JP3039115B2 - 電着砥石 - Google Patents

電着砥石

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JP3039115B2
JP3039115B2 JP4068627A JP6862792A JP3039115B2 JP 3039115 B2 JP3039115 B2 JP 3039115B2 JP 4068627 A JP4068627 A JP 4068627A JP 6862792 A JP6862792 A JP 6862792A JP 3039115 B2 JP3039115 B2 JP 3039115B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種研削や切断に使用
される電着砥石に係わり、特に、砥石寿命を延長するた
めの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電着砥石は、台金の砥粒層形成
面に、ダイヤモンドまたはCBN等の超砥粒を、電解め
っきで形成されるNiめっき相により単層状に固着させ
たものであるが、 砥粒層形成面の形状や砥粒の粒度ばらつき、砥粒分
布の不均一等により、金属めっき相の厚さが不均等にな
りやすい、 電解めっきにより得られるNiめっき相は軟質であ
る、 等の理由により、砥粒保持力が小さく、砥粒が比較的早
期に脱落して寿命が短いという欠点を有している。
【0003】この欠点を改善するため、例えば特開昭6
3−221977号公報には、図2に示すような電着砥
石が提案されており、この砥石は次の工程を経て作成さ
れる。 まず、台金1の砥粒層形成面1Aに電解めっき
によりNi下地めっき層2を形成し、その上に超砥粒3
を分散しつつ電解めっきによりNi電解めっき相4を形
成して超砥粒3を仮固定する。
【0004】次いで、無電解めっきを施し、これら仮固
定された超砥粒3の間にNi−P合金相5を析出させ、
超砥粒3を所定の深さまで埋め込み、さらに熱処理を施
してNi−P合金相5を硬質化させる。
【0005】この電着砥石によれば、超砥粒3を保持す
る金属めっき相4,5全体の厚さが均一になり、砥粒保
持力のばらつきが是正できるうえ、熱処理によってNi
−P合金相5が硬化するから、砥粒保持力が全体的に向
上して無駄な砥粒脱落が減り、砥石寿命が延長できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にNi−P合金相で砥粒保持力を高めた砥石にあって
も、難削性の被削材を研削する場合などに砥粒の脱落が
頻発し、期待されるほど砥石寿命が延びないという欠点
があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】 そこで、本発明者らは、
上記構造の砥石においてさらに砥粒保持力を高めるため
に合金種を変更して研削実験を試み、以下の知見を見い
出すに至った。 a.Ni−P合金相に、W,Mo,Reから選択される
1以上の元素を添加すると、無電解めっき相をさらに硬
質化することや高温強度を高めることができ、砥粒保持
力がいっそう向上できる。 b.Ni−P合金の代わりに、Ni−B合金を使用する
と同様に無電解めっき相が硬質化し、砥粒保持力が高め
られる。
【0008】本発明は前記知見に基づいてなされたもの
で、本発明の第1の電着砥石は、台金の砥粒層形成面上
に、電解めっき相および無電解めっき相が順に形成さ
れ、これら電解めっき相および無電解めっき相により多
数の超砥粒が前記砥粒層形成面に沿って単層状に固定さ
れているとともに、前記無電解めっき相はW,Mo,R
eから選択される1以上の元素を0.5〜30wt%、
Pを1〜20wt%それぞれ含有しかつ加熱硬化された
結晶質のNi合金で構成されていることを特徴としてい
る。
【0009】また、本発明の第2の電着砥石は、無電解
めっき相がNi−P系合金の代わりに、Bを0.2〜1
5wt%含有しかつ加熱硬化された結晶質のNi合金で
構成されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の電着砥石では、W,Mo,Re等の元
素を添加したNi−P系合金またはNi−B系合金から
なる極めて硬質で結晶質の無電解めっき相で、個々の超
砥粒が主に支持されているため、砥粒保持力が高く、難
削材の研削においても砥粒が脱落しにくく、長寿命が得
られる。また、無電解めっき相と台金の砥粒層形成面と
の間に、無電解めっき相より軟質の電解めっき相を形成
しているので、硬質の無電解めっき相と台金との間に生
じる熱応力を緩和する効果が得られ、発熱量の大きい研
削を行う際にも砥粒層の剥離等のおそれが少ない。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係わる電着砥石の一実施例
を示す断面拡大図である。図中符号10は少なくともそ
の表面が導電体で形成された台金である。この台金10
の形状は限定されず、カップ型,ホイール型,総型など
従来使用されているいかなる形状の台金でもよい。ま
た、砥粒層形成面10Aさえ導電体で構成されていれ
ば、内部は非導電体であってもよい。
【0012】台金10の砥粒層形成面10Aには、その
平滑度を高めるためにNiまたはNi合金からなる下地
めっき層12(この場合、台金の一部となり、実際の砥
粒層形成面を構成する)が形成され、その上に電着砥粒
層14が形成されている。この電着砥粒層14は、下地
めっき層12上に順次形成された電解めっき相16およ
び無電解めっき相18により、超砥粒20を下地めっき
層12の表面に沿って単層状に固定したものである。
【0013】電解めっき相16はNiまたはNi合金で
形成されたもので、特に、Co含有量が10〜60wt
%のNi−Co系合金は熱処理後の硬度が高く、好適で
ある。Co含有量が10wt%未満では、耐熱性、耐疲
労性が低下して砥粒保持力が低下する一方、60wt%
より大ではCoが高価であるからコストが高くつく。
【0014】無電解めっき相18は、W,Mo,Reか
ら選択される1以上の元素を総量として0.5〜30w
t%、より好ましくは2〜20wt%、Pを1〜20w
t%、より好ましくは5〜12wt%それぞれ含有し、
加熱硬化されたNi合金で構成されている。W,Mo,
Reの含有量が0.5wt%未満では十分な硬度が得ら
れず、難削材を研削する場合に砥粒脱落が顕著となり、
逆に30wt%を越えると、無電解めっき膜の脆性が増
大して、砥粒保持力が低下するという問題を生じる。
【0015】電解めっき相16および無電解めっき相1
8の合計厚さは、超砥粒20の平均粒径の1/5〜4/
5倍であることが望ましい。1/5倍未満では砥粒保持
力が低下し、4/5倍より大では超砥粒20の突出量が
小さく切れ味が悪くなる。また、無電解めっき相18の
厚さは、超砥粒20の平均粒径の1/10倍以上である
ことが望ましい。平均粒径の1/10倍より薄いと砥粒
保持力が不十分になって砥粒脱落が多くなる。
【0016】次に、上記電着砥石の製造方法の一例を説
明する。この方法ではまず、台金10の砥粒層形成面1
0Aを除く部分にマスキングを施したうえ、台金10を
電解めっき槽にセットし、砥粒層形成面10AにNiま
たはNi合金を析出させ、下地めっき層12を形成す
る。
【0017】次いで、別の電解めっき浴内で、下地めっ
き層12上に超砥粒20を分散させつつ電解めっき相1
6を析出させて、超砥粒20を単層状に仮固定する。電
解めっき相16としてNi−Co系合金を使用する場合
には、通常のNiめっき液にスルファミン酸Co,塩化
Co,臭化Co等のCo塩を所定量添加しておけばよ
い。
【0018】砥粒の仮固定が完了したら、台金10を無
電解めっき浴に浸漬し、電解めっき相16上に無電解め
っき相18を形成し、超砥粒20を所定の深さまで埋め
込み、電着砥粒層14を形成する。ここで使用可能な無
電解めっき浴としては、次亜リン酸ナトリウムを還元剤
とした公知のNi−Pめっき浴に、タングステン酸ナト
リウム等のタングステン酸塩,モリブデン酸ナトリウム
等のモリブデン酸塩,レニウム酸アンモニウム等のレニ
ウム酸塩を一種または2種以上添加したものが使用可能
である。
【0019】一方、無電解めっき相18にNi−B系合
金を使用する場合には、通常のNi無電解めっき浴に、
還元剤としてNaBH4 等の水素化ほう素化合物、ジメ
チルアミンボランなどを添加した浴を用い、無電解めっ
きを行えばよい。
【0020】電着砥粒層14を形成し終えたら、砥石を
洗浄して300〜500℃の熱処理を施す。すると、無
電解めっき相18中のPおよびW,Mo,Reが析出
し、500Hv程度の硬度であった無電解めっき相18
が1200Hv程度にまで硬化する。熱処理温度が30
0℃未満では硬化が不足し、500℃より高いと再結晶
化による応力緩和が進むため、逆に硬度が低下するとい
う問題を生じる。
【0021】なお、W,Mo,Reを添加しない場合に
は、無電解めっき相18は熱処理を経ても最高1000
Hv程度までしか硬化しない。上記のようにW,Mo,
Re等の高融点金属を合金化すれば、無電解めっき相の
高温強度および高温硬度が高まり、発熱量の大きい研削
においても高い砥粒保持力を示す。
【0022】電解めっき相16をNi−Co系合金で形
成した場合、その硬度は析出状態で525Hv、熱処理
後(400℃以下)で300〜400Hvであり、従来
のNiめっき相が熱処理後に200Hv以下まで低下す
