JP3039559U - 材料送り装置 - Google Patents

材料送り装置

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JP3039559U JP1996013726U JP1372696U JP3039559U JP 3039559 U JP3039559 U JP 3039559U JP 1996013726 U JP1996013726 U JP 1996013726U JP 1372696 U JP1372696 U JP 1372696U JP 3039559 U JP3039559 U JP 3039559U
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准一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の送り長さを調整できる材料送り装置を
提供する。 【解決手段】 材料6をクランプ・アンクランプする第
1グリッパ−装置10と、材料6をクランプ・アンクラ
ンプする第2グリッパ−装置20と、材料6を送る為の
送り駆動装置2と、材料6の送り長さを調整する送り長
さ調整装置3と、を備える材料送り装置1に於て、上記
送り長さ調整装置3は、回転且つスライドするスライド
体50と、スライド体50の回転が伝達されるリング体
48と、リング体48の回転が伝達される調整軸44
と、調整軸44の回転が伝達され、移動する調整体45
とを、備え、上記調整軸44を回動せしめる回動軸41
と上記スライド体50が連結されていることを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は材料送り装置に係り、更に詳しくは、材料の送り長さを調整できる材 料送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、第1固定グリッパ−及び第1可動グリッパ−間に材料をクランプ ・アンクランプする第1グリッパ−装置と、第2固定グリッパ−及び第2可動グ リッパ−間に上記材料をクランプ・アンクランプする第2グリッパ−装置と、上 記第2グリッパ−装置を材料の送り方向に沿って往復移動せしめ、上記材料を材 料の送り方向に沿った送り長さだけ送る送り駆動装置とを備えるグリッパー装置 としての材料送り装置が多々実用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
所で、上記グリッパー装置によって送る材料には、板材や線材など種々のもの があると共に、送った先での材料の加工方法、加工要求も様々である。そこで、 上記グリッパー装置には、材料の送り長さを調整する送り長さ調整装置が具備さ れている。然しながら従来技術では、材料の押し方向における材料送り長さ調整 と材料の引き方向における材料の送り長さ調整とが異なるプロセスであったり、 特に駆動中の材料の送り長さ調整は不可であった。
【0004】 従って本考案の目的とする所は、調整ハンドルの回転方向を変えるのみで、材 料の押し方向、引き方向双方に於て、材料の送り長さを変えることができ、特に 駆動中でも材料の送り長さを調節できるグリッパー装置としての材料送り装置を 提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に 対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案は第1固定グリッ パ−11及び第1可動グリッパ−12間に材料6をクランプ・アンクランプする 第1グリッパ−装置10と、第2固定グリッパ−21及び第2可動グリッパ−2 2間に上記材料6をクランプ・アンクランプする第2グリッパ−装置20と、上 記第2グリッパ−装置20を材料6の送り方向に沿って往復移動せしめ、上記材 料6を材料6の送り方向に沿った送り長さだけ送る送り駆動装置2と、上記材料 6の送り長さを調整する送り長さ調整装置3と、を備える材料送り装置1であっ て、上記送り駆動装置2は、回動中心軸線Hを軸として予め定められた所定回動 角度Rだけ回動する回動軸41と、当該回動軸41に固定され、回動軸41と同 じ所定回動角度Rだけ回動する揺動体42と、当該揺動体42及び上記第2グリ ッパ−装置20を連結する連結体46と、を備え、上記揺動体42の回動によっ て第2グリッパ−装置20を往復移動させる材料送り装置に於て、 上記送り長さ調整装置3は、上記揺動体42に対して取り付けられた調整軸4 4と、当該調整軸44に取り付けられ、上記連結体46の一端46Aが回動可能 に取り付けられた調整体45と、上記回動軸41の回動中心軸線Hと同じ回転中 心軸線をもって上記回動軸41に対して回転可能に取り付けられたリング体48 と、上記回動軸41に固定されたア−ム部53に対して取り付けられ、直線移動 可能と成されたスライド体50と、から成り、 上記調整軸44は、上記揺動体42と共に所定回動角度Rだけ回動可能と成さ れ、且つ上記調整軸44の長手方向に沿った回転中心軸線Jを軸として回転可能 と成されていると共に、上記調整軸44の外周面は雄ネジ44Aが形成され、当 該雄ネジ44Aが貫通する状態で上記調整体45が螺合され、上記調整体45は 、上記調整軸44の回転中心軸線Jを軸とする回転により、上記回動軸41の回 動中心軸線Hと調整体45との調整距離が変化するように移動せしめられ、更に 送り長さ調整ハンドル54を回すことによって、調整入力軸51の回転を介して 、上記リング体48及び調整軸44は、互いに形成された歯の噛み合いによって 上記リング体48の回転が調整軸44に伝達可能と成され、上記スライド体50 及びリング体48は、互いに形成された歯の噛み合いよって上記スライド体50 の回転がリング体48に伝達可能と成され、 上記スライド体50が回転したとき、その回転は上記リング体48及び調整軸 44並びに調整体45に伝達されて上記調整体45が移動し、上記調整距離を異 ならしめることができると共に、当該調整距離の変化で上記第2グリッパ−装置 20の移動量を異ならしめ、もって上記材料6の送り長さを異ならしめることを 特徴とする材料送り装置である。
【0006】
【考案の実施の形態】
次に、考案の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。先ず、 材料送り装置1は、第1固定グリッパ−11及び第1可動グリッパ−12を備え る第1グリッパ−装置10と、第2固定グリッパ−21及び第2可動グリッパ− 22を備える第2グリッパ−装置20とを有する。
【0007】 図5及び図7を参照して、上記第1グリッパ−装置10を説明すると、上記第 1グリッパ−装置10は、上記第1固定グリッパ−11及び第1可動グリッパ− 12間に材料6をクランプ或いはアンクランプする装置であって、上記第1固定 グリッパ−11に対して第1可動グリッパ−12が下から当たるように、上記第 1可動グリッパ−12は、上下方向Zに往復移動する。上記第1固定グリッパ− 11には、第1固定グリッパ−持ち上げハンドル13が連なる。上記第1固定グ リッパ−持ち上げハンドル13は、第1固定グリッパ−11を上下方向Zに移動 させ、その位置で固定させるものであり、材料のクランプ位置を調整する。また 、上記第1固定グリッパ−11には、第1固定グリッパ−グリップ調整ハンドル 14が連なる。上記第1固定グリッパ−グリップ調整ハンドル14は、調整バネ 15を備え、上記第1固定グリッパ−持ち上げハンドル13によって位置決めさ れた第1固定グリッパ−11を、弾発的に保持し、上記第1固定グリッパ−11 及び第1可動グリッパ−12間の材料6のクランプ圧を調整する。
