接する前記第1の導電性ループ及び前
    記第2の導電性ループは、前記CRT表示装置のカバー
    から発射された前記漂遊磁界を減少させるために、逆向
    きの磁界を発生する方法。
  2. 【請求項2】 陰極線管(CRT)表示装置のカバーの
    内側に収納されたCRTヨークアセンブリにより発生さ
    れる漂遊磁界を抑制する電気回路において、 a)前記漂遊磁界に対して逆向きの磁界を受動的に誘導
    する受動誘導手段と; b)前記受動的に誘導された逆向きの磁界の磁界強さを
    受動的に増加させる受動増加手段と; c)前記受動誘導手段及び前記受動増加手段を前記漂遊
    磁界に近接させて支持する支持手段とを具備する電気回
    路。
  3. 【請求項3】 陰極線管(CRT)表示装置のカバーの
    内側に収納されたCRTヨークアセンブリにより発生さ
    れる漂遊磁界を抑制する電気回路において、 a)前記漂遊磁界に対して逆向きの磁界を受動的に誘導
    する受動誘導手段と; b)前記受動的に誘導された逆向きの磁界の磁界強さを
    受動的に増加させる受動増加手段と; c)前記受動誘導手段及び前記受動増加手段を前記CR
    Tヨークアセンブリに近接させて支持する支持手段とを
    具備する電気回路。
  4. 【請求項4】 陰極線管(CRT)表示装置のカバーの
    内側に収納されたCRTヨークアセンブリにより発生さ
    れる漂遊磁界を抑制する電気回路において、 a)前記CRTヨークアセンブリに磁気結合する第1の
    電気的に絶縁された導電性ループと; b)前記CRTヨークアセンブリに磁気結合する第2の
    電気的に絶縁された導電性ループと; c)前記第1の導電性ループ及び第2の導電性ループを
    前記漂遊磁界に近接させて支持手段とを具備し、 前記漂遊磁界に近接する前記第1の導電性ループ及び前
    記第2の導電性ループは、前記CRT表示装置のカバー
    から発射される前記漂遊磁界を減少させるために、逆向
    きの磁界を受動的に発生する電気回路。
  5. 【請求項5】 陰極線管(CRT)表示装置のカバーの
    内側に収納されたCRTヨークアセンブリにより発生さ
    れる漂遊磁界を抑制する電気回路において、 a)前記CRTヨークアセンブリに磁気結合する第1の
    電気的に絶縁された導電性ループと; b)前記CRTヨークアセンブリに磁気結合する第2の
    電気的に絶縁された導電性ループと; c)前記第1の導電性ループ及び前記第2の導電性ルー
    プをCRTの上方に近接するほぼ水平の平面で支持する
    支持手段とを具備し、 前記漂遊磁界に近接する前記第1の導電性ループ及び前
    記第2の導電性ループは、前記CRT表示装置のカバー
    から発射される前記漂遊磁界を減少させるために、逆向
    きの磁界を受動的に発生する電気回路。
  6. 【請求項6】 前面を有し、陰極線管(CRT)表示装
    置のカバーの内側に収納されている環状ヨークを有する
    陰極線管(CRT)により発生される漂遊磁界を抑制す
    る電気回路において、 a)前記CRTヨークの前面に接触すると共に、前記C
    RTヨークに磁気結合し、前記CRT表示装置のカバー
    の側面に向かって側方へ突出し、さらに前記CRTの前
    方に向かって前方へ突出して、前記CRTヨークにより
    発生される磁界とは逆の向きの誘導磁界を発生する第1
    の電気的に絶縁された導電性ループと; b)前記CRTヨークの前面に接触すると共に、前記C
    RTヨークに磁気結合し、前記ヨークから前記CRT表
    示装置のカバーの側面に向かって側方へ突出し、さらに
    その背面に向かって後方へ突出して、前記CRTヨーク
    により発生される磁界とは逆の向きの誘導磁界を発生す
    る第2の電気的に絶縁された導電性ループと; c)前記第2の導電性ループにおける誘導電流を受動的
    に増加させる手段と; d)前記第1の導電性ループ及び前記第2の導電性ルー
    プを前記漂遊磁界に近接させて支持する手段とを具備
    し、 前記漂遊磁界に近接する前記第1の導電性ループ及び前
    記第2の導電性ループは、前記CRT表示装置のカバー
    から発射される前記漂遊磁界を減少させるために、逆向
    きの磁界を受動的に発生する電気回路。
JP30132991A 1990-10-22 1991-10-22 漂遊磁界を抑制する方法および電気回路 Expired - Fee Related JP3278747B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/602,348 US5107179A (en) 1990-10-22 1990-10-22 Method and apparatus for magnetic field suppression using inductive resonant and non-resonant passive loops
US602348 1990-10-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06103924A JPH06103924A (ja) 1994-04-15
JP3278747B2 true JP3278747B2 (ja) 2002-04-30