るのに比べて硬度が高く、この点からも砥粒保持力の向
上が図れる。
【0023】上記構成からなる電着砥石によれば、個々
の超砥粒20が極めて硬質の無電解めっき相18および
硬質の電解めっき相16で支持されているため、単純な
Ni−P合金を使用した場合に比して砥粒保持力が高
く、難削材の研削においても砥粒が脱落しにくく、長寿
命が得られる。
【0024】また、この実施例では、無電解めっき相1
8と砥粒層形成面10Aとの間に、無電解めっき相18
よりも軟質の下地めっき層12および電解めっき相16
を形成しているので、これらの層により無電解めっき相
18と台金10との間に生じる熱応力を緩和する効果が
得られ、発熱量の大きい研削を行う場合にも砥粒層14
の剥離等のおそれが低減できる。仮に、下地めっき層1
2および電解めっき相16をいずれも形成しないとする
と、無電解めっき相18はきわめて硬質であるために、
研削時の発熱が大きいと台金10との界面に生じる熱応
力が大きく、砥粒層が剥離するおそれを有する。
【0025】なお、前記実施例では台金10の砥粒層形
成面10Aに下地めっき層12が形成されていたが、砥
粒層形成面10Aの平滑度が十分に高ければ、下地めっ
き層12を設けない構成も可能である。その場合には、
電解めっき相16により熱応力緩和効果が得られる。
【0026】
【実験例】次に、実験例を挙げて本発明の効果を実証す
る。 (実験例1)外径150mm×内径50.8mm×厚さ
7mmの1A1ストレート型(以下、全ての実験例およ
び比較例に共通)の台金の砥粒層形成面を除く部分にマ
スキングを施し、台金を下記組成からなる電解めっき浴
に浸漬し、砥粒層形成面にNi下地めっき層を2μmの
厚さに形成した。
【0027】下地めっき層用の電解めっき浴の組成 スルファミン酸Ni:450g/l ホウ酸: 30g/l 塩化Ni: 10g/l 光沢剤: 少量 pH: 4.0 温度: 50℃
【0028】次に、下記組成からなる電解めっき浴内
で、下地めっき層上にNi−Co合金相を10μmの厚
さに析出させ、超砥粒を単層状に仮固定した。このNi
−Co合金相のCo含有率は30wt%となった。
【0029】電解めっき浴の組成 スルファミン酸Ni:450g/l ホウ酸: 30g/l 塩化Ni: 10g/l 光沢剤: 少量 スルファミン酸Co:8g/l ダイヤモンド砥粒: 10g/l(粒径#80/100
=150〜180μm) pH: 4.0 温度: 50℃
【0030】次に、台金を以下の組成からなる無電解め
っき液に浸漬し、95℃で無電解めっきを行い、Ni−
Co合金相上にNi−W−P合金相を形成して、仮固定
された超砥粒を平均粒径の70%まで埋め込んだ。この
Ni−W−P合金相の組成はWが9.24wt%,Pが
3.52wt%,残りNiとなった。さらに、砥石を洗
浄してこれに400℃の熱処理を120分間施し、電着
砥石を得た。熱処理により、Ni−W−P合金相の硬度
は1200Hvになった。
【0031】無電解めっき浴の組成 硫酸ニッケル: 7g/l タングステン酸ナトリウム:35g/l クエン酸ナトリウム: 40g/l 次亜リン酸ナトリウム: 10g/l 温度: 95℃ pH: 9.8
【0032】(実験例2)一方、電解めっき相までは実
験例1と同様に形成した台金を、無電解めっき液(日本
カニゼン株式会社製、商品名「SB−55」)に浸漬
し、60℃で無電解めっきを行い、Ni−Co合金相上
にNi−B合金相を形成して、仮固定された超砥粒を平
均粒径の70%まで埋め込んだ。このNi−B合金相の
組成はNi99wt%,ホウ素1wt%となった。さら
に、砥石を洗浄してこれに400℃の熱処理を120分
間施し、電着砥石を得た。熱処理により、Ni−B合金
相の硬度は1000Hvになった。
【0033】(実験例3)電解めっき相までは実験例1
と同様に形成した台金を、以下の組成からなる無電解め
っき液に浸漬し、70℃で無電解めっきを行い、Ni−
Co合金相上にNi−B−Mo合金相を形成して、仮固
定された超砥粒を平均粒径の70%まで埋め込んだ。
【0034】電解めっき液の組成 (CH32NHBH3〈DMAB〉: 1.5g/l Na3657: 25g/l CH2(OH)COOH: 0.03g/l NiSO4: 15g/l Na2MoO4: 3g/l
【0035】この無電解めっき相の組成は23wt%M
o,1wt%B,残部Niとなった。さらに、砥石を洗
浄してこれに400℃の熱処理を120分間施し、電着
砥石を得た。熱処理により、無電解めっき相の硬度は1
100Hvになった。
【0036】(比較例1)台金上に、下記に示すNiめ
っき浴より共析めっきを行い、超砥粒を平均粒径の70
%まで埋め込んで電着砥石を作成した。 スルファミン酸Ni: 450g/l ホウ酸: 30g/l 塩化Ni: 10g/l 光沢剤: 少量 ダイヤモンド砥粒: 10g/l ダイヤモンド砥粒の大きさ:#80/100
【0037】(比較例2)台金の砥粒層形成面に、電解
めっき法で厚さ4μmのニッケル下地層を形成した後、
#80/100のダイヤモンド砥粒を、懸濁させたニッ
ケルめっき液中で砥粒層形成面に電着し、平均厚さ10
μmのニッケルめっき相を形成した。その上に、無電解
めっき法で平均粒径の70%までNi−P合金めっき相
を形成した。得られた電着砥石を400℃に加熱して熱
処理したところ、Ni−P合金めっき相の硬度はHv8
00程度になった。
【0038】(比較方法)上記5種の砥石に対して下記
条件で研削試験を行い、被削材を15cc研削した時点
での砥粒残留率および被削材表面の粗さ(Rmax)を
測定した。また、被削材を2cc,15cc研削した時
点での砥石駆動に要する電力を測定した。
【0039】研削条件 ホイール周速:150 テーブル送り:10m/min クロス送り :2mm/パス 切込み :0.015mm 被削材 :超硬合金(三菱マテリアル株式会社製商
品名:ダイヤチタニット) 研削液 :ケミカルソリューション 50倍希釈
【0040】
【表1】
【0041】上表から明らかなように、実験例1〜3の
電着砥石では、比較例1,2の砥石に比して、被削材を
15cc研削した後にも砥粒残留率が高く、被削材表面
の粗さも良好で、長寿命が確認できた。また、駆動力も
比較例1,2の砥石より小さくて済んだ。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電着砥石
によれば、W,Mo,Re等の元素を添加したNi−P
系合金またはNi−B系合金からなる極めて硬質で結晶
の無電解めっき相で、個々の超砥粒が主に支持されて
いるため、砥粒保持力が高く、難削材の研削においても
砥粒が脱落しにくく研削比が大きくなり、長寿命が得ら
れる。また、硬質の無電解めっき相と台金の砥粒層形成
面との間には、無電解めっき相より軟質の電解めっき相
が形成されているので、無電解めっき相と台金との間に
生じる熱応力を緩和する効果が得られ、発熱量の大きい
研削を行う場合にも砥粒層の剥離等のおそれが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電着砥石の一実施例を示す断面拡大図
である。
【図2】従来の電着砥石の一例を示す断面拡大図であ
る。
【符号の説明】
10 台金 12 下地めっき層 14 電着砥粒層 16 電解めっき相 18 無電解めっき相 20 超砥粒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−15978(JP,A) 特開 昭63−251171(JP,A) 特開 昭63−221978(JP,A) 特開 昭61−274879(JP,A) 特開 昭63−139670(JP,A) 特開 昭60−201877(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24D 3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台金の砥粒層形成面上に、電解めっき相
    および無電解めっき相が順に形成され、これら電解めっ
    き相および無電解めっき相により多数の超砥粒が前記砥
    粒層形成面に沿って単層状に固定されているとともに、 前記無電解めっき相はW,Mo,Reから選択される1
    以上の元素を0.5〜30wt%、Pを1〜20wt%
    それぞれ含有しかつ加熱硬化された結晶質のNi合金で
    構成されていることを特徴とする電着砥石。
  2. 【請求項2】 台金の砥粒層形成面上に、電解めっき相
    および無電解めっき相が順に形成され、これら電解めっ
    き相および無電解めっき相により多数の超砥粒が前記砥
    粒層形成面に沿って単層状に固定されているとともに、 前記無電解めっき相はW,Mo,Reから選択される1
    以上の元素を0.5〜30wt%、Bを0.2〜15w
    t%それぞれ含有しかつ加熱硬化された結晶質のNi合
    金で構成されていることを特徴とする電着砥石。
  3. 【請求項3】 前記無電解めっき相の厚さは、前記超砥
    粒の平均粒径の1/10〜7/10倍とされ、かつ前記
    電解めっき相および無電解めっき相の合計厚さは、前記
    超砥粒の平均粒径の1/5〜4/5倍とされていること
    を特徴とする請求項1または2記載の電着砥石。
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