【0008】 また、上記第1可動グリッパ−12は、下方に支持脚16が連なる。上記支持 脚16は、第1押下バネ17によって弾発的に下方に押されている。そして、上 記支持脚16の下方には、第1ロ−ラ18が回転可能に軸支され、この第1ロ− ラ18に第1カム19が接触している。上記第1カム19は、入力軸40(図2 参照)に固定されており、この入力軸40の回転によって回転する。即ち、上記 入力軸40の回転により、上記第1カム19が回転し、第1カム19の山部分1 9Aが上記第1ロ−ラ18に接触したとき、上記支持脚16が上昇し、結果第1 可動グリッパ−12が上昇する。これにより、上記第1固定グリッパ−11及び 第1可動グリッパ−12間に材料6がクランプされる。また、上記入力軸40の 回転により、上記第1カム19が回転し、第1カム19の谷部分19Bが上記第 1ロ−ラ18に接触したとき、上記支持脚16が下降し、結果第1可動グリッパ −12が下降する。これにより、上記第1固定グリッパ−11及び第1可動グリ ッパ−12間に材料6がアンクランプされる。
【0009】 次に、図4及び図7を参照して、上記第2グリッパ−装置20を説明すると、 上記第2グリッパ−装置20は、上記第2固定グリッパ−21及び第2可動グリ ッパ−22間に材料6をクランプ或いはアンクランプする装置であって、上記第 2固定グリッパ−21に対して第2可動グリッパ−22が下から当たるように、 上記第2可動グリッパ−22は、上下方向Zに沿って往復移動する。上記第2固 定グリッパ−21には、第2固定グリッパ−持ち上げハンドル23が連なる。上 記第2固定グリッパ−持ち上げハンドル23は、第2固定グリッパ−21を上下 方向Zに移動させ、その位置で固定させるものであり、材料のクランプ位置を調 整する。また、上記第2固定グリッパ−21には、第2固定グリッパ−グリップ 調整ハンドル24が連なる。上記第2固定グリッパ−グリップ調整ハンドル24 は、調整バネ25を備え、上記第2固定グリッパ−持ち上げハンドル23によっ て位置決めされた第2固定グリッパ−21を、弾発的に保持し、上記第2固定グ リッパ−21及び第2可動グリッパ−22間の材料6のクランプ圧を調整する。
【0010】 また、上記第2可動グリッパ−22は、下方に上側支持脚26が連なる。上記 上側支持脚26は、下方に移動ロ−ラ27が軸支されている。そして、この移動 ロ−ラ27に対して下から下側支持脚28が接触している。上記移動ロ−ラ27 は下側支持脚28の上面上を転がり、これにより、第2可動グリッパ−22が左 右方向Xに沿って移動可能と成されている。上記下側支持脚28は、第2押下バ ネ29によって弾発的に下方に押されている。そして、上記下側支持脚28の下 方には、第2ロ−ラ30が回転可能に軸支され、この第2ロ−ラ30に第2カム 31が接触している。上記第2カム31は、上記入力軸40(図2参照)に固定 されており、この入力軸40の回転によって回転する。即ち、上記入力軸40の 回転により、上記第2カム31が回転し、第2カム31の山部分31Aが上記第 2ロ−ラ30に接触したとき、上記下側支持脚28及び上側支持脚26が上昇し 、結果第2可動グリッパ−22が上昇する。これにより、上記第2固定グリッパ −21及び第2可動グリッパ−22間に材料6がクランプされる。また、上記入 力軸40の回転により、上記第2カム31が回転し、第2カム31の谷部分31 Bが上記第2ロ−ラ30に接触したとき、上記下側支持脚28及び上側支持脚2 6が下降し、結果第2可動グリッパ−22が下降する。これにより、上記第2固 定グリッパ−21及び第2可動グリッパ−22間に材料6がアンクランプされる 。
【0011】 図2を参照すると、上記第2グリッパ−装置20は、左右方向Xに沿った材料 移送路に沿って往復移動可能に構成されている。上記第2グリッパ−装置20は 、後述する送り駆動装置2によって移動させられる。上記第2グリッパ−装置2 0は、上記第2固定グリッパ−21に連なる移動体32を備え、この移動体32 は送り棒33に取り付けられている。また、上記移動体32には、上記上側支持 脚26が上下方向Zに沿って上下動可能に取り付けられており、上記移動ロ−ラ 27と下側支持脚28とは常に接触している。上記送り棒33は2本有し、左右 方向Xに沿って並行に延びている。そして、この送り棒33が移動体32に対し て貫通する状態で位置しており、上記第2グリッパ−装置20は、左右方向Xに 沿って往復移動するものである。
