JP3039035B2 - モータ速度制御回路 - Google Patents

モータ速度制御回路

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JP3039035B2 JP3253439A JP25343991A JP3039035B2 JP 3039035 B2 JP3039035 B2 JP 3039035B2 JP 3253439 A JP3253439 A JP 3253439A JP 25343991 A JP25343991 A JP 25343991A JP 3039035 B2 JP3039035 B2 JP 3039035B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時間基準としてコンデ
ンサの充放電発振時間を用いたモータ速度制御回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、カセットカーステレオ等の音響機
器に用いられるモータは小型でかつ高性能が要求されて
いる。以下に従来のモータ速度制御回路について説明す
る。図11は従来のモータ速度制御回路のブロック図を
示すものである。図11において50はモータ、51は
周波数発電機でモータ50の回転と共動する。52は周
波数発電機51の出力(以下、FGと呼ぶ)を増幅する
FGアンプ、53はFGアンプ出力を矩形波(以下、F
Gパルスと呼ぶ)にするコンパレートアンプである。5
4はFGパルスの立ち上がりをトリガパルス(以下、ト
リガパルスと呼ぶ)とする微分回路で、55はトリガパ
ルスによってトリガされて一定時間幅のパルスを出力す
るワンショット回路である。56はワンショット回路5
5の出力を積分し基準電圧と比較する積分アンプで、5
7は積分アンプ56の制御信号に応じてモータ50の駆
動電流を制御するモータ駆動回路である。
【0003】以上のように構成されたモータ速度制御回
路について、以下その動作について図12(A),
(B),(C)を用いて説明する。まず、モータ50の
回転に応じて出力されるFG信号は、FGアンプ52,
コンパレートアンプ53,微分回路54を通してトリガ
パルスとしてワンショット回路55へ入力される。図1
2(A)は、FG周波数(以下、fFGと呼ぶ)とワンシ
ョット回路55の出力パルスによって決定される基準周
波数(以下、fCTと呼ぶ)がほぼ同等である場合、すな
わち設定速度とほぼ一致してモータ50が回転している
場合の各部の波形である。ワンショット回路55の出力
Hは、一定時間(CT)の間のみハイが出力され、積分
アンプ56の出力Iは基準電圧VCTを中心にΔVRのリ
ップルを持った信号となり、モータ駆動回路57は基準
電圧VCTより高い場合にはモータを減速し低い場合はモ
ータを加速する。モータ50が設定速度で回転している
とワンショット回路55の出力Hはハイの時間とローの
時間が同等となり、積分アンプ56の出力Iも基準電圧
CTを中心に上下に振れて加速と減速を繰り返すことに
よりモータ50は一定速度となる。図12(B)はfFG
がfCTより小さい場合、すなわちモータ速度が設定速度
より低い場合の各部の波形である。このようにワンショ
ット回路55の出力Hは、ハイが出力される時間がロー
が出力される時間より短く、積分アンプ56の出力Iは
基準電圧VCTより低くなりモータを加速する。逆にfFG
がfCTより大きい場合、すなわちモータ速度が設定速度
より高い場合には、ワンショット回路55の出力Hはハ
イが出力される時間がローが出力される時間より長く、
積分アンプ56の出力Iは基準電圧VCTより高くなりモ
ータを減速する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、速度基準としてのワンショットパルスの
時間幅とモータのFG周期とが同一時間であるので、設
定速度が低くFG周期が長くなるにつれ、ワンショット
回路のコンデンサの容量を大きくしなければならない。
さらにその場合制御信号のリップル成分も大きくなる。
それによりコンデンサ等の部品が大きくなり、かつ性能
が劣化するという問題点を有していた。また、上述の従
来技術において、何らかの原因でモータ速度が設定速度
の2倍になった場合、図12(C)に示すように最初の
トリガパルスによりワンショット回路が動作し、次のト
リガパルスではワンショット回路が動作中でトリガパル
スに反応しないため、その次のトリガパルスまでの間出
力Hはローが出力される。したがって、この時の出力H
はハイとローの時間が同等となり、図12(A)の設定
回転数にてモータが回転している場合とまったく同等で
ある。したがってモータは加速と減速を繰り返すことに
より、この状態に保持される。このような倍速同期が生
じると、モータはもはや設定速度に収束しなくなる。し
たがって、従来技術では倍速同期状態を検知するための
付加回路を設け、それによって制御を一旦解除し、再度
起動し直すなどの複雑な制御を行う必要があった。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、時間基準としてコンデンサの充放電発振時間を用い
ているが、FG周期の長い場合においてもコンデンサの
容量を大きくする必要はなく、また制御信号のリップル
成分が小さいなめらかな速度制御を行い、かつ倍速同期
が生じないモータ速度制御回路を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のモータ速度制御回路は、モータと共動する周
波数発電機の出力からトリガパルスを作るトリガパルス
発生回路と、連続繰り返し充放電による発振を行う発振
回路と、前記発振回路より得られるパルスをN回カウン
トしカウントアップ出力を出力し、そのカウントアップ
出力で自らリセットするN進カウンタと、前記トリガパ
ルス発生回路の出力によって発振を開始させ、前記N進
カウンタのカウントアップ出力によって発振を停止させ
る発振制御回路と、前記周波数発電機の出力から作られ
るトリガパルスで出力をセットし、前記N進カウンタが
前記発振回路より得られるパルスをM回カウントした時
に出力をリセットする第1のパルス発生回路と、前記N
進カウンタが前記発振回路より得られるパルスをM回カ
ウントした時に出力をセットし、N回カウントした時に
リセットする第2のパルス発生回路と、前記第1および
第2のパルス発生回路の出力を入力して合成し、ハイイ
ンピーダンスまたはハイレベル若しくはローレベルの3
種類の状態の信号を出力をするパルス合成回路と、前記
パルス合成回路の出力を入力する積分アンプとを備え、
前記積分アンプの積分素子に、前記パルス合成回路の出
力のハイレベルまたはローレベルの時間幅に応じた量の
充電または放電電流を供給して前記積分アンプの出力を
制御し、モータの印加電圧を制御することによりモータ
速度を制御するものである
【0007】
【作用】上記構成によって、モータと共動する周波数発
電機の出力からトリガパルスを作るトリガパルス発生回
路の周期と、発振回路の出力パルスの周期とN進カウン
タのカウントアップ値Nの積により決定される速度設定
の基準周期とを比較することにより、モータの回転数
は、設定速度からの偏差として検出され、そして、N進
カウンタは、前記周波数発電機の出力から作られるトリ
ガパルスによってカウント動作を開始するため、モータ
の回転数が設定回転数と一致する時、即ちモータの回転
数で決まるトリガパルスの周期とN進カウンタの周期が
同一の時、又、モータの回転数が遅い時、即ちトリガパ
ルスの周期がN進カウンタの周期より長い時、そして、
モータの回転数が速い時、即ちトリガパルスの周期がN
進カウンタの周期より短い時、の3種類の状態に応じて
パルス合成回路からハイインピーダンスまたはハイレベ
ル若しくはローレベルの3種類の状態の信号を速度偏差
信号として出力され、前記速度偏差信号が、積分アンプ
に入力され、積分素子の充電または放電電流を供給し
て、前記積分アンプの出力を制御し、モータの印加電圧
を制御することによりモータ速度を制御することができ
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0009】図1は本発明のモータ速度制御回路の構成
を示すブロック図で、破線で囲んだ速度信号回路8が従
来のワンショット回路55に置きかわったものである。
図1において、1はトリガパルス発生回路でモータと共
動する周波数発電機が出力するFGパルスの立ち上がり
または立ち下がりに応じてトリガパルスを出力する。速
度信号回路8の内部を説明すると、2は発振回路連続
繰り返し充放電による発振を行う。3はN進カウンタで
発振回路2より得られるパルスをN回カウントしてカウ
ントアップ出力を出力し、そのカウントアップ出力で自
らリセットする。5は前記トリガパルスとN進カウンタ
3の所定カウント出力を入力とする第1のパルス発生
回路、6はN進カウンタ3の所定カウント出力とカウ
ントアップ出力を入力とする第2のパルス発生回路、7
は第1および第2のパルス発生回路5および6の出力を
合成するパルス合成回路である。パルス合成回路7の出
力Eは積分アンプ56に入力されるが、積分アンプ56
以後の構成は従来の技術の欄でのべたものと同じである
ので説明は省略する。
【0010】以上のように構成されたモータ速度制御回
路の動作を説明する。図2は発振回路2および発振制御
回路4の詳細回路図、図3は第1および第2のパルス発
生回路5および6とパルス合成回路7の詳細回路図であ
り、図4は各部の電圧または電流の波形である。図2で
トリガパルスR−Sフリップフロップ(以下、R−SF
Fと記す)26のセット端子Sへ入力されており、リセ
ット端子RにはN進カウンタ3のカウントアップ出力C
Nが入力されている。R−SFF26の出力A1はNA
NDゲート25の一方に入力されており、他方にはR−
SFF24の出力Aが入力されている。NANDゲート
25の出力Bは抵抗18を介してNPNトランジスタ1
7のベースへ入力され発振回路を構成するコンデンサ1
6の充放電を制御している。
【0011】PNPトランジスタ14と15はカレント
ミラー構成となっており、基準電圧11とNPNトラン
ジスタ13と抵抗12によって作られる定電流ICをコ
ンデンサ16の充電電流としている。コンパレータ22
と23は電源電圧10を抵抗19,20,21にて分割
した電圧V1,V2とコンデンサ16の電圧VCとを比較
している。コンパレータ22の出力T1は、充電電圧VC
が電圧V1より低い場合ローレベルを出力する。また、
コンパレータ23の出力T2は、充電電圧VCが電圧V2
より高い場合ローレベルを出力する。前記コンパレータ
出力T1はR−SFF24のセット端子Sへ入力され、
2はリセット端子Rへ入力される。
【0012】上記構成により、トリガパルスが入力され
るとR−SFF26がセットされ、NPNトランジスタ
17がオフする。したがってコンデンサ16が充電を始
め、充電電圧VCが電圧V2に達するとR−SFF24が
リセットされ、NPNトランジスタ17がオンする。し
たがってコンデンサ16が放電を始め、充電電圧VC
電圧V1以下となるとR−SFF24がリセットされ、
再びコンデンサ16は充電を開始し、カウントアップ出
力CNが入力されるまで発振回路2は連続繰り返し充放
電による発振を行う。また、コンパレータ23の出力T
2(放電パルス)は図3に示すようにN進カウンタ3の
クロック端子CKへ入力されカウントされる。N進カウ
ンタ3は自らのカウントアップ出力CNによってリセッ
トされる構成となっている。また、カウントアップする
までのある所定カウント値にて出力される所定カウント
出力CMは、R−SFFで構成される第1のパルス発生
回路5のリセット端子Rへ入力される。なお、セット端
子Sにはトリガパルスが入力されている。さらに、所定
カウント出力CMはR−SFFで構成される第2のパル
ス発生回路6のセット端子へ入力され、一方リセット端
子にはカウントアップ出力CNが入力されている。
【0013】NANDゲート30には第1のパルス発生
回路5の出力Cと第2のパルス発生回路6の出力Dが入
力される。また、ANDゲート31には第1のパルス発
生回路5の反転出力INVCと第2のパルス発生回路6
の反転出力INVDが入力される。上記NANDゲート
30の出力Fはモータの速度が設定速度より高いときに
ローとなり、PNPトランジスタ34をオンとし、出力
Eより電流を吐き出す。すなわち、後続する積分アンプ
56の積分素子に充電電流を供給する。これは減速信号
として作用する。また、ANDゲート31の出力Sはモ
ータ速度が設定速度より低いときにハイとなり、NPN
トランジスタ37をオンとし、出力Eより電流を吸いこ
む。すなわち、後続する積分アンプ56の積分素子の放
電電流を吸収する。これは加速信号として作用する。上
記各部の電圧波形を図4に示している。すなわち、速度
信号回路8はモータ速度と設定速度との差である速度偏
差にもとづいて、後続する積分アンプ56の積分素子に
速度偏差に応じた量の充放電電流を供給または吸収し、
積分アンプ56の出力をモータ速度に応じたものとし、
モータ駆動回路57は積分アンプ56の出力に応じてモ
ータへの印加電圧を制御することによって、モータ速度
を設定速度に収束するように制御するものである。
【0014】次に図5によりモータが設定速度にて回転
している場合を説明する。設定速度のときのFGパルス
の周波数をfCT、そのとき出力されているFGパルスの
周波数をfFGとすると、このような状態ではfFGとfCT
とは一致する。したがって、トリガパルスのタイミング
とカウントアップ信号のタイミングが一致する。この状
態では、第1,第2のパルス発生回路5,6の出力C,
Dはハイとローが互いに反転したものとなる。したがっ
て出力C,Dがともにハイまたはローとなる期間は存在
せず、パルス合成回路7は高インピーダンス状態となり
積分アンプ56の積分素子の充放電電流は遮断される。
したがって積分アンプの出力は変化せず制御時の制御信
号のリップル成分を小さくすることができる
【0015】次に図6により、モータが基準速度以下で
回転しているときについて説明する。このような状態で
はfFGの方がfCTより小さい。この時、トリガパルスが
入力されてから次のトリガパルスが入力されるまでの間
にN進カウンタ3はカウントアップする。すなわち、低
速状態ではFGパルスの周波数fFGが小さいため、それ
に応答するトリガパルスの周期が長くなるのでN進カウ
ンタ3は次のトリガパルスがくるまでにカウントアップ
してしまう。したがって、図6で示す低速回転状態では
第1,第2のパルス発生回路5,6の出力C,Dはカウ
ントアップした後次のトリガパルスまでの期間ともに、
ローレベルとなる期間が存在し、パルス合成回路7は電
流吸いこみ状態となり、積分アンプ56の積分素子の放
電電流を吸収しモータ速度を上げる。なお、この時には
出力C,Dがともにハイとなる期間は存在しない。
【0016】次に、図7によりモータが設定速度よりも
速く回転しているときについて説明する。この状態で
は、fFGの方がfCTよりも大きく、fFG周期のほうが短
くなる。したがってN進カウンタ3がカウントアップす
るまでに次のトリガパルスが入力される。したがってN
進カウンタ3は、トリガパルスを1つおきにカウントス
タート信号として動作する。したがって第1のパルス発
生回路5の出力Cはカウントアップする前にハイレベル
となる、したがって第1,第2のパルス発生回路5,6
の出力C,Dがともにハイレベルとなる期間が存在し、
パルス合成回路7は電流吐き出し状態となり、積分素子
に充電電流を供給してモータ速度を下げる。なお、この
時には出力C,Dがともにローとなる期間は存在しな
い。
【0017】さらに回転数が高速となり、設定回転数の
2倍となった場合の動作に関して所定のカウント値Mが
N進カウンタのカウント値の半分より小さい場合と半分
以上の場合について、図8,図9を参照して説明する。
図8を参照して、所定カウント値MがN進カウンタのカ
ウント値の半分より小さい場合、最初のトリガパルスが
入力されてから次のトリガパルスが入力されるまでに所
定のカウント値Mに達しているので、第1のパルス発生
回路5の出力Cは、所定カウント値Mに達した時間TM
から次のトリガパルスまでの期間のみローとなる。した
がって第1のパルス発生回路5の出力CはN進カウンタ
3がカウントアップする時間TNより前にハイレベルと
なる。したがって第1,第2のパルス発生回路5,6の
出力C,Dがともにハイレベルとなる期間が存在し、パ
ルス合成回路7は電流吐き出し状態となってモータ速度
を下げる。
【0018】しかしながら、所定カウント値MがN進カ
ウンタ3のカウント値の半分以上の場合、図9を参照し
て説明する。最初のトリガパルスによりN進カウンタ3
が動作し始め、所定のカウント値Mに達するまでに次の
トリガパルスが入力されても、このトリガパルスは受け
付けられない。したがって第1,第2のパルス発生回路
5,6の出力C,Dはハイとローが互いに反転したもの
となる。したがって出力C,Dがともにハイまたはロー
となる期間は存在せず、パルス合成回路7はハイインピ
ーダンス状態となり、モータは2倍の回転数を維持する
ように駆動される。なお、上述の図8,図9の説明では
2倍の回転数に関してであるが、3倍,4倍においても
同様に考えられる。上記によりMはNの半分より小さい
値にするのが良いと言える。
【0019】図10はモータの設定速度を調整するため
に、前述のN進カウンタ3と置換すべき可変カウンタ4
1の構成を示す図である。同図において、42はプリセ
ット入力端子を持つプログラマブルカウンタと各種ゲー
ト回路等で構成されるプリセットカウンタで、プリセッ
ト入力端子に2進数で設定された値をカウントし終える
とCup端子からローレベルの出力が出るように構成さ
れている。43はプリセットカウンタ42のプリセット
を行うための設定回路で、これは複数個のスイッチ44
とハイレベルを与えるための複数個の抵抗45で構成さ
れている。
【0020】なお、プリセットカウンタ42のプリセッ
ト入力端子はそれぞれ20,21,……2nの桁に対応
し、スイッチ44によって所望桁が選択され所望のカウ
ント数を得ることができる、本構成を採用すればNまた
はMの値を任意に設定できる。それによりモータの設定
速度を変えることができる。またその他にも発振回路2
の抵抗12を可変抵抗としてコンデンサ16の充電電流
cを可変にして発振の時定数を変化させても同様の機
能を持たせることができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明のモ
ータ速度制御回路は、モータが設定速度にて回転してい
る場合は、図5にて説明したとおり、パルス合成回路7
は速度偏差信号としてハイインピーダンス状態となり、
積分アンプ56の充放電電流を遮断する為、積分アンプ
の出力は変化せずモータ印可電圧としてリップルがもっ
とも小さく安定なモータ制御がなされる。また、設定回
転数の2倍となった場合の動作に関しては、図8、図9
にて説明したとおり所定カウント値MがN進カウンタの
カウント値の半分より小さく設定する事により、N進カ
ウンタがカウント動作中に次のFGパルスがきた時に
は、既に所定カウント値Mが出力されている、したがっ
て第1,第2のパルス発生回路5,6の出力C,Dがと
もにハイレベルとなる期間が存在し、パルス合成回路7
は電流吐き出し状態となってモータ速度を下げることが
可能である。よって、上記によりMはNの半分より小さ
い値にすることにより倍速同期を回避することができる
優れたモータ制御回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ速度制御回路のブロック図
【図2】本発明のモータ速度制御回路中の発振回路の動
作説明のための詳細回路図
【図3】本発明のモータ速度制御回路中のパルス発生回
路およびパルス合成回路の動作説明のための詳細回路図
【図4】本発明の動作説明のためのタイミング図
【図5】モータが設定速度で回転しているときの状態を
示すタイミング図
【図6】モータが設定速度以下で回転しているときの状
態を示すタイミング図
【図7】モータが設定速度以上で回転しているときの状
態を示すタイミング図
【図8】モータが設定速度の2倍で回転しておりかつ所
定のカウント数MがN進カウンタの半分以下のときの状
態を示すタイミング図
【図9】モータが設定速度の2倍で回転しておりかつ所
定のカウント数MがN進カウンタの半分以上のときの状
態を示すタイミング図
【図10】本発明で使用し得るプログラマブルカウンタ
の構成例を示す図
【図11】従来のモータ速度制御回路のブロック図
【図12】従来のモータ速度制御回路の動作説明のため
のタイミング図
【符号の説明】
1 トリガパルス発生回路 2 発振回路 3 N進カウンタ 5 第1のパルス発生回路(充放電電流供給手段) 6 第2のパルス発生回路(充放電電流供給手段) 7 パルス合成回路(充放電電流供給手段) 8 速度信号回路 50 モータ 51 周波数発電機 52 FGアンプ(トリガパルスを作る回路) 53 コンパレートアンプ(トリガパルスを作る回路) 56 積分アンプ 57 モータ駆動回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと共動する周波数発電機の出力か
    らトリガパルスを作るトリガパルス発生回路と、連続繰り返し充放電による発振を行う発振回路と、 前記発振回路より得られるパルスをN回カウントしカウ
    ントアップ出力を出力し、そのカウントアップ出力で自
    らリセットするN進カウンタと、 前記トリガパルス発生回路の出力によって発振を開始さ
    せ、前記N進カウンタのカウントアップ出力によって発
    振を停止させる発振制御回路と、 前記周波数発電機の出力から作られるトリガパルスで出
    力をセットし、前記N進カウンタが前記発振回路より得
    られるパルスをM回カウントした時に出力をリセットす
    る第1のパルス発生回路と、 前記N進カウンタが前記発振回路より得られるパルスを
    M回カウントした時に出力をセットし、N回カウントし
    た時にリセットする第2のパルス発生回路と、 前記第1および第2のパルス発生回路の出力を入力して
    合成し、ハイインピーダンスまたはハイレベル若しくは
    ローレベルの3種類の状態の信号を出力をするパルス合
    成回路と前記パルス合成回路の出力を入力する積分アン
    プとを備え、 前記積分アンプの積分素子に、前記パルス合成回路の出
    力のハイレベルまたはローレベルの時間幅に応じた量の
    充電または放電電流を供給して前記積分アンプの出力を
    制御し、モータの印加電圧を制御することによりモータ
    速度を制御する モータ速度制御回路。
  2. 【請求項2】 発振回路の発振周波数が、外部から設定
    可能である請求項1記載のモータ速度制御回路。
  3. 【請求項3】 N進カウンタがカウントする、Nまたは
    Mの値が外部からの設定可能である請求項1、または2
    記載のモータ速度制御回路。
  4. 【請求項4】 M<(1/2)Nである請求項1から3
    のいずれか1項に記載のモータ速度制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016168224A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016168224A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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