Family

ID=24410994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30132991A Expired - Fee Related JP3278747B2 (ja) 1990-10-22 1991-10-22 漂遊磁界を抑制する方法および電気回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5107179A (ja)
EP (1) EP0482760B1 (ja)
JP (1) JP3278747B2 (ja)
KR (1) KR950013609B1 (ja)
DE (1) DE69106480T2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5350973A (en) * 1989-08-31 1994-09-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Cathode-ray tube apparatus having a reduced leak of magnetic fluxes
DE69207227T2 (de) * 1991-02-20 1996-09-05 Nanao Corp Gerät zur Unterdrückung der Strahlung einer Anzeigevorrichtung
JPH05290759A (ja) * 1992-04-09 1993-11-05 Toshiba Corp 陰極線管装置
US5568112A (en) * 1992-05-14 1996-10-22 Cure; Jorge Method and apparatus for reducing the strength of pulsating magnetic fields
US5561333A (en) * 1993-05-10 1996-10-01 Mti, Inc. Method and apparatus for reducing the intensity of magnetic field emissions from video display units
US5594615A (en) * 1993-05-10 1997-01-14 Mti, Inc. Method and apparatus for reducing the intensity of magenetic field emissions from display device
KR19990006119A (ko) * 1997-06-30 1999-01-25 김영환 음극선관 전면에서 방사되는 전자기장 상쇄장치
KR100371379B1 (ko) * 1997-10-09 2003-03-26 주식회사 엘지이아이 영상표시기기의씨알티전면vlf방사전계차폐장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2545848C2 (de) * 1975-10-14 1986-09-18 Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt Kathodenstrahlröhre mit einer Ablenkspulenanordnung
JPS60218693A (ja) * 1984-04-13 1985-11-01 三菱電機株式会社 デイスプレイ装置
NL8602397A (nl) * 1985-10-25 1987-05-18 Philips Nv Beeldweergeefinrichting met ontstoringsmiddelen.
FR2606574B1 (fr) * 1986-11-07 1989-01-13 Videocolor Dispositif de protection de tubes cathodiques a masque vis-a-vis du champ magnetique terrestre
CN1013233B (zh) * 1987-12-26 1991-07-17 东芝株式会社 彩色显像管装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR920008819A (ko) 1992-05-28
DE69106480T2 (de) 1995-07-06
EP0482760A1 (en) 1992-04-29
US5107179A (en) 1992-04-21
KR950013609B1 (ko) 1995-11-13
DE69106480D1 (de) 1995-02-16
EP0482760B1 (en) 1995-01-04
JPH06103924A (ja) 1994-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3278747B2 (ja) 漂遊磁界を抑制する方法および電気回路
US5621287A (en) Flexible auxiliary deflection coil
KR960000350B1 (ko) 음극선관 화상표시장치
JPH02165546A (ja) 偏向ヨーク,偏向ヨーク用補助コイル及び画像表示装置
US4339694A (en) Flat cathode ray tube
US3743983A (en) Focussing and deflecting system comprising a ferromagnetic wire-coil
KR960011734B1 (ko) 영상 표시 장치
US5475287A (en) Cathode-ray tube apparatus and yoke
US5485056A (en) Monitoring device
EP0727806B1 (en) Leakage field decreasing device for CRT display
US4758810A (en) Deflecting yoke
JPH05290759A (ja) 陰極線管装置
KR100220007B1 (ko) 영상표시기기의 후방 방사전계 차폐장치
US6404133B1 (en) Cathode ray tube device that reduces magnetic field leakage
KR900007040A (ko) 음극선관 표시장치의 누설 자속 저감방법 및 그 장치
JP3100459B2 (ja) 陰極線管装置
KR100199455B1 (ko) 음극선관장치
US5736914A (en) Demagnetizing device for a cathode ray tube
JP3334378B2 (ja) 偏向ヨーク
US5432492A (en) Deflection yoke apparatus with auxiliar coils to compensensate magnetic leakage
US6144416A (en) Apparatus of shielding VLF electric field emitted from front face of CRT in video appliance
JPS6376245A (ja) 偏向ヨ−ク
JPH05207404A (ja) 陰極線管装置および陰極線管画像表示装置
JP2000261819A (ja) 陰極線管の地磁気補正装置及び地磁気補正された陰極線管
KR20040031033A (ko) 링잉방지 코일을 구비한 음극선관

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees