JP3038791B2 - ミシン - Google Patents
ミシンInfo
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- JP3038791B2 JP3038791B2 JP2116481A JP11648190A JP3038791B2 JP 3038791 B2 JP3038791 B2 JP 3038791B2 JP 2116481 A JP2116481 A JP 2116481A JP 11648190 A JP11648190 A JP 11648190A JP 3038791 B2 JP3038791 B2 JP 3038791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread cutting
- sewing machine
- main body
- cutting blade
- machine main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、糸切り刃及びこの糸切り刃をリンク機構を
介して駆動する駆動部を備えて成るミシンに関する。
介して駆動する駆動部を備えて成るミシンに関する。
(従来の技術) この種のミシンとして、例えば密閉式のオイルパンを
備えたミシンでは、リンク機構の一部及び駆動部をミシ
ン本体の後面部に配設している、このような構成の一例
を第5図及び第6図に示す。この第5図及び第6図にお
いて、ミシン本体1は、ベッド2及びアーム3から構成
されている。ベッド2の下部には、オイル4を貯留する
オイルパン5が設けられている。ベッド2の上面部及び
後面部には、リンク機構6が配設されている。また、ベ
ッド2の後面部の第4図中左方部位には、駆動部である
ソレノイド7が配設されている。ソレノイド7のプラン
ジャー8は、その右端部に設けられた玉継手8aをリンク
機構6の駆動ロッド6aに連結している。これにより、ソ
レノイド7は、リンク機構6を介して図示しない糸切り
刃を駆動するようになっている。そして、ベッド2の上
面部には、リンク機構6を覆うように加工布支持面とし
てのクロスプレート9が設けられている。このクロスプ
レート9上を布が通過するようになっている。
備えたミシンでは、リンク機構の一部及び駆動部をミシ
ン本体の後面部に配設している、このような構成の一例
を第5図及び第6図に示す。この第5図及び第6図にお
いて、ミシン本体1は、ベッド2及びアーム3から構成
されている。ベッド2の下部には、オイル4を貯留する
オイルパン5が設けられている。ベッド2の上面部及び
後面部には、リンク機構6が配設されている。また、ベ
ッド2の後面部の第4図中左方部位には、駆動部である
ソレノイド7が配設されている。ソレノイド7のプラン
ジャー8は、その右端部に設けられた玉継手8aをリンク
機構6の駆動ロッド6aに連結している。これにより、ソ
レノイド7は、リンク機構6を介して図示しない糸切り
刃を駆動するようになっている。そして、ベッド2の上
面部には、リンク機構6を覆うように加工布支持面とし
てのクロスプレート9が設けられている。このクロスプ
レート9上を布が通過するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来構成では、ソレノイド7のプ
ランジャー8がクロスプレート9の後方に配置されてい
るから、クロスプレート9上を通過した布がクロスプレ
ート9の後部から下方へ垂れ下がったときに、プランジ
ャー8の玉継手8aに触れることがある。この場合、玉継
手8aにはオイルが塗布されているため、布にオイルが付
着してしまうという問題点があった。また、縫製時にお
いて布を動かす際に、クロスプレート9の後方にプラン
ジャー8及び玉継手8aが配設されているので、これらに
布が当たり、布の移動が妨げられることがあった。これ
に対して、クロスプレート9を大きくしてプランジャー
8及び玉継手8aを覆うようにする構成も考えられるが、
このようにすると、クロスプレート9が大きくなってミ
シン本体の後方へ突出し、全体の構成が大形化するとい
う欠点がある。
ランジャー8がクロスプレート9の後方に配置されてい
るから、クロスプレート9上を通過した布がクロスプレ
ート9の後部から下方へ垂れ下がったときに、プランジ
ャー8の玉継手8aに触れることがある。この場合、玉継
手8aにはオイルが塗布されているため、布にオイルが付
着してしまうという問題点があった。また、縫製時にお
いて布を動かす際に、クロスプレート9の後方にプラン
ジャー8及び玉継手8aが配設されているので、これらに
布が当たり、布の移動が妨げられることがあった。これ
に対して、クロスプレート9を大きくしてプランジャー
8及び玉継手8aを覆うようにする構成も考えられるが、
このようにすると、クロスプレート9が大きくなってミ
シン本体の後方へ突出し、全体の構成が大形化するとい
う欠点がある。
そこで、本発明の目的は、布が汚れることを防止でき
ると共に、布をスムーズに移動させ得るミシンを提供す
るにある。
ると共に、布をスムーズに移動させ得るミシンを提供す
るにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のミシンは、ミシン本体を備え、このミシン本
体に移動可能に設けられた糸切り刃を備え、前記ミシン
本体の後部に設けられ前記糸切り刃をリンク機構を介し
て駆動する駆動部を備え、前記糸切り刃及び前記リンク
機構を覆うように設けられ布が上面を通過する加工布支
持面を備えミシンにおいて、前記駆動部を、前記ミシン
本体の後部のうちの反糸切り刃側の端部に配設し、そし
て、前記リンク機構を、前記ミシン本体内に回動可能に
設けられ一端部が前記糸切り刃に係合されたレバーと、
前記ミシン本体内の後部に左右方向に沿うように配置さ
れると共に左右方向に移動可能に設けられ一端部が前記
レバーの他端部に連結された糸切り駆動軸と、この糸切
り駆動軸における前記ミシン本体のアームの立上り部の
糸切り刃側の側面よりも反糸切り刃側の部位と前記駆動
部の駆動軸との間を連結するように設けられた糸切り駆
動腕とを備え、更に、前記レバーと、前記糸切り駆動軸
における前記アームの立上り部の糸切り刃側の側面より
も糸切り刃側の部分とを前記加工布支持面によって覆う
ように構成したところに特徴を有する。
体に移動可能に設けられた糸切り刃を備え、前記ミシン
本体の後部に設けられ前記糸切り刃をリンク機構を介し
て駆動する駆動部を備え、前記糸切り刃及び前記リンク
機構を覆うように設けられ布が上面を通過する加工布支
持面を備えミシンにおいて、前記駆動部を、前記ミシン
本体の後部のうちの反糸切り刃側の端部に配設し、そし
て、前記リンク機構を、前記ミシン本体内に回動可能に
設けられ一端部が前記糸切り刃に係合されたレバーと、
前記ミシン本体内の後部に左右方向に沿うように配置さ
れると共に左右方向に移動可能に設けられ一端部が前記
レバーの他端部に連結された糸切り駆動軸と、この糸切
り駆動軸における前記ミシン本体のアームの立上り部の
糸切り刃側の側面よりも反糸切り刃側の部位と前記駆動
部の駆動軸との間を連結するように設けられた糸切り駆
動腕とを備え、更に、前記レバーと、前記糸切り駆動軸
における前記アームの立上り部の糸切り刃側の側面より
も糸切り刃側の部分とを前記加工布支持面によって覆う
ように構成したところに特徴を有する。
(作用) 上記手段によれば、布が加工布支持面の後部から下方
へ立て下がったときに、駆動部が布の通過領域の外へ配
置されているから、布が駆動部に触れることがなくな
る。従って、布がオイル等で汚れることがない。また、
布の移動が駆動部により邪魔されることもなくなる。
へ立て下がったときに、駆動部が布の通過領域の外へ配
置されているから、布が駆動部に触れることがなくな
る。従って、布がオイル等で汚れることがない。また、
布の移動が駆動部により邪魔されることもなくなる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき第1図ないし第4図を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
まず第1図及び第2図において、ミシン本体14は、ベ
ッド12及びこのベッド12の上部に設けられたアーム13か
ら構成されている。ベッド12の下部には、オイル14を貯
留する密閉式のオイルパン15が設けられている。上記ベ
ッド12内における上面部位には、支持板16が配設されて
いる。この支持板16上には、左端部に長孔17aを有する
上メス支持部材17が支軸18及びばね19により取付けられ
