JPH0119471Y2 - - Google Patents

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JPH0119471Y2
JPH0119471Y2 JP1981102475U JP10247581U JPH0119471Y2 JP H0119471 Y2 JPH0119471 Y2 JP H0119471Y2 JP 1981102475 U JP1981102475 U JP 1981102475U JP 10247581 U JP10247581 U JP 10247581U JP H0119471 Y2 JPH0119471 Y2 JP H0119471Y2
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pulse
delay
capacitor
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Priority to DE3225584A priority patent/DE3225584C2/de
Priority to KR828203068A priority patent/KR880002211B1/ko
Priority to FR8212117A priority patent/FR2509507B1/fr
Priority to GB08219928A priority patent/GB2104703B/en
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパルス遅延回路に係り、入力パルスと
同じ周波数の遅延パルスを発生出力するに際し、
所定可変範囲内の遅延量の上限値を入力パルスの
周期に略等しい値に制限することにより、時定数
のばらつきがあつても特に入力パルスの周期に略
等しい遅延量が付与された遅延パルスを安定に出
力し得る回路を提供することを目的とする。
従来より、入力信号周波数を変えることなく位
相が所定量遅延された遅延パルスを発生出力する
パルス遅延回路として、単安定マルチバイブレー
タ(以下モノマルチという)を使用した回路が知
られていることは周知の通りである。このパルス
遅延回路は種々の装置に使用されるが、例えばヘ
リカルスキヤン型磁気記録再生装置のキヤプスタ
ンサーボ系に適用した場合、トラツキングプリセ
ツト補正のため再生コントロールパルスをドラム
パルスと一定の位相関係とするように遅延する遅
延回路として使用され得る。この遅延回路の遅延
量可変範囲は、再生コントロールパルスの周期以
上あれば、どのようなコントロールヘツドの位置
ずれがあつても電気的に吸収することができる。
従つて、この遅延回路の遅延量可変範囲は再生コ
ントロールパルスの周期以上に選定されるが、こ
の場合再生コントロールパルスの繰り返し周波数
を変えないで所望の遅延量を付与するためには、
再生コントロールパルスの周期以下の遅延量可変
範囲をもつモノマルチを2個縦続接続した構成と
しなければならない。なぜなら、1個のモノマル
チで再生コントロールパルスの周期以上の遅延量
を付与すると、出力信号周波数が入力信号周波数
の1/2になつてしまうからである。なお、上記遅
延回路の遅延量可変範囲は、最低限再生コントロ
ールパルスの周期に略等しければよいが、1個の
モノマルチだけで再生コントロールパルスの周期
に略等しい遅延量を得ることは、モノマルチのば
らつきなどによつて実現が極めて困難であり、結
局モノマルチを2段縦続接続した構成とせざるを
得ない。
しかるに、このような2段縦続接続されたモノ
マルチよりなる従来のパルス遅延回路は、2個の
モノマルチに対して遅延量を夫々各別に調整して
総和の遅延量が所望の値になるようにしていたた
め、遅延量可変調整回数が2回必要で調整操作が
面倒であり、しかも2個のモノマルチ夫々に遅延
量(時定数)可変用ボリウムが必要で部品コスト
が1個のモノマルチの場合に比し高くなるという
欠点があつた。また、上記の遅延量可変用ボリウ
ムの値は通常、規格に対して最大20%程度ばらつ
くため、このばらつきにより1個のモノマルチの
遅延量が再生コントロールパルス等の入力信号の
周期以上となり、誤動作を起すことがあつた。
本考案は上記の欠点を除去するものであり、以
下図面と共にその一実施例につき説明する。
第1図は本考案になるパルス遅延回路の一実施
例の回路図を示す。同図中、入力端子1に入来し
たパルスはモノマルチ2に印加され、その立上り
でトリガーされる。モノマルチ2の遅延量は次段
の遅延回路3内のコンデンサC1を放電させるに
要する時間あれば良く、できるだけ小なる値に選
定されている。これにより、入力端子1よりの入
力パルスが第2図Aに示す如き波形aであつた場
合は、モノマルチ2の出力端には同図Bに示す一
定のパルス幅TAのパルスbが現われる。この一
定幅TAのパルスbは遅延回路3内のインバータ
4により極性反転されてフリツプフロツプ8のリ
セツト端子Rに印加される一方、2入力OR回路
5を通してフリツプフロツプ8のセツト端子Sに
印加される。フリツプフロツプ8はリセツト端子
Rの入力パルスの立上りでリセツトされ、セツト
端子Sの入力パルスの立上りでセツトされる構成
とされているため、入力端子1の入力パルスaの