【0012】 次に、上記材料送り装置1は、上記第2グリッパ−装置20を往復移動させる 為の装置として、送り駆動装置2を備える。上記送り駆動装置2は、入力軸40 、回動軸41、揺動体42、連結体46を備える。上記入力軸40は、左右方向 Xに沿った回転中心軸線を有する。上記回動軸41は、上下方向Zに沿った回動 中心軸線H(図2参照)を有する。上記回動軸41は、上記入力軸40の回転運 動を回動運動に変換し、予め定められた所定回動角度R(図12及び図14参照 )だけ回動する。
【0013】 図1及び図2並びに図3を参照すると、上記回動軸41の上方には揺動体42 が固定されている。この揺動体42は、回動軸41と共に所定回動角度R(図1 2及び図14参照)だけ回動する。上記揺動体42はこの揺動体42の長手方向 に沿って調整溝43が形成されている。この調整溝43は上方に開口している。 そして、この調整溝43内には、調整軸44が調整溝43に沿って延びている。 上記調整軸44は、その外周面に雄ネジ44Aが形成されている。また、上記揺 動体42から外に露出した調整軸44部分には、かさ歯車44Bが形成されてい る。そして、上記調整軸44は、上記揺動体42に対して回転可能に軸支されて おり、回転中心軸線J(図2参照)は調整軸44の長手方向に沿って有する。
【0014】 上記調整軸44の雄ネジ44Aには、揺動体42の構成部品と成す調整体45 が螺合している。つまり、上記調整体45には雌ネジが形成されていて、上記調 整体45を貫通する状態で調整軸44が螺合している。また、上記調整体45は 、上記揺動体42の調整溝43内に嵌っている。これにより、上記調整軸44が 上記回転中心軸線Jを軸として回転したとき、上記調整体45は、調整溝43に 沿って移動するものである。
【0015】 上記調整体45には、連結体46の一端46Aが軸支され、上記連結体46の 一端46Aは調整体45に対して回動可能と成されている。上記連結体46の一 端46Aは調整体45の上方に位置し、連結体46の一端46Aの回動中心軸線 は上下方向Zに沿っている。上記連結体46の他端46Bは、上記第2グリッパ −装置20の移動体32に軸支され、上記連結体46の他端46Bは移動体32 の突出部32Aに対して回動可能と成されている。上記連結体46の他端46B は移動体32の突出部32Aに対して下方に位置し、連結体46の他端46Bの 回動中心軸線は上下方向Zに沿っている。
【0016】 次に、上記回動軸41に固定された揺動体42の下方には、上記回動軸41を 構成する部材である円筒部47を有する(図2参照)。上記円筒部47の周囲に はリング体48が位置し、上記リング体48はころがり軸受49によって円筒体 47に対して回転可能と成されている。上記リング体48はかさ歯車48Aが形 成されていて、このかさ歯車48Aは上記調整軸44のかさ歯車44Bと噛み合 っている。つまり、上記リング体48が回転したとき、この回転が上記調整軸4 4に伝達されるものである。また、上記リング体48にはウォ−ムホイ−ル歯車 48Bが形成されている。
【0017】 次に、上記リング体48にはスライド体50が噛み合っている。上記スライド 体50は、ウォ−ム歯車50Aが形成されており、このウォ−ム歯車50Aと上 記リング体48のウォ−ムホイ−ル歯車48Bとが噛み合っている。そして、上 記スライド体50は、奥行方向Yに長手となす調整入力軸51に対してスライド 可能に取り付けられている。詳しくは、上記スライド体50は、上記ウォ−ム歯 車50Aが軸支された支持部50Bを備え、上記ウォ−ム歯車50A及び支持部 50Bを貫通する状態で上記調整入力軸51が位置している。また、上記支持部 50Bは底板50Cに固定され、上記底板50Cはスライド本体部50Dに固定 されている。上記スライド本体部50Dは、スライドレ−ル52に対してスライ ド可能に取り付けられている。上記スライドレ−ル52は、奥行方向Yに長手と 成し、このスライドレ−ル52に対してスライド本体50Dが挟持している。
【0018】 更に、上記スライド体50は上記回動軸41に対しても取り付けられている。 詳しくは、上記回動軸41にはア−ム部53が固定されている。上記ア−ム部5 3の先部53Aは、上記スライド体50の底板50Cに対して回動可能に軸支さ れている。上記ア−ム部53の先部53Aの回動中心軸線は上下方向Zに沿って る。つまり、上記回動軸41が回動したとき、このア−ム部53も共に回動する 。そして、上記ア−ム部53の回動に従って上記スライド体50がスライドレ− ル52に沿ってスライドするものである。上記調整軸44、調整体45、リング 体48、スライド体50は、送り長さ調整装置3を構成する部材であって、上記 送り長さ調整装置3によって、上記材料6の送り長さを調整できるものである。
【0019】 上記調整入力軸51の一端部には、送り長さ調整ハンドル54が固定されてい る。この送り長さ調整ハンドル54は、作業員の手によって回され、上記送り長 さ調整ハンドル54が回されたとき、上記調整入力軸51が回転する。更に、上 記調整入力軸51の回転によって上記スライド体50のウォ−ム歯車50Aが回 転し、その回転が上記リング体48に伝達される。
【0020】 次に、上記調整入力軸51の他端部には、第1プ−リ55が固定されている。 この第1プ−リ55には伝達ベルト56が掛けられている。上記材料送り装置1 は、送り長さ表示カウンタ−57を備え、この送り長さ表示カウンタ−57から 出力する回転可能な軸58に第2プ−リ59が固定されている。上記第2プ−リ 59には上記伝達ベルト56が掛けられている。つまり、上記伝達ベルト56は 、上記第1プ−リ55及び第2プ−リ59に渡って掛けられており、上記調整入 力軸51の回転量は上記送り長さ表示カウンタ−57に入力される。上記送り長 さ表示カウンタ−57は、上記入力した回転量から上記第2グリッパ−装置20 による材料6の送り長さを演算し、その送り長さ量を表示部(図示せず)に表示 する。
【0021】 以上の構成をまとめると、先ず上記送り長さ調整ハンドル54が回されると、 調整入力軸51が回転し、この回転が上記スライド体50及びリング体48を介 して上記調整軸44に伝達される。上記調整軸44が回転したとき、この調整軸 44に螺合する調整体45が調整溝43に沿って移動する。これにより、上記回 動軸41の回動中心軸線Hと、上記調整体45との間の調整距離を異ならせるこ とができる。そして、上記回動軸41の所定回動角度Rは常に一定であるので、 上記調整距離が異なった場合、上記第2グリッパ−装置20の左右方向Xに沿っ た送り長さが異なるものである。
【0022】 また、上記回動軸41が回動すると、上記ア−ム部53を介して上記スライド 体50がスライドレ−ル上をスライドする。そして、上記スライド体50がスラ イドしたとき、上記スライド体50に噛み合うリング体48が上記回動軸41の 所定回動角度Rと同じ角度だけ回動する。これにより、上記調整軸44は、上記 リング体48上に静止した状態で回動軸41の所定回動角度Rだけ回動する。つ まり、上記調整軸44は、調整軸44の長手方向に沿った回転中心軸線Jを軸と する回転はせず、もって調整体45も移動しないものである。
【0023】 他方、上記送り長さ調整ハンドル54が回されると、その回転量が調整入力軸 51、第1プ−リ55、伝達ベルト56、第2プ−リ59、軸58を介して上記 送り長さ表示カウンタ−57に伝達され、上記第2グリッパ−装置20の送り長 さ量が表示される。
【0024】 以上の構成により、図11及び図12並びに図15を参照して上記材料送り装 置1の動作を説明する。先ず、上記入力軸40が回転すると、第1可動グリッパ −12が上昇し、上記第1固定グリッパ−11及び第1可動グリッパ−12間に 材料6がクランプされる。このとき、上記第2可動グリッパ−22は第2固定グ リッパ−21と離れた下方位置にあり、第2固定グリッパ−21及び第2可動グ リッパ−22間に材料6がクランプされていない、つまりアンクランプされてい る(図15中(a)図参照)。次に、上記入力軸40が続けて回転すると、第2 可動グリッパ−22が上昇し、第2固定グリッパ−22及び第2可動グリッパ− 22間に材料6がクランプされる(図15中(b)図参照)。次に、上記入力軸 40が続けて回転すると、第1可動グリッパ−12が下降し、第1固定グリッパ −11及び第1可動グリッパ−12間に材料6がアンクランプされる(図15中 (c)図参照)。
【0025】 次に、上記入力軸40が続けて回転すると、材料6をクランプしている第2固 定グリッパ−21及び第2可動グリッパ−22が左右方向Xに沿った材料移送路 に沿って第1グリッパ−装置10側へ移動する(図15中(d)図及び図11参 照)。つまり、上記入力軸40の回転が上記回動軸41に伝達され、上記回動軸 41が所定回動角度Rだけ回動することにより、上記揺動体42及び連結体46 を介して上記第2固定グリッパ−21及び第2可動グリッパ−22が第1グリッ パ−装置10側へ押されて移動する。このとき、上記第2固定グリッパ−21及 び第2可動グリッパ−22は、移動量Tだけ移動する。即ち、上記移動量Tが材 料6の送り長さTとなり、上記材料6は、上記送り長さTだけ第1グリッパ−装 置10側へ送られる。そして、上記送り長さTは、上記送り長さ表示カウンタ− に表示されている長さである。
【0026】 次に、上記入力軸40が続けて回転すると、上記第1可動グリッパ−12が上 昇し、上記第1固定グリッパ−11及び第1可動グリッパ−12間に材料6がク ランプされる(図15中(e)図参照)。次に、上記入力軸40が続けて回転す ると、上記第2可動グリッパ−22が下降し、上記第2固定グリッパ−21及び 第2可動グリッパ−22間に材料6がアンクランプされる(図15中(f)図参 照)。そして、上記入力軸40が続けて回転すると、上記第2固定グリッパ−2 1及び第2可動グリッパ−22は材料6をアンクランプした状態で上記第1グリ ッパ−装置10から遠ざかる方向へ移動する。つまり、上記入力軸40の回転が 上記回動軸41に伝達され、上記回動軸41が所定回動角度Rだけ回動すること により、上記揺動体42及び連結体46を介して上記第2固定グリッパ−21及 び第2可動グリッパ−22が第1グリッパ−装置10から遠ざかる方向、つまり 元の位置へ移動する。
【0027】 次に、上記材料6の送り長さTを異ならせた場合を図13及び図14並びに図 16を参照して説明する。上記材料6の送り長さTを異ならせる為には、上述し た如く、上記送り長さ調整ハンドル54を回す。この例では、上記送り長さ調整 ハンドル54を正面から見て右に回すと送り長さTが増加し、左に回すと送り長 さTが減少する。ここでの説明に於ては、上記送り長さ調整ハンドル54を左に 回して送り長さTを減少させる例を説明する。
【0028】 上記送り長さ調整ハンドル54を左に回すと、上記調整入力軸51が回転する 。次に、上記調整入力軸51の回転がスライド体50のウォ−ム歯車50Aに伝 達される。次に、上記ウォ−ム歯車50Aの回転がリング体48のウォ−ムホイ −ル歯車48Bに伝達され、上記リング体48が回転する。次に、上記リング体 48の回転がこのリング体48のかさ歯車48Aを介して調整軸44のかさ歯車 44Bに伝達され、上記調整軸44が回転中心軸線Jを軸として回転する。次に 、上記調整軸44の回転が調整体45に伝達され、上記調整体45が調整溝43 に沿って移動する。上記調整体45の移動方向は、上記回動軸41の回動中心軸 線Hと調整体45との間の調整距離が小さくなる方向である。この例では、上記 図11及び図12を参照して説明した上記調整距離を調整距離Nとすると共に、 上述した調整後の上記調整距離を調整距離nとすると、上記調整距離nは調整距 離Nよりも小さい。
【0029】 上記送り長さは、上記送り長さ表示カウンタ−57に1/100mm単位で表 示されており、上記送り長さ調整ハンドル54を回すことにより、調整後の送り 長さTが表示される。尚、上記送り長さはこの例では最大50mmまで無段階に 調整可能である。
【0030】 以上のように、上記送り長さを調整した後、上記入力軸40を回転させると、 上述した如く第2グリッパ−装置20に材料6がアンクランプされている状態( 図16中(a)図参照)から第2グリッパ−装置20に材料がクランプされた状 態(図16中(b)図参照)となり、次いで、第1グリッパ−装置10が材料6 をアンクランプした状態(図16中(c)図参照)となる。そして、上記回動軸 41が所定回動角度Rだけ回動すると、上記材料6をクランプした第2固定グリ ッパ−21及び第2可動グリッパ−22が第1グリッパ−装置10側へ移動する (図16中(d)図及び図13参照)。このとき、上記第2固定グリッパ−21 及び第2可動グリッパ−22は、移動量tだけ移動する。即ち、上記移動量tが 材料6の送り長さtとなり、上記材料6は、上記送り長さtだけ第1グリッパ− 装置10側へ送られる。上記送り長さtは、上記調整前の送り長さTよりも短い 。
【0031】 次に、上記入力軸40が続けて回転すると、上記第1グリッパ−装置10が材 料6をクランプし(図16中(e)図参照)、上記第2グリッパ−装置20が材 料6をアンクランプする(図16中(f)図参照)。そして、上記入力軸40を 続けて回転させると、上記第2グリッパ−装置20が材料6をアンクランプした 状態で上記第1グリッパ−装置10から遠ざかる方向へ移動し、元の位置に戻る 。
【0032】
【考案の効果】
以上詳述した如く、本考案は上記送り長さ調整装置の調整ハンドルの回転によ り、スライド体の回転がリング体及び調整軸を介して調整体に伝達され、上記調 整体が移動するものである。これにより、回動軸と調整体との間の調整距離が変 化して第2グリッパ−装置の移動量が変化し、もって材料の送り長さを自由に設 定することができるものであり、上記調整ハンドルの回転方向を変えるのみで、 材料の押し方向、引き方向で材料の送り長さが調節でき、而も材料送り装置自体 の駆動中でも自由に材料の送り長さが調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例で示した材料送り装置の内部構
成を示す平面図である。
【図2】本考案の実施例で示した材料送り装置の内部構
成を示す正面図である。
【図3】本考案の実施例で示した材料送り装置の内部構
成を示す側面図である。
【図4】本考案の実施例で示した材料送り装置の第2グ
リッパ−装置の側面図である。
【図5】本考案の実施例で示した材料送り装置の第1グ
リッパ−装置の側面図である。
【図6】本考案の実施例で示した材料送り装置の第1可
動グリッパ−及び第2可動グリッパ−の平面図である。
【図7】本考案の実施例で示した材料送り装置の第1グ
リッパ−装置及び第2グリッパ−装置の正面図である。
【図8】本考案の実施例で示した材料送り装置の第1固
定グリッパ−及び第2固定グリッパ−の平面図である。
【図9】本考案の実施例で示した材料送り装置の側面図
である。
【図10】本考案の実施例で示した材料送り装置の正面
図である。
【図11】本考案の実施例で示した材料送り装置の送り
長さ調整装置の第2固定グリッパ−及び第2可動グリッ
パ−を送り位置まで移動させた状態の平面図である。
【図12】本考案の実施例で示した材料送り装置の送り
長さ調整装置の第2固定グリッパ−及び第2可動グリッ
パ−を戻り位置まで移動させた状態の平面図である。
【図13】本考案の実施例で示した材料送り装置の送り
長さ調整装置を調整した後の第2固定グリッパ−及び第
2可動グリッパ−を送り位置まで移動させた状態の平面
図である。
【図14】本考案の実施例で示した材料送り装置の送り
長さ調整装置を調整した後の第2固定グリッパ−及び第
2可動グリッパ−を戻り位置まで移動させた状態の平面
図である。
【図15】本考案の実施例で示した材料送り装置の第2
グリッパ−装置の移動を示した図である。
【図16】本考案の実施例で示した材料送り装置の送り
長さを調整した後の第2グリッパ−装置の移動を示した
図である。
【符号の説明】
1 材料送り装置 2 送り駆動装置 3 送り長さ調整装置 6 材料 10 第1グリッパ−装置 11 第1固定グリッパ− 12 第1可動グリッパ− 20 第2グリッパ−装置 21 第2固定グリッパ− 22 第2可動グリッパ− 41 回動軸 42 揺動体 43 調整溝 44 調整軸 45 調整体 48 リング体 50 スライド体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1固定グリッパ−11及び第1可動グ