ていると共に、長孔20a,20bを有する下メス支持部材20
が支軸21,22により取付けられている。この場合、上メ
ス支持部材17及び下メス支持部材20は、第1図中ほぼ左
右方向に移動可能になっており、且つ下メス支持部材20
の右方向への移動量が大きくなっている。上メス支持部
材17の右端部に上メス23が取付けられ、下メス支持部材
20の右端部に下メス24が取付けられている。これら上メ
ス23、下メス24、上メス支持部材17及び下メス支持部材
20等から糸切り刃25が構成されている。
ッド12及びこのベッド12の上部に設けられたアーム13か
ら構成されている。ベッド12の下部には、オイル14を貯
留する密閉式のオイルパン15が設けられている。上記ベ
ッド12内における上面部位には、支持板16が配設されて
いる。この支持板16上には、左端部に長孔17aを有する
上メス支持部材17が支軸18及びばね19により取付けられ
ていると共に、長孔20a,20bを有する下メス支持部材20
が支軸21,22により取付けられている。この場合、上メ
ス支持部材17及び下メス支持部材20は、第1図中ほぼ左
右方向に移動可能になっており、且つ下メス支持部材20
の右方向への移動量が大きくなっている。上メス支持部
材17の右端部に上メス23が取付けられ、下メス支持部材
20の右端部に下メス24が取付けられている。これら上メ
ス23、下メス24、上メス支持部材17及び下メス支持部材
20等から糸切り刃25が構成されている。
また、上記支持板16上には、レバー26が支軸27を支点
としてその回りに回動可能に設けられている。このレバ
ー26の一端部が下メス支持部材20に形成された係合凹部
20cに係合されている。ベッド12内の後部(第1図中下
部)側には、糸切り駆動軸28が配置されており、この糸
切り駆動軸28の第1図中左方部分は、第4図にも示すよ
うにベッド12の後部中央部に設けられた凹部29を通っ
て、ベッド12の第1図及び第4図中左方部位に設けられ
た傾斜状のカット部30上に配置されている。糸切り駆動
軸28の第1図中右端部は、レバー26の他端部と連結部材
31を介して連結されている。上記カット部30には、取付
部材32がねじ止めにより固定されている。この取付部材
32は、矩形板状の本体部32a、この本体部32aの下部に延
設された固定片部32b(第3図参照)、本体部32aの後面
部に後方へ向けて突設された取付枠部32c(第2図参
照)、本体部32aの前面両端部に突設された軸受部32d,3
2eから構成されている。上記軸受部32d,32eには軸受孔
が形成されており、この軸受孔に上記糸切り駆動軸28が
挿通支持されている。これにより、糸切り駆動軸28は第
1図中左右方向に移動可能になっている。糸切り駆動軸
28のうち軸受部32dと軸受部32eとの間の部分であって軸
受部32dに近接する部位には、糸切り駆動腕33が固着さ
れている。この糸切り駆動腕33は、本体部32aに形成さ
れた貫通孔32fを通して後方へ突出されている。また、
糸切り駆動軸28のうち糸切り駆動腕33と軸受部32eとの
間には、セットカラー34及び圧縮コイルばね35が介装さ
れている。そして、糸切り駆動軸28、糸切り駆動腕33、
連結部材31及びレバー26等によりリンク機構36が構成さ
れている。
としてその回りに回動可能に設けられている。このレバ
ー26の一端部が下メス支持部材20に形成された係合凹部
20cに係合されている。ベッド12内の後部(第1図中下
部)側には、糸切り駆動軸28が配置されており、この糸
切り駆動軸28の第1図中左方部分は、第4図にも示すよ
うにベッド12の後部中央部に設けられた凹部29を通っ
て、ベッド12の第1図及び第4図中左方部位に設けられ
た傾斜状のカット部30上に配置されている。糸切り駆動
軸28の第1図中右端部は、レバー26の他端部と連結部材
31を介して連結されている。上記カット部30には、取付
部材32がねじ止めにより固定されている。この取付部材
32は、矩形板状の本体部32a、この本体部32aの下部に延
設された固定片部32b(第3図参照)、本体部32aの後面
部に後方へ向けて突設された取付枠部32c(第2図参
照)、本体部32aの前面両端部に突設された軸受部32d,3
2eから構成されている。上記軸受部32d,32eには軸受孔