立上り時点より時間TA経過後インバータ4の出
力パルスによりリセツトされる。
モノマルチ2の出力パルスbはまた抵抗R1
介してNPNトランジスタTrのベースに印加さ
れ、これをスイツチング制御する。ここで、トラ
ンジスタTrのコレクタはコンパレータ6の非反
転入力端子、可変抵抗器VR及びコンデンサC1
接続点に接続されている。また可変抵抗器VRの
他端は直流電源電圧+B入力端子に接続されてお
り、コンデンサC1の他端は接地されている。更
にコンパレータ6の反転入力端子には入力端子7
より一定の直流電圧1/2VCCが印加され、コンパ レータ6の出力端子はOR回路5の他方の入力端
子に接続されている。
従つて、トランジスタTrがパルスbのローレ
ベルの期間はオフとされるため、このオフ期間、
コンデンサC1は可変抵抗器VRを通して印加され
る電源電圧+Bにより、可変抵抗器VR、コンデ
ンサC1の各値により定まる充電時定数で徐々に
充電される。この充電時定数は、例えば入力パル
スaの周期Tの半分程度の時間でコンデンサC1
の端子電圧がVCC/2となるような値に選定されて いる。またトランジスタTrはパルスbのハイレ
ベル期間、すなわち入力パルスaの立上り時点か
ら時間TAの間はオンとされるが、このオン期間、
コンデンサC1の充電電荷はトランジスタTrを介
して瞬時に放電される。従つて、コンデンサC1
の端子電圧は第2図Cにcで示す如くになり、コ
ンパレータ6の非反転入力端子に印加され、ここ
で、一定の直流電圧1/2VCCとレベル比較される。
これにより、コンパレータ6からは第2図Dに示
すパルスdが出力されてOR回路5を通してフリ
ツプフロツプ8のセツト端子Sに印加され、その
立上りでこれをセツトする。
従つて、フリツプフロツプ8は可変抵抗器VR
のばらつきが問題とならない通常の動作時には、
入力パルスaの立上り時点より時間TA経過した
時点からコンパレータ6の出力パルスdが立上る
時点までの期間TBはリセツト状態とされ、パル
スdの立上り時点から次の入力パルスaの立上り
時点より時間TA経過した時点まではセツト状態
とされることになり、その出力端子より出力端
子9へは第2図Eに示すパルスeが出力される。
この出力パルスeは第2図A,Eよりわかるよう
に、入力パルスaと同一の繰り返し周波数で、か
つ、遅延量(TA+TB)が付与されたパルスであ
る。ただし、遅延量TBは1個の可変抵抗器VRの
みを可変するだけで0〜(T−TA)の可変範囲
内の任意の値に調整できるから、結局全体の遅延
量(TA+TB)としてはTA〜Tの可変範囲内の任
意の遅延量を可変抵抗器VRを可変するだけで得
ることができる。なお、TAは前記した如く極め
て小である。
ところで、以上は可変抵抗器VRのばらつきが
問題とならない通常時の動作説明であるが、可変
抵抗器VRの値が温度変化等により最大20%程度
ばらつき、遅延量TBがT−TAよりも大となつて
しまうことがある。しかし、本実施例によれば、
この場合は第3図Aに示すモノマルチ2の出力パ
ルス(第2図Bに示すパルスと同一)がトランジ
スタTrをオフとしている期間中、コンデンサC1
の端子電圧は第3図Bに示す如くVCC/2よりも大 となることはなく、従つてコンパレータ6の出力
電圧は同図Cに示す如くローレベルのままでハイ
レベルとなることはない。このため、フリツプフ
ロツプ8は入力パルスaの立上り時点より時間
TA経過後にリセツトされる点は通常時と同じで
あるが、セツトのタイミングが通常時とは異なり
モノマルチ2の出力パルスの立上り時点で行なわ
れることになる。
従つて、この場合の出力端子9へ出力されるパ
ルスは第3図Dに示す如く、繰り返し周波数が入
力パルスaと同一で、かつ、入力パルスaの立上
り時点から入力パルス周期Tに等しいTA+TB′の
遅延量が付与されたパルスとなる。すなわち、本
実施例によれば、可変抵抗器VRの値がばらつい
ても、遅延量はTB′(≒T)に制限されるので、後
段回路の誤動作を防止できる。このことは、逆に
前記したヘリカルスキヤン型磁気記録再生装置の
キヤプスタンサーボ系においてトラツキングプリ
セツト補正のために用いられる遅延回路のよう
に、入力される再生コントロールパルスの周期に
等しい遅延量を得る遅延回路に適用した場合は、
VRのばらつきがあつても常に所望の遅延量を得
ることができることを意味するから、このような
遅延回路として使用して特に好適である。
なお、本考案回路において、モノマルチ2はデ
イジタルパルスカウント方式のものも使用できる
ことは勿論である。
上述の如く、本考案になるパルス遅延回路は、
入力パルスを一定時間遅延する第1の遅延回路
と、第1の遅延回路より第1の遅延パルスが供給
され第1の遅延パルスの第1の論理レベル期間は
コンデンサの充電電荷を放電し、第1の遅延パル
スの第2の論理レベル期間はコンデンサに対して
所望時定数で充電を行なうコンデンサを含む時定
数回路と、コンデンサの端子電圧と基準電圧とを
レベル比較するレベル比較器と、レベル比較器の
出力信号と前記入力パルス又はこれに位相同期し
たパルスとの論理和出力により第3の論理レベル
とされ、前記第1の遅延パルスが前記第1の論理
レベルから前記第2の論理レベルへ変化した時点
で第4の論理レベルとされる第2の遅延パルスを