    リッパ−12間に材料6をクランプ・アンクランプする
    第1グリッパ−装置10と、第2固定グリッパ−21及
    び第2可動グリッパ−22間に上記材料6をクランプ・
    アンクランプする第2グリッパ−装置20と、上記第2
    グリッパ−装置20を材料6の送り方向に沿って往復移
    動せしめ、上記材料6を材料6の送り方向に沿った送り
    長さだけ送る送り駆動装置2と、上記材料6の送り長さ
    を調整する送り長さ調整装置3と、を備える材料送り装
    置1であって、上記送り駆動装置2は、回動中心軸線H
    を軸として予め定められた所定回動角度Rだけ回動する
    回動軸41と、当該回動軸41に固定され、回動軸41
    と同じ所定回動角度Rだけ回動する揺動体42と、当該
    揺動体42及び上記第2グリッパ−装置20を連結する
    連結体46と、を備え、上記揺動体42の回動によって
    第2グリッパ−装置20を往復移動させる材料送り装置
    に於て、 上記送り長さ調整装置3は、上記揺動体42に対して取
    り付けられた調整軸44と、当該調整軸44に取り付け
    られ、上記連結体46の一端46Aが回動可能に取り付
    けられた調整体45と、上記回動軸41の回動中心軸線
    Hと同じ回転中心軸線をもって上記回動軸41に対して
    回転可能に取り付けられたリング体48と、上記回動軸
    41に固定されたア−ム部53に対して取り付けられ、
    直線移動可能と成されたスライド体50と、から成り、 上記調整軸44は、上記揺動体42と共に所定回動角度
    Rだけ回動可能と成され、且つ上記調整軸44の長手方
    向に沿った回転中心軸線Jを軸として回転可能と成され
    ていると共に、上記調整軸44の外周面は雄ネジ44A
    が形成され、当該雄ネジ44Aが貫通する状態で上記調
    整体45が螺合され、上記調整体45は、上記調整軸4
    4の回転中心軸線Jを軸とする回転により、上記回動軸
    41の回動中心軸線Hと調整体45との調整距離が変化
    するように移動せしめられ、更に、上記リング体48及
    び調整軸44は、互いに形成された歯の噛み合いによっ
    て上記リング本体48の回転が調整軸44に伝達可能と
    成され、上記スライド体50及びリング体48は、互い
    に形成された歯の噛み合いよって上記スライド体50の
    回転がリング体48に伝達可能と成され、 送り長さ調整ハンドル54を回すことによって調整入力
    軸51の回転を介して上記スライド体50が回転したと
    き、その回転は上記リング体48及び調整軸44並びに
    調整体45に伝達されて上記調整体45が移動し、上記
    調整距離を異ならしめることができると共に、当該調整
    距離の変化で上記第2グリッパ−装置20の移動量を異
    ならしめ、もって上記材料6の送り長さを異ならしめる
    ことを特徴とする材料送り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002916A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 株式会社タカゾノテクノロジー 薬剤包装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017002916A1 (ja) * 2015-07-02 2017-01-05 株式会社タカゾノテクノロジー 薬剤包装装置
JP2017013871A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 株式会社タカゾノテクノロジー 薬剤包装装置

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