が形成されており、この軸受孔に上記糸切り駆動軸28が
挿通支持されている。これにより、糸切り駆動軸28は第
1図中左右方向に移動可能になっている。糸切り駆動軸
28のうち軸受部32dと軸受部32eとの間の部分であって軸
受部32dに近接する部位には、糸切り駆動腕33が固着さ
れている。この糸切り駆動腕33は、本体部32aに形成さ
れた貫通孔32fを通して後方へ突出されている。また、
糸切り駆動軸28のうち糸切り駆動腕33と軸受部32eとの
間には、セットカラー34及び圧縮コイルばね35が介装さ
れている。そして、糸切り駆動軸28、糸切り駆動腕33、
連結部材31及びレバー26等によりリンク機構36が構成さ
れている。
一方、ベッド12の上面開口部を閉塞するようにクロス
プレート37が設けられている。このクロスプレート37に
より、上記リンク機構36のうちベッド12内に配置された
部分及び糸切り刃25が覆われている。上記クロスプレー
ト37及び図示しない針板、滑り板等から加工布支持面が
構成されており、縫製時に図示しない布が上記加工布支
持面即ちクロスプレート37上を通過するようになってい
る。尚、クロスプレート37は、第3図に示すように、左
端部がアーム13の立上り部38の右側面部にほぼ接するよ
うに配置されている。この場合、アーム13の立上り部38
の右側面部に沿って延びる2点鎖線Aの右即の領域で且
つクロスプレート37の上方が布の通過領域刃である。
プレート37が設けられている。このクロスプレート37に
より、上記リンク機構36のうちベッド12内に配置された
部分及び糸切り刃25が覆われている。上記クロスプレー
ト37及び図示しない針板、滑り板等から加工布支持面が
構成されており、縫製時に図示しない布が上記加工布支
持面即ちクロスプレート37上を通過するようになってい
る。尚、クロスプレート37は、第3図に示すように、左
端部がアーム13の立上り部38の右側面部にほぼ接するよ
うに配置されている。この場合、アーム13の立上り部38
の右側面部に沿って延びる2点鎖線Aの右即の領域で且
つクロスプレート37の上方が布の通過領域刃である。
さて、前記取付部材32の取付枠部32cには、駆動部で
ある例えばソレノイド39がねじ止めにより配設されてい
る。このソレノイド39は、通電されたとき第1図中左方
に移動する駆動軸である例えばプランジャー40を有して
いる。このプランジャー40は、右端部に設けられた玉継
手40aを介してリンク機構36の糸切り駆動腕33の先端部
に連結されている。ここで、プランジャー40及び玉継手
40aは、上記した2点鎖線Aの左側の領域へ配置されて
おり、もって布の通過領域の外へ配置されている。上記
ソレノイド39は、リンク機構36を介して前記糸切り刃25
を駆動するようになっている。具体的には、ソレノイド
39が通電されると、プランジャー40が第1図中左方に移
動され、糸切り駆動腕33及び糸切り駆動軸28が左方に移
動されて、レバー26が右回り方向に回動する。このレバ
ー26の回動により、下メス支持部材18及び上メス支持部
材17が第1図中右方向に移動され、下メス24及び上メス
23が第1図中右方向に移動される。この際、下メス24が
上メス23よりも更に右方向に移動されて切断すべき糸
(図示しない)を捕捉する。この後、ソレノイド39が断
電されると、圧縮コイルばね35のばね力により、糸切り
駆動軸28が右方に移動されて、レバー26が左回り方向に
回動する。このレバー26の回動により、下メス支持部材
18及び上メス支持部材17が第1図中左方向に移動され、
下メス24及び上メス23が第1図中左方向に移動される。
このとき、上メス23内に下メス24が収容されて、上記糸
が切断される。
ある例えばソレノイド39がねじ止めにより配設されてい
る。このソレノイド39は、通電されたとき第1図中左方
に移動する駆動軸である例えばプランジャー40を有して
いる。このプランジャー40は、右端部に設けられた玉継
手40aを介してリンク機構36の糸切り駆動腕33の先端部
に連結されている。ここで、プランジャー40及び玉継手
40aは、上記した2点鎖線Aの左側の領域へ配置されて
おり、もって布の通過領域の外へ配置されている。上記
ソレノイド39は、リンク機構36を介して前記糸切り刃25
を駆動するようになっている。具体的には、ソレノイド