発生出力する第2の遅延回路とよりなり、前記時
定数回路内のコンデンサの時定数を可変制御する
ことにより所望の遅延量が付与された前記第2の
遅延パルスを出力すると共に最大遅延量を上記入
力パルスの周期に略等しい値に制限するよう構成
したため、入力パルスの周期に略等しい可変範囲
内の遅延量が付与された遅延パルスを安定に得る
ことができ、またモノマルチを2段縦続接続した
パルス遅延回路に比し、遅延量の調整個所を第2
の遅延回路内のコンデンサの時定数可変手段の1
個所のみと少なくでき、従つて遅延量の可変操作
が簡単にでき、温度特性等が悪くて上記コンデン
サの時定数が入力パルスの周期よりも長い遅延量
を付与するようになつても、得られる遅延量は入
力パルスの周期に略等しい値に制限することがで
き、従つて例えばヘリカルスキヤン型磁気記録再
生装置のキヤプスタンサーボ系においてトラツキ
ングプリセツト補正のために用いられる遅延回路
のように、入力されるパルスの周期に等しい遅延
量を得る遅延回路に適用して特に好適である等の
特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案回路の一実施例を示す回路図、
第2図A〜E及び第3図A〜Dは夫々第1図の動
作説明用信号波形図である。 1……入力端子、2……単安定マルチバイブレ
ータ(モノマルチ)、3……遅延回路、6……コ
ンパレータ、8……フリツプフロツプ、9……出
力端子、Tr……スイツチングトランジスタ、VR
……可変抵抗器、C1……充放電用コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力パルスの周期に略等しい遅延量可変範囲を
    有し該入力パルスと同一の繰り返し周波数で所望
    の遅延量が付与されたパルスを出力するパルス遅
    延回路において、上記入力パルスを一定時間遅延
    する第1の遅延回路と、該第1の遅延回路より第
    1の遅延パルスが供給され第1の遅延パルスの該
    第1の論理レベル期間はコンデンサの充電電荷を
    放電し、該第1の遅延パルスの第2の論理レベル
    期間は該コンデンサに対して所望時定数で充電を
    行なう該コンデンサを含む時定数回路と、該コン
    デンサの端子電圧と基準電圧とをレベル比較する
    レベル比較器と、該レベル比較器の出力信号と前
    記入力パルス又はこれに位相同期したパルスとの
    論理和出力により第3の論理レベルとされ、前記
    第1の遅延パルスが前記第1の論理レベルから前
    記第2の論理レベルへ変化した時点で第4の論理
    レベルとされる第2の遅延パルスを発生出力する
    第2の遅延回路とよりなり、前記時定数回路内の
    コンデンサの時定数を可変制御することにより所
    望の遅延量が付与された前記第2の遅延パルスを
    出力すると共に最大遅延量を上記入力パルス周期
    に略等しい値に制限するよう構成したパルス遅延
    回路。
JP1981102475U 1981-07-09 1981-07-10 パルス遅延回路 Granted JPS588230U (ja)

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JP1981102475U JPS588230U (ja) 1981-07-10 1981-07-10 パルス遅延回路
US06/395,219 US4490755A (en) 1981-07-09 1982-07-06 Recording and reproducing video signals at selectable different tape traveling speeds from plural video head pairs
DE3225584A DE3225584C2 (de) 1981-07-09 1982-07-08 Videosignal-Aufzeichnungs- und Wiedergabevorrichtung
KR828203068A KR880002211B1 (ko) 1981-07-09 1982-07-09 트랙킹 프리셋트 보정회로
FR8212117A FR2509507B1 (fr) 1981-07-09 1982-07-09 Appareil d'enregistrement et de reproduction pour l'enregistrement et la reproduction de signaux video a differentes vitesses de deplacement d'une bande a partir de plusieurs paires de tetes video
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028966A (ja) * 1973-07-13 1975-03-24

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JPS5028966A (ja) * 1973-07-13 1975-03-24

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