39が通電されると、プランジャー40が第1図中左方に移
動され、糸切り駆動腕33及び糸切り駆動軸28が左方に移
動されて、レバー26が右回り方向に回動する。このレバ
ー26の回動により、下メス支持部材18及び上メス支持部
材17が第1図中右方向に移動され、下メス24及び上メス
23が第1図中右方向に移動される。この際、下メス24が
上メス23よりも更に右方向に移動されて切断すべき糸
(図示しない)を捕捉する。この後、ソレノイド39が断
電されると、圧縮コイルばね35のばね力により、糸切り
駆動軸28が右方に移動されて、レバー26が左回り方向に
回動する。このレバー26の回動により、下メス支持部材
18及び上メス支持部材17が第1図中左方向に移動され、
下メス24及び上メス23が第1図中左方向に移動される。
このとき、上メス23内に下メス24が収容されて、上記糸
が切断される。
このような構成の本実施例によれば、ソレノイド39の
プランジャー40及び玉継手40aを、第3図に示すライン
Aの左側の領域へ配置して布の通過領域の外へ配置する
構成としたので、布がクロスプレート37の後部から下方
へ垂れ下がったときに、布がプランジャー40及び玉継手
40aに触れることがなくなる。従って、布がオイル当で
汚れることを防止できる。また、クロスプレート37の後
方には何も配設されていないので、縫製時において布を
動かす際に、布の移動を妨げるものがなくなり、布をス
ムーズに移動させることができる。
プランジャー40及び玉継手40aを、第3図に示すライン
Aの左側の領域へ配置して布の通過領域の外へ配置する
構成としたので、布がクロスプレート37の後部から下方
へ垂れ下がったときに、布がプランジャー40及び玉継手
40aに触れることがなくなる。従って、布がオイル当で
汚れることを防止できる。また、クロスプレート37の後
方には何も配設されていないので、縫製時において布を
動かす際に、布の移動を妨げるものがなくなり、布をス
ムーズに移動させることができる。
尚、上記実施例では、糸切り駆動軸28のほぼ半分がベ
ッド12内に収容し、残り半分をベッド12のカット部30上
に配置するように構成したので、従来構成(第5図及び
第6図参照)とは異なり、ベッド13の後面部から突出す
る部品を少なくし得、外観をすっきりした形状にできて
外観性を向上できる。
ッド12内に収容し、残り半分をベッド12のカット部30上
に配置するように構成したので、従来構成(第5図及び
第6図参照)とは異なり、ベッド13の後面部から突出す
る部品を少なくし得、外観をすっきりした形状にできて
外観性を向上できる。
この他、上記実施例では、駆動部としてソレノイド39
を用いたが、代わりにモータ等に用いても良い。
を用いたが、代わりにモータ等に用いても良い。
[発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、糸切り刃を
リンク機構を介して駆動する駆動部を、ミシン本体の後
部のうちの反糸切り刃側の端部に配設し、そして、リン
ク機構を、ミシン本体内に回動可能に設けられ一端部が
糸切り刃に係合されたレバーと、ミシン本体内の後部に
左右方向に沿うように配置されると共に左右方向に移動
可能に設けられ一端部がレバーの他端部に連結された糸
切り駆動軸と、この糸切り駆動軸における前記ミシン本
体のアームの立上り部の糸切り刃側の側面よりも反糸切
り刃側の部位と駆動部の駆動軸との間を連結するように
設けられた糸切り駆動腕とを備え、更に、前記レバー
と、前記糸切り駆動軸における前記アームの立上り部の
糸切り刃側の側面よりも糸切り刃側の部分とを前記加工
布支持面によって覆うように構成したので、布が加工布
支持面の後方から下方へ垂れ下がったときに、布を駆動
部に触れないようにし得、布が汚れることを防止できる
と共に、布をスムーズに移動させ得るという優れた効果
を奏する。
リンク機構を介して駆動する駆動部を、ミシン本体の後
部のうちの反糸切り刃側の端部に配設し、そして、リン
ク機構を、ミシン本体内に回動可能に設けられ一端部が
糸切り刃に係合されたレバーと、ミシン本体内の後部に
左右方向に沿うように配置されると共に左右方向に移動
可能に設けられ一端部がレバーの他端部に連結された糸
切り駆動軸と、この糸切り駆動軸における前記ミシン本
体のアームの立上り部の糸切り刃側の側面よりも反糸切
り刃側の部位と駆動部の駆動軸との間を連結するように
設けられた糸切り駆動腕とを備え、更に、前記レバー
と、前記糸切り駆動軸における前記アームの立上り部の
糸切り刃側の側面よりも糸切り刃側の部分とを前記加工
布支持面によって覆うように構成したので、布が加工布
支持面の後方から下方へ垂れ下がったときに、布を駆動
部に触れないようにし得、布が汚れることを防止できる
と共に、布をスムーズに移動させ得るという優れた効果
を奏する。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は一部破断上面図、第2図は第1図中II−II線に
沿う縦断側面図、第3図は部分背面図、第4図はベッド
の要部の斜視図である。また、第5図及び第6図は従来
構成を示すそれぞれ第1図相当図及び第2図相当図であ
る。 図面中、11はミシン本体、25は糸切り刃、36はリンク機
構、37はクロスプレート(加工布支持面)、39はソレノ
イド(駆動部)を示す。
第1図は一部破断上面図、第2図は第1図中II−II線に
沿う縦断側面図、第3図は部分背面図、第4図はベッド
の要部の斜視図である。また、第5図及び第6図は従来
構成を示すそれぞれ第1図相当図及び第2図相当図であ
る。 図面中、11はミシン本体、25は糸切り刃、36はリンク機
構、37はクロスプレート(加工布支持面)、39はソレノ
イド(駆動部)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩越 弘恭 愛知県名古屋市瑞穂区堀田通9丁目35番 地 ブラザー工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−298393(JP,A) 特開 平3−210298(JP,A) 実開 平2−126578(JP,U) 実開 昭59−16562(JP,U) 特公 昭44−24941(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 65/00 - 65/06
Claims (1)
- 【請求項1】ミシン本体と、このミシン本体に移動可能
に設けられた糸切り刃と、前記ミシン本体の後部に設け
られ前記糸切り刃をリンク機構を介して駆動する駆動部
と、前記糸切り刃及び前記リンク機構を覆うように設け
られ布が上面を通過する加工布支持面とを備えたミシン
において、 前記駆動部を、前記ミシン本体の後部のうちの反糸切り
刃側の端部に配設し、そして、 前記リンク機構を、 前記ミシン本体内に回動可能に設けられ、一端部が前記
糸切り刃に係合されたレバーと、 前記ミシン本体内の後部に左右方向に沿うように配置さ
れると共に左右方向に移動可能に設けられ、一端部が前
記レバーの他端部に連結された糸切り駆動軸と、 この糸切り駆動軸における前記ミシン本体のアームの立
上り部の糸切り刃側の側面よりも反糸切り刃側の部位
と、前記駆動部の駆動軸との間を連結するように設けら
れた糸切り駆動腕とを備えるように構成し、更に、 前記レバーと、前記糸切り駆動軸における前記アームの
立上り部の糸切り刃側の側面よりも糸切り刃側の部分と
を前記加工布支持面によって覆うように構成したことを
特徴とするミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116481A JP3038791B2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2116481A JP3038791B2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412795A JPH0412795A (ja) | 1992-01-17 |
JP3038791B2 true JP3038791B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=14688179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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